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Instructions:
ちなみに
スライムだった仲の
だっ...
Reiy
原作・伏瀬...
***:川上奈樹
TaikiKabyakamの
キャラクター原棄、みっつばー
アフィはーーWitzVan
シリウスKC
転生したらスライム
だった仕
Regarding
ReincarmatedtoSlime
原作・伏瀬・
2017年11月11日土奈樹...
皮脂・リーニングに使用するキャラクター同展・サッコばールドルの
WindowsPlat
ジュラの大森林
武装国家
ドワルコン
ファルムス
ま
ユーラザーフ
獣王匣
訪印の洞窟
テンペスト
魔国連ま
西方
諸国
魔薄王朝
サリオン
リムル不在の中、テンベストは二種の結界に"覆われた。一つは
魔法の無効化による外界との遮断、もう一つは魔物の弱体化を
引き起こしていた。そのため、リムルのテンペストへの到着は週
れ、町では大きな被害が出ていた。中でも、テンペストの仲間や
シオンの死はりムルにとって悲痛なものとなった。しかしエル
シから殺された者達を蘇生するお伽噺を聞いたリムルは、仲間
建を生き返らせるため魔王になることを決意したのだった。
前回までのあらすじ
ヴェルドラー
テンペスト
〈暴風竜ヴェルドラ〉
・リムルの各づけ親で親
天災級モンスター。
シズエ・イザワ
最戦時中の日本から召喚
された異世界人。死去。
イングランプ
玉国
ランカ
星狼。リムルの影に潜む。
ゴブタ
ト天然系ゴブリン。
リムルーテンペスト
(三上悟)
異世界人。人間からスライ
転生した主人公
リグルト
トゴブリン村の村長。
鬼人。指南役。
蒼影
レ鬼人。隠密。
紫苑
鬼人武士。リムルの護
朱菜
>鬼人。巫女姫
ミリム・ナーヴァ
レーキ状魔王が一柱危険度
エレンジカバルキド
重戦士、盗賊の3
ガビル
グルーシス
・獣人。獣王国
ユーラザニアの戦士
ミュウラン
◆魔人を魔導師。
クレイマンの支配下。
トレイニー
大森林の管理者・樹妖精
ヨウム
人間。英雄。
ファルムス王国出身。
第68回第格の違い
...や・にゃーら
第6回話
第6回話、神之怒
♪055
第67話部費の悪魔
書き下ろし小説
ヴェルドラのスライム観察日記
ト177
―なんだ
出陣前に話って
俺が負けるかも
って心配なのか?
違いますよ
そんな懸念は
ありません
...俺には前世の
記憶はないですし
大鬼族から鬼人族へと
変わりはしたが
戦闘種族以外のものに
なったこともない
己や仲間を守るため
或いは仇討ちのため
相手を屠ることに
躊躇いはありません
ですがあなたは
違うでしょう
リムル様
町が出来たばかりの頃
略奪目的の輩すら
殺すなと命じていた
俺が心配なのは
好ましく思っている
種族である人間を
それもまたお
二万近く
自分の手で殺めることで
あなたの心に
取り返しのつかない傷痕を
残すかもしれないってことです
...そうなるかも
知れないが
今回は俺自身の手で
けじめをつける
必要がある
リムル様...
だからこそ
ベニマル
お前に
頼みたい
全てが片付いた後
もしも俺が理性のない
化け物になっていたら、
第169話梓の違い
戦える者を指揮して
速やかに処分してくれ
.....
わかりました
やれやれとんだ
貧乏くじですよ
まぁそう言うな
お前にしか頼めない
では魔王化の儀式が
済んだ後
理性の有無を確かめる
質問をします
合言葉だな
どうするか
そうですね;
こうしましょう
合言葉は
先のことを
考えてもどうにも
ならん
やるべきことを
やるとしよう
...さて
情けなくも
困ってる奴等は
いねーだろうな?
南方
んっ
...フッ
このスマートな
仕事ぶり...
幹部昇進の日も
近いのである
ガビル様
そういうこと口に
出しちゃうから妹の
ソーカさんにイマイチ
尊敬されないんだよね
然り
ははは
言ってやるなよ
ガビル様の出世欲は
我らが侮られぬようにと
思ってのこと
つまり最高の上司
故のことよ
ガッピール!
...でも卒なく
仕事をこなす
ソウエイ様に
惹かれるのもちょっと
わかるよね
確かに
おっお前達!?
おはよはよ
北方
ーソウエイ様
申し訳
ございません
この者達は
想定していた程の
強敵ではありません
でした
そのようだな
これならば
我らだけで四方の陣を
落とせたかと
油断して
失敗するより
マシだ
最も警戒すべきは
異世界人の三人組
奴らに遭遇した場合
作戦に支障が出る
可能性があったからな
やはり西
でしょうか
だろうな
リムル様の読み通り
ブルムンドの冒険者や
商人の口封じをするつもり
なら西に最も戦力を
置くだろう
助力に
向かいますか?
余力は十分です。
.....いや
必要ない
あの
様子ならな
ゴブタ!俺達は
異世界人以外を
やるぞ!
了解っす
烈震脚!
急いで態勢を
整えろ!
ちょっと...
なによこれ
ウチテントに
戻ってるから
この騒ぎじゃ声も
届かないし
あいつ!
いいねぇ
コフソウを...
安心するがいいぞ
ゴブタ殿
ゲルドさん
あの者には
オレが
鉄槌を下して
やろう
へぇ
生き残ったんだな
爺さん
尻尾を巻いて
逃げれば良かったのに
こう見えて、ワシは
負けず嫌い
なんじゃよ
それに
ん
...
...
...
そういうことで、
...はっ
若造というのは
天狗になった
不愉快極まる
ははは
笑わせるね
この前は僕の剣技に
手も足も出なかった
くせに
粋がるなよ
ジジイが!!
!
ひゃっはははぁ!!
実体を持たぬ
けんげ
剣撃...
スキルによる疑似刀剣か
スキルによる
疑似刀剣が
馬鹿がまた
騙されやがったぜ
躱せるもんなら
...嘘だろ?
なんで無傷
なんだよ!?
まったく動け
なかったくせに
動けなかった?
ふむそうか
やはりお主には
見えなんだか
は...?
何を言って...
...え?
はぁっ...
はあああッ
なんで...!?
なんで
じゃと?
ワシはただ
お主の剣を弾き
返しただけじゃ
ふざけるな
よ!!
あの数を弾ける
ワケないだろ!!
「空間属性の攻撃に
どうやって干渉
したのか」かの?
それに...
この目があればな
簡単じゃ
お主の攻撃は
軌道が目に見える
それと異なる
逸れることを
見越した上で軌道を
読んだまでのこと
一度受ければ
どう軌道が変わるかは
予測できる
ワシの動きを
目で追うことすら
出来ぬ
未熟者の
剣ならばな
そうじゃ
空間属性で受けた
傷は薬や回復魔法が
効きにくい
早く適切な処置を
せねば血の流れが
止まって壊死するぞ
.れ
...
