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Instructions:
とんがゾ帽子。
どんかリ帽子。
ATBLIRROPWITCHAAT
白浜鴎
KAMOMESHIRAHAMA
MORNINGKC
とんかがリ帽子。
そんがリ帽子。
日近は
KAMOMESHIRAHAMA
...
ColriNis
・25m・037
第26話・067
**087
第27話
第28話★121
第29話◆155
ATBLIEROFWITCHHAT
KAMOME
SHIRAHAMA
第24話
--zmanga.net
足場が
悪いね...
視界も
暗い..
でもそれは
魔法使いにとって
ハンデには
なり得ない
魔法使いは
結託の日以来
人の争いや戦に
加担することも
禁じられている
何故だか
わかるかい?
僕らが
戦わない
理由はね
戦いに...
ならないから
だよ
あんな
大きな魔法を
一瞬で..
キーフリー
先生
すごい...!
でも
あの手...
利き手で
ペンを握る
力が入らないから
腕全体を
村にしてるんだ
あんな状態で
一人で戦うの
無茶だよね
ココ!
テティア達も
何か...
ココ?
ごめ...
ごめんね
さっきから
ふるえが
止まらなくて
あの人達
見てたら
お...お母さん
のこと
思い出し
ちゃって...
わたし
それで...
...そっか
人を金細工に
変えてしまう
肉体変化の
禁止魔法は
人を石に
変えてしまう
魔法と似た系統の
ものだから...
テティア
怖くて
忘れちゃう
とこだった
魔法使いが
すべきこと
人を...
ありがと
ココ!
!
テティアが
いちばん
大事にしたい
こと!
魔法使いへの
恨みをはらすのは
諦めてくれない
かな...っ
君達を
傷つけたいわけ
じゃないんだ!
次から
次へと...
まずいな
このまま
長引く
ようだと...
諦める
だと?
あの日から続く
永却の憎しみを
忘れるなど
有り得ない
金の身体が
朽ちぬように
金の怒りも
朽ちぬもの
この苦しみは
苦しむ者にしか
理解るまい
ならば
貴様も苦しめ
歴法使い!
何だ...?
砂でできた
花...?
この
魔法は...
でも
じっとして
られなかったの
ごめんね
先生勝手な
ことして
テティア達も
見習いだけど
魔法使いだから!
増えた
増えたぞ
憎き魔法使いが
もう一人...
どうして
鏡外套を
脱いだり
したんだ...!
着たままなら
フデムシの姿に
見えるから
安全だった!
テティア
...!
君たちだけでも
逃がすつもり
だったのに...
だけど
あのままじゃ
お話しできない
し..
ほう
貴様我らと
話がしたいと?
無謀だな
できると
思うてか?
魔法使いの
幼子よ
...できる
はずです
ロモノーンの
人達も
「人」だから
テティア達
一番最初に
教わるんです
過去の
魔法使いが
してきたこと
酷いこと
恐ろしいこと
悲しい歴史...
二度とそんな時代を
繰り返さないために
みんなが気をつけ
られるように...
テティアの
好きな魔法は
ありがとうが
生まれる
魔法です
人が
人を笑顔に
するための
魔法
目の前に
困って苦しんでて
助けが必要な
「人」がいたら
力になって
あげられる
魔法...
テティア達は
そんな魔法使いに
なるための
学びの道の
途中なんです
だから...
どうか
お願い
します
先生を放して
ここを通して..
ください
テティア...
真実が
どうかは
疑わしい
彼は病を
抱えていた
病人は皆
彫像にされた
魔法は
我らを
救わなかった
彼女は
老いた
杖をついた者は
浮き彫り細工に
された
彼らは
貧しかった
彼らは
他国の生まれ
だった
醜い者
弱き者
果ては
暴謄に
異を唱えた
者選まで...
.....
我らは
幾千年もの間
忘れられた
地の底で
この怒りを
抱えてきた
のだ
魔法使いの
幼子よ
真に世が
変わったと
いうのであれば
我らの問いに
答えてみせよ
問い...?
外の世界に
満ちるもの
あまねく全てが
求めるもの
ここでは誰しもが
持たぬもの
我らに与えられぬ
ものは何だ?
な
なぞなぞ
...?
それは...
黙っていろ
聞いに答える
のは幼子だ
それは
私達も持って
いるもの?
然り
人間だけ?
魔法で
あげられるもの
なんですか?
否
そもそも
魔法で奪われた
ものだ
もし
答えを間違え
たら...?
魔法使いが
受けるべき刑を
受けよ
お前達も
あの者も
アライラ
さん!
アライラ
さん..
大変っ
...!
!!
近づいては
ならぬ
まずは
問いに
答えるのだ
ココ!
意識が
ないみたい
無事だと
いいけど...
アガットたちは
いないみたい
問題を
解かなきゃ
ココ
一緒に
考えよう
...うん
いろいろ
考えたけど
わからないや..
答えが
思いつかない
んじゃない
...たくさん
ありすぎるの
ここには
太陽の光も
美味しいご飯も
暖かい寝床も
何もない...
その中で
答えをひとつ
選ぶとしたら...
言葉の殻の
中心にある
おおもとの
望みを
探ってごらん
魔法に大切なことは
技術とアイデアと
あともう一つある
目的だ
何を望むか
何がしたいか...
魔法使いに何を
して欲しいのか
!
そこさえ
見定めれば
おのずと答えも
見えてくる
魔法使いに
望むこと..
私...
答えてみる
どんなに
求めても
与えられず
ココ...?
ここでは
誰も持てない
もの
魔法で奪われた
大切なもの
答えは
「安らぎ」...
