残念な

シリウスKC

原作:1犬瀬

漫画:リート表

キャラクター原案:みっつばー

Fuse

TaikiKawakami

予受障

MitzVah

縮生ライム

だった件

RegardingRoincarnat

ReincarnatedtoSlime

原作・【大海原】

2017年11月11日土奈樹...

2017.11月24日キャラクター同展・みっつばー!!!

WordPrest

ジュラの大変ね

武装国家

ドワルコン

ファルムス

...

ユーラザニン

獣玉匡

封印の洞窟

テンペスト

魔国沖車は

魔導王朝

サリオン

亡きシズの心残りである子供達に会いに、人間の国・イングラシア王国へ向かっ

たりムル。途中、立ち寄りったブルムンド王国では冒険者登録やプルムンド王との

価秘会談を行い、人間との交流の難しさを思い知るのだった。そして、たどり

書いたイングラシア王国では、日本からの転移者、コウキ・カグラザカと出会い、

彼が理事を務める学校でシズの心残りだった5人の子供達と会うことが出来た。

しかし5人の子供達は、不完全召喚された異世界人であり余命わずかだと言う。

リムルは子供達の命を救うべく、まずは先生として教壇に立つのだったー

前回までのあらすじ

ヴェルドラー

テンパスト

【暴風竜ヴェルドラ】

トリムルの各づけ親で親

天災級モンスター。

シズエ・イザワ

一戦時中の日本から召喚

された異世界人。死去。

リムルーテンペスト

(三上悟)

異世界人。人間からスライム

転生した主人公。

イングランプ

王国

異世界人。リムル(三上悟)と同郷。

自由組合総師と自由学園の理事を兼任している

ユウキ・カグラザカ

黒嵐星狼

ホ風生...リムルの影に潜む。

ケンヤ・ミサキ

システムの心臓りの子供

反抗的でフンチェットが

根は良い子。

リョウタ・セキグチ

トンズの心裏りの子供。

気づかないと、仲間思い。

クロエ・オペール

クロエ・オベール

シズの心臓りの子供。

おっとり不思議な

女の子。

ゲイル・ギブスン

シズの心度りの子供

クラスの最年長で

お兄さん的な在

アリス・ロンド

シズの心残りの子供

気が強く、お転婆

第戦話、先生のお仕事

...んっにゃーら

第29回話、大商人がド・ミョルマイル

第150回東京清霊の演奏

>033

♪055

まあ...精霊女王

第62回は救われる強

♪085

>109

書き下ろし小説

ヴェルドラのスライム観察日記

♪153

んそれはそうだね

!!?

あっ言っ

...

また、2018年

会計員が

第49話、先生のお仕事

まぁ!

なんて愛らしい形の

お菓子でしょう

これがシュークリムル

というスイーツ

なのですね!

シュークリーム

あれ?

リムル様?

いつの間に

帰ってたんです?

それでいらっ

よぅベニマル

お土産あるぞ

ついさっきだよ

影移動で

一時帰国だ

あ!

リムル様っす!!

これはこれほ...

お出迎えもせず

申し訳ないですじゃ

え?ほんとう

本当か?

またすぐ戻らなきゃ

ならんしな

なんと!!

リムル様が

なんですっとー

...うーん

ちょっと様子を見に

すっそ

コミックよ

いつオレくッ!!

帰ってきただけなのに

おいもっと

詰めて座れよ

そっち羽

しまえって

...なんかすごい

集まってきたな

町の運営は

順調か?

つつが無い

ですよ

獣王国の使者も

いつも通りですし

工事の方はプルムンドから

要請のあった簡易宿に

着手しました

ブルムンドと

いえば...

そこからやってきた

商人が上位回復薬を

天量購入していきましたな

ほう!

フューズや

ベルヤード男爵が

うまいこと宣伝して

くれたみたいだな

商人の名は

ガルド・ミョルマイル・

イングラシアにも

行商に向かうと

言っておりました

へぇじゃあ

あっちで出会える

かもな

.....

リムル様

リムル様のお話も

お聞かせください

...そうだな。皆に

相談してみるか

人間の国で先生に

なられたとか

実はな...

なんと...

魔素が安定せず

肉体の崩壊を待つ

子供達とは...

がわいそう

そうね...

気の毒だとは

思うが

手を貸してどうにか

なるもんなんですか?

難しい

でしょうな

膨大な魔素を

安定させる程のスキル

となるとユニーク級...

厳しい修行を課したとて

獲得できるとは限りませぬ

ボインす

あそばないの

...だよな

リグルド

シズさんを

覚えているな?

は...

もちろんです

彼女は昔生徒達と

同じ状況だったが

魔素の安定に成功し

長らえたんだよ

Youti-

ふむ:その方法が

わかればいいのですが、

今となっては

調べることも..

...実は見当は

ついているんだ

え!?

鍵を握っているのは

炎の巨人との融合だ

イフリート...

炎系の精霊では

王級に次ぐ上位精霊

ですよね

そうだ

シズさんは幼い頃

そいつを魔王レオンに

憑依させられた

恐らくだが

イフリートが魔素を

制御していたんじゃ

ないかと思う

というのが

大賢者と

立てた推論だ

なるほど

つまりリムル様は

子供達に精霊を

宿そうとお考えなの

ですね

トレイニーさん

いたのかよ!!

はい頂いて

おります

シュークリムル

4つ目!?

とても良い案

だと思いますよ

確かに精霊は

魔素の扱いに

長けています

しかしむし

無視できない

問題もあります

といいますと?

まず下位の精霊では

それほどの魔素は

制御しきれない

でしょう

ですが上位精霊は

その数も少なく:

この子は私の

契約精霊

「風の乙女」

...そちらは?

その名の通り「風」を

司る上位精霊です。

そこのあなた

ちょっとこの子に

話しかけてごらんなさい

えっ!?

わ我輩はガビルと

申す者

ご機嫌はいかがかな?

このように

上位精霊は

気まぐれです

気に入らなければ助力は

望めないでしょう

むごいな

せめて精霊の棲家へ

行くことが出来れば

相性のいい精霊に

出会えるかも

しれませんが:

精霊の

棲家?

精霊女王の統べる

別次元にある場所です

私が取り次げたら

良かったのですが

現女王とは

接点がないのです

入り口は女王の意思ひとつで

引っ越ししてしまうので特定は

困難でしょう

そうか...

お役に立てず

申し訳ありません

いや俺のやろうとしてる

ことが間違ってないって

わかっただけでも収穫だ

さてとじゃ

そろそろ戻

っつう

どどうした

シオン

やけに静かだと

思ったら怖い顔して...

このシュークリムル:

これ以上食べたら

工事現場の

ゲルド達の分が...っ

でもっ...でも

美味しくて...っ

私はどうしたら

いいのですか

リムル様

平和だな、シオンは

食べていいよ

まだあるから

ほ本当

ですか!?

では私も...

待った!

トレイニー殿は

もう4つ食った

だろ!!

若..

ここまで喜ばれると

買ってきた甲斐があるな

リムル様が

戻られたと

聞いて..

良かったな

あと少し遅ければ

なくなっていた

今度また他のも

買ってこよう

あの店は

シュークリーム以外も

美味いからな

数日後

店長ー!

例のわんこが

来ましたよ!

おう今日は

弁当頼まれてんだ

よーしよし

いい子だランガ

じゃこれ、子供達の

弁当な

ちゃーんと

リムルの旦那に

届けてくれよ?

ふん

わかるか?

ん?

イラッ

おっことす

んじゃねーぞー

やれやれ

普通の犬のフリも

楽ではない...

ちゃんと

届けろだと?

ふん、言われる

までもない

お使いという

誉れある使命

見事果たして

みせようでは

ないか!!

あーあ...

振り回しちゃ

駄目だって言ったろ?

...面目ない

おーい

そこまで!

お昼に

するぞー

今日は野外授業と称して

郊外で模擬戦だ

くぁーっ

やっぱ運動のアトの

メシうめーーっ

だいたいさー

先生は強すぎ

なんだよ

そうよ女の子には

もっと手加減

するものでしょー

焼け石に水かも

しれないが少しでも

魔素を発散できれば

いいと思って定期的に

模擬戦をやっている

今俺に出来るのは

上位精霊を探す

ことだけだしな

ねぇ先生と

勇者様どっちが

強いかな

そんなの勇者様に

決まってるじゃないの

私は先生の方が

好き!

勇者様?

そういやヴェルドラって

勇者に封印されたん

だよな...

確か300年前だかって

話だしさすがに別人

だと思うが

こんなのに

マサユキ様が負ける

はずないもん!

ん?

マサユキ?

マサユキってのが

勇者の名前

なのか?

先生

勇者様を

知らないの!?

とても強いん

ですよ!

金髪でね

すっごく

カッコイイん

だから!

金髪なのか

日本人っぽい

名前なのに

確かミリムが

ヨウムに..

あれは魔王と同じで

特別な存在なのだ

ゆうしゃ

勇者を自称すれば

因果が巡る

だから「勇者」ではなく、

「英雄」を名乗れ

とかなんとか

ってことは

もしかして

マサユキとやらは

本物の

!?

ドラゴン!?

おいあれなんだ

大賢者

解。天空竜です。

脅威度は

災厄級。

暴風大妖渦と同じ

ランク帯の上位龍族です。

...まずいな

王都に入ろうと

してた人達が狙われ

てるのか

先生ぇ...

あの人たち

死んじゃうの?

ランガ

子供達を頼む

はッ

大丈夫だ

死なないよ

わっ

俺が行くからな

学んだうっか

飛び出しては

きたものの

西方聖教会に目を付けられても困るし

西方聖教会に

目を付けられても

困るし

ないんだよな

...

素性は知られたく

さてどうするか

...

うおおっ

ひ..

うわぁぁ

こんなところで

死んでたまるかい

子供..

!!

母親が

重傷なのか

あのまま

放っておいては...

わっ

ぬおおぉおっ

邪魔だどけぃ!

はぁ

はぁ

ねぇ...っ

頼む...

効いてくれ...

お...おじさん

だれ

おかーさんに

なにしたの!?

頼む...っ

うう...ん

あ...あれ...?

わたし..

おかあさん!!

効いた...!

しかもなんという

即効性だ

フューズ殿から

聞いてはいたが

想像以上の

代物だ

おじちゃん

うしろ...

わかっとるわい!

...ワシを誰だと

思っている

こんなつまらぬ場所で

死ぬ男ではないわ

貴様等は邪魔だ

さっさと行け!

この場でこの薬を

持っているのが

その証

そうともワシは

幸運な男なのだ

これほどの

商機を前に

死を迎えるなど

断じて

え...

マジで?

