フルポ・"七曜"の手にかかってしまったとナタ。完全回復案や回復魔法が効かず、彼女の命の灯火は消えようとしていたその時、突如現れたのは魔王ルミナス。ルミナスは神聖魔法を使いヒナタの命を救い、七曜の企みは潰えたのだった。リムルとヒナ夕達は晴れて、誰かの思惑に踊らされず互いの言葉で話し合いができ、神聖法皇国とテンペストと神聖法皇国ルベリオスの不可侵楽約が締結さわたのだった。 ヴェルドラーテンパスト〈暴風竜ヴェルドラ〉 リムルの各づけ親で親友天災級モンスター。 リムルーテンペスト(三上悟) 一戦時中の日本から召喚された異世界人。死去 雑星狼。リムルの影に潜む。 ト・ゴウリンライダーの際長、 異世界人、人間からスライムに転生した主人公。魔王。 異世界人。人間からスライムに転生した主人公。魔王。 >武士。別人の遺跡投稿: スマーファルムスエロ出身。 >最古の基本の一世危険な天災地、子供の頃から人間に英雄。 美味のお話各国と招待状 お客さんお箸使い上手いね! もう何度もこの町でラーメン食ってるからな なるほど開業資金の融資ですか 初期費用は掛かるが成功は間違いない その方にとっても益のある話よ なに市場調査と客層の分析? 危険で成功する見込みのない話よ もしウチの番頭から提案されたら修行をやり直させとるわ バカめ奴隷に金を払う必要がどこにある しかし相手は仮にも貴族 いやいやカザック様は慧眼でいらっしゃる いよーーっす元気だったかね? 商談中に割り込むなど無礼であろうが! おお待ちください!旦那様は今お客様がお見えでして... じゃあお前の館に寄って待ってるから まぁまぁな顔をしているではないか しかし礼儀がなっておらん そいつはどうも失礼しました コヤツえええ相手に... 何ならこの我輩が面倒を見てやろうか? なぁにじゃじゃ馬慣らしは得意 き貴様!たかが商人が貴族に逆らうなど血迷ったかミョルマイル!? ワシの恩人に無礼を働いておきながらよくもそんな口をたたけたものよ たかが子爵の分際でこのワシを怒らせるつもりか? 融資の話はお断りします とっととお引き取り願いましょうか しちゃったみたいでなんだか悪いね いやいやあんなクソ野郎とは手を切りたいと思っておったのですよ 奴からはたびたび厄介な案件を持ち込まれておりましてな いやそれ以前に奴隷って なんでもエルフの奴隷を扱った店を出したいとかなんとか.. はいもちろん人身売買は違法ですよ しかもエルフは半妖精種の亜人 長命種でそれゆえ尊き血筋の者も多く 奴が持ちかけた話は露見すれば外交問題にまで発展しかねない超弩級の犯罪なのですよ。 ...でも大丈夫なのか? 貴族ってことはアイツそれなりの力を持っているんだろ? 魔導王朝サリオンに至っては皇帝その人がエルフです なーにこれでもワシは暗黒街のドンと呼ばれた男 旦那に心配していただかなくとも自分の身は自分で守りますとも! 今日はどのような用件で? いやなに一つお仕事を依頼したいと思ってね また何か新しい思い付きですかな? 俺のお披露目兼我が国のアピール兼ファルムス新王即位を後押しする大規模な祭りだ。 ウチの幹部連中もそれぞれ何かしらの企画を発表するって張り切ってるし ヴェ...いや俺の友達も鉄板焼きの店を出すって息巻いてるんだよね でこれが招待状なんだけど これを渡すだけでもいいんだが できれば君には主催側に回って欲しいんだよね 仲間達が頑張ってるのに俺だけ遊んでるわけにもいかないだろ? そこで君の出番なのだよミョルマイル君 この祭りには他国からのお客が大勢来ることが予想されている 国としての目玉が欲しいんだよ いやぁ俺達の町って温泉宿もあるし料理も旨いけど 娯楽施設が少ないと思うんだよね つまり旦那がワシに望む仕事というのは... 何度でも来たいと思わせるような興行を考えることと 開国祭にかかる資金の調達および予算の管理 さっすがミョルマイル君切れすぎて怖いくらいだ いやぁリムルの旦那には敵いませんとも 君ぃこれは大きな金が動くことになるよ? 当然わかっているだろうね? ぐっぷっふっふご安心を ここだけの話このミョルマイル金勘定は得意分野にございます 開国祭に向けたリムルとミョルマイルの作戦会議は始まった 聞いた開いたルベリオスとの国交樹立でしょ? どうやってあの堅物達を説得したのかしら 夢にまた一歩近づいたのね 神聖法皇国ルベリオスの方針転換を受けドワルゴンの王宮では緊急会議が開かれた 火然魔王リムルを危険視する声も上がっていた 魔物に対する敵意の軟化ーーーそれが一体何を意味するのか あの者はクレイマンを倒し魔王となったのでしょう? 今回のこととて武力で聖騎士団を退けたのだとしたら... 魔国との付き合いは考え直すべきではないでしょうか しかし降りかかる火の粉を払うのは当然のこと 暗部の報告では暴風竜は動いていないというし 今回の件魔国側に非はないように思いますが、 あの頭の固い連中が侵攻に失敗したくらいで方針は変えないだろうさ 問題は聖人ヒナタが関わっているというところだ 剣の腕においてガゼル王と互角と目されるあのヒナタを 魔王リムルはどうやって説得したんだろうね あのスライムは貴方様より強くなったのかも知れないよ? ジェーン殿陛下を侮辱なさるか!? いくら何でも生まれて数年の魔物と英雄王を比べるなど! それに他国に先んじて魔国連邦の後ろ盾となった我等こそがもっとも信頼を勝ち得ているのだ あのリムルは余の弟弟子であるぞ それでもリムルを疑えと申すつもりか? あの国から学ぶ技術は得難いものばかり 今更交流を絶つなど不利益が大きすぎる 今魔王リムルを遠ざけてもせっかくのアドバンテージを失うことになる ヤツを過剰に恐れる必要はない ただひたすらに己の心に忠実で 道楽を求める気のいいスライムよ それが余の知るリムルーテンペストという王だ アヤツが人の心を失わぬ限り余は梯子を外すつもりはない 友と共に歓迎しようではないか 異論のある者は申し出るがいい わたしは付いて行くだけさ アンタが俺達の大将なんだからな 我が主よ私は貴方様の影 暴走を止める者も必要でしょう 私も陛下の決断に従います この決断がいずれ来る天魔大戦にどう響くか 天使共が攻めてくるならば共に戦うだけよ リグルド殿から招待状が来ておるのです 招待状?