ですか?
金にされた
肉体は
ずっと朽ちる
ことがない
眠ることも
安らぐことも
できないまま
ずっと
苦しみと
一緒のまま...
私の
お母さんの
ように...
ごめんなさい
眠らせる魔法は
禁止だから
知らないの
でも
代わりに
これを...
オル先生の
くれた魔法器
ほっか石って
いうんです
お守りって感じの
魔法だから
効果があるか
わからないけど
よい眠りが
訪れますようにって
いたわりの心が
詰まってる
優しい魔法
なんです
だから...
あたた
かい
だが
小さい...
これでは
足りぬ
もっと...
えーっと
ごめんな
さい!!
でも
大きくしたら
矢のバランスとか
変わっちゃうし
それに...
?
何ですか
あれ..
あれは..
増幅の
魔法鏡だ
ああ...
あたた
かい...
陣の効果を
拡大する
古い時代の
戦魔法...
ずっと
眠かった
寒かっ
た
苦し
かった
やっと
休めるの
か...
やっと
身体が
溶けてる...!
オルーギオの
魔法は
肌に触れても
火傷しないよう
繊細な均衝で
調整されている...
そ...
そんなの
ダメです!
ココ!
増幅鏡で
乱暴に陣を
引き延ばした
だけでは
その
温度は...
図書の塔を
目指すのも
待って
ください!
待って!
反転魔法を
試すのも
全部全部
これからなのに
助けられる
かもしれない
それ
なのに
お願い..
行かない
で...!
先生!?
ダメだ
それ以上
近付いたら
君まで危ない
でも...!
とう
ありがとう
ココ...
ありがとう
風法使い...
なんで...
なんでお礼
なんて...
助けられ
なかったのに
どうして...?
テティアも
わかんない
わかんない
けど...
でも
?
あんな
悲しい
ありがとう
もう誰にも
言って欲しく
ないや
うん...
私も...
2016年11月14日、とに
アライラ..
アライラ!
ん...
キーフリー?
気が
ついたかい
ケガは
ないかい?
何が
あったんだ...
おっと
と
ケガは
お前の方が
酷そうだな
さら
アガット
達は...?
ほかの子
達は...
まだ会えて
なくて
早く見つけて
ここから
逃げないと
「つばあり帽」
が襲って
きたんだ
アタシは
そいつに
捕まった..
むちゃくちゃに
暴れて
抵抗したら
あいつ
ここに落として
いった
魔法陣の
刺青だよ
何も刻まれ
なかったのは
不幸中の
幸いだが
刻む...
って
身体に
魔墨が
染み込んだ
者は
もう二度と
元には戻れ
ない
...
第2話◆おわり
とんがリ帽子。アトリーに
ATELIEROPWITCHAAT
第25話
ユイニィ...
あっ
...っ!
あんなに
傷だらけに
なってまで
道から
外れて
暗い方へ...
鱗を一つ
拾っておいて
よかった
魔針球なら
暗闇でも
見失わずに
すむわ
ユイニィが
助けてくれな
かったら
ああなって
いたのは私...
だから私が
助けなきゃ
でも彫られて
しまった刺青は
消えない
どうすれば
助けられる?
どう
すれば...
禁止魔法が
失われたのは
つくづく残念で
なりませんねえ
ンン...
できればこのまま
観察していたい
ところですが
!!
そちらの
方向は
違いますよ
こっち
こっち
私の研究は
あとあと
例の娘の
ところへ
行かないと
......
我々の計画は
思ったより早く
進みそうですよ
計画って何?
なぜ「つばあり帽」は
そこまでココに
こだわるの?
計画...?
何の
変哲もない
普通の子
じゃない
私達と
同じ..
.....
考えるのは
あとよ
アガット
まずは
ユイニィを
取り戻さなきゃ
今の
リチェ
じゃ
ユイニィの
助けには
なれないん
だって!
...
わかってる
から
くやしい
わかってる
自分に足りない
ものくらい
でも
それでいいと
思ってた
だって
ずっと
怖かった
押しつけ
られたものに
押し流されて
自分が
消えて
しまうのが
4年前
すみません...
この子昔から
頑固な性格で
兄のリリフィンに
ついていくと
言って聞かない
ものですから
リリフィンは
とても優秀な
弟子です
彼の妹なら
大歓迎です
よ
ご安心ください
必ずや
世の役に立つ
立派な
魔法使いにして
みせましょう
?
リリ兄?
また
お前か
リチェリット!!
何故課題と
違うものを
描いていたのだ
課題はビンを
割れないように
する魔法でしょ
リチェの
やり方でも割れな
かったもん...
毎日
先生の魔法
描き写すだけ...
きれいじゃ
ないし
つまんない...
我々は!!
世界のため
人々のために
魔法を
学んで
いるのだぞ!
決して
お前が
面白がる
ためではない!!
拾うな
そのまま
描け
すべて
描き写すまで
机に戻るな
......
それで
いい
大人を敬い
素直に教えられた
ことをやりなさい
リリフィンは
素直だったぞ
なあ
リリフィン?
.....
返事!
リリ兄...
はいはい
先生..
他の者は
食事の準備!
お前は私と
来なさい
リリフィン
はい
先生!
大丈夫
だよ
リリ兄
小さく早く
すみっこに
こっそり描いたら
先生にもバレない
ですね
ワンションの
リチェの魔法は
リチェのまま
だからね
リチェリットは
リリ兄を救う
天才ですね
描きたい
魔法は
こっそり早く
誰にも
バレないくらいに
小さく細かく
こうして
いれば
リチェは消えない
でも
試験では...
