ヴェルドラーテンパスト〈暴風竜ヴェルドラ〉 トリムルの名つけ親で親の天災級モンスター・ 戦時中の日本から召喚きれた異世界人。死去。 リムルーテンペスト(三上悟) 異世界人。人間からスライ転生した主人公。 ランガ嵐牙狼。リムルの影響に潜む ♪鬼人。武士。リムルの護衛役 リグルド・ゴブリン村の村長 レート大魔王が一柱。危険度は天災版。子供っぽい。 【大森林の管理者・樹妖精 東地区話「フルムンド王国にて厳編」 第四話ブルムンド王国にて(後編) また電話、コウキ・カグラザカ 美穂話「勇者のなり損ない ヴェルドラのスライム観察日記 魔物の生息する森に近いためか 街を警邏しているらしい人員もいるし ああいうのも自由組合がやってるのかな 仮面のお嬢ちゃん焼きたてのパンはいかが? いっこサービスしといたよ 第四話「ブルムンドエ国にて航編 夢で見た子供達に会うため? ああシズさんの心残りだし 何か意味ありげな夢だったからな うちのギルマスに紹介状書いてもらうといいかも イングラシアには自由組合の本部があるんだよ 自由組合総帥は確かシズさんの弟子だって話だ その名もユウキ:カグラザカ 子供らの他に二人の男女のイメージも見えた おそらくどちらかがユウキ・カグラザカだろう 子供達と同じく彼女が最期まで気にかけていた二人だ 彼らにも会っておきたい 彼らにも会っておきたい 正直女性の方に会うのは気が重い シズさんの記憶で見た限りでは随分冷たい目をしていた ...あれは他人を信用していない目だ 出来れば先に男の方に会いたいんだよね んじゃ午後はフューズんとこに案内してくれ イングラシアに行くなら自由組合で冒険者に登録しといた方がいいぜ ホラ冒険者って街の外での活動がほとんどでしょう? 自由組合と提携している国なら身元証明されるのよぅ ははぁ...つまり身分証か ブルムンドへはこの三人の連れって扱いで一緒に入れたけど イングラシアは大国だっていうし入国審査も厳しそうだ んじゃ一応取っとこうかな その仮面..英雄に憧れるのは分かるけど あなたにはまだ早いと思うわよ? ひょっとして俺、シズさんのコスプレだと思われてる? まぁまぁそう言うなって この人はこう見えて俺ら三人が束になっても敵わねぇんだから あの小っさい子がカバルさん達よりも強いってのか!? あっしらの客人に失礼な態度はやめてくれやすかねぇ どう見てもガキなのに.. し失礼しましたそれでは試験を許可します こちらにお名前と希望される部門をご記入ください ...意外といっては失礼だが アイツら結構信頼されてるんだな ちょっと交換窓口行ってくる ポンコツ三人衆みたいなイメージは改めないとな はい希少植物の買い取りですね ここれは幻妖花!?それもこんなに沢山... 欲しければ持っていって構わん こないだの魔物の素材もそうだけどどこで見つけてくんだろうなぁ そういえばアイツらうちに来る度なんか持って帰ってたな そらおめー熟練冒険者の勘ってやつだろ ...なるほどそうやって信頼を得てきたわけね 採取や探索部門にしておいた方がいいんじゃないかしら 採取や探索じゃ時間がかかる それはそうだけど... 討伐の実地試験なら隣の棟でできる 一番お手軽で一番危険な試験だ 受けるつもりならついて来い カバルどもの紹介ね...はッ どれほどのもんか知らんがな ...なんかお前ら嫌われてねぇ? この中で戦うのが試験か? そうだこれは外に被害を出さないためのもの 受験者であるお前はこの円から一歩でも出たら失格とする 魔物に見事打ち勝ってみせよ なんか知り合いが煽ってきた時の顔に似ててつい... え〜いくん様。恐らないんちゃんっっ カバルらを倒したというその腕最早疑ってはいない このまま順々にランクを上げていくのも面倒だろう。 お...おいおいジーギスさん、そりゃちっとやりすぎだ 外野は黙ってろ!決めるのは受験者本人だ! ふん...だがまぁ逃げるチャンスはやろう こいつの姿を見て勝てないと思ったら降参するがいい それではないでしょうがないのですが、そういえば、 ギド!ギルマス呼んで来い ちょっと喰べてその能力を奪いたいが 人前で暴食者を使ったら大騒ぎだ 告。召喚魔法「悪魔召喚」を習得:成功しました。 そんな簡単な魔法じゃないだろうに... これじゃジーギスは涙目だな 涙目っていうか白目じゃん! さ...さぁ決めろ戦うか否か 魔法の連続行使であんたはもう精神力が尽きかけてるだろ ふん...子供に見破られるとは情けないな... いいんさんにとっ不利な相手 告。精神生命体に物理攻撃は無効です。 ...魔法の効きもいまいちが 喰えば終わるがこの衆人環視でそれはまずい ...あるいはその両方か 魔法はイメージの具現化だ 刀に纏わせた妖気に付加するイメージは そういうことですから... 告。エクストラスキル「魔法闘気」を獲得 ...見事だおみそれしたよ インチキだと思い込んでいた まぁあいつらの日頃の行いのせいだな 今後あなたの身分は自由組合が保証する すげー!!アンタ格好いいな! さっきの何!?魔法剣?? 俺達とパーティ組まないか!? いやいやウチ来てくれよ ちょっと仮面とって顔見せてくれよ! 討伐部門の試験だとぉ...? リムル殿に何かあったらプルムンドが滅びてもおかしくないのだぞ? なぜこんな事態になっておるのだ...!! その後フューズを宥めるのがどの試験よりも大変だった ブルムンドに到着したら、すぐに俺のところまでお連れしろと言っておいたのに ままぁおかげで身分証も手に入りそうだし 初めから私に言ってくだされば いやぁ...試験会場に現れたフューズは怖かった レッサーデーモン以上の迫力だった まぁあのくらいじゃないと荒くれ者の冒険者達をまとめ上げるのなんて出来ないのかもな ...我々は貴方が邪悪ではないと知っています ですが他の者達はそうではないのです。 もしリムル殿の正体が多くの魔物達の主だと知れたら... ブルムンドとはまだ正式に国交を結んでいるわけじゃないし 悪かった俺も自重するよ ...実はリムル殿の到着を知り ブルムンド王が極秘会談を希望されています。 イングラシアへ急ぐと聞いておりますが... 予定外だがこれを逃す手はないだろう。 ドワルゴンに続いて二国目の承認が得られるかもしれないチャンスだ わかりましたでは三日後に場を設けるよう掛け合います お初にお目にかかります魔物の国の主殿 私はブルムンドの大臣の一人ベルヤード 初めましてリムルーテンペストです どうかお見知り置き願いたい 作法に疎いので失礼があったらご容赦を こいつは貴族ですが私の昔馴染みでもあります 構えず普段通りに接してやってください この場にシュナがいない心細さたるや 実務的な協議はこのベルヤード男爵と行い 王との会談は明後日その内容を元にして相互に確認する形となるらしい ジーギスから聞きましたよなんでもレッサーデーモンを剣で倒したとか 時間は有限です。さっそく始めましょう 魔国連邦とブルムンド王国の開国の条件は二つ 一つ両国間の相互安全保障 一つ両国間の相互通行許可 まず相互安全保障について 我が国の魔物への対策は自由組合との協力で成り立っています そこで...