あれ?

このビン...

ウチの回復薬

じゃないか

今何が

起きた?

じゃああんたが

大量購入したっていう

ブルムンドの商人か

それでも、それでも、

女神...?

グ...グキャ

あぶっ...

.....ッ

消え...いや

消したのか!?

名前は確か

ミョルマイル...

だっけ

一体何者なのだ

この娘ーいや

この方は!?

ワシの事を

知っておられる

のか?

いかにもワシが

ミョルマイル

ですわい

やっぱり

そうか

俺の名前は

...あ

名前は?

ええと...

しまった

正体を隠すつもりで

大人に変身したのに

回復薬の顧客を

見つけて舞い上がって

しまった

通りすがりの

しがない教師

ですよ

...さっき

「ウチの回復薬」と

言っておりましたな

もしや魔国連邦に

縁があるのですかな?

......まぁ

今から誤魔化すのは

無理だよな

やはり...!

お目にかかれて

光栄です

リムルーテンペスト様

え?

名前まで

よくわかったな

ええあの街の

住人達はあなたの話

ばかりでしたからな

人の姿の時の

似顔絵まで見せて

くれましたよ

おおお...

恥ずか

ずいぶん慕われて

おいでだ

ワシも懇意にさせて

欲しいもんです

ぜひお礼も兼ねて

ご馳走させて頂きたい

おい

そこの二人!

イングラシアにはワシの出資している店もありますので――

イングラシアにはワシの

出資している店も

ありますので

怪我は

なさそうだな

少し

いいだろうか

警備の騎士か...

まずいな

知性のある竜が

無差別に人間を

襲うとは思えんのでな

詰め所で話を

聞かせてくれ

万が一俺の正体が

バレでもしたら

西方聖教会に

知られるかもしれん

え..

.....

聴取かねッワシを

ミョルマイルと

知ってのことか?

おいその人は

いいんだ

失礼しました

ミョルマイル殿

こいつは新人で..

教育がなっとらん

ようだな

このおっさん今

賄賂渡したぞ!!

弁えろ!この人は

プルムンドの大商人の

ガルドミョルマイル氏だ

ん?

すすみません

でした

聴取には

応じてやろう

ただしこの方は

帰してやってくれ

ワシの護衛として

ここまで一緒に

来てもらったのだ

身元はワシが

保証する

もちろんです

ミョルマイル殿

ご協力感謝します

ここまで

助かりましたぞ

次の機会も是非

護衛の方

美人でしたな

そうじゃろう?

ワシも驚いたよい

うむ

では行こう

すごいな

堂々たるもんだ

またの

ご利用を

助けたつもりで

助けられちゃったよ

先生ーー!!

なんだよ先生!

今のめっちゃ

カッコイイじゃん!!

ちょっとなによ

その格好!

カッコイイじゃ

ないの!!

おおう...

どうした?

リョウタ

さっきのおじさんが

擦れ違う時にこんなの

渡してきました

名刺か

先生にって

ミョルマイル

が?

兄ちゃん、

ん?裏になんか

走り書きしてある

これは:住所だな

大賢者に脳内マップを

出してもらうと

大鍋者に直店マップを出してもらうとこのあたりは自殺な店が立ち出るだった

このあたりは高級な

店が並ぶ地区だった

なるほど

随分なやり手

らしい

ガルド・ミョルマイル

善良で強かな

大商人

彼とは今後も付き合いが

続きそうだ

ここっにマイル

世代

...

そういうことで、それでも、

...

そういうことで、

...

そういうことですか

ミョルマイルの招待を受け

王都の一等地にある

高級酒処にやって来た

暴れ天空竜を

撃退した日の夜

彼の口利きで今夜は

貸し切りだそうだ

:料金表を見て

吹き出したが

仮面のおかげでバレな

かったと思いたい

第60話精霊の棲家

すごいのねぇ

これが先生の故郷で

流行ってるの?

言ってみただけ

なのに、まさか本当に

やるとは...

いくら掛かるんだ

コレ

いや~流行ってる

っていうか..

シャンパンタワー

リムル様お楽しみ

頂けておりますかな?

まぁ今夜は

ミョルマイルの奢りだ

存分に堪能させて

頂くとしよう

ああお陰様でな

それは

良かった

...!

...ねえVIP席の

あの仮面の子

店長がやけに

腰低いけど

何者?

自由学園の先生

らしいよ

へぇ...あの

ミョルマイル様が

子供に対して

あんなに気を遣う

だなんて...

ホレてたりして

あるかも

くれぐれも丁重に

ってお達しだ

申し訳ないが

魔力感知で

丸聞こえだ

何か弱みでも

握られてるのかね

というか、店を振るか

こっちにって

悪いな

大人の姿の方が

体裁がいいだろうに

お気になさらず

貴方の正体を伏せる

万が大事ですからな

魔国連邦で商談を

してきたミョルマイルは

西方聖教会に

身バレしたくない俺の

事情もすぐに汲んで

くれた

さがっとれ

そうだ

ウチの回復薬の

ことだが

天空竜の襲撃で

ずいぶん消費した

だろ?

割れたり怪我人に

使った分は補填する

だからどんどん

配ってくれていい

なるほど売り上げ

よりも宣伝効果を

優先ですか

料金は規定通り

お支払いしますよ

はっはッは

あの薬を怪我人に

使うと判断したのは

ワシですからな

俺が助けたからって

気にしなくて

いいんだぞ?

それはもちろん

感謝しておりますが

ワシは遠慮している

わけでは

ないのですよ

ただ貴方に投資

したいと思ったのです

ニャリ

今後、交易路の

中心となるであろう

魔国連邦

盟主である貴方と

お近づきになれた

これが理由では

おかしいですかな?

...いや

納得だ

じゃあ今後とも

取引をよろしく

頼むよ

こちらこそ

是非ともよろしく

お願いします

手短に話をすませると、

ミョルマイルは

さっさと席をはずした

では

ごゆっくり

気のきく男である

なにせキレイなお姉ちゃんが沢山いるお店だ

なにせキレイな

お姉ちゃんが沢山いる

お店だ

長時間おっさんの

顔を見ていては

もったいない

しかし俺も

贅沢になったもんだ

しかし俺も部分になったもんだこんなにキレイなお姉ちゃん達がいるというの

こんなにキレイな

お姉ちゃん達が

いるというのに

どうしても

エルフの姿を

求めてしまった

あれ?

あのお姉さんは

確か

ドワーフ王国のお店で

占いをやってくれた

ダークエルフのお姉さん

挨拶したいけど

この姿じゃ俺のこと

わからないよな

それですね...

会ってないし

っていうかなんで

ここに...ん?

ちょっと向こうで

お話しません?

スライムさん

おやぁ

すごいな

どうして

わかったんだ?

うふふ

エルフの直感...

とだけ言って

おきましょうか

エルフすげぇ

ドワーフ王国以外で

会えると

思わなかったよ

私は他の子と

違って旅人なの

ママのお店にはよく

お世話になるんだけど

専属ってわけじゃないのよ

旅人かぁ...

たまには故郷に

帰ったりとか?

...スライムさん

「エルフの故郷に行けば

エルフ美人がいっぱい

いるだろうし」

「今度何人かスカウトして

魔国連邦でも働いて

もらおうかな」

とか

考えてる?

エルフ

するどい!!

まっさか〜

うふふ

冗談よ

私の故郷は魔導王朝

サリオンのはずれ

国境にある

小さな村よ

欲してごまかっ

サリオン

図書館の本に

載ってたな

西方諸国

へへぇ...

魔導王朝サリオ

確かエルフの

国だっけ

一応サリオンに

属してるけど

どちらかというと

ウルグレイシアの方が

身近かなぁ

ウルグレイシア?

そっちは本にもあまり

記述がなかったな

精霊信仰の

さかんな国でね

私の占いも

精霊魔法の応用なのよ

...占いか

その占いで

隠された場所を

見つけ出すことって

出来るのか?

えうん

できるけど..

ひとつ占って

もらいたい場所が

あるんだ

いくら払えば

いい?

ただで

いいわ

え?

いつかスライムさんの

ところで働くことに

なった時

お給料はずんで

もらうから!

男前ぇ...!

なはだけど

是非とも

そちらの本店にも

おいでくださいませ

わかった

リムル様今度は

ブルムンドで

お待ちしております

今後とも各地での

宣伝を頼むぞ

承りました!

先生もう帰っ

ちゃうんですね

生徒達が

待ってるからさ

また遊びに

くるよ!

精霊の棲家〟

占ってもらった

その場所は

予想通りだった

俺ではなく占いの

お姉さんの予想だが...

うん...

入り口が移動

してなければ多分

「ほーけとはの

え?精霊の棲家の

場所を占ってほしいの?

...って

あそこかなぁ

知ってるのか!?

なんてこった

トレイニーさんすら

知らなかったのに

スライムさんが

知らなかったのは

仕方ないわよ

ウルグレイシアは

サリオン以外と

国交を結んでいないから

よその国で調べても

よくわからないと思う

ウルグレイシアに

あるのか?

精霊の棲家は

精霊と

近しい国か...

そさっき

精霊信仰がさかんだ

って言ったでしょう

国民はみんな

十歳で精霊と

契約する決まりなの

へえ...

良いことを

聞いた

予供達に上級精霊を

宿すってのもあながち

突拍子もない話じゃ

なかったわけだ

あのね

スライムさん

どんな事情が

あるのか私には

わからない

スライムさんにとって

きっととても大切な

ことなんだって

声色でわかる

...でもね

精霊の棲家へ

向かって

帰ってきた者は

いないの

占いの

お姉さんによると

ウルグレイシアの国民が

契約の儀式を行うのは

大抵が町の中央にある

祭壇だという

そしてその祭壇に

上位精霊が現れる

ことはないのだと

上位精霊と契約を

結びたいのなら

精霊の棲家へ

行くしかない

トレイニーさんは

魔素を制御させる

のなら上位精霊

でなければ駄目だと

言っていた

なら行かない

理由はない

どうしても行くの

なら見せてあげる

そういえば、

でも

...

必ず

帰ってきてね

...ここが

精霊の棲家

...その入り口か

...

...

その日はベスターから

教わった「拠点移動」の

魔法陣を設置し

ひとまず

イングラシアに

戻った

...

...

そういうことで、

そういえば、

そういえば、

自由学園・寮・

はい...?

おまえはいいのでしょうかもしれないかな

アリス

クロエ

どうしたんだ

こんな夜中に

.....

なんてこったまさか

人生初の夜這いが

される側で

しかもこんな

幼女二人からとは

...先生

私たち..

明日も...

大丈夫だよね?

