ちなみにスライムだった仲のだっ... リムル不在の中、テンベストは二種の結界に"覆われた。一つは魔法の無効化による外界との遮断、もう一つは魔物の弱体化を引き起こしていた。そのため、リムルのテンペストへの到着は週れ、町では大きな被害が出ていた。中でも、テンペストの仲間やシオンの死はりムルにとって悲痛なものとなった。しかしエルシから殺された者達を蘇生するお伽噺を聞いたリムルは、仲間建を生き返らせるため魔王になることを決意したのだった。 ヴェルドラーテンペスト〈暴風竜ヴェルドラ〉 ・リムルの各づけ親で親天災級モンスター。 最戦時中の日本から召喚された異世界人。死去。 星狼。リムルの影に潜む。 リムルーテンペスト(三上悟) 異世界人。人間からスライ転生した主人公 レーキ状魔王が一柱危険度 ・獣人。獣王国ユーラザニアの戦士 ◆魔人を魔導師。クレイマンの支配下。 大森林の管理者・樹妖精 人間。英雄。ファルムス王国出身。 ヴェルドラのスライム観察日記 ―なんだ出陣前に話って 俺が負けるかもって心配なのか? そんな懸念はありません ...俺には前世の記憶はないですし 大鬼族から鬼人族へと変わりはしたが戦闘種族以外のものになったこともない 己や仲間を守るため或いは仇討ちのため相手を屠ることに躊躇いはありません ですがあなたは違うでしょうリムル様 町が出来たばかりの頃略奪目的の輩すら殺すなと命じていた 好ましく思っている種族である人間を 自分の手で殺めることであなたの心に取り返しのつかない傷痕を残すかもしれないってことです ...そうなるかも知れないが 今回は俺自身の手でけじめをつける必要がある もしも俺が理性のない化け物になっていたら、 戦える者を指揮して速やかに処分してくれ やれやれとんだ貧乏くじですよ まぁそう言うなお前にしか頼めない では魔王化の儀式が済んだ後 理性の有無を確かめる質問をします こうしましょう合言葉は 先のことを考えてもどうにもならん やるべきことをやるとしよう 情けなくも困ってる奴等はいねーだろうな? このスマートな仕事ぶり... 幹部昇進の日も近いのである ガビル様そういうこと口に出しちゃうから妹のソーカさんにイマイチ尊敬されないんだよね ガビル様の出世欲は我らが侮られぬようにと思ってのこと つまり最高の上司故のことよ ...でも卒なく仕事をこなすソウエイ様に惹かれるのもちょっとわかるよね 想定していた程の強敵ではありませんでした 我らだけで四方の陣を落とせたかと 油断して失敗するよりマシだ 最も警戒すべきは異世界人の三人組 奴らに遭遇した場合作戦に支障が出る可能性があったからな リムル様の読み通りブルムンドの冒険者や商人の口封じをするつもりなら西に最も戦力を置くだろう ゴブタ!俺達は異世界人以外をやるぞ! ちょっと...なによこれ ウチテントに戻ってるから この騒ぎじゃ声も届かないし 安心するがいいぞゴブタ殿 生き残ったんだな爺さん 尻尾を巻いて逃げれば良かったのに こう見えて、ワシは負けず嫌いなんじゃよ ...そういうことで、 笑わせるねこの前は僕の剣技に手も足も出なかったくせに 実体を持たぬけんげ剣撃... スキルによる疑似刀剣か スキルによる疑似刀剣が 馬鹿がまた騙されやがったぜ なんで無傷なんだよ!? まったく動けなかったくせに やはりお主には見えなんだか は...?何を言って... ワシはただお主の剣を弾き返しただけじゃ あの数を弾けるワケないだろ!! 「空間属性の攻撃にどうやって干渉したのか」かの? お主の攻撃は軌道が目に見えるそれと異なる 逸れることを見越した上で軌道を読んだまでのこと 一度受ければどう軌道が変わるかは予測できる ワシの動きを目で追うことすら出来ぬ そうじゃ空間属性で受けた傷は薬や回復魔法が効きにくい 早く適切な処置をせねば血の流れが止まって壊死するぞ 目だと?それがどうした 目なら僕にもこの「天眼」がある 自分を中心に周囲を把握する能力 これでジジイの動きは丸見えだ 斬ることに特化した「切断者」 三百倍もの速さで認識できる「思考加速」 あのヒナタ・サカグチすら超える!! ...知っておるぞお主 わざと急所を外し相手が苦しむのを楽しんでおったな 冥途の土産に教えてやろう ワシのこの眼は「天空眼」という お主の「天眼」とは格が違うわい 引き伸ばされた時間の中 己の為した業を味わいながら逝くがよい 自分だけ完全武装で恥ずかしくねーのかよ!? こっちは武器も持ってねぇってのによぉ 男なら素手で戦いやがれ!! 