ヴェルドラーテンペスト【暴風竜ヴェルドラ】 トリムルの名づけ親で親友天災級モンスター。 リムルーテンペスト(三上倍) 戦時中の日本から召喚された異世界人。死去。 星狼。リムルの影に潜む。 異世界人。人間からスライン転生した主人公 トン十大電王が一臣危険度に 獣人。獣王国ユーラサニアの戦士 ・大森林の管理者・樹吹 人間。英雄ファルムス王国出身 第回話テンペスト復活祭 実働時間、当主国、滅びの日 ヴェルドラのスライム観察日記 リムル様の御帰還である ハルナマントをお持ちしろ 熱変動耐性が機能していないかもしれない しかし町の入り口に戻らねば ...我以外にあの悪魔達の顔を知る者はいないのだ グルーシス様ランガに同行してくださいませんか? よろしく頼むグルーシス殿 なんかあった時ゴブタあたりの方が連携できるだろ シュナ殿が言うのだ間違いはあるまい 告。魔王への進化による変化が開始されました。 身体組成が再構成され新たな種族へと進化します。 俺はどうなっているんだ 起きているのか眠っているのか 自分の身体が意識できない 種族・粘性生物から魔粘性精神体への超進化... 全ての身体能力が大幅に上昇しました。 続けて旧個体にて既得の各種スキル及び耐性を再取得 新規固有スキル『無限再生・万能感知・魔王覇気・強化分身・万能糸』を獲得... 新規耐性『自然影響無効・状態異常無効』 『精神攻撃耐性・聖魔攻撃耐性』を獲得 以上で進化を完了します。 ユニークスキル「大賢者」より世界の言葉へ請願 「大賢者」の進化を申請。 ...了。ユニークスキル「大賢者」の申請を受理。 「大賢者」が進化へ挑戦。 再度しっこう実行します。 再度しっこう実行します 「大賢者」が「変質者」を統合に 魔王への進化の祝福を得て進化に挑戦。 それは極小確率の出来事 無限に繰り返された試みへの褒美であるかのように ユニークスキル「大賢者」は究極能力「智慧之王」に進化しました。 ...そういえば...そういうことで、そういえば...そういうことで、...そういうことで、そういえば、 成し遂げられた超克が切っ掛けとなり 「暴食者」の進化を希求 「心無者」を統合に実行 リムルの意識の関知し得ぬ魂の深淵にて そういうことで、... 智慧之王の統率の元能力は静かに、けれど確実に最適化されていく 告。個体名リムルーテンペストの魔王への進化が完了しました。 続いて系譜の魔物への祝福の授与を開始します。 祝福?そういえばさっきそんなようなことを... 駄目だ...俺まで眠るわけには... そういうことで、そういえば、 そういえば、そういうことで、そういうことで、 そういうことで、そういうことで、そういうことで、 そういうことで、そういえば、そういうことで、そういえば、 そういえば、そういえば、そういうことで、そういうことで、 そういうことで、そういうことで、 後は任せて眠りにつきなさい。 ...それリリーなんかは... 人型のリムル様の姿をしているけれど雰囲気が別人だわ まさか魔王化で人格に変化が? あなたは魔王リムルなの? 智慧之王の名において命ずる。 「暴食者」改め究極能力「暴食之王」よ、 結界内の全ての魔素を喰らい尽くせ ひと欠片の魂さえも残さずに まさか能力が自立的に行動しているというの!? そんなことはあり得ない ...はずなのだけど... しかしあのシュナって鬼姫もかなりの術者だな こりゃミュウランの大魔法を解析して張った結界だろ? うむ魂の拡散を防ぐため改良したと聞いた 俺は魔法には詳しくないが ミュウランが目を丸くしていたからな これがとんでもねぇ技量で創られてんのはわかる シュナ殿はリムル様に次ぐ知恵者だ 仲間が褒められると喜ぶんだよなこの国の連中 まあんまり他人の事言えねぇか ところで気になっていたことがあるのだが 俺もカリオン様が褒められると嬉しいし 獣王国が宣戦布告を受けたのだろう? 魔王カリオン様が魔王ミリム様と戦うことになると聞いたぞ 付き合わせておいてなんだが 予告通りなら決戦の日は三日後だし なによりカリオン様を信じているしな 応援に向かうのはここの結末を見届けてからでも間に合う ...生き返るといいな フフフ心配ない我が主が魔王となれば皆も無事に復活するだろうよ まさか魔王への進化をこの目で見ることになるとはね 魔物が魔王になるなんて数百年に一度の出来事なんだぜ? リムル様だからな当然のことよ そうさこの世界に認められた力ある魔物である証拠 カリオン様を含む世界に十名しかいない最強の存在なのさ ほう?リムル様もそこに加わり十一大魔王になるのであろうか? 他の魔王がどう判断するかだな 今回の件で魔王間の力の均衡が崩れたからな おおい!急にどうしたんだよランガ殿!? あと...たの...む 唐突な眠り...考え得る原因は糸譜の頂点からの影響 ...つまりリムル様が魔王になった影響か なるほどこれを見越して俺に同行を頼んだのか ランガ殿は進化の眠りについているようですね クㇷフフフそう警戒しないでください 私は新たなる魔王に召喚された名もなき悪魔です 後ろの二人は私の雑用係なので気にしなくて結構 あああ三体の悪魔のことは聞いてるよ 全く気配を感じなかった..!! そっちのデカイのが担いでいる男は? この者が生き残ったおかげで私は召喚されたのです とても感謝しているので 丁寧に扱ってあげた次第です まぁいい捕虜なら被膜結界で守っておいてやれよ 今町の中は魔素濃度が高すぎる そこまでしたら甘過ぎませんか? ...