食堂に

行こう

「明日も大丈夫か」

もちろん何が言いたい

のかはわかっている

先生..

「明日も生きて

いられるか」

なによコレ

牛鹿の乳を

温めたものに

店長からもらった

チョコもどきを溶かした

ものだ

ファスクコク

コクフクコク

不安な夜は

ホットチョコレートに

限るな

お前たちの分も

あるぞ?

ケンヤリョウタ

ゲイル

うぇばれ

てる...!!

うめーっ

なにコレうめーっ

飲みながらで

いいから聞いてくれ

懐かしい

味がするな...

わあ

明日の課外授業に

ついてだ

火傷した

明日はどこで?

ウルグレイシア共和国

ウルゲ自然公園

ウル...え?

外国ですか?

精霊の棲家だ

スライムマシュマロヘリー

ホットチョコレート

翌日

む話、精霊女王

ヒッン

俺は子供たちと

ランガと共に

精霊の棲家と

言われる迷宮へと

足を踏み入れた

...思ったより

のんびりしているな

うふふ

おやおや

と思った途端

お出ましか

先生ぇ...

聞こえるか?

こちらに

敵意はない

用が済めば

直ぐに立ち去る

良ければどこに

上位精霊がいるか

教えてもらえないか?

あはは

おもしろい

いいよ

教えて

あげても

ただし

武東九条東北かしこ

打ち勝ったらね

ゴ...

魔人形!?

おいおい

食い気味に殺しに

きてるじゃないか

試練ってのは

こいつを倒す

ことか?

そうだよ

できるかな

できるかな

その子は

とっても強いよ

そうかよ

楽しそうなとこ悪いけど

子供達に怪我させたく

ないんでな

げォ...!?

...

...

...

...

...

...

ううそ!?

アタシの

聖霊の守護巨像が、

たった

一撃で...!?

さっさと姿を

現せ

隠れてる場所は

わかってる

魔人形みたいに燃やし

尽くしてもいいんだぞ

はいはい、はいばい!!

たった今

恥ずかしながら

やって参りました

はいっ

妖精?

我こそは

偉大なりゅ

・っ

...大丈夫か?

我こそは偉大なる

十大魔王が一柱!

〝迷宮妖精〟の

ラミリスである

さあ

跪くがいい!!

...なんだコレ

...なんだコレ

なんか初めて

会った時のガビルを

思い出すんだが

お前が十大魔王

の一柱?

もっとマシな嘘

吐けよ

ーっ!?

はー

いるのよねー

よく知らないから

とりあえず否定

するヤツぅー

確かに十大魔王のことは

良く知らないけどな

友達にいるんだよ

ミリムって魔王が

あいつのデタラメさを

見てるとどうにも..

...そうだけど

ミリムの友達...!?

もちももしかして

アンタ

魔国連邦だかいう

国を興したリムル

とかいうスライム?

あああ

やっぱり!!

この前久々に来て

友達が出来たとか

自慢しやがったから

鼻で笑って追い

返したのに...!!

はぁ~~!!

バカバカパカハカ

あんたは

バカじゃー

5分後

ミリムって言ったら

十大魔王の中でも

特に理不尽な

存在なわけよ

なんで俺が

おやつの用意

してんだ...

あのね

アンタ

力の権化みたいなアイツと

可憐なアタシじゃ

ジャンルが違うの

比べる対象じゃ

ないわけ!

...でも同じ

「魔王」なんだろ?

そうだけど

違うの!

全っ然違うの!!

ドラゴンとスライム

くらい違う!!

十柱の魔王が

みんな力自慢

だったらキャラが

立たないでしょーが!!

そんなのもう

一人でいいじゃん!!

わかったわかわた

じゃあ君は何に

特化した

魔王なんだ?

知恵と美貌!

ちょっと

何すんのよ!!

あぶぁ

いやなんか渾身の

ドヤ顔にイラっとして

つい...

さっきから妙に

腹が立つんだよな

個体名ラミリスの

「精神支配」に抵抗

している影響です。

「精神支配」..?

や...

やめまーす

あイライラが

落ち着いてきた

ちょっとちょつと

なんでまだ

怒ってんの!?

驚かせようと

しただけだって

そもそもお前

魔人形で俺達を

殺そうとしてたよな?

妖精のかわいい

イタズラだってー!!

精霊の棲家を

目指して帰って来た者は

いないって聞いたが?

迷子にでも

なってんじゃないの?

遠い異国の出口に

放り出してるから

それはそれで

ヒドイ話だ

だいたいねぇ

アタシばっかり

責められるって

ひどくない?

あんたが壊した魔人形って

アタシの最高傑作

だったんですけど!?

あっな

そっちが試練とか

言い出して襲って

きたんだろ

なにも消し去る

ことないじゃん

アンタの方が

強いってのにさ

相手の気持ちも

考えなさいよね!

どの口が

いいやかる

あ~もう

あんなに頑丈な外殻が

たまたま手に入るなんて

滅多にないラッキーだったのに

なんだ

最高傑作とか

言ってたくせに

外殻はどっかから

盗ってきたのか

人聞きの悪いこと

言わないでくれる!?

残骸が

捨てられてたから

ちょっ...

アタシが再利用

してあげたわけ!

あれはドワーフ王国の

研究所で造られた

魔装兵の試作品だったの

なるほど

資源ゴミ泥棒か

それにしても

「魔装兵」ねぇ...

そういえば前に

カイジンが言ってたな

功を焦ったベスター

独走で

「魔装兵計画」が

ポシャっちまった

...ってことは

ドワーフの技師ですら

失敗した「魔装兵計画」を

自己流で完成させたのか

この自称魔王は

あれの動力は

火の精霊が制御

してるんだけど

胴体はいい線

いってたけどね

心臓部の

精霊魔導核が

もーだめだめ

そもそも

通常の鋼材じゃ

精霊に耐えられ

ないわけよ

やけに詳しいみたいだし、

ひょっとして本当に

賢いのか?

自慢がうっとうんじけど

可動部は

水の...

ラミリスだっけ

すごいのはわかった

そんな君を見込んで

頼みがある

はぁ?

なんでアタシが

アンタなんかの

言うことを...

聞いてあげても

いい気がしてきた

のであります!!

いやぁ

助かるよ

もちろん無料とは

言わない

協力してくれたら

俺が新しい魔人形を

用意しよう

.......

聞こうじゃないの

マジで!?

ちょろいな..

はぁ~~

なるほどねぇ

この子たちも苦労

してるんだねぇ

そんなわけで

どうしても上位精霊の

協力が必要なんだよ

そのために精霊女王に

取り次いでもらいたい

精霊に詳しい

ラミリスなら会ったこと

あるんじゃないか?

あれ

言ってなかった

っけ?

精霊女王って

アタシのこと

だよ?

おいやいや、やっ、

子供達の現状

話したよな!?

冗談言ってる場合じゃ

ないんだけど!?

冗談じゃ

ありませーん

本当ですー

!!

魔王って設定は

どこいったんだよ!?

よくばってると

信用なくすぞ

設定じゃ

ありませんー!!

精霊の女王が

堕落して魔王に

なっちゃったんですー!!

堕落!?

堕落:そう聞くと

なんとなく

説得力あるな

堕落してそう

だもんなこいつ...

.....わかったいや

よくわからんけど

...で?

とりあえず飲み込む

ことにする

よろすい!

協力してくれる

気はあるのか?

〜5

...精霊女王は

聖なる者の

導き手

勇者に聖霊の

加護を授ける

役目も担って

いるんだよ

...

聖霊の加護?

召喚に

協力してあげる

いいよ

せいぜい

スゴイ精霊を

呼び出すといいさ

へぇアンタ

トレイニーちゃん達

三姉妹と知り合いなんだ

樹妖精になったのは

アタシの堕落の影響かな

昔は小さくて可愛い

精霊だったんだよ

そっちこそ

面識があったんだな

イメージ

しにくいな

そりゃね

昔仕えてくれてた

子達だもん

元気そうで

安心したよ

アタシもこんなん

なってからは

会ってないからね

...アンタ今

失礼なこと

考えなかった?

まるでこんなじゃなかった

時代があったみたいな

言い草だ

いや全く

それでも、

今のラミリス様は

まだお小さいけど

それでも、

本来はもっと

威厳のあるお姿

なのよ

ラミリス様は転生と

成長を繰り返す魔王

前世の自我も記憶も

受け継いでいるから

魔王の中で唯一世襲が

許されているの

親ラミリス

魔王として十分な女だよ

力を持つ精霊女王

寿命が来ると子に転生

ああ見えても深い

叡智を湛えられた

お方なんだからね!

今こは

...叡智ねぇ

チュレート

あげるわ

子ラミ!

親の自我と記憶は

継承しているが

成長するまで弱い

えっいいの!?

マジで!?

もう過さない

からねっ

ははは

叡智よ

まぁ賢さは

ともかく

ラミリスが話のわかる

魔王で良かった

着いたわよここが

迷宮の最奥

勇者になるべく

召喚された子供達を

助けるのに

魔王の手を借りる

ってのも不思議な話だ

精霊の棲家よ

第624話救われる魂

先生自分に何か

あったら

アイツらを頼みます

まず最初に年長者の

ゲイルが精霊との接触を

試すことになった

......

ポン

大丈夫だ

何かあっても

俺が助けるよ

先生...

...精霊ってのは

こんな風に祈るだけで

現れるもんなのか?

精霊の棲家

ならね

へえ...

過去にここで

上位精霊の呼び出しに

成功した人間は??

...いるけど

精霊女王として

どうなんだその顔

アンタのせいで

嫌なヤツのこと

思い出した

あの時はアイツまだ

少年だったんだけどさ

特定の人物を異世界から

召喚する方法が知りたい

とか言って

知識に通じる

光の上位精霊を呼ぶために

ここへ来たわけよ

...で召喚に

成功したと

良かったじゃん

その精霊って

勇者の資質を持った

相手にしか応じないんだよ

良くない!!

召喚に成功した

ってことはつまり

アイツが

勇者だってこと

じゃあその少年に

聖霊の加護を

授けたのか?

そう!それが

アタシの役目だからね

なのにアイツ...

待った

...来た

みたいだね

上位精霊...

には見えないな

土属性の子が

何体か来てるけど...

んーと

あれは...

みんな自我のない

下位精霊だよ

そうか

ちょっと

アンタなにを...

ゲイルそのまま

祈ってろ

ははい

告。ユニークスキル

「変質者」により

下位精霊の「統合」が

完了致しました。

...擬似上位精霊「地」が完成しました。

...擬似上位精霊「地」が

完成しました。

炎の巨人の自我情報を素に

擬似人格を作成し付与します。

ゲイル・ギブスンと

「統合」しますか?