人間の年はよくわからぬ... 大人のようなナリをしているが ...これは戦争なのだぞ? 持てる力を出し切る事こそ相手への礼儀だ 偉そうに説教たれてんじゃねえ!! 豚ではないのだが...まぁいい はっはぁザマー見やがれ! 盾がなきゃ次は防げないだろうが 無策に見えた一点集中の攻撃はこれが狙いだったか 何が汚いのだ言っただろう 故に責様がいかに卑怯な真似をしようともオレもその全てを許してやる わぁーったよ本気でやってやる 彼の大妖の鱗で作られた盾を一撃で破壊するとは 手も足も出ねぇじゃねーか!! 貴様の肉体強度はなかなかのものだ だが腐食には弱いようだな ゲルドよまだ終わっておらぬのか? クソッ!キョウヤは一体何してやがる! お主のお友達ならここじゃ やバイヤバイやバイヤバイ ちくしょうなんで俺がこんな目に... 何か力を手に入れねぇと あんたらにしては手間取ったみたいじゃん ユニークスキル「生存者」を獲得。 ...そこまで堕ちたか 俺は力を手に入れた!! ...どうやら買いかぶっていたようだ 朝はテッポストや技術とリムルのスキルで作られたコイルガンになっている。 くそっこの豚野郎... なるほど「生存者」の再生能力は確かに強力だ どこまで耐えられるか見てやろう 冗談だっだんでずぅ... あちらも終わったようじゃ 戦意を失った者を甚振る趣味はない ふむ...生き残ったのはショウゴのみか 儂としたことが魔物共の力を見誤っておったようじゃな らラーゼンさん俺を助げに... お前はファルムスの大切な戦力なのじゃからな ...なるほどショウゴ達では勝てぬ訳じゃ 鬼人族に豚頭帝...いや少し違うようじゃが まさか災厄級までおるとは思わなんだ 魔法障壁と同時に仕掛けたようだの 伊達に年を食うてはおらんか 貴様のような老いぼれに言われたくはないのうで何をしに来た? よもややつを助けにきただけとは言うまい? こう見えてこれは大切な体でな 無下にするわけにはいかぬのよ でだ...お主らを相手取るのもちと手間だしの なにそう寂しがるな生きておれば戦場でまた見えることも 貴様が向かう戦場には我らが主が向かわれるからのう 主らはやりすぎたのじゃ 決して怒らせてはならぬ御方を激怒させてしもうた カカカッつまらんハッタリよ あのラーゼンとかいう魔法使いを逃がしてしまって... 良くはなかろうが戦えばワシか貴様か 下手をすれば全員が死んでおったやも知れぬ あやつ等まで巻き込みたくはなかろう? なんとそれほどの使い手とは.. 彼奴め自らの死をトリガーにした核撃魔法を仕込んでおった この眼がなければ見抜けなんだがな ワシが言うのもなんじゃが なにこれだけ周到に準備しておるのだ 怯えきって使いものにならん 落ちつけショウゴどれ見せてみぃ 身体の怪我はもう完治しておるようだ 新しく手に入れたスキルのお陰か ラ:ラーゼンさん俺... たたまたま相性の悪い奴が相手だっただけだ その程度の実力で本当に自分が最強だと思っていたのか 煽ってやるなフォルゲン ショウゴはまだ謙虚な方よ キョウヤに至っては本気であの坂口日向に勝てると思い込んでいたようじゃぞ クッハハハ!笑わせるな このオレですらあの魔女には及ばぬというのに 余程めでたい時代に生きていたのだろうよ キョウヤの「切断者」もキララの「狂言師」も主に渡る前に失われてしもうた なんだ...なんの話だよ!? あいつらのスキルがあんたに渡るとかって... オレも貴様らと同じ異世界人でな 目の前で死んだ部下の能力を獲得できるんだよ 界渡りで得たユニークスキルは「統率者」 獲得数に制限があるのが忌々しいがな つまりお前らは「素材」 我らに力を捧げる生け贄なのさ ふっ...ざけんな!! 俺はそっちの都合で勝手にこの世界に呼ばれたんだぞ!? テメー等じゃ魔物に勝てねぇから俺らに縋りついたんだろうが!! 弱ぇヤツはみんな俺の顔色窺ってビクビクしてやがった そうとも俺はここの奴らよりずっと強い! 利用することはあってもされることはあっちゃならねぇんだよ! 力なき者は力ある者から搾取される お前の考えは正しいともショウズ ひとつ間違いを正すとすれば お前は搾取される側だったということだ 何言ってんだラーゼンさん... 