よいな?
リチェリット
他の門弟と
同じように
私の
教えた通りに
やれば良いのだ
返事は?
......
はい先生
キラキラの
橋をかけたら
どうだろう?
石のリボンで
はしごを
つくったら?
だけど
それは
大人の思う
正解じゃない
試験では
リチェは
リチェのままじゃ
ダメなんだ
リチェの
ままじゃ...
大人の
言う通りに
したら自分が
消えちゃう
自分を
守ったら
肝心な時に
役立たず
リチェは
どうすれば
良かったの?
どの道を
どう進めば
リチェは
リチェの思う
リチェに
なれるの
出口...
そっか
もう
最後の方まで
来てたんだ...
思ったより
近かった...
メルフォンが
うらやましい
獣は
自分が自分か
どうかなんて
迷わない
?
どうして皆
行かないの?
あ...
...
影借りの
鏡外套...
まだ仲間に
見えて
たのか
待っててね
今
脱ぐから...
あ
ユイニィの
魔円手帳
あれ?
ユイニィの
魔法陣
基礎魔法教本
のとちょっと
ちがう..
矢の数が
普通より
ちょっと
多い?
「手の
震えが
どうしても
止まらなく
なって
しまうから」
たしかに線は
ブレて
ガタガタしてる
けど
その分
矢の数を増やして
力の弱さを
補ってる
ユイニィ...
ユイニィ
すごいよ
教本の
魔法ばっかり
なのに
これ全部
すごく
ユイニィだ
怖かった
逃げるように
大講堂から遠い
キーフリー先生の
アトリエに
移っても
意地になって
学ぶことを
拒んでた
たくさん魔法を
学べば
学ぶほど
その分
自分が
消えちゃって
つまらない
誰かに
なる気がして
でも
消えないん
だ
得意とか
悩んだ
こととか
苦手を
補う
工夫とか
そういうとこは
ずっと
残るんだ...
リチェ
自分を
守っている
ようで
自分で
自分を
しばってた
でももう
他の人の魔法も
恐れない
だって
ここにいる
どんな
一本の線の
中にも
最初から
ずっと
自分が
いたんだ
メルフォンが
迷わないのは
目的が
はっきりしてる
からだ
リチェも
目的が
決まった
あとは
もう
描く
だけだ
待ってて
ユイニィ
待ってて
ああ
つかれた
ローブも
汚れたし
やっぱり
大講堂が
一番...
まだ
鳥のフンの
臭いがする
クックロウ
殿?
今日は
第2の試験の
はずだろう?
何か
あったのか
第25話◆おわり
とんがリ帽子。アトリーに
ATELIEROPWITCHAAT
何故貴方が
ここにいる?
今日
試験を
受けて
いるのは
ゲッ
クックロウ
殿
貴方の
弟子だった
はずだろう
あ...
あなた程の我が弟子の
お方が
試験日を
把握しておら
れるとは...
魔警騎士団
副団長
イース
ヒース殿...
第26話
大講堂外での
魔法使いの活動には
出来る限り目を
配っている
己の弟子から
ですらも
目を離す者が
いるよう
だからな
ーーッ
い...いやあ
外界は穏やかで
平和そのもの
ですよ!
それもあなた方
魔警団の働きが
あれはこそ!
安心して
試験監督に
任せられるという
ものでして..
うあわ
では私は
これでっ
.....
無責任な...
「平和だから
信じて任せる」
ったあ
また随分と
お気楽な
コトで...
あんたが
外界に目を
光らせてる
理由は
平和や安全の
ためじゃない
魔法使い
こそが
平和を脅かす
存在にならない
かどうか...
だろ?
それが
安全や平和に
つながるのだ
ウトウィン
魔法は人々を
自由にしたが
同時に
強き自制心も
必要となった
杖の一本
魔星の数滴で
他者の運命すら
描き変えてしまう
泥森の川の
中州のカルン
海の底の
大講堂...
魔法使いの
居留地が
外界から隔離
されているのは
秘密を守るため
だけではない
ここは
世界の理を
ねじまげる力を
持つ者たちが
自ら籠もった
檻なのだ
人と関わるのが面倒で
引き籠もりたかった
だけな気も
するけどな...
そーゆーとこ
あるよな
魔法使いって
イースヒース
副団長っ!
ねえねえ
まだ?
俺早く外で
暴れたいなぁ
待ちきれ
なくて
ウズウズ
だよぉ!
次の
魔警団への
出動要請!
こら
エコー!
出会い頭に
飛びかかるな!
副団長じゃ
なかったら
当たってる!
お前が
いつでも
そうだから
しょーが
ないじゃん
双子だもん!
エトラン!
俺まで
セットで留守番
なんだぞ
しょーが
なくない!
暴れるために
ガマンしろ!
エコー
エトラン
槍で
遊ぶな
階段川の
崩落の件
砂塵化した
岸を固め
落ちた橋も
かけ直したそうだ
あのままでは
下流のせせらぎが
にごった泥水に
なるからな
岸ももう
崩れることは
ないだろう
俺とルルシィで
現場に
赴いたが
あの規模の
魔法陣の痕跡は
発見できなった
そうか
ご苦労
だったな
ガルガ
ガルガが
槍を返して
くれない!
ヤコ!
拘束旗で
巻き取れ
エコー!
あれ?
おろして
ルルシィ!
拘束旗は
魔警団のみに
許された特別な
魔法器
助けて
ルルシィ!