...
...
...
黙れよ
クソジジイ!!
目だと?
それがどうした
目なら僕にも
この「天眼」がある
自分を中心に
周囲を把握する
能力
反応速度も
上昇する
これで
ジジイの動きは
丸見えだ
斬ることに
特化した
「切断者」
三百倍もの速さで
認識できる
「思考加速」
この三つが僕の
スキル
全てを解放すれば
僕は
あのヒナタ・サカグチ
すら超える!!
...え?
え!?
...知っておるぞ
お主
住人を殺める時
わざと急所を外し
相手が苦しむのを
楽しんでおったな
終わりじゃよ
冥途の土産に
教えてやろう
ワシのこの眼は
「天空眼」という
お主の「天眼」とは
格が違うわい
思考加速が切れない
引き伸ばされた
時間の中
己の為した業を
味わいながら
逝くがよい
くそっ
ちっ
てめー卑怯だぞ!!
自分だけ完全武装で
恥ずかしく
ねーのかよ!?
こっちは武器も
持ってねぇっ
てのによぉ
......
意味がわからぬ
男なら素手で
戦いやがれ!!
なんだこれは
人間の年は
よくわからぬ...
大人のようなナリを
しているが
もしや
子供なのか?
...これは
戦争なのだぞ?
持てる力を
出し切る事こそ
相手への礼儀だ
偉そうに説教
たれてんじゃ
ねえ!!
この豚が!!
豚ではないの
だが...まぁいい
もう一丁!
む
はっはぁ
ザマー見やがれ!
盾がなきゃ次は
防げないだろうが
なるほど
無策に見えた
一点集中の攻撃は
これが狙いだったか
は...?
なんだそれ
汚ねーぞ!!
何が汚いのだ
言っただろう
これは戦争
なのだと
故に責様がいかに
卑怯な真似をしようとも
オレもその全てを許してやる
舐めやがって
わぁーったよ
本気でやってやる
金剛身体
身体強化か
行くぜぇ!!
む...
彼の大妖の鱗で
作られた盾を
一撃で破壊するとは
ほはははッ
どうもたどうした!?
手も足も出ねぇじゃ
ねーか!!
ははは.は
!!
なっ...
なんだ!?
さあぁあ
手ぇ...手が!
足がぁあッ
貴様の
肉体強度は
なかなかのものだ
だが腐食には
弱いようだな
ふ:ふしょく...?
ゲルドよ
まだ終わって
おらぬのか?
あの
ジジイは...
ハクロウ殿
クソッ!キョウヤは一体
何してやがる!
お主のお友達なら
ここじゃ
ヤバイ
やバイヤバイ
やバイヤバイ
ちくしょうなんで
俺がこんな目に...
何か
何か力を
手に入れねぇと
力を手に入れる
には:
なに?
終わったん?
あんたらにしては
手間取ったみたい
じゃん
キララ
悪いんだけどさ
確認しました。
ユニークスキル
「生存者」を獲得。
...そこまで
堕ちたか
黙れよ
クソ虫どもが
腐食だったか
んなもん怖か
ないね
俺は力を
手に入れた!!
...どうやら買い
かぶっていたようだ
貴様は
武人ではない
ゴブター小太刀
朝はテッポストや技術と
リムルのスキルで作られた
コイルガンになっている。
名付けて、軸型電磁砲
行くか
第(6)話神之怒
くそっ
この豚野郎...
なるほど
「生存者」の再生能力は
確かに強力だ
!!
は放せっ
どこまで耐えられるか
見てやろう
ガッ
あッ
やめ..
やべろっ!
やべてくで!!
やべてくださいっ
冗談だっだん
でずぅ...
本気じゃ
なくて..
助けで
ください...
......
呆れた男だ
ゲルドよ
あちらも
終わったようじゃ
そろそろ戻ると
しよう
今
終わらせます
戦意を失った者を
甚振る趣味はない
一撃で頭を
割る
安心しろ
痛みはない
ひ...ひいいいっ
この
手応えは:・
ふむ...
生き残ったのは
ショウゴのみか
儂としたことが
魔物共の力を見誤って
おったようじゃな
らラーゼンさん
俺を助げに...
当然じゃ
お前はファルムスの
大切な戦力なのじゃ
からな
...なるほど
ショウゴ達では
勝てぬ訳じゃ
鬼人族に豚頭帝
...いや少し違う
ようじゃが
脅威度は同じか
まさか災厄級まで
おるとは
思わなんだ
このままでは
分が悪い
一度退くと
するわい
逃がすわけには
止まれゲルド!!
ああっ
罠魔法じゃ
魔法障壁と同時に
仕掛けたようだの
あやつ
只者ではないぞ
カカカッ
鋭いジジイよ
伊達に年を
食うてはおらんか
貴様のような
老いぼれに
言われたくは
ないのう
で何をしに
来た?
よもややつを
助けにきただけとは
言うまい?
いいや
そのまさかよ
こう見えて
これは大切な体でな
無下にするわけには
いかぬのよ
でだ...
お主らを相手取るのも
ちと手間だしの
ここは去るとしよう
なにそう寂しがるな
生きておれば戦場で
また見えることも
それはない
貴様が向かう戦場には
我らが主が
向かわれるからのう
主らは
やりすぎたのじゃ
決して怒らせてはならぬ
御方を激怒させてしもうた
同情するぞ
楽には死ねぬ
じゃろう
カカカッ
つまらんハッタリよ
一応耳に
留めておこう
では
サラバじゃ
宜しかったの
ですか?
あのラーゼンとかいう
魔法使いを逃がして
しまって...
良くはなかろうが
戦えばワシか貴様か
下手をすれば全員が
死んでおったやも知れぬ
終わったっす
あやつ等まで
巻き込みたくは
なかろう?
なんと
それほどの
使い手とは..
彼奴め自らの死を
トリガーにした
核撃魔法を
仕込んでおった
この眼がなければ
見抜けなんだがな
ワシが言うのも
なんじゃが
食えぬジジイよ
キャッ
戻ったか
ラーゼン殿
無事で
安心したぞ友よ
フォルゲン
なにこれだけ
周到に準備して
おるのだ
そうそう
やられはせん
......
そいつはもう
駄目だな
怯えきって
使いものにならん
なんだと
てめぇ...
落ちつけ
ショウゴ
どれ
見せてみぃ
...ふむ
身体の怪我はもう
完治しておるようだ
新しく手に入れた
スキルのお陰か
でかしたぞ
ショウゴ
ラ:ラーゼンさん
俺...