ゲイル・ギブスンと「統合」しますか?

もちろん

YESだ

頼むぞ

大賢者

わわっ

目を開けて

いいぞゲイル

よく頑張ったな

体内の魔素は

安定したよ

もう大丈夫だ

せ...先生

喜ぶのはまだ

早いぞ

全員成功して

から喜ぼう

...はいっ

上手くいって

良かった

擬似上位精霊を

創り出せるかどうかは

賭けだったが

さすがは大賢者

次に

私ね!

..それに

なんで

お姫様だっこ..

シズさんの遺してくれた

「変質者」のおかげだ

だってこの道

怖いんだもん

おんぶじゃダメ

なのか?

ダメ!!

二人目はアリス

さて今度は

どうなるか

アンタ

むちゃくちゃ

するわね...

まぁねなんとか

上手くいったよ

そういう

非常識なとこアイツを

思い出すのよね

そう勇者

アイツ?ああさっき

話してた光の精霊を

召喚した勇者か

勇者なのに魔王に

なったのか?

せっかくこのアタシが

聖霊の加護を授けて

勇者に認定したってのに

アイツ今

魔王になってる

らしいじゃん?

そう!!

非常識でしょ!?

しかもめぼしい

情報が得られ

なかったとか言って

八つ当たり気味に

炎の上位精霊まで

奪ってったのよアイツ!!

...炎の上位精霊

って炎の巨人の

ことか?

えそうだけど...

なんで

知ってんの?

そう...だけど

えなにアンタ

じゃあ「アイツ」ってのは

魔王レオン・クロムウェルの

ことか?

いやむしろ

仇みたいなもん

なんだが...

まさか

レオンちゃんとも

友達なわけ?

なんで勇者が魔王に

なったんだ?

さぁねアイツも堕落

したんじゃないの?

元人間の勇者

ってのは初耳だ

まぁアタシの方が

弱いけどね!

パパルガン?

では...も

アタシを

真似してね!

それはないな

ラミリスも詳しくは

知らないか

...来たか

ゲイルの時と同じ

自我のない下位精霊だ

二度目ともなれば

手慣れたものだね

大丈夫かアリス

怖かったらクマの

ぬいぐるみ出そうか?

こっ子供扱い

しないでよね!

告。擬似上位精霊「空」を

作成...成功しました。

アリス・ロンドと

「統合」しますか?

YES

もう大丈夫だ

よく頑張ったな

アリス

あ泣く

おおう!?

...特別だからね

なんて

おマセな予

...ありがとさん

3人目

ケンヤ

緊張のためか

少し不機嫌に見える

大丈夫か?

へ平気だって!

ケンヤが祈り始めようと

したまさにその瞬間:

いよー!

元気かい?

初めましてオイラは

光の精霊さ!

キミ

名前は?

なんかでた!!

ケンちゃんかー

自我も

バリバリにある

上位精霊だ

しかも光の精霊!?

光の精霊って

ラミリスの話じゃ確か...

ケンヤ...

ちょ...

ちょっとアンタ!!

何しに人の家にやって

来てんのよ!?

だって勇者の資質を

感じたからね

来ちゃった♡

ぐぬぬぬ...

知り合い:

っていうかこの精霊が

レオンに召喚されたのと

同じヤツなのか?

そうだけど...厳密には

そうじゃないの

そうそう

オイラはケンちゃんの

呼びかけに応じて

出てきたの

同じ

光の精霊だけど

全く別の存在だよ

???よく

わからんけど

ケンヤにも勇者の資質が

あるってことだよな

ええと...

その子を助けるのに

力を貸して

欲しいんだが

いいよん♪

軽っ

もしかしたら

ケンちゃんも勇者に

なれるかも知れない

からね!

成長するまでは

オイラが保護

するよ

じゃね

勝手に宿った!

先生...?

おおうっ

大丈夫

計画通りだ!

本当かよぉ..

しかしケンヤが

勇者ねぇ...

なんかヘンな

カンジ

魔素は

落ち着いてるよ

ウソですとも

俺が魔物だと

知れたら討伐とか

されちゃうんだろうか

それはちょっと

寂しいな...

4人目

リョウタ

ゲイルやアリスと

同様にしばらくは

何も起こらない

やがて...

来た!

擬似上位精霊「水風」を

作成。...成功しました。

関口良太に

「統合」してくれ

了。

なんか手際よく

なってる...

え...もう

終わり?

おう

もう大丈夫だぞ

先生ちょっと

疲れてる?

いや全然

クロエだけだ

心配しなくても

大丈夫だよ

あっという間

なんだから

そーそー

頭にスルッと入って

おしまい!

残るはあと一人

それはお前だけ

なんだ、ケンヤ

じゃ行こうか

クロエ

再び

お姫様だっこ

先生

おもい?

女の子ってこういうのに憧れたりすんのかな

女の子ってこういうのに

憧れたりすんのかな

いや

軽いよ

「統合」に

思った以上に

魔力を消耗していた

クロエの魔素を安定させるまで気を抜けないな

クロエの魔素を

安定させるまで

気を抜けないな

先生あのね

...あのね

うん?

だー

「い好き!

俺も好きだよ

ここで

お祈りするの?

おう

せめてあと10年

経ってから言って欲し

かった......いや、

本当?

もちろん

先生としてね

納さだからね。

むしろ

生前に言って

欲しかったな

...なに

その顔

いや別に

いがんいかん

動揺していきなり

気を抜くとこだった

クロエを安定させるまで

油断するわけには

なんだこの感じは!?

違う

今までとは

違う!!

クロエ!!

え?

精霊...なのか?

否。

上位精霊と

同様の精神体ですが、

存在力が違います。

精霊に呼びかけたら

よく似た別の何かが

現れたってことか?

おいラミリス!

こりゃ一体...

待て!!させないよ

アンタの好きには

させない!!

何もせずに今すぐ

帰りな!!

クロエ!!

クロエに...宿った?

さっきまでの圧倒的な

存在感がウソのように

消えている...

クロエ何とも

ないか?

どこか痛かったり

苦しかったり

しないか?

ううん

平気..

そうか

良かった

さっきのは

何だったんだ?

わっかんない

わよ!

...アタシも詳しくは

わからない!

でもアレは

やばいやつよ

存在自体に

時間軸のズレを

感じた

たぶんアレは

未来から来たのよ

この時代に現れた理由

なんて知らないけど..

その子に宿ったことで

目的を果たしたのかも

しわない

あ~~~っきっと

この時代での千渉が

切っ掛けで未来が

大変なことに...

......ふーん

ふーんて

アンタね!

これがどんな大変な

ことかわかってんの!?

わかるわけ

ないだろ?

説明してるラミリス

にもわかってないのに

でも

ちょっとは...

それに今は

クロエも助かったことを

喜びたいしな

え?

ホントだ...魔素が

安定してる

これなら崩壊の

心配はないよ

精霊じゃなかった

みたいだけどまぁ

結果オーライだな

リムル先生ー!

クロっちー!

クロっちも

大丈夫

だったんだよな!?

ほらぁ

あっという間だって

言ったじゃない!

アリガトな

寛容な精霊女王の

お陰だ

ありがとう

ございました!!

わっ

...ばっ

ばっかも~~~

そんなの

いいってば~~~

コレが魔王だなんて

世の中はすでに大変な

ことになっているのかもな

アレが何だったのか

未来にどう影響

するのか

気にならないといえば

嘘になるが

確定していない

未来のことを考えても

仕方ないだろう

なにより今は

子供達を救えた事実を

噛みしめたいしな

シズさんの心残りだった

さて

残るはラミリス

との約束だ

ひゃっ

ひゃ~

マンション

どうして

...来い

上位悪魔...

14.

...

...

お呼びでございますか

召喚王よ

君にこの妖精の

守護者になって

もらいたい

こんなんだが一応

魔王だ

こんなんて

期間は百年

代価は俺の魔素と

この..

魔鋼で造った

魔人形

つまり君の

依り代だ

苦労して

造ったからな

契約期間を過ぎても

この身体は好きに

使ってもらって構わない

...素晴らしい

願ってもいない

気に入ってもらえて

なによりだ

よし...では

お前に〝ベレッタ〟の

名を授ける

...

それでも、これからのそれでも、これからも、

おわッ

...ワレは

魔将人形ベレッタ

ラミリス様の

守護者として

頂戴した命令を

逐行する者でございます

おおう

お任せするよ!

頼んだわね!

頑張って威厳を

保ってくれよ

...いやー

ビックリした

名付けで魔素

ごっそり持ってかれて

そういや名付け

自体、久しぶりだ。

久々に

ガス欠寸前だ

あいつら

元気にしてるかな

そういえば、

シズさんの心残りだった

問題が片付いた途端

シズさんの心残りだった問題が片付いた途端

みんなの事が

こっちの世界での故郷

懐かしく思えたのだ

1ソ春にフォーム・

っYH~

書き下ろし

小説

ヴェルドラのスライム銀衆目記

〜甘味編〜

る。

「そうは思わんが、イフリートよ?」

秋田。いや、

◆先生のお仕事へ

いや、飽きた。

真面目に働くって、とても大変なのだ。

だが、我は頑張る。

イフリートに真面目に働くと宣言した手前、サボる

事は許されぬのだ。

リムルも子供達を救う手立てを探るべく、あちこち

を飛び回っておるぞ。

図書館では有益な情報を得られなかったようだが

心配は要らぬ。リムルならぼ何とかするであろうて。

それにしても...。

サムルは今、首都リムルへと戻っておるようだ

仲間達の様子を見に戻ってたのだろうが、息抜きも兼

ねておるな。

そう、大事なのは息抜きなのだよ。

サボるというと言葉が悪いが、息抜きならば許され

ヴェルドラのスライム観察日記

〜甘味編〜

これも全て、我のおかげというものよな

感謝せよ、イフリートよ!

と、我は自画自賛しつつ解析に取り組んでおった

最近、本当にサボってない

別にリムルにビビってる訳じゃないとも。

ただ、そう、ただ何となく、我もこのままでは駄目

殺法〟にも精通し、今ではかなりの腕前となっておる

将棋に始まり、囲碁や読書お我が〝ヴェルドラ流雪

「詭弁ですよね、それ」

にべもなし。

イフリートめ、油断するとお堅い性格に戻ってしまう

いよるわ。

まあ、それはいつもの事だからいいとして。

「いいなあ、あのシュークリムルとやらは。美味そう

な料理は数あれど、あれほど幸せそうな顔になる食べ

物も珍しい。さぞかし美味いのであろうな.....」

「そうですね。私など、食事が不要であるにもかかわ

うらず、最近では味覚への興味が湧いてきましたよ」

「そうであろう?まあ、我の教育の賜物であるな」

「ヴェルドラ様のせい、という事ですね」

.....ちょっと言い方が気にかかるぞ。

だが、イフリートにも趣味が増えておるようで何よ

りだ。

だなと思ったのだ。

フフフ、褒めてくれてもよいのだぞ?

