とんがり帽子。

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ATEDIROPMITCHAT

白浜鴎

でもMOME、SHIRAHAWA

MORNINGIKC

とんかがリ帽子。

とんかリ帽子。

ATBLIEROF

FWITCHHAT

白浜県

そんなのか!!SHIRAHAMA

..

CoNTENTS

第46話★003

第47話◆027

第48話★055

第49話・089

第4部

第50話◆121

第51話・149

あーああぁーーーっああはははっきりとっておまえあぁぁぁーりゃ、ちゃんならいぶ。ほらーぁ。

ATBLIBROFWITCHHAT

KAMOME

SHIRAHAMA

第一の話

返却...

ですか?

ええ

...珍しい

ですね

...はい?

紅の外套の

魔法使いが来たら

返しておいてくれと

頼まれました

こういった魔法器が

返却されることは

あまりありません

ので..

魔法椅子は

高価だから

必要な人は生涯

手放すことが

できないし

完治し不要に

なった場合は

闇市で売られて

しまうのが常...

ここにこれが

残っている限り

乗り手の少年も

そのために

追跡の魔法で

ずっと居場所を

確認していた

移動しないと

思い込んで

しまっていましたが

...迂闊

でしたね

彼らが

どちらに

向かったか

わかりますか?

ええと...

確か島都

エズレストに

向かうと...

なるほど

それは

都合がいい

銀夜祭なら

探す機会も

あるでしょう

それに

しても...

その子を

頼みます...!

え?

よかった

あの少年は

治ったの

ですね

いいえ!

治っては

いませんよ

あれは

ひどい怪我

でした

そうすぐに

元どおりには

なりませんよ...?

友達の

魔法使い...?

では何故

椅子が

不要に...

それは

あの子の

友達の

魔法使いの

おかげです!

それは...

一体...

ええと...

これで

できた...

かなあ?

どれどれ?

...ああ

紋が

陣に対して

小さいから

効果が少し

弱いかも

しれない

先に円を

描いてから

やっ

目一杯の

大きさで紋を

描いてご覧

あっ

待って!

陣を最後まで

閉じちゃう

と...!

やはりはないのかわからないと思います

こっちの方が

バランスを

取りやすい

かも!

何も紋のない陣は

力場が暴発して

衝撃波が出るの

忘れてました..

次からは

気を

つけようね...!

たはは...

扉窓を

使わずに

陸路で行くって

聞いた時は

何日も

かかるのに

何故?って

思いましたが

劣化した

街道沿いの

魔法陣を

直すのも

魔法使いの

実務のひとつ

なんですね

うん

うん

そう

だよ

一人前の

魔法使いに

なったら必ず

季節が

ひと巡りする間に

最低でも3件以上の

実務をこなす事が

義務付けられて

いるんだ

大講堂からの

依頼はもちろん

簡単な人助けから災害時の救助活動

簡単な

人助けから

災害時の

救助活動

街道沿いの

獣避けの

修理も

そのひとつさ

実績になるからと

あちこちの

土地を渡り歩き

君たちも

第二の試験が

終わったから

20:30と

実務をこなす

旅の魔法使いも

いるんだよ

次の降雪期からは

僕らの実務に

同行して実地で

経験を積んで

いくことになる

だから

ココ

今回の旅は

その練習

あっ

...気持ちは

わかるけど

せっかくの機会だ

君の周りに

広がる世界の

美しさを

目に

灼きつけるのも

大事なことだよ

わぁ...!

時戻しの

陣...か

これは

扱いが難しい

魔法だ

君たちには

まだ教えられ

ないよ

それに...

人体に使うのは

禁止:ですよね

大丈夫です

...わかってます

わかってる

けど...

わかってても

考えちゃう?

...先生も

考えた事あるん

ですか?

...僕

限らず

考えない

魔法使いは

いないだろうね

さあみんな

日が沈む前に

野営の準備だ

はーい

......

オル先生も

来ればよかった

のにねー

オルーギオは

ギリギリまで

制作したいから

扉窓使って

来るってさ

タータくんと

ノルノアさんも

準備で先に

行ってるみたい

あ〜っ

緊張して

きた!