ふん哀れな
ものだな
たたまたま
相性の悪い奴が
相手だっただけだ
その程度の実力で
本当に自分が最強だと
思っていたのか
本来の俺の
実力なら
ああわかった
わかった
煽ってやるな
フォルゲン
ショウゴはまだ
謙虚な方よ
キョウヤに至っては本気で
あの坂口日向に勝てると
思い込んでいたようじゃぞ
クッハハハ!
笑わせるな
このオレですら
あの魔女には
及ばぬというのに
余程めでたい時代に
生きていたのだろうよ
しかし残念
じゃったな
キョウヤの「切断者」も
キララの「狂言師」も
主に渡る前に
失われてしもうた
構わんさ
次に期待
するとしよう
なんだ...
なんの話だよ!?
あいつらのスキルが
あんたに渡る
とかって...
ああ
オレも貴様らと同じ
異世界人でな
目の前で死んだ
部下の能力を獲得
できるんだよ
界渡りで得た
ユニークスキルは
「統率者」
獲得数に制限が
あるのが
忌々しいがな
つまりお前らは
「素材」
我らに力を捧げる
生け贄なのさ
ふっ...ざけんな!!
俺はそっちの都合で
勝手にこの世界に
呼ばれたんだぞ!?
テメー等じゃ魔物に
勝てねぇから俺らに
縋りついたんだろうが!!
弱ぇヤツはみんな
俺の顔色窺って
ビクビクしてやがった
そうとも俺は
ここの奴らより
ずっと強い!
利用することはあっても
されることはあっちゃ
ならねぇんだよ!
力なき者は
力ある者から
搾取される
お前の考えは
正しいともショウズ
だったら...
ひとつ間違いを
正すとすれば
お前は搾取される側
だったということだ
は...?
何言ってんだ
ラーゼンさん...
精神体がかなり
損傷しているな
今なら抵抗も
できまい
おい待てって...
何する気だよ!?
やめっ...
精神破壊
儂らも善とは
言えぬが
貴様も正当性を
主張できる程、善良な
人間ではなかろう?
やれやれ最期まで
自己中心的な奴
だったな
そうじゃな
我の強いものの方が
より強い能力を得るのは
周知のことだが
そういう条件付けを
して喚んだ者は
いかんせん我が儘に
なりがちじゃ
まぁ力を奪う生け贄に
すぎんのだし
大丈夫か?
失敗したり
せんのだろうな?
性格などどうでも
いいがな
違いない
...よし
準備完了じゃ
安心せいこれが
初めてという訳では
ないわ
我が師の
輪廻転生に
比べれば
憑依転生など
児戯にも等しい技よ
むおっ...
ラーゼン殿?
!!
おおい!
捨ておけ
フォルゲン
そりゃもう
抜け殻じゃ
おお...久しぶりの
若い肉体はいいのう
ララーゼン殿
なのか?
それ以外の誰に
見えると言うんじゃ?
クッククク
その姿でも
ジジイ口調の
ままか!
言うでない
口癖など
簡単には
変えられんわ
さてでは
王に報告と
生まれ変わった
挨拶に向かうと
しよう
主らは
やりすぎたのじゃ
決して怒らせては
ならぬ御方を
激怒させてしもうた
......
どうした?
いや...
なんでもない
坂口日向がしくじる
とも思えん
急ぐと
しよう
...まぁもしも
生き延びたのだとしたら、
その畤はその時
奴らの主とやらは
既に死んでいるはず
儂が直々に
相手をしてやろう
!
...
人...子供?
それでも、
それでも、
うわ
なんだこれ?
なんだぁ
この水玉...
リムル様
結界の魔法装置の破壊
四方とも完了しました
こちらに負傷者は
いません
そうか
よくやった
町の広場で
シュナとミュウランを
手伝ってくれ
あとは俺が
は
やるべきことを
やるだけだ
...
...
...
そういうことで、そういうことで、
そういうことで、
...
...
...
いや...
...
...俺の支配領域を
荒らした人間共
罪はお前達の命で
贖ってもらう
死ね
神の窓りに焼き貫かれて
...
...
...
...
...
...
...
...
...
...
...
...
神
ギ
キッあぁあっ
う腕...
俺の腕がぁ...!!
神殿騎士団
総員整列!!
密集防御陣形にて
多重対魔障壁を
発動せよ!
神聖なる力の前には
如何なる攻撃も
無力であると敵に
知らしめるの
いい!?
その瞬間から
ファルムス王国軍に
とって
長く
そして短い
そういうことで、そういえば、
...
そういえば、
...
そういうことで、...
あくむ...
悪夢が始まった
...
...
...
そういえば、
そういえば、
...
...
...
...
そういえば、
そういうことは
......
そういうことで、...
そういうことで、そういうことで、
そういうことで、...
...
...そういえば、
...
...
そういえば、そういえば、
そういえば、
...
...そういえば、
そういえば、
そういえば、
老兵も新兵も
それは正に天災だった
等しく
その命を奪っていく
悪意ある者も
そうでない者も
強者も弱者も
光を視認すれば
誰かが死んでいる
不幸にも考える余力の
ある者は悟った
確認しました
ユニークスキル「心無者」を
獲得::成功しました。
おうこく
ファルムス王国は
かみいいか
神の怒りに触れれたのだと
「心無者」?
なんだそりゃ
...そういうことで、
...
第68話心無者
...
どうして...
...
...
ししレレィヒム
どうする!?
どうすれば良い?
おちっ落ち着き
ましょうぞ王よ!!
エドマリス王
ご無事ですか!?
フォルゲン...!!
一体何が
起きておる!?
天幕を出た近習が
外が光ったと思ったら
突然死んだのじゃ!!
魔術か?
呪いの類では
ないのか!?
...いいえ一帯が
魔法不能領域に
なっています
強いて言えば魔素を
介さない物理の法則を
利用した何か...
これはそういった
物ではないのでしょう。
そちは
ショウゴ.....
なのか?
ラーゼンです王よ
憑依転生の経緯はこの場を
切り抜けてからお話しします
ううむ...
では頼んだぞ
フォルゲン
ふぉフォルゲン
どこへ行く!?
余の護衛は...
任せてくれ
王よ急ぎご説明
申し上げます
外は今死地となっております
兵どもは為ず術なく殺されて
大変危険です
ここも安全とは
言い難いため撤退を
強行せねばなりません
外を駆け抜けるための
盾を用意しますので
ご自身の足で
お逃げください
た...盾?
見た限りあの光線は
甲冑をまとった者
一人か二人を貫くのが限度
騎士達で壁を作りますので
王と大司教殿はその陰に
潜みここを離脱するのです
おお...
ししかし
騎士達の統率は
大丈夫なのですかな?
この状況に恐慌を
きたしているのでは...
ななるほど!
フォルゲンには
「統率者」があります。
無理やりにでも
かき集めましょう
フォルゲン...?
どうしたのだ
フォルゲン
首尾は...