精神体がかなり損傷しているな おい待てって...何する気だよ!? 貴様も正当性を主張できる程、善良な人間ではなかろう? やれやれ最期まで自己中心的な奴だったな 我の強いものの方がより強い能力を得るのは周知のことだが そういう条件付けをして喚んだ者はいかんせん我が儘になりがちじゃ まぁ力を奪う生け贄にすぎんのだし 大丈夫か?失敗したりせんのだろうな? 性格などどうでもいいがな ...よし準備完了じゃ 安心せいこれが初めてという訳ではないわ 我が師の輪廻転生に比べれば 憑依転生など児戯にも等しい技よ おお...久しぶりの若い肉体はいいのう それ以外の誰に見えると言うんじゃ? クックククその姿でもジジイ口調のままか! 言うでない口癖など簡単には変えられんわ 生まれ変わった挨拶に向かうとしよう 主らはやりすぎたのじゃ 決して怒らせてはならぬ御方を激怒させてしもうた いや...なんでもない 坂口日向がしくじるとも思えん ...まぁもしも生き延びたのだとしたら、その畤はその時 奴らの主とやらは既に死んでいるはず 儂が直々に相手をしてやろう なんだぁこの水玉... リムル様結界の魔法装置の破壊四方とも完了しました こちらに負傷者はいません 町の広場でシュナとミュウランを手伝ってくれ やるべきことをやるだけだ ...俺の支配領域を荒らした人間共 罪はお前達の命で贖ってもらう 神の窓りに焼き貫かれて キッあぁあっう腕...俺の腕がぁ...!! 神殿騎士団総員整列!! 密集防御陣形にて多重対魔障壁を発動せよ! 神聖なる力の前には如何なる攻撃も無力であると敵に知らしめるの ファルムス王国軍にとって そういうことで、そういえば、...そういえば、... そういうことで、... あくむ...悪夢が始まった そういうことで、... そういうことで、そういうことで、そういうことで、... そういえば、そういえば、 悪意ある者もそうでない者も 光を視認すれば誰かが死んでいる 不幸にも考える余力のある者は悟った 確認しましたユニークスキル「心無者」を獲得::成功しました。 ファルムス王国はかみいいか神の怒りに触れれたのだと 「心無者」?なんだそりゃ ...そういうことで、 ししレレィヒムどうする!? おちっ落ち着きましょうぞ王よ!! エドマリス王ご無事ですか!? 一体何が起きておる!? 天幕を出た近習が外が光ったと思ったら突然死んだのじゃ!! 呪いの類ではないのか!? ...いいえ一帯が魔法不能領域になっています 強いて言えば魔素を介さない物理の法則を利用した何か... これはそういった物ではないのでしょう。 ラーゼンです王よ憑依転生の経緯はこの場を切り抜けてからお話しします では頼んだぞフォルゲン ふぉフォルゲンどこへ行く!? 王よ急ぎご説明申し上げます 外は今死地となっております兵どもは為ず術なく殺されて大変危険です ここも安全とは言い難いため撤退を強行せねばなりません 外を駆け抜けるための盾を用意しますのでご自身の足でお逃げください 見た限りあの光線は甲冑をまとった者一人か二人を貫くのが限度 騎士達で壁を作りますので王と大司教殿はその陰に潜みここを離脱するのです 騎士達の統率は大丈夫なのですかな? この状況に恐慌をきたしているのでは... フォルゲンには「統率者」があります。 無理やりにでもかき集めましょう どうしたのだフォルゲン首尾は... しっ...しし死んで...!? 起きよフォルゲン!そちが居なければ誰が余を守るのじゃ!? たまたま天幕を出てすぐ当たったのか? それともまさか一人一人狙って... そういうことですが、... 魔物の国の主...なのか!? ...その顔立ちは日本人だな 町を襲撃した異世界人か? ラーゼンまでも...!? 西方聖教会の魔女はしくしったのだ でそっちのおっさん二人は何者だ? あんなことも子供が...!? 報告書を読む限り外交に不慣れなお人好しで甘いヤツよ 無礼であるぞ魔物の主よ 余はエドマリス大国ファルムスが王である 黒炎で止血してるから死なないよ このおっさんが言っていたことは間違いないのか? 影武者ならこの場で殺すが これがファルムス王国の国王で間違いないのかって聞いてるんだ 本物なら責任をとってもらう必要がある ほっ本物!!本物です!! エドマリス王その人ですとも!! 西方聖教会の大司教である私が証明いたしましょう!? 