テティアの魔法

みんなに気に入って

もらえると

いいなぁ...!

僕らも

明日には

到着できる

かな

大丈夫

君の魔法は

よくできてるよ

現に今も...

役立ってる

名前は

「砂天蓋の杖」に

しようかなって

思ってるの

こうやって

地面を

ひっかけて

杖を

支柱にして

持ち上げ

たら

あっと

いう間に

野営地の

完成っ!

ロモノーンで

ココと隠れた

砂のテント...

どう

かなぁ〜

いいね!

あれを杖型の

魔法器にした

ものだから

「砂天蓋の杖」!

:急な雨でも

困らないし

杖がわりなら

持ちやすい

いい!

すごく

いい...

旅する人は

欲しがると

思う..

リチェ〜

~~~

〜っっ!

褒め言葉

心に効く!

ありが

とう!!

水晶を

ふたつに

割いて

それぞれを

編んで作った

お揃いのペア

ブレスレット!

......

声量

リチェの

魔法も

すっごく

素敵だよ!

「片割れ水晶の

腕輪」...

意匠を

押し込むと

陣が閉じて

意匠を押し込むと陣が閉じて

光の糸が

片割れの石を

指し示すの

込められた

意味がとても

いいねリチェ

これなら

どこに居ても

居場所を辿れる

大事な人や

友達とももう

はぐれずに

すむから...

魔法は

こうであって

ほしいという

祈りや願いから

生まれるもの

だから

君の魔法は

大切な人を

見失いたくない

たくさんの人に

届くと思うよ

...皆に

あげる分も

ある

これは

特別...

一個の水晶を

6つに割いたから

全部が光で

つながるの...

ロモノーンで

バラバラになるの

リチェ本当は

怖かった

だから

これは

お守り

何かあったら

光を辿って

必ず誰かが

助けに行く

そういう

約束の

指輪なの

ありがとう

リチェ

大事に

する...!

肌身離さず

持っておくね!

えっと...

私はね...

アガット

ココの

魔法器は

どんなの?

君は何の魔法を

作っているか

一度も見せて

くれなかったけど

エズレストに

着く前に僕に

チェックさせて

くれないか?

魔法使いでない

人達の手に

渡るものだから

応...ね

見せるものは

ないです

...本当に

ないんです

いや

そう言わずに..

私...

作って

ないので

おや

そうなの

かい?

でも毎日

遅くまで

魔法を描いて

ただろう?

制作過程で

躓いたんなら

それこそ相談に

乗るのに...

...アガット?

いえ

そうじゃ

ないんです

先生

お店で

売る気が

ないだけで

ずっと

練習して

いたんです

「銀夜行列」の

ための魔法を...

...!

銀夜行列の

...!?

はい

私...

銀夜祭の

メインイベント

王族に捧ぐ

魔法使いの

行列で

第46話◆おわり

魔法を披露して

みたいんです!

とんがリ帽子。アーリーで

ATELIEROPWITCHIAT

「夜を往く星は

銀の船」ーと始まる

短い古詩がある

「夜を往く星は

銀の船

銀枝に

見惚れて

現世へ

星を

受け止めた

銀葉樹

夜の力を

授からん...」

大地に降り立った

星の稀人は

銀葉樹の乙女に

恋をしました

しかし彼女は

星だけでなく

地上のすべての命を

愛していたので

乙女が

過酷な地上でも

苦しむことなく

生きていけるよう

自らの魔法の力を

授けました

星から

授かった

魔法の力を

地上で最も

弱い生き物に

ゆずり渡して

しまいました

それが

人の時代の

はじまり

それが

魔法使いの世の

はじまり

幾年月も

詠い継がれる

上っ世の

御伽噺

銀夜祭の

開会の儀は

明日の朝か...

どうやら

ちょうど

間に合った

ようだね

間に合い

ましたか?

これが?

お祭りもう

始まってるように

見えるんですが...!?

いいや

これは

「金夜祭」

祭りを待ちきれ

ない人たちの

前夜祭だよ!

!!!

渡り星が

渡ったら

祭りの予感に