ひ...
いいいようかよ
しっ...
しし死んで...!?
死んでる!?
起きよ
フォルゲン!
そちが居なければ
誰が余を守るのじゃ!?
おい見ろ!
空だ!!
たまたま天幕を出て
すぐ当たったのか?
それともまさか
一人一人狙って...
...
...
...
そういうことですが、
...
...
...
...
...
...
そういうことで、そういえば、
まさか
魔物の国の主...
なのか!?
...その顔立ちは
日本人だな
町を襲撃した
異世界人か?
ガワだけな
中身は違う
ふーん...
まぁ敵には
違いないな
...?
...?
!?...!!
そんな...
ラーゼンまでも...!?
間違いない
西方聖教会の魔女は
しくしったのだ
あれは
魔物達の主
...
...
...
...
そういうことで、
「おう
...
魔王
...
それでも、
...
でそっちの
おっさん二人は何者だ?
...
...
...
...
...
...
...
......
...
...
...
そういえば、
それでも、
...
...
...そういうことで、
...
...
...
...
あんなことも
子供が...!?
...いいや
恐れる必要はない
報告書を読む限り
外交に不慣れな
お人好しで甘いヤツよ
伏して控えよ
無礼であるぞ
魔物の主よ
余は
エドマリス
大国ファルムスが
王である
貴様に話が
へ...?
うるさいな
黒炎で止血してる
から死なないよ
おいそっちの
おっさん
このおっさんが
言っていたことは
間違いないのか?
おいって
影武者なら
この場で殺すが
はっ!!
え...!?
これがファルムス王国の
国王で間違いないのかって
聞いてるんだ
本物なら責任を
とってもらう
必要がある
ほっ本物!!
本物です!!
エドマリス王
その人ですとも!!
西方聖教会の
大司教である私が
証明いたしましょう!?
わ私の名は
レイヒム!
聖教会内部でも
大きな発言権を
持っております
なにとぞ
私だけでもお助け
ください...!
貴方様が決して
人間の敵ではないと
証言も行いましょう!!
そこ
動くなよ
このおっさんの
証言には何も
期待していないが
責任者の
一人なのは
確かみたいだ
尋問のためにも
今は生かして
おこう
ははぁ!
...で
エドマリス王
とやら
さっき俺に
話があると
言いかけたな
聞くだけ
聞いてやる
いいか相手を見て
物を言えよ?
発言を許す
俺が甘ちゃんだとでも
思ったのなら
それは間違いだ
続けろ
誤解
なのじゃよ!
全ては誤解から
始まっておる!!
余はこの地に友誼を
結びに来ただけなのじゃ
軍勢を率いておったのが
気に食わなかったのか?
余自らがそなたに
会いたいと思ったが為に
仕方なく連れてきた
だけなのじゃよ!
これは余の安全を
守る為であり
...先遣隊が俺の
仲間を傷つけた上に
一方的に
宣戦布告してきたと
聞いたが?
ま待ってくれ
それは違うのだ!
西方聖教会は魔物を
敵視しておる故
それにショウゴ達
異世界人が勝手に
暴走しおったんじゃ
余も騙されたのだ!
まさかあのような
暴挙に及ぶとは...
友誼を結ぶに値するのか
確かめようとした
だけなんじゃよ
だが逆に
幸運でもあった!
あのような者共をも倒せる
勇士がそなたの国に仕えて
おると知れたのじゃからな
なるほどな
でどう思った?
俺達友誼を
結べそうかな?
告。ユニークスキル
「心無者」の解析が
終了しました。
もちろん
合格だとも!
大国ファルムスが!
このエドマリスが!!
そなたの国と国交を
結んでやろうぞ!
問。「心無者」を
使用しますか?
YES
光栄であろう?なにせ
ファルムスはブルムンド
なぞとは比べ物になら...
な...
何が起こった?
どうしたのだ
お前達!?
大国だかなんだか
知らないが
今ここで生きている
ファルムス王国の人間は
あんた達だけだ
ユニークスキル
「心無者」にて
命乞いをする者や
助けを願う者の魂を
狩り取りました。
ただし、個体名
エドマリスとレイヒムは
対象指定外となっております。
見解の相違だな
今のお前達は
信用に値しない
残念だよ
あんたが王じゃ
なかったら
この場で俺の怒りを
そのままぶつけられ
たんだが
まぁその役目は
シオンに
取っておいてやるか
告。進化の条件に
必要な人間の魂を
確認しました。
めちゃくちゃ
眠くなってきた...
あまずい
これより
魔王への進化が開始されます。
おそろ
深の仮面
...
リムル様は...
わたくし達は
自分以外にリムル様さえ
いればそれでいい
けれども
リムル様は
わたくし達の誰かひとりが
欠けただけでも精神のバランスを
大きく崩すのかもしれない...
もしも俺が理性のない
化け物になっていたら、
遠やかに処分してくれ
...お前が
いつまでも
寝てるからだぞ
第(54話敬愛の悪魔
早く起きろよ
シオン
進化の条件に
必要な人間の魂を
確認しました。
これより
魔王への進化が
開始されます。
あまずい
低位活動状態の
比じゃない眠気
こんな死体だらけの
場所で眠りたくはない
音謀者も確保したし、
ともかく町へ戻っ...
告。魔力感知にて
生存者一名を確認。
なんだってぇ
.....
「心無者」の効果で俺に
屈した魂は奪ったはずだ。
だとしたら
そいつは心が
折れていない者
厄介な相手
かもしれない
そんな奴がいる場所で
意識を失うわけには
いかないし
とにかくこの眠気を
何とかしないと...
告。魔王への進化は
途中で停止不可能です。
なんてこったい
いきなりピンイじゃねーか。
ランガ
いるか?
ここに
我が主よ!
いた!良かった
よしよし
いい子だ...
何なりと
ご命令を!
最重要命令だ
俺を守って町まで
連れ戻れ
それとあの二人も
連行する
皆の怒りは尤もだが
決して殺さぬように
言い渡せ
カバル達にでも
預けるといい
そうだな...
はッ
駄目だもう
意識が...
主よ!お休みに
なる前に
もうひとつだけ!
生き残っている敵は
どういたしますか?
ああ:それな
お前も気づいたか
放置して魔王への
進化を邪魔されるのも
面倒だが
ランガには俺の護衛を優先させたい
ランガには俺の
護衛を優先させたい
...別のものを喚ぶから
そいつらに任せよう...
周辺の
魔法不能領域を解除
主よ
そのような状態で
魔法など...
大丈夫だ...
一度使ったことが
あるやつだしな
供物は一帯に
横たわる死体の全て、
...エサを
用意してやったぞ
出てこい
俺の役に
立ちやがれ!!
悪魔
召喚
あれだけの死体を
捧げてたった三体!?