ぎゃわ!?

い、いたのかリムルよ。

早く外に出て、リムルと共に冒険がしたい

旅に出ずとも、リムルの為す事をそばで見ていたい

と思ったのだよ。

その為にも、この忌々しい「無限年獄」を破ってし

まおう、とな。

了。最近の進捗率は素晴らしいと報告します

是、息抜きが必要との意見検討に値すると判断し

ました

は、ははは、気遣いは不要であるぞ?

甘い言葉には罠がある。

我も十分に学習した故、これ以上ノルマを厳しくす

るのは止めて欲しいな、なんて。

無論、解析も頑張る所存であるぞ!

と、心の中で早口でまくし立てる我。

必死過ぎて、言葉を『思念』にする余裕を忘れるほど

どだった

そんな我に対し、リムルが何かを投げて寄越した

我だけではなく、イフリートの前にも置かれておる

「これは...シュークリムル、ですか?」

「何ィ!?まさか、本当に御褒美だとォ!!」

イフリートに指摘されて気付いたが、リムルから渡

されたのはまさしく、外で皆が食べておるシュークリ

ムルであった

今告、息抜きには最適かと、味覚情報の再現に挑戦し

てみました。遠慮なくどうぞ」

ほ、本当であるか!?

この封印された空間に、そんなものが存在するはず

がない。しかし、現実として目の前に、美味しそうな

物体が横たわっておる。

「ど、どうする?」

「リムル様からの贈り物なそのですから、ありがたく頂

こうかと」

勇気あるなあ、イフリートは

だが、我だって最強と恐れられし〝竜種〟なのだよ

シュークリムル如きに負けてはおれぬのだ!!

なんだ。

だ。

パクリと一飲みにして、

「ぎゃわわわゎッ!!何これ、何なのこれぇーーッ!!

お、美味ちぃ!!これが、これこそが至高の幸せとい

うものであったかァーーッ!!

我、大興奮。

ここまでとは、な。

リムルが食にこだわるのを見て、いつかは我もと

思っておったが、まさかここまで美味いものとは思わ

この幸福

至福の極地というもので

余韻を楽しむ我だったが、幸せな時間とは儚いもの

口の中に残る風味も消え失せ、悲しい気分になって

きた

こうなると、考え込まざるを得ぬな

どうして我、一口で全部いっちゃったの?

イフリートはもびりちびりと齧っているというのに

「あげませんよ」

ぐ、ぐぬう...。

ここは、弱肉強食の法則をフルに活用して[

真似は致しませんとも、

う、嘘ですとも。

我とイフリートは友達であるからして、そのような

というか、お代わりを所望する!

《否。味覚情報の再現は非常に効率が悪い為、多用する

ると仕事に遅れが生じます。実験の成功に満足しまし

たので、当面は味覚の再現を行う予定はありません。

はわあ!?

そ、そんな殺生な...

案。内部解析の進捗状況に余裕が出来たら!

つまり、我が頑張ればいいのだな?

やってやるとも、

我、頑張っちゃうもんね!

新たな目的を得て、我のややる気はうなぎ登りという

業を再開したのである

ものよ。

かつてないほどの闘志と気迫でもって、我は解析作

なのだ。

...これ

トレイニーなど、しれっと四個も食べおったぞ。あ

この無双ぶり、見習わねばなるまいで。

というか、四個か。

正直、羨ましい。

我には一個しかなかったのに、どういう事だと問い

詰めたい

いいなあと、心の中で溜息を吐く。

おっと、トレイニーの発言でで聞き逃しそうになった

が、リムルのヤツは子供達を救う為の重要な鍵を見つ

けたようだぞ。

その鍵とは、次の巨人との融合だ。

私ですか?」

外界ではリムルの仲間達が集い、皆でシュークリム

ルを食べておる。

心の中であの至福の味を思い出そうとしたのだが、

失敗した。

リムルが言うように、味は覚情報を再現するのは困難

などとイフリートが言っておったので、馬鹿だなあ

イフリートはと。心の中で笑ったのだった。

「ヴェルドラ様って、ひょっとしてチョロイのでは

で私も思考力を身に付けける事が叶いました」

なるほどな

人と同様に、精霊も成長出来るという事であろうな

今のイフリートはともかく、我の知識通りの答えで

「それにしては、今は冷静になっておるようだが?」

「ヴェルドラ様のお陰です。それに、将棋との出会い

ね」「で

「であろう?、ちなみに、貴様はどうだったのだ?」

私ですか?私の場合は、暴れられるなら何でもよ

かったです」

確かに、シルフィードは私と同格ですし、弱い者に

従う事はあり得ません。風属俺は自由気儘な性格をし

ているので、相性の悪い者の召喚には応じないですし、

「いや、貴様ではなく精霊だな。恐らくだが、炎属性

に限定する必要などないであろうて」

そんなふうに話し合う我とイフリートだったが、リ

ムル達の結論も同じところに辿り着いたようだ。トレ

イニーが風の上位精霊である風の乙女を召喚して、リ

ムル達に説明しておる。

「可哀想にな」

「あのカビルと申す者ですか?」

「うむ。トレイニーもいい性格をしておる。つれなく

されるのがわかっていて、ガビルを指名しおった」

うさ。

ちょっと豆知識を披露しちやったから、我を称賛す

る者共が増えるやも知れぬな

クアーーーハッハッ!!

と、笑っておる場合ではなかった。

話は大詰めに入っておる。

下位の精霊では魔素の制御が無理だからと、精霊

女王が統べる精霊の棲家を目指す事にしたようだぞ。

実は我、心当たりがあるのだが...。

以前にトレイニーから精霊女王の話を聞いておった

のだが、その時にもしやと思ったのを思い出した。

多分だが、その存在は我が知るあの者

まあ良い

どちらにせよ、居場所はわからぬのだ

余計な口を挟むのは止めておく。

「イフリートよ、貴様ならその場所を知っておるので

はないか?」

「残念ながら...。私は魔王エレオンに従う道を選び

精霊女王と袂を分かっておりますれば

せいでしょ?

あったわ。

風属性は気まぐれ、突属性は暴れ者、地属性は穏や

か、水属性は理性的といううのが特徴なのだ。中には変

わり者もいるが、大体は同じような性質を持つであろう

我、復活したら吉田氏と友達になるんだ!!

リムル達は屋外でピクニックをしておる。

弁当をーっと、少し崩れて見た目が悪くなってお

るが、とても美味・しそうに食べておるな。

この弁当も、シュークリムルを作った吉田氏の作品

なのだ。不味い訳がないのだよ。

◆大南人ガルド・ミョルマイル・

ええとだな。「旅行

「流石は強者ですね」

「見習いたいものよな」

「いやいや、アレは見習ったらダメでしょう!」

そうか?

あの自然な感じ、アレを極める事こそ、許される為

気の極意〟であるように思えるのだが、

もっと観察して、勉強しようと思ったのだった。

そうか、それならば仕方なし、

ちょっとポイントを稼いでシュークリムルのお代わ

りをせびろうと思ったが、諦めるしかあるまい。

それにしても...。

あの傍若無人なシオンとやならでさえ、他の者の為に

残そうという配慮をしておえ。それなのに、我が管理

を委ねたトレイニーは、遠慮という言葉を知らぬよう

よ。

でも、一番欲しいこのは甘味であろうがな

のだ。

脅威度は災厄級

のだよ。

その為ならば我、どこまでも胡麻をする所存なのだ

「フフフ、元の貴様と同程度の強さだったが、今なら

ば楽勝であろう?」

「そうですね。ここで修行する前の私でも相性が良い

相手でしたし、今ならば苦もなく倒せるでしょうね」

「そうであろうさ。ここでこの努力は決して無駄ではな

い、という事だな」

と、リムルに伝われと願いながら会話する

少しでも機嫌良くなってもらい、もう一度味覚の再

現を行って欲しいからだ。

次は甘味だけではなく、・旨味とか辛味と分も味わっ

てみたい。

何とも珍しい事に、こんな場所に天空竜が出現した

すると、やはりと言うか何と言うか、またもトラブ

ルが発生したようだぞ。

そんな野望を胸に秘め、今日も今日とて観察を続け

そして毎日、あのお菓子を御馳走してもらう予定な

絶対コイツ褒めてないよね!!

我はちょっと不機嫌になった。リムルに言われるが

ままにイフリートの訓練相手を出していたのだが、そ

れをコッソリと強化しておく

流石はヴェルドラ様。たまに鋭い意見や、素晴らし

い博識ぶりが飛び出るので、油断出来ませんね!

だけで判定するとは。私達についてもそうですが、あ

の暴風大妖澗でさえも淡厄級というのが解せません」

「仕方あるまい。災厄級以上となると、魔王を意味す

る災禍級と、この世の頂点たる天災級しか存在しない

のだからな。そもそも、人の強さを基準にすれば

災厄級以上は全て危険なのだろうて。細分化しても意

味がないほどにな」

我がそう答えると、イフリートは感心した様子を見

せた。

「しかし、人間共が定めた危険度とやらも、かなり雑

ですよね。強さを基準としているのではなく、魔素量

イフリートも言うようになったものよ。

我はチョロイのではなく、賢いのだ。

そこんとこ勘違いしないように、よろしこ

「ヴェルドラ様って、絶対にチョロイですよね。かく

言う私も、その作戦に乗った時点で同類ですが」

クアハハハ。

す!」

なに「え

「何者かが暗躍しているのやも知れぬな」

「...。聖典の読みすぎでは?」

よし!