街は浮き足立つ

ほうぼうから

行商人が集まり

通りに少しずつ

屋台が増えて

気がついたら

こうなって

しまうんだ!

星が渡ったのって

ひと月くらい

前なのに

その時から

こんな

どんちゃん

騒ぎを...?

銀夜祭当日は

やるべき事が

多くて

仕事に

かかりきりの

魔法使いも

少なくない

からね

その分

金夜祭で

こうやって

羽を伸ばして

楽しむんだよ

へえ...!

ぬっ...

ぼ...僕らも

明日からは

大忙しだし...

タータくん達の

所に向かい

がてら

少しお祭りを

見て行こうか!

わーいっ!

1か6が

出たら左の

橋を渡る

おいしい

お菓子を

食べながら

2マス進む

迷子を

発見!

1マス戻る

お水を

飲んで休けい

1回休み

ここまで

早く早く!

はやる気持ちを

抑えられず

サイコロを

もう一度ふる

広場で

ダンスが

はじまった

1マス進む

猫梟をモフモフ

していたら

追いていかれる

1回休み

お買い物を

楽しむ

1マス進む

景色に

見とれて

1マス戻る

忘れ物を

した!

ふりだしに

戻る

おこづかい

おとしちゃった

2マス戻る

段は

いちだんすっ

登ること!

GOAL

階段の

手前で

1回休み

1、3、5が

出たら右へ

2、4、6が

出たら左へ

ねえ

あれって...

あの人が

あの?

片目って

いうのは

噂でしょ?

話には

聞いていたが

三賢者の

元弟子の...

大講堂を

離れたって

本当?

......?

本当に

眼鏡を

使っている

のだな...

キーフリー

先生っ!

すごい人の

数でした

ね...!

.....

あっちにも

こっちにも

見た事が

ないものが

たくさんあって

屋台通りでは

香ばしい匂いと

甘い匂いが

ぶつかってて...!

楽しい?

楽しい

です!

あ...

でも...

私が

楽しんで

いいのか..

いいよ

二人共

何してるの〜?

いいんだよ

ココ

君だって誰だった

楽しい時は

楽しんでいいんだ

ねえ

ねえ

早く早く

ごっちこっち!

すごいの!

見て!

ほら!

これが

エズレスト城

ゾザ半島

連合王国を

統べる

エズレスト王が

住む王城だよ

さあ

タータくん達を

探そう

行くよ

ココ

はい..

来た!

おお

やっと着いた

のか...って

中央広場は

特に人が多くて

どうしたんだ

ボロボロに

なって...!

はは...

歩くだけでも

大変ですね...

明日からは

こんなモンじゃ

ないぞ!

覚悟して

おくんじゃ

な!

うわぁ...

寝るところは

これで開けて

鍵かけたかったら

向こうから

外してくれ

荷物を置く部屋は

このドアノブで

トイレと風呂は

この模様の

ドアノブ

おお〜

快適そう...!

天幕を

貸してくれて

ありがとう

ございます

ノルノアさん

ところで

着いたのは

お前さん達

だけか?

あ...

オルーギオは

後から..

こちらこそ

手伝ってくれて

助かるよ

キーフリー

ふう

着いた

着いた

相変わらず

すごい

人だな

!!

なんとか

今日中に

間に合って

良かったぜ...

えっ...

だ...

誰!!?

やあオル

ギリギリ

だったね

ええっ!?

オルーギオ

先生〜〜〜!!?

驚きすぎ

だろ...

だって

だって

びっくり

しますよ!

お髭

全部剃ったん

ですね...!

いや

剃ってないぞ?

これは

化粧仮面って

いう魔法器

なんだ

どんなに

ボロボロの

状態でも

一番綺麗に

身嗜みを

整えてる時の

顔を見せてくれる

っていう

スグレモノでな...

外すと

こうなる

わあ

すごい

隈...

一番酷い時の

オル先生だ...

でも

ギリギリまで

頑張った

おかげで

銀夜行列用の

魔法は満足がいく

ものが仕上がったぜ

あ...

オル

ちょっと

いいかな

銀夜行列に

ついて後で

相談があるん