ありがとう
ルルシィ
いたずらに
使う物では
ありませんよ
すまない
ルルシィ
どういたし
まして
階段川で
ケガした少年に
歩行補助用の
魔法イスを
手配しました
現在はカルンの
医療施設に
滞在中との
ことです
カルンの
魔法使いに
引き継ぎ
ましたが
少年が
回復し次第
記憶を確認に
参ります
頼む
試験合格前の
見習いの魔法だ。見られていない
知らざる者に
とは限らない
からな
知らざる者
とて愚か
ではない
油断していると
魔法の秘密など
すぐに知られて
しまうだろう
我々も
気を引き締め
ねば...
ウトウィン!
ん?
エコーと
エトランと共に
鍛錬場へ
他の団員にも
稽古を
つけてやれ!
やった!
ヘイヘイ
ガルガとルルシィは
ヴィナンナ団長に
提出する
調査報告書を!
結託の日を
祝した祭典
「銀夜祭」も近く
外部の魔法使いの
行き来も増える
わかり
ました
各自
心して警戒に
あたるように!
はっ!
第2の試験の
受験申請::
他の
受験者は...
キーフリーの
ところの弟子?
ああ
だからか
イース
あんたが
チェック
してたのは...
でも...
例の娘
...
どこにでもいる
普通の子供に
見えたぜ?
何も
そこまで...
子供を
あなどるなよ
ウトウィン
そして
自制心のない
子供の掲げる
自由は
この世で
最も自由な
者だ
自由ではなく
混沌だ
穏やかで
平和な
外界か...
?
この静かな
海底のように
永久に
続くもので
あればいいが
旧き時代の過ちを
繰り返すことだけは
あってはならない
我々が過去から
学ばなければ
いずれ
世界は...
イース?
方角
わかり
ました!
カッッ
あっちに
向かえば
いいみたい
です!
リチェの
水晶リボン
持ってて
よかった...!
いいぞ
ココ!
応急処置は
したけど
キーフリーも
辛そうだ
急いで
ここを出よう
魔針球に
従えば
皆と合流
出来るはず!
自分で
歩けるよ
アライラ..
それに
無理すんな
あたしの
担架船に
まかせとけ
利き腕が
動かなくなったら
困るだろ
その...
魔法使いと
してはさ...
そんなこと
より
今は弟子達を
捜さないと...
ここには
旧い魔法が
息づいてる
他に
どんな危険が
ひそんでいる
のか
フフ
まだ
わからないん
だから...
見つけ
ましたよ
希望の
子...!
とんがリ帽子。アトリーに
ATELIEROPWITCHAAT
第24話
大丈夫か?
足元
気をつけ
ろよ
出口まで
あとどのくらい
あるんだろう..
飛んで
行けないのは
不便ですね...
ロモノーンの
蛇の背洞窟は
魔法で天地が
あべこべだからな
いま踏んでる
この地面が壁なのか
天井なのかも怪しいぜ
足を
踏み外しちゃ
いけないから..
気をつけ
ない...
急に
昼がっ...!!
なっなに...
なんで!?
こっこれも
ロモノーンの
迷宮魔法
なの!?
!!
いや
違うな
これは;
ば
あ
帽!!
帽!!
キーフリー
先生!
あの
バカッ!
先生無茶だよ
あんなケガ
してるのに!
アライラさん
お願い!
先生を
助けに行って
:ダメだ
まだ他の子達の
安否もわから
ないのに
あんた達を置いて
あいつを追う
わけには...
テティア達
砂のテントの中に
隠れてる!
ここから
絶対動かない!
つっても
なぁ...
アライラ
さん...
キーフリー先生
私達を守ってくれて
ケガしたんです
だから...
っ!
風で防護壁を
作る魔法陣を
渡しておく
何かあったら
これを使え
キーフリーを
連れて
すぐ戻る!
先生達
きっと大丈夫
だよね...って
ココ?
同してるの?
何か
役に立つかも
しれない魔法を
いまのうちに
描いておけ
ないかなって
リチェのリボンを
参考にして
包帯作ったり
壁を
登りやすいように
足場を作る
魔法とか!
そういう
私達でも
出来る魔法!
そうだね!
ココの言う
通り!
ココ...!
テティア達は
テティア達に
出来ること
しよう!
ようし
じゃあ
早速...
うん!
フデムシ?
どうしたの
そんなに
怯えて...
ココ...
あれ..
ああ...!?
ここ
あんなのも
いるの!?
じっとしてたら
やり過ごせる
かな...
わかんない
...
でもあの子
ケガしてる
まずいよ..
怯えた
手負いの
獣って
すごく
狂暴で攻撃的
だから!
アライラさんの
魔法陣を!
早く!
う...
鱗狼が
もう一匹!?
助けて
くれたの?
何で?
シュルルル
違う!
よく見て
あれは...
フデムシ
あとの
二人は?
違う!
私よ!!
アガット!!
リチェ達は
一緒じゃ
ないの!?
リチェは
無事よ
出口に
向かったわ
よかった
無事だったん
だね!
ユイニィは
肉体に
禁止魔法を
刻まれて
しまって...
そんな
まさか..
この狼が
ユイニィ君...
なの...!?
そうよ
あの姿なき
つばあり帽に
やられたの..!
フフ
ただの
水鉄砲とは!
この身体の
どこに当てる
おつもりですか
とんがり
帽子は
平和主義
戦いのための
魔法の訓練など
しないのでしょう
いいですか
物理攻撃は
物体に向けてこそ意味があるのです!
物体に向けてこそ
意味があるのです!
戦いのための
魔法だって?
戦いだけでなく
生活だって
救助だって
目的に特化して
細分化されて
いるけどね
すべては
基礎の
応用さ
君の先生は
教えてくれなかった
のかな!