なんだ茶会でもやるのか いえそれがなんでも魔王就任のお披露目を行うとかで 是非ご参加くださいとのことで リムルはお堅い場が苦手そうだし 俺が出席すれば他国の警戒心も薄れるだろう どれ弟弟子の為に一肌脱いで...ん? えっ、はぁぁぁっ、んっ、ちゅっ... 母のくまのここで?ちょっと待って下さい。すごくんね。こっちはわからないでしょうか。うーん...こんなのうっちゃうかわからなかったからフラフトの中に、小さなものはわかりませんでした。 アヤツめ何を考えておるのか知らぬが 大人しくすることを知らぬヤツだ: まさか本当に魔王として認められるとはな そのお披露目をするのはいいとして なぜ招待状が皇帝ではなく私宛なのだ! ラルド・グリムワルトエラルト・クリムグル...目隊者エレンの父にして魔導王騎サリオンの公開!!王朝サリオンの公爵 前回魔国連邦へ赴いた際 まだ安全か定かではなかった魔物の国へ皇帝をお連れするわけにもいかないので、 事後報告で会談の結果を伝えたワケたか 自分だけでそんな面白そうなところに出向いたの? エラルドもいいご身分だこと どうして私を置いていったのかしら? さぞかし楽しかったのでしょうね しかも私の使者を名乗って勝手に国交を樹立までして そんな重要な案件に関しては私が自分で行ってみたかったんですけど? それにそんな面白い生き物がいるならこの目で見てみたかったわ 貴方抜け駆けって知ってる? あーあ身内からこんな扱いをされるなんて おくつろぎのところ失礼します陛下 この度先だって報告いたしました魔物の国より 私めに招待状が届きましてございます 今度はちゃんと声をかけてくれたのねえ それでどうするつもり? ・サリっ...エレンの従姉エルメシア・エルジリュ...魔導王朝サリオン「皇帝 もし「一緒に行きませんか」などと言おうものならこの人は二つ返事だろうし 皇帝の外遊となれば国を挙げての行事だ そう簡単にお誘い申し上げるわけにはいかない 前回拗ねに拗ねられた結果、一部の予算が凍結されてしまった 陛下ー...そうそう出てきっくださいませんね そのため魔国連邦との技術提携の計画が滞っている状態だ なんとか開国祭は諦めてもらってかつ機嫌を直して頂かなくては... 吉田氏の店から取り寄せているお菓子だけど 最近急激にその品質が向上したわね ...はえ?お菓子?? 吉田氏...確か異世界人ということで保護されている人物だというのは記憶しているが なんだ知らないの?策士と名高い貴方も市井には疎いのかしら 申し訳ございません陛下 イングラシアに店を構える異世界人の菓子職人でしたね そこから菓子を取り寄せているというのは初耳ですが リムル殿からの招待状に関係があるとは思えないのですが なんだ本当に知らないんだ 前にエリューンちゃんがお土産に買ってきてくれたんだけどね 貴方は貰わなかったのね 品質の向上はある人物から材料を仕入れるようになったからよ 気が晴れたから良しとしましょう しかもね吉田氏はしばらくの間店を閉めるらしいのよ どうやら引っ越すって事らしいんだけど お休みの間にお菓子が食べられないのは大問題だと思わなくて? エリューンちゃんはあそこのお菓子が大好物だから あれを簡単に手に入れられるならぢょくちょく帰って来てくれると思うのだけど? 実際定期的なお茶会には参加してくれているもの アイツら...!!エレンちゃんが帰ったら報告するように命じていたのに...!! 由々しき事態ではありませんか だから私は金と権力に物を言わせてかなり有力な情報をつかんだのよ その引っ越し先と目されるのが そういえばエレンちゃんあの町でケーキを頬張りながら さすがシュナちゃんねぇ あの新作レシピも完全再現してるのように ということはあの時既にリムル殿と吉田氏とのパイプは繋がっていたのですが...! 誰かさんは気づかなかったみたいだけど ...ねぇ貴方本当に切れ者なの? 貴方が愛娘可愛さに吉田氏を魔国に手引きしたのかと疑ったのだけど 面目ございません... どうやらエリューンちゃんとお菓子の話もしたことないみたいだし リムル殿への返答は如何致しますか? 貴方既に満身創痍だけど大丈夫? 開国祭に行きたいと言われればそれを断ることはできない しかし事はそう簡単ではないのだ ここ魔導王朝サリオンは魔導帝たる皇帝エルメシアが興した大国だ その支配下にある十三王家 そしてその君主達はエルメシアに忠誠を誓っている しかし王家の者は曲者ぞろいだ 役職につかず引き籠もる王もいれば 立場を利用して国政に介入しようと目論む王もいる 外遊を機に皇帝を廃そうと企む輩がいても何ら不思議ではないのだ どう忠言したものか... 年も立場も格上の姪というのは 心配しすぎよエラルドちゃん 小僧共が何を考えようが 朕に仇をなせる訳もなし 何千年も生きるこの方からすれば王家の者など この私でも子供にしか見えぬのだろう なら私の前でも常に大人であって欲しいものだが なら私の前でも常に大人であって欲しいものだが そこは身内の気安さなのがなんなのか そこは身内の気安さなのかなんなのか あの魔王リムルといったわねぇ フフ魔王リムルはここサリオンと結ぶ街道の整備を簡単に引き受けたのでしょう? 通行税などの権利は要求されましたが 施工からその費用まですべて負担してくれると その権利それこそが莫大な富を生む エラルドちゃん私を見ればわかるでしょう? それは〝利権〟のことですな? 通行税の交渉権は取り付けましたが、 私達のような長命種はね長期計画で利益を得ることを前提に計画を立てるものなの 勿論ですこれから先魔王リムルが築いた街道を利用するための通行料 自分たちで街道を建設する場合の費用 それを天秤にかけて判断しました ジュラの大森林には多くの魔獣や魔物がいるし サリオンとの境界にはクシャ山脈がある サリオンとの境界にはクシャ山脈がある 山をくり抜きトンネルを通し渓谷には橋を架ける それらの難事を凶悪な魔物から作業員を守りつつ行う必要がある。 