聖教会内部でも大きな発言権を持っております なにとぞ私だけでもお助けください...! 貴方様が決して人間の敵ではないと証言も行いましょう!! このおっさんの証言には何も期待していないが 責任者の一人なのは確かみたいだ 尋問のためにも今は生かしておこう ...でエドマリス王とやら さっき俺に話があると言いかけたな いいか相手を見て物を言えよ? 俺が甘ちゃんだとでも思ったのならそれは間違いだ 誤解なのじゃよ!全ては誤解から始まっておる!! 余はこの地に友誼を結びに来ただけなのじゃ 軍勢を率いておったのが気に食わなかったのか? 余自らがそなたに会いたいと思ったが為に仕方なく連れてきただけなのじゃよ! これは余の安全を守る為であり ...先遣隊が俺の仲間を傷つけた上に 一方的に宣戦布告してきたと聞いたが? ま待ってくれそれは違うのだ! 西方聖教会は魔物を敵視しておる故 それにショウゴ達異世界人が勝手に暴走しおったんじゃ まさかあのような暴挙に及ぶとは... 友誼を結ぶに値するのか確かめようとしただけなんじゃよ だが逆に幸運でもあった! あのような者共をも倒せる勇士がそなたの国に仕えておると知れたのじゃからな なるほどなでどう思った? 俺達友誼を結べそうかな? 告。ユニークスキル「心無者」の解析が終了しました。 大国ファルムスが!このエドマリスが!! そなたの国と国交を結んでやろうぞ! 問。「心無者」を使用しますか? 光栄であろう?なにせファルムスはブルムンドなぞとは比べ物になら... な...何が起こった? どうしたのだお前達!? 大国だかなんだか知らないが 今ここで生きているファルムス王国の人間はあんた達だけだ ユニークスキル「心無者」にて 命乞いをする者や助けを願う者の魂を狩り取りました。 ただし、個体名エドマリスとレイヒムは対象指定外となっております。 今のお前達は信用に値しない あんたが王じゃなかったら この場で俺の怒りをそのままぶつけられたんだが まぁその役目はシオンに取っておいてやるか 告。進化の条件に必要な人間の魂を確認しました。 めちゃくちゃ眠くなってきた... これより魔王への進化が開始されます。 わたくし達は自分以外にリムル様さえいればそれでいい わたくし達の誰かひとりが欠けただけでも精神のバランスを大きく崩すのかもしれない... もしも俺が理性のない化け物になっていたら、 ...お前がいつまでも寝てるからだぞ 進化の条件に必要な人間の魂を確認しました。 これより魔王への進化が開始されます。 低位活動状態の比じゃない眠気 こんな死体だらけの場所で眠りたくはない 音謀者も確保したし、ともかく町へ戻っ... 告。魔力感知にて生存者一名を確認。 「心無者」の効果で俺に屈した魂は奪ったはずだ。 だとしたらそいつは心が折れていない者 厄介な相手かもしれない そんな奴がいる場所で意識を失うわけにはいかないし とにかくこの眠気を何とかしないと... 告。魔王への進化は途中で停止不可能です。 いきなりピンイじゃねーか。 よしよしいい子だ... 俺を守って町まで連れ戻れ それとあの二人も連行する 皆の怒りは尤もだが決して殺さぬように言い渡せ カバル達にでも預けるといい 駄目だもう意識が... 主よ!お休みになる前にもうひとつだけ! 生き残っている敵はどういたしますか? 放置して魔王への進化を邪魔されるのも面倒だが ランガには俺の護衛を優先させたい ランガには俺の護衛を優先させたい ...別のものを喚ぶからそいつらに任せよう... 周辺の魔法不能領域を解除 主よそのような状態で魔法など... 一度使ったことがあるやつだしな 供物は一帯に横たわる死体の全て、 ...エサを用意してやったぞ 俺の役に立ちやがれ!! あれだけの死体を捧げてたった三体!? クㇷフフフ懐かしき気配 猛烈な眠気で頭が回らない おいお前ら死んだふりをして隠れているやつが一人いる そいつを生け捕りにしてこのランガに届けろ ランガ町の皆との顔つなぎを頼むぞ 実に素晴らしい!これほどの供物 光栄の極みで少々張り切ってしまいそうです 今後ともお仕えしても宜しいのでしょうか? なんか変なの出てきたかも 話は後だまずは役に立つと証明して見せろ 容易いことでございます 安心してお休みください 大切にお運びしてください この上なく尊いお方ですので 初仕事...