ヴェルドラーテンパスト【暴風竜ヴェルドラ】 トリムルの各づけ親で親天災級モンスター。 一戦時中の日本から召喚された異世界人。死去。 リムルーテンペスト(三上悟) 異世界人。人間からスライム転生した主人公。 異世界人。リムル(三上悟)と同郷。自由組合総師と自由学園の理事を兼任している 黒嵐星狼ホ風生...リムルの影に潜む。 システムの心臓りの子供反抗的でフンチェットが根は良い子。 トンズの心裏りの子供。 気づかないと、仲間思い。 シズの心臓りの子供。おっとり不思議な女の子。 シズの心度りの子供クラスの最年長でお兄さん的な在 シズの心残りの子供気が強く、お転婆 ヴェルドラのスライム観察日記 まぁ!なんて愛らしい形のお菓子でしょう これがシュークリムルというスイーツなのですね! いつの間に帰ってたんです? よぅベニマルお土産あるぞ ついさっきだよ影移動で一時帰国だ これはこれほ...お出迎えもせず申し訳ないですじゃ またすぐ戻らなきゃならんしな すっそコミックよいつオレくッ!! おいもっと詰めて座れよ ...なんかすごい集まってきたな 獣王国の使者もいつも通りですし 工事の方はプルムンドから要請のあった簡易宿に着手しました ブルムンドといえば... そこからやってきた商人が上位回復薬を天量購入していきましたな フューズやベルヤード男爵がうまいこと宣伝してくれたみたいだな 商人の名はガルド・ミョルマイル・ イングラシアにも行商に向かうと言っておりました へぇじゃああっちで出会えるかもな リムル様のお話もお聞かせください ...そうだな。皆に相談してみるか 人間の国で先生になられたとか 魔素が安定せず肉体の崩壊を待つ子供達とは... 手を貸してどうにかなるもんなんですか? 膨大な魔素を安定させる程のスキルとなるとユニーク級... 厳しい修行を課したとて獲得できるとは限りませぬ リグルドシズさんを覚えているな? 彼女は昔生徒達と同じ状況だったが 魔素の安定に成功し長らえたんだよ ふむ:その方法がわかればいいのですが、 今となっては調べることも.. ...実は見当はついているんだ 炎系の精霊では王級に次ぐ上位精霊ですよね そうだシズさんは幼い頃そいつを魔王レオンに憑依させられた 恐らくだがイフリートが魔素を制御していたんじゃないかと思う というのが大賢者と立てた推論だ なるほどつまりリムル様は 子供達に精霊を宿そうとお考えなのですね トレイニーさんいたのかよ!! とても良い案だと思いますよ 確かに精霊は魔素の扱いに長けています しかしむし無視できない問題もあります まず下位の精霊ではそれほどの魔素は制御しきれないでしょう ですが上位精霊はその数も少なく: その名の通り「風」を司る上位精霊です。 そこのあなたちょっとこの子に話しかけてごらんなさい わ我輩はガビルと申す者ご機嫌はいかがかな? このように上位精霊は気まぐれです 気に入らなければ助力は望めないでしょう せめて精霊の棲家へ行くことが出来れば相性のいい精霊に出会えるかもしれませんが: 精霊女王の統べる別次元にある場所です 私が取り次げたら良かったのですが 現女王とは接点がないのです 入り口は女王の意思ひとつで引っ越ししてしまうので特定は困難でしょう お役に立てず申し訳ありません いや俺のやろうとしてることが間違ってないってわかっただけでも収穫だ やけに静かだと思ったら怖い顔して... これ以上食べたら工事現場のゲルド達の分が...っ でもっ...でも美味しくて...っ 私はどうしたらいいのですかリムル様 食べていいよまだあるから ここまで喜ばれると買ってきた甲斐があるな リムル様が戻られたと聞いて.. 良かったなあと少し遅ければなくなっていた 今度また他のも買ってこよう あの店はシュークリーム以外も美味いからな 例のわんこが来ましたよ! おう今日は弁当頼まれてんだ よーしよしいい子だランガ じゃこれ、子供達の弁当な ちゃーんとリムルの旦那に届けてくれよ? おっことすんじゃねーぞー 普通の犬のフリも楽ではない... ふん、言われるまでもない お使いという誉れある使命 見事果たしてみせようではないか!! 振り回しちゃ駄目だって言ったろ? 今日は野外授業と称して郊外で模擬戦だ くぁーっやっぱ運動のアトのメシうめーーっ だいたいさー先生は強すぎなんだよ そうよ女の子にはもっと手加減するものでしょー 焼け石に水かもしれないが少しでも魔素を発散できればいいと思って定期的に模擬戦をやっている 今俺に出来るのは上位精霊を探すことだけだしな ねぇ先生と勇者様どっちが強いかな そんなの勇者様に決まってるじゃないの そういやヴェルドラって勇者に封印されたんだよな... こんなのにマサユキ様が負けるはずないもん! マサユキってのが勇者の名前なのか? 先生勇者様を知らないの!? 金髪でねすっごくカッコイイんだから! 金髪なのか日本人っぽい名前なのに 確かミリムがヨウムに.. あれは魔王と同じで特別な存在なのだ ゆうしゃ勇者を自称すれば因果が巡る だから「勇者」ではなく、「英雄」を名乗れとかなんとか ってことはもしかしてマサユキとやらは 暴風大妖渦と同じランク帯の上位龍族です。 ...まずいな王都に入ろうとしてた人達が狙われてるのか あの人たち死んじゃうの? 飛び出してはきたものの 西方聖教会に目を付けられても困るし 西方聖教会に目を付けられても困るし こんなところで死んでたまるかい 母親が重傷なのかあのまま放っておいては... 頼む...効いてくれ... おかーさんになにしたの!? あ...あれ...?わたし.. 効いた...!しかもなんという即効性だ フューズ殿から聞いてはいたが おじちゃんうしろ... ...ワシを誰だと思っている こんなつまらぬ場所で死ぬ男ではないわ 貴様等は邪魔ださっさと行け! この場でこの薬を持っているのがその証 そうともワシは幸運な男なのだ ウチの回復薬じゃないか じゃああんたが大量購入したっていうブルムンドの商人か 消え...いや消したのか!? 名前は確かミョルマイル...だっけ 一体何者なのだこの娘ーいやこの方は!? ワシの事を知っておられるのか?いかにもワシがミョルマイルですわい しまった正体を隠すつもりで大人に変身したのに 回復薬の顧客を見つけて舞い上がってしまった 通りすがりのしがない教師ですよ ...さっき「ウチの回復薬」と言っておりましたな もしや魔国連邦に縁があるのですかな? お目にかかれて光栄です 名前までよくわかったな ええあの街の住人達はあなたの話ばかりでしたからな 人の姿の時の似顔絵まで見せてくれましたよ ずいぶん慕われておいでだ ワシも懇意にさせて欲しいもんです ぜひお礼も兼ねてご馳走させて頂きたい イングラシアにはワシの出資している店もありますので―― イングラシアにはワシの出資している店もありますので 知性のある竜が無差別に人間を襲うとは思えんのでな 詰め所で話を聞かせてくれ 万が一俺の正体がバレでもしたら西方聖教会に知られるかもしれん 聴取かねッワシをミョルマイルと知ってのことか? 失礼しましたミョルマイル殿 教育がなっとらんようだな このおっさん今賄賂渡したぞ!! 弁えろ!この人はプルムンドの大商人のガルドミョルマイル氏だ ただしこの方は帰してやってくれ ワシの護衛としてここまで一緒に来てもらったのだ もちろんですミョルマイル殿 ここまで助かりましたぞ次の機会も是非 そうじゃろう?