おまけに山脈の頂は武闘派で知られる長鼻族の住み処だ 街道を通す交渉は難航するだろう サリオンの国力をもってすれば不可能ではないが 手間に対して得る物が多くない 工事を引き受けるとの魔王リムルの申し出は願ったリ叶ったりの好条件だった 確かにあの森まで開拓するのは困難な事業となるでしょう 今まで行わなかったのはそれをする村がなかったからよ 魔王達の宴以降南の広大な魔王領は魔王ミリムの支配地となったわ 圧倒的な武力を背景に栄華を極めるわね これらの国々の中継地となるのが そして北西の西側諸国と北方の武装国家ドワルゴン 新興国家である魔国連邦...ということよね? あの地にかつてないほどの価値が生まれたことはわかっています しかし街道の整備にはそれこそ莫大な予算と危険が伴います。 通行料を支払うだけで利を得る方が良いと私は判断しました 短期的に見れば損はしていないし普通なら上出来の成果だわ ...そういうことで、そういえば、 でもお相手は魔王なのよ? それだけで私達と同じ長命種なのは確定なのだから 永続的な効力を持つ条約を結ぶのならもっと考えないと駄目よお 工事には私達も協力すべきだった 人員を選出して作業を請け負う団体を派遣すべきだったわ 魔物からの防衛は相手に一任すれば良かったのよ 少しでも協力したという実績があれば 永久的に街道の権利を独占されることはなかったでしょう 最初に協力しなかった以上こちらに不利な交渉になるだろう。 だから貴方は頭が固いというのよエラルド 状況は変わるそれに気づいたまではいいけれど 価値観のアップデートができないようじゃダメね 私としたことが...っ ああ:魔王リムルのにんまり笑顔が見える...! それはそうと招待への返事だったわね 吉田氏の店のことや街道整備のことを見てもわかるように 魔王リムルは人間社会を熟知している そんな相手と今後友好的な関係を築くためにも そしてたった数年でその知識と経験を最大限に利用できる環境を得た ここは参加しないと駄目でしょう 他の選択肢など最初からないのよ 他の者にも口を挟ませぬようにいたしましょう ですが彼の国が安全であるという保証がありません 参加するに当たっての人選ですが 皇家所属の調停者達を動かしましょう 魔法士団から何名か貴方が見繕いなさい ではそのように手配いたします 次に会った時、笑顔で話せるだろうか私... 久しぶりに会った女がスイッ親父になっていた このままじゃ駄目だと思うワケ! いーい二人ともよく考えて 楽しみと言ったらゴーレムを作るくらいだし 人も滅多に来ないじゃん? アタシ達はしかるべき場所に引っ越すべきなのよさ!! さすが我等の女王ですわ ...ワレも反対はしませんがご要望を満たす引っ越し先に当てはあるのですか? 素晴らしいお考えかと! 温泉とか美味しいものとか 物珍しい品とかたくさんあって楽しそうな場所 ーってなったらもうさ決まってるじゃん? ...そちらからは以前色よい返事を頂けなかったのですが、 二人の話し合いは佳境を迎え 開国祭の企画は着々と進んでいた 興行に必要な経費をザックリ見積もると 武闘大会に音楽鑑賞会に... なぁミョルマイル君もし良かったらなんだけど この企画が成功したらさ 商業担当部門か広報担当部門 財務総括部門とかでもいいかも まぁ名目は何でもいいんだけど そこの責任者を君に任せたいんだよ なんなら現場にいた方が色々とはかどるだろ 必要なら今すぐにでも家を用意するよ そこまで買ってくださっていたのか リムルの旦那はワシが失敗する可能性などまるで考えておられないようだ まさかこんなに熱烈に勧誘されてしまうとは! 敵いませんな本当に.. このミョルマイル腹を決めました 企画を成功させリムル様の臣下に加わりたいと存じます 大袈裟だなミョルマイル君 なんとかヘッドハントに成功したぞ こちらに居を移すにはいろいろ準備も必要だろう ミョルマイルが来るまでに進められることはこちらでやっておくが 魔都に戻ってこの設計図をゴブキュウに渡してくれ 建設を仕切る棟梁の一人だ 詳しくは俺が帰国してから話すと伝言を リムル様はまだ戻られぬのですか? 大丈夫だってこう見えても魔王だぞ? 俺より心配なのはミョルマイルだ ならば護衛が必要なのでは 変な貴族に絡まれていたし ああいう手合いは逆恨みで何をしでかすかわかったもんじゃない そんなことしたら魔物に対する心証が悪くなっちゃうだろ? 本当無茶はしないでくれよ?ランガちゃん? ファルムスから戻ったゴブタとガビルの態度からして向こうでも何かやらかしたようだし、 ランカ殿のでいいやず陰って某に啓太をはせたというわ! たたたくてもっすよ完全回復業があった ...まぁ、それはいいか ディアブロの報告ではヨウム戴冠の準備もつつがなく進んでるみたいだしな それより警備部門に手が空いている者がいればミョルマイルの護衛を頼みたい リグルに話を伝えておいてくれ ところでリムル様はどちらへ行かれるのですか? 「自由組合ブルムンド支部」 どうしたの?何かあった? いよーっす遊びに来たよんフューズくん いやあついさっきまで平和だったんだが え?マジで?ヤバイじゃん いやぃやいやその魔王は目の前にいるんですよ 突然魔王が現れましてねぇ... さてどうしたもんでしょうね...!? それはお茶とか出した方がいいんじゃない? ケーキとかあったらその魔王も喜ぶと思うけど? ーリムル殿今回はすまなかった 西方聖教会への働きかけが上手くいかず チェキは贅沢品。あっご手に入られた 結局は聖騎士団が動く状況になっちまって... いやぁそれは仕方なかったと思うよあそこも一枚岩ではなかったからな ...?どういうことです? 人魔会談での約束通りフューズは魔国のために西方聖教会との交渉を試みてくれていた その誠意に応えるためにも俺は事の顛末を伝えに来たんだ もちろん神ルミナスの正体は伏せた上でね まさか偉大なる七曜の老師がそんなことを... 色々あったけどヒナタとは和解できたし いや俺は結局お役に立てませんでしたし.. リムル殿と聖人ヒナタの確執は自由組合総帥も気にかけてましたよ ええ西方聖教会との交渉でも随分骨を折ってくれていたので 無事に解決したと伝えておきます じゃあお礼もかねてユウキも招待しようかな ああ実は今日は西方聖教会の件の報告と これを渡すのが目的だったんだ 開国祭...の招待状? そガゼル王やエラルド公爵も招待してるから フューズもぜひとも参加してくれよ はぁ!?