完璧にこなしてお褒め頂かなくては なんなんだあのスライムは!? 「生存者」のお陰で命拾いしたわい 王を逃がすため儂に注意を向けるつもりだったが、まさか一瞬で脳を貴かれるとは 本当にスライムだとは驚いたが あのジジイの忠告通り恐ろしい奴よ 悪魔を喚んだのが護衛目的だとすれば 魔物の国の主が弱っている今が王を救い出す好機 そう厳しい相手でもあるまい 早々に片付けすぐさま後を追う 幸い悪魔召喚のため魔法不能領域は解除されておる お主ら上位悪魔にしてはかなり古参のようじゃのう クフフフしっかり準備運動しましたか? この者の相手は私がしましょう 主の命により貴方を拘束させて頂きます 抵抗したければお好きにどうぞ 痛めつけることを止められておりませんから なかなか見事な魔法です 事前に詠唱を済ませる鍵言式の術は極低確率で誤作動が起きる こんな時に〝ハズレ〟を引くとは あの悪魔を打ち滅ぼせぃ!! それでも、それでも、これからそれでも、 確かに悪魔は天使に強く この三球みの関係から選択するならば 上位精霊を喚び出したのは正解です。 馬鹿な!!上位精霊だぞ!? 上位悪魔如きに瞬殺されるなど...!! 上位魔将相手に苦戦ならまだしも 力だけの木偶の坊なんて私の敵ではありません さて召喚主様より頂いたこの身体をもっと試したいので 次は趣向を変えましょう 魔法は悪魔にとっても最大の攻撃手段であるはず... こやつ一体何を企んでおる? お好きな攻撃をしてみてください 熱収束砲も誤作動ではなく 貴様自分が何を喚びだしたのか理解しておるのか!? なんという恐ろしい悪魔に受肉させたのだ そろそろ飽きましたか? 貴様はとんでもないモノを世に解き放ったのだぞ!? こいつは十把一絡げの悪魔などではない 一柱...原初の悪魔の 個体名リムルーテンベストの魔王への進化が開始されます。 その完了と同時に系譜の魔物への祝福が配られます。 リムル様はやり遂げなすったのじゃ 気を引き締めろ!我等が主の勝利だ! それではなんですか...そういえば、 そういえば、そういうことで、 次は我等がその力を振るう番だぞ! 祭りが終わるその時まで全身全霊を傾けてお守りするのだ!! ヴェルドラのスライム銀衆目記 「我なら引き受けぬな」確かに。昔ならいざ知らず、今となっては頷けません。もっとも、私では魔物達この指揮など出来ませんし、リムル様を止めるなど不可能でしょうが」「それもあるな。リムルは無理な依頼などしないだろうし、ベニマルは頼られておるという事だ。少し、羨 それに:::リムルの仲間達の怒りも凄まじかったな普段は穏やかな者達でさえ、今回ばかりは目の色が変わっておったわ。それにしてもーもしも俺が理性のない化け物になっていたら、戦える者を指揮して速やかに処分してくれ』ーとはな。リムルがベニマルに頼んだ言葉だが、酷な事を言うものよ。 各地で反撃が始まったなリムルの怒りに呼応するように、大気が震えておる ヴェルドラのスライム観察日記 「その点については今更驚きませんが、どういった目的で、このような大規模魔法を?」確かに、それは疑問だな。上空から地上を見下ろせば、「ファルムス王国の軍勢全てを覆うような大規模な魔法陣が展開されておるこれによって、直径五十キロの大真門の中では、一切 せる事だった。「リムルめ、ミュウランが使うった魔法を習得しておっ そして始まるのは、蹂躙である。リムルが最初に行ったのは、魔法不能領域を展開さ ましくもあるぞ」間違いなく、我なら断る。それなのに、頼られているべニマルを見るのは羨ましくもあった。「まあ、リムルなら仲間達を悲しませるような事などしないだろうから、必ずや魔王としての覚醒を果たすであろうて」「そうですね、信じましょう」我とイフリートは頷き合い、今後の展開を固唾を飲んで見守る事にしたのだよ 合切の魔法が禁じられたのだその目的は何か?我も考えてみたが、結論は一つ 魔法とは、能力でもあり、技術でもある。両方の側面 魔法とは、魔素に干渉して世界の法則を書き換える事で発動する。ところが、この魔法不能領域という魔法を発動させたならば、そのの効果範囲内での法則書き換えが禁じられるのだよ。つまり、世界は本来の物理法則に従うしかない訳だ空間への干渉など以下の外で、この場からの逃亡は地を駆けるしかなくなったと言えよう。ちなみに、エクストラスキル『重力操作』などは発動可能だ。