ワシも驚いたよい すごいな堂々たるもんだ 助けたつもりで助けられちゃったよ なんだよ先生!今のめっちゃカッコイイじゃん!! ちょっとなによその格好! カッコイイじゃないの!! さっきのおじさんが擦れ違う時にこんなの渡してきました ん?裏になんか走り書きしてある 大賢者に脳内マップを出してもらうと 大鍋者に直店マップを出してもらうとこのあたりは自殺な店が立ち出るだった このあたりは高級な店が並ぶ地区だった なるほど随分なやり手らしい 彼とは今後も付き合いが続きそうだ そういうことで、それでも、 ミョルマイルの招待を受け王都の一等地にある高級酒処にやって来た 暴れ天空竜を撃退した日の夜 彼の口利きで今夜は貸し切りだそうだ :料金表を見て吹き出したが仮面のおかげでバレなかったと思いたい すごいのねぇこれが先生の故郷で流行ってるの? 言ってみただけなのに、まさか本当にやるとは... いや~流行ってるっていうか.. リムル様お楽しみ頂けておりますかな? まぁ今夜はミョルマイルの奢りだ 存分に堪能させて頂くとしよう 店長がやけに腰低いけど何者? 自由学園の先生らしいよ へぇ...あのミョルマイル様が子供に対してあんなに気を遣うだなんて... くれぐれも丁重にってお達しだ 申し訳ないが魔力感知で丸聞こえだ 何か弱みでも握られてるのかね というか、店を振るかこっちにって 悪いな大人の姿の方が体裁がいいだろうに 貴方の正体を伏せる万が大事ですからな 魔国連邦で商談をしてきたミョルマイルは 西方聖教会に身バレしたくない俺の事情もすぐに汲んでくれた そうだウチの回復薬のことだが 天空竜の襲撃でずいぶん消費しただろ? 割れたり怪我人に使った分は補填する だからどんどん配ってくれていい なるほど売り上げよりも宣伝効果を優先ですか 料金は規定通りお支払いしますよ あの薬を怪我人に使うと判断したのはワシですからな 俺が助けたからって気にしなくていいんだぞ? それはもちろん感謝しておりますが ワシは遠慮しているわけではないのですよ ただ貴方に投資したいと思ったのです 今後、交易路の中心となるであろう魔国連邦 盟主である貴方とお近づきになれた これが理由ではおかしいですかな? じゃあ今後とも取引をよろしく頼むよ こちらこそ是非ともよろしくお願いします 手短に話をすませると、ミョルマイルはさっさと席をはずした なにせキレイなお姉ちゃんが沢山いるお店だ なにせキレイなお姉ちゃんが沢山いるお店だ 長時間おっさんの顔を見ていてはもったいない しかし俺も贅沢になったもんだ しかし俺も部分になったもんだこんなにキレイなお姉ちゃん達がいるというの こんなにキレイなお姉ちゃん達がいるというのに どうしてもエルフの姿を求めてしまった ドワーフ王国のお店で占いをやってくれたダークエルフのお姉さん 挨拶したいけどこの姿じゃ俺のことわからないよな それですね...会ってないし っていうかなんでここに...ん? ちょっと向こうでお話しません? すごいなどうしてわかったんだ? うふふエルフの直感... とだけ言っておきましょうか ドワーフ王国以外で会えると思わなかったよ 私は他の子と違って旅人なの ママのお店にはよくお世話になるんだけど専属ってわけじゃないのよ たまには故郷に帰ったりとか? 「エルフの故郷に行けばエルフ美人がいっぱいいるだろうし」 「今度何人かスカウトして魔国連邦でも働いてもらおうかな」 私の故郷は魔導王朝サリオンのはずれ サリオン図書館の本に載ってたな 一応サリオンに属してるけど どちらかというとウルグレイシアの方が身近かなぁ そっちは本にもあまり記述がなかったな 精霊信仰のさかんな国でね 私の占いも精霊魔法の応用なのよ その占いで隠された場所を見つけ出すことって出来るのか? ひとつ占ってもらいたい場所があるんだ いつかスライムさんのところで働くことになった時 お給料はずんでもらうから! 是非ともそちらの本店にもおいでくださいませ リムル様今度はブルムンドでお待ちしております 今後とも各地での宣伝を頼むぞ 先生もう帰っちゃうんですね 生徒達が待ってるからさ 占ってもらったその場所は予想通りだった 俺ではなく占いのお姉さんの予想だが... うん...入り口が移動してなければ多分 え?精霊の棲家の場所を占ってほしいの? ...ってあそこかなぁ なんてこったトレイニーさんすら知らなかったのに スライムさんが知らなかったのは仕方ないわよ ウルグレイシアはサリオン以外と国交を結んでいないから よその国で調べてもよくわからないと思う ウルグレイシアにあるのか? 精霊と近しい国か... そさっき精霊信仰がさかんだって言ったでしょう 国民はみんな十歳で精霊と契約する決まりなの 予供達に上級精霊を宿すってのもあながち突拍子もない話じゃなかったわけだ どんな事情があるのか私にはわからない スライムさんにとってきっととても大切なことなんだって声色でわかる 帰ってきた者はいないの 占いのお姉さんによると ウルグレイシアの国民が契約の儀式を行うのは大抵が町の中央にある祭壇だという 上位精霊が現れることはないのだと 上位精霊と契約を結びたいのなら精霊の棲家へ行くしかない トレイニーさんは魔素を制御させるのなら上位精霊でなければ駄目だと言っていた なら行かない理由はない どうしても行くのなら見せてあげる ...ここが精霊の棲家 その日はベスターから教わった「拠点移動」の魔法陣を設置し ひとまずイングラシアに戻った ...そういうことで、そういえば、 おまえはいいのでしょうかもしれないかな どうしたんだこんな夜中に なんてこったまさか人生初の夜這いがされる側で しかもこんな幼女二人からとは 明日も...大丈夫だよね? 「明日も生きていられるか」だ 牛鹿の乳を温めたものに 店長からもらったチョコもどきを溶かしたものだ 不安な夜はホットチョコレートに限るな お前たちの分もあるぞ? うぇばれてる...!! うめーっなにコレうめーっ 飲みながらでいいから聞いてくれ 懐かしい味がするな... 明日の課外授業についてだ ウルグレイシア共和国ウルゲ自然公園 スライムマシュマロヘリー 俺は子供たちとランガと共に 精霊の棲家と言われる迷宮へと足を踏み入れた ...思ったよりのんびりしているな と思った途端お出ましか 用が済めば直ぐに立ち去る 良ければどこに上位精霊がいるか教えてもらえないか? 武東九条東北かしこ打ち勝ったらね おいおい食い気味に殺しにきてるじゃないか 試練ってのはこいつを倒すことか? その子はとっても強いよ 楽しそうなとこ悪いけど子供達に怪我させたくないんでな アタシの聖霊の守護巨像が、 たった一撃で...!? 隠れてる場所はわかってる 魔人形みたいに燃やし尽くしてもいいんだぞ はいはい、はいばい!! たった今恥ずかしながらやって参りました 我こそは偉大なる十大魔王が一柱! 〝迷宮妖精〟のラミリスである なんか初めて会った時のガビルを思い出すんだが お前が十大魔王の一柱? いるのよねーよく知らないからとりあえず否定するヤツぅー 確かに十大魔王のことは良く知らないけどな 友達にいるんだよミリムって魔王が あいつのデタラメさを見てるとどうにも.. ミリムの友達...!? もちももしかしてアンタ 魔国連邦だかいう国を興したリムルとかいうスライム? この前久々に来て友達が出来たとか自慢しやがったから鼻で笑って追い返したのに...!! ミリムって言ったら十大魔王の中でも 特に理不尽な存在なわけよ なんで俺がおやつの用意してんだ... 