丁寧に扱ってやるんだろ? おおそうでした死なれては不味いです 私が役に立つところを見て頂かないと 怖すぎるだろこの悪魔... 中で何か大きな力が動いた様子 悪いここで待っててくれ! あれだけ濃かった魔素がキレイさっぱり消えていやがる 町の連中はみんな眠っちまってるし: あれがリムル様...? 待ってろって言ったのに 失礼ながら申し上げます どうも魔素量が足らぬようですが... 必要量を満たしておりません 生命力を消費し代用します。 お待ちください我が君! 代用にご自身の生命を用いずとも...っ ...良き考えがございます この者達をお役立てください 主の役に立つことこそが我らにとって最大の喜びなのですから 既定の魔素量に達したことを確認しました。 これより〝反魂の秘術〟を再開します そういうことで、そういうのは、 それらの秋術を行使するには莫大な魔素量が炎要となり それを制御する魔力は想像を絶するものとなる その数値は魔王へと進化する前に算出されたものである リムル様は見事に魔王へと進化なされたわ みんなは祝福...そうね主の進化のお裾分け とでも言うのがわかりやすいかしら リムル様の系譜に連なる者達は祝福を得て 進化の眠りについたのだと思う な...なるほど... ってそれより死んじまったみんなは!? シオンさん達は生き返ったでやんすか!? 魂はちゃんと戻せたのぅ!? ...無事に蘇生出来たわよ 魔王となったリムル様の秘儀でね でも安心するのはまだ早いでしょう 一度死んだのは間違いないのだから 記憶も無事であるという保証はないわ 皆さんを屋根の下に運びましょうかぁ 長き生の中であれ程の御業は初めて見た 多分大丈夫でしょうけど クレイマンが霞んで見えるわね... 獣王国もテンペストには手を出さねぇよう俺が啓蒙しねぇとな... じゃあシャケダは俺が運ぶ お目覚めになられたのですね おはようございますリムル様! 無事に生き返ったようでなによりだ 名の欠落もなく無事に生還いたしました!! 大賢者のヤツ円周率並みの成功率などと心配させやがって!! ご挨拶は一人ずつですよ 良かったもうお目覚めでしたか 色々と報告があるのですが... 目覚めた後の約束を覚えておいでですか? 俺が理性のない魔王になっていないか 合言葉で確認する約束だ ではもう一度確認します その答えが「クソ不味い」と 俺が「シオンの料理は?」と問うので: 怒って文句を言いに目覚めてくれれば... そういう願いを込めているんです え?私の料理がどうしましたか? ま...まずい!この状況は非常にまずい!! 落ち着けこんな時こそ「大賢者」だ 落ち着けこんな時こそ「大賢者」だ クソッベニマルのヤツ嵌めやがったな!! 無限再生重結界魔攻撃耐性!! ル能糸神攻撃耐性暴食之 大賢者が無くなっている!? あと知らないのが増えるのか ユニークスキル「大賢者」は究極能力「智慧之王」へと進化しました。 急を要する案件のため、智慧之王が対策を提案します。 久々に食べてみたいのだろう お前の日頃の努力を確かめてくださるそうだ それで私に料理しておけと言ったのですね さすがはベミに枝です。 リムル様のための料理だからな もちろん覚えているとも ペニマル君が決めた合言葉は確か... 「シオンの料理はクソ不味い」だったかな リムル様は目覚めたばかりで混乱されておられるのだ! わかりましたベニマル様 私はリムル様の直属なので敬称は不要でしょう それよりも貴方がそんなに私の料理を食べたがっていたとは... 遠慮など無用満腹になるまで堪能させて差し上げましょう 大賢者の時は罪のないゴブタを生け贄に無理矢理回避したが、 今回は自然な回避完璧なカウンターブローという見事なアドバイスだ リムル様我らもご挨拶を... 頼もしい相棒が更に頼もしくなった訳だ 生前と変わらぬ知識と人格 これで何度死んでも復活してみせますよ ははは...まぁ頑張ってくれ 彼らは皆エクストラスキル「完全記憶」を獲得していた 俺が眠っている間に皆は祝福を授かったらしい 他にも望んだスキルを獲得しているかもしれない リムル様!!「お目覚めになられてこのリグルド! 幸福感に胸を締めつけられてもうこのリグルド!! とんでもございません!! 瓦礫がほとんど片付いているのもすごいが.. 目覚めたばかりで本調子でない者もおります それにユーラザニアからの避難民もそろそろ到着予定だとか それで炊き出しの準備を進めていたのですが、 そうかミリムが宣戦布告したんだっけか リムル様がお目覚めになられたということで 自国のことで手一杯だったがそちらも考えないと 「急遽」で祭りが開催されるのがウチのすこいとこだよな 獣王国の様子については後で避難民の代表に話を聞こう うわめちゃくちゃいい匂い 炊き出しはシュナ様が陣頭指揮を執っておられます なんだか長いこと食べていなかった気がする 今日は旨いものが食えそうだ お料理の準備が整いました! それではないのですが、それでも、 ちょっと待て!!なんで俺まで食べる流れになってんだ!? 一緒に味わってあげましょうよ! アイツだって頑張ってるんだし奇跡的に美味いかもしれないじゃないですか!! そうそう奇跡が起きるもんか! 一人にしないでくださいよぉ! なにコレシチュー...? あああ...結局こうなるのか: 食材まるごと入ってるし、やっぱり駄目じゃねぇか今まで何してたんだベニマルめ シオンの料理の面倒はお前に任せていたよな? 