待ってください 王候貴族が集まるような行事に俺なんかが参加しても そんなかしこまったもんじゃないって あとこれブルムンド王への招待状ね こいつを届けてくれると助かる 去り際に開国祭にはミリムも来ることを伝えたら 「魔王まで!?」と更に胃が痛そうな顔をしていた もう護衛を寄越してくれたのか リムル陛下の召集に応じ馳せ参じました! ゴブタと狼鬼兵部隊隊長の座を争っていた男だ ミョルマイル君は俺が頼りとする人物なんだ キッチリとそれでいて気づかれないように守ってくれ コイツは確かゴブタが隊長に決まった後 ゴブタの下に就きたくないと副隊長の座を蹴ったんだったか 身体能力測定ではゴブエモンの方が抜きんでていますね ですがこの能力を過信しすぎているせいか 部下や仲間との信頼関係を築けていません それがゴブタを隊長に選抜した理由です リムル陸下のお言葉を胸に お役目を果たす所存です! 護衛ついでに人の動かし方の勉強をするといい ミョルマイル君の人心掌握術は結構お手本になるよ 自分の損得勘定で彼は人を動かすけどけしてそれだけじゃない この任務を全うして何かを学び取れたなら、報告に来い 褒美として俺が使っている打刀をやるから ああただしもっと精進して俺を認めさせたらだぞ? このゴブエモンリムル陸下の期待に応えてみせましょう! さていちばん一番の心配ごとにも対策を講じられたし、 あとは開催日までに間に合うように準備を整えるだけだなな やっぱり自宅は最高だね 棟梁のゴブキュウが捕まるまで少しくつろくか どうしたランガゴブキュウに設計図は渡したのか? はいっかお遣いは難なくこなせたのですが 少々困ったことになっておりまして... この場所はアタシたちが占拠したって言ってるワケ! 俺達がそれを認める事はできねんですって 今リムル様に聞いてみますんで勝手な真似をせず待っていてくださいや ・ゴブキュ!魔都の建築に関わる棟梁のミルドの弟子 だってアタシ達前の棲み処を放棄してこっちに来てるんだよ? そんな可哀想なアタシ達をアンタ追い出そうっての!? んなこと言われてもここは魔王リムル様の領地なんですよ 勝手に他の魔王があんな小屋建てちゃ駄目に決まってるでしょ こんなに可愛い乙女の泣き落としが通じないとか なによアイツよく出来た魔人形? こうなったら武力行使も辞さないわ ややっほー元気だったリムル? とりあえず自分がヤバイ立ち位置にいることは理解しているらしい ラミリス様新しい木材を用意致しました これでテラスを増築しましょう! 何をしているんですかトレイニーさん... ここれほこれはご機嫌麗しく... 前はいつ見てもキリッとしていたのにどうしてこうなったんだ まともなのが君しかいない ベレッタの話を聞いたが まぁおおむね予想通りだ 寂しくて引っ越して来ちゃった で小屋を建てていたらウチの門番に注意され ちょっと!何してるんです!? トレイニーさんが眠らせたと ラミリス様は悪くないのです! いや、ラミリスも悪いし、貴女もすごく悪いですよ? しかし小屋って言うけど ラミィスはともかベレッタには え!?町の中に豪邸を建ててもいいってこと? 今すぐ帰ってもらってもいいんだが? 外見の大きさなんて関係ないもん 開けるとこのようになっております ラミリスの二つ名は〝迷宮妖精〟 アタシのスキル「迷宮創造」で空間なんていくらでも作れちゃうんだから 仮にも魔王の一柱なんだった... ちょっと!顔に出てんですけど! 「仮にも」って思ってない? アタシはギィやミリムと並ぶ最古の魔王なんですけど!! ちょっと入ってもいい? それにしてもこの能力... いや~丁度もう一つくらい目玉イベントが欲しかったんだよな ラミリスちゃんちょっと相談なんだがね しかしこの図面建物の真下に空間がありますな ああ開国祭で武闘大会を開いたら客寄せになると思ってね 直下が空洞では強度が心配です 武闘の際の衝撃で地下まで崩れかねない 確かにじゃあ少しずらすか しかしわざわざ闘技場の地下に空間を作る必要はあるんですかい? ああ広い空間があれば災害時の避難所になるかなと思って あと客層が被りそうなんでな なるべく近くに作りたいんだよ アタシ達はどうなるのでありましょうか? なんだよラミリス今闘技場の地下空間の話をしてるんだけど アタシ達がその計画に関係あるの? こっちはもういつ裁きが下されるのかとドキドキなんですけど!? 蚤の心臓なら領域侵犯なんてするなよ 関係あるさだってそこに一扉を作るんだから 重要なのは〝扉〟そうだろラミリス? 小屋の扉を出入り口にするくらいなら もっと堂々とそれらしい物を用意すればいい やってみたくはないかね? ってことは..ってことは ここに住めるってだけじゃなく 無職の引き籠もりだなんて言われなくなるってこと!? 俺達は冒険者の懐から利益を得る 出た利益の二割がお前の取り分ってことでどうよ うへへ...これでアタシも大金をゲットできるってワケよ もう無職だの貧乏魔王だのと馬鹿にされることもなくなるのね! 良かったですわラミリス様 ベレッタのやつラミリスに振り回されてるように見えるけど こうなることを望んでいたのかもな ゲルド殿が不在の今この規模の建築物となると まず地下空間を掘るのが大仕事だ 喰らいつくせ暴食之王! 悪いな獣王国避難民のキャンプ地だったのに 迷宮には俺らの場所も確保してくれるんだろう? そうですこれ以上望んだらカリオン様に顔向けできませんよ それより開国祭の準備だろ? オレ達に手伝えることがあったら言ってくれ 工事は着々と進んでいく 工事は着々と進んでいく ゲルドが不在の工事に不安もあったが これならなんとか開国祭には間に合いそうだ まず闘技場の地下空間が迷宮への入場受付だな 「迷宮創造」では地下何階まで作製できるんだ? 限界はないけど現実的には百階層かな っていうかさ冒険者がターゲットってことは 魔物退治できるダンジョンにするって訳でしょ? アタシの迷宮には魔物どころか虫すらいないよ? むしろ冒険者が魔物に殺されてしまった場合が問題だな スリリングな難易度にはしたいが事故は避けないと 迷宮の中で死んでも外出たら復活できるし ホラアタシ達って悪戯好きじゃん? 人が驚く様を見て楽しみたいだけで本当に死なれたら寝覚めが悪いワケ ええと...