クㇷフフフ
懐かしき気配
新たな魔王の
誕生
もう無理
猛烈な眠気で
頭が回らない
おいお前ら
死んだふりをして
隠れているやつが
一人いる
そいつを
生け捕りにして
このランガに届けろ
ランガ町の皆との
顔つなぎを頼むぞ
はッ
実に素晴らしい!
これほどの供物
そして初仕事
ああ...
光栄の極みで
少々張り切って
しまいそうです
今後ともお仕えしても
宜しいのでしょうか?
なんか変なの
出てきたかも
話は後だまずは
役に立つと
証明して見せろ
容易いことで
ございます
安心して
お休みください
偉大なる
召喚主
限界だ
もう..
寝...
そ・
大切にお運び
してください
この上なく尊い
お方ですので
あーん
承知
している
では後ほど
...さて
始めましょうか
初仕事...
完璧にこなして
お褒め頂かなくては
なんだ...
なんなんだ
あのスライムは!?
「生存者」のお陰で
命拾いしたわい
王を逃がすため儂に
注意を向けるつもりだったが、
まさか一瞬で脳を
貴かれるとは
だが奴も
力尽きた様子
本当にスライム
だとは驚いたが
あのジジイの忠告
通り恐ろしい奴よ
悪魔を喚んだのが
護衛目的だとすれば
魔物の国の主が
弱っている今が
王を救い出す好機
上位悪魔三体
そう厳しい
相手でもあるまい
早々に片付け
すぐさま後を追う
幸い悪魔召喚のため
魔法不能領域は
解除されておる
これで全力で
戦え
...
ほう
「空間転移」かよ
お主ら上位悪魔にしては
かなり古参のようじゃのう
クフフフ
しっかり準備運動
しましたか?
お前達は
下がりなさい
この者の相手は
私がしましょう
主の命により
貴方を拘束させて
頂きます
抵抗したければ
お好きにどうぞ
ただし
痛めつけることを
止められておりません
から
ご注意を
舐めるでないわ!
これからは、
熱収束砲!!
...
なかなか
見事な
魔法です
曲げられた!?
いや...
事前に詠唱を
済ませる鍵言式の術は
極低確率で誤作動が
起きる
こんな時に
〝ハズレ〟を引くとは
終わりですか?
いいや
まさか
土の騎士
根源たる大地の
精霊よ
あの悪魔を
打ち滅ぼせぃ!!
なるほど
なるほど
それでも、
それでも、それでも、これからそれでも、
...
確かに悪魔は
天使に強く
天使は精霊に
強く
精霊は悪魔に
強い
この
三球みの関係から
選択するならば
上位精霊を喚び
出したのは正解です。
ですが
若すぎます
ほらね
経験が足りない
馬鹿な!!
上位精霊だぞ!?
上位悪魔如きに
瞬殺されるなど...!!
そういえば、
上位魔将相手に苦戦
ならまだしも
力だけの木偶の坊なんて
私の敵ではありません
さて
召喚主様より頂いた
この身体をもっと
試したいので
次は趣向を
変えましょう
魔法不能領域
準備は整いました。
今度は
物理的に
またか!
魔法は悪魔にとっても
最大の攻撃手段で
あるはず...
こやつ一体何を
企んでおる?
お好きな攻撃を
してみてください
...よかろう
違う
違うぞ
企んでなど
おらん
こやつはただ
楽しんでおるのだ!
くそ!
熱収束砲も
誤作動ではなく
こいつが...
は...
っ
魔物の国の王よ
貴様自分が何を
喚びだしたのか理解して
おるのか!?
なんという
恐ろしい悪魔に
受肉させたのだ
そろそろ
飽きましたか?
貴様はとんでもない
モノを世に解き放ったの
だぞ!?
こいつは
十把一絡げの
悪魔などではない
こいつは
こいつは
ではこちらの
番ですね
七色しか存在しない
一柱...
原初の悪魔の
...
告。
...
個体名リムルーテンベストの
魔王への進化が開始されます。
その完了と同時に
系譜の魔物への祝福が
配られます。
これは..
世界の言葉
じゃな
リムル様はやり遂げ
なすったのじゃ
リムル様
気を引き締めろ!
我等が主の勝利だ!
リムル様
リムル様
それでも、
そういえば...
...
それではなんですか...
そういえば、
...
そういえば、そういうことで、
そういうことで、
は!
次は我等がその力を
振るう番だぞ!
直にご帰還
なされる
祭りが終わるその時まで
全身全霊を傾けて
お守りするのだ!!
15歳に昨年6月の
っYH~
書き下ろし
小説
ヴェルドラのスライム銀衆目記
...〈〉《、〜反撃編〜
ぞ。
◆格の違いへ
「我なら引き受けぬな」
確かに。昔ならいざ知らず、今となっては頷けませ
ん。もっとも、私では魔物達この指揮など出来ませんし、
リムル様を止めるなど不可能でしょうが」
「それもあるな。リムルは無理な依頼などしないだろ
うし、ベニマルは頼られておるという事だ。少し、羨
それに:::リムルの仲間達の怒りも凄まじかったな
普段は穏やかな者達でさえ、今回ばかりは目の色が変
わっておったわ。
それにしてもー
もしも俺が理性のない化け物になっていたら、戦え
る者を指揮して速やかに処分してくれ』
ーとはな。
リムルがベニマルに頼んだ言葉だが、酷な事を言う
ものよ。
各地で反撃が始まったな
リムルの怒りに呼応するように、大気が震えておる
ヴェルドラのスライム観察日記
〜反撃編〜
たか」「そのよ
「その点については今更驚きませんが、どういった目
的で、このような大規模魔法を?」
確かに、それは疑問だな。
上空から地上を見下ろせば、「ファルムス王国の軍勢
全てを覆うような大規模な魔法陣が展開されておる
これによって、直径五十キロの大真門の中では、一切
せる事だった。
「リムルめ、ミュウランが使うった魔法を習得しておっ
リムルが動き始めた
◆神之怒〈
そして始まるのは、蹂躙である。
リムルが最初に行ったのは、魔法不能領域を展開さ
ましくもあるぞ」
間違いなく、我なら断る。それなのに、頼られてい
るべニマルを見るのは羨ましくもあった。
「まあ、リムルなら仲間達を悲しませるような事など
しないだろうから、必ずや魔王としての覚醒を果たす
であろうて」
「そうですね、信じましょう」
我とイフリートは頷き合い、今後の展開を固唾を飲
んで見守る事にしたのだよ
ックエリー
のだ。
合切の魔法が禁じられたのだ
その目的は何か?