貴国での補給を認めて頂きたいのです 魔国連邦が活動拠点となれば、冒険者の活動範囲は大きく拡がる 当然彼らも代価は支払います。 脅威が減るというわけか 正直な話そちらのメリットは少ないかもしれません 「相互」である以上こちらも助けてもらえるわけだが: こちらが助けて欲しい状況というと、 互いの国家に危険が迫った場合可能な限り協力するという概要に照らしてみると 魔国連邦側が受けられる恩恵は 実はもう一つの案件はこちらにかなりの益が見込める 一つ断ってもう一方まで反改になっては台無しだ わかった簡易宿と武具を整備できる施設を用意しよう うん、特に大きなデメリットもないし、 信頼を買ったと思えば安いもんだ ではもう一つの件について話しましょう これによって魔国連邦に人間が来るようになり 更に魔物が人間の町に赴けるようになる 人と友好的に付き合いたいと考える俺にとってこれは大きな一歩だ 更に言えば税収も見込める 商人が魔国連邦に入る時の関税だ 少し揉めたがここはベルヤードが折れてくれた 期限を定める国が商人達の支払いを立て替えるものとしましょう 我が国にとって最重要なのは安全保障に関してです 貴方は先程折れてくださった お互いに利のある関係でいたいものですね こうしてベルヤード男爵との会談はとても有意義に終わった いよいよ会談本番の日だ 初めこそ緊張したものの ベルヤード男爵の奏上に 俺が王妃美人だなーとか思っている間に 今後とも宜しく頼みますぞ 東の帝国が攻めて来た場合にも協力のほどよろしくお願いいたしますぞ ブルムンドを脅かす存在は何も魔物だけとは限らない 危険への対処というのは例えばどこかの国家が攻めてきた場合も含まれる ブルムンド側が本当に警戒しているのは他国からの侵攻だったか...!! 関税の利益など防衛費からすれば微々たるもの まぁそう気を落とさずに 条約は既に結ばれております 今後とも良い関係でいましょう やはり人間は油断できない けどまぁ不思議と腹は立たなかった ベルヤードの手腕は見事なものだったし騙された俺の浅はかさが原因だ ちょろかったろうな... 交渉はヤツの得意分野ですから 帝国が動くならばその時に考えよう ...それはそれとして こちらに大きなメリットのある話をしよう 旦那様リムル様とフュース様がおいでです すみません男爵お邪魔してます... ひとつお願いがあって来たんだ 実演販売に協力してもらおうと思ってな 彼に何を飲ませたんです? からかっているのですか? 完全回復薬はドワーフ王国ですら... あ...あああぁ... バカな!!部位再生級の回復薬などと 神聖魔法に匹敵するぞ!! おい足よく見せろジーギス!! どこでこんなものすごい薬を...? どこってウチの特産品だよ といってもまだそんなに出回ってないんだ だからここでも販路を開拓したくてさ 特産品!?これが量産されているというのか!? 欲しがる人は多い...いや政治や戦争の概念をも覆しかねんぞ.. 軽い意趣返しのつもりが思ったより深刻な空気になってしまった まぁジーギスさんには感謝してもらえたし、 上位回復薬を定期的に卸すことも決まって フルボーションをしかにうすめたのがこちら ブルムンド王国でやるべきことはひとまず ありがとうリムル殿まさか冒険者に戻れる日が来るとは思わなかった 三つ稲森みは大賢者がやってくれました 配見そうな形を刑士に頼むよ ジュラの大森林周辺に点在する人間の国家で形成された評議会である 当初対魔物の互助組織として立ち上げられた評議会の役目は今やそれだけに留まらず 国家間の調定をも担う絶大な権力を有する組織となっていた 要するに西側諸国を仕切ってるお偉いさん方の集まりですよ 前世でいう国際連合みたいなもんか 評議会の裁定にはギルドも従わなきゃならないんで あっしらにとっても無関係な存在じゃないんです でそのなんちゃら評議会の中心になってる国がイングラシアなのか そうですあそこは都会ですからね さすがの旦那もビックリすると思いますよ それでも、それでも、そういうことで、そういうことで、そういえば、そういうことで、それでも、そういうことで、... ねぇねぇ見えてきたわよぅ あれがイングラシア王国か あのスライム今ブルムンドにおるんかい!? 正確には昨日までブルムンドにいたらしい 今日あたりこっちに来るかもね よりによって西方聖教会の活動圏内に入るとは... 自殺願望でもあるんかいあのぷにぷには ...まぁええわけわからんスライムは置いといて 西方聖教会にはワイも用がある ヴェルドラがおらへんようになってから奴ら調子づいとるようやし この機に潜入でもしてみよ思っとるんや 「正義の味方」なんてウソくさい大義を掲げる宗教団体の正体を暴くのなんて おかしな行動をとるスライムが うっかり狩られでもしたらちょっとガッカリだな まそれはそれで面白いんだけど こんな小さなお嬢さんが!? あしられい失礼しました! いいからさっさと確認してくれ 可愛い声なのにオッサン口調とは... シズさん似の顔は隠してるのに少女扱いされる理由はそれが 今更声を弄るのも面倒だし 今後は声変わり前の少年という設定でいこう なにあれショーウインドウ!? ロードオブザリングみたい!! 久しぶりに感じる都会の空気に 久しぶりに感じる都会の空気に 年甲斐もなくはしゃいでしまった 年甲斐もなく、はしゃいでしまった 帰ったら摩天楼の建設を本気で検討してみよう 警備がしっかりしてそうだし そういえばブルムンドでもギルドの組合員が警邏してたけど ここの警備兵は衣装が統一されてるな ああ彼らは西方聖教会所属の兵士ですね 唯一神ルミナスをあがめるルミナス教の組織なのよぅ 宗教かまぁ俺には関係ないかな そうだ旦那は教会には気をつけた方がいいぜ 西方聖教会は魔物の殲滅を教義としてるから 旦那の正体が知れたら聖騎士団の討伐対象になっちまう おお...それは恐いな 旦那ならそうそうやられたりはしないと思いやすが 彼らは対魔物のエキスパートなんでやす 関わらないに越したことないな なんてったっけ聖騎士団の団長 そうそうヒナタ・サカグチ!! ヒナタ・サカグチ... ヒナタ・サカグチ... 坂口...それか阪口? 坂口...それか阪口? お部屋はいくつご用意いたしましょう 自由組合総帥のユウキ・カグラザカは若い風貌の男だという では間違いなくあちらが「ヒナタ」だ まったく関係ない人物ということもあり得るが、 シズさんを取り込んだ影響かもしれない それにしても対魔物のエキスパート集団の団長か... 考えていた以上にやっかいそうだ っていうかなんで俺エレンと同じ部屋なんだろう... うおおお...これまた立派な建物だな 入り口なんてガラス貼りだし ようこそ本日はどのようなご用向きですか? あああ自由組合総帥に会いたい こちらにて少々お待ち下さい 今の俺は「夜の店」でのゴブタと大差ないな 大変お待たせ致しました リムル様のみお通しするようにと言い付かりました ここからは専属の秘書である私がご案内します えっグラマスがお会いになる!? なかなか会ってはもらえないのに.. だからリムルの旦那は特別なんだって 恥ずかしいからやめて欲しい 自由組合総帥はすぐに参ります こちらの部屋でお待ち下さい 素っ気無い人だな... 