負け
惜しみを!
当たらないと
言ったでしょう:
それに
戦う訓練は
してないけど
一目で
わかった
魔法を
見る訓練は
毎日してるよ
君の
魔法も
その問題点と
改善点もね
波よ
連れて
おいで
本体は
君だね
何故
わかったん
ですか
いくらつぱあり帽が
禁止魔法の使い手
とはいえ
だから
水をまいて
つながりを
探したんだ
ロモノーン洞窟を
自在に飛び回れる
はずがない
外套自体は
魔法の媒介と
囮を担う
魔法器だ
あの
水鉄砲...!
裾のほつれは
本体の君との
つながりを誤魔化す
目くらまし
君自身は安全な
蛇の背の道から
離れることなく
遠隔で攻撃して
いたんだろう?
外套を脱げば
消えられるのに
わざわざ
見える姿で
現れるのは
そうせざるを
得ないからだ
目的よりも
誤魔化す手段を
優先させた魔法は
稚拙だよ
僕の
弟子達にも
劣るだろう
どうせ...
あなたには
理解できま
せんよ
おキレイな顔で
堂々と
陽の下を歩ける
あなたにはね
...獣と歪に
融合している
さて...
禁止魔法を
しくじった
のか...
君の正体は
どうでも
いいんだ
僕を
知っている
か?
何?
僕を
知っているかと
聞いているんだ!
意味が
わからない
知りませんよ
あなたなど
では僕と同じ
目を持つ
つばあり帽は!?
皆会う時は
つばのある
帽子で顔を
隠している
それを
手掛かりに
するのは
無駄ですよ
キーフリー
うっ!
アライラ...
時間は
稼げたので
もういいです
目的は直に
果たされる
キーフリー
平気か!?
お前..
目的...?
我々の
目的...
目的って
なんだ!?
ココ!
危ない!
テティア!
我々の
目的は...
だめ!
風の防護壁じゃ
目くらましにしか
ならない!
強くも
できるけど
ユイニィ君を
傷つけちゃう!
こっち!
登って!
追って
登って来れちゃう
んじゃ
大丈夫
雑に描いたから
すぐ消える!
あっ
あ...
あり
がと..
!?
ど...
どうしたの
アガット
ココ
つばあり帽は
あなたを
「希望の子」と
呼んだわ
え...?
我々の
目的は...
あの子に
正しく
禁止魔法を
使わせること
正しい
理由
正しい
目的で
禁じられ
失われた魔法の
正統性を
証明すること
雑な規制で
奪われてしまった
魔法の無限の
可能性を
自由を
掟破りの
「知らざる者」が
解放する
こと...!
私が...
何...?
希望の子
そう
呼んだのよ
つばあり帽が
望んでいるのは
禁止魔法が
使われること
...やつらは
もしかしたら
あなたに
禁止魔法を
使わせたいのかも
しれないわ
ココ
ユイニィに
かけられた
恐ろしい魔法を
解かせるために
あなたに
つばのある帽子を
選ばせようと
してるのよ!!
なに
ソレ...
そんな
のって
酷いよ!
まったく
だわ
連中の
思い通りになんて
させたりしない:
正しい判断を
するのよココ
...ココ
?
第27話◆おわり
いい
とんがリ帽子。アトリーに
ATELIEROPWITCHAAT
肉体の
変化
それは
呪い
精神への
干渉
それは
支配
世界の
改変に
それは破壊
破壊
それは
不老
不死...
不老不死...
人には人の
領分がある
それは
禁忌...
手を加え
描き換えてはならぬ
運命もある
わから
ない
何故
なんだろう
魔法は
何でも
できるのに
してはいけない
ことだらけなのは
何故ー
ーっ..
第28話
あの
つばあり帽は
あなたのことを
希望の子と
呼んだわ
ココ
私達を
襲ってきた
時も
あなたへの
試験だ...って
もしかしたら
奴らは
あなたに
禁止魔法を
使わせたいのかも
...
希望の
子...
ココ?
...
よかった
なっ!?
何を!
だって
つばあり帽が
あの魔法を私達に
解かせたいん
だとしたら
ユイニィを
元に戻す一希望」は
ちゃんとあるって
ことだよね
...だ
だとしても!
禁止魔法は
絶対にダメよ
リスクが
大きすぎる
掟を破ったら
記憶を
消されて
しまうし
成功する
保証もない
あなたが
一番よく
知っている
でしょう
ココ
よく知らない
魔法の
恐ろしさは
うん
ありがとう
アガット
心配して
くれて
るんだね
なっ
ユイニィを
あんな姿にした連中の
思い通りになるのが
イヤなだけ!
つばあり帽も
禁止魔法も
世界から排除
されるだけの理由が
あるんだわ!
あんなに
禍々しくて
恐ろしい魔法は
見たことない
身体がすくんで
何も出来な
かった...
私一人じゃ
何も...
一人じゃ
出来なくても
ここには
魔法使いが
3人もいる
じゃん!
3人いれば
頭も3つ!
トリプルテールの
テティアに
変身!
アイディア
だって
3倍だよ!
脳みそ
フルパワーで
探してみようよ
発想一つで
どんな困難も
ハッピーに
ひっくり返すのが
魔法でしょ!
テティア...
とりあえず
かたっぱしから
思いつく案
出してみよう
どんなのでも
いいから
出してみて
出してから
使えるかどうか
考えようよ
あっ
それって...
その
とーり!
いつも
やっている
ことが
いつも
アトリエの授業で
やってることと
同じ?
!