力の権化みたいなアイツと可憐なアタシじゃジャンルが違うの ...でも同じ「魔王」なんだろ? ドラゴンとスライムくらい違う!! 十柱の魔王がみんな力自慢だったらキャラが立たないでしょーが!! そんなのもう一人でいいじゃん!! わかったわかわたじゃあ君は何に特化した魔王なんだ? ちょっと何すんのよ!! いやなんか渾身のドヤ顔にイラっとしてつい... さっきから妙に腹が立つんだよな 個体名ラミリスの「精神支配」に抵抗している影響です。 あイライラが落ち着いてきた ちょっとちょつとなんでまだ怒ってんの!? 驚かせようとしただけだって そもそもお前魔人形で俺達を殺そうとしてたよな? 妖精のかわいいイタズラだってー!! 精霊の棲家を目指して帰って来た者はいないって聞いたが? 迷子にでもなってんじゃないの? 遠い異国の出口に放り出してるから それはそれでヒドイ話だ だいたいねぇアタシばっかり責められるってひどくない? あんたが壊した魔人形ってアタシの最高傑作だったんですけど!? あっなそっちが試練とか言い出して襲ってきたんだろ なにも消し去ることないじゃん アンタの方が強いってのにさ 相手の気持ちも考えなさいよね! あんなに頑丈な外殻がたまたま手に入るなんて滅多にないラッキーだったのに なんだ最高傑作とか言ってたくせに 外殻はどっかから盗ってきたのか 人聞きの悪いこと言わないでくれる!? 残骸が捨てられてたから アタシが再利用してあげたわけ! あれはドワーフ王国の研究所で造られた魔装兵の試作品だったの なるほど資源ゴミ泥棒か それにしても「魔装兵」ねぇ... そういえば前にカイジンが言ってたな 功を焦ったベスター独走で 「魔装兵計画」がポシャっちまった ...ってことはドワーフの技師ですら失敗した「魔装兵計画」を 自己流で完成させたのかこの自称魔王は あれの動力は火の精霊が制御してるんだけど 胴体はいい線いってたけどね 心臓部の精霊魔導核がもーだめだめ そもそも通常の鋼材じゃ精霊に耐えられないわけよ やけに詳しいみたいだし、ひょっとして本当に賢いのか? 自慢がうっとうんじけど ラミリスだっけすごいのはわかった そんな君を見込んで頼みがある なんでアタシがアンタなんかの言うことを... 聞いてあげてもいい気がしてきたのであります!! もちろん無料とは言わない 協力してくれたら俺が新しい魔人形を用意しよう この子たちも苦労してるんだねぇ そんなわけでどうしても上位精霊の協力が必要なんだよ そのために精霊女王に取り次いでもらいたい 精霊に詳しいラミリスなら会ったことあるんじゃないか? あれ言ってなかったっけ? 精霊女王ってアタシのことだよ? おいやいや、やっ、子供達の現状話したよな!? 冗談言ってる場合じゃないんだけど!? 魔王って設定はどこいったんだよ!? よくばってると信用なくすぞ 設定じゃありませんー!! 精霊の女王が堕落して魔王になっちゃったんですー!! 堕落:そう聞くとなんとなく説得力あるな 堕落してそうだもんなこいつ... とりあえず飲み込むことにする 協力してくれる気はあるのか? ...精霊女王は聖なる者の導き手 勇者に聖霊の加護を授ける役目も担っているんだよ せいぜいスゴイ精霊を呼び出すといいさ へぇアンタトレイニーちゃん達三姉妹と知り合いなんだ 樹妖精になったのはアタシの堕落の影響かな 昔は小さくて可愛い精霊だったんだよ そっちこそ面識があったんだな 昔仕えてくれてた子達だもん アタシもこんなんなってからは会ってないからね ...アンタ今失礼なこと考えなかった? まるでこんなじゃなかった時代があったみたいな言い草だ 今のラミリス様はまだお小さいけど 本来はもっと威厳のあるお姿なのよ ラミリス様は転生と成長を繰り返す魔王 前世の自我も記憶も受け継いでいるから魔王の中で唯一世襲が許されているの 親ラミリス魔王として十分な女だよ力を持つ精霊女王 ああ見えても深い叡智を湛えられたお方なんだからね! 子ラミ!親の自我と記憶は継承しているが成長するまで弱い えっいいの!?マジで!? ラミリスが話のわかる魔王で良かった 着いたわよここが迷宮の最奥 勇者になるべく召喚された子供達を助けるのに 魔王の手を借りるってのも不思議な話だ 先生自分に何かあったら まず最初に年長者のゲイルが精霊との接触を試すことになった 何かあっても俺が助けるよ ...精霊ってのはこんな風に祈るだけで現れるもんなのか? 過去にここで上位精霊の呼び出しに成功した人間は?? 精霊女王としてどうなんだその顔 アンタのせいで嫌なヤツのこと思い出した あの時はアイツまだ少年だったんだけどさ 特定の人物を異世界から召喚する方法が知りたいとか言って 知識に通じる光の上位精霊を呼ぶためにここへ来たわけよ ...で召喚に成功したと その精霊って勇者の資質を持った相手にしか応じないんだよ 召喚に成功したってことはつまり アイツが勇者だってこと じゃあその少年に聖霊の加護を授けたのか? そう!それがアタシの役目だからね 上位精霊...には見えないな 土属性の子が何体か来てるけど... みんな自我のない下位精霊だよ ちょっとアンタなにを... ゲイルそのまま祈ってろ 告。ユニークスキル「変質者」により下位精霊の「統合」が完了致しました。 ...擬似上位精霊「地」が完成しました。 ...擬似上位精霊「地」が完成しました。 炎の巨人の自我情報を素に擬似人格を作成し付与します。 ゲイル・ギブスンと「統合」しますか? ゲイル・ギブスンと「統合」しますか? 目を開けていいぞゲイル 体内の魔素は安定したよ 全員成功してから喜ぼう 擬似上位精霊を創り出せるかどうかは賭けだったが なんでお姫様だっこ.. シズさんの遺してくれた「変質者」のおかげだ だってこの道怖いんだもん おんぶじゃダメなのか? アンタむちゃくちゃするわね... まぁねなんとか上手くいったよ そういう非常識なとこアイツを思い出すのよね アイツ?ああさっき話してた光の精霊を召喚した勇者か 勇者なのに魔王になったのか? せっかくこのアタシが聖霊の加護を授けて勇者に認定したってのに アイツ今魔王になってるらしいじゃん? そう!!非常識でしょ!? しかもめぼしい情報が得られなかったとか言って 八つ当たり気味に炎の上位精霊まで奪ってったのよアイツ!! ...炎の上位精霊って炎の巨人のことか? じゃあ「アイツ」ってのは魔王レオン・クロムウェルのことか? いやむしろ仇みたいなもんなんだが... まさかレオンちゃんとも友達なわけ? なんで勇者が魔王になったんだ? さぁねアイツも堕落したんじゃないの? 元人間の勇者ってのは初耳だ まぁアタシの方が弱いけどね! パパルガン?では...も ラミリスも詳しくは知らないか ゲイルの時と同じ自我のない下位精霊だ 二度目ともなれば手慣れたものだね 大丈夫かアリス怖かったらクマのぬいぐるみ出そうか? こっ子供扱いしないでよね! 告。擬似上位精霊「空」を作成...成功しました。 アリス・ロンドと「統合」しますか? 