彼が敵となれば魔国連邦が人間に認められるのは厳しいだろう 下手な駆け引きをするよりは真実を話して信頼を得たいところだ 僕が自由組合総帥の神楽坂優樹です 僕のことは気軽にユウキと 初めまして魔国連邦の盟主リムルーテンペストという 俺のこともリムルと呼んでくれ いや驚きましたよフェーズに聞いてはいましたが スライムだとは思わなかったって? その若さでここの総帥なんだろ? 実際には二十代後半です 僕は異世界からの転移者なのですが、 この世界に来た時スキルを獲得できなかったんです しっ異世界から渡ってくる者はその際強く望んだ能力を得る それが「スキル」だったり「耐性、だったりするの その代わりなのか身体能力は異常に発達しまして 肉体の成長もそこで止まってしまったようなんです そのせいにするのもなんですが なかなか大人の男としては見てもらえず 未だに女性と付き合ったこともなくて そんなケースもあるのか いやーそうかね?残念だったね、それは なーにその内いいことあるさ! なんでそんなに嬉しそうなんです? いやなにただのスライムスマイルさ! そういえばリムルさん一体どうやってここに入ったんです? この建物の入り口には結界があるので魔物は入れないはずなんですが... ああ自動ドアの前のあのセンサーか その仮面はシズ先生の...っ これで妖気を抑えることができる その仮面の持ち主の遺志と姿を継いだ 俺は喰った相手に擬態できるんだよ ...落ち着けよ自由組合総帥 事情も聞かず殺そうとするなんて 立場的にもマズイんじゃねえの? ...やはり只者ではありませんね たかがスライムがシズ先生を殺したという事実を認めざるを得ない それは事実だが彼女の最期の願いに応えた結果だ 先生を敬愛するなら形見は大切にしろ 今の蹴りで壊れるとこだったぞ ...詳しく聞かせてもらいますよ もちろんだ出会いから話そう ユウキはまだ俺を信じられない様子だったか 話を聞く姿勢にはなってくれた スライムの言うことなんて信じられないかもしれないけどな ...いえ先生らしい決断だと思いました シズさんの最期の件は噛み締めるように聞き入っていた 俺は「悪いスライムじゃないよ!」 ああ俺も元ネタを知ってるよ 某国民的ゲームあれだょな でも戦時中にこっちにきたシズさんは違う。 同郷だった子から聞いたと言っていた ...ええ僕が話しました 先生はあちらの様子を知りたがっていましたから... 俺も終戦後のイメージを見せたら、喜んでくれたよ ...ということはやはりリムルさんも? いいだろうでは君の望むものを見せてやる 『はがぬの錬金術師』の最終巻!? 発売日前にこっちの世界に来てしまい、どれ程悔しかったことが...!? 棚の様子から彼の趣味は把握した あとは時期的に彼が読めてなさそうなものを俺の記憶から再現させる あいにく紙がないんで布に転写するしかできないが... まさに大賢者の無駄遣い ありったけの紙を持ってきてくれ ...そういうことで、...そういえば、 もう二度と続きは読めないとあきらめていたのに: ありがとうございます。師匠!! 先程までの無礼の数々どうかご容赦ください!! たかがスライムから師匠かマンガってすごいな そういえばまだ用件を伺っていませんでした いらしたのは何か理由があるんですよね もちろん協力させてもらいますよ! よしこれでシスさんの心残りも訊きやすく... やはり帰還方法を探しているとか? あちらの世界への帰還か.. だが三上悟は既に死んでいるのだし 今更俺の居場所はないだろう この姿じゃ信じてもらえないだろうし 確かに考えたことはある 今となってはあいつらを置いて行く方があり得ない でも可能なのかは気になるところだ 可能性がないとは思っていません 喚ぶことが出来るのなら、還すことが出来たっていい あまり気分のいい話ではないので... それよりリムルさんの用件は? なんかはぐらかされたな シズさんの遺志を継いだって もし知ってたら教えてくれ イングラシアにいる彼女の心残りだ シズさんに替わってあの子供達を助けるために そういえば、それでも、 ですがそれは簡単ではありません わかってるよ彼女が成し得なかったことをするんだ ...それがシズ先生の遺志だというのなら、 あの子達のことを話す前に.. さっきの話をちゃんと伝えないといけません 僕も貴方に託してみます まさかここまで長く話し込むとは思わなかった 悪いなずっと待たせちまって グラマスと目的の話は出来たのぅ? 気にしないで下さいよ! それでお前らに言っとかなきゃならないんだけど.. なんでも言ってくれっす!! 突然だがここまでの案内ありがとな 違う違うそうじゃねーよ! 子供達を助けるためにもシズさんの代役を務めることになってな シズさんの代役って...何でやすか? 何かあったら連絡してくださいよ 寂しかったら呼んでよねぇ 馬車と新しい装備ありがとうー!! これからしばらくイングラシアで一人暮らしだ 住む場所はユウキが手配してくれた 人前ではスキルを使ったり擬態を解いたり出来ないから ここが唯一気を抜ける場だ ユウキが理事を務める学校だが 名誉職のようなものです 俺はその寮の一室に部屋を借りている 自由学園の教師?俺が? はいシズ先生の遺志を継ぐのなら 「先生」という立場が最も適しています。 シズ先生が辞任して以来後任のいないクラスがあります。 良ければリムルさんにそこの担任を... 後任がいないってのはどういうことだ? 学校として無責任すぎるだろ 比べられちゃ敵わんってことか? ですが英雄シズエ・イザワの後任というのは荷が重く... 引き受ける者がいない理由は それだけではないんです これからする話はあまり気分のいいものではありません だからこそあの子達の担任には知っておいてもらわなければならないのです リムルさんはこの世界の人間と魔物の力関係についてどういう認識ですか? ...まぁ魔物の方が強いんじゃないか? 人間からすれば強靭な肉体を持ち数多のスキルを使う魔物は無視のできない脅威です その気になったら人間の国の一つや二つ一人で滅ぼせそうだし 人々は常に希望となる勇者の存在を求めています 厳しい訓練の末手に入れることもありますが しかし人間は生来スキルを持ちません 強大な魔物に対抗できるほどの能力を得る者はそう簡単には現れません :だから人々は選択したのです 万の犠牲を出してもたった一人の英雄を生み出すことを 厳しい訓練をせずとも人間がスキルを持つ可能性が一つだけあります リムルさんにも覚えがあるのではないですか? ユニークスキル「捕食者」を獲得 エクストラスキル「賢者」を獲得 異世界からこっちへ来る時、か そうです僕のような例外もありますが、 異世界人は大抵なんらかのスキルを身につけている 世界を渡る際に肉体が一度滅び 再構成される時に大量の魔素を取り込むのですが ははぁ:そういう仕組みなのか 俺の体はあっちに置いてきちゃったけど そのエネルギーが本人の望みに沿った形で定着するのがスキルや耐性なのだとか ですが偶発的にやってくる異世界人を待っているだけでは 大配費者も夢じゃないだ 人々の不安が解消されるまでには至りません つまり強制的にこっちに喚ぶ手段があるってことが 国がらみの誘拐じゃねぇか だから各国は極秘裏に召喚の儀式を行っているのです 標的になった方はだまったもんじゃないな ある日突然見知らぬ世界に喚び出された上 魔物と戦わされるってことだろ? はい...