いざって時
いちばん
出来ることに
なるものよね
あまり時間はない...
さっさと
始めましょう
うん
ありがとう
テティア
勇気が出たよ
ありがとう
ココ!
テティアは
今ので
出た!
勇気だけ
じゃなくて
魔円手帳も
出してよね
ちょっと
アガット
すごい量
持ち歩いて
るんだね
ランプの浮き灯
水の昇り台
ゴールドアイドルマン
風寄せの手
これまでの
魔法陣
まとめ
雨生みの陣
しかし
り返しの陣?
水飛ばしの
まあまあ
...
ぷ...
空飛ぶ囮人
とりあえず
使えそうなの
出してみたけど
くり返しの
紋は
ダメよね
うん
人間の
時戻しは
禁止だし
それに
ユイニィの身体だけ
同じ時間を
ループしちゃう
これは?
うーん...
うーん
これも
ダメかぁ
魔墨だけ
上手いこと
身体から
取り除く!
とかも
無理かなあ
身体の刺青は
消せないよね...
う
ん
魔法陣は
消せなくても
魔法の
効果だけ
消せないかな
火が
消えた?
火を
発生させる
魔法と
火を消して
しまう陣を
重ねたんだ
魔法陣は
矢を反転させると、
効果も反転する...
それなら
同じ大きさ
同じ精度の
反転魔法を
描いて
魔法陣同士を
重ねられたら...
二つの魔法が
打ち消しあって
ユイニィ君を
取り戻せたり
しないかな
なんて
......
やっぱ
ダメ?
こういうのも
禁止魔法...?
魔法を消す
魔法なら
魔法をかける
ことには
ならないと
思ったんだけど
...聞いた
ことがないわ
だよねぇ
やっぱり...
前例が
ないって
ことよ!
魔法は世界に
与えられる
恩恵だもん
消すことなんて
考える人は
いないんだよ
え?
つまりね
誰もやってない
ことだから
まだ禁止も
されてないって
こと!
あっ!
魔法陣そのものは
消せなくても
効果が消えれば
人間に戻れる!
これ
いけるよ!
どんな
魔法陣なのかが
わかれば
悪くない
案だわ
ユイニィも
きっと
助けられる!
元の魔法陣が
わかれば
お母さんも
よく思い
ついたわね
エへへ...
この間
から
ずっと
考えてたこと
だったから...
ユイニィ君を
助けられ
たら
お母さん
だって
きっとー
で
どうやって
ユイニィに
近付いて
一身体に刻まれた
魔法陣を
確認する?
それは...
ンビッ!
ビ!
ここに
ある
魔法...
これと...
これが
使えるんじゃ
ないかしら
蜂狼は
仲間と身体を
ぶつけ合い
こっち!
鱗を落とす
習性がある
ココは
鼻先を
跳びながら
石のなわで
からめとり
ココ!
オッケー
だよ!
テティアの
ところまで
誘導する
やった!
アライラさんの
風の防御壁は
守ると同時に
閉じ込めにも有効っ!!
...からの
砂の壁で
できた檻!!
「布が作れたら
板も作れる」
なんて
今なら
しばらく
動けない!
テティア
だけじゃ
思いつかな
かったよ!
急いで
アガット!
フデムシ!
ンゾ!
足止め
できたら
フデムシを
放つ
成果の匂いに
惹かれる
フデムシは
ユイニィの身体に
刻まれてしまった
魔法陣を
その
嗅覚で
-ビィィィ!
きっと
見つけてくれる
はずー
...!
そこね!
思ったより
小さい
こういうのは
リチェの方が
得意なのに
あなたじゃ
助けにならない
なんて
酷いことを
言ってしまった
あの子の
ためにも
戻って来てよね
ユイニィ!
よし
描けた...っ!
アガット!
大丈夫?
私は
平気よ
それより
ユイニィ...
は...
そんな...
元の姿に
戻らない...
どうして?
何か
間違えた?
どうして?何か間違えた?
精度が
悪かった?
何が
うっ
アガット!
きゃああ
きゃっ
アガット!
テティア!
どうし
よう...!
失敗
だった!
ユイニィ君は
狼のままだ
どうしたら
いいの...
二人が危ない
でも
反転魔法でも
ダメじゃ...!
やっぱり
そうなの?
魔法で身体を
変えられて
しまったら
もう
普通の魔法では
解けないの
...?
そうだよ
君は
とても賢い
から
本当は
うっすらと
気付いていたん
だろう?
目玉の仮面の
つばあり帽...
私の名は
イグイーン
世界の
片目
瞼無き者
怯えないで
希望の子
こんな風に
君の心を
傷つけるつもりは
なかったのに...
お詫びに私が
教えてあげる
...!
でも...
あの少年の
助け方
あの魔法の
解き方を
...それは
禁止魔法
ですよね...
そうだよ
大丈夫
皆には内緒に
しててあげる
魔法使いに
秘密は
つきもの
あの子達を
助けたいん
だろう?
さあ
ココ
描くんだ
第28話◆おわり
とんがリ帽子。アトリーに
ATELIEROPWITCHAAT
第29話
描くんだ
ココ
あの少年を
助けられる
魔法は
古の
禁じられた
魔法だけ...
震えて
いる?
禁止魔法が
怖いかい?
普通の魔法と
変わらないよ
使い方を
学べばいい
私が教えて
あげる...
ダメ!!
キンシ
マホウ...
ダメ...!
...ユイニィ
くん?
失敗じゃ
なかった...?
成功でも
ないけど
失敗でも
ない!
言葉は
通じる!
