結局、

だった件、

Tardinの

carnated.tosha

...伏瀬

...

川上泰樹

TakikiKikawekerの

シリウスKC

クター原素・みっつば

MitzVah

報告してください。

Regarding

Reincarnatedto.Sinne

原作:【大瀬原丁】

...!!上奈樹

「Takikawakam!

週間・11月11日、25日キャラクター開業・みっつばーいにいたの

WindowsAmat

ジュラの大森林

武装国家

ドワルコン

ファルムス

ユーラザーフ

獣王匡

封印の洞窟

テンペスト

魔国沖車まで

ブルムンド

魔冴王朝

サリオン

リムルはシズの心残りであった子供達を救い、イングラシア王

国を後にした。しかしその帰り際、西方聖教会聖騎士団長ヒナ

タ・サカヴチの製撃を受けてしまう。分身体を個に使いヒナタ

の攻撃を凄いだリムルだが、魔国連邦への帰還が遅れてしま

う。その間、廊図連邦では異世界人である、田口背舌、水谷希星

橘恭弥による攻撃が始まっていた。

ヨウゴ・タグチキララ・ミズクニ

前回までのあらすじ

ヴェルドラー

テンペスト

〈暴風竜ヴェルドラ〉

トリムルの名づけ親で親友

天災級モンスター。

シズエ・イザワ

・戦時中の日本から召喚

された異世界人。死去。

イングラシア

玉国

ランカ

星狼。リムルの影に潜む。

ブタ

ト天然系ゴブリン。

リムルーテンペスト

(三上悟)

異世界人。人間からスラ

転生した主人公

リグルト

トゴブリン村の村長。

西方諸国

鬼人。指南役。

蒼影

レ鬼人。隠密。

紫苑

朱菜

>鬼人。巫女娘。

ミリム・ナーヴァ

ン・十犬魔王が一柱危険度

エレン/カバル/ギド

重戦士、盗賊の3人

ガビル

グルーシス

・獣人。獣に王国

ユーラサニアの戦士

ミュウラン

◆魔人も魔導師。

クレイマンの支配下

トレイニー

大森林の管理者・樹坂

コウム

人間。英雄

ファルムス王国出身

第56回議議絶望と希望

...や・にゃーら

第知事話、希望の条件

第通事話・魔女の処罰

実施登話「疲れてあれん間であれ

第69話逆難の刻

書き下ろし小説

>121

ヴェルドラのスライム観察日記

*169

ベスター殿

ベニマル殿からの

連絡は...

.....

我輩ちょっと

行って参る

お前達は残って

ベスター殿とここを

お守りするのだ

ユーラザニアの

報せ以降

なにもありません

こちらからの通信も

繋がりません

左様であるか...

おう

かビルヌ?

この気配は:!!

第69話絶望と希

リムル様!!

ヒナタとの戦いの後、町の中に

転移できなかったので

洞窟の近くに飛んだ

ベスターは町が

何らかの魔法に覆われて

外部からの干渉を阻まれて

いるのではないかと

予想していた

ミリムの宣戦布告に

ユーラザニアの避難民

受け入れ要請

そちらも気になるが、

他国のことよりまずは

魔国連邦に起こった異変だ

ミリムのやつ

何考えてんだ...

ご無事で何よりです

リムル様

ソウエイ

内部に基点のある

大魔法,魔法不能領域〟の

影響と、

外部から仕掛けられた

結界による魔素濃度の

低下を確認。

魔素濃度の低下?

ヒナタと戦った時の

聖浄化結界と同じ

モノか?

否。原理は同じ

ですが浄化能力が弱く

劣化版だと推測。

多重結界で

抵抗可能です。

俺なら中に

入れそうだ

町中で術を使った

奴は俺が抑える

お前はソーカ達と

一緒に外から結界を

張っている者を探せ

勝てると判断したなら

殺さぬように

無力化しろ

それにしても誰が

何のために結界

なんて...

.....

御意

...恐らくまだ

始まりにすぎません

どうか警戒を

要因の一つは恐らく

人間の国...

ファルムス王国が

軍事行動を起こし

魔国連邦へと

向かってきております

ヒナタに

足止めされたのが

悔やまれる

!なんだ

あの人だかり

リムル様!!

よ..

よくぞ...っ

うぅぅ...

心配かけた

みたいで

スマンな

無事で

安心したぜ旦那

リムル様報告と

相談したいことが

ございます

こちらへ...

なぁあの

人だかりって...

...

...いい加減

そこをどけ

グルーシス

...それは

出来んな

冷静さを欠いた

今のあんたらに

この女は

渡せねーよ!

...そいつは

第一容疑者だ

お前やヨウムには

悪いが、追及しない

訳にはいかない

リムル様...!

やめろべニマル!!

襲撃が

あったんだ

普段通りなら

ここまで大きな

被害が出ることは

なかった

結界のせいで

弱体化して

いなければ...

...

...

こんな

ことには

...

え?

全員

死んでいるのか?

襲撃者は商人に

扮しておりました

我々はご命令通り

人間に対して丁重に

接していましたので:

まさか悪意ある人間が

そのように紛れ込むなど

黙れ

......黙れ

はっ

も申し訳

ございません

そのような

つもりは...っ

...そうか

1つ仲間内で

争わない

2つ他種族を

見下さない

俺の命令に

3つ

人間を襲わない

従ったせいか

私が大魔法を

使用しなければ

こんなことには

ならなかったでしょう

生ロ。

大魔法”魔法不能領域〟よりも、

町の外部から張られている

もう一つの結界のほうが

影響は上だと推定。

...そうだ

落ち着け

この女は俺を激昂させて

自分だけを殺させようと

しているんだ

ミュウラン

だったか

冷静になれば

自分をかばうヨウムや

グルーシスに咎が行かない

ための言葉だとわかるのに

貴女の処遇に

ついてはひとまず

保留だ

悪いが宿に

軟禁させてもらう

詳しく状況を

知りたい

会議室で話を

聞かせてくれ

リムル様

よろしければワシも

会議に参加させて

もらえませんか

今回の件について

外の者の視点で

お話しできるかと

あんたは

来てたのか..

ああ助かるよ

ミョルマイル

ます

最初の襲撃者は

三人の男女でした

衛兵の一人が絡まれ

そこから交戦に至った

そうです

シュナや....ゴブタ

少し後にはハクロウも

応援に加わったのですが、

戦闘が始まって直ぐに

町は二種の結界に

覆われました

ひとつは魔法不能領域

もうひとつは魔物を

弱体化させるもの

...それが無ければ

ハクロウが負ける

ことはなかったんだ

そういうことで、

そういうことで、

...

...

...

そういうことで、

その後ファルムス王国の

騎士団が百名程

この町を訪れたんだよ

奴らは襲撃者と

ゴブタらの戦いを見て

こう言ったらしい

魔物の国と聞き

調査に来てみれば

この騒ぎとは...

我らは人類の法に従い

加勢する!

言うや否や

魔物に対し剣を

振るいだしたんだとよ

衛兵のみならず

成り行きを見守っていた

住民にまでな

...それで子供の

遺体まであったのか

怒りがぶり返し

そうだ

冷静にならないと..

冷静に

ならないと...

そして去り際に

宣言したのです

故に!

この町は魔物に

汚染されている!

せー

西方聖教会の助力を受け

武力をもって制圧する!!

我らが神ルミナスは

魔物の国など断じて

認めね!!

とき

時は今日より

一週間の後

指揮官は英傑と

答れ高いエドマリス王

その人である!

恭順の意を

示すならば良し

さもなくば神の名の下に

貴様らを根絶やしに

してくれようぞ!!

...茶番だな

ソウエイの報告では

ファルムスは既に

軍事行動を開始して

いるとのことだった

調査自体は本当でも

結論は初めから

決まっていたのだろうな

ヒナタのことと合わせて考えても

ヒナタのことと

合わせて考えても

ファルムスと

西方聖教会は

クルなんだろう

しかし魔物の殲滅を

教義に掲げている

ほうせいさ

西方聖教会はともかく

ファルムス王国の

目的は何なんだろうな

よろしい

ですか?