冒険者が魔物にやられても罠に嵌まって残念なことになっても? 迷宮の外に放りだしたら何事もなかったように生き返るよ! マジか...コイッ思ったより魔王じゃん... まぁつまり加減しなくていいってことだな よしじゃあ思いついたこと全部盛り込もう こうして加減を忘れた俺達はノリノリで案を出し合った 当然のように行ってはならない方向に突き進み 当てにも声をかけないとな 進化型地下迷宮の構想ができ上がってしまったのだ もうこのヒトのりりしい表情が言いられない... 突然魔国連邦に引っ越してきたラミリス一行は 住まいを得る代わりにその能力を活かした地下迷宮を創ることになった それは地下百階層まである大迷宮 しかし各所に配置された宝箱には 希少級や特質級の武具や魔道具が盛りだくさん 腕に覚えのある冒険者達のプライドと射率心を刺激する 迷宮探索型エンターテインメント 迷宮探索型エンターテインメント 君はさんぶるドラゴンに立ち向かえるか!? ゆくゆくはこの町の名物となるレジャー施設にするのが目標だ 元ゲーム好きとしてこれはたまらんね ねぇリムルこの調子ならあと数日で目標の百階層までできるよ? 冒険者を迎え撃つ魔物はどうするのさ? 当てがあるって言ってたよね ああこれから交渉してくるよ それより各階に換気口つけるの忘れないでくれよ? 空気なんて魔法でどうにでもなるけど... まぁいいわじゃ当ての方はよろしくね そう...というわけで、 俺のテリトリーで我が物顔でくつろぐおっさん改め ビジョンの実現に欠かせない 最重要人物を勧誘しよう ちょっと頼みがあるんだけど なんだ我は忙しいのだが? 威厳があってカッコいいから適役だと思ったんだが 貴様の頼みなら仕方ない さすがチョロゴンの異名を持つヴェルドラさん 「歓迎するぞムシケラ共!」 「クアハハハよくぞ来た!」 ああぶあっぶなあ... リムルが守ってくれなかったらアタシ衝撃波で消し飛んでたガも... そういえば、それでも、 妖気を解放するのにその口上は必要なのかよ ボスっぽいセリフも言えて大満足だが これは外で解放してたらちょっぴり大変だったやも知れぬな! してたら地上はディストピアだよ これからはため込む前に、ここで妖気を放出してくれよ。 ちなみに迷宮の最下層である地下百階にヴェルドラを連れてきたのには ガス抜き以外にも二つの理由がある 一つは半ニートのコイツに迷宮の王としての仕事を与えること 迷宮内を魔素で満たすことだ かつて封印の洞窟には多くの魔物がいた あれらは元から棲んでいたわけではなく 封印されたヴェルドラから漏れ出た魔素から生まれた魔物たちだ 最深部で発生した魔素は上階にいくにつれて、だんだん薄くなっていくから 魔素を行き渡らせるための換気口ってワケね 必然的に下層と上層で魔物の強さに段階的な差が生まれる しかしむき出しでは迷宮の雰囲気を損ないかねません 幻術か何かでカムフラージュした方がいいかもしれませんね 闘技場の建設は順調か? はいゴブキュウ殿の指示の下驚くほどの速さで進んでおります ワレも手伝っている最中ですがご挨拶のため中座させて頂きました 律儀だなぁ俺に挨拶なんていいのに そうはいきませんこの身体の製作者はリムル様ですから コレやっとかなきゃと思ってたんだ なになに?何したのさリムル!? 真の主の座を移したこれでお前の主は正真正銘ラミリスただ一人だ ベレッタちゃんがアタシの本当の配下に...? 感謝いたしますリムル様 もしも何かご用命がございましたら何時でもお申しつけください ラミリス様の意に反しない限り必ず応じます まんまとあの時の思惑通りに動かされてしまったな ラミリス様ごと魔国連邦への移住が叶えばリムル様のお役にも立つ事ができるのではないが、 あの笑顔が見れたならそれも悪くない それでは次の段階に進もう 百階層もあると迷路を考えるのも大変だな 配置する罠の種類も豊富だしね 毒矢毒沼回転床に落とし穴に疑似宝箱 魔物部屋_密室部屋暗闇階層低天井階層: うーむリムルは嫌がらせを考えるのが得意だな... しかしラミリスよ貴様の能力でこれらを全て再現できるのか? 大丈夫だよ師匠!迷宮内だったら結構なんでも揃うんだ!! 物地形効果層〟ってのはちょっと無理だよリムル ほんのっ!ありがとうばーめげん! 例えば階層に噴火してる火山を設置するみたいな事でしょ? 〝迷宮創造〟が有能すぎて何でもできる気になっていた 無理無理さすがにそんなエネルギーは維持できないよ スマンなラミリス無茶を言って どこかに生息している火竜や氷竜を捕獲して連れてくればいいのだ なんならワタシが捕まえてこようか? そういえば、そういえば、 ...ここはまだお披露目もしていない地下迷宮の最下層だぞ? 一体どうやって入ってきたんだよ フフン何やら面白そうなことをしておる気がしてな ワタシを除け者にするとはいい度胸ではないか クハハハそれは仕方あるまい!! まだまだ子供の貴様では人人である我々の禁高な仕事が理解できぬだろうからな 師匠の言う通りよこりム! 邪魔をせず大人しくしておるがいい アタシたちはここで働いているんだから暇なアンタはさっさと帰るがいいのよさ!! ここで働いているだと? そうだよ?今は住んでるとこも魔国連邦だし ワタシもここで暮らしたいのだ!! へへーんだ!アタシは働いて役に立ってるからね アンタみたいに迷惑をかけるだけの客人じゃないってワケ フフン悔しかったら働けばいいのよさ! 最近働き始めたばかりのくせに言うことだけは一丁前なのだな! やってないヤツより偉いですー アンタ働いてないじゃん! ワタシだって最近は領地の勉強を頑張っているのだ 大きな差があるんです!! 喧嘩している人にはオヤツはなしです! ウチで最も働き者な彼女には魔王と言えど口をつくむしかない 町で飾り付けしてるシオンに聞いたぞ? 祭りの準備中なのだろう? マブダチに一声かけてくれても良いではないか メインゲストは準備が整ってから迎えに行くつもりだったんだよ 手紙を無視していた訳ではなかったのだな!? 竜を祀る民に料理を教えてやって欲しいんだろ? ご馳走も準備してるからさ オヤツも食べたしそろそろ仕事に戻ろうではないが ミリムも邪魔をしないというのなら、一緒に楽しめばいい 師匠がそう言っなら... 