一部だけでも
取り戻せたわ
禁止魔法じゃなきゃ
解けないなんて
ウソっばち!
作り出す
やり方全部に
希望が眠ってる
魔法って
そういうもの
なんだから!
テティア...!
へぇえ
矢の描き換えで
効果を反転させ
たのか...
すごいじゃないか
素晴らしい
独創性だ!
かつては
あらゆる力が
自由だった
無秩序だが
発展があった
君達の成長を
見るたびに
今がそうで
ないことが
惜しくなる...
とんがり帽子の
定めた掟なんかに
縛られず
本当の
魔法使いに
なってほしい
ものだ
本当の
魔法使い...?
!
見せて
あげよう
お手本
を
何を
する気!?
知っては
いけない
学んではいけない
描いてはいけない
それがどれだけ
君達から
可能性を
奪っているか
一度見たら
わかるはず
あ...
うう...
元に
戻った!!
ユイニィ!!
はい
お手本
おわり!
!!!
私が禁止魔法を
描いても
意味がないんだ
君...いや
君達で
ないと
!!
「風寄せの
手」!
今度は
上手く
できた!
この魔法陣で
ユイニィ君を
元に戻してた!また
つけて
あげて!
あなたが
何を描かせ
たくても
私...
自分で描く
ものは自分で
決めます
よくやったわ
ココ!
魔法の
すごさも
恐ろしさも
両方学んでる
ところだから
!
なるほど
じゃあ
次の時にもっと
知ってもらう
ことにしよう
どうやら
時間切れの
ようだからね
くっ!
アライラ!
子供達のところ
には行かせま
せんよ!
正体を見破られた
ところであなた方に
勝ち目はない
黒くて見えない
でしょうが
この外套には
あらゆる
魔法が刻まれて
いる...
魔王を塗った
爪で陣を閉じれば
あっと
言う間に!
凶器と
なるのです!!
!!?
!!!
!?
炎の盾!?
そんな魔法を
描く時間は...
なかったはず
炎...
この魔法
は...!
光も熱も
もともとは
炎の魔法の
応用でね
あらゆる
炎が
俺の僕だ
布が凶器とは
笑わせて
くれるぜ!
オルーギオ!
どうして
あんたが...
こいつが
報せて
くれたのさ!
リチェ...!
リチェは...
今のリチェには
助けられる力
ない
助けてって
言ったら
聞いてくれる
大人もいるから..
だから
助けてくれる人
呼びに行った
ねえ...
ねえ君
どうしたの?
泣いてるの?
先生達が
信じてって
言ったから!
君の
アトリエで何か
あったのかい?
トラブルか?
見張りの眼で
調べてやるが:
君の訴えを
信じるよ
君は
僕らを
信じてくれ...
よく俺を
頼ってくれた
賢い選択
だったぞ
リチェ
一人は子供
一人は手負いとはいえ
多勢に無勢かっ...
だがまだ
敗北ではっ
!?
少し
はしゃぎすぎだ
ササラン
焦りは
わかるが
今は引こう
しかし
イグイーン!
戻るんだ
...!
待てっ!!
逃げるな
つばあり帽!!
キーフリー!
落ち着けキーフリー!考えろ!!
落ち着け
キーフリー!
考えろ!!
お前が今
一番優先しなきゃ
いけないことは
何だ!?
・っあ
そうだ
あの子
達だ
僕の
弟子...
それで
いい
早く迎えに
行ってやろうぜ
先生
それで...
つばあり帽が
襲ってきて
禁止魔法を
見せたかったん
だろうな
別の
つばあり帽が
元に戻したのか
はい
人の身体を
何だと思って
いやがる...
あ...
あの
完全には
まだ戻れて
いないんです
首に当てた
小さなメダル
この魔法器で
一時的に
魔法の効果を
打ち消してる
だけで
ボ...
ボク
外したら
狼に戻っちゃう
みたいなんです
描かれた
禁止魔法は
消えてない:
記憶を消されて
しまうんで
しょうか...
事情を話したら
わかってくれない
かな?
そんなのダメ!
だってユイニィは
被害者なのに!
襲われた側が
責められるなんて
おかしいもん!
:魔警団は
聞いてくれない
と思うわ
首の後ろの
魔法陣を
見つけたら
問答無用で
掟違反の烙印を
押すでしょう
あ...
でも...
そうかも
しれない...
そ...
そんな!
そ...それに
クックロウ
先生も
ポクのこと
お許しに
ならないと
思います
出来損ないで
足手まといで
掟違反の
弟子なんて
あの人は
きっと
要らない
だろうから..
せっかく
ちょっとだけ
前に進めたと
思ったのにな...
ボク...
ボクなりの
いい魔法使いに
なれるかも...
って...
お前は
最初から
いい魔法使いの
素質があったぞ
ユイニィ!
苦手を探して
得意で補い
答えを見つけて
乗り越えた
その時
出来ること
知ってることで
皆を助けようと
してたじゃないか
お前の未来は
まだ閉ざされる
べきじゃない
そうだ
リチェ
記憶は
消させないさ
アライラ
先生...!
君の
新しい
魔法なら
彼の助けに
なるんじゃ
ないかな...
!
リチェの壺の
隠れ家は
リリ兄が昔くれた
秘密の場所...
出口が
アトリエと
セイアムの森に
繋がってる
オルーギオ先生を
呼ぶために
ここからも
繋げないか
試してみたの
扉窓を
作るのは
難しいんだ
人が通れる大きさで
精度の高い陣を描くには
熟練の技が必要だからな
だから
水裂の魔法剣
みたいにした
小さな
陣を
いっぱい
描いて
繋げたら
大きな魔法と
同じくらい
大きな力が
出る
...そう先生が
言ってたから
...!