子供の頃から不可能なんてないと思っていましたが 思い上がっていたようですね 仕方ないここまできたら覚悟を決めよう 祝福を頂く時料理が上手くなりたいって念じたんです という訳で獲得したのがこのスキル 聞けばどう料理してもイメージした味になるというとんでもないスキルらしい 生き返るか否かの瀬戸際でそんなこと願うかねぇ それこそがシオンらしさなのだろう でも次からは食材の下処理くらいはしてくれ 味はいいけど見た目と食感は最悪だ これよりテンペスト復活祭(仮)を開催する!! そういえば、ああ、そうだ。え そういえば、そういえば、そういえば、それでも、それでも、 魔王と成られましたこと心よりお祝い申し上げます 悪魔である私が心核にダメージを受けました この者は貴方様が召喚された悪魔の一体です 眠りに落ちる直前に上位悪魔三体を召喚したんだっけ 色々と手伝ってもらって助かったよ 長々と引き止めて悪かったね 早く帰りたいのに俺が許可を出さないから困ってたんだなきっと あれもしかして報酬が足りなかった? いえそうではございません 先だってお願いしておりました通り 配下の末席に加えて頂きたいのです 検討して頂けないでしょうか? そういや召喚した直後に今後もお仕えしたいとかなんとか... ん?っていうか上位悪魔... 一緒に出てきた二体は上位悪魔だったが こいつはどう見てもそれ以上の存在だ 他の二体はどこ行った? 解。反魂の秘術を行使した際、魔素量の補填に消費致しました。 容赦ないな智慧之王さん... しかし、そうなるとこのまま帰すのも気がひける 強そうだし叛意を持たれたら危険だ それじゃあお前も今から俺達の仲間だ 我が君はやめろむず痒い 心得ましたではなんとお呼びすれば おおお!感謝致します我が君!! 私など名もなき悪魔で十分でございます 高位な存在に見えるけど名はないのか... ではお前の名は〝ディアブロ〟だ その名に相応しく俺の役に立ってくれ 名付けで魔素を奪われるのも慣れっこになってきたな でも半分くらいしか奪われなかったぞ... 確か上位悪魔の時は三割くらい持っていかれたっけ より高位な存在ならもっとゴッソリいくかと思ったが 告。主様は魔王化を経て魔素量が大幅に増大しております。 故に、消費割合だけでは比較できません。 ところで智慧之王なんか喋りが流暢になった? 因みに、魔王化によって増えた魔素量は十倍以上です。 えその半分を持ってったのコイツ とんでもない化物になっちゃうんじゃないか ああ...進化が終わってしまう 今日この日より誠心誠意お仕えさせて頂きます そちらが新しい仲間ですか? なんというか..気が抜けませんね ディアブロだ仲良くしてやってくれ クフフフブフどうぞよろしくベニマル殿 ところでベニマル何か用があって来たんだろ? 実は宴会が一段落するまではと遠慮してくれていたんです 彼らの話を聞いてください そういうことですが、これから それでも、また、これからもう一度は、 魔王ミリム様対魔王カリオン様 では食材をそれはまっ! 魔王への進化誠におめでとうございます 避難民の事は聞いてるよ大変な目に遭ったと思うがあなた方が無事でよかった 聞かせてくれ獣王国で何があった? ここからはこの黒豹牙フォビオが話させていただく 獣王国は魔王ミリムより宣戦布告を受けました。 カリオン様獣王戦士団の出撃準備整いました ...おうそれじゃあ戦士どもで避難民の誘導を頼む な...っ何言ってんだ大将! ミリムは俺様が相手する 貴様らは民を守ることを優先するのだ 一週間後魔王ミリムは予告通りやってきました まさか本当に魔王達の宴にも諮らずに協定を破棄しちまうとはな お前さんは見た目よりずっと思慮深いやつかと思ってたんだが ちぃっ多重結界のせいで斬撃が滑る その剣をこの目で見られるとは 数多の魔人や魔王を屠った魔剣〝天魔〟 ガキの頃親に聞かされたことがある 魔剣を操る竜の姫君その暴虐の御伽噺をな ようミリムなんでこんな真似をするんだ? ヘッもしかして操られてでもいるのかい? 本気のお前を倒してこの俺様が最強であると証明したかったんだがな お前には退場してもらうぜ さてミリムよこの姿を見せた以上、 そういうことですから、それではないのですが、 この世から消えるがいい! そういうことで、そういえば、 ...そういえば、... あれを受けて生き残れる者など存在しない 嫌いじゃなかったぜミリム いいダチになれたかもしれねーのに残念だ さすがにキツイな飛行すら覚束ねぇ... だが...少しは本気になってくれたわけかい やるな左手が痺れたのは久しぶりなのだ お礼に取って置きを見せてやる ...ありえねーだろうが...! 都市が跡形もねぇ... 破壊の暴君ミリム・ナーヴァ よう理由を聞かせちゃくれねえか? なぜ獣王国を滅ぼそうと思った? なるほど御伽噺にしてでも語り継ぐべき脅威だな... ...なんだ?さっきからどうにも様子がおかしい 人様の国消滅させておいてだんまりか? ひょっとしてアイツ本当に... あら何かに気が付いたのかしら カリオン様を抱えて飛び去って行きました ...