邪魔などしないしワタシにも仕事を寄越すがいい! じゃあミリムも参加ってことで でもちゃんとカリオンさんかフレイさんに言ってきたんだろうな? 決して勉強が嫌で逃げてきた訳ではないのだぞ! なるほど勉強が嫌で逃げてきたのか 仕方ない勉強途中だったのは知らなかった事にしよう よし!怒られるのはお前だからその話は置いといて うっ!?やはり怒られるのか...? さっき捕獲してくるとか言ってたけどそんなことできるのか? 「カブトムシ捕ってくる!」くらいのノリだ ドラゴンは縄張りを自分好みの環境に作り変える習性があるのだ 材料の魔素が存分にあれば“地形効果層”とやらも実現可能だろう 言われてみればヴェルドラも自分が快適に過ごせるように巣作りしてるもんな なんだリムルよルミナスではあるまいしお前まで我をトカゲ扱いするのか? まぁ似たようなもんなんじゃないの? 竜種は我を含めこの世に四体しか存在せん それに対しドラゴンの起源は精霊竜 最強の竜種たる星王竜ヴェルダナーヴァがかつて娘であるミリムに与えたペットだが そやつが死んで混沌竜となった際 世界に竜の因子がぱら撒かれたのだ 以来魔素溜まりから生まれる魔物の中には下位龍族も含まれるようになった 以前エレンが話してくれたサリオンに伝わるお伽噺だな 竜種に似た姿をしているから。ドラゴン»と呼称されるが 奴らは本質的には恐竜に近い ようは巨大なトカゲだな なるほどルミナスのトカゲ呼びは、そういう意味だったのか 精霊竜の因子が色濃くでた竜は属性を持つ上位龍族だぞ つまり彼らを迷宮の特定の階層で放し飼いにすると 到達した者を概笑う凶悪な地震。竜の怒りを知れ! 天空より降り注ぐ雷の脅威突破できるかは君の運『...こかかっている 立ち止まればそれ即ち死君は耐寒装備で耐えられるのか!? ここが最後の期間は確実に言われる前には、 我の前に雑魚を並べるか 偽物を見て油断したところで我の出番という訳だな ヴェルドラの役は美味しすぎるのだ ワタシもラスボスとやらをやってみたいぞ! お前の協力があってこそこの最後の罠が完成するんだぞ 強くてかっこいい竜を捕まえてきてよね! こうしてミリムは竜を捕獲しに旅立った 国でフレイさんやカリオンさんが困っていないか心配だ さて俺も自分にできることをしよう この倉庫にしまってるのは癖が強い武具だべ 誰でも簡単には扱えねえだが... ああそれくらいがちょうどいいよ 迷宮に設置する宝箱に収める品だしな クロベエは俺の魔王への進化の際に祝福としてユニークスキル「神職人」を獲得していた 今やクロベエが手がけた武具の品質は特質級に達することも珍しくない おっとそうだべ忘れる前に渡しておかねぇと 他のモンが間違って持ってかねぇようにここに置いてたんだ!? そういうことで、そういえば、 へいオラの最高傑作だで だどもそれで完成っちゅうワケではないだ リムル様の魔力と馴染む事でより成長:進化するだよ 見事だよクロベエちゃん これまでの刀はゴブエモンにやるつもりだしな 丁度いいタイミングだった お気遣いありがとう存じますリムル様 長鼻族との交渉はどうだった? ええ無事に成立しましたよ 魔導王朝サリオンと結ぶ街道の建設許可をもらうため ベニマルには俺の代わりにクシャ山脈に住まう長鼻族の下へと出向いてもらっていた 長鼻族は天使族と山狼族の混血なのだそうで、 否。混血ではなく、山狼族の身体に天使族が受肉を果たした種族です。 ...ええとだそうです 長鼻族としてもリムル様に一度挨拶したいとのことで 「長鼻」という宇面から長い鼻を想像するが実際はそうでもなく 〝超常の嗅覚を持つ者〟の暗喩として〝長鼻族〟と呼ばれているのだとか 謁見式には長老のご息女がいらっしゃるそうです トラブルがなくて良かったよ 報告では気位の高い種族だと聞いていたからさ なにか問題でもあったのか? いやそういう訳ではないのですが... 実は個人的に面倒なことになりまして... 私は長鼻族の長老の娘紅葉という 長老は病床故に話は私が聞くわ 魔王リムルはこの地の支配でも企んだか? そのようなつもりはない 魔導王朝サリオンとの街道をつなけるため 俺達が望むのはクシャ山脈の通行許可だ ふん、領土的野心はないというのね 通行くらいなら勝手にすればいいけど用件はそれだけ? 可能ならこの山にトンネルを掘る許可を頂きたい 山に孔を掘って山向こうと道を繋ぐものだ ああだが今回必要とされるルートにはトンネルは必要ない 今後の計画に備えて可能かどうか質問したまでだ 私たちの御山を軽く見られては黙っている訳にはいかないわよ トンネルの計画は無理強いするつもりなどなく 我等に干渉せぬならば好きにすればいいと思っていた たとえ交渉の場に似つかわしくない者を寄越して来ようとね 獣臭い蛇は黙っていて、もらえるかしら ...交渉相手に随分な口の利き方だこと 私に状態異常なんて通用しないわ 三獣士といっても大した事はないのね ...舐めないで欲しいわね そういうことですから、そんなことがありませんが、 交渉相手だと思い手加減してあげたけど、 その必要はないのかしら? 手加減?それはこちらのセリフだわ 使者を殺さぬように精一杯気を付けているのよ? 俺の言葉で不快にさせた事は詫びよう だが連れを殺されてはかなわん ベニマル様!?私が負けるとでも...っ ああ俺が止めなければお前は死んでいた う嘘よ!私はちゃんと手加減して その者の見立ては正しい カみすぎて危うく相手を真っ二つにしよるところだったわ 礼儀を知らぬ娘ですまなんだ 改めて儂が自ら話を聞こう 久しぶりの本編の出番を アルビスさんとモミジとやらの小競り合いの後 結局長鼻族の長老ご本人の登場か しかし病床の身ってことで娘が代わりに出てきてたんだろ? 体調は大丈夫だったのか? 俺もそう思い話し合いの延長は国辞するつもりだったんですが... そういうことで、そういえば、... そういうことで、... 一般的にも一長集まり興味なのかと 本当は病ではなくたんに寿命が近いのじゃ 長鼻族の長といえば、子供の頃 修行の合間にハクロウから聞かされた 武勇に優れ山の神と称される程の魔素量を誇る達人だと しかし今のカエデ殿は... モミジ殿の出産に加えて名付けまで行った事で 生命力の大半を消耗したのだろう 何度も名付けしてビンビンしてるのが異常なんだ ベニマル殿...