兵器として期待される彼らは逃げ出さないよう魔法で行動の制限を受けます。 殆どが護衛として王族や貴族に仕えているでしょう なるほどな確かに胸糞の悪い話だ このシュークリームうんっっっま!! 例のしゅう資料を... なんとしてもこの味をシュナに伝えねば... アリ...アリスロン...ド? まだこの世界の文字はスラスラ読めないんだよね 告。特記事項に重要と思われる記述があります。 『全員推定余命一、二年』 おいユウキ!!どういうことだ 召喚の儀式には膨大な手間と費用がかかります。 そこで簡素化された召喚術式が編み出されたのですが.. その方式では失敗が多く 戦う力を獲得していない子供たちが喚ぱれてしまうのです そして本来「スキルへと還元される大量のエネルギーは行き場をなくし やがてその身を焼き尽くす 不完全召喚された子供達はその殆どが五年以内に死んでしまう。 シズ先生の後任がいない理由がお分かりでしょう 皆責任を持てないのです 理不尽に喚び出され死を目前に控えた 勇者のなり損ないなのですから ...ま図書館の本に解決法が載ってたらとっくに助けてるよな 告。魔法書の網羅が完了しました。 これにより無詠唱での魔法の行使が可能となりました。 調べ物しに来たのについでに大量の魔法書を解析する大賢者さん、さすがです あの子すごい勢いで本を取っては棚に戻してを繰り返してたけど... あれで内容把握できてるのかねぇ そういうことで、そういうことで、 そういえば、そういえば、 そういうことで、そういうことで、 いや理事長の紹介ですので信用したいのは山々ですが あの子達の面倒は難しいですよ? まして君も子供じゃないですか.. 見た目より年は行っているので ああっまたこんなイタズラを!! かわいらしいじゃないですか 案内ありがとうございます ははぁではワシはここで... さてどうしようかなコレ ウケを狙うのもアリだが ここはギリギリでかわす作戦でいくか ちーっす今日から君達の担任にー それ必殺技だろ?ついに完成したか! 学級崩壊してんじゃん!! おいおい余命わずかなんじゃ 剥き出しじゃねぇか!! 詰めが甘いわね避けられてるじゃないの! なんてこったまさか初日にいきなり奥の手を使うことになるとはな えー...先生の名前はリムルーテンペストだ 皆の顔と名前も覚えたいので呼ばれたら返事をするように 呼ばれたら返事しなさい お...おーぼーだ... ん?先生の奥の手がどうかしたかね? こんなのおーぼーだ!! ちょっと強い犬を従えてるからって卑怯だぞ!! 着任初日の先生に斬りつけるのは横暴とは言わないのか? シズ先生なら簡単にかわせるし... よし予定変更今からテストをする 全員いっぺんに来てもいいぞ 信頼を得るのが難しそうだしな シズさんに劣らないとこ見せないと ご自分がシズ先生に並ぶと? ずいぶん大口をたたくんですね 大怪我しても恨まないでくださいよ!! なんですかそれ汚い!! 肉体強化はなかなかだが 意識がないのはマイナスだな ...シズさんに憧れるのは分かるけど 扱い慣れないなら炎に拘るのはやめておけ 流れる水流よ我が敵を捕らえよ 水の檻ね...見事なもんだ 「魔力操作」がなかったらあぶなかったかもな 今後ともしっかり勉強するように こうなったら私のお人形で... もーっあんたがパカスカ火ばっかり使うからぁ!! 二人共それどころじゃないだろ!! まったく...世話の焼ける その人形でどう戦うんだ? ...先生その仮面シズ先生の? ああこの仮面と一緒にお前達のことも託されたと思っている 私リムル先生は信じていいと思う だってシズ先生の後に来た先生達はみんな玩具とかくれたけど... ボクらと話そうとはしなかった リョウタの言う通りこの人は今までの先生とはタイプが違う。 冷静なゲイルまでそう言うなら信じてあげる それにシズ先生の知り合いなら... テストはここまでにしてあげる! テスト受けてたのはそっちだけど どうだケンヤお前も信じてくれるか? ...シズ先生だって俺たちを見捨てて行っちゃったじゃないか 今さら新しい先生が来たからなんだっていうんだよ 俺たちもうすぐ死んじゃうんだぞ!! ...二つ間違いを正してやろう まず一つシズさんは決してお前達を見捨てたわけじゃない 彼女の最後の旅はお前達のためのものだったんだよ 俺もこの子供達を前にしてやっと彼女の旅の目的がわかった シズさん自身召喚された子供だったはずだ それなのに寿命を全うできたのは 身内にあふれるエネルギーを安定させた人物がいたからだ 彼女は聞き出すつもりだったんだ レオン・クロムウェルに... 相手にどんな意図があったにせよ、自分の命を救ったその方法を 「お前達がもうすぐ死ぬ」ってとこだ 安心しろシズさんのやり残したことは俺が継いだ だからお前達は俺を信じていい子になれよ? ヴェルドラのスライム観察目記 ちゃ、ちゃんと働いておりますぞ? リムル観察を行う事にした ヴェルドラのスライム観察日記 ◆ブルムンド王国にて、「前編」へ いやあ、快調快調。快調である!仕事の出来る我、凄い!恰好良い!!そんな声が聞こえてきそうな今日この頃、我は楽し リムルの激オコのタイミンシングを見極めた今、我とイフリートは恐れるものがなくなった。こうして適度にサボりつつ、面白おかしく過ごしておるのだよ。 ふぅ、怖かった。しかし、また勝つてしまったな。連戦連勝で、向かうとこころ敵なしというものよ。気分も良くなったところで、我は日課になっている 今日のリムルは、街にいた森を抜けて、人間の国であるブルムンド王国に到着したようだ。リムルの目的だが、やはり我が賑んだ通り商売だけ ではなかった。リムルの姿の元となったシズという女性の遺志を継ぐ事。シズが心残りにしておった子供達がいるらしく、その者達を発見して保護しようと考えておるようだな。その為に、西側諸国の中心ともいえる大国、イングラシア王国を目指しておる訳だ。「うちのギルマスに紹介状書いてもらうといいかも」と、エレンが教えておる。何でも、自由組合で一番偉い自由組合総師とやらがシズの弟子だったらしいこのだ。シズの知り合いだった。フューズは、そのユウキ・カグラザカという名の総印とやらに顔が利くという訳だな。ここでもコネ、か「便利なものだな、コネというのは。それで、イフリートよ。シズに同化しておったお主なら、弟子達や子供達の事も詳しく知っているのではないか?」