だけど...

ん?

依頼人の

貴族から

宴に招待

されてんだ

おお

じゃあ

帰ったらな

一杯飲んだら

すぐ戻るぜ

ダメ!

寝不足の時に

お酒はよく

ないよ

寝不足の時にお酒はよくないよ

さすがに

挨拶ぐらいは

しとかねぇと...

お前は俺の

師匠か?

おにい酒が

飲めるぞーっっ

お水にしなさい

お水に

貴族の宴って

想像つかない

な...!

あの大きな

エズレスト城に

行くんですか?

いや

依頼主の

別邸だ...

ってか

そもそも

王城には

この面つけて

入れねぇよ

さすがに

もっとちゃんと

した正装を

するって...

何でですか?

お面の方が

いつもより

ピシッと

してるのに?

おい

あのお城の

中にはね

魔法を持ち込め

ないんだよ

え?

城内

では

魔法を

描いても

発動しない

魔法器も

結界で

弾かれて

しまう

もちろん

魔法を

拒む魔法が

かけられて

いるんだ

魔法の

ない

王様の

お城...?

何度来ても

なぁんか落ち着か

ないんだよな

この城...

ずっと警戒が

解けなくて

疲れるっつーか

魔法が

ないだけで

こんなに心許

ないなんて...

不安心を

気取られるな

ウトウィン

お前の槍術は

魔法に頼らず

とも一級だ

余計な心配はせず

堂々としていろ

ありがとさん

なけなしの自尊心が

満たされたぜ

しかし飛靴も

使えないってのは

やっぱ

ちょっと

ほら!

ねえ?

お前ですら

そう感じる

のであれば

あの方々は

輪をかけて

不安であろう

お迎えに

あがりました

我らが

魔法使いの

三賢者

世界の秩序の

守り手よ

第17話◆おわり

第40話

お迎えに

あがりました

三賢者

世界の

秩序の

守り手よ

......

!!

...で?

誰が何を

不安だって?

イース

ヒース

口を開く時は

扉の向こうに

気ィ配るんだな

我が

愛弟子よ

肝に

銘じます

ヴィナンナ

団長

しかし出会い頭に

技を仕掛けてくるのは

いかがなものがと

皆が真似を

するので

困ります

そうか?

悪いな

時と場所は

選んだ

ああ

なるほど...

見せた

のか...

魔法がなければ

力で捩じ伏せ

られると

そう思われては

かなわん

からの

そうならぬように

するのが

私の務めです

貴殿は...

申し遅れ

ました

友の賢者が後継

ラーグラーと

申します

以後

お見知り

おきを

馬鹿な!

エンゲンディル殿が

引退するなどとは

聞いておりませんぞ

魔法使い殿!!

そのような

急な話

許される

はずが

ない!

...許すも

許さないも

そもそも

報告の義務が

ありましたかな?

ぎ...義務は

ない!

渡り星は

収穫期の

終わり

だがこれは

誠意の問題だ!

銀夜祭は

降雪期の

はじまり

でもある

そのような時に

魔法使い派遣の

采配を振るう

友の賢者が

代わるだなどと

世迷言を...

厳しい冬を

乗り切るためには

魔法の力が

必要不可欠だ

まずはこの

ゾザ半島の

五国王

そして統一王たる

島王陛下の

承認を得てから

決めるべきだ!

渡竜諸島の

海の王

山岳牧地の

羊の王

黄金耕地の

麦の王

ああ

水辺霧林の

森の王

泥岩峡谷の

石の王

そして

五国を統べる

島の王...

どの王に

仕えることも

ありません

魔法使いは

ゾザ半島の

国を持たず

旗を掲げず

ただ人々の

呼ぶ声に応える

稀人です

人々の

呼ぶ声...

ネエ...

失礼

だけどサ

...

金の擦れる

音の間違い

じゃなイ?

だってサ

魔法使いが

助けてくれる

のって

アタシらが

魔法税〟を

納めているから

でショ?

それも豪雨豪雪

早魃山火事...

そういった災害の時

くらいしか

こちらの

派遣要請に

応えてくれない

じゃン?

魔法使いが

いたら

百人力だヨ

できれば

盗賊退治や

海賊退治にも

キミたちに

参加して欲しいん