ファルムス王国は元々

貿易で潤っていた国

おお

ミョルマイル

それは西側諸国にとって

ドワーフ王国との取引が

出来る唯一安全なルート

だったからです

ですが魔国連邦が

興って以降流通には

かつてない大きな改革が

起き始めています

今まで危険地帯と

見られていた森に

街道が整備され

安全で税の安い

交易路が生まれた

つまり

ファルムス王国に

とってここは

利害の競合相手であり、

さらに言えば潰すより

手中に収めたい...

そんな国なのです。

俺は周囲の国家との

調和を蔑ろにしている

つもりはなかった

だが所詮

素人

......

...やはり俺の

方針のせいか

リムル様どうか

誤解しないで頂きたい

え?

ワシはファルムスの

動機になり得る背景を

語りましたが、

その対応が然るべきものだと

言っとるのではありません。

まず評議会も通して

いないのはおかしい

最初の三人は

魔物が先に手を出して

きたからと正当性を

主張するための

工作要員でしょう

ワシはこの町に

留まる商人の

代表としてこの場に

おります

聖教会を恐れる

声もありますが

意見は概ね

一致しとります

ファルムスを

迎え撃つのなら

助力は惜しみません

武器食料

必要とあらばコネという

コネを使い集めましょう。

オレぁ

ブルムンドの

冒険者だ

最近はずっとこの町を

活動拠点にさせて

もらってた

戦力が必要なら

手を貸すぜ?

わ私も力に

なります!

俺も

俺もだ

私も!

彼らの申し出は

とてもありがたい

だが...

ありがとう

ございます

ですが

この問題は俺達

だけで片付けます

皆さんはどうか

帰還の準備を

なさってください

断った理由は

この人達を巻き込み

たくないから、そして

この人達の身に

万が一のことが

あった場合

それを俺達の

凶行だと触れ

回させない為だ

魔物の国を悪と

喧伝したい者達

からしたら

この町を知る者から

俺達を擁護されるのは

都合が悪いはずだ

口封じという手段も

とりかねない

何かあったら

証言しますぞ

...これ以上

奪われてたまるか

怪我人の所へ

案内してくれ

はッ

リムル様!

お帰りだったの

ですね

よくご無事で...

シュナもな

ハクロウ...

ゴブタ...

襲撃者は空間属性の

スキルを使う者だった

らしく

治療しようにも傷口に

直接働きかけることが

出来ないのです

回復薬も効かない

ってことか...

はい..

大賢者

暴食者はもう

使えるか?

解問題ありません。

個体名ヒナタとの

戦闘で切り離した分は

復元完了しています。

空間属性の影響を

確認しました。

「暴食者」にて影響を

捕食しますか?

もちろん

YESだ

ああれ?

オイラ助かった

...すか?

あっジジイも

無事だったっすか!?

もう一度眠り

たいかの?

良かったいつもの

やり取りが出来るくらいには

回復したようだ

:なぁべニマル

あいつは

どこだ?

ベニマルは俺の質問に

答えなかった

ただ一言

「付いて来てください」

とだけ言うと

魔物たちの遺体が

安置されている広場に

向かって歩き出した

...

...

そういうことで、

:ここです

35

...え?

シオン...

...なのか?

ゴブゾウ!?

シオンは襲撃者が

狙った子供を庇った

そうです

結界による

弱体化で思う

ように動けず:

ゴブゾウも

シュナ様を

守ろうと

~~~...

リムル様!!

...すまん

しばらく

一人にしてくれ

いつでも

お呼びください

すぐに参ります

告。弱体化した

魔物にとって

強すぎる妖気は

圧力になります。

...そうか

仮面は

抗魔の仮面の

解析は?

完了しております。

複製しますか?

頼む

...どうしてこんな事に

なったんだ

告。回答不能。

どうするのが

正解だった?

告。回答不能、

...人間と

関わったのが

間違いだったのか?

告。回答不能。

なぁ...俺が

間違っていたのか?

...告。かとうか

回答不能。

頭の中は激しい感情が

渦巻いているのに

涙一滴でない

同時に酷く冷静で

シズさんの時は

涙が出たのに

いつからだろう

いつからだろう

...ああ

そうか

俺はもう

心から魔物に

なったんだ

どっどぉ

カバル殿!

商人達から

状況は聞いた

何と言っていいか

わからねぇが..

俺達で力になれる

ことがあれば

言って欲しい

お心遣いに

感謝を...

リムルさん!

リムルさんは

どこぉ!?

申し訳

ありません

リムル様は今

一人になりたいと...

エレン殿!

旦那がそう

言ったのか?

ええ皆今は

お側を離れて

います

...わかった

しばらく町の外で

野宿してるから

人手が入り用なら

いつでも声を

掛けてくれ

ありがとう

ございます

......

リグルさんお願い

今すぐリムルさんに

取り次いで欲しいの

どうしても伝えたい

ことがあるから

姉さんそれは

ちょっと...

そうだぜ

エレン

ここの人達だって

遠慮してるってのに..

リグル殿

俺からも頼む

えっいや

しかし..

あっしからも

お頼みしやす

無理言って

ごめんなさい

でも

今のリムルさんには

きっと必要な話

だから...

告。検索結果

該当なし。

完全なる死者の蘇生に

関する魔法は

検出されませんでした。

...そうか

いつまでもここで

こうしてはいられない

遺体はやがて朽ち

魔素に還元されて

消えてしまうのだろう

消えて...

そういえば、...

それでも、それでも、

...

そういえば、

「暴食者」

せめて俺の中で

安らかに

リムルさん!

...来てくれたのか

ありがとう

...そろそろ

眠らせてやらないと

だけど少し

待ってくれ

...あのね

リムルさん

可能性は低いけど

ううん殆ど無いかも

しれないんだけど

でも

あるのよ

死者が蘇生した

というお伽噺が

お伽噺?

そりゃただの

作り話だろう

そりゃただの作り話だろう

なんでそんな話をするんだよ

なんでそんな話を

するんだよ

やめてくれ

こいつらのために

俺に出来ることが

まだ残されていると

期待したくなる

じゃないか

:::こいつらの

ため?

本当に

そうなのか?

...違う

それはいい、いいんだ。

俺が

失いたくないんだ

所詮は作り話だって

思うかもしれないけどお

でもこれは史実に

基づいた伝説なの

だから

ははは

死者の蘇生か

まるで

夢物語だな

リムルさん

いや悪いな

つい嬉しくて

可能性が零で

ないなら十分だ

詳しく聞かせてくれ

エレン

...

そういうことで、

欠けたッ!!

外から結界を

張っている者を探せ

可能なら殺さぬように

無力化しろ

粘銅糸これを

伝わせれば

魔法不能領域でも

しねん

思念伝達ができる

有線だから

無理するなよ

......

ソウエイか

ご無事でしたか

安堵致しました

スマン

いろいろあって

連絡する余裕が

なかった

それで

見つけたか?

町の四方に

西方聖教会の騎士の

集団が陣どっています

はっ

一ヵ所につき

規模は中隊程度

それぞれ

魔法装置と思しき

ものを守っていて

どうやらそれが町を覆う

結界を作り出している

ようです

無力化

できそうか?

不意を突けば

一角くらいは

わかった無理を

することはない

それよりも周囲の

警戒を怠らない

ようにしてくれ

御意

待たせたな

エレン

聞かせてくれ

死者蘇生の

お伽噺を

...うん

エルフ...?

これは

魔導王朝サリオンに

伝わるお伽噺

ある少女と

竜の物語...

第(6)話希望の条件

この世に四体のみ

存在する〝竜種〟

その最初の一体が

大地にて人間と子を生した

我が子に力の大半を

譲渡することとなった

最初の竜種は

残る全ての力を

結晶化させ

自分の分身体とも

いえる子竜を

生み出した

そしてその子竜を

我が子

竜皇女へと

贈ったのである

幼い竜皇女は

すぐに子竜と仲良く

なった!!

平和な日々は永遠に

続くかと思われたが、

ある刻

悲劇が起きる

栄華を極めた

魔法大国が

竜皇女を

支配しようと目論み

子竜を手に

かけたのだ

竜皇女は

嘆き悲しみ

そして

怒り狂った

父より受け継いだ

その力は凄まじく

一帯が焦土と化しても

その怒りは収まらなかった

一柱の魔王と

精霊女王の力で

ようやく正気を

取り戻した頃、

かつての大国は

見る影もなく

栄華は過去の

ものとなった

望んだわけでは

なかったが十数万の

命が生け贄となり、

竜皇女は

魔王へと開花した

すると奇跡が

起きた

子竜は竜皇女の

魔王化に伴い

死して尚

進化したのだ

立ち上がろうとする

その姿に竜皇女は

喜んだ

しかし奇跡は

望む形ではなかった

混沌竜

死と同時に魂を

失った子竜は

寝息のない邪悪な竜へと

交貌してしまったのだ

他を顧みることもなく、

破壊の限りを尽くす

その様は

まるで友を失くした

皇女自身のようだった

恐れ逃げ惑う

人々の中

ただ一人竜皇女

だけは理解した

女はもう、そこに

居ないのだと

そして自らの手で

女の亡骸を封じた

それが魔王になった

竜皇女の最初の

偉業となった

物語は

これでおしまい

一国を滅ぼし

魔王に進化...

そしてそれに伴う

絆ある子竜の復活

っていうか竜皇女って

ミリムのことだよな

確かに魔物達は

意味不明に進化する

名前をつけただけで、

大騒ぎだった

...しかし意思のない

怪物になられても

意味がない

うん問題は

魂の有無だと

思うの

「魂」

この世界に転生した

俺としてはその存在を

疑ってはいないが...

自己としての意思

ってところか

是。より正確には

「自己を確立する根源」

と定義されます。

意思

物質体

肉体のこと。

ただしここで言う魂とは

「魂」とその器である

「星幽体」を含みます。

星幽体

星幽体魂の器であり思考するなよ

思考するための

えええ

精神体

精神体家具体と重なるように存在する店街の市役技術。

存在する記憶の

録装置

竜皇女の子竜は

魂が戻らなかったため

意思はなく思考も

できなかったってことか

だと思う

この町は今結界に

覆われているでしょう?

ひょっとしたら

だけど...

シオンちゃん達

まだここに

居るんじゃないかなぁ

先日。

絶命した者達の魂は

本来拡散して

消滅するのですが、

リムルさん...?

二種の結界に阻まれ

残存している

可能性はあります。

えんしいっ

その確率

3.14%

円周率かよっ

いや

なんでもない

低い?

いや逆だ

死から蘇生できる可能性が3%以上もある

死から蘇生できる

可能性が3%以上もある

俺が魔王に

なりさえすれば...

エレン

教えてくれて

ありがとう

でも

いいのか?

俺に魔王になれって

言ったのと同じだぞ?

私ね本名は

エリューン・グリムワルト

っていうの

サリオンの王家に連なる

家系なんだぁ

うん

マジで!?

自由な冒険者に

憧れてこの二人と

国を出たの

まさかお前達も

王家の...?

いやいや

俺らは護衛

ですよ

さすがにお嬢様の

一人旅は危険

すぎますからね

むしろカバルのせいで

命の危険を感じる

こともあるのよね...

だって魔物の巣が

あったらとりあえず

様子見で突っつく

だろ!?

ぐっ...!!

それは

様子見とは

言わないでやす

...なんか

ホッとしたな

ねぇ

リムルさん

護衛と聞いて実は

ビジネスライクな

間柄なのかと思ったが、

三人の関係は

見た目通り

「仲間」なんだろう

多分ねリムルさんが

魔王になったら

私が関与しているのは

国にバレると思う

さっきの話はサリオンでも

一部の人しか知らないから

国へ連れ戻されるのは

時間の問題

だからそれまでは

ここに居させて欲しいの

もちろんだ

見届けてくれ

魔王の誕生に協力した

となればエレンの立場は

厳しいものになるだろう。

なにかあったら

呼んでねぇ

覚悟の上で

情報をくれた彼女が

連行されるのを

静観するつもりはない

ホラエレン

耳しまえって

シオンちゃん達

まだここに居るん

じゃないかなぁ

...魔王か

告。個体名

リムルーテンペストは既に

魔王種を獲得しています。

解。魔王種の有無は

魔王種を獲得?

どういうことだ?

魔素量、保有スキル等が

真なる魔王として覚醒するに

足るか否かを指します。

豚頭魔王を捕食した

時点で獲得していました。

条件を満たせば