ふと思いつき、我はイフリートに問いかけてみた。するとイフリートは、思案顔で悩み始めおった「それがですね、私は今ほど自我が確立しておりませ 実に残念と諦めようとしたのだが、イフリートには覚えている記憶があったようだぞ。シズの弟子二人それは果たしてどのような人物なのであろうな早速だが、イフリートこの口から聞くとしよう!!「覚えているのは、修行風景ですね。弟子といいましたが、実力では私と同化にしたシズよりも上でした」「二人ともか?」「いいえ、男性と女性がいたのですが、女性の方です。男性の方、ユウキ・カグラザカは、正直言って脅威に感じませんでした。身体能力の強化が凄まじく、シズと互角に斬り結ぶほどでしたが、物理特化でしたので魔法的サポートを受けるか魔法の武具を用いなければ炎と化した私は優付きませんから」なるほど。シズはイフリートと「同「化」出来たらしいから んでした。自動的と言いますすが、現世に興味がなかったたもので...。宿主であった井沢静江に共感して情報を仕入れる事もあったのですが、ほとんどの場合、夢見心地で過ごしておりましたものでーふむ、つまりは詳しくないのだな。ーただ、弟子二人については、多少は記憶してお えるほどしか真の力を発揮する事がありませんでした。ですがあの女は、そんな私達が到達しうる最大限の戦闘能力を、ひと月足らずで手にしてしまったのですそれも、何の制約もなく自由自在に扱える力として 「はい。シズと私は反発し合っていたので、本当に数 通常攻撃ではダメージを受けるけぬな。それならば確かに物理攻撃が主体らしいユウキとやらは脅威にならぬであろうさ。「ただし、頭の回転が恐ろしいほどに早く、組織の運営手腕などは誰よりも優れていたと思われます」イフリートにとっては興味のない分野だったからかその記憶は曖昧なものだった。しかしそれでも、その者がただならぬ速度で出世したのは間違いあるまい、ユウキとやらは武力よりも、政治力に長けておるのであろうな。「それでは、女性の方はどうだったのだ?」シズと『同一化』したイフリートよりも実力が上となると、それはもう人間の限界などとっくに超えておえ。それこそ、魔王にさえも届きうる可能性を秘めていそうだぞ。「あれは、正真正銘の化け物かと」「そこまでか?」 人間というのは臆病な生き物なので、見知らぬ者を非常に警戒する。その為、違う国へと入る際には入国審査を受けねばならぬのだ。我のような偉大なる存在や、空を飛べる魔物達には関係のない話だが、人に化けているリムルにとってはかなり面倒な話であると言うえよう。そこで正体がバレでもしたら、それこそ大騒ぎになる事間違いなし。ギルドで身分を保証してくれするなら、これを断る手はないというものだった。何せ、西側諸国の大半は自由組合が支部を出しておるからな。冒険者になれば、国家間の移動もスムーズ...いうのが正式な身分だ に、冒険者とやらに登録する事にしたようだぞ自由組合に登録していると、身分証明が行えるらしいのだ。これは話を聞くに、かなり便利な代物らしい リムル達はフューズに紹介状を書いてもらうついで 今会うのは気が重いと感じておるようだ。精々気を付けて欲しいものだと、我もその時思ったのだった リムルも本能的に危険を察知したのが、女性の方と 想像していた以上に大したものだ。我には及ばぬであろうが、今のリムルよりも強い可能性が高そうだぞ。 我とイフリートは見つめ合い、力強く頷き合う。我、解放されたら冒険者になるんだ!!ーと、強く決意した瞬間であった。という訳で、我も詳しく説明を聞く事にする。冒険者というのは呼称であり、自由組合の組合員と 素材を持ち帰っている様子でした。あれらも多分ー「金になる、と」 リムルよりも、カバル達三人組の方が面白そうな事をしておったのだ。「あれは、ゲルド殿が譲った植物ですね。希少植物の買い取りと聞こえましたが、売れるみたいですね」「うむ、お前も気付いたかイフリートよ。我等の懸案事項であった資金稼ぎだが、このような所にヒントがあったようだな」「はい。あの者達は以前から、廃棄されていた魔物の 「こ、これは幻妖花!?それも、こんなに沢山...!! に行えるようになるであろうです。リムルもそう考えたようで、冒険者になると決めた様子。フューズに会いに行くよりも先に、冒険者になる試験を受ける事にしたようだそれはそれとして。我には、別の会話の方が気になった。 組合員には色々あるが、街の外に出て活動する採取・探索・討伐の三部門に所属する者達を、〝冒険者〟と呼称しておる訳だな。この三部門は危険が伴うが故に、実力を見る為に試瞼があるのだと。リムルが選択したのは、材討伐〟だった。一番危険な部門であるらしいのだが、試験がこの場で受けられてお手軽だったのだ。我もいつか、討伐部門で試験を受けて、冒険者になるとしようぞ。つもつとも、もっと楽しくて稼げる仕事があるならばそちらに手を貸してやらん事もないのだがな!!「御意。全ては、リムル様の御考え次第ですねそういう事だな。具体的に言えば、お小遣いだ我やイフリートが楽しく遊んで暮らせるのなら、わさわざ働く必要もない、という訳よ「まあ、今後は色々と金が必要になるであろう。冒険者になるという案に気付けたのは僥倖であったな」「収入を得る手段は多くい方が良いですからね」「リムル達の町では、未だに金が流通しておらぬ、物々交換の方が主流である故、働いても賃金が得られぬかうらな。それに、下手な真似をすると直ぐにバレて怒ら さてさて、問題となるのは試験の内容だ。 我はそう願いつつ、リムルの試験を応援するとしよ してくれるであろうさ頼むぞ、リムル我等の明るい未来の為にも、色々と頑張って欲しい お小遣いをくれねばグレてやるーそう脅せば、リムルとて少しは考えるであそろう。それで駄目なら、家出して冒険者になるまでだ。我とイフリートの「人旅。それもまた、悪くないやも知れぬなその為にはイフリートにも肉体を与えた上で、復活してもらわねばならぬのだが、それはリムルが何とか 「ありがとうございます。楽しみにしております」うむうむ。 れそうな気がするぞ。その点、冒険者ならば何の問題もないであろうからな」「賢明なご判断かと。今思えば、シズも冒険者としてそれなりに稼いでおりましたからね」「我が収入を得たら、貴様にも少しばかり回してやるう。期待せよ」 大した事のない相手よな。 も、この『結界』かちは出られぬようだな。 攻撃が無効であるはずの精神生命体を、一刀のもとに問断してみせたのだから「アレは...魔法剣ですか?」 注目すべきは、リムルが使うった剣技であろう。物理 召喚されたのは、下位悪魔リムルに不利な相手だとカバル達が騒いでおったが 試験官であるジーギスは召喚術師だったようで、魔物を召喚してみせた。そのつを倒せば、試験は合格となるようだ。魔法陣の上に立つリムルこの魔法陣だが、特殊な万場が発生して「結界」を形成しておるな。この『結界』の外には、魔法の効果が及ばぬようになっておる。勿論、召喚された魔物達 いやいやぃや、お気遣いや、ね気遣いは無用であるぞ! うむ、その意気や良し! 了。それではこれより、強化プログラムを発動します。 