自然発生している重力波の影響を利用しているだけなので、物理法則そのものを書き換えていないからである。微細な調整が不可能となるので危険ではあるが、慣れれば何とかなるであろうな。これこそが、魔法と能力の明確な違いというヤツな 「逃亡防止、ではないか?」「...なるほど。元素魔法・拠点移動なども封じられるので、この場からの撤退は困難になるでしょうね」その通りよ。魔法不能領域とは、そのの名の通りの代物なのだ。 我の予想は正しかったようだ 『死ね!神の怒りに焼き貫かれてーーーーっ!! イフリートに指摘されるまでもない。我だって、リムルが次の手に出たのに気付いておる を持つのだが、スキルの方がが世界の法則への千渉力は上なのだよただし、魔法への深い理解度があり、呼吸するよりも魔素を扱う事に長けた者であれば、法則に干渉するまでもなく事象の改変が行えるやも知れぬ。それはもう魔法との区別がつかぬであろうが、魔法不能領域であっても妨げる事は叶わぬであろうさつまり、本当に魔法を極めようと思うならば魔法不能領域内で出来る事と出来ない事を見極めるのカ大事ーーというう事になるかもなまあ、我の場合はユニークスキル『究明者』で大抵の事が判明するから、そのんな努力など必要ないがな!!ーと、自慢したいのだが我慢する我今はそんな場合ではないとちゃんと心得ておるのだよ。ここは静かに、リムルの動向に集中する事にする「ヴェルドラ様、あれをご覧ください!」 けるような『防御結界』ではありませんし、上位精霊である私の力でさえも通用しないでしょう。それなのに、アレほどの威力の熱線を生み出すなど、如何にリムル様であろうとも不可能です!!もしや、ファルム 「馬鹿なーーッ!!何がどうなっているのでしょう?魔法不能領域内で光の魔法が――!?」イフリートが驚愕しておるが、無理もあるまい。これはまた...:我のように賢き者でなければ、リムルが何をしておるのか理解出来まいて。「〈精霊魔法〉だ。リムルは精霊に働きかけて、あの魔法を行使させておる」我は見たままにそう告げた。しかし、イフリートは信じない。「いや、それは流石に納得しかねます。あれだけの大軍であれば、軍団魔法の質も高い。一個人の魔力で貫 戦場で、光が乱舞したそれは美しくも恐るべき、殺人光線だった。 撃を始めおったぞ。そしてそれが、ファルムス軍にとって醒める事なき悪夢の始まりとなったのだ。 リムルは円の外周部から中心に向けて、恐るべき攻 言葉で説明するよりも、実物を見た方が理解が早かっ ス軍が油断して!いつもなら我の言葉を疑わないのに、反抗期というヤツかな?それならばと、我は優しくイフリートを諭す。「違うぞ、イフリートよ。ヤツ等も馬鹿ではない。油断などしておらなんだ。だかららこその、魔法不能領域なのだよ」「ーーッ!!」 ほな、熱の収束が足りなかったからなのだよ。 『熱変動耐性』を持つリムルには通じなかった。それ 高熱で焼き尽くすという恐するべき炎化攻撃だ。しかし、 か?貴様の炎化爆獄陣は、結界内の生物を数千度の 正直、その覚悟には戦慄を禁じえぬぞ。イフリートが怯えたのも当然というものだった我、知ってる。 炎化爆獄陣の熱量を一点に収束させておれば、あの時馬でのリムルならば倒せていたであろうさ」「...はい、覚えております」 そうなると、その元凶となった者共の末路も決まっておるな。外周部から攻めて、リムルがとうとう敵の本陣へとやって来た。前線から見て中央よりやや後方に近い位置に、ひときわ豪華なテントが設営されておったのだ。リムル達が整備した街道を進軍しておったから、その途上にあった宿場町建設で定地に本陣を展開させたのだな。そこに用意してあった資材まで勝手に使っておるようだし、本当に好き勝手しておるわ。だが、そうした行為はリムルの怒りに油をそそぐだ。けである。今更だが、我はファルムス軍の愚かさに呆れたのだ ともかく、我とイフリートは今日、リムルについて新たな一面を学んだのだった 思わなかったな「イフリートよ、リムルを怒らせるのは禁止だな「常識ですよ、それ」今更何を言っているんだ、という顔をするでない 普段温厚な者ほど、怒らせてはダメなのだ。聖典から得た知識だったが、これほど怖くなるとは またもリムルが一人倒したこのだが、そいつは先程の男より強そうだったのだ。我の見立てでは、豚頭魔王よりも上。それをまあ イフリートが驚きの声を上げたが、我もビックリだ 「あの男、何者かは知らんが、そこそこ強かったぞ」「でしょうね。