我も考えてみたが、結論は一つ
魔法とは、能力でもあり、技術でもある。両方の側面
魔法とは、魔素に干渉して世界の法則を書き換える
事で発動する。ところが、この魔法不能領域という魔
法を発動させたならば、そのの効果範囲内での法則書き
換えが禁じられるのだよ。
つまり、世界は本来の物理法則に従うしかない訳だ
空間への干渉など以下の外で、この場からの逃亡は
地を駆けるしかなくなったと言えよう。
ちなみに、エクストラスキル『重力操作』などは発
動可能だ。自然発生している重力波の影響を利用して
いるだけなので、物理法則そのものを書き換えていな
いからである。微細な調整が不可能となるので危険で
はあるが、慣れれば何とかなるであろうな。
これこそが、魔法と能力の明確な違いというヤツな
「逃亡防止、ではないか?」
「...なるほど。元素魔法・拠点移動なども封じられ
るので、この場からの撤退は困難になるでしょうね」
その通りよ。
魔法不能領域とは、そのの名の通りの代物なのだ。
怒!!!』
わ。
我の予想は正しかったようだ
『死ね!神の怒りに焼き貫かれてー
ーーーっ!!
イフリートに指摘されるまでもない。
我だって、リムルが次の手に出たのに気付いておる
を持つのだが、スキルの方がが世界の法則への千渉力は
上なのだよ
ただし、魔法への深い理解度があり、呼吸するより
も魔素を扱う事に長けた者であれば、法則に干渉する
までもなく事象の改変が行えるやも知れぬ。それはも
う魔法との区別がつかぬであろうが、魔法不能領域で
あっても妨げる事は叶わぬであろうさ
つまり、本当に魔法を極めようと思うならば
魔法不能領域内で出来る事と出来ない事を見極めるの
カ大事ーーというう事になるかもな
まあ、我の場合はユニークスキル『究明者』で大抵
の事が判明するから、そのんな努力など必要ないがな!!
ーと、自慢したいのだが我慢する我
今はそんな場合ではないとちゃんと心得ておるの
だよ。
ここは静かに、リムルの動向に集中する事にする
「ヴェルドラ様、あれをご覧ください!」
リタガリ
◆心無者◆
けるような『防御結界』ではありませんし、上位精霊
である私の力でさえも通用しないでしょう。それなの
に、アレほどの威力の熱線を生み出すなど、如何にリ
ムル様であろうとも不可能です!!もしや、ファルム
「馬鹿なーーッ!!何がどうなっているのでしょう?
魔法不能領域内で光の魔法が――!?」
イフリートが驚愕しておるが、無理もあるまい。
これはまた...:我のように賢き者でなければ、リム
ルが何をしておるのか理解出来まいて。
「〈精霊魔法〉だ。リムルは精霊に働きかけて、あの
魔法を行使させておる」
我は見たままにそう告げた。
しかし、イフリートは信じない。
「いや、それは流石に納得しかねます。あれだけの大
軍であれば、軍団魔法の質も高い。一個人の魔力で貫
戦場で、光が乱舞した
それは美しくも恐るべき、殺人光線だった。
撃を始めおったぞ。
そしてそれが、ファルムス軍にとって醒める事なき
悪夢の始まりとなったのだ。
リムルは円の外周部から中心に向けて、恐るべき攻
言葉で説明するよりも、実物を見た方が理解が早かっ
「そうとも。まずは敵軍から防御魔法の影響を取り除く
き、リムルにとって優位な状況を作り上げたのだよ。
その上で、ヤツ等の想像を超えたのだ」
想像を超えたとは、どういう意味でしょう?」
「うむ。今、リムルがやって見せたのは、これまでの
常識とは違った〈精霊魔法この使い方だったのだ」
「もしや、魔法不能領域で影響を受けぬように、上位
精霊を複数体同時召喚して?」
「それも違うな。召喚したのは下位から中位の水の精
霊だ。本来の〈精霊魔法ならば、精霊にお願いして
物理法則の書き換えを行うのだが、リムルが行わせた
のは実に単純な命令だけなのだ
「それは一体....」
「アレを見よ」
ス軍が油断して!
いつもなら我の言葉を疑わないのに、反抗期という
ヤツかな?
それならばと、我は優しくイフリートを諭す。
「違うぞ、イフリートよ。ヤツ等も馬鹿ではない。油
断などしておらなんだ。だかららこその、魔法不能領域
なのだよ」
「ーーッ!!」
ろう。
ほな、熱の収束が足りなかったからなのだよ。
『熱変動耐性』を持つリムルには通じなかった。それ
高熱で焼き尽くすという恐するべき炎化攻撃だ。しかし、
か?貴様の炎化爆獄陣は、結界内の生物を数千度の
そう思った我は、外の様子を観察しながら説明を行
う事にした
リムルの周囲に水玉が浮かんでおる。
その更に上空には、巨大なサイズの出レンズ状に変
形した水の精霊の姿があった。
リムルはその幾つもの出状レンズで太陽光を受け止
あ、反射し、一つの熱線へと収束させてーーそれを地
上付近にて敵兵に向けて指向きせておったのだよ。
地上付近の水レンズは、その熱量を受け止めされず
に蒸発するのだが、その役割はちゃんと果たしておる
ので、敵兵は一瞬にして「貴かれて死亡しておる訳だ
そしてまた、精霊が新たな水玉を生み出すだけで
連射も可能となっていた。
太陽の姿ある限り、光は無尽蔵に降り注ぐ。
まさしく、死の光であった。
恐ろしいですね...大陽光を収束させるだけで、そ
こまでの威力が.....」
「イフリートよ、我は以前にも言ったが、覚えておる
正直、その覚悟には戦慄を禁じえぬぞ。
イフリートが怯えたのも当然というものだった
我、知ってる。
「であれば、今のリムルの攻撃が如何に恐ろしいもの
であるのか、理解出来るであろう?」
「恐怖とともに心に刻みました...」
そう、集中させたエネルギI量によって威力が定ま
るのだから、あの小さな穴を貫通させる程度に収束さ
せた熱線の焦点温度も推して知るべし。
恐ろしく低コストで、とんでもなく高威力。連射性
能は今見た通りで、使い勝手は申し分なし。ただし、
それを可能とするには、常人には不可能なほどの演算
能力を必要とするるであろうがな
反射角度を少しでも間違えぼ、エネルギーが拡散し
てしまうのだ。
神之怒と言ったか、まさしく冷徹無比な神の所業よ。
あの優しいリムルが...他人が傷付くのをあれだけ
嫌っておったのに、迷いなく敵兵を殺しておる。殺す
為に最適行動を選択し、最善手を迷いなく実行に移し、
ておるのだ。
炎化爆獄陣の熱量を一点に収束させておれば、あの時
馬でのリムルならば倒せていたであろうさ」
「...はい、覚えております」
わ!