「うむ。我が〝ヴェルドラ流闘殺法〟にも取り込めよう。ついて来るか、イフリートよ?」「勿論です!」 そうだな、その通りだ。これは我も負けておれぬというものだぞ。 おお、イフリートがやる気になっておる。 何でもアリだな、リムルは無詠唱で魔法を行使したとかいうレベルではなく、概念だけで自己流魔法を生み出したようなものだ「負けてられませんね」 〈是。正解です。エクストラスキル『魔法闘気』というう、魔法と技術を融合させた能力です 「うむ。器用な真似をするものよ。自らの関気で魔素を操り、魔法の力を上乗せしおった」 そうして、地獄が始まったのだ... 遠慮は無用、開始します ーッっぎゃわ!バ、バレたァー えたのである。「お目覚めですか、ヴェルドラ様?」「う、うむ。久しぶりに、心底恐怖を感じたわ」「そうでしょうとも。それで、首尾は?」「上々よ」そう答え、我はニヤリと笑う。 朦朧とする意識の中で、我は薄っすらと目を開けたすると、死んだような目をしておるイフリートが見 【案。限界手前、否、限界を超えた負荷を与える事でより大きく強化される事でしょう 今、個体名・ヴェルドラとイフリートの余力を測定:::確認しました» 死んだような目のまま、イフリートが答える。その姿をよく見ると、人型を保つのがやっとというほどに、そこかしここが薄れておった。 それは良かった。こういうう場合に備えて、策を練った甲斐がありましたね」うむ、と我は頷く。実は、サボっているのがリムルにバレる、という事態は想定内であった。そうなった時に慌てたのでは遅い。我ほどの知者ともなると、ちゃんと事前に対策を考えておったのだよリムルにバレてもいいように、ユニークスキル『究明者』のリソースを分割しておいたのだ。今の我は、分割しておいたパーテーションの方に自我を移しておるのだよ!どうだ?我の知恵に恐れおののいたかな?心の底から喜びが込み上げて来るぞ。もっと褒め称えて欲しいものだが、残念ながら、このこにいるのはイフリートのみだ。今回は、策の成功に満足するに留めようぞ。「して、我はどのくらい意識を失っておったのだ?」「二晩ほど経過しております」「き、貴様はその、大丈夫だったのか?」 ようがないのだ。今後は少しずつ、増加とした力をちょろまかすしかあるまいて...。頑張れ、イフリート!我も応援しておるぞ。という事で、今の状況を把握するとしよう。「それで、あれかうらどうなったのだ?」肉体が疲労していようとも、冷静な意識を保て。そのう厳命されましたので、お今と外の様子に目を向けていましたよ」そう、イフリートが悲しそうに語ってくれたあれから、リムル達もフユーズに怒られていたらし八つ当たりで我等への待遇が厳しくなった可能性 酷い目に合ったのは我も同じだが、意識を失えただけ、我の方が幸せであったとも受け取れよう。そう考ええると、イフリートに少しだけ同情してしまったわ我と違って、イフリートには力を隠す余裕がない。全ての情報をリムルに読まれておるだけに、誤魔化し なんて話をしていると、リムル達の方でも打ち合わせが始まった。相手は、この国の大臣の「人であるベルヤードフューズの幼馴染なのだそうだ。「作法に疎いので、失礼があったらご容赦を」などと言って、リムルも丁寧に応対しておるぞ力関係だけを見れば、リムル様の敵ではないでしょ 「昨日、フューズに紹介状そ依頼した際に、この国の王と会う約束を取り付けておりまして。明後日が会議目の予定なのですが、その前に、この国の大臣と打ち合わせするとの事です」「なるほど、人間達は形式を重んずるらしいからな王と会うには、事前準備が必要という事だな」「そうなのですね、勉強になります」 もあるのだそうだ酷いヤツだと我は思った。ともかく、隠し持っていた演算能力をフル活用してこの状況を打破せねばなるまい。そう決意しつつ、我ほりムルの様子へと目を向けた。そこでは、リムルが着飾っておった。誰か偉そうな人物と会うらしく、緊張した様子である。「どういう状況だ?」 ブアップしておるであろうな。 魔国連邦とブルムンド王国、両国が開国するには クッソ長くて退屈な話!し合いが、夜まで続いたぞ我は賢いから内容を理解出来たものの、普通ならぎ クハハハ!ハ!我、とっても良い気分この流れなら、リムルの交渉もきっと上手く行くであろうて。そんな根拠のない予感を胸に抱きつつ、我はリムル達の会話に耳を傾けた 「その通りよ。人間共も同じ事。交渉とは力だけでは成り立たぬ、成果を求めるならば、互いの信頼関係が大事なのだよ」ドヤッ!と、我はイフリートの様子を窺う。するとイフリートは、感服したという様子で我を見つめて たのだ」「す、すみません」「例えば、ミリムだ。ミリムが力だけでゴリ押ししてリムルを従わせる事が出来たと思うか?」「無理、ですね。リムル様は恐ろしい御方。従うフリそして、必ずや仕返ししていたでしょう」 愚かだな、イフリート。貴様は今まで何を見ておっ 「人間とは狡猾で、用心深い生き物です。それなのにそんな簡単にリムル様を信用したのでしょうか?」「信用などしておらぬさ。ただがな、ブルムンド王国側は信用する他ないのだよ」リムルがどう考えておるのかはわからぬが、今の魔国連邦の国力ならば、ブラルムンド王国など容易く滅ぼせる。ブルムンド王国側からすれば、そんな相手は警戒するだけ無駄というものなのだ。 一つ、両国間の相互安全保障一つ、両国間の相互通行許可 二つの条件を満たす必要があるようだ。 攻めようすね」「そうな 税収アップというのは、とても魅惑的な言葉であるこれを勝ち得たとは、流石はリムルと言うしかあるまで 和気あいあいとした挨拶を交わした後、ブルムンドの国王がリムルに囁いた言葉だ。これこそが、ブルムンド主国側の真の狙い。魔物だけではなく、他国が侵略して来た際にもリムル達を盗き込む算段であったのだいい笑顔で頷くベルヤード男爵を見て、リムルが頭を抱えておる。しかし、我の目は誤魔化せぬ。笑いをこらえておるようにしか見えぬわ!!本当に役者だな、リムルは 「東の帝国が攻めて来た場合にも、協力のほどよろしくお願いいたしますぞ」 そして、二日後。リムルは礼服に着替えて、ブルムンド国王との会議に臨んだ。事前に打ち合わせておるだけに、今回の会談は儀礼的な意味合いの方が大きい。何も問題なく、話し合いが進んでおるぞ。互いに調印し、正式に条約が締結される運びとなっ 交渉はまずまずの成功、と言っても良かろうて 将棋では我と互角に戦えるようになっているが、ここうした戦略面では、まだまだ知識が足りぬと見える まだまだ未熟なイフリートに、我はしたり顔でそう されてしまったようにしか見えませんでしたが、 「どうしてですか?私には、「リムル様が上手く利用 騙されたフリなぞしておるが、その程度の浅知恵など最初から想定済みであろうに と、我は高らかに笑ったのだった。 様にも、私など遠く及びません」「そうか、そうだな!」その通りだとも。クアーーーハッハッヘッ!!」 つまりリムルは、ベルヤード達の不安を煽る事で本来は条件になり得ぬ事で息を着せたのだよ。見事な策士ぶりに、我も驚嘆を禁じ得ぬぞ。