私も最近目利きが上手くなったのですが、隙がないように見えましたから」まあな。これを言ったら可哀想だが、イフリートと互角程度には強そうだったもん。それを一撃って、リムルも容赦がなさ過ぎた。せめて名乗らせてやれば、いいのにと思わなくもなかったが、ファルムスの所業を考えれば、リムルの対応が正解なのだろう。それはそれとして、その男に続いて偉そうな男達が姿を現したぞ。 この神之怒というのは、光速という物理法則の限界速度に限りなく近い。若干のロスがあるものの、人間如きが視認してから回避出来るような性質の攻撃ではないのだよ。何事にも相性があるので、豚頭魔王なら回復が間に合っていただろうがな。要は、どんな攻撃も使いどころが大事、という事なのだった。さて、そうして邪魔者を排除したリムルだが、残る二人の偉そうなヤツ等については、殺すつもりがなさそうだな。どうやら生かして捕えて、今回の行為に対する責任を取らせるつもりらしい「意外と冷静ですよね?」「うむ。我ならそんな面倒な事を考えずに、全員まとめて始末しちゃうところだな」「ですが考えてみれば、そうした場合には後始末に困るるでしょうね。ファルムス王国としても国王救出に向 アッサリと...上位精霊たるイフリートと互角な時点で、大国でも上位の強者であろう。そんな男達を鎧袖一触にするあたり、リムルは相当に強くなっておるようだ。まあ、神之怒という魔法が初見殺しというのも大きく ...なんか、魂への数が足りておりません! 残念ながら、真なる魔王今へと覚醒するのに必要 事実、その男がファルムス国王エドマリスであった確かコイツが敵軍の総大将だったから、将棋ならこれで詰みだなところが! でしょう」「凄い精神力ですよね。ですがまあ、それが正解なの だが、これはその男が悪いだってこの状況で、何故か偉そうな態度を止めようとしなかったのだからな。「我ならプチッとやってたが、リムルはよくぞ我慢したものよ」 我がそう言ったのは、リムルが偉そうな男の手首を斬り飛ばしたからだ。 のかも」「ふーむ、難しいな。しかし、殺しはせずとも、容赦もせぬのだな」 けて動くでしょうし、その国王が殺されたとあっては面子にかけて国軍を総動員させるでしょう。西方聖教会としても黙っていないでしょうし、これ以上の戦争継続を避けようとするなら、リムル様の行動が正解な 告、進化条件に必要な人間の魂を確認します...!! 人間としては正しい反応であろうが、賢王とは呼べぬな。そうなる前に、もっと違う形でリムルに接するべきだったのだ。おっと、ファルムス王などどうでも良かったな。これにてリムルは、二万もこのファルムス将兵から命 その恐怖に耐えられず、ファルムス王は気絶しおっ 神之怒も凄かったが、こちらは次元が違うぞ...!? エドマリス国王が何か言い訳を口にしておったがリムルはそれを聞き流しておる。そして次の瞬間、恐るべき事が起きたのだ。戦場で生き残っていたファルムスの将兵が、一斉に命を奪われたのだ。リムルが何かしたのだと、我は悟る。が、何をしたのかまるでわからなかった ーそうであったな。今回の戦には、何よりも優先させるべき目的があっ これは困った事態になるぞと思って見ていたら、ラ 普段なら普通にならぬか、今のサイトがムルは戦うどころ 「はい。リムル様なら大丈夫だと思いますが、心配で 「リムル様がふらついています」「うむ、我も体験した事がないから知らぬが魔王への進化というのは大変なのであろうさ」「ですがそれだと...!」「貴様も気付いておったか。あの男、生き延びておっ 進化が始まったからか、リムルの様子がおかしいぞ 世界の言葉のか鳴り響いたそれは福音である。こうしてリムルは、一つ目の目的を果たしたのだ 識しました。規定条件が満たされました。これより、魔王への進化が開始されます。 そうであった。リムルは用心深いなと、我は改めて感心したのだ確かにランガならば、あの男にも負けはせぬ。勝て るかどうかは疑わしいが、リムルが目覚めるまで守り抜けるであろうーと思うたのだが、どうやらリムルの考えは違ったようだ。もっと油断なく、ランガに「俺を守って町まで連れ戻れ。それと、あの二人も連行する」と命じたのだよ。 その上で、生き残りへの対処を別の者に任せるつも りのようだ。ランガを信用していて尚、ここでは安全策を取るという事だな それでは、あの男の相手は誰に任せるつもりなので あろうか?