なるほどな事の顛末はわかった しかしよく無事だったなフォビオ 死にかけましたが拠点移動でどうにかここまで来れました 回復薬をいただき感謝しています 連れ去られたのならカリオンは生きているはずだ それにしても獣王国に仕掛けたのも意味がわからないが もっと意外なのは一対一の勝負に他人の介入を許したところだ なんからしくないんだよなぁミリムのやつ... オレはフレイがフォビオを見逃したのも腑に落ちない 有翼族は高高度より獲物を狙撃する視力をもってる 天空女王と呼ばれる有翼族の女王がフォビオに気が付かなかったとは思えねぇんだよな 魔王フレイのことはよく知らないが ミリムカリオン仮にフレイ シオンミュウランを連れてきてくれ ところでそのお茶をすげぇ色たけど飲んのか? ある人目はジャガ淹れたやったから大丈夫 クレイマンは魔王ミリムに接触を図っていました 私の印象になりますが... ミリム様の宣戦布告は想定外のようで苛立っていたように思えました 魔王クレイマンのことですか? あの魔王が獣王国滅亡の裏で糸を引いていたと? 行くなら全員で攻め込みますよ。 もう少し判断材料が欲しい フォビオフレイはどっちの方角に飛び去ったんだ? 獣王国の北東...おそらくはミリム様の支配領域 忘れられた竜の都へ向かったのかと なるほどなミリムとフレイが組んでるのならそれもあり得る ...もしもフレイの目的地がその先にあるのだとしたら 忘れられた竜の都の先にあるのは 魔王クレイマンの支配領域です 三獣士の面々の様子は? 今は落ち着いた様子です 今にもクレイマンの領地に攻め込まんばかりの剣幕でしたが、 ベニマル殿がうまく宥めておいででした そうか気持ちはわかるが先走られちゃ困るからな 何か思い悩んでおいでなら是非とも私に相談を 次にファルムス王国の後始末 ミリムの考えもわからんし一番心配でもある どれも後回しにできんが 最後に西方聖教会への牽制 一度に行う作戦としては許容量を超えてるんだよ なるほどでは私が一方面を受け持ちましょう わかった明日の会議で方針を決めるからお前も参加するといい こいつの力を遊ばせておくのは勿体ない話だし 西方聖教会に関しては心配無用かと。 大賢...じゃなかった智慧之王か 心配無用ってなんでだ? 大賢者から智慧之王へと進化したことにより、 演算能力が飛躍的に向上しました。 よって間もなく『無限牢獄』の解析鑑定がい、終了します。 この解放を行えば西側諸国への牽制効果が十分に見込めるでしょう。 見た見...と喉越し...と 神さまって本当にいるのかな? だってひどいよこんなに早くお母さんを連れてっちゃうなんて ...そうだなお母さんはお前たちの成長を楽しみにしていたんだ 来れる日は毎日来てあげような 何か手伝える事があったら言ってね まだ小さな子供たちを遺して無念だったであろう妻を看取り よし今夜は何食べたい? お父さんご飯作れるの? この世に神は存在しないのだと気が付いた そういうことですかそういえば、... それでも、それでも、そういうことで、 ちょっとやめてくださいよこれから襲撃って時に恋人の肖像見つめるとか クローバーの押し花ですか? 出発前に子供がくれたんだよお守りにって 母親の墓の傍に生えてたらしい まぁクローバーはともかく 売ったらいい金になるんじゃないですか? このペンダントは値打ちものですよね 売るわけないだろ妻の形見だ けっそんなケチな装飾品売らなくても 俺らはこれからたんまり稼ぐんだぞ 噂じゃテンペストだかいう国はえらい豊かなんだろ? この遠征の功労者にはそこの統治権が与えられるって聞いたぞ ばーかそりゃお偉方の話だ まぁ俺たちもそのおこぼれに与るけどな それに聞いたか?先遣隊の話じゃ魔物と言っても美女が多いらしいぞ うわ本当か!?ってことは現地で発散もアリ? お前にはゴブリンがお似合いだよ ちょっと...いくら何でも民間人に手を出すのは 西方聖教会のお墨付きがある 魔物には何をしたっていいんだよ いや...おいしませんよ、これまではないのか どうなんですかねあの人ら ちょっと感性おかしくありません? 襲撃を前に高揚してるんだろ よくあることって... お前はこれが初めての遠征だろ 染まる必要はないが慣れた方が楽だぞ 神がいるのなら、なぜあんな奴らを野放しにしているのが ...それは国の中枢に対してだって思う 出発前の王の演説には大義が感じられなかったし、 大司教の長いだけの説法も空々しかった 国のためでも神のためでもない 戦う理由は俺自身の中にある 奴らほど浮かれることは出来ないが 自分が足掻くしかないんだ 魔物の国の住人には悪いが 俺は俺の大義を貴かせてもらう なんなんだなんなんだよこれ 或いは少し幼いかもしれない お...願い...です 殺さないでください...っ 家族は殺さないでください 目の前に立つ超常の存在には 全てが見透かされているようで 懺悔せずにはいられなかった お...私はこの侵攻がどんなものか知った上で 物静かな佇まいとは裏腹に 弓の弦よりも張り詰めた緊張感があって 子供たちは何も知らないのです...! やろうと思えば可能なのだと そういうことで、そういうことで、 ...そういうことで、そういうのは、そういうことで、 悪魔のような翼だから気が付かなかった 必要がないしやる理由もない それでも、そういうことで、 初めてその姿を見たんだ それでも、それでも、これからも、それでも、それでも、これからも、それでも、それでも、 あの子たちに話してやりたかったなぁ 神様は意外と小柄だったよ ヴェルドラのスライム観奈日記 ヴェルドラのスライム観察日記 咄然となるイフリート。まあ、そうなるよな「いや、おかしいですよ!」どう考えても異常ですっ 「いやな、イフリートよ。何だか知らぬが、我の『究明者』が有り得ぬほどに、性能が向上しておるのだよ。