もう少し負荷を増して、イフリートを痛めつけると

しよう。

「グアアアァァーーッ!!冗談、冗談ですよ。ヴェル

ドラ様の読みの鋭さに、つい嫉妬してしまったので

「ええ。天空竜の主食は魔物ですし、人間を襲うのも

珍しい。自分の縄張りに侵入した者に対しては容赦し

ませんが、自分から他所に仕掛ける事などないかと思う

います」

「それにしても、天空竜の生息域ですが、ここからか

なり遠かったように記憶しています。どうしてこんな

場所まで?」

「気付いたか。竜の巣からフアルムス王国の上空を通

過して飛翔して来た可能性もあるが、現実的ではない

嫌がらせの為なら、我ほ努力を惜しまぬのだよ。

グックック。

これで負荷が増すであろうから、イフリートも苦労

する事になるだろうて。

無論、我の負担も増すそのだが、気にしない。

アーバンマ

でいる事だろう。そう、都市魔法や、国家魔法を維持

する為にな。

ちなみに、この二種類の魔法は規模が違うだけでは

質は同じ。大人数で発動させるべく効率化した、儀式

魔法という扱いである

オンマジック

を見る。

都市は堅固な「魔法障壁」や『結界』で守られてい

るから、上空からでも侵入は不可能だ。地中からでも

それは同じである。それほ、人口密度が高ければ高い

ほど、強度も上がると考えて間違いない

その理由は簡単で、優秀な魔法使いが多く集まるか

らなのだ。

対軍魔法を軍団魔法で無効化するのと同様に、魔物

の襲撃に対して都市防衛には重点が置かれている。

多くの魔法使いは交代で、昼夜間わずに魔力を注い

そうして落ち着いてから、天空竜が襲撃している先

した。

我は機嫌を直したので、イフリートへの負荷を軽く

ツよな。

「それならば仕方ないな。我の英知は素晴らしいから

貴様の気持ちもわかるというものぞ」

なるほど、そうであったか!?

我に嫉妬するとは、フフッ「イフリートも可愛いや

さえも『結界』を破るには苦労するだろうて。

でしょう」

当然だな。

イドラゴ、

人だ。

攻防共に種類豊富な軍団魔法とは性質が異なり、防

御特化になっておるのだ。

まあ、我ならばどうにでも出来るが、暴風大妖渦で

そんな訳で、イングラシア王国ほどの大国の首都な

うらば安全なのだが...。

「逃げ遅れた者が大勢いますね」

「うむ。リムルが助けに向かうようだぞ」

「それならば、天空竜如き直ぐにでも退治してしまう

もしも何者かの陰謀だったとしても、リムルが出れ

ば問題あるまい、

それよりも、我が気になったのは逃げ遅れた者の一

商人っぽいが、凄い性能この回復薬を持っておった

人間は直ぐに死んでしまう。ので、我が身だけが可愛

い者が多い。それなのにそこの男は、死にかけていた女

性を助けたのだ。

なかなか出来る事ではないと、我は感心した。

そもそも、あれほどの回復薬ならば値段もそれなり

にお高いはず。それを、商売第一の商人が、見ず知ら

ずの者を助ける為に擲つとはな。

これだから、人間とは面白い。

危機的状況になって初めて、その者の本質がよく見て

えるのだ。

そして今、その商人の命運が尽きようとしておる。

天空竜の狙いが、そその商人へと向いたのだ。

「おじちゃん、うしろ...」

幼子が商人に声をかけるが、それを遮るように商人

が叫ぶ。

大声で、「わかっとるわい!」と

「あれは、天空竜の注意を自分に引き付ける為、でしょ

うか?」

「その通りだとも。何とも見事な心構えではないか!!

我、感動しちゃったぞ。

そして商人は、さらに男を見せた。

「.....ワシを誰だと思っている。こんなつまらぬ場所

で死ぬ男ではないわ。貴様等は邪魔だ。さっさと行け!

回復薬で助けた母親とその娘に向かって、そう映画

を切ったのだ。

恰好いい!

これ、我の言ってみたいセリフにランキング入りし

ちゃったね!

それよりも我は、この男の事を気に入ったぞ。

危機が迫っているのに動くこうとしないのは、恐怖で

身が疎んだからではない。逃がした母子に矛先が向かう

ぬように、自身を囮にしているからなのだ!!

見上げた根性だと、我は感心した。

そして、そんな男をリムルが見殺しにするはずがな

いのだよ。

我の期待は裏切られなかった

リムルはアッサリと大空竜を瞬殺して、その商人へ

と声をかけたのだ。

「あれ?、このビン......ウチの回復薬じゃないか」

ほほう?

そういう繋がりがあったのか

これも縁、というヤツなのであろうな。

商人の名は、ガルド・ミョルマイルと言った

ブルムンド王国の大商人で、「ここイングラシア王国

でも顔が知られるほどの豪商だったようだ。

門番だけではなく警備の騎士にも付け届けをしてお

るようで、多少の融通は利かしてもらえる様子である

賄賂の渡し方も様になっておった。

「見習わねばならんな」

「それ以前に、お金名稼ぐのが先ですがね」

「クハハ、言うではないか!」

「ヴェルドラ様の場合、渡りも過ぎてしまいそうで心配

です...

フフッ、イフリートは心配性である事よ。

まあ、その心配はないとは言えぬので、我ももっと

勉強せねばなるまいて。

と知り合えたのは幸運であったわ

そういう点を鑑みれば、このミョルマイルという男

我も封印が解けた後は、このミョルマイルに教えを

乞うとしよう。そして賄賂を貰い、用心棒になってや

ろうではないか!

これこそ、WiNIWINの関係よな!

我はそう考えて、楽しくい気分になったのだよ

◆精霊の棲家、

あのミョルマイル、やはり只者ではなかったようだ。

大商人とは、かくも凄い権力を握っているものなの

がーと、我は感動に震えた。

賄賂などとケチ臭い事を言わず、毎日お小遣いが貰

えそうだぞ、と!

ミョルマイルは出先であるイングラシア王国にも

高級な店をいくつも構えておるようだ。その内の一つ

にリムルが招待されたのだ。が、そこは酒を振る舞って

くれる店なのだと

あの、ドワーフ王国で打ち上げした「夜の蝶」と同

じく、可愛い女の子が沢山いてチヤホヤもしてくれる

おる。「..

らしい。

枚もあれば三食分の食費が賄えたのを覚えていました」

イフリートに残る、井沢静江との記憶だな。

我は金銭には詳しくないので、これはとても参考に

なるというものだ。

イフリートが言うには、都市部以外では銀賃一枚も

あれば宿に泊まれたのだと。つまり、この店で酒を二

杯飲むだけで、一泊分の料金になるという事だ。

「それは、お高い感じであるか?」

「お高い感じですね。少なくとも私が記憶する限り

そんな遺級な店を利用したのは教えるほどだったかと

そうか、そうであろうな。井沢静江もそれなりに稼

いでおったようだが、酒を嗜まぬ者にとっては無駄な

出費なのだろうて。

だが、我にとっては桃源郷である!

「知っているのか、イフリートよ?」

「いえ、私もそこまで詳しくはないのですが、銀貨一

「一番安い飲み物で、銀貨一枚ですか。銅貨はチップ

でしか使わぬようですし、かなり高級な店のようです。

我の為にあるような店を持っておるのだなと、ます

まずミョルマイルに好感を持ったわ。

そしてその店だが、料金表を見てリムルが驚愕して

「ぎゃわ!そ、それって、どれぐらいの金額になり、

などと言いつつ、グラスを積み上げてなみなみと酒

を注いでおる!!

ひの命のみ〜〜なんと、その数ーー五十五個ッ!!

シャンパンタワーと言うら、しいが、あれだけで銀貨

五十五枚が消えた計算になるな。

「ヴェ、ヴェルドラ様!」違います、違い、ますよ!

あれは、酒の種類がもっと高級なヤツで、一杯だけで

も銀賃士枚はするヤツです。しかも、それを零れるほど

どに注いでいるのですから...!」

ぞ!

なったのだ

「すごいのねぇ、これが先生の故郷で流行ってるの?」

「いや〜、流行ってるっていうか...」

店に入ったリムルだが、早速凄い事をやらかした

イフリートよ!我等もいつかは、こういう店で飲

み明かそうではないか!!」

「承知しました。是非とも御馳走になりますね、ヴェ

ルドラ様!」

え、我が奢る感じ?

ちゃっかりしておるな、イフリートは、

そんなふうに思いつつも、我はワクワクした気分に

けてみた。

リムルからは学ぶべき事が多いのだ

リムルはミョルマイルと南談を纏めておる、良き取り

引相手だと、互いに認め合ったようだな。

我も認めよう。

寄りだと知っていながら、まさかここまで豪気な振

る舞いが出来るとはな。

だが、逆に考えるとだ。

リムルに奢ってもらえる時は、この程度は許される

と言えるのではあるまいか?

「そのお考えに聞違いはないかと」

「であろう?「楽」しみだな、クックッ!!

リムルから奢ってもらえる目が楽しみになったわ

限界を知る我ならば、怒られぬ範囲で豪遊出来ると

いうものぞ。

こうして我は、一つ一つ賢くなっていくのだった

そんなお利口さんな我は、リムルの様子へと目を向け

そうなのだッ!?」

「最低でも、銀貨五百五十枚!!その倍はすると思っ

て間違いないかと...!」

お、恐ろしいのう。

我は滅多な事では恐怖を感じしぬが、リムルの豪胆さ

には恐れ入ったわ。

イフリートの言う通りだな

この店で待ち合わせしていたのならともかく、偶然

「その通りですが、流石にこの店にいるとは思えませ

んがね」

ならぬ関心を持っている様子でしたので、この店にも

いないか探しているのではと愚考する次第です」

「エルフ?というと、ドワルゴンの店にいた者共だ。

な?」

「いえ、そうではなく。リムル様はエルフに対して並々

リムルの知り合いと言えば、同僚たる教師共、それ

に、ユウキという小僧や、吉田という神の手を持つ男

くらいなものである。

さて、リムルはこんな場所だというのに、何やら思い

案気だぞ。

やはり、子供達の事が心配なのであろうな。

「そうでしょうか?」何だか人を探しているような気

がしますが....」

「人を?しかし、リムルのヤツに知り合いなどいな

いであろう?」

のだった。

そこに金の匂いがする、とな!

ミョルマイルとは仲良くしようと、我は心に誓った

出会うという事はあるまい、

おる。

駆使出来はすまいが、な。

ーと思っていたら、ドワーフ主国で占いをしてい

たエルフがやって来たぞ!!

「ちょっと向こうでお話ししません?、スライムさん」

リムルが人の姿をしておるというのに、そのエルフ

は正体を見抜きおった。

意外と鋭い観察眼を持っているようだ。

まあ、そうでなければ占いという名の高度な魔術を

名も知らぬエルフは、リムルと楽しそうに会話して

読心術でも使えるかの如く。リムルの考えを読み解

いておるぞ。

我でも最近、リムルの表層心理を読み解くのすら困る

難になっておるというのに、大したものである。

その技術、我にもご教授願いたいものよな。

そして今、リムルは『エルフをスカウトして、

魔国連邦で働いてもらいたい』と考えておったようだ

素晴らしい。

我も賛成なので、是非とも実現して欲しいものであ

そのエルフとの出会いは、実に有意義なものであっ

リムルが変えていたのは、精霊女王の棲家がどこに

あるか手掛かりが掴めなかったからだ。それを、その

エルフが占いで解決してくれたのだよ。

気になるのは、そのエルフが凍らした言葉だ。

『精霊の棲家へ向かって、帰って来た者はいないの」

真面目な表情でそう告げておったのだが、それを聞

いて我は確信を深めた。

やはり、間違いない。

精霊女王とは、我の知る存在の別名であろうな

直接会話した事はないが、ヤツの性格は聞き及んで

おる。

◆精霊女王◆

大変なイタズラ好きだ。とな

さてさて、リムルとアヤツが出会ったらどうなるの

か、我もそれを楽しみにするとしよう!!