だけどネェ...

そーゆーのも

人助け...

でショ?

それは

出来んな

人災には

関わらぬ

取り決めだ

あらソ

あんなに

強いのに

ずっこいネ

まるで

他人事

だな

賊の暴虐に

苦しむ民は

多いというのに

呆れた

傲慢さだ

誰の金のおかげで

大講堂などという

魔法の城が維持

できていると

思っているのです

我ら五国

ひいては民の

そこまでだ

彼らが国を

持たぬのは

どの国にも

等しく手を

差し伸べるため

彼らが土地を

持たぬのは

どの土地も等しく

愛するため

彼らが王を

持たぬのは

どの旗印にも

力を武器として

掲げぬため...だ

「こちら側」の

不遜な物言いを

許してくれ

魔法使い

賢く

慈悲深き

隣人たちよ

島王...

ディンレルディ

陛下

長いだろう

「ディン」で

いい

せっかく

新しき「友」と

なるのだからな

ラーグラー殿

すまない...

黄金耕地では

ここ数年

不作が続いて

いてな

じ..

皆冬を

迎えるのが

不安なのだ...

......

ゾザ半島の平穏を

誰のおかげかと

問うならば

間違いなく

魔法使い達の

おかげだろう

飢えず

凍えず

怯えずに

こうして毎年

祭りを

開けるのも

貴公らの

助力があれば

こそ

どうかこれからも

「敵なき災い」に

備えるために

知恵と力を

貸してくれ!

もちろんです

ディン陛下

我らが道の

交わらん事を

我らが道の

交わらん事を!

**

ディンレルディは

食えぬ男よ!

五国の王をなだめるかわりに

五国の王を

なだめる

かわりに

冬の話題を

持ち出す

とはの

敵なき災い

とは

よく言った

ものだ...

あの流れでは

約束の握手に

応じざるを

得ませんでした

これで我々は

今冬の派遣要請の

増員を断れません

策士

ですね...

油断はしてくれるなよラーグラー

油断はして

くれるなよ

ラーグラー

新しい

友の賢者は

お前なん

だからな

な...何を

勝手な事

を...!

何も

知らされて

おらんぞ

ワシは!

ラーグラー!

お前助手の

分際でよくも

自ら

招いた事でしょ?

エンゲンディル様

ここ数年で

貴方が許諾した

不要な実務

その証拠は全て

確認済みだ

観賞用の

竜の乱獲に

貴族の居城の

飾り立て...

私的な要請に

応じる代わりに

いったい幾ら

懐に収めたのか...

本気で

誤魔化せると

思ったのかい

ウトウィン

連れてこい

洗いざらい

吐かせる

へーい

賢者が

聞いて呆れるな

...あやつは

魔法の使えぬ

この城で拘束する

必要があった

いつもの...

ように

記憶を

消す訳にも

いかんしの

...全て

聞き出したら

するのでしょう?

まあ

そうだの

そなたの

告発には

感謝するよ

正しい事...か

...正しい事を

したまでです

:魔法使いは

誠実でなければ

ならぬ

隙を

見せては

ならぬ

何者にも

支配されては

ならぬが

何を

支配しても

ならぬのだ

我々は

利己ではなく

利他のため

善きことの

ために魔法を

紡ぐのだと

そう世界に

示し続けねば

ならぬ

でなければ

...

...

そういえば、

そういうことですから、それはそうですが、

そういうことで、

そういうことで、

...

眼下に広がる

この光景は

そういえば...

今度こそ

永遠に失われて

しまうであろう

よ...

各々の

思惑を

乗せて

星が

渡る

あ...見て

下さい

アライラ先生

銀色の

舟が

夜を渡る

ん?

また

渡り星

ですよ

そうか...

もう銀夜祭の

時期かぁ...

どうですか

慣れました

ですか

道が

交わり

エズレストは

すぐそこ

です

楽なら

飛んでも

いいんです

歩く...!

...いや

祭りが

始まる

それでも、

そんなわけではないのですが、

それでも、

そういうことで、

...

夜明けと

共に..

わあっ...!