真なる魔王へと

進化が可能です。

ホントか!?

それでどうなん

条件ってのは

なんだ?

お伽噺から推測するに

種を発芽させるには

養分が必要です。

生け贄となるのは

人間の魂

必要となるのは

一万名分以上と

推測

人間の魂?

それは俺が見たんじゃ

一万人以上の人間を

殺す必要があると

いうことか?

是。

ですが、個体名

リムルーテンペストの意思が

介在していれば他の者に

任せても問題ありません。

...そうか

主よ...

...考えてみれば、

酷い話だ

スライムに転生

してからも

俺の判断基準は

かつて三上悟だった頃の

常識が根底にあった

リムル様!!

不将者を叩きのめして

やりました!!

そういうことで、

やり過ぎだ!!

ない

...魔物の基本理念は

弱肉強食なのにな

シオンだけじゃ

この国の者は皆

そんな俺の考えに

従い

そして

殺されたんだ

すまんなシオン

俺の決断に

納得いかないかも

しれないけど

今回は

俺自身の手で

ケジメをつける

今後一切の甘えを

今後一切の

甘えを

己れに

許さぬために

己れに許さぬために

...

そういえば、

そういうことですが、

リムル様

ソウエイか

何かあったのか?

トレイニー殿から

連絡が

ファルムスと西方聖教会の

連合軍が我らの領土へと

侵攻中とのことです。

二万...

その総数

およそ二万...

...そうか

良かった

いや大した

ことじゃない

?良かった

とは...?

...

それでも、

それでも、

...

...

...

...

...

...

...

...

そういうことで、

...

そういえば、

そういえば、

そういうことで、

...

ふ〜......

それでも、

...

十分足りそうだと

安心しただけだ

告。

大魔法「魔法不能領域」の

解除は可能ですが

他方、複合結界は

解除困難です。

町を覆う二種の結界の

解析が完了しました。

弱体化を引き起こしている

複合結界の方こそ

解除したかったのだが

仕方ない

大魔法の解除を

実行しますか?

いや

まだいい

結界が二重では

シオン達の魂が

拡散してしまう

かもしれない

それよりも

三つ目の結界

これでより魂の拡散を

防げるだろう

店。

第三の結界に反応する

不明な波長が検出

されました

リムル様!

不明な波長?

暗号化された

電気信号と推測

解読しますか?

頼む

リグルド皆を

集めておいてくれ

リムル様

この結界は...

心配ない俺が

張ったものだ

は...はい!

会議を行う

議題は今後の人間に

対する振る舞いについてと

シオン達の

蘇生についてだ

...はいっ

直ちに招集

します!!

予想?

あんまり驚かれな

かったな

おかしくなったと

心配されるかと

思ったのに

まぁ予想は

していたんで

俺たちは皆

「リムル様なら或いは」と

思っていましたからね

...そっか

さて

まずは彼女から

事の経緯を聞き出し

処遇を決める

第164話魔女の処罰

私は魔王

クレイマンの配下

五本指〟の一人

薬指の

ミュウランです

クレイマン

続けろ

豚頭帝計画に関わる

魔王の一柱と

聞いたが

ミリムの話じゃ

印象は良くない

私に与えられた

任務は魔国連邦の

内偵でした

だから私は..

ヨウムを利用して

この町に

潜入したのです

なるほどな

つまり今この時も

クレイマンに報告を

しているわけか

いいえ連絡

手段がありません

私は

魔導師です

魔法不能領域で

私に出来ることなど

普通の人間と

そう変わりません

あんたがここを

魔法不能領域に

変えたんだろ?

どうやって離脱する

つもりだったんだ?

...クレイマンに見捨て

られたってことが

人形傀儡師の二つ名で

知られるクレイマンは

配下を自分の

意のままに操ります

それこそ

操り人形のように

彼にとって

配下とは

道具でしかなく

...あの時の私も

そう気づくことが出来れば

良かったのですが

壊れたりいらなく

なれば捨てるだけ

なのです

...なぜヤツの配下に

下ったんだ?

従うメリットは

なさそうだが

私は元々人間の

魔女でした

人々から迫害を受け

逃げのぴた森で幾百年

家族もなく

友もなく

魔法の研究に

没頭する

日々でした

そんな

永劫のような日々が

終焉に近づいた頃

あの男が

現れたのです

貴女に永遠の時と

老いる事のない

若き肉体を

差し上げましょう

応じたのか?

その代わり私に

ちゅうせい

忠誠を誓い、仕えなさい

森に引きこもる

世間知らずなど

笑えるほど

御し易い相手

だったでしょうね

クレイマンが私に施した

秘術は「支配の心臓」

という

仮初めの心臓を媒体に

被術者を魔人へと

至らしめるものでした

以来私の心臓は

クレイマンの掌の上、

私は約束されたものを

受けとったけれど

文字通り

生殺与奪権を握られ

てるってことか

同時に自由を

失ったわ

なるほどな

つまり自分の

命惜しさに

俺の仲間を窮地に

陥れてくれたわけか

だ...旦那!!

黙っていろヨウム

グルーシス

今リムル様が話を

されているのは

その女だけだ

...

それで?

クレイマンがウチに

ちょっかいを出す

理由はなんだ?

まさか配下の始末の

ためだけに送り込んだ

とか言わないよな

...クレイマンは

ごく限られた者にしか

心の内を見せません。

ですからこれは

あの男の言動から

考えうる

クレイマン自身が

ファルムス王国を

焚きつけたか

どうかまでは

わからない

私の予想に

なります

けれど

魔国連邦の

魔法不能領域化は

彼の国の蜂起を

見越した上での

計画だと感じました

被害の拡大を

目論んだ...とかか?

それもあると

思います

ですが

それ以上に

外部への連絡を

封じ他国への

援軍要請をさせない

ためかと

もしもドワーフ王国や

ブルムンド王国が

魔国連邦へ援軍を出せば

ファルムス王国への

牽制になる

そうなれば戦争が

回避される可能性も

あったでしょう

魔国連邦と

ファルムス王国の間で

戦争を起こさせる

それはとても

クレイマンらしい

筋書きに思えるのです

町の外にある

ベスターの研究室なら、

魔法不能領域の

影響は受けない

どの道既に軍事行動を

起こしているファルムス王国軍を

迎え討つには準備期間が

足りない

今から援軍要請も可能だが

今から援軍要請も

可能だが

後手に回って

いるな...

...ただ戦争を起こして

何を得ようとしているの

かはわかりません

わかった

十分だ

旦那...

ミュウラン

お前には

死んでもらう

!!

待ってくれ

旦那!!

ミュウランは

本当に...っ

無駄だ

ヨウム

グルーシス!?

あれは

本気の目だ

なっ...!?

獣身化か

なにしてるヨウム!!

さっさとミュウラン

連れて逃げやがれ!!

...一度

負けてんだ

そんなに

長くは

稼げねぇよ

グルーシス...!

くそっ...

ミュウラン行くぞ

早く立...

好きだったわ

ヨウム

私が生きてきた中で

初めて惚れた人

さようなら

今度は悪い女に

騙されないようにね

いい覚悟だ

!?

旦那!!

リムルの旦那!!

頼む!!

やめてくれ!!

リムルの旦那!!

俺も一緒に一生を

懸けて償う!!

あんたの言うことは

なんでも聞くよ!!

だから...っ

ミュウラン...

ミュウラン

ミュウラン

ミュウラン...!!

よし

成功した

ようだな

問題

なさそうか?

え.....

あの...私

なんで生きて...

...

三秒...?

ああ、うん。三秒ほどは

死んだんじゃない?

だ...旦那!?

一体これは

どういう事なんだ!?

ミュウランは

...っ

わかったわかわった

説明するから

そんなに

うろたえると

彼女に笑われるぞ

くんっ

実はな

暗号化された

電気信号でな

ミュウランのこの

仮初めの心臓は

クレイマンの盗聴に

使われていたんだ

盗聴...!?

信頼する仲間

ではなく

聞いた通り

〝道具なんだろうな

魔法通信で定期的に

報告を入れさせていたのは

それに気づかせないため

だろう

クレイマンを

騙すためだが

怖い思いをさせて

すまんな

いえ...いいえ

あの...ではこの

胸の鼓動は...?

仮初めの心臓を参考に

作った疑似心臓だよ

もちろん盗聴機能は

はずしてある

“支配の心臓”は

なくなった

これでもう

クレイマンは貴女に

何もできない

は...

ははは...

本当に..

やったじゃねぇか

ミュウラン!

...ええ

もうお前を縛るもんは

何にもなくなったって

ことだ!

旦那も人が悪いぜ

俺にくらい

教えておいてくれても

良かったじゃねぇか

...あのな

ヨウム

多分お前が

人質だったんだぞ

え?

彼女は

クレイマンから

見捨てられたんだ

律儀に最後の命令に

従う必要は

なかったんだよ

どうせ心臓は返して

もちえないだろうし

それでも従うことを

選んだのはそうせざるを

得ない状況を奴が

作り出していたからだ

そ:そうなのか