そうなると、その元凶となった者共の末路も決まっ
ておるな。
外周部から攻めて、リムルがとうとう敵の本陣へと
やって来た。
前線から見て中央よりやや後方に近い位置に、ひと
きわ豪華なテントが設営されておったのだ。
リムル達が整備した街道を進軍しておったから、そ
の途上にあった宿場町建設で定地に本陣を展開させた
のだな。そこに用意してあった資材まで勝手に使って
おるようだし、本当に好き勝手しておるわ。
だが、そうした行為はリムルの怒りに油をそそぐだ。
けである。
今更だが、我はファルムス軍の愚かさに呆れたのだ
ともかく、我とイフリートは今日、リムルについて
新たな一面を学んだのだった
思わなかったな
「イフリートよ、リムルを怒らせるのは禁止だな
「常識ですよ、それ」
今更何を言っているんだ、という顔をするでない
普段温厚な者ほど、怒らせてはダメなのだ。
聖典から得た知識だったが、これほど怖くなるとは
「あっ!」
またもリムルが一人倒したこのだが、そいつは先程の男
より強そうだったのだ。
我の見立てでは、豚頭魔王よりも上。それをまあ
イフリートが驚きの声を上げたが、我もビックリだ
「あの男、何者かは知らんが、そこそこ強かったぞ」
「でしょうね。私も最近目利きが上手くなったのです
が、隙がないように見えましたから」
まあな。
これを言ったら可哀想だが、イフリートと互角程度
には強そうだったもん。
それを一撃って、リムルも容赦がなさ過ぎた。
せめて名乗らせてやれば、いいのにと思わなくもな
かったが、ファルムスの所業を考えれば、リムルの対
応が正解なのだろう。
それはそれとして、その男に続いて偉そうな男達が
姿を現したぞ。
そんな事を考えておると、そのテントから目立つ鎧
を着た騎士が出て来おった。
小さき者共にしては中々の強者ーと思ったら、リ
ムルの神之怒で一発退場となってしまったぞ!!
「見たか?」
「はい.....」
いな。
この神之怒というのは、光速という物理法則の限界
速度に限りなく近い。若干のロスがあるものの、人間
如きが視認してから回避出来るような性質の攻撃では
ないのだよ。
何事にも相性があるので、豚頭魔王なら回復が間に
合っていただろうがな。
要は、どんな攻撃も使いどころが大事、という事な
のだった。
さて、そうして邪魔者を排除したリムルだが、残る
二人の偉そうなヤツ等については、殺すつもりがなさ
そうだな。どうやら生かして捕えて、今回の行為に対
する責任を取らせるつもりらしい
「意外と冷静ですよね?」
「うむ。我ならそんな面倒な事を考えずに、全員まと
めて始末しちゃうところだな」
「ですが考えてみれば、そうした場合には後始末に困る
るでしょうね。ファルムス王国としても国王救出に向
オーク・ティザスター
アッサリと...
上位精霊たるイフリートと互角な時点で、大国でも
上位の強者であろう。そんな男達を鎧袖一触にする
あたり、リムルは相当に強くなっておるようだ。
まあ、神之怒という魔法が初見殺しというのも大きく
...なんか、魂への数が足りておりません!
残念ながら、真なる魔王今へと覚醒するのに必要
事実、その男がファルムス国王エドマリスであった
確かコイツが敵軍の総大将だったから、将棋ならこ
れで詰みだな
ところが!
でしょう」
「凄い精神力ですよね。ですがまあ、それが正解なの
だが、これはその男が悪い
だってこの状況で、何故か偉そうな態度を止めよう
としなかったのだからな。
「我ならプチッとやってたが、リムルはよくぞ我慢し
たものよ」
我がそう言ったのは、リムルが偉そうな男の手首を
斬り飛ばしたからだ。
のかも」
「ふーむ、難しいな。しかし、殺しはせずとも、容赦
もせぬのだな」
けて動くでしょうし、その国王が殺されたとあっては
面子にかけて国軍を総動員させるでしょう。西方聖教
会としても黙っていないでしょうし、これ以上の戦争
継続を避けようとするなら、リムル様の行動が正解な
を奪った。
果たして、その結果は
た。
たのだ。
告、進化条件に必要な人間の魂を確認します...!!
人間としては正しい反応であろうが、賢王とは呼べ
ぬな。そうなる前に、もっと違う形でリムルに接する
べきだったのだ。
おっと、ファルムス王などどうでも良かったな。
これにてリムルは、二万もこのファルムス将兵から命
その恐怖に耐えられず、ファルムス王は気絶しおっ
神之怒も凄かったが、こちらは次元が違うぞ...!?
エドマリス国王が何か言い訳を口にしておったが
リムルはそれを聞き流しておる。
そして次の瞬間、恐るべき事が起きたのだ。
戦場で生き残っていたファルムスの将兵が、一斉に
命を奪われたのだ。
リムルが何かしたのだと、我は悟る。
が、何をしたのかまるでわからなかった
ーそうであったな。
今回の戦には、何よりも優先させるべき目的があっ
シガを召喚しおった。
ではなさそうだ
うむ
す」
これは困った事態になるぞと思って見ていたら、ラ
普段なら普通にならぬか、今のサイトがムルは戦うどころ
「はい。リムル様なら大丈夫だと思いますが、心配で
たようだな」
「リムル様がふらついています」
「うむ、我も体験した事がないから知らぬが
魔王への進化というのは大変なのであろうさ」
「ですがそれだと...!」
「貴様も気付いておったか。あの男、生き延びておっ
◆敬愛の悪魔・
進化が始まったからか、リムルの様子がおかしいぞ
世界の言葉のか鳴り響いた
それは福音である。
こうしてリムルは、一つ目の目的を果たしたのだ
識しました。規定条件が満たされました。これより、
魔王への進化が開始されます。
した。
そうであった。
リムルは用心深いなと、我は改めて感心したのだ
確かにランガならば、あの男にも負けはせぬ。勝て
るかどうかは疑わしいが、リムルが目覚めるまで守り
抜けるであろうーと思うたのだが、どうやらリムル
の考えは違ったようだ。もっと油断なく、ランガに「俺
を守って町まで連れ戻れ。それと、あの二人も連行す
る」と命じたのだよ。
その上で、生き残りへの対処を別の者に任せるつも
りのようだ。ランガを信用していて尚、ここでは安全
策を取るという事だな
それでは、あの男の相手は誰に任せるつもりなので
あろうか?
私、でしょうか?」
イフリートよ、そう嬉しそうにするでないわ!!
もしもそうだったら、ちょ、つびり嫉妬してしまいそ
うだぞ。
そう思いつつ見守っていると、リムルは悪魔を召喚
「残念です.....」
「クアハハハ!!そう気を落とすでないわ!」
リムルは悪魔召喚を始めたのだ
残念だったなイフリートよと、我は高らかに笑う。
しかしそこで、またも我は様子がおかしい事に気付け
いてしまった。
リムルが行った悪魔召喚だがー
あれれ?上位悪魔がたった三体...だと?