緊張のためか少し不機嫌に見える ケンヤが祈り始めようとしたまさにその瞬間: 初めましてオイラは光の精霊さ! 自我もバリバリにある上位精霊だ 光の精霊ってラミリスの話じゃ確か... ちょっとアンタ!!何しに人の家にやって来てんのよ!? だって勇者の資質を感じたからね 知り合い:っていうかこの精霊がレオンに召喚されたのと同じヤツなのか? そうだけど...厳密にはそうじゃないの オイラはケンちゃんの呼びかけに応じて出てきたの 同じ光の精霊だけど全く別の存在だよ ???よくわからんけどケンヤにも勇者の資質があるってことだよな ええと...その子を助けるのに力を貸して欲しいんだが もしかしたらケンちゃんも勇者になれるかも知れないからね! 成長するまではオイラが保護するよ しかしケンヤが勇者ねぇ... 俺が魔物だと知れたら討伐とかされちゃうんだろうか それはちょっと寂しいな... ゲイルやアリスと同様にしばらくは何も起こらない 擬似上位精霊「水風」を作成。...成功しました。 関口良太に「統合」してくれ なんか手際よくなってる... 先生ちょっと疲れてる? 心配しなくても大丈夫だよ あっという間なんだから そーそー頭にスルッと入っておしまい! それはお前だけなんだ、ケンヤ 女の子ってこういうのに憧れたりすんのかな 女の子ってこういうのに憧れたりすんのかな 「統合」に思った以上に魔力を消耗していた クロエの魔素を安定させるまで気を抜けないな クロエの魔素を安定させるまで気を抜けないな 先生あのね...あのね むしろ生前に言って欲しかったな いがんいかん動揺していきなり気を抜くとこだった クロエを安定させるまで油断するわけには 上位精霊と同様の精神体ですが、存在力が違います。 精霊に呼びかけたらよく似た別の何かが現れたってことか? おいラミリス!こりゃ一体... アンタの好きにはさせない!! 何もせずに今すぐ帰りな!! クロエに...宿った? さっきまでの圧倒的な存在感がウソのように消えている... どこか痛かったり苦しかったりしないか? さっきのは何だったんだ? ...アタシも詳しくはわからない! でもアレはやばいやつよ 存在自体に時間軸のズレを感じた たぶんアレは未来から来たのよ この時代に現れた理由なんて知らないけど.. その子に宿ったことで目的を果たしたのかもしわない あ~~~っきっとこの時代での千渉が切っ掛けで未来が大変なことに... これがどんな大変なことかわかってんの!? 説明してるラミリスにもわかってないのに それに今はクロエも助かったことを喜びたいしな ホントだ...魔素が安定してる これなら崩壊の心配はないよ 精霊じゃなかったみたいだけどまぁ結果オーライだな リムル先生ー!クロっちー! クロっちも大丈夫だったんだよな!? ほらぁあっという間だって言ったじゃない! アリガトな寛容な精霊女王のお陰だ ありがとうございました!! ばっかも~~~そんなのいいってば~~~ コレが魔王だなんて世の中はすでに大変なことになっているのかもな アレが何だったのか未来にどう影響するのか 気にならないといえば嘘になるが 確定していない未来のことを考えても仕方ないだろう 子供達を救えた事実を噛みしめたいしな シズさんの心残りだった 残るはラミリスとの約束だ お呼びでございますか召喚王よ 君にこの妖精の守護者になってもらいたい こんなんだが一応魔王だ 代価は俺の魔素とこの.. 契約期間を過ぎてもこの身体は好きに使ってもらって構わない ...素晴らしい願ってもいない 気に入ってもらえてなによりだ お前に〝ベレッタ〟の名を授ける それでも、これからのそれでも、これからも、 ...ワレは魔将人形ベレッタ ラミリス様の守護者として 頂戴した命令を逐行する者でございます 頑張って威厳を保ってくれよ 名付けで魔素ごっそり持ってかれて そういや名付け自体、久しぶりだ。 あいつら元気にしてるかな シズさんの心残りだった問題が片付いた途端 シズさんの心残りだった問題が片付いた途端 ヴェルドラのスライム銀衆目記 「そうは思わんが、イフリートよ?」 いや、飽きた。真面目に働くって、とても大変なのだ。だが、我は頑張る。イフリートに真面目に働くと宣言した手前、サボる事は許されぬのだ。リムルも子供達を救う手立てを探るべく、あちこちを飛び回っておるぞ。図書館では有益な情報を得られなかったようだが心配は要らぬ。リムルならぼ何とかするであろうて。それにしても...。サムルは今、首都リムルへと戻っておるようだ仲間達の様子を見に戻ってたのだろうが、息抜きも兼ねておるな。そう、大事なのは息抜きなのだよ。サボるというと言葉が悪いが、息抜きならば許され ヴェルドラのスライム観察日記 これも全て、我のおかげというものよな感謝せよ、イフリートよ!と、我は自画自賛しつつ解析に取り組んでおった最近、本当にサボってない別にリムルにビビってる訳じゃないとも。ただ、そう、ただ何となく、我もこのままでは駄目 殺法〟にも精通し、今ではかなりの腕前となっておる 将棋に始まり、囲碁や読書お我が〝ヴェルドラ流雪 フフフ、褒めてくれてもよいのだぞ? ぎゃわ!?い、いたのかリムルよ。 早く外に出て、リムルと共に冒険がしたい旅に出ずとも、リムルの為す事をそばで見ていたい と思ったのだよ。その為にも、この忌々しい「無限年獄」を破ってしまおう、とな。 了。最近の進捗率は素晴らしいと報告します 是、息抜きが必要との意見検討に値すると判断しました は、ははは、気遣いは不要であるぞ?甘い言葉には罠がある。我も十分に学習した故、これ以上ノルマを厳しくするのは止めて欲しいな、なんて。無論、解析も頑張る所存であるぞ!と、心の中で早口でまくし立てる我。必死過ぎて、言葉を『思念』にする余裕を忘れるほど そんな我に対し、リムルが何かを投げて寄越した我だけではなく、イフリートの前にも置かれておる 「これは...シュークリムル、ですか?」「何ィ!?まさか、本当に御褒美だとォ!!」イフリートに指摘されて気付いたが、リムルから渡されたのはまさしく、外で皆が食べておるシュークリムルであった 今告、息抜きには最適かと、味覚情報の再現に挑戦してみました。遠慮なくどうぞ」 ほ、本当であるか!?この封印された空間に、そんなものが存在するはずがない。しかし、現実として目の前に、美味しそうな物体が横たわっておる。「ど、どうする?」「リムル様からの贈り物なそのですから、ありがたく頂こうかと」勇気あるなあ、イフリートはだが、我だって最強と恐れられし〝竜種〟なのだよシュークリムル如きに負けてはおれぬのだ!! パクリと一飲みにして、「ぎゃわわわゎッ!!何これ、何なのこれぇーーッ!!お、美味ちぃ!!これが、これこそが至高の幸せというものであったかァーーッ!! 我、大興奮。ここまでとは、な。リムルが食にこだわるのを見て、いつかは我もと 思っておったが、まさかここまで美味いものとは思わ この幸福至福の極地というもので余韻を楽しむ我だったが、幸せな時間とは儚いもの 口の中に残る風味も消え失せ、悲しい気分になってきたこうなると、考え込まざるを得ぬなどうして我、一口で全部いっちゃったの?イフリートはもびりちびりと齧っているというのに 「あげませんよ」ぐ、ぐぬう...。ここは、弱肉強食の法則をフルに活用して[ 真似は致しませんとも、 う、嘘ですとも。