ミュウラン

例えば人質とかな

...大切な人を

守りたかった

だけよ

あなたの告白に

まだ応えて

なかったわね

私せっかく自由に

なれたけど

人間の短い一生分

くらいなら束縛されても

いいと思っているわ

ミュウランさん

今のお言葉

どういう意味なのか

ハッキリ教えてもらって

よろしいでしょうか

バカっ

...ばか

こんな

状況じゃなけりゃ

祝福して

やるんだかな

グルーシスは

気の毒だけど

慰めは

いらねぇよ!!

ふざけんなよ

起かれんねーからな!!

いいんだよどうせヨウムは

人間なんだし寿命なんて

長くても百年そこらだ

その後は俺の番

ってことで

ーっ!?

なにぃー

早まった

かしら...

リムルさん...

いえリムル様

どんなに言葉を

尽くしても感謝を

伝えきれません

忠誠を誓えと

いうのなら私は

それに従うわ

いや

それはいい

...では一つ

伺ってもいいで

しょうか?

事情はどうあれ私が

この町に被害をもたらした

要因なのは事実

命を救ってもらえる

理由はありません

なぜ...?

別に善意で

そうした訳じゃない

貴女を助けた方が

ヨウムの助力を得やすく

なるという打算もあった

このクソねが!!

はぁ

...あいつには後々

やってもらう役回りが

あるからな

それに貴女の魔法の

知識と技量は

当てにしている

それは

もちろん

協力は惜しみません

あとひとつ

正直俺の中では

これが一番大きな

理由かもしれない

死んで生き返るなんて

よくある話だろ

ここらで一発

事例を増やして

おきたかった

それは...?

それだけだ

なにが「あれは

だよ

「あれは

本気の目だし

うるせーよ!!

感謝してる

くせに..

心配かけた

これより

会議を行う

既にリグルドから

通達されていると思うが

議題は今後の

人間に対する振る舞いと

殺された者達の

蘇生についてだ

この二つの議題の

前提として

お前達に伝えて

おくことが

一点ある

俺は

魔王になる

第624話一魔物『あれ人間であれ』

以上だ

じゃあ

始めようか

本題に戻し

まずは皆の

人間に対する意見を

聞いてみた

...私は人間を

許せません

強き者に従うのは

不服ではありません

だがあれは不意を

ついた侵略

卑怯者に払う

敬意など持てません

私も..

人間に対しこれまでと

同じように接することが

できる自信がありません

商人や冒険者の中に

ああいった者がまた潜んで

いないとは限りませんもの...

人間に対する

不信感が募ってる

当然だろう

......

...オイラは

ゴブゾウ達を殺した

ファルムス王国の騎士達は

キライっすけど

ヨウムさんや部下の人達は

同じ師匠の下で同じ

釜の飯を食った仲間っす

あいつらとは

違うって断言

できるっす

ゴブタ...

俺もゴブタに

同意します

カバル殿達は

ここを案じて

駆けつけてきてくれた

彼らは信頼できる

友だと

俺は思います

...迎撃に助力を

申し出てくれたのは

ミョルマイル殿や

人間の冒険者達でした

「人間」とひとくくりに

「話すべきではないのでは

ないでしょうか

彼らの中には

信頼できる者もいれば

そうでない者もいる

しかし当面は

人間との交流は全面

禁止にすべきじゃ

ないか?

いやそれでは

プルムンドとこれまで

築いてきた信頼も

失いかねない

...嬉しいな

こんな目に

あって尚

人間との共存を

まじめに考えて

くれている

いくちゃってしまうと

くくちくろう

わっそうっすけね...

愛すべき

俺の仲間

家族と呼べる

大切な者達

...あのな

人を本気で愛した

ことのない俺が愛を語っても

胡散臭いだけだけども

俺は元人間の

転生者だ

いわゆる

異世界人と

呼ばれる者達と

同じ世界の人間だった

リムル

さん..

向こうで死んで

こっちに生まれ

変わったんだ

スライム

としてな

.....最初は

寂しかった

目も見えず

耳も聞こえず

何をするべき

なのかもわからず、

ひたすら草や

鉱石ばっか食って

気を紛らわせてた

期せずして友と

呼べる存在にも

出会えたんだが

訳あってそいつも

すぐ目の前から

消えちまった

また孤独な日々が

続いた

そんな俺にも

仲間が出来た

お前達だ

...嬉しかった

誰かから頼られる

なんて久しぶりだった

何を

するべきなのか

目標を見つけた

気がした

進化したお前達が

人間に近い姿に

なったのは

もしかしたら俺の

願望が影響したのかも

しれない

誰だよ!?

「人間を襲わない」

というルールも

そういう理由で

作った

人間が好きだと

言ったのも

元人間だからだ

今更後悔しても

取り消すことは

出来ない

でも

そのルールのせいで

お前達が傷つくのは

俺の本意じゃ

なかったんだ

:俺は魔物だけど

心は人間だと

思っていた

だから自分の

思いを優先して

人間の町に長居

してしまった

もっと早く

帰還していれば

避けられたのかも

しれない

すまなかった

全ては

俺の責任だ

いいえ

それは違います

わたくし達にも

いつでもリムル様が

守ってくださるのだという

甘えがあったのです

断じてリムル様が

お一人で抱える問題では

ございません

その結果が

あの惨劇

でした

シュナ...

先に妹に

言われるとは

情けない限りだ

結界でリムル様との

つながりが絶たれた時

常にあった万能感が

消え去り

胸中には寄る辺を

失った動揺が広がった

留守を預かっていた

というのに

心のどこかでリムル様に

頼っていた

惨事を未然に

防げなかった原因は

俺にあります

待ってくれ

べニマルさん!

それを言うなら

警備責任者の

俺の失態だ

...初めて道を

通る者には

目を光らせておく

べきだったのだ

いや...

私だって

俺が

入国時の審査を

もっとくまなく

やっていれば...

いや

それなら私の

法の整備が..

おいおい

オイラ相手を

煽りすぎたかも

しれないっす

いやあれは

仕方ない

ちょっと待て皆!!

元を正せば俺の

身勝手が...

リムル様

リムル様がご自分の

思いを優先したから

といって何も問題は

ございませんぞ

今回の件はワシら

全員の油断

そして弱さが

原因じゃ

あのような不埒者に

好き放題にされて

しまったのはワシ等の

怠慢であろう!

違うか

皆の者!!

しかし...

そういう反応が

くるとは

思わなかった

裏切り者と

罵られることも

覚悟していた

最悪この町を追われるかもと

最悪この町を

追われるかもと

身勝手大いに

結構ですとも

リムル様は

我らの唯一の主

人間と仲良くしようと

魔王になろうと

あなたの身勝手が

我らの進むべき

道なのです

...元人間が

主とか

嫌じゃないのか?

リムル様は

リムル様っすよね?

それは

そうだが

魔物であれ

人間であれ

わたくし達が

お慕いしているのは

リムル様です

前世がどうのと

言われても

関係ないかと

...そうか

そうか

絶望の日から

数日

あれリムル様

ちょっと溶けてる

っすか?

うるさいな!

少し休憩だ

少しだけ

楽しい気持ちを

思い出した

三上ほ

第68話逆襲の刻

それで

聞きたいんだが

手伝うわ

今後の人間への対応は

どう考えてるんだ。旦那?

...うむ

今回の件は今までの

体制を見直さざるを

得ない出来事だった

皆も言ってくれたが

人間の全てを敵と

断じることは出来ない

ヨウムやカバル等が

証明してくれる

ように

知ってもらえれば

良き隣人に

なれるのだと

俺はその可能性を

信じたい

どもっす

だが

それはあくまでも

今後の希望としての

話だ

現状俺達は

諸外国にあまり

知られていない

ドワルゴンやブルムンド

の国交相手としての

知名度はあっても

その在り方まで認知は

されていないだろう

故に今の段階で

人間と手を結ぶのは

時期尚早だ

侵攻中の連合軍を

退けたとしても

いずれ第二第三の

ファルムス王国が

現れる

まず重要なのは

人類にとって無視

できない存在として

その地位を築くことだ

なるほどそのために

「魔王」の箔を

利用するということか

武力を用いた文法では

不利だと悟らせる

同時に他の魔王に

対する牽制も行えば

人類にとっての

盾ともなり得る

聡い者は

敵対よりも共存を

選ぶだろう

そうだ

友好的な者とは

手を取り合い

害意ある接触を図る者には

相応の報いを受けてもらう

相手に対し鏡のように

接するんだ

そして長い時間をかけて

ゆっくりと友好的な関係を

築くことを目指す

これが

俺の考えだ

それはまた

甘い理想論だな

だが

嫌いじゃないぜ

旦那らしくてな

しかし西方聖教会の

当たりは強くなるな

新たな魔王の誕生と

あっちゃやつら

黙っちゃいないだろ

だろうな

ッ、

西方聖教会が俺達を

悪だと断ずるなら

断固としてこれと戦おう

相手が誰であろうと

スタンスは変わらない。

了解っす!

たとえ

シズさんの教え子

であろうとな

差し当たって

対処すべき人間は