「流石はリムル様。そして、それを見抜くヴェルドラ 「うむ。ブルムンド王国この条約など関係なく、リムル達が矢面に立つ事になるであろうな」 敵がいたとしても、最初のに遭遇するのはブルムンドキ国ではなくー いい。それを踏まえて、警戒せねばならぬのはどの方面だと思う?」「それは、ジュラの大森林方面ですか?」「その通り。そうなると、その方面から侵攻してくる のが大事なのだ。ブルムンド王国が隣接する国はいくつかあるが、そのほとんどは協定関係にあると言って 勿論、値段など時価でしかつけようもなく、本当に必要としている者ならば、金を惜しまずに手に入れたいと願うであろう。そんななものをポンと与えたのだが、さら、ジーギスの感激ぶりは言うまでもなかろうて。そして、ベルヤードも冷静静さを失い、コロッとリム を収めたリムル達の試験官を担当したジーギスに“完全回復薬〟を与えて、その失われていた右足を蘇生きせてみせたのだ「そんなバカな!!」「部位再生級!?」と言って、ジーギスやべルヤードが驚いておったわ そしてその後、リムルはちやっかりと南談でも成功 「いえ、ブルムンド王国が警戒している国家ですよ。あの冒険者達が説明していましたが、ブルムンド王国を囲む国々は、ほとんどが西方諸国評議会とやらに加 久々に集中して仕事をしていた我に、イフリートがそう語りかけてきた。結構頑張ったし、そろそろ休憩タイムだな。そう思った我は、寛ぐ姿勢になって答える。「む、何がだ?」 リムル達はブルムシド王国を出発した。目指すは、西側諸国の中心となる大国ーイングラシア王国だ。「しかし、ヴェルドラ様の睨んだ通りでしたね」 「全てがリムル様の計算通り、という訳ですね」「うむ。ブルムンド王国側ほ自分達も利益を得たと思うい込んでいるであろうが、リムルからすれば、タダ同然であると言えよう。完璧な交渉であったな。そして、これでー我とイフリートは喜色を浮かべて頷き合う。今回の交渉は大成功だった訳で、我のお小遣いがどれほど貰えるのか、とても楽しみになったのだった ルの言うがままに商談が成立したという訳だ。 盟しているそうです」冒険者というのは、カバル達の事だな そうなる前に、我は仕事を再開した。と言っても、今度は全力ではないがな。無限年獄の解析を行いつつ、確保しておいた演算領域でリムルの動向を窺っておるのだ。そんな我を、イフリートが羨ましそうに見ておるぞタックック。そんな目で見られても、手伝ってはやれぬなあイフリートよ、悔しかったら強くなれ。そう思いつ我はリムルへと意識を向けた。ランガが牽くリムル特製この車体は、荒い路面の振動すらも緩和してのける優れた性能だ。普通の馬車では有り得ぬ速度で、イングラシア王国を目指していた ここらへん、我の持っている情報にも限界があったりする、時代ごとに名称が違ったりするので、こうした知識を得るのは愉しいものなのだ。おっと、いかんぃかん。油断しておると、またもりムルに罰せられてしまい、 ばれている協定関係の正式名称の如きものなのであろう そして、西方諸国評議会というのが、西側諸国で結 それはともかく、大門を潜り抜けて街に入った訳だ。がーそこは紛れもなく大都会であった。リムルが驚いておるが、我も度肝を抜かれた以前にこの地に赴いたのは、三百年以上も前の事 それを見て我も、冒険者になりたいとの意思を強く持ち直したのだ。 我としても、意識を分割りも続けるのはキツイものがある。そこで、サボったり真面目に仕事をしたりを繰りり返しつつ、リムルを観察しようと思っておる。「器用ですよね、ヴェルドラ様って」「馬鹿者!」貴様は羨ましそうにしておるが、これはかなり大変なのだぞ」だが、止めようとは思わぬ楽しむ為には、努力を怠ってはならぬのだよ。我がそんな苦行を続けている内にも、馬車は快調に進んでおった。そして遂に、イングラシア王国の威然 リムルも興味津々という様子で、カバル達に街を突き、内されておるな。かなりの刺激を受けておるようだし、何やら面白い事を思い、ついているようだぞ。我もワクワクしておるが、サリムルよ。気付いておるのであろうな?街のあちこちに、ヤバイ奴等がうろついておるのをそれは、西方聖教会に所属する者共だ。我が西側諸国には滅多に出向かなかったのも、西方聖教会の目が光っておったからなのだよ戦ったら勝てるのだが、奴等はしつこい。ゾロゾロと湧き出てきて、気の休まる暇もないほどに襲撃を綴る その時もイングラシアは大国であったものの、ここまでで発展してはおらなんだ。上空からチラリと目にしただけだが、木造や石造りの二階建ての建物が多く、高層建築物など数えるほどしかなかったな。それに、「庶民の家にもガラス窓があるにはあったが、これほどと綺麗で透明なものではなかったぞ。技術の発展ぶりは、凄いの一言である。知識としてほ知っておったが、実際にに目にすると、これほどまでに感動出来るものであったとはなガラスが陽光を反射して、キラキラと青く煌いてお 「間違いありません」くっそ、イフリートめ。何故にそうも力強く断言出来るのか。否定出来ぬのが悔しいが、まあ良かろう。リムルも西方聖教会のヤバさを教えられているようだし、この間答もこれくらいにしておくとしよう。そして、翌日。リムルは目的だった自由組合の本部へと出向いた大きなガラス戸が自動で開く。これは、リムルの記憶にあった自動ドア。電気を用いて魔法の如き現象を可能とする、科学の力の恩恵の一つだな。ここでは科学の代わりに、魔法を用いて実現しておるようだ。何にせよ、暮らしぶりが楽になるのは素晴らしい事だぞ。便利なものを求める心こそが、文化の発展に寄与しておるのであろうさ我はその事を、素直に賞習しようと思ったのだった。 り返してくるであろう。奴等から恨まれる覚えなどこれっぽっちもないのだが、何故か我は目の仇にされておったしな、一絶対に恨まれてますよ」 「お待たせしました」そう言いながら部屋に入ってて来たのは、まだ少年にしか見えぬ男であった「イフリートよ、ヤツがユウキか?」間違いありません。ユウキは出会った頃から外見が変わっていないのです」ほほう?リムルとユウキは挨拶を交おし、互いに自己紹介をしておる。そして始まった雑談で、ユウキの口から歳を取っていないとの言質が取れた。それだけでなく、自分が特殊な能力を獲得しておらず、身体能力だけが異常に発達したと自己申告しておる そう言えば、シズの弟子とやらもリムルの同郷者であったな。証拠の品を見せられては、信じるしかある だった。アレ等は、リムルの記憶で見た覚えがあるぞ... を持ったのはその部屋に飾りられていた品々について 殊な『結界』に守られた部屋へと案内されるリムル。そこでもまた待たされる事になったのだが、我が興味 それからリムルは暫し待たされて、自由組合総郎に面会する事になった幾重にも張り巡らされた魔法的防壁を潜り抜け、特 「イフリートよ、どう見た?」「ユウキが感情を乱した理由も、リムル様に対して攻撃を仕掛けた気分も理解出来ます」 「俺は喰った相手に擬態できるんだよ」たぞ。 