我とイフリートは友達であるからして、そのような というか、お代わりを所望する! はわあ!?そ、そんな殺生な... 案。内部解析の進捗状況に余裕が出来たら! つまり、我が頑張ればいいのだな?やってやるとも、我、頑張っちゃうもんね!新たな目的を得て、我のややる気はうなぎ登りという ものよ。かつてないほどの闘志と気迫でもって、我は解析作 トレイニーなど、しれっと四個も食べおったぞ。あこの無双ぶり、見習わねばなるまいで。というか、四個か。正直、羨ましい。我には一個しかなかったのに、どういう事だと問い詰めたいいいなあと、心の中で溜息を吐く。おっと、トレイニーの発言でで聞き逃しそうになったが、リムルのヤツは子供達を救う為の重要な鍵を見つけたようだぞ。その鍵とは、次の巨人との融合だ。私ですか?」 外界ではリムルの仲間達が集い、皆でシュークリムルを食べておる。 心の中であの至福の味を思い出そうとしたのだが、失敗した。リムルが言うように、味は覚情報を再現するのは困難 などとイフリートが言っておったので、馬鹿だなあイフリートはと。心の中で笑ったのだった。 「ヴェルドラ様って、ひょっとしてチョロイのでは で私も思考力を身に付けける事が叶いました」なるほどな人と同様に、精霊も成長出来るという事であろうな今のイフリートはともかく、我の知識通りの答えで 「それにしては、今は冷静になっておるようだが?」「ヴェルドラ様のお陰です。それに、将棋との出会い 「であろう?、ちなみに、貴様はどうだったのだ?」私ですか?私の場合は、暴れられるなら何でもよかったです」 確かに、シルフィードは私と同格ですし、弱い者に従う事はあり得ません。風属俺は自由気儘な性格をしているので、相性の悪い者の召喚には応じないですし、 「いや、貴様ではなく精霊だな。恐らくだが、炎属性に限定する必要などないであろうて」そんなふうに話し合う我とイフリートだったが、リムル達の結論も同じところに辿り着いたようだ。トレイニーが風の上位精霊である風の乙女を召喚して、リムル達に説明しておる。「可哀想にな」「あのカビルと申す者ですか?」「うむ。トレイニーもいい性格をしておる。つれなくされるのがわかっていて、ガビルを指名しおった」 ちょっと豆知識を披露しちやったから、我を称賛する者共が増えるやも知れぬなクアーーーハッハッ!!と、笑っておる場合ではなかった。話は大詰めに入っておる。下位の精霊では魔素の制御が無理だからと、精霊女王が統べる精霊の棲家を目指す事にしたようだぞ。実は我、心当たりがあるのだが...。以前にトレイニーから精霊女王の話を聞いておったのだが、その時にもしやと思ったのを思い出した。多分だが、その存在は我が知るあの者まあ良いどちらにせよ、居場所はわからぬのだ余計な口を挟むのは止めておく。「イフリートよ、貴様ならその場所を知っておるのではないか?」「残念ながら...。私は魔王エレオンに従う道を選び精霊女王と袂を分かっておりますれば あったわ。風属性は気まぐれ、突属性は暴れ者、地属性は穏やか、水属性は理性的といううのが特徴なのだ。中には変わり者もいるが、大体は同じような性質を持つであろう 我、復活したら吉田氏と友達になるんだ!! リムル達は屋外でピクニックをしておる。弁当をーっと、少し崩れて見た目が悪くなっておるが、とても美味・しそうに食べておるな。この弁当も、シュークリムルを作った吉田氏の作品なのだ。不味い訳がないのだよ。 ◆大南人ガルド・ミョルマイル・ 「流石は強者ですね」「見習いたいものよな」「いやいや、アレは見習ったらダメでしょう!」そうか?あの自然な感じ、アレを極める事こそ、許される為気の極意〟であるように思えるのだが、もっと観察して、勉強しようと思ったのだった。 そうか、それならば仕方なし、ちょっとポイントを稼いでシュークリムルのお代わりをせびろうと思ったが、諦めるしかあるまい。それにしても...。あの傍若無人なシオンとやならでさえ、他の者の為に残そうという配慮をしておえ。それなのに、我が管理を委ねたトレイニーは、遠慮という言葉を知らぬよう でも、一番欲しいこのは甘味であろうがな その為ならば我、どこまでも胡麻をする所存なのだ 「フフフ、元の貴様と同程度の強さだったが、今ならば楽勝であろう?」「そうですね。ここで修行する前の私でも相性が良い相手でしたし、今ならば苦もなく倒せるでしょうね」「そうであろうさ。ここでこの努力は決して無駄ではない、という事だな」と、リムルに伝われと願いながら会話する少しでも機嫌良くなってもらい、もう一度味覚の再現を行って欲しいからだ。次は甘味だけではなく、・旨味とか辛味と分も味わってみたい。 何とも珍しい事に、こんな場所に天空竜が出現した すると、やはりと言うか何と言うか、またもトラブルが発生したようだぞ。 そんな野望を胸に秘め、今日も今日とて観察を続け そして毎日、あのお菓子を御馳走してもらう予定な 絶対コイツ褒めてないよね!!我はちょっと不機嫌になった。リムルに言われるがままにイフリートの訓練相手を出していたのだが、それをコッソリと強化しておく 流石はヴェルドラ様。たまに鋭い意見や、素晴らしい博識ぶりが飛び出るので、油断出来ませんね! だけで判定するとは。私達についてもそうですが、あの暴風大妖澗でさえも淡厄級というのが解せません」「仕方あるまい。災厄級以上となると、魔王を意味する災禍級と、この世の頂点たる天災級しか存在しないのだからな。そもそも、人の強さを基準にすれば災厄級以上は全て危険なのだろうて。細分化しても意味がないほどにな」我がそう答えると、イフリートは感心した様子を見せた。 「しかし、人間共が定めた危険度とやらも、かなり雑ですよね。強さを基準としているのではなく、魔素量 イフリートも言うようになったものよ。我はチョロイのではなく、賢いのだ。そこんとこ勘違いしないように、よろしこ 「ヴェルドラ様って、絶対にチョロイですよね。かく言う私も、その作戦に乗った時点で同類ですが」クアハハハ。 「何者かが暗躍しているのやも知れぬな」「...。聖典の読みすぎでは?」よし!もう少し負荷を増して、イフリートを痛めつけるとしよう。「グアアアァァーーッ!!冗談、冗談ですよ。ヴェルドラ様の読みの鋭さに、つい嫉妬してしまったので 「ええ。天空竜の主食は魔物ですし、人間を襲うのも珍しい。自分の縄張りに侵入した者に対しては容赦しませんが、自分から他所に仕掛ける事などないかと思ういます」 「それにしても、天空竜の生息域ですが、ここからかなり遠かったように記憶しています。どうしてこんな場所まで?」「気付いたか。竜の巣からフアルムス王国の上空を通過して飛翔して来た可能性もあるが、現実的ではない 嫌がらせの為なら、我ほ努力を惜しまぬのだよ。 グックック。これで負荷が増すであろうから、イフリートも苦労する事になるだろうて。無論、我の負担も増すそのだが、気にしない。 アーバンマでいる事だろう。そう、都市魔法や、国家魔法を維持する為にな。ちなみに、この二種類の魔法は規模が違うだけでは質は同じ。大人数で発動させるべく効率化した、儀式魔法という扱いである を見る。都市は堅固な「魔法障壁」や『結界』で守られているから、上空からでも侵入は不可能だ。地中からでもそれは同じである。それほ、人口密度が高ければ高いほど、強度も上がると考えて間違いないその理由は簡単で、優秀な魔法使いが多く集まるからなのだ。