侵攻中の連合軍

ですね

布陣を考え

ませんと...

ああ

それなんだが

連合軍の相手は

俺に任せて欲しい

え?

理由はある

殺された者達の

蘇生に関わるん

だが

これを成すには俺が

魔王になることが

絶対条件だ

そして侵略者を

俺一人で殲滅することは

魔王化に必要な

儀式だからだ

リムル様...

大丈夫だ

怒りで我を

忘れてる

わけじゃない

しかしだとしても

お一人で出陣など

危険すぎでは...

心配ない

油断はしないし

手加減もしない

それにお前達には

別に任せたいことがある

弱体化の原因である

複合結界の解除と

シオン達の魂の拡散を

防ぐための新たな結界の

用意だ

人選は

......

魔国連邦首都

「リムル」より西方面

神殿騎士団駐屯地兼

四方印封魔結界_展開基点

四方印封魔結界〔展開基点

邪魔だ

どけ

うわっ

おいもう

三日だぞ

ブルムンドの商人や

冒険者共はあの町と

心中するつもりなのか?

キョウヤよう

そう慌てること

ないさ

他の陣地からも

連絡はないし

地理的にも

帰国にはこの西の街道を

通るだろうからね

えー来たら

殺すんでしょ?

仕事増えんの

めんどくない?

...

そういうことで、

だから

いいんだよ

キララさん

俺のスキル「乱暴者」は

人を殺すと力が増すんだ

うまいこと

パワーアップすりゃ

あのジジイの呪言に

だって抗えんだろ

ふーん

殺しとか別に

面白くないし

あーーヒマ!

あはは

言葉だけで数十人

殺した人が

よく言うよ

ウチは「死ね」って

言っただけだしぃ

......

隊長彼らの

ことですが..

んなのネットでも

よくあんじゃん

自己責任っしょ

もし

うわ怖

んああ

異世界人等か

やけに横柄な態度が

目立ちますけど

もっと礼儀を弁えた者は

いなかったんでしょうか

困りますよ

集団行動なのに

まぁ強力なスキルを

持っているのは

確かだからな

知ってるか?

ショウゴ殿が

召喚された時

その場で周囲にいた

召喚士30人を

惨殺したそうだ

ええ!?

理由もなく突然

暴れだしたんですか?

兵士として扱うには

危険すぎでしょう

理由がないことは

あるまい

彼からしたら元の生活を

唐突に奪われた

わけだからな

だが召喚儀式魔法に

絶対支配の呪言を

組み込む理由を

再認識することに

なった事件だ

彼らは強力な

兵士たり得るが

決して心から

従っているわけでは

ない

異世界人は世界を渡る際

望みに沿ったスキルを

得ると言われている

我が強い者の方が

強力なスキルを得やすい

ってわけだ

異世界人の強者は

性格に難アリって

ことですか...

はぁ...

ふむ改めて

そう考えると

合点がいくな

聖騎士団団長殿の

強さもそういうこと

なのかもしれん

ちょっと隊長

それ本人の耳に

入ったらどうするん

です!?

失礼です

なに彼女は

この遠征には

参加していない

多少の

え?

たっ...

隊長!?

来たか

てっ敵襲!!

東方向より

狙撃!!

隊列を整えろ!!

敵影は!?

魔法部隊

しんた

身体強化の詠唱を

急げ!

さす...!

街道に敵影

確認!

その数......え!?

その数四名...!?

開戦の

合図っすよ

四方印封魔結界

展開基点-北

う...

うわあああっ

馬鹿な!

こいつら一体

どこから現れた!?

クソッ一旦退

対空防御陣形

急げ!

四方印封魔結界

展開基点_南

くっ...こいつら

ただの蜥蜴人族じゃ

ないぞ!!

グワハハハ!

我らは龍人族である

ドドラゴニュート

だと!?

ふざけるな!

上位種族がこうも

大量に湧くものか!!

ふざけてなど

おらん

我輩の名は

ガビル

見知りおく

必要はない

冥途の土産に

するがよい!

四方印封魔結界

展開基点_東

き...

聞いてないぞ

こんな

化けも

そういうことで、

...

悪いな

悪いな

俺の八つ当たりに付き合ってもらって

俺の八つ当たりに

付き合ってもらって

14春に昨年6月の

っYH~

書き下ろし

小説

ヴェルドラのスライム観茶日記

>-...一希望編へ

◆絶望と希望◆

リムルが戻った先には、ガビルとベスターがいた

重苦しい空気が漂っておる。嫌な予感が的中したの

は間違いなさそうだ。

リムルが事情を聞いた事で、それが証明される。テ

シペストの町が、何者かの手によって『結界』で覆わ

れてしまっていたのだよ。

更に、悪い話が続く。

ミリムが魔王カリオンへと宣戦布告を行い、獣王国

ユーラザニアから避難民が押し寄せているというのだ

到着まで時間があるとの事だが、リムル達もそれどこ

そろではない様子だ。

「厄介な状況ですね...」

悪い事は重なるというが、まさしくそれだな。これ

は偶然ではなく、何者かの意図が絡んでいそうだぞ」

確かにそうですね。特に、思慮深いミリム様が、軽く

率な行動を起こすとは思えます。せん。そうなると、裏で

糸を操る者は、途轍もなく強大な力を有していると考え

えるべきでしょう」

ヴェルドラのスライム観察日記

〜希望編〜

ておった。

その理由は直ぐに判明した。驚くべき事に、リムル

の留守を任されておったべニマルが暴れておったのだ。

相手は獣人のグルーシス。何か理由がありそうだが

冷静さを失ったかに見えるペニマルは、誤答無用という、

う様子であるぞ。

普段の賑やかさは影を潜め殺伐とした空気が漂っ

だ。

「ええ」

「何とも嫌な感じだな」

と入る。

せた。

異様な雰囲気というか、まるで見知らぬ土地の如く

合流したソウエイに講査を命じた後、リムルは町へ

我はそう決意しつつ、リムル遥の動向に意識を集中さ

誰かの言いなりになるなと有り得ぬと思う故、そこ

には何らかの意図が隠されているとは思うがな

だがまあ、もしもミリムと事を構える流れとなった

ならば、リムルが勝利す3可能性はゼロであろう。

そうならぬように、事態を注視しておく必要がある。

あるからして、何を考えておるやら予想も出来ぬのだ。

うーむ、そうよな。

ミリムについては判断が難しい。あの者も気分屋で

報復に動くであろうか?

我が.....?

凄惨極まりないものだった

うか?」

「ヴェルドラ様....」

「リムルは凄いな。このような状況でも取り乱さず

事態の把握に努めておるわ。我ならば...!」

「不思議な感覚だ。これは、何という感情なのであろ

じがする。

大声で叫び、暴れ出したいような、そんな気持ち

唖然となった。

何だかわからぬが、胸の奥がモヤモヤするような感

倒れ伏す大勢の魔物達

大人も子供も関係なく、・無差別に殺されておったの

ベニマルに案内された先で待ち受けていた光景は

るかに思えた。しかしそれは、あまりにも甘過ぎる考え

えだったのだよ。

魔物達の精神状態がこうも不安定になるとは、いつ

たい何が起きたというのか...

「やめろべニマル!!」

リムルが割って入った事でようやく事態が収拾す

「だから目らも人間共のルルールに従い、感情のままに

動けずにいるのであろうが...?」

「だが、リムルはそんな人間共との共存を望んでおる

「厄介よな、人間というものは」

「そうですね。魔物ならば、もっと単純です。欲しい

モノがあれば、力で奪い取りえ。弱肉強食という点では

同じですが、大義名分など必要としませんからね」

どうしてそんな思考をしたのか、我ながら不思議で

ならぬ。

リムルならば、その理由を答えてくれるであろう

カ?

そもそも、今のリムルは何を考えておるのであろう

我はそれを知りたいと思った。

リグルドの説明により、状況は把握した。

図行を犯したのはファルムスという名の国家であり、

その理由は利益が競合したからだという。リムル達が

創り上げたこの場所を、欲望のままに奪い取ろうとし

ておるのだーーという結論に至っておった

古から現在に至るまで、自分の事しか考えておらな

んだ我が、他者の為に動くだと?

それも、それを願われた訳でもないのに、か。

不思議だ。

「はい」

だが、しかしー

我はリムルを通して接していただけだが、それでも

シオンに愛着を感じておった。見習うべき点のある人

世の中は無情で、とても残酷なのだ。

「あいつはどこだ?」

と、リムルが問うた。

そう言えば、いつもリムルにまとわりついている秘

書、シオンの姿が見当たらぬ、

嫌な予感が激しさを増した。

不幸は、まだ終わっていなかったのだ。

眠るように横たわるシオン。

死んでいた。

あの、〝許されるキャラ筆頭〟であるシオンが、嘘

みたいに簡単に死んだでしまった...。

「信じられぬ」

気に食わなければ殴り返せばいい。我ならばそう考え

えるが、リムルはとても冷静だ。

今もリムルの表層意識は凪いでおり、その内面を隠し

し通しておる。だがしかし、その激情は今にも溢れ出

しそうなほどに思えるのだがな

それが気のせいであればいいと我は願った

これ以上、リムルの心が傷付く事がないようにとな

「と、リムルの心の枷が弾け飛びそうになった

大人しく説明を聞いているのかと思っておったが、

違ったのだ。

さもありなん。

我でさえ、ここまで嫌な思いをしておるのだ。シオ

ジと本当の意味で触れ合うておったリムルならば、よ

り激しく思うとこころがあるだろうさ。

しばらく一人にしてくれー「というリムルの言葉に

皆が従いその場から去った。