リムルがエサとして捧げたのは、横たわる二方もの
死体だった。それなのに、黒い霧となって死体が消え
て、出現したのがたった三体の上位悪魔だったのであ
る。
おかしい
軽く見積もっても、百体以上は出現するはずだ。そ
れなのに....。
「クフフフッ。懐かしき気配、新たな魔王の誕生」
召喚された悪魔の一人が、感極まった様子で何かを
言っておるな。
明らかに、異質。
リムルから命令されて、歓喜に打ち震えているのも
変だった。
「実に素晴らしい!」れほどの供物、そして初仕事
ああ...光栄の極みで、少々張り切ってしまいそうで
す。今後とも、お仕えしても宜しいのでしょうか?」
いやまあ、人間の死体一人分あれば、それを依り代
とした上位悪魔なら数日は行動可能となる。それを
二万名分ともなれば、三体で割ってもかなりの日数動
だが、目の前の現実は否定出来ぬ。
ーーアヤッ、上位魔将だな
思った。
むむっ!?
やはり、ただ者ではなかったか、
ークデーモ
ここから考えられる可能性を探るとすれば、向こう
側から勝手に出張って来たパターンかな?
しかしそうなると、自由意思を持つ上位魔将という
事になるのだが...。
リムルが行ったのは間違いなく、上位悪魔召喚だっ
た。それなのに上位魔将が出現するなど、百パーセン
下有り得ないのだよ。
「え?しかしあの召喚陣では、上位悪魔しか喚べま
せんよね?」
うむ、その通りである。
リムルは眠たいのかして、思考力が鈍っておる。
だから我が代わりに、その悪魔を見定めてみようと
ける計算だ
しかしそれは、悪魔にとっての報酬なのだ。
今回の場合は、リムルからの命令を終えた時点で自
由に行動しても構わない訳で―それなのに、自ら召し
喚主に抗束されようとするなど、普通なら絶対に有り
得ない事態だった。
もしかしてアヤツ、我より長生きしてるのでは
......?
いやいや、まさかな
ここは封印された空間だかららな、我の『究明者』で
見通せないのも仕方ないみだ。
んあ
ん」
イフリートには、出現した悪魔は上位悪魔にしか見
えておらぬのだ。だがしかし、我の観察結果によると
中の一体は確実に上位魔将だったのだよ。
つまりは、ヤツが完璧に擬態を行っているという証
拠である
呼ばれてもいないのに勝手に出てくる変わり者
上位魔将としての存在感を上位悪魔程度に隠し通す
実力
そして何より気になるのが、我の目でも見通せぬほ
どのヤツの時間厚だな
「上位魔将なのは間違いない。しかもだ、生まれたて
のヒヨッコではなく、長き時を生き抜いた危険なヤツ
であろうな」
「まさか.....」
「イフリートよ、悪魔に対すして優位性を持つ上位精霊
たる貴様でも、ヤツの力が見抜けぬのであろう?」
「はい。私の目には、単なる上位悪魔にしか見えませ
ンカ!!
が誕生する
《15巻に転生する!》
ともかく、規格外の悪魔が召喚されたのは確かであ
る。そして悪魔族の中には、召喚主が弱ったと見ると
裏切る者もいるのだ。
果たしてこれは、リムルの意図通りなのかどうか?
我はそう心配したのだが、杞憂であったか
話は後だ。まずは役に立つと証明して見せろ」
と、リムルが平然として命じたのだよ。
「リムルは動じておらぬな」
「まさに、予定通りという感じですね」
呼ばれた悪魔も、リムルを召喚主と認めておるな
その態度を見るに、甘言でリムルを騙そうとしてお
る訳ではなく、本心からの言葉であるようだぞ。
であれば、もう安心だ。
この悪魔は強い。
先程の男も人間にしてはかなりのものだったが、ここ
この悪魔の敵ではあるまい。
リムルもそれを確信しているのか、そのまま眠りに
ついてしまったわ。
次にリムルが目覚めた時、この世界に新たなる魔王
我にはもう、それが確定した未来に思えたのだ
一方その頃、大ピチ
お世話になった方々
原作・伏瀬先生
もぅぅぅっ、原案...みっぱー先生
魔都リムル付近で
三体の悪魔が
召喚されたその時
ベレッタはその気配を
感じ取っていたのだが、
アンスタント
村市さん
原々大村さん
桐谷将士先生
荒緒被先生
西日花先生を
編集部のみなさん
この気配
まさかあの方が...
べ...
ベレッ.....タ
私へいつ、て。いい
奥い時は
たぶん
少し
かたい
ラミリス様!?
ケーキ...のど...
直ぐお茶
淹れますから!!
それどころでは
なかった
戸野タエ
...伏二郎
月刊少年シリウス「転スラ」スピンオフィス!!
転手イム件だった
リムル達の日常!
転
当院の状況では、当然
クター機械・もっつの
伏瀬先生県案・監修のサイドストーリー!
「転生したらスライムだった件
異間〜魔国暮らしのトリニティ〜
原作:伏瀬漫画:戸野タエ
キャラクター原案...みっつばー
コミックスい〜2巻大好評発売中!
「転スラ日記
転生したらスライムだった件
原作:伏瀬漫画:柴
キャラクター原案:みっつば
コミックス1〜3巻大好評発売中!
転生したらスライムだったけど
転生しても
お前の
だった件
この状況、つ明地の
キャラクター報道・ムックは
リムルが3歳児になっちゃった!?
私は、伏瀬...
...宗太..
キャラクター風景:みっつは一切にいた
リムルの中間管理職ライフサーキッキーを
転生しても社畜だった件
原作:伏瀬漫画:明地雫
キャラクター原案:みっつばー
コミックス全の巻大好評発売中
転ちゅら
転生したらスライムだった件
原作:伏瀬漫画:茶々
キャラクター原案:みっつば
コミックス1巻大好評発売中
*編日お知っている東計
いいよ
読まれた話題だ
話題作の
から始まると
絶賛連載中!!
解雇された暗里丘は、
暗黒兵
190代の
第1巻
作者:岡沢六十四漫画:るれくちぇ
京葉Sage・ジョ
家この物語はフイクションです。実在の人物・団体・出来事などとは
切関係ありません。
淡収録されていいる表現は、作品の執筆年代・執筆された状況を考慮し
コミックス発売当時のまま掲載しています
川上泰樹
伏瀬
みっつばー
©2020Fuse©TaikiKawakami202c
森田浩章
転生したらスライムだった件(14)
2020年3月1日発行(O)
夏...画原作作の他
漫画原そ
株式会社講談社
〒112-8001
東京都文京区音羽2・12-2
発行者
...発行所
ちなみに
スライムだった仲の
だっ...
Reiy
原作・伏瀬...
***:川上奈樹
TaikiKabyakamの
キャラクター原棄、みっつばー
アフィはーーWitzVan
シリウスKC