私、でしょうか?」イフリートよ、そう嬉しそうにするでないわ!!もしもそうだったら、ちょ、つびり嫉妬してしまいそうだぞ。そう思いつつ見守っていると、リムルは悪魔を召喚 しかしそこで、またも我は様子がおかしい事に気付け いてしまった。リムルが行った悪魔召喚だがーあれれ?上位悪魔がたった三体...だと?リムルがエサとして捧げたのは、横たわる二方もの死体だった。それなのに、黒い霧となって死体が消えて、出現したのがたった三体の上位悪魔だったのであ 明らかに、異質。リムルから命令されて、歓喜に打ち震えているのも変だった。 「実に素晴らしい!」れほどの供物、そして初仕事ああ...光栄の極みで、少々張り切ってしまいそうです。今後とも、お仕えしても宜しいのでしょうか?」 いやまあ、人間の死体一人分あれば、それを依り代とした上位悪魔なら数日は行動可能となる。それを二万名分ともなれば、三体で割ってもかなりの日数動 だが、目の前の現実は否定出来ぬ。 ーーアヤッ、上位魔将だな 思った。むむっ!?やはり、ただ者ではなかったか、ークデーモ ここから考えられる可能性を探るとすれば、向こう側から勝手に出張って来たパターンかな?しかしそうなると、自由意思を持つ上位魔将という事になるのだが...。 リムルが行ったのは間違いなく、上位悪魔召喚だった。それなのに上位魔将が出現するなど、百パーセン下有り得ないのだよ。 「え?しかしあの召喚陣では、上位悪魔しか喚べませんよね?」うむ、その通りである。 リムルは眠たいのかして、思考力が鈍っておる。だから我が代わりに、その悪魔を見定めてみようと ける計算だしかしそれは、悪魔にとっての報酬なのだ。今回の場合は、リムルからの命令を終えた時点で自由に行動しても構わない訳で―それなのに、自ら召し喚主に抗束されようとするなど、普通なら絶対に有り得ない事態だった。 イフリートには、出現した悪魔は上位悪魔にしか見えておらぬのだ。だがしかし、我の観察結果によると中の一体は確実に上位魔将だったのだよ。つまりは、ヤツが完璧に擬態を行っているという証拠である呼ばれてもいないのに勝手に出てくる変わり者上位魔将としての存在感を上位悪魔程度に隠し通す実力そして何より気になるのが、我の目でも見通せぬほどのヤツの時間厚だな ともかく、規格外の悪魔が召喚されたのは確かである。そして悪魔族の中には、召喚主が弱ったと見ると裏切る者もいるのだ。果たしてこれは、リムルの意図通りなのかどうか?我はそう心配したのだが、杞憂であったか話は後だ。まずは役に立つと証明して見せろ」と、リムルが平然として命じたのだよ。「リムルは動じておらぬな」「まさに、予定通りという感じですね」呼ばれた悪魔も、リムルを召喚主と認めておるなその態度を見るに、甘言でリムルを騙そうとしておる訳ではなく、本心からの言葉であるようだぞ。であれば、もう安心だ。 この悪魔は強い。先程の男も人間にしてはかなりのものだったが、こここの悪魔の敵ではあるまい。リムルもそれを確信しているのか、そのまま眠りに ついてしまったわ。次にリムルが目覚めた時、この世界に新たなる魔王 我にはもう、それが確定した未来に思えたのだ お世話になった方々原作・伏瀬先生もぅぅぅっ、原案...みっぱー先生 魔都リムル付近で三体の悪魔が召喚されたその時 ベレッタはその気配を感じ取っていたのだが、 アンスタント村市さん原々大村さん桐谷将士先生荒緒被先生西日花先生を この気配まさかあの方が... ケーキ...のど... 直ぐお茶淹れますから!! それどころではなかった 月刊少年シリウス「転スラ」スピンオフィス!! 当院の状況では、当然クター機械・もっつの 伏瀬先生県案・監修のサイドストーリー! 転生したらスライムだったけど転生しても この状況、つ明地のキャラクター報道・ムックは リムルの中間管理職ライフサーキッキーを 転生しても社畜だった件原作:伏瀬漫画:明地雫キャラクター原案:みっつばーコミックス全の巻大好評発売中 *編日お知っている東計いいよ読まれた話題だ話題作の 解雇された暗里丘は、暗黒兵 家この物語はフイクションです。実在の人物・団体・出来事などとは 淡収録されていいる表現は、作品の執筆年代・執筆された状況を考慮し コミックス発売当時のまま掲載しています 夏...画原作作の他漫画原そ ちなみにスライムだった仲のだっ...