その場に座り込んだリムルだが、果たして何を考え

ておるのだろうな。

我も考える。

今まで深く考える事もなかった、〝死〟というもの

について。

死とは何なのであろううな、イフリートよ」

我の問いに、イフリートは沈黙する。最近は知恵を

ザワッ

その時

物だと、敬意も抱いておったのだ。

そのシオンが、こうもアッサリと死んでしまったと

いうのか...!?

「はい。その通りかと...!」

では、そう割り切ってしまえばいいではないか?

それなのに......何故かリムルは、悲しむのを止めよう

うとはせぬ...。

竜種”は不滅の存在であり、死ぬ事はない。その身

が滅びようとも、必ず復活すえる。シオン達はそういう

訳にはいかぬが、やがてその〝魂〟も再構築されて

新たな生を得るはずだ。

死んだも同然なのだよ。

そういう解釈で言うならば、「シオンや大勢の魔物達

は、間違いなく死んでおった。

だが我は、その事を悲しいとは思わぬ

我は今までも、数え切れぬほどの死を見てきたのだ

コリムルが傷付くのは見ておれぬか...:魔物達が死して

ても、悲しむ事はない。その〝魂〟は輪廻の輪に戻る

のみであり、より研鑽を積んで高みを目指す事になる

のだ。それこそが自然この摂理であろう?」

だな。肉体が滅んでいなくとも、その者の持つ性質が

失われてしまっては、生きているとは言えぬのだ。

生命の本質とも言える“魂〟が失われたら、それは

身に着けたというのに、答えられぬようだ。

死とは何ぞや?

身体が動いていれば生きている、というのは間違い

来た。

リムルの反応を見ていれば、わかる、言い方は悪いが

天勢の魔物達よりもシオン一人を失う方が、その悲しく

みが大きいように見えた。イフリートの言うように

どれだけ深くかかわりがあるかによって、喪失感にも

違いが出るのだ。

そして、我も同じくー

我はシオンの死を自然の摂理と割り切る事で、悲しく

みから目をそらそうとしていただけだったのだ。

です」

イフリートが重々しく語る

我とて、イフリートの言わんとしている事が理解出

勿論、全く同じ存在として生まれ変われる訳ではな

いし、記憶はおろか意思さえも有さぬ可能性さえも否

定は出来ぬのだが...それでも、それが自然の摂理で

あってー

「ヴェルドラ様は寂しくないですか?あの明るく無

邪気で、見習うべき点が多かったったシオン殿と、二度と

会えなくなってしまうったのですよ?」

「それはそうだが...!」

イフリートからの指摘に、我は思わずハッとなった

悲しみの深さは、かかわり方の深さに比例するので

しょう。私は最近になって、ようやくそれを悟ったの

イフリートの言葉は重かった。そしてそれは、人の

死というものを軽々しく考えてはならぬのだと、我に

教えてくれているようでもあった。

言われなくとも...。

「まあな。リムルの行動を観察しておれば、如何に人

この繋がりを大事にしておるのか理解出来たとも。その

もそも、我との付き合い方がそうして、リムルらしいも

のだったのだ。どうせ復活す「るというのに、リムルは

我を助けると誓ってくれた。我の自我が消えるという

う少女を殺してしまいますした。当時の私は薄い自我し

か持たず、敵意に反応して行動するだけの存在だった

のですが、それでも、そわは私が犯した罪だったので

す。そしてそれこそが、私とシズが心を通わせる事が

出来ない要因でした.....」

「イフリートよー」

「ハハハ、今更ですね。私も、死とは自然の摂理だと

割り切っていたが為に、シスの悲しみに気付けながっ

た。シズが私の罪を自分のものと考え、その贖罪に心が

を痛めていたなどと....ヴェルドラ様と一緒にリムル

様の観察をしていなければ、何百年かかっても理解出

来なかったでしょう」

「う、む」

「私はかつて、井沢静江の友である、ピリノとい

つまりは、打つ手なし。

リムルが、シオン達の遺体を消し去ろうとした正に

我もまた、リムル同様に無力を噛み締めた

必要がある。

神の奇跡・死者蘇生は、〝魂〟が拡散する前に行う

必要があった。時間経過とともに成功確率が低下する

故に、死後数分以内でなければ失敗するのだ。

魂〟を転生させる秘儀は、事前に儀式を行っておく

らぬ。

昼がきて、夜になり。

また朝がきて、日が巡る。

三日経った

シオン達は目覚めず。

リムルもようやく諦めようとしておる。

完全なる〝死者の蘇生〟に関する魔法など、我も年

い.....

「シオン殿や、犠牲になった魔物達の事を諦めきれな

同一存在と断定しても間違いではあるまいに、リムル

にとっては違ったのであろうまな。そんなリムルだから

こそーー」

事を、死と同義ととらえたのであろうさ。記憶はある

程度継承されるし、〝魂〟すらもほぼ同一。であれば

◆希望の条件、

その時。

「リムルさん!」

と呼びかける者が現れた。

エレンが語ったのは、我も知る物語だった

我も耳を傾ける。

何故ならエレンは、「死者が蘇生したというお伽噺

家が」と言い放ちおったのだ。

期待するなというのが、無理な相談だった

「ヴェルドラ様!!」

「うむ。もしもあると言うのならば、是非とも聞きた

いものだな」

そう、願わずにはいられない。

それが夢物語なのだとしても...我もまた、かすか

な希望に賭けたのだ。

いつもの笑顔がないぞ。

「...あのね、リムルさん。可能性は低いけど!

と、エレンが続ける。

「ううん、殆ど無いかもしれないんだけど

も、あるのよ」

その言葉が、リムルの動きを止めた。

エレンだ。大慌てでやって来たのが、その表情には

足ーー

結界内部の情報を検索【失敗しました。〈魂〉の

構成物質である〝情報子〟を観測するには、精度が不不

目無だ

もしも〝魂〟が無事だと言うのならば、それこそ

リザレ

死者蘇生。でも何とかなるであろうから、そこをク

リア出来なければ、全ては絵空事に!

「この町は今、結界に覆われているでしょう?」

ーーッ!!

そうか、そうであったわ!!

ここで危惧すべきは、エレンが言うように〝魂〟の

「ヴェルドラ様、その、竜皇女というのは...!」

「ミリムの事だ。我も詳しくは知らぬが、確かにミリ

ムは国を滅ぼしておる」

その理由までは知らなんだが、まさか、友を奪われ

たからだったとはな。

我とて、他人事ではない。

もしもリムルを失うような事があれば...

考えただけでも恐ろしいものよ。

だが、今考えるべきはそここではなく、主の進化によ

る従魔の復活、という点だな

我を頼るがいい。

13:14%が、十分だな

リムルも我と同じ結論に達したようだ。

為の。

「我がユニークスキル・究明者』の全力を以って、貴

様に協力してやろう」

今子、結界大部の情報を再度検索ーー成功しました。

情報子〟の存在を確認。これらが進化によって再統

合される確率は―

...

その表情が明るくなり、闘志に火が灯っておるわ!!

そしてー

同時に覚悟も定まったようだな

一方名以上もの人間の命を奪い、真なる魔王となる

「リムル様は優しい御方です。自らの手で行わずとも

配下に任せてしまえば、いいのでは......?」

「それは違うぞ、イフリート。貴様とて先ほど申した

であろうが。シズが貴様の罪を背負った、とな。命を

奪うという行為に罪がなくとも、咎はあるのだ。その

貴め苦は業となる。他者を巻き込むべきではない、と

リムルは考えたのであろう」

「なるほど....リムル様の覚悟には、そのような重み

が......

諸々の罪答を背負い、それでも尚、リムルはシオン

達を蘇生させる道を選んだ。

我とて、同じ道を歩むだろう。

だからリムルよ、安心すするがいい。貴様は一人では

ないのだ。

その業、一緒に背負ってやろうではないか!!

我は密かに、そう決意したのだよ。

◆魔女の処罰へ

覚悟を決めたリムルは、二日分の遅れを取り戻すか

の如く精力的に動き始めた。

魔物の町に二万の軍勢が迫っているという。それを

迎え撃つべく、準備を行っておるのだ。

最初に行ったのは「結界」この補強だな。シオン達の

魂へが拡散してしまわぬように、念入りに張り直し

たのだ

その用心深さには感心すするばかりだが、今回も見事

に、それが功を奏した。思わぬ副産物として、魔王ク

レイマンとやらの切り札を発見したのだ。

情報を電気信号に変えて暗号化し、それを送受信し

ていたようだが、それを化掛けられていた先がミュウ

ランという女の魔人だった。

了。これは感謝の気持ちです

た。

我は今、とっても苦ししんでおったのだ

理由は簡単、スキルを全力開放した反動である

リムルに協力して「究明者」を開放したまではよかっ

たのだが、その要求は週間を極めたのだ。短い時間で

はあったが、我が疲労困憊となるに十分なほどのカロ

リーを消耗したのだよ。

意識を分裂させて演算頷域を最大限拡張した上で

その全てを十全に活用した超高速演算による「解析機

定』を実行させられた。リムルはそこから得た情報の

洗い出しを行っておったのだが、そちらに注目する余

裕もないほど我は頑張ったのだ。

甘いものが食べたい...」

そう、プリンとかいう会高の食べ物をし

「大丈夫ですか、ヴェルドラ様?」

「もうマヂ無理。我、泣きそう。ギャバパバババ

リムルはその事実を隠しつつ、ミュウランの尋問を

始めようとしておる。

それだけでなく、他にも何か企んでおるようだが

...我には今、それに注目する余裕など微塵もながっ

独り占めなどという、ケ子臭い事はせぬとも。十個

こういう生活こそ、我に相応しいというものよ。