すっ

すごい人...!

開幕の

パレード

だから!

王さまや

騎士様が

通るんだよ

ウソ~~ッ

ヒゲネコちゃん

みたかったのに!

もー

オル先生が

寝ぼうする

から!

!?

王様は

通りすぎ

ちゃったよ

あっ

ほら

ルルシィ

さん!

悪い悪い

魔警団の

演舞だよ!

.....

ココ!

ココ!

戻ろう!

パレードが

終わると

通りが人で

埋まっちまう

あ...

ありがとう

タータくん!

え...えーと

はぐれない

ようにな!

うん!

今なに

あっちも魔法

こっちも魔法で

本当に

楽しそう!

あとでゆっくり

見て回ろうね

でもまずは

その前に...

魔材

星の剣

出張テント

わぁ

わぁ

わー!

もうお客さんが

来てる!

すまないが

君たちぐらいの

年頃で

赤銅色の外套を

羽織った少年を

見なかったか?

いえ?

見てません

そうか...

それは

失礼した

見かけたら

城の衛兵に

連絡を

何だった

んだ...

お客さん

じゃなか

った...

いたか?

いや

こっちでは

見てない

そうだ

まったく

王子にも

困ったものだ

銀夜祭の

たびに城を

抜け出して

...!

仕方がない

あの年頃で

あれば皆

同じように

憧れるものだ

しかし

叶うはずが

ないのにな

魔法使いに

なりたい

だなんて...

第15話◆おわり

とんがリ帽子。アーリーで

ATELIEROPWITCHIAT

X注意:次の話話には、性暴力被害に関する描写が含まれます。

フラッシュバックなどの心配がある方は注意してご覧ください

また121ページまで読み飛ばしても物語に影響はありません。

第49話

あの方々...

島王騎士団

ですね

本当だ何だか

慌ただしいな

まあ俺たちも

これからが

忙しーんだけど

演舞が終わったら

見回りに警備...

ったく祭りを

楽しむ暇もな...

い...

おいはほとんど

なんで

ロードモンドル

おムッ

俺はこの後

非番だ

えー

いいなあ

なんだよガルガのやつ

人生充実野郎じゃん...

恋人と祭りを

楽しむ

後は任せたぞ

後は任せたぞ

はあ...あいつ

魔警団なのに

なんでモテんだろ

まあ

ガルガは

ごくん...

魔警団だからって

訳ではない

でしょう?

でも魔警団だから

避けられるってのは

あるだろ?

ホラやっぱ

避けられてる

魔法使いが

生み出す側なら

俺たちは消す側...

好かれるよりも

嫌われる事の方が

圧倒的に多いでしょ

皆から嫌われ

感謝されずとも

魔警団の仕事は

必要なお役目です。

それに

むやみやたらと

馴れ馴れしく

されるよりは

少しくらい

遠巻きにされて

いるくらいの方が

楽ですね私は

あ...

そういや

ルルシィが魔警団に

来た理由って

ルルシィ様

ウトウィン様

トラブル

ですか?

場所は

南門の城壁の側

違反魔法器の

密売です

エコー

エトランが

追跡中

了解だ

すぐに向かう

違反魔法器の

種類は?

そ...

それが...

くそつくそっ

くそっ

しつこいんだよ

アンタラァ!

禁止魔法でもないし

見逃せよォ!

募禁止魔法〟じゃ

ないってよ

エトラン!

違反魔法器〟

だってば

エコー!

人体に直接

かけなくても

間接的に人を

害する魔法は

たくさんある

あいつは

それをこっそり

売ろうとした!

だから

俺たちが

捕まえんの!

なーるほど

完全に

理解した

飛んでも走っても

逃げらんないん

だから

大人しく魔警団に

捕まんなよ!

だぁれが!!

下層街に

逃げたぞ

エトラン!

わふっ

ラペスの汁を

マントに飛ばして

おいた

密売人は逃走経路を

予め用意しておくって

言うもんな

実を針にして

魔法球で追えるぜ

借ります!

あっ!

あいつに近付いちゃ

ダメだルルシィ!

あいつの魔法器

最悪なんだ

ルルシィ!

ウトウィン

早くルルシィを

止めなきゃ

あ〜

どうかな...

多分止めても