対軍魔法を軍団魔法で無効化するのと同様に、魔物の襲撃に対して都市防衛には重点が置かれている。多くの魔法使いは交代で、昼夜間わずに魔力を注い そうして落ち着いてから、天空竜が襲撃している先 我は機嫌を直したので、イフリートへの負荷を軽く ツよな。「それならば仕方ないな。我の英知は素晴らしいから貴様の気持ちもわかるというものぞ」 なるほど、そうであったか!?我に嫉妬するとは、フフッ「イフリートも可愛いや さえも『結界』を破るには苦労するだろうて。 攻防共に種類豊富な軍団魔法とは性質が異なり、防 御特化になっておるのだ。まあ、我ならばどうにでも出来るが、暴風大妖渦で そんな訳で、イングラシア王国ほどの大国の首都な うらば安全なのだが...。「逃げ遅れた者が大勢いますね」「うむ。リムルが助けに向かうようだぞ」「それならば、天空竜如き直ぐにでも退治してしまう もしも何者かの陰謀だったとしても、リムルが出れば問題あるまい、それよりも、我が気になったのは逃げ遅れた者の一 商人っぽいが、凄い性能この回復薬を持っておった人間は直ぐに死んでしまう。ので、我が身だけが可愛い者が多い。それなのにそこの男は、死にかけていた女性を助けたのだ。 なかなか出来る事ではないと、我は感心した。そもそも、あれほどの回復薬ならば値段もそれなり にお高いはず。それを、商売第一の商人が、見ず知らずの者を助ける為に擲つとはな。 これだから、人間とは面白い。危機的状況になって初めて、その者の本質がよく見てえるのだ。そして今、その商人の命運が尽きようとしておる。天空竜の狙いが、そその商人へと向いたのだ。「おじちゃん、うしろ...」幼子が商人に声をかけるが、それを遮るように商人 これ、我の言ってみたいセリフにランキング入りしちゃったね!それよりも我は、この男の事を気に入ったぞ。危機が迫っているのに動くこうとしないのは、恐怖で 身が疎んだからではない。逃がした母子に矛先が向かうぬように、自身を囮にしているからなのだ!!見上げた根性だと、我は感心した。そして、そんな男をリムルが見殺しにするはずがないのだよ。 ほほう?そういう繋がりがあったのかこれも縁、というヤツなのであろうな。商人の名は、ガルド・ミョルマイルと言ったブルムンド王国の大商人で、「ここイングラシア王国でも顔が知られるほどの豪商だったようだ。門番だけではなく警備の騎士にも付け届けをしておるようで、多少の融通は利かしてもらえる様子である賄賂の渡し方も様になっておった。「見習わねばならんな」「それ以前に、お金名稼ぐのが先ですがね」 「クハハ、言うではないか!」「ヴェルドラ様の場合、渡りも過ぎてしまいそうで心配です... フフッ、イフリートは心配性である事よ。まあ、その心配はないとは言えぬので、我ももっと勉強せねばなるまいて。 と知り合えたのは幸運であったわ そういう点を鑑みれば、このミョルマイルという男 我も封印が解けた後は、このミョルマイルに教えを あのミョルマイル、やはり只者ではなかったようだ。大商人とは、かくも凄い権力を握っているものなのがーと、我は感動に震えた。賄賂などとケチ臭い事を言わず、毎日お小遣いが貰 えそうだぞ、と!ミョルマイルは出先であるイングラシア王国にも高級な店をいくつも構えておるようだ。その内の一つ にリムルが招待されたのだ。が、そこは酒を振る舞ってくれる店なのだとあの、ドワーフ王国で打ち上げした「夜の蝶」と同じく、可愛い女の子が沢山いてチヤホヤもしてくれる 枚もあれば三食分の食費が賄えたのを覚えていました」イフリートに残る、井沢静江との記憶だな。我は金銭には詳しくないので、これはとても参考になるというものだ。イフリートが言うには、都市部以外では銀賃一枚もあれば宿に泊まれたのだと。つまり、この店で酒を二杯飲むだけで、一泊分の料金になるという事だ。「それは、お高い感じであるか?」「お高い感じですね。少なくとも私が記憶する限りそんな遺級な店を利用したのは教えるほどだったかとそうか、そうであろうな。井沢静江もそれなりに稼いでおったようだが、酒を嗜まぬ者にとっては無駄な出費なのだろうて。だが、我にとっては桃源郷である! 「知っているのか、イフリートよ?」「いえ、私もそこまで詳しくはないのですが、銀貨一 「一番安い飲み物で、銀貨一枚ですか。銅貨はチップでしか使わぬようですし、かなり高級な店のようです。 我の為にあるような店を持っておるのだなと、ますまずミョルマイルに好感を持ったわ。そしてその店だが、料金表を見てリムルが驚愕して 「ぎゃわ!そ、それって、どれぐらいの金額になり、 などと言いつつ、グラスを積み上げてなみなみと酒を注いでおる!!ひの命のみ〜〜なんと、その数ーー五十五個ッ!!シャンパンタワーと言うら、しいが、あれだけで銀貨五十五枚が消えた計算になるな。「ヴェ、ヴェルドラ様!」違います、違い、ますよ!あれは、酒の種類がもっと高級なヤツで、一杯だけでも銀賃士枚はするヤツです。しかも、それを零れるほどどに注いでいるのですから...!」 「すごいのねぇ、これが先生の故郷で流行ってるの?」「いや〜、流行ってるっていうか...」 店に入ったリムルだが、早速凄い事をやらかした イフリートよ!我等もいつかは、こういう店で飲み明かそうではないか!!」「承知しました。是非とも御馳走になりますね、ヴェルドラ様!」え、我が奢る感じ?ちゃっかりしておるな、イフリートは、そんなふうに思いつつも、我はワクワクした気分に リムルからは学ぶべき事が多いのだリムルはミョルマイルと南談を纏めておる、良き取り引相手だと、互いに認め合ったようだな。我も認めよう。 寄りだと知っていながら、まさかここまで豪気な振る舞いが出来るとはな。だが、逆に考えるとだ。リムルに奢ってもらえる時は、この程度は許されると言えるのではあるまいか?「そのお考えに聞違いはないかと」「であろう?「楽」しみだな、クックッ!!リムルから奢ってもらえる目が楽しみになったわ限界を知る我ならば、怒られぬ範囲で豪遊出来るというものぞ。こうして我は、一つ一つ賢くなっていくのだったそんなお利口さんな我は、リムルの様子へと目を向け そうなのだッ!?」「最低でも、銀貨五百五十枚!!その倍はすると思って間違いないかと...!」お、恐ろしいのう。我は滅多な事では恐怖を感じしぬが、リムルの豪胆さには恐れ入ったわ。 イフリートの言う通りだなこの店で待ち合わせしていたのならともかく、偶然 「その通りですが、流石にこの店にいるとは思えませんがね」 ならぬ関心を持っている様子でしたので、この店にもいないか探しているのではと愚考する次第です」「エルフ?というと、ドワルゴンの店にいた者共だ。な?」 「いえ、そうではなく。リムル様はエルフに対して並々 リムルの知り合いと言えば、同僚たる教師共、それに、ユウキという小僧や、吉田という神の手を持つ男くらいなものである。 そこに金の匂いがする、とな!ミョルマイルとは仲良くしようと、我は心に誓った 出会うという事はあるまい、 駆使出来はすまいが、な。 ーと思っていたら、ドワーフ主国で占いをしてい たエルフがやって来たぞ!!「ちょっと向こうでお話ししません?、スライムさん」リムルが人の姿をしておるというのに、そのエルフは正体を見抜きおった。意外と鋭い観察眼を持っているようだ。