どうしてかなと、不思議でな」「へえ、そうなんですね。ちなみに、どのくらい?」「はあっ!?」「ふむ。上昇中だが、三百四十五倍くらい、かな?」 サクッとな?あれれ、おかしいゾ。メッチャはかどる。というか、力が漲る。今までの数倍、数十倍どこころか、百倍ーいや、数百倍の速度で『解析』処理されておるぞ!?我って凄くない?ーって、いやいやぃや、そんな訳がない。意味もなく力が増すなど有り得ぬのだ。「どうかされましたか、ヴェルドラ様?」 してやらねばな!という訳で、我は作業を再開したイフリートに肩を揉ませながら、無限年獄』の解析作業に集中する。ザクサクサタサク、 「最後の残り火が輝いているだけなのではと 「それに引っ張られて、ヴェルドラ様の能力も向上した、と?それならば良かったです」「ん?」「いえ、命の」「命の!?」 「そりゃあ、そうでしょう。けど...それで、原因に心当たりは?」ふむ、心当たりか意味もなく性能向上するはずないのだから、原因があるのは道理よな。「そう言えば、リムル側の解析速度も上昇しておるようだ。これは多分だが、リアムルが覚醒魔王となる過程で、ヤツのスキルの演算能力が上昇したのではあるまま、 で。何か悪いモノでも食べましたか?どうせ拾い食いでもしたんでしょう?」「ふざけるでないわ!」「すみません、取り乱しました。ところでヴェルドラ様は、どうしてそうも平然としておられるのですか?」「そりゃあ、楽だからだとも。この勢いで仕事をこなせば、我が解放されるのも間近であるぞ!クアハハ 的には限界がある。リムルのそれは、我が知る常識の運が上をいくものだった。そもそもの話、魔王への進化とは種族としての進化 世界の法則を書き換えるかの如く。確かに、世の中には〝勇者その権能のような、次元の異なるスキルも存在しておる訳だが、それでも基本 というか、これ、やっぱりおかしいぞ。これはもはや、ユニークスキルでは不可能な現象な しかもこれって、我の意思も置いてけぼりなのだ我のスキルを意のままに操るとは、リムルも大概に無茶な真似をするものよ。 しかし、それにしても」「ぎゃわ!?これ、早過ぎて、我、困惑!!」我の処理速度を超過して、情報がやり取りされてお んできた。あれは、ベニマルだな。必死に眠気に抗っておるようだが、そうだった。確かか魔王への進化では、覚醒した者と魂の系譜で連なる全ての魔物達に、祝福が授けられるのだそれは様々な恩恵を与えてくれるもので、シオンの復活にも欠かせない要素だったのだな。 そう呟く我の目に、リムルの仲間達の様子が飛び込み であり、それで能力が変異したりといった現象が起きる事などないのだよ。どうやら摩訶不思議な事お起きているのだと、我はそう悟る。それにだな、今もリムルの意識は闇に閉ざされておるはずなのだ。それなのに、リムルのスキルから千波されているというこの状況。我にも、何がなんだかサッパリなのだ。しかも、だ。「あっ!ヴェルドラ様、アレを御覧下さい!」驚愕した様子でイフリートガ叫ぶが、我も当然気付けいておった。外部との接続が復活し、外界の様子が視えるようになったのだ。「何故だ?どうしてこんな事がー... それを聞いた途端、安堵す「るようにベニマルが沈む限界に達しておったのだろうから、ゆっくり休んで欲しいしいところだがーー今はべニマルの心配よりもリムルが優先なのだ。魔王への進化とは、魔王として覚醒するに相応しい存在なのかどうかを試す為に、世界が与える試練なの と、リムルがベニマルに告げた。 『...:告。後は任せて眠りにつきなさい」 でー抗えておるのが不思議なほどだな。ベニマルの責任感ゆえの抵抗なのだろう。が、凄まじい気迫であるだが、驚くべきはそこではない。何とも信じ難い事に、眠っているはずのリムルが立ち上がっておったのだよ!! あろうよただしそうなると、進化この眠りにつく必要がある訳 リムルの片腕たるべニマルなら、受け取れて当然で いやいや。まさか、な? リムルでなければ、誰だというのだ。自立型のスキルなどあるはずもなし 代行者って、あれえ?「ヴェルドラ様、これは一体、どういう事でしょう?」 我が聞きたかった事を、ズバリと聞いてくれよった あの女は確か、ミュウラシとかいう魔人だったか それは出会った頃に一度思いついたが、否定した者えなのだ。所有者の管理下で自動発動するスキルはあるが、完全全自立型など聞いた事もない。まして、主の知らぬ間に行動するようなスキルなど自我が芽生えておるようなもので...。あなたは...誰?「あなたは魔王リムルなの?」 慌ててはいけない。ここで慌てては、嘘がバレてしまうからな。ご流石はヴェルドラ様ーー」ほっ、イフリートが素直で助かっし「ーって、そんな訳ないでしょう!!いつもいづもかなりドヤ顔で解説してくこれてましたし、ヴェルドラ様だって気付いてなかったんでしょう?」グワーッ、駄目であったか!? 当然知ってましたよと、我は平気なふりをして答え 我は最初から、リムルのスキルが特殊であると見抜いておったのだ。そう、自立型だとな!」 困ったぞと、我はイフリートをチラリと見た。「ヴェルドラ様、我々が今までリムル様と思っていたのは、もしかしてー我は気付いておったよ 我の方が聞きたいわ!!だって、あれはリムルで、それが代行者?という事はだな、もしかしてもしかすると、〝スキルに自我はナシ〟という大前提が崩れてしまう訳でそうなると、今まで立てた我の仮説が、かなり間違っておったという事になっちゃったりする訳で...。 