といったな そなた元は大鬼族であろう 大鬼族の里には儂も縁がある いやそれは我等の問題だ 豚頭族襲撃の際は駆けつけることができずすまなく思っていた 助力を得られなかったからと言って責めるのはお門違い それに既に考え得る最良の形で決着した お気遣いはありがたいですが ...失礼だが大鬼族の里との縁とは? 先ほどモミジの扇を弾いたそなたの剣技見事であったぞ あれは大鬼族の里に伝わる剣 僕も職流を学んだのじゃ我が師 ハクロウの祖父荒木白夜が開いた流派だ 朧流を修めたハクロウに師事する者はその流れを汲んでいる。 儂は己が剣を極めるべく武者修行と称して世界を巡っていた そんな時人間だというのにとんでもない剣を振るう者に出会ってな 矢も楯もたまらず教えを乞うたのじゃ それが荒木白夜だったと...? うむお師様だけでも衝撃だというに 儂にとって兄弟子に当たるその男がまた恐ろしいほどの使い手でな 技量で言えば儂の腕ではついぞ剣鬼殿に及ばなんだ 儂は何度も剣鬼殿に挑んだ 爺め、山の神の話は、聞いていたが 同門だというのは初耳だ お師様が寿命で亡くなってからも その剣の腕前に追いつきたくて何度も同度も いつしか儂は剣の腕前だけでなくそれを振るう本人にも惚れ込んでしまってな 里を発とうというその前に 大きな楓の木の下で想いを伝えたのじゃ たちまちのうちにこの子を孕んでおった 剣鬼殿はモミジがいることを知らぬがな えちょっと待ってそれってつまりハクロウの... ええ俺も全く同じ反応をしました 長鼻族の長老の娘モミジ殿は そうか剣鬼殿は今名を得たのだな ええ...リムル様に名を賜り今も元気に弟子達を締め上げてますよ 俺も子供の時分から随分、絞られました。 婆ちつけ落ちつけ... そうか、そうが...フフフ ハクロウ殿が育てた立派な男が儂の娘の婿になるのじゃから さてベニマル殿随分と回り道をしてしまったが 通行許可に街道工事そして御山にトンネル...だったか その上で我等長鼻族も魔王リムルに従属してもいいと考えておる そなたが儂の娘の伴侶となる事が条件じゃ で?で?どう答えたんだよ? 面白がっていませんかリムル様 持ち帰って検討することにしましたよ 確かにモミジさんの気持ちだって無視した提案だしな もともとトンネルの件以外は問題なく許可されてましたしね それに俺の一存で決められる事でもないでしょう 政略結婚なんて普通は嫌だよなぁ いや...それが何故かその気になってて: そういうことなら仕方なくじゃなくて ちゃんと私を好きになってもらいたいわ!! とりあえず俺はまずハクロウを問い詰めたいですよ 無責任にもほどがある... もうじきファルムスから戻るはずだから追及しよう この日は朝まで愚痴を聞いた 今回の経験は侍大将をして相当肝を冷やしめたらしい おれ...あいやよ余は ファルムス王国最後の国王エドワルドよりその座を譲り受けた 俺は国の在り方の正解なんてわからねぇ だから、これからこの国は歴史に胡坐をかかず一から皆で造っていくんだ 脅威を乗り越えて生まれ変わった国として これを忘れぬため国の名を"ファルメナス〟と改める 俺の名はヨウム・ファルメナス この新興国ファルメナスの初代国王だ! ふぅむ...打ち合わせとだいぶ違うようじゃが これでいいのですよどうせ複雑な文言など覚えられないでしょう 頭が真っ白になったお陰で自分の言葉で語れたようですね なるほどのう災いを招いた先王と同じ調子で演説しても国民には響かんか 望まれているのは・英雄ヨウム”の言葉ですから “脅威〟を名に取り入れるとは肝が据わっている さて私もそろそろリムル様のお側に帰りたいので 後のことは頼みましたよラーゼン 彼が王ならばファルメナスは図太く繁栄するでしょうね リムル様遅くなりました 今日よりお世話になりますぞ こちらが皆様の新居です ちょっ...と、雲華過ぎません...? 部屋数多いから護衛とかメイドさんも一緒に住めるよ うううむこれはご期待に添えるよう張り切らないとなりませんな リムル様が「ワシの護衛にと寄越してぐださったのでしょう? ゴブエモンその腕はどうしたんだ? リムル様申し訳御座いやせん! 俺としたことがドジッちまいやして... ミョルマイルによるとブルムンド王国を発ってから何度もゴロツキが襲ってきたらしい その都度助けに入る何者か(ゴブエモン)のお陰で切り抜けられていたが 面目を潰されたカザック予爵の差し金だろう 何度目かの襲撃を受け、 ミョルマイルの護衛達だけでは到底捌ききれず 全員が死を覚悟したその時 助かったぜ...アイツは強敵だ 俺とアンタで挟み撃ちに お...おいッアンタまさか!! ...お互い瀕死じゃねぇか 相手ももう碌に動けそうにねえが バジリスクにトドメを刺すぞ!! ワシ等は皆ゴブエモン殿に助けられました 腕を再生させるため完全回復薬を使えと言うとるんですが ...これはこのままにしときてぇんです ですが彼自身は納得していないようでして... それも頑なに拒否するんです 自分への戒めのために... バジリスクに手こずったせいで犯人を取り逃がしちまいました せっかく直々に頂いた任務を あまつさえ護衛対象に助けられるなんて お前はミョルマイル達の命を守ったんだ ただあた改めてもらうべきところはある それは仲間に頼ろうとしなかったところだ しかしあの者達は護衛対象で... 彼らはミョルマイルの護衛だろ?あの場で共闘すべき仲間だよ お前は優秀だし荒事はなんでも一人でこなしたがるみたいだが それは護衛対象の身を危険に晒してまで優先すべき信念じゃないってのはわかるよな? まぁまぁ結果みんな助かったんです 良ければ食客としてしばらくウチにいてはどうかね? ウチの護衛達も鍛えてやってくれるとありがたいんだがね おお!いいんですかい旦那! アンタに助けられてばかりで自分が情けなかったんだ これから厳しく頼むぜ兄貴! でですが...俺は任務を:: 片腕でバジリスクと対峙した時 それとも片腕だけで戦う手段か 心の中にあったのは確実に護衛対象を守る方法か この刀をお前の心を映し出す鏡として毎晩自分に問いかけてみるといい 結局さどんなに優秀でも一人じゃ限界があるんだよ お前がより一層成長することを期待してるよ ...