「そう思うであろう?」

「は、はあ。そういう場合ではないような気もするの

ですが.....」

「クアハハハ、心配するな。貴様にもちゃんとわけて

やろうぞ!」

うむ、苦しゅうない。

ふさぁ

裏で策を弄していたクレイマンを欺いた上に、見事

にヨウム達からの信用を勝ち得たリムル。そのままの

勢いで、今度は会議に臨むようだな。

我はというと、イフリートに看病してもらいつつ

プリンを食す。

◆魔物であれ人間であわり

ぞ!

我はとても嬉しくなった。

ミュウランも無事に救出されたようだし、順調その

ものである。

死んで生き返るなんてよくある話、か。

リムルらしいなと、我はそう思ったのだった

ダメ元で言ってみたら、十個もプリンが用意された

「む?」

「いえ、ゴブリンなどの下一等な魔物は、強者に対して

絶対服従です。上位者の言葉が全てで、自分の意思を

示す事などほとんどない。それなのにー

「ここまで変化が生じるとは面白い、か?」

「はい」

もあるのだから、三つくらいはイフリートにも譲るつ

もりよ。

半分じゃないのか、だと?

馬鹿を言うでないわ!

我の方が身体が大きいし、何より、今は成長期だか

ちな。いっぱい食べて、大きくならねばならぬのよ

とまあ、そんな理由であるからして、我はマッサー

ジを所望した。

「はいはい、仰せのままに」

ちょっと投げやりな返事ではあったが、イフリート

の指圧はなかなかのものなのだ。精神生命体には肩こ

りも腰痛も医係ないというのに、何故だか心地良くな

るのだよ。

極楽気分で会議の様子を眺める

リムルが「俺は魔王になると言言した後、活発な

意見が飛び交っておるわ

「驚くほど意見が多様化していますね」

我とて、自分の言葉に逆らわれちゃったりしたら

面白くないと思うものな。

「それって......ヴェルドラ様の場合は、単なるウガマ

マなのではーー

に染まるのではなく、各々の考え方が大事という事だ

な。多くの意見に耳を傾ける事で、より良い方向性を

探りたいのだろう。

リムルは独裁者には向かぬのだ

ま、他の魔王の陣営などがらすれば、有り得ない気

風なのではあるまいか。

様々な角度から物事を判断する為には、誰かの意見

うて

の考えを臆する事なく発言しておる。

というか、ゴブリンのようにな短慮な魔物が、ここまで

で思慮深くなるとは驚きまな。進化してから数年も経

たぬというのに、どれだけ多くの物事を学習して身に

着けたのやら。

環境こそが人を育む、という事であろう。

そしてそれこそが、リムルの目指す理想なのであろう

うむ、イフリートの言わんとする事もわかる。

進化したとはいえ、持つて生まれた気質までは変化

しない。それが通例だったのだが、この町の者共は普

通とは違うのだ。自分の意思をしっかりと持ち、自ら

通勤の刻、

「ん?何かな、イフリートよ?」

「いえ、何でも御座いません」

「うむ、ならば良し!」今度は足の方を頼むぞ」

「はいはい」

我は心地良い指圧に身を任せつつ、引き続き会議の

流れを見守ったのだ。

リムルの配下達は、今までリムルに頼り切っていた

現実に気付いた様子。そして、強者としてのリムルで

はなく、その人柄にこそ惹かれているのだと自覚した

ようだ。

まさに、魔物らしからぬ著装であるが、不思議と好きな

感が持てるぞ。

我とて、彼の者共と同じと気持ちであるからだ。

皆に向かって、リムルが理想を語る。カイジンなど

からは甘いと揶揄されているが、全員から受け入れら

れたようだな。

方針は決まった。

続いて、侵略して来た軍勢この撃滅についての打ち合う

わせに入ったのだが、ここでリムルが宣言する

運合軍の相手は俺に任せて欲しい」

とな。

危険すぎではーーという意見も出たが、リムルは既に

に覚悟完了済みなのだ。一切プレる様子のないリムル

に、配下の者共も口を挟めずにおるわ。

るリムルの意思を酌んだようだな

ベニマルは何か言いたそうにしておったが...:主た

もはや、反対意見は出なかった。

誰もがリムルを信じたのだ。

《14巻に転生する!》

こうして、リムルが魔王になる為の舞台が整った

反撃の狼煙は開幕のべルとなり、演目が始まる。

お世話になたたちを

原作:代瀬先生

キョラクター原案:「み、つぼー先生

だめ、屈めなが、何の夢でもせ

我が子らは

元気でやって

いるであろうか

リザードっ>動機ブンの

リザードマン首領

アビル

乾スラ同記:柴佐生

転性は

社富だた件、明地雫は

あたしたらこれはただ半年間

こんな風事なんでしょうかなんだ

恥ずらい、茶々先生

・戸野々ェ先生

あのソウエイ殿の下に

就いたと聞く

あの子は卵の頃から

しっかりしていたし、

ソーカは

大丈夫だろう

アッスタント

村市さん

原口大樹村さん

桐谷将士先生

芹花ちゃんも荒稲校先生

はい。何か、私を圧倒拓矢先生合同士ぜ

他田祐天九郎倉岡大樹さん

編集部のみなさん

ANDYau!!

首領

あせが

カビルは...

ビン詰め

...ファイム

会いに行って

差し上げれば

いいのに

あやつ調子に乗ると

「止まらんからな〜〜

ーっお

怒って

ハヒキはいい

ふでとですー!

引き続き

今は続けて楽しみにしてたんだよ

おいおにいしおいますー♡

キャラクター原案

みっつば一先生ょ

スッペーパー

マッチンの

一言おめでとうございます!!

怒涛の展開に目がぼさまむ。!

「魔物の国の歩き方

岡霧硝先生より

そうだったんだろうなんだよね

ハムサ生おめで

上先生おめえらぎいます

エルフ耳エレン

予想以上に

素敵だした。

私達が物理学館

物語の鏡よぅ

エスラムは

業先生より

オレンパン・オメデトウゴザイスス。

最生しても社畜だった件

明地雫先生より

上先生は、

おめでとうございます

開野

「ついにこの国が、

ますます目が離せません!!

昨年したら大ライムだった作果期に就職するのがいつまで行政なきゃないよ

戸野夕正先生より

「あちら」「転送したらスライムだった!!本人の生...

茶々先生ょり

ええ!?お

おめでとう

ございま

『転スラ』アニメ放送を記念してシリウス公式twitter(@shonen_srille)で

放送告知ツイートを実施しています。2019年3月4日、11日にUPされた

作家達による応援イラストを掲載!

...............................

遠山えま先生(@tooyamatsuri)

「異世界で最強魔王の子供達10人のママになっちゃいました。」

月刊少年シリウスにて連載中コミックス1巻発売中、

田口ホシノ先生〈@taguchihoshino)

『お嬢様の僕』

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元サラリーマン、

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鬼畜教官に弟子入り!?

異世界で

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「転スラ」好きにはこちらの転生もおススメン

サラリーマン、異世界で生き残るために歩む道

漫画:秋風緋色

げんさく

原作:ブロッコリーライオン

キャラクター原案:sime

むそう

E~7巻大好語発売中!!

ニコニコ静画「水曜日のシリウスJにて...。

・毎月第1・第3水曜日更新!!

シリウスKC

ロンドルの

回線全国

一緒に

寝なさい

ちょ

着替えにお風呂に寝かしつけ。

ちょっと待って

すぐ済むから

いや

まずいだろこれ!

足上げて...

お嬢様の全てをお世話します。

全裸の女の子が

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居候先に

この家を

希望したのは

それだけ

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単行本では

世話の焼ける子ほど

かわいいものですよ

それじゃあ

着替え

よろしく頼む

シリウスKC

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«えええぇぇぇえへへ

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最新第5巻大好評発売

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「まがつき」の

田口ホシノ最新作

要すの

田口ホン

家この物語はフイクションです。実在の人物・団体・出来事などとは

切関係ありません。

淡収録されていいる表現は、作品の執筆年代・執筆された状況を考慮し

コミックス発売当時のまま掲載しています

転生したらスライムだった件(13)

漫画原そ

漫画・漫画作作の他

2019年12月1日発行(O)

川上泰樹

みっつばー

伏瀬

◎2019Fuse

◎Taikikawakami2018

森田浩章

〜〜〜

キャ

発行発行

発行所

株式会社・講談社

〒112-8001

東京都文京区音羽2122:

結局、

だった件、

Tardinの

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...伏瀬

...

川上泰樹

TakikiKikawekerの

シリウスKC

クター原素・みっつば

MitzVah