リチェの得意な
小さな陣を
キーフリー先生の
やり方で繋いで
ユイニィの手帳に
あった窓の矢に
リリ兄がくれた
扉の紋
これは
リチェだけじゃ
描けなくて
リチェじゃなきゃ
描けなかった
魔法...
ユイニィ
この
魔法で
ここから
逃げて
え?
しばらくの
間の辛抱さ
身体に刻まれた
その魔法陣を
消す方法を
見つけるまで
大講堂へは
戻らず
身を隠すんだ
で...でも
見つかる
かな...
消せない
かもしれ
ないし
魔法使いに
戻れるか
どうか...
そーんな
しょげんなって
あたしも行くよ!
魔法もちゃんと
教えてやっから
一緒にいたのに
守ってやれなくて
ごめんな
これからは
守る
約束だ
...!
ありがとう
ございます
先生
あ...あの
こっちの方が
見つかり
にくいから
言いわけ
しなくて
いい
足も
速いし...
いたっ!
弱みも強みに
できるのが
ユイニィだもん
鱗が...
あれ”あわ
あぁあわあわ
女ゎわ。
あっ
ごめん!
待ってて!
...鱗狼が
硬く鋭い
その鱗を
剝がすのは
それは
これなら
もう痛くない
かな?
うん
ボク...
ボクずっと
自分以外の誰かに
なりたかった
でも今は
本当のボクに
戻りたい
必ず
ボクになって
帰ってくるよ
その時は
うん...
わかった
その時は
また
お互いの魔法
見せあいっこ
しよ!
先生
早く
帰ろ
行っちゃっ
たね...
お?
おう
もう
いいの?
リチェ
いい
帰って
もっと
勉強する
自分に自分を
積み重ねて
もっといい
魔法使いに
なりたいから
やっと出て
きましたね
魔警団!?
定刻を過ぎても
試験監督が
戻らないので
様子を見に
参りましたが
正解でした
あなた達には
何があったか
報告して
いただきます
私と
一緒に
大講堂へ
来てください
え..
大講堂...?
魔法使いの
本拠地へ...!?
こんから朝日のアドリエ『ジャネル』
早とんがリ帽子コレクションを
CollECTIONOFWITCHINT
魔法使いの話である「とんかり帽子」
弟子入りしている期間は、そのアトリエの制子を被るのが一般的だが、
一人前になれば自分で好きなデザインのものを被ることができます。
さまざまなデザインの帽子が登場しているので、その一部を紹介します。
せ
ココの帽子
「2話などに登場
キーフリーのアトリエの弟子が被
る帽子。アガット達も同じ帽子
を被っている。正面の白い布は
金の鋲で留めてあり、てっぺん
にはタッセルが付いている。
アライラの帽子
[3話などに登場]
キーフリーの帽子
【】話などに登場】
基本デザインはココ達の帽子と
同じだが、地の布地の色が奥
なるのと、タッセルの代わりに
長いリボンが先端に付いている
のが特徴。
ルノアの帽子
[5話などに登場]
オルーギオの帽子
[10話などに登場]
黒い布地に、金糸の刺繍で根拠をして、
様が施されている。てっぺんの
タッセルはココ達の帽子のもの
と同じだが、これは昔キーフリー
のものと交換したため。
てっぺんには羽根飾りが付いて
いる。下の部分にはターパンの
ように緩やかに布が巻かれてお
り、それを正面の金の装飾で留
めている。
魔警団の帽子
[1]話などに登場]
統色の布地に、正面の金属製
のプレートと、両脇の羽根飾り
が付いている。「悪事を働く者
の夢に現れる」とされる幻の鳥。
罪告点がモチーフとなっている。
比較的柔らかいい布で出来てい
るので、白立させようとすると
少し潰れてしまうう。下の部分の
布は紐と金属製の輪で留めて
ある
クックロウの帽子
[19話などに登場]
ユイニィも同じものを被っている
緑色の布地で、正面の飾りは黒
い布に金糸で模様が入っている
てっぺんにはドアノッカーのような
金属の輪っかが付いている。
それでも
テティアの帽子
[14話に登場]
テティアが、独立したら作りたい
と夢見ている帽子。「一つの魔
法で、感謝する人とされる人の
両方を幸せにしたい」という
ライアの信条が込められている。
長い長い
深い深い海の底に、
それはあ
現糸〟疋比自九文
螺旋階段を下った
第60巻
個性豊かな
魔法使いたちの暮らす
「大講堂」編、
スター
それは...
ウェブでもアプリでも、電子で読むモーニング。
...
Dモー:
「ニングとは...
漫画雑誌が
お世話になって、電子版。
...「最新号を自動設信」
有料会員登録後の号は
すでに、すべてありがとう!!
電子ならではの、かたくさん
スマホ「USB-
...でも
それでも、
また、ここまでは
でも
☆一部、紙のモーニ
それは
あなたの
毎週「モーニング目をお楽しみください!!
ニングとは内容が異なります。
金素!
「余」
Dモーニングの「で検索
☆この物語はフィクションです。実在の人物・団体・出来事などとは、
一切関係ありません。
コミックス発売当時のまま掲載しています。
☆取録されている内容は、作品の執筆年代・執筆された状況を考慮し、
とんがり帽子のアトリエ(5)
著
発行者
発行所
2019年5月1日発行(O))
森田浩章
白浜鴎
©KAMOMESHIPAHAMA2019
株式会社-講談社
〒112-8001
東京都文京区音羽2-12-21