流石はイフリート、我が心の友なだけはある、かなり強引だったが、普段からの信頼関係がものを言ったようだ。 貴様の成長に繋がらぬからな。そういう事だぞ、イフリートよ!」「本当ですか?」「無論だとも。イフリートま、我が嘘をついた事があったかね?」ちょっと振り返るだけで、かなり騙された思い出が 「ぼ、馬鹿を申すでないわっ!我はな、貴様が気付くのを待っておったのだ。全て我が教えてしまっては だが、我は諦めぬここで諦めたら、今まで積この上げてきた我の威厳が露と消えてしまうかもしれぬのだ。 スキル名は『智慧之王』というようだな我とイフリートは、ずっとこのスキルと語り合っていた訳だ。そして気になるのは、究極能力という言葉だなスキルの中で最上位に位置するのは、天使系や大罪家と呼ばれる権能や、勇者が所有していた『絶対切断』や「無限年獄」という特異な権能だったはず。他にも幾つかあったと思うが、究極能力など我は知らぬいや知っているのかも。我は何度か消滅して、その度に復活しておるのだが、消滅する前の証憶も断片ながら残っておる。それをよて思い出してみても、我の方が魔素量が多いのに、姉上達に勝てた試しがないのだよ。 そうこうしておる内に、外界でも変化があったスキルの自我ーーリムルの代行者が、死者蘇生の秘密術に取りかかったのだ。 ーー認めたくはないが、我が姉上達ならば 特に上の方の姉上は、一瞬だったな。白い閃光が視えたと思った時には、我の生命が終わっておった。認めたくはないが、あんなものは戦いとさえ呼べぬであろう。その鍵こそが、突極能力なのではあるまいか。我にはそう思えたのだ。それにしても解せぬのは、リムルの代行者よな果たして、ユニークスキルに芽生えた自我が究極能力に命令出来るものなのだろうか?自身もまた突極能力に進化しているのだとしてもだ。同格の権能を、主に断りもなく使用出来るというのが理解出来んのだよ。まあ、それを言い出したら、スキルが進化するというのも理解出来んのだがないや、それも今更かそれを考えるのは後にして、今は秘術の成否を見守ろう眠るように死んでいるシオン選が、無事に復活するのを祈ろう。この、我の身を搾られるられらららち、ギャババがババッ!! ふぁええっ?って事は、最初からこの悪魔を利用するつもりだっ 是。魔素というよりも、欲望が足りないのです。生きたいと願う心。それを補うには、欲望の化身たる悪魔はうってつけてした。 我には十分に足りているように見えたのだが...。 智慧之王とやらが容赦なく我の魔素を搾り取っておる他人の財布も俺のものとばかりに、遠慮なく奪われておるわ!!懐かしいこの感じリムルが〝名付け〟する度に行われていたので、もはや疑いようもな〈同一人格だね。ちょっとくらい遠慮して欲しいものだが、今回はかりは許すともしかし、いつも以上に限界まで搾り取られたのだがそれでもまだ少し足りぬらしい。リムルが召喚した上位魔将がやって来て、そう指摘した。胡散臭いヤツだが、「底知れぬ実力だと感じられえ。だからその言葉は正しいのだろうと思ったら案の定、智慧之王も同意したという訳だ。 えっと、問題はないけど...それい、リムルのスキルー智慧之王が怖い。我は知っておる。世の中には、絶対に敵対してはならぬ相手がいるという事を。これは真理なり!これさえ守っておれば、それなりに幸せに暮らしていけるのだよ。「イフリートよ。たった今、一我の逆らってはダメな人リストに、智慧之王、の名が記録されたぞ」「は?今頃ですか?私はもう、とっくの昔にお心核へに刻んでおりますよ」「クアハハハ、言うではないか」「ブフフファ。これも全て、ヴェルドラ様の御鞭撻のお陰です」と、我とイフリートは笑いあった。秘術の成否?そんなもん、見るまでもない。この、全てを見通すような智慧之王の演算能力があ 【是、種族名・イフリートは、名前〟もなく、自我が貧弱です。故に、スキルを獲得する土壌が出来ており、 フリートへと視線を移し、コクリと頷く。 すると智慧之王は、我をチラリと見た。それからイ に従う所存です!」逆らってはダメだと理解したので、我とイフリートは直立不動で出迎えたのよ。 「どのような命令であれ、私、イフリートは、貴方様 雰囲気が違うからかな?「そ、それで、今日はどのような御用向きかな?」 智慧之王が我等の前に姿を見せたのだよ。 リムルと同じ姿形であり、ながら、まるで別人に思え リムルは再び眠りについた。それと同時に シオン達が目覚めた実に喜ばしい。しかし今、我はそれどこそろではない状況に陥ってい るならば、成功するに決まっておるのだ。 そしてその直後、我の予想は的中したのだよ ません。修行の再開を推奨します 確信しちゃったか。この段階で、我の命運が暗雲立ち込めるものに決定 今、個体名...ヴェルドラは、サボり過ぎだと確信しました 颯爽とそう応えて、イフリートが離れていく。そしてこちらを向く事なく、腕立て、腹筋、スクワットーランニングに、突発などを繰り返し始めた逃げたなーと、我は思った智慧之王の視線が我に向き、固定される 「御意!私、イフリートは、今より修行の鬼となります!!」 とても平坦な声だったが、有無を言わせぬ迫力に満ちておる。 人間なら発狂するだろうが、我等には宿題があった。 出来ますねとは、問われなかった。やれという事ですねと、我は理解する。文句を言える雰囲気ではないし、言えるほどの蛮勇を持ち合わせている者がいるのかどうかも怪しいものだな。つまり、我の返事は「はい、喜んで!」しかない訳だよ。智慧之王は我等に命じるなり、いきなり消えた。