そして、気付いた事があるリムルはスライムの姿で相対しておったのだが、何を思ったのか、ユウキの前で人の姿に変身して見せたすると、リムルの顔を見たユウキが血相を変えおっ などとやり取りをしつつも、我はユウキの観察を続けていた。 「怪しいな」「何がでしょう?」「ユウキという小僧だ。政治力に優れた人物が、自分この力についてベラベラ喋るとは思えぬ」「ヴェルドラ様って、たまに鋭い指摘を入れますよね。「たまに、というのが余計だな」「失礼しました」 「多分な。それを見抜けぬようでは、貴様もまだまだだぞ」 欲しい。これは、我も欲しいッ!! ここまできてもユウキは、まだ疑っていますよという態度を崩さぬな。既に情報を解析して確信しておるであろうに、どんな落としどころを狙っておるのやら、そう思っておると、リムルがここで行動に出た。なんとビックリ。布に聖典を書き写して、ユウキに手渡しおったの 「...という事はリムルさんも?」「そうだよ。日本人だ」 がなかに演技が巧みであると言えよう。 ユウキは大人しくなり、リムルの話を受け入れる態度を取っておる。これも予定通りなのであろうが、な リムルとて、その程度の事は理解しておるであろう そのくらい警戒しておく方が安心というものであろう まあ、我の見立てが間違っておる可能性もあるが、 ではないのだ。しかし、リムルは度量が大きかった。アッサリとユウキを許し、そして打ち解けたのだ「これも演技でしょうか?」「馬鹿だなあ、イフリートは。聖典を好む者に、悪者はいない。そういう事だぞ」 持ち、痛いほどに理解出来るぞ。この一件で、用心深かったユウキの態度が一変したリムルの事を師匠と呼び、今までの無礼を調罪したのだ。当然よな。リムルを疑ってかかった事、そう簡単に許される罪 「紙!?紙ですね!!」と叫ぶなり、ありったけの紙を用意させておる紙は高級品なのだが、聖典の方が大事よな。その気 るリムルこの後のユウキの行動は、我の想像した通りであっ リムルが教師を引き受けた事で、カバル達はお役御 なく不便なものだな。子供達の場合は事情が異なるよそうで、簡易召喚によりる失敗例との事だった。召喚主に支配されていないのは僥倖なのだが、不完定全な召喚による弊害で、膨大なエネルギーが制御出来なくなっておるらしい。それ故、やがてその身が飲み込まれて自壊してしまうのだそうだ。こればかりは、リムルのユニークスキル『暴食者』でもどうにも出来ぬな。エネルギーが子供達の一魂に宿っておるだけに、分離する術がないのだよだからこそ、こうして図書館に籠っておるのだろうが...成果は得られなかったみたいだなまあな。我の知識にも、魂に宿る力を鎮める方法など見当た しかし、兵器として期待された召喚者とは、自由も 託された子供達は、残り寿命が少ない。どうにかして助ける術はないものかと、必死になって文献を漁っておるのだろう。 し問題ないのであろうな。リムルは気分を新たにして、色々と調べ物を始めた 報酬として、馬車や新しい装備をプレゼントするリムル。大盤振る舞いな気もするが、相手は知り合いだ しかし、リムルが諦める様子などない。翌日、平然とした顔をとして学校とやらに向かったの ちぬ。図書館にある文献如きで手に入るとは思えぬわ ヴェルドラ様は、もっと成長して下さい。 「フフフ。成長したな、イフリートよ」 解せぬ。我なんて、見違えるほどに成長しておるというのに、 リムルからの横暴に、どれほど泣かされてきたと思っておるのだ!!ランガを使って脅すなど、リムルにとっては序の口であろうて。「やはり、リムルを相手にサボるのは危険よな」再認識しましたね。ですので私は、サボらずに鍛錬名継続しておきます」 リムルはな、恐ろしいヤツなのだ我やイフリートが、どれほどの恐怖を味わっておる 大怪我をしておったやも知れぬぞ。そう判断したからか、リムルも手心を加えるのを止めたようだ。最初から全力投球。影に潜ませていたランカを召喚し、子供達を恐怖で イフリートめ、一体何を言い出すのだ?「ヴェルドラ様、よく考えてみて下さい。働いているこのが誰の為かというのは、この際置いておいてですよ?今のヴェルドラ様は、意識を分割してかなりの負荷がかかっている。それに間違いはないですね?」「無論だとも。並みの者では耐えられぬほどの情報量を少ない演算領域で必死になって処理しておるぞ!」これほどの苦行、サポる為でなかったら耐えられぬわ! 「果たして、本当にそうでしょうか?」 「失敬な。我など、意識の分割まで可能としたのだぞこれほどの成長ぶり、そうはないと思うのだがな」こんな芸当が出来る者など、この世界では数えるほどどであろう。もっと褒め称えよという気持ちを込めて、我はイフリートに言ってやったしかし、イフリートは呆これた眼差しで我を見返しおったぞ。私もね、考えたのですよ。どうして最近、リムル様が監視にやって来ないのか、と」「それは無論、我等が真面目こに働いておると思い込んでおるからであろうさ」 「その可能性が高い、と推察しております。 むむっ!?そう言われてみると、心当たりがある意識を分割した当初に比べて、ほんの僅かだが慣れてきた感じがしておったのだ「ならば貴様は、リムルがワザと我を見逃しておると て、演算領域が拡張されたりしていませんか?」 更に過剰な演算処理まで行っている。それによっ 「そこです。私はね、その点に疑問を抱いたのですよ」「何?」「つまり、今のヴェルドラ様は通常の仕事を処理しつ... だからな、我も「真面目に働くか」「それが賢明な判断がと」決してリムルにビビった訳、ではないが、もうちょっと真面目に頑張ろうと思ったのだった。 子供達に実力を示した後、サリムルはそう宣言したその言葉の、何と力強く頼もしい事かリムルならば、必ずや実現してくれると思わせてくれたわ。 何と恐るべきヤツなのだ、リムルはふと外界に目を向ければ、子供達がコテンパンにされておる。当たり前だ。我等ですら勝てる気がせぬのに、子供達だけで勝てるハズがないのである。絶対に助けてやる。必ずだ」 だとすると、まさかーーッ!?「それでは...それ」は我等は、リムルの手の平の上、 なぜかポテチは樹妖精に大人気 やはりのり塩が一番... お世話になった方の原作:従事先生もぅ外飛案:みっぱー私もちゅっ、回っちゃ兄弟みんな東ス街記:柴牡 相変わらず神出鬼没だな うすし...トレイニーさんは そんなことなんでしょうか 普段は私たちのことポテチの味でお呼びなのですか? いえいえ、えいぇいえぃえ コミックスやルムは、メンバーはいつも応援しております!!みっつばー 毎月楽しみにいや、私はさてもらっています!! 「転スラ日記」柴先生より 「転生しても社畜だった伴」「田城扇士生」の明地雫先生より 美麗な絵にいっもうっとりしながら読ませて頂いております。 転生したらスライムだった件それは 漫画:柴キャラクター原棄:みっつばー ...仕事、結果、先生、 ...伏瀬。先生からは 俺が目覚めると、前世と同じ これまで自由になによりも 転生したらスライムだった仲 家この物語はフイクションです。実在の人物・団体・出来事などとは 淡収録されていいる表現は、作品の執筆年代・執筆された状況を考慮しコミックス発売当時のまま掲載しています