お世話になりますミョルマイルさん 頼もしい御仁ですなミョルマイル殿は 人を使うのが上手い男だからな 彼の下でならゴブエモンも学べるだろう しかし使役された魔物に襲撃されたなんて 開国祭を前に看過できない話だ カザック予爵め小癪なことをしてくるじゃないか 街道の警備体制を強化してくれリグルド はリグルに命じておきます リムル様お急ぎください もう皆さん集まってきてますよ わかってるよちょっと待ってくれ 祭りを前にジュラの大森林に住まう魔物の代表者達が俺に挨拶にやって来る イングラシアで喫茶店を営む異世界人 その腕前に惚れ込んで何度スカウトしても おまけ「吉田、薫スカウト大作戦」 俺はここに店を構えるまでに色んな人の世話になった 彼の作るケーキは材料が満足に揃わないこの世界においてもまさしく絶品だ 質のいい製菓材料を融通してくれる旦那にゃ感謝してるがイングラシアを離れる訳にはいかないな 最終手段をとることにした そこを何とかお願いいたします あお見えておいなとこあるんです お俺に色仕掛けは通じねーぞ どうしてもって言うなら では厨房をお借りしますね 俺を納得させるだけの腕を見せてみやがれ こちらを美味しいと認めてくださったなら テンペストでの出店を前向きにお考え頂けるのですよね? 大した自信だがこと料理の審査において俺は手心を加えるつもりはないぞ ちょちょっと待ってくれ旦那!! ありがとうございます。吉田様 あれあれぇ?二言はないんじゃなかったっけ? っむ仕方ねーな!特別だぜ? まんざらでもないじゃん こうしてテンペストで最高のスイーツ店の出店は即落ちで決まったのだった ヴェルドラを働かせることに成功した はたらかな。いつものような 冒険者を迎え撃つ戦場としては百点満点だが 旅作・代謝先をもぉラクター原案:「みっぱー先生 漫画もソファーも素敵な調度品も無いではないか せっかくやる気を出してくれたんだ 連載代わりおめでとうー!! 原口大樹さん神谷将さん原田様さん上記記者さんの ボスの間に隣接する形で私室を造ってやろう それだこれだぞリムルよ! 原作者・伏瀬がどうしても描きたかった、魔王・クレーマンの新たな物語。 新たなスキルを手にしクレイマンのリベンジが今始まる ワルプルギスに響き渡った断末魔の叫びー一道化の夢は一度は尽きたかと思われた。しかし運命のイタズラか、世界の選択か、クレイマン劇場は再び幕を上げる。新たなスキルを手に入れ、新たな人生を歩むクレイマンは、破滅の未来を回逆できるのか? ふーせ原作:伏瀬漫画:カジカ航キャラクター原案:みっつばーわたる 原作:伏瀬漫画:中谷チカキャラクター原案:みっつばー 傷ついたゴブリン>戦士が、リムルから名前と共に与えられた使命それは「皆をお腹いいっぱいにして幸せにするにと!?戦場から厨房に舞台を移し、新米料理人・ペコの新たな挑戦が始まる...!! 月刊少年シリウスにて大好評連載中!! 『転スラ』初の版権イラスト集!!大好評発売中!! わーいーいいよ、異世界でドル治癒士になる!? 回だけど、はいはい!! 家事の能の上、大きめの猫...いいですからねーあの娘さんのお そんなことだけど...今日も愛 大好評発売中!!信津寺沢猫のお姉ちゃんと こっそり鍛えて世界最強 伏瀬―――川上素樹じゃあウクターみっつばー 転生したらラニノスライムだった件 満店で見当たらない場所は注文してください。 家書店で見当たらない場合は注文してください。 華絢爛!ジャスに登場ですわよ 魔女メイドは女王の秘密を 原作海月崎まつり漫画・新城 話が違うと言われても、今更もう知りませんよ 原作:抽子れもん漫画「山いも三大郎 的破棄された公爵令嬢は ありがとうございます。前七王子に溺愛される〜 原作鬱沢色素漫画鏡ユーマまた、ラクター原案展馬大助 日日のなぜか二人の話があり、訳ありのだされて 漫画イタガキコマリ原作ー分咲 キャラクタ一原案:笹原亜美 王大子様私今度こそあなたに本文されたくないんです。一聖女に嵌められた貧乏令嬢二度目は串刺し回避します!? 漫画におしばなお原作:岡達英業キャラクター原案:先崎真琴 手だけの秘密で歪な関係 ...環境問題に理由は...アイスクリームカノンコ〜っ!!マグドジンハオフラリ「マンジャンプーにて ...風紀委員と何度もっけが お昼のお世話は声だらけに秘密の同居ラブコメ! 晴れてカップリになりました!! 東京の僕・血・ンいまは、 マガジン公式アプリマガポケ」にて 月刊少年シリウスにては あなたは、この本を読んで、どんな感想をおもちになりましたか。編集部では、皆様からのご意見ご感想をお待ちしておりますので下記にどしどしお送りください。 発行者交伝証発行者発行所 本書のコピー、スキャン、デジタル化等の無断複製は著作権法上での例外を除き禁じられています。本書を代行業 それにしてもスピンオフが豊富であるな んだな物語を補強したり、別の役面から描いたり、 社畜になったりちびっ子になったり宮耕作になったり クレイマンなんて当時は憎い敵だったはずだべ? スピンオフで本人の素の姿が見れると、印象が変わるだよ さから、描きおろし。からか先生、本当はどうしても、 確かに今ではちょっとにくめないヤッなのである スピンオフできゃっないっ... お前ら普段から割と素だろ 続生したらスライムだった件の この人類川上泰棍...えーっと、あっつは でも、それではないでしょうか。でもいいのですが、これからはありませんが、それでもいいですが、これまではないかもしれませんでしたが、 それにしてもスピンオフが豊富であるな ウィ転生したらスプイムちた件の クレイマンなんて当時は憎い敵だったはずだべ? スピンオフであんのあのぞが見れると印象が変わるだよ んだな出話を補強したり別の役面から追いたり、社畜になったりちびっ子になったり島莉作になったり スピンオフで素子かぁ... 確かに今ではちょっとにくめないヤッなのである お前ら普段から割と来だろ 家この物語はフイクションです。実在の人物・団体・出来事などとは 淡収録されていいる表現は、作品の執筆年代・執筆された状況を考慮しコミックス発売当時のまま掲載しています 転生したらスライムだった件 有原作その原作その他発行者