まあ、そうでなければ占いという名の高度な魔術を 名も知らぬエルフは、リムルと楽しそうに会話して 読心術でも使えるかの如く。リムルの考えを読み解いておるぞ。我でも最近、リムルの表層心理を読み解くのすら困る難になっておるというのに、大したものである。その技術、我にもご教授願いたいものよな。そして今、リムルは『エルフをスカウトして、魔国連邦で働いてもらいたい』と考えておったようだ素晴らしい。我も賛成なので、是非とも実現して欲しいものであ そのエルフとの出会いは、実に有意義なものであっ リムルが変えていたのは、精霊女王の棲家がどこに あるか手掛かりが掴めなかったからだ。それを、そのエルフが占いで解決してくれたのだよ。 気になるのは、そのエルフが凍らした言葉だ。『精霊の棲家へ向かって、帰って来た者はいないの」真面目な表情でそう告げておったのだが、それを聞いて我は確信を深めた。やはり、間違いない。精霊女王とは、我の知る存在の別名であろうな直接会話した事はないが、ヤツの性格は聞き及んで 大変なイタズラ好きだ。となさてさて、リムルとアヤツが出会ったらどうなるのか、我もそれを楽しみにするとしよう!! 不安そうにしていた子供達に、ホットチョコレートとやらを飲ませた翌日。 問題の場所にやって来た。ちなみに、昨夜のホットチョコレートはとても美味しそうだったと補記しておく。我も欲しいとねだってみたが、却下された不満である うむうむ。我もそれは同じである。誰かは知らぬが、リムルを相手に交渉しようとした者も反省しておるだろう。そしてーその愚か者が、怒れるリムルに呼ばれて姿を現した。「ほいほいはいははい!!たった今、恥ずかしながらやって参りましたー妖精だった。 か、それを知れば恐れるものはなくなる。我等は幸運だぞ?ここでリムルを観察する事で、そのデッドラインを見極める事が出来るのだからな!」勉強になります」 「なるほど」「さじ加減が肝要なのだよ。どこまでやったら怒るの せるのは不味がろうな」やはり、一瞬だったな。リムルは『粘鋼糸』でゴーレムの動きを止めて黒炎獄〟で片を付けたのだ。「リムル様が怒っていると?」「見てわからぬのか?リムルは、自分の事よりも他人の事で怒るタイプのようだからな、子供達まで危険に晒す真似をされて、結構腹を立てておるようだぞ そうであろうなーと、我は思った。今のラミリスはチビッチだが、我の記憶では麗しい女性である、イコールで結今のが困難なほどに違うので、同一人物とは気付けぬところであったわ。しかし、この者は紛れもない本物である。「我こそは偉大なる十大魔王が一柱!〝迷宮妖精のラミリスである」と、本人の口からも自己紹介があったしな「さあ、跪くがいい!!」 「ああ、そちらでしたか。確かにラミリス様は、いくつもの呼び名を持つ御方ですからね。姿形も時代によって違うので、混乱を招く、要因にもなっているそう そして、我の睨んだ通りの人物であったわ「おお、ラミリス様!!懐かしい御姿、私が魔王レオン様のシモベとなってからもお変わりないようで、安心しました」「そうか、やはりラミリスが精霊女王であったか「と言いますと、ヴェルドラ様も御存知だったのでしょうか?」「いや、我の記憶では・迷宮妖精クラミリスだな。直接の面識はないが、ヤツが魔王の一柱であるのは知っておったぞ」 それだけで済んだのが幸運と思う他あるまいよ。トレイニーなどは置いて行かれたと嘆いていたが、ついて行っていたとしても何も出来なかったであろうしな。ラミリスが無事だったと知れば、あの三姉妹も喜ぶであろうて。リムルはラミリスを疑いの眼で見ていたが、これもまた仕方のない話だった。何せ今のラミリスは、本当に力の全てを失った状態だったからだ。多分だが、堕落してからも何度か転生を繰り返したのだろうな。「しかし、トレイニーという樹妖精は、私以上に長き時を生きているのですね:...」 滅多にない事だが、なってしまったのだから仕方あるまいな。まあ、あの時の状況は聞き及んでおるが、 などと調子に乗っている事からも、リムルを相手に大した度胸だと褒めてやらねばなるまいて。だが、そんな調子のラミリスに対し、リムルは警戒心を解いたようだ。魔王だと自己主張するラミリスを疑いの目で見ておるな「我の記憶でも、ラミリスは魔王になったと覚えておるぞ」間違いありません。権能はそのままに、ラミリス様この属性が変化してしまったのです」 「お、おい!」この馬鹿者めが!!女性に年齢の話をするのは厳禁であるぞ!」「し、失礼しました!」「気をつけよ。ここには貴様と我しかおらぬが、外に出てから同じ調子で話してしまうやも知れぬ。普段から危険な会話はせぬように、心がけておかねばな」「金言、心に刻みます」うむ、それでよい。我も学習したのだ。リムルも迂闊なところがあるが、我にだって苦い思い出があるのだよそう、あれはまだ我が幼かったあの日。我が姉の一人に向かってババーいや、止めよう。ブルブル。思い出すだけでも、恐怖でーーいや、お然怖くなんてないけど、ちょっとな。ほんのちょっぴり、我にも苦手とするものがあるだけなのだ。誰にだって苦手なものはある。そういう事だな「ちなみにだが、我がトレイニーと出会ったのは数千年前だったな。保護してからしばらくした後、我の棲家として生み出した森を任せたのだ。ただな、樹妖精は樹木に宿った精霊なので、普段は寝ておるのだよ。数千年生きておるが、活動しておる時間はそれほど長くはないと思うぞ」 否。そのような余裕はないので、却下します ま、そういう事だ。我のようにずっと意識を保っている者は少ない。それが現実であり、人生経験を測るには、生きている年数を数えても意味がないのだよ。だからこそ余計に、女性の年齢を追及するのは止めておくのが無難なのだ。という訳で、この話はオシマイ嫌な思い出は投げ捨てて、リムル達の様子に目を向け 「そうでしたか。それでは、堕落したと言っても本質的には変わっていないのですね、我等も精霊界にいる時は、半分以上寝ていするようなものでしたから」 ヒドイッ!リムルが冷たくて、我、悲しい 実家。進捗率の上昇が確認出来たら、味覚情報を再現する余力も生まれるのですが、 やろうとも!我、頑張っちゃうもんね、しかし、一秒間に計算出来る回数は、既に限界。ここ 今年、一つの意識だけで計算するのではなく、同一性能の意識を複数用意出来たならば、理論的には演算速度も上昇するのですが... な、何と!そうであったか流石はリムル、物知りで頼もしい事よ都合のいい事に我、つい最近、意識を分割させる術 を身に付けたところであったぞ!!「やるさ、やってやるとも。分割意識を並列させて演算速度の同上を目指してやるわ!!」「ちょ、ヴェルドラ様、無茶ですよ!?」 「無茶だと?馬鹿を申すな!我に不可能なとない 我はガムシャラになって、解析作業を再開したので 駄目だった。意識を分割しての同時演算だが、メッチャ疲れるの だ我とした事が、ここまで大変とは思いもしなかった。 我、もしかして騙されてし 「フフフ、そう褒めるでない」「いや、別に褒めている訳では...」この照れ屋さんめ。ともかく、ちょっと休憩だ。 レというヤツなのであろうな 「それって、サボれなくなったという解釈も成り立つのですが、宜しいのでオか?」「え?」言われてみれば...。 先ずは二つの意識に慣れる事から始めて、徐々に三つ四つと意識を増やしていくように、と。