不安そうにしていた子供達に、ホットチョコレート

とやらを飲ませた翌日。

問題の場所にやって来た。

ちなみに、昨夜のホットチョコレートはとても美味

しそうだったと補記しておく。我も欲しいとねだって

みたが、却下された

不満である

とても悲しい気持ちになったと、強く書き留めてお

く所存だ。

「あっ、何か出てきましたよ!」

「おっと、見逃すところであったな。それで、どんな

状況だ?」

我は日課となっている日記を書く手を止めて、外の

様子へと目を向けた。

目に入ったのは魔人形だ。どうやらリムル達は、そ

のゴーレムに襲われているようだぞ。

「実は先程から、リムル様達に話しかける者がおります

して。たった今、上位精霊の居場所を教えてもらう為

に試練を受ける事になったのです」

「ふむ。その試練が、アレか」

「そのようですね」

事情はわかったが、今のリアムルを相手に馬鹿な交渉

をするものよ。

普段ならいざ知らず、子供達の事で頭を悩ませてい

るリムルには余裕などない。それに加え、子供達の安

金も守らねばならんのだ。

ゴーレムなどに襲わせようものならー

「〝黒炎獄〟だな」

「凄まじい火力ですね....」

「一応は手加減したようだが、これ以上リムルを怒ら

うむうむ。

我もそれは同じである。

誰かは知らぬが、リムルを相手に交渉しようとした

者も反省しておるだろう。

そしてーその愚か者が、怒れるリムルに呼ばれて

姿を現した。

「ほいほいはいははい!!たった今、恥ずかしながら

やって参りましたー

妖精だった。

か、それを知れば恐れるものはなくなる。我等は幸運

だぞ?ここでリムルを観察する事で、そのデッドラ

インを見極める事が出来るのだからな!」

勉強になります」

「なるほど」

「さじ加減が肝要なのだよ。どこまでやったら怒るの

せるのは不味がろうな」

やはり、一瞬だったな。

リムルは『粘鋼糸』でゴーレムの動きを止めて

黒炎獄〟で片を付けたのだ。

「リムル様が怒っていると?」

「見てわからぬのか?リムルは、自分の事よりも他

人の事で怒るタイプのようだからな、子供達まで危険

に晒す真似をされて、結構腹を立てておるようだぞ

よです」そうで

そうであろうなーと、我は思った。

今のラミリスはチビッチだが、我の記憶では麗しい

女性である、イコールで結今のが困難なほどに違うの

で、同一人物とは気付けぬところであったわ。

しかし、この者は紛れもない本物である。

「我こそは偉大なる十大魔王が一柱!〝迷宮妖精

のラミリスである」

と、本人の口からも自己紹介があったしな

「さあ、跪くがいい!!」

ラビリーム...

「ああ、そちらでしたか。確かにラミリス様は、いく

つもの呼び名を持つ御方ですからね。姿形も時代に

よって違うので、混乱を招く、要因にもなっているそう

しと

そして、我の睨んだ通りの人物であったわ

「おお、ラミリス様!!懐かしい御姿、私が魔王レオ

ン様のシモベとなってからもお変わりないようで、安

心しました」

「そうか、やはりラミリスが精霊女王であったか

「と言いますと、ヴェルドラ様も御存知だったので

しょうか?」

「いや、我の記憶では・迷宮妖精クラミリスだな。直

接の面識はないが、ヤツが魔王の一柱であるのは知っ

ておったぞ」

それだけで済んだのが幸運と思う他あるまいよ。

トレイニーなどは置いて行かれたと嘆いていたが、

ついて行っていたとしても何も出来なかったであろう

しな。ラミリスが無事だったと知れば、あの三姉妹も

喜ぶであろうて。

リムルはラミリスを疑いの眼で見ていたが、これも

また仕方のない話だった。何せ今のラミリスは、本当

に力の全てを失った状態だったからだ。

多分だが、堕落してからも何度か転生を繰り返した

のだろうな。

「しかし、トレイニーという樹妖精は、私以上に長き

時を生きているのですね:...」

滅多にない事だが、なってしまったのだから仕方あ

るまいな。まあ、あの時の状況は聞き及んでおるが、

などと調子に乗っている事からも、リムルを相手に

大した度胸だと褒めてやらねばなるまいて。

だが、そんな調子のラミリスに対し、リムルは警戒

心を解いたようだ。魔王だと自己主張するラミリスを

疑いの目で見ておるな

「我の記憶でも、ラミリスは魔王になったと覚えてお

るぞ」

間違いありません。権能はそのままに、ラミリス様

この属性が変化してしまったのです」

「お、おい!」この馬鹿者めが!!女性に年齢の話を

するのは厳禁であるぞ!」

「し、失礼しました!」

「気をつけよ。ここには貴様と我しかおらぬが、外に

出てから同じ調子で話してしまうやも知れぬ。普段か

ら危険な会話はせぬように、心がけておかねばな」

「金言、心に刻みます」

うむ、それでよい。

我も学習したのだ。リムルも迂闊なところがあるが、

我にだって苦い思い出があるのだよ

そう、あれはまだ我が幼かったあの日。

我が姉の一人に向かってババーいや、止めよう。

ブルブル。思い出すだけでも、恐怖でーーいや、お

然怖くなんてないけど、ちょっとな。

ほんのちょっぴり、我にも苦手とするものがあるだ

けなのだ。

誰にだって苦手なものはある。そういう事だな

「ちなみにだが、我がトレイニーと出会ったのは数千

年前だったな。保護してからしばらくした後、我の棲

家として生み出した森を任せたのだ。ただな、樹妖精

は樹木に宿った精霊なので、普段は寝ておるのだよ。

数千年生きておるが、活動しておる時間はそれほど長

くはないと思うぞ」

否。そのような余裕はないので、却下します

リムルとラミリスだが、〝ミリム〟という共通の話

題があったお陰か、互いを認め合う形になっておった。

リムルが用意したお菓子を「ラミリスが当然の顔を

して食しておるぞ

あのサイズでお菓子を......正直、羨ましくてたまら

ぬわ。

あのう、我にもお菓子をし

けるとしよう。

ま、そういう事だ。

我のようにずっと意識を保っている者は少ない。そ

れが現実であり、人生経験を測るには、生きている年

数を数えても意味がないのだよ。

だからこそ余計に、女性の年齢を追及するのは止め

ておくのが無難なのだ。

という訳で、この話はオシマイ

嫌な思い出は投げ捨てて、リムル達の様子に目を向け

「そうでしたか。それでは、堕落したと言っても本質

的には変わっていないのですね、我等も精霊界にいる

時は、半分以上寝ていするようなものでしたから」

ヒドイッ!

リムルが冷たくて、我、悲しい

れ以上は...

実家。進捗率の上昇が確認出来たら、味覚情報を再現

する余力も生まれるのですが、

...

やろうとも!

我、頑張っちゃうもんね、

しかし、一秒間に計算出来る回数は、既に限界。ここ

今年、一つの意識だけで計算するのではなく、同一性

能の意識を複数用意出来たならば、理論的には演算速

度も上昇するのですが...

な、何と!

そうであったか

流石はリムル、物知りで頼もしい事よ

都合のいい事に我、つい最近、意識を分割させる術

を身に付けたところであったぞ!!

「やるさ、やってやるとも。分割意識を並列させて

演算速度の同上を目指してやるわ!!」

「ちょ、ヴェルドラ様、無茶ですよ!?」

「無茶だと?馬鹿を申すな!我に不可能なとない

ここでやらずして、いつやるというのだ!」

「騙されてますって!」それはリムル様の巧妙な罠で

すって!!」

「黙れィ!!リムルが我を騙す事などないのである!!

我がここで頑張る事で、リムルに余裕が生まれる。そう

うすれば、お菓子のイメージを味覚情報として再現し

てくれるのだ!やるしかあるまい?」

「そ、そうですか。そこまでの覚悟を.....」

うむ、と我は力強く頷く。

「ヴェルドラ様がそれでいいのなら、私からはこれ以

上反対致しませんよ」

イフリートも我を応援してくれる気になったようだ。

これで、後顧の憂いなし!

ある。

我はガムシャラになって、解析作業を再開したので

◆救われる魂◆

ぞ」

駄目だった。

意識を分割しての同時演算だが、メッチャ疲れるの

我とした事が、ここまで大変とは思いもしなかった。

我、もしかして騙されてし

「フフフ、そう褒めるでない」

「いや、別に褒めている訳では...」

この照れ屋さんめ。

ともかく、ちょっと休憩だ。

レというヤツなのであろうな

「それって、サボれなくなったという解釈も成り立つ

のですが、宜しいのでオか?」

「え?」

言われてみれば...。

先ずは二つの意識に慣れる事から始めて、徐々に三

つ四つと意識を増やしていくように、と。

その際は、同一規格で処理する方が効率が上がると

も言っておったな

リムルの言葉に間違いはないので、我は分割する意

識は同じだけの容量を持たせるように心がけておるの

だ。だからこそ疲れたのだが、片方で休憩するのは間

題ないらしい。

「いや、誰でもわかると思いますけどね。普通は出来

ないですし」

それって、我が凄いって事だな?

イフリートも言い方にトゲがあるが、これがツンデ

「マジで、です」

信じられぬ。

精霊を召喚して、それを統合するなどと、

可能なのかーーという問いに意味などないな。

現に目の前で、それが行われているのだからな

天切に大切にクッキーを味わいながら、リムル達の

状況を聞く事にした。

リムル、無茶苦茶な事をやっておった...

「マジでか?」

あっま〜い!

...そして、と、とっても美味しいではないかっ!!

無論、イフリートにも一枚分けてやった。

はわっ!!