そ、のまま外界の様子もブラックアウトし、我等がいた空間も真なる闇に包まれる。 告。可能です。個体名:ヴェルドラの演算領域を私が強制的に拡張しており、ます。それを自力で維持するよう努力しながら、『無限牢獄」の解析作業を行う そんな無茶な...。我はかなりの長生きさんだが、今までその存在すら知らなかったのだぞ?それを、そう簡単に獲得出来る訳があるまい、「それはちょっと」 命。早急に究極能力を獲得するように 自慢したいが、我慢だ。ヤツの反応は、出来て当然というものだったからね、自慢など出来ようハズもないのだよ ラファエこれで我は、智慧之王がら怒られずに済むだろうで 週間くらい経過したかな?そう思えたのは、我の心に余裕が生まれたからだ何故ならばそう、我も獲得したのだよ!!究極能力『究明之王』をな!!ユニークスキル「究明者」が進化したこの権能はまさしく我に相応しいものだった。これを獲得出来たのは、ひとえに我が努力したからギフ!ーではなく、リムルからの祝福が我にも与えられたからだった。感謝だ。リムルが手助けしてくれたようで、我は嬉しいそれに何よりも、宿題を選成出来た事に喜びが隠せ もしもそれを達成出来なければ...。考えるだけでもヒュンとなるので、暗闇など問題にもならぬ。そんなこんなで、我とイフリートの過酷な生活が始 ビクゥッ?智慧之王だ今度は声だけだが、この気配は間違いない。勿論ですとも!」 質問。究極能力を獲得しましたが? それはそれとして、我が権能の性能向上は素晴らしい。智慧之王が施した超速に、昔もなくついていけるのだ。今の我の演算能力は、以前の千倍に達しているのだよ。イフリートの気配を探っててみると、こちらは息も絶え絶えで死にそうになっておるな。だがまあ死にはしないので、そのまま頑張るがいいだろうさ。我を見捨てて自分だけ逃げた報い、キッチリその身で受け止めるがいいのだよ。なんて、高みの見物と酒落こんでいたら、突然、外男の様子が映し出された。 否。全ては、主様の望みのままに 「我の為に、そこまで」 たのだ。使いこなしてこその、権能そう考えると、やはり凄いのはリムルという事になるのだよ。そのリムルも、無事に進化を遂げて目覚めた様子見事に魔王へと至っておるわよーし、我も負けておれぬ。このまま頑張って、一気にーーと思った時、リムル達の会話が耳に入った 我は大きく頷く。ここまで厳しく導いてくれたのも、我を解放する為だったのだ。そう思えば、智慧之手が優しく思えてくる。 解。演算結果より、該当する答えは検索出来ませんでした 「どう答えるつもりなのだ?」 ベニマルが、ニヤリと邪悪な笑みを浮かべておる。ほほう、リムルを飲めるつもりだな?面白そうだと思って注目していると、リムルが智慧之王に助けを求めたそうか、こうして会話していたのかと、今更ながらに納得する。助けを求められた智慧之王だが そう言えば、目覚めた時の〝合言葉〟を取り決めて 問。では、どのように答えるべきだと?」 あっ、採用されちゃったぞ。イフリートも抜け目なくなったものよ。我もこういうの得意だったのに、手柄を横取りされた気分である。 ...見。成功確率の高い案だと認証しました。採用します うおっ、死にかけていたイフリートが、我を差し置いて答えを出しおった。 ふむ、そうよな。「それはですね、〝ベニマル君が決めた合言葉は確か...『シオンの料理はクソ不味い』だったかな〟とでも答えれば、逆転の一手になるかと愚考します!」 ふぅ、間に合ったか。智慧之王が凄いのは確かだが、どうも遊び心に欠けておる。そんな事では、リムルの役に立つのも難しか この幸せを噛み締めつつ、外界を眺めるリムルも復活した者達がら感謝を告げられ、とても嬉しそうにしておるわ。良き良きと思っておると、いつの間にかシオンの料理 そんな我等だが、休息は嬉しいものなのだ。リムルからの評価が高まったからか、智慧之王が優しくなった。息抜きが必要だたと思い出してくれた上になんとビックリ、我等にシユークリムルまで用意してくれたのだ 地獄の特訓を乗り切り、精鋭となった我とイフリー 絶対に、もっとろくでもない効果を秘めているに違いいない。 理を食べる流れになっておったリムルにとっては不幸であるが、それもまた微笑ましいものよ。その苦しみに耐えてこそ、明日が輝くのだぞーーなどと、上から目線で見守っておると、どうやら様子がおかしいではないか見た目はダメなのに、味だけはまともになっておるみたいなのだ。その理由だが、シオンの口から説明される「ーーという訳で、獲得したのがこの能力ーーユニークスキル『料理人』・なんとシオンは、生き返れるかどうかという瀬戸際に、〝どのように料理してもイメージした味になるというスキルを発現させたらしい「それにしても、シオン殿は余裕ですね。本当に死んでいたのかさえ疑わしいほどです」「うむ、呆れたものよ。リムルからの祝福を、そのような願いで消費するとはな...」 それに、滅した訳ではない自我は消え失せ、その存在も消え去った訳だが、その 何しろ、死者蘇生の秘術”というこの世の神秘に触れれられたのだからな た話を聞かされた。それで罪悪感を覚えたのか、この悪魔を仲間にする事にしたようだ。犠牲と言っても、あの悪魔達は光栄だったと思うぞ ファエリムルは智慧之王から、この悪魔の配下を犠牲にし リムルも無事にシオンがら解放され、祭りを楽しんでおる。そんな中、リムルに忍び寄る者がいた。リムルが召喚した悪魔だなどうやらコヤツ、リムルこの配下になりたいようだなとんでもなく古い悪魔なのに、物好きなヤツよ。