その際は、同一規格で処理する方が効率が上がるとも言っておったなリムルの言葉に間違いはないので、我は分割する意識は同じだけの容量を持たせるように心がけておるのだ。だからこそ疲れたのだが、片方で休憩するのは間題ないらしい。 「いや、誰でもわかると思いますけどね。普通は出来ないですし」それって、我が凄いって事だな?イフリートも言い方にトゲがあるが、これがツンデ 信じられぬ。精霊を召喚して、それを統合するなどと、可能なのかーーという問いに意味などないな。現に目の前で、それが行われているのだからな 天切に大切にクッキーを味わいながら、リムル達の状況を聞く事にした。リムル、無茶苦茶な事をやっておった...「マジでか?」 あっま〜い!...そして、と、とっても美味しいではないかっ!! 無論、イフリートにも一枚分けてやった。 はわっ!!目の前に突如出現する十枚のクッキー十枚だぞ。枚や二枚というケチ臭い枚数ではなく、十枚もこんなに優しいリムルが、我を騙しているハズがあるまいて。意識の一つで作業を継続し、つつ、クッキーを味わう事にする。 告。クッキーの味覚再現に成功しました。 【擬似上位精霊・水風』を作成:::成功しました』 我、そんな属性を聞いた事がないんだけど、成功しちゃったんだ...。リムルは手際よく、作成した精霊を関口良太へと深合』してのけた。呆れるやら驚くやら、これにはイフリートも、開いた口が塞がらない様子だぞ。凄いですね、リムル様は」凄いで片付けていい話でもないと思うがな」と、我も少し動揺してしまったよ これより驚く事などないーーそう思った矢先にそれ は起きた。我に匹敵するほどの存在カッ!!クロエという少女が呼び出すした存在は、精霊などともいう次元を超越した〝得体の知れぬ何か〟だったのだ。ラミリスが必死に止めようとしたが、相手が悪過ぎた。その存在は、あっという間にクロエに宿ってしまったのだ。 しかし気になるのは、何故かりムルにキスした事だ な。それに...「見覚えがあったような気がする」「アレを知っている、と?」思い出せんが、懐かしい感じがしたのだ」不思議な話だ。我の記憶には、あのような存在の知識などないそれなのに、この気持ちちは何なのであろうなまあ、考えても答えは出ぬかクロエは無事だったようだ。し、これにて子供達の間 題が解決した。今はそのれを喜ぶとしよう!リムルも我と同じ気持ちだったらしく、この件には触れずに一件落着となったのだった。 に上位悪魔を憑依ーというより受肉させたのだ。 これもまた、出鱈目な話である。ラミリスのゴーレムは聖霊の守護巨像と言って、優れた性能を有しておったのだが...:今誕生した魔将人形〟には遠く及ばぬ。何せ、リムルはまたも なるほど、やはりリムルも気付いておったのだな 我の魔素を奪って、ラミリスのゴーレムに〝ベレッタムと〝名付け〟を行いよったのだからな。我も慣れてしまったが、そろそろ自重を覚えてほしいものである。で、問題なのは、「ふと思ったのですが、リムル様は悪魔を召喚出来るのだから、子供達には精霊の代わりに悪魔を憑依させるというのもアリだったのでは?」というイフリートかこらの突っ込みなのだよ。鋭すぎて、言葉も出ぬわ、その発想は我にもなかったたが、アリかナシかで言えばアリなのよな...。上位悪魔はかなり格下で、魔素量だけを見れば上位精霊に遠く及ぼぬ。しかし、悪魔は魔素の扱いが巧みなので、自我のはっきりとした自律型を呼び出せれば分に子供達の暴走を食い、止められた可能性が高いの ほとても素晴らしいものであったな しよう「そんな事よりもイフリートよ、リムルが作った人形 それが分かっただけでも良しとして、話を変えると イフリートの意見に頷がなくて良かったわ。もしも迂闊に同意しておれば、我までリムルから鬼れられるところであったぞまあ、安直な意見に飛び付けくのは危険、という事よ に、深く考えを巡らせるが良いぞ!」 そして、言われてみれば納得である!確かに、召喚された悪魔なちば、リムルの命令は聞くであろう。だが、子供達だと従わせるのは難しいか命令には従っても、油断出来ぬのが悪魔という種族だ。子供達にズルを教えて、悪の道に導いてしまうやも知れぬのだ。ラミリスのような魔王ならばともかく、まだ幼い子供達では正しい判断が出来ぬ。悪魔の言葉に耳を貸し、大きな失敗をしてしまう恐れもあったそうならぬよう、リムルは悪魔を憑依させる条を知る下したのだな。「そういう事だぞ、イフリートよ。まったく、貴様は浅慮過ぎて呆れたものよな。もっと我やリムルのよう 「は、はあ」「我が復活した時には、リアムルに頼んで貴様にも用意してもらうとしよう!」「おお!是非ともお願いしますね!!」「うむ!我に任せるが良いぞ。クアーーーハッハッハ!!その場を誤魔化すように、我は高らかに笑ったのだった。 アニメ「転生したらスライムだった件」アフレコ現場 「その記録をここに記す」:と 録見たら収胸キュンだった仕 俺の声を担当してくれている岡咲美保さんはもうすっかり俺 可愛らしさと頼もしさの混在した唯一無二のスライムボイスだ 自分で言うっすかッレあ えーっこの回自分の出番無いっすか!? イングラシアじゃテンペストの皆は留守番だもんな いつメンで出てるのはランガだけだ 小林さんのランガの引き出しがすごく多い 人間ってあんな声出るんすね... 犬っぽい人間いやむしろ 人間っぽい犬なのかもしれない ひとつの場面に複数の表現を見せてくれる ひとつの場面に複数の表現を見せてくれる 次はクロエのあのシーンが 漫画でも最近あったところだな クロエ役田所あずささん 先生あのねあのね... 原作を読んだ時もかわいらしかったが 声が付くと破壊力がすごい 確かにかわいかったっすけど自分はもっとセクシーな方が... プースのこっち側を見てみろ そうじゃないんだよゴブタ おじさん達が「故郷に残してきた娘を想う戦士」の顔つきに...!! アフレコ現場にお邪魔すると 放送では採用されないバージョンも聞けて非常に楽しい だがどうしても思ってしまうことがある 我こそは偉大なるべばべべ ラミリスが素でく噛んだ! もうこれ小林さんにしか出来ないよな... とか無責任な感想を残して レポートを締めくくろうと思う そうだなまたお邪魔したいな 眠れない夜に童話をせがまれた 桃太郎をアレンジするか こういう時は登場人物を身近な人に置き換えると話をつくりやすい ほう...鬼を斬るとな? では私がきびだんごを作りましょう! 原口大樹さん桐谷将士先生荒緒訳先生西田拓矢先生 いやゴブ太郎が無事鬼退治に旅立てるビジョンが浮かばなくて... いに先生ー!!むかずとです-! キャラクター原案みっつば一先生より 「魔物の国の歩き方おかぎりしょう岡霧硝先生ょり いいんだよつい上先生おめでとうございます学園の子たちは目での気持ちが今回のチョコの見ていて気持ちがいいですぅ!!いいてですねぇ。 おいぜい...っ!?お父さん 「転生しても社畜だった件あけっちしずく明地雫先生より 水曜日のシリウス魔国暮らしの理由のシーズ連載中のトリニティもよろしくお願いします 「異聞・~廉国暮らしのトリニティ〜戸野タエ先生ょり 毎生ライフライムだった件 家この物語はフイクションです。実在の人物・団体・出来事などとは 淡収録されていいる表現は、作品の執筆年代・執筆された状況を考慮しコミックス発売当時のまま掲載しています 彩そ行っ発行者発行所きゃ