目の前に突如出現する十枚のクッキー

十枚だぞ。

枚や二枚というケチ臭い枚数ではなく、十枚も

こんなに優しいリムルが、我を騙しているハズがあ

るまいて。

意識の一つで作業を継続し、つつ、クッキーを味わう

事にする。

告。クッキーの味覚再現に成功しました。

【擬似上位精霊・水風』を作成:::成功しました』

我、そんな属性を聞いた事がないんだけど、成功し

ちゃったんだ...。

リムルは手際よく、作成した精霊を関口良太へと深

合』してのけた。

呆れるやら驚くやら、

これにはイフリートも、開いた口が塞がらない様子

だぞ。

凄いですね、リムル様は」

凄いで片付けていい話でもないと思うがな」

と、我も少し動揺してしまったよ

これより驚く事などないーーそう思った矢先にそれ

は起きた。

我に匹敵するほどの存在カッ!!

クロエという少女が呼び出すした存在は、精霊などとも

いう次元を超越した〝得体の知れぬ何か〟だったのだ。

ラミリスが必死に止めようとしたが、相手が悪過ぎ

た。

その存在は、あっという間にクロエに宿ってしまっ

たのだ。

しかし気になるのは、何故かりムルにキスした事だ

な。それに...

「見覚えがあったような気がする」

「アレを知っている、と?」

思い出せんが、懐かしい感じがしたのだ」

不思議な話だ。

我の記憶には、あのような存在の知識などない

それなのに、この気持ちちは何なのであろうな

まあ、考えても答えは出ぬか

クロエは無事だったようだ。し、これにて子供達の間

ちなみに

題が解決した。今はそのれを喜ぶとしよう!

リムルも我と同じ気持ちだったらしく、この件には

触れずに一件落着となったのだった。

...

リムルはラミリスとの約束で、新たなゴーレムを用

意したのだが、

「...来い、上位悪魔....」

単なるゴーレムではなく、自ら作成した精巧な人形

に上位悪魔を憑依ーというより受肉させたのだ。

これもまた、出鱈目な話である。

ラミリスのゴーレムは聖霊の守護巨像と言って、優

れた性能を有しておったのだが...:今誕生した

魔将人形〟には遠く及ばぬ。何せ、リムルはまたも

だ。

なるほど、やはりリムルも気付いておったのだな

《否》悪魔の自律型は悪意の塊なので、子供達に悪影

響を及ぼす可能性があり、ました。その為、許容出来ぬ

と判断しております

ネルキ!

我の魔素を奪って、ラミリスのゴーレムに〝ベレッタム

と〝名付け〟を行いよったのだからな。

我も慣れてしまったが、そろそろ自重を覚えてほし

いものである。

で、問題なのは、

「ふと思ったのですが、リムル様は悪魔を召喚出来る

のだから、子供達には精霊の代わりに悪魔を憑依させ

るというのもアリだったのでは?」

というイフリートかこらの突っ込みなのだよ。

鋭すぎて、言葉も出ぬわ、

その発想は我にもなかったたが、アリかナシかで言え

ばアリなのよな...。

上位悪魔はかなり格下で、魔素量だけを見れば上位

精霊に遠く及ぼぬ。しかし、悪魔は魔素の扱いが巧み

なので、自我のはっきりとした自律型を呼び出せれば

分に子供達の暴走を食い、止められた可能性が高いの

ほとても素晴らしいものであったな

な。

しよう

「そんな事よりもイフリートよ、リムルが作った人形

それが分かっただけでも良しとして、話を変えると

イフリートの意見に頷がなくて良かったわ。

もしも迂闊に同意しておれば、我までリムルから鬼

れられるところであったぞ

まあ、安直な意見に飛び付けくのは危険、という事よ

に、深く考えを巡らせるが良いぞ!」

そして、言われてみれば納得である!

確かに、召喚された悪魔なちば、リムルの命令は聞

くであろう。だが、子供達だと従わせるのは難しいか

命令には従っても、油断出来ぬのが悪魔という種族

だ。子供達にズルを教えて、悪の道に導いてしまうや

も知れぬのだ。

ラミリスのような魔王ならばともかく、まだ幼い子

供達では正しい判断が出来ぬ。悪魔の言葉に耳を貸し、

大きな失敗をしてしまう恐れもあった

そうならぬよう、リムルは悪魔を憑依させる条を知る

下したのだな。

「そういう事だぞ、イフリートよ。まったく、貴様は

浅慮過ぎて呆れたものよな。もっと我やリムルのよう

《12巻に転生する!》

「は、はあ」

「我が復活した時には、リアムルに頼んで貴様にも用意

してもらうとしよう!」

「おお!是非ともお願いしますね!!」

「うむ!我に任せるが良いぞ。クアーーーハッハッ

ハ!!

その場を誤魔化すように、我は高らかに笑ったの

だった。

平成最後の11月

某日

...

アニメ「転生したら

スライムだった件」

アフレコ現場

「その記録を

ここに記す」:と

録見たら

胸キュン

だった仕

リムル様

始まるっすよ

んー

ONALI

俺の声を

担当してくれている

岡咲美保さんは

もうすっかり俺

可愛らしさと

頼もしさの混在した

唯一無二の

スライムボイスだ

頼むぞ

大賢者

かわいいよな

俺の声

自分で言う

っすかッレあ

いいんだよ

事実だし

えーっこの回

自分の出番

無いっすか!?

イングラシアじゃ

テンペストの皆は

留守番だもんな

いつメンで出てるのは

ランガだけだ

くっ~ん

ランガ役

小林親弘さん

わふっふ

わきゅ□△x

○x△□x◆

小林さんのランガの

引き出しが

すごく多い

人間って

あんな声

出るんすね...

犬っぽい人間

いやむしろ

人間っぽい犬

なのかもしれない

☆誉め言葉です

ひとつの場面に複数の表現を見せてくれる

ひとつの場面に複数の

表現を見せてくれる

声優さんて

職人だよな

次はクロエの

あのシーンが

漫画でも最近

あったところだな

クロエ役

田所あずささん

先生あのね

あのね...

スライは最近です

だ〜〜〜い好き!!

リムル様ーっ!?

原作を読んだ時も

かわいらしかったが

声が付くと

破壊力がすごい

大丈夫すか?

確かに

かわいかったっすけど

自分はもっとセクシーな

方が...

プースのこっち側を

見てみろ

そうじゃないんだよ

ゴブタ

おじさん達が

「故郷に残してきた

娘を想う戦士」の

顔つきに...!!

こういう一発KO

みたいなのも

さすがだ

アフレコ現場に

お邪魔すると

放送では採用されない

バージョンも聞けて

非常に楽しい

だがどうしても

思ってしまうことがある

ピポクテ草

大賢者の貴重な

NGシーン

NG集とかあれば

いいのにと

我こそは

偉大なるべばべべ

ラミリスが素でく

噛んだ!

者役

□○△x◇

«っ〈〉●◯!!

いやこん

リスク

春野杏さん

☆正しくはヒポクテ草

もうこれ

小林さんにしか

出来ないよな...

とか無責任な

感想を残して

レポートを

締めくくろうと思う

楽しかった

っすね~

そうだなまた

お邪魔したいな

眠れない夜に

童話をせがまれた

えキャスト

知らない

お話がいいわ

桃太郎を

アレンジするか

お世話になった方々

原作:伏瀬先生

キョアタ4原案:ユメばーた±

こういう時は

登場人物を身近な人に

置き換えると話を

つくりやすい

鬼退治に

行くっス!

ため、国の歩き方、母裏でお仕事

転ス20記:柴先生

転生しても

社動だった件は、明地雫44

乾燥したらスライキン「お待果間

一方国暮らしゅトリティ〜

・戸野タエ先生

アシスタント

村市さん

ほう...鬼を

斬るとな?

では私が

きびだんごを

作りましょう!

原口大樹さん

桐谷将士先生

荒緒訳先生

西田拓矢先生

稲集部のみなさん

ANDYeu!!

先生

どうしたの?

いやゴブ太郎が

無事鬼退治に

旅立てるビジョンが

浮かばなくて...

恐山猿!!

いに先生ー!!

むかずとです-!

キャラクター原案

みっつば一先生より

冗談!!

「魔物の国の歩き方

おかぎりしょう

岡霧硝先生ょり

ネック11だが、

いいんだよ

つい上先生おめでとうございます

学園の子たちは目での気持ちが

今回のチョコの見ていて気持ちが

いいですぅ!!いいてですねぇ。

それでも

久しぶりに、

...

...

...

はい...

い!!

いい!!

スラ日記」柴先生♪

私11巻

おいぜい...っ!?お父さん

「転生しても社畜だった件

あけっちしずく

明地雫先生より

いっも楽しい

水曜日のシリウス

魔国暮らしの

理由のシーズ連載中の

トリニティ

もよろしくお願いします

「異聞・~廉国暮らしのトリニティ〜

戸野タエ先生ょり

『転スラ』アニメ放送を記念してシリウス公式:twitter(@shnonen_sirius)で

放送告知ツイートを実施しています。201812月3日〜2019年1月7日分までに

UPされたシリウスゲスト作家達による応援イラストを掲載!

................................!

三ノ咲コノリ先生〈@minosak_konor)

『春夏冬さんに呪われるっ!?」Padyにて連載中

コミックス1巻発売中

アキラ

刀城アキラ先生(@dokakaakead)最近の原則は裁判でマガジオケットにて運転のコミックストと講演の

刀坂アキラ先生(@tollsakaaa)

「魔女狩りの現代教典」マガジンポケットにて連載中

コミックス1-2巻発売中

ソガシイナ先生(@shinasoga)

「旧約Marchen」月刊少年シリウスにて連載中

コミックス1-2巻発売中

...

維邪之托刀先生(@iganotakuto)

「生徒会長はベッドの上で全てを解く」

二コニコ静画「水曜日のシリウス」にて連載中

どう

このあとすぐ

毎生ライ

フライム

だった件

そわ

そわ、

...

全裸律機

明地雫先生(@sizuku0701)

「転生しても社畜だった件」月刊少年シリウス

ニコニコ静画「水曜日のシリウスJにて連載中

「時間帯長先生(@doukiokの2016年までに当たったわけじゃないのですが、ユーザーがきっというのは、

アベト

青辺マヒト先生〈@aobmhit

『悪舌のモルフォ』Paloyにて連載中

コミック12巻発売中

家この物語はフイクションです。実在の人物・団体・出来事などとは

切関係ありません。

淡収録されていいる表現は、作品の執筆年代・執筆された状況を考慮し

コミックス発売当時のまま掲載しています

転生したらスライムだった件(11)

画作他り

漫原そ

2019年3月1日発行(O)

川上泰樹

伏瀬

人根みっつばー

『2019年6月の『akifarakamizo!

森田浩草

そ行っ

発行者発行所

きゃ

株式会社・講談社

〒112-8001

東京都文京区音羽2122:

残念な

シリウスKC

原作:1犬瀬

漫画:リート表

キャラクター原案:みっつばー

Fuse

TaikiKawakami

予受障

MitzVah