だがまあ、リムルを気に掛けるあたり、見る目はあるよ 我もようやく、シオンがただ者ではないと気付いたのだよ。「もしかしたら、自力で復活出来たのかも?」「流石にそれはあるまいがな」と、我とイフリートは大いに呆れたのだった。 そりゃそうだと、我は頷く。一同じ魔王でも、そこまで差があるのですね」「当然だな。ミリムは我が姪ぞ。覚醒もしておらぬ魔 死んだ仲間が復活し、新たな仲間も得て、リムル達は順風満帆だった。このだが、問題は次から次へとやって来る獣王国ユーラザニアの獣人達が、リムルの下へ相談があると訪れたのだミリムとカリオンが戦い、圧倒的な力でミリムが勝利したらしい。 ともかく、リムルの仲間になった悪魔には、〝ディアブロ〟という名が与えられたのだ そのお陰で、彼等もエクストラスキル・完全記憶を宿した訳だし、あの悪魔蓮の“生〟には意味があったという事なのだ。もっとも、シオンには悪魔の残虐性が色濃く宿ってしまった気がしなくもないが、それもまた、そういう運命だったのであろうな。 の〝魂〟は分割され、リムルの仲間達に宿ったのだが、 そんなリムルに話しかけたのが、執事服に着替えた 会談が一段落した後、リムルが物憂げに考え込んで イフリートよ、そこでどうして我を見るのかな?まあいいけど...。怪しいのは魔王クレイマシンだろうと、リムル達も考ええておるようだなミリムにも何か思惑があるのだろうという事で、我とイフリートの意見は一致したのである。 は捨てきれませんが――」 り何らかの策謀があるのか、と、騙されている可能性 リムと共謀していたのだと思われる。「どう見る、イフリート?」「ミリム様が操られていするとは思えませんので、やは 魔王フレイとやらが参戦したそうだが、どうやらこ 王に負けるはずがあるまいて」 そもそも、勝負にもなるまい恐らくはカリオンの顔を立てる為に、かなり手加減をしてやったであろうよ。その証拠が、勝負の最中に第三者の介入を許した事 そうか、そうであったな今の我には、ユニークスキル『究明者』とは比較に 了。それならば、さっさと「無限年獄」を破りましょ だけの実力がありそうよな。我から見ても底知れぬ強さだし、それ以上に頭が良さそうだ。ああ、我も復活しておれば、リムルの役に立てたも 今話題となった、カリオンの問題戦争中の、ファルムス王国の問題西方聖教会の問題もあると、リムルが言う。ディアブロは自信満々に、三方の問題の一方面を受けけ持つと宣言しおった。他の者が言えば大言壮語だが、コヤツの場合はそれ 簡単に究極能力を獲得するなんて!?やっぱりお前は大したヤツだったんだな!!」という具合に、リムルも とでも言えば、「凄いよ、ヴェルドラ!そんなにアルティメットスキル ようかな。そうそう、リムルの目の前で『究明之王』を獲得したフリをするのも面白かろうて。『お、おおお!!これが能力この進化か。我のユニークスキル「究明者」が、究極能力『究明之王』になったそ!!我の館くなき探究心が願う。究極の真理へ至る その為にも、外の様子など何も知らなかった事にし ならぬほとに強力な権能ー「突極能力・究明之王」があるのだ智慧之王と協力するならば、この『無限年獄』とて敵ではないのだよ!智慧之王がリムルに、西方聖教会に対する備えとして我が復活すると告げておる。気分が昂ってきたわ。「おめでとうございます、ヴェルドラ様!」「まだ気が早いがな。クアハハハ!!」だがそれでも、腹の底がら笑いが溢れてくるようだ。復活してリムルに再会したら、何を話そう?先ずは、自慢だな 心から我を褒め称えるだろうてそしたら我も言ってやるのだ大した事ないさ、とな!!クアハハハ!どんどん楽しみが増えていくぞ。それではその日を目指して、我も頑張るとしようではないか!! あらいおおやみやランガは、 お世話になった方々原作:従瀬先生キョラクター原案:みっつば一先生 だめぇ国の歩き方...岡粟硝姓 戦後生したらスライのただ、た件異間った国暮らしのトリニティ〜もちろん、葵っ先生「ア野さんっ、先生 なるべく長持ちするように アンスタント村市さん原口大樹さん相合将士先生荒稽被先生プロネ矢先生 いよ先生!!「おめでとす!! キャラクター原案みっつば一先生より う巻ミあれでとうございます!!うぅ...ミカン..! 「魔物の国の歩き方岡霧・硝先生より 展開つづきですシオン!!男子ありがとう 「転スラ日記柴先生より 読みにおけられた情報をおそれでも、何でしかもう 転生しても社畜だった件」明地震先生より 一段落ついたと思ったらこんに登場してみました一転落ついたと思ったらついに登場してみれば、 おやびとございます!!... 「転生したらスラムだった件異聞・~~魔国暮らしのトリミティ〜」冥野タエ先生より 「転ちゅら」転生したらスライムだった件」茶々先生ょの 迷宮探索を生業とする冒険者達。彼らをサポートするのがダンジョン・シェルパである勇者パーティ「南闇の剣」の 生と死が隣り合わせの戮宮に挑む冒険者鍾。彼らを導くは、謎官道先案内人。 タイロス迷宮完全攻略のため雇われたのは若きシェルパのロウ。前人未踏の迷宮最深部への ファンタジーを完全コミカライス 照れ加茂と、(講談社レジェンドノベルス)刊はぁ、刀があっても、[キャラクター原案]布施龍太 家この物語はフイクションです。実在の人物・団体・出来事などとは 淡収録されていいる表現は、作品の執筆年代・執筆された状況を考慮しコミックス発売当時のまま掲載しています 漫画像画像作り他漫画原そ