止まんねーだろ...

はァ

はぁ

はぁ

チクショウ...

何で

バレたんだ?

こうなったら

仕方ねぇ...

さっさと陣を

書き換えて

証拠を隠滅

しておこう

魔警団に

捕まっても

プツさえなければ

誤認逮捕で

通せるだろ...

予約客が

チクったか?

はぁ...

せっかく良い

出来だったのに

この

「衣服スケスケ

メガネくん」...

もったい

ないな...

売値も

高かったし

あいつら

おカタすぎん

だよ

皆こういうの

本当は好きな

くせに...!

さ...最後に

もう一回

だけ...

お...

おおお...!?

無差別に

他人の衣服を

透視する

小型の違反魔法器の

所持を確認

逃亡を謀った

制作者の

魔法使いを

捕縛しました

掟に従って

記憶の消去を!

はぁあ!?

いや冗談キッツ...!

それは流石に

大袈裟でしょ!?

禁止魔法でも

殺しでもなし

そんな深刻

ぶらなくても...!

覗き〟は

重大で

悪質な

性暴力ですよ

も...もっと他に

重大な悪事は

いくらでも

あんだろ!

深刻に

捉えて

当然でしょう

見られた

ところで

減るもんじゃ

なし...

大騒ぎする

方がどうか

してんだよ!

ルルシィ

エリエン

大講堂外での

魔法の実務

本来なら

弟子だけに

任せる事は

しないのだが

こちらの領地の

城主様が

特別に善意で

お前たちに

経験を積む場を

与えて下さった

くれぐれも

失礼の...

ないようにな..

なんだか

一人前の魔法使いに

なったみたいで

嬉しいね

ルルシィ

ええ

頑張りましょうね

エリエン

やめて!!

さわら

ないで!!

ただ実務で

魔法を

使うだけ

なのに何故

あの人あんなに

近寄ってくるの

ジロジロ

見たり

髪の匂いを

嗅ごうとしたり

私たちの

身体を

触ろうと

するの?

怖い

怖い

はぁ

ルルシィ...

怖い怖い

怖い...!

早く先生に

知らせないと...

行か

ないで...!

お願い

だめだ

一人に

しないで...!

今すぐ

先生を探して

連れてこないと

私がここを

離れたら

あの子が

あいつと

二人きりだ

あの扉を

閉めさせたら

ダメだ

逃げ

たい

ダメだ!!!

エリエン

避けて

伏せて!

―先方は

偶然にも少し

ぶつかって

しまった

だけなのに

お前達が

任された仕事に

自信がなくて

!?

過剰に

反応されたと

戸惑って

おいでだ

出来の悪さを

誤魔化すために

被害をでっちあげ

たのだろう...と

そ...

そんな...

ウソです!

素直に謝れば

今回のことは

許してくださる

そうだから..

少し

黙って..

でっちあげはあいつの方!

でっちあげは

あいつの方!

あんな変態に謝る必要ない

あんな変態に

謝る必要ない

ルルシィ...

おまえ

口が悪いぞ

もっと

冷静に

なりなさい

先生は

なぜ私たちを

黙らせようと

するの?

黙らない

黙りなさい

黙らない!!

なぜ私たちが

責めれらて

いるの?

なぜ私たちが

謝らなければ

ならないの?

なぜ私たちを

信じて

くれないの!?

あんな奴を

庇うなら

先生も同罪で...

いいかげんに

しろ!!

そんなこと

よりも!

攻撃魔法で

依頼人に怪我を

負わせたお前の方が

問題だ!!

大ごとに

しないように

先方が気を

遣ってくれたのに

謝らないなら

仕方ない

魔警団に

引き渡す!

わかったな!!

大講堂に帰ったら

ルルシィ...

......

...だいたい

触られたところで

減るもんでも

ないだろう

大騒ぎ

する方が

どうかしてる

どうか

してるのは

お前たちの

方だ

これだから

ありは

減りますよ

すり減って

崩れて

壊れるんですよ

人としての

尊厳が

安心して

暮らせる

はずの

日常が

守ってくれるはずの

魔法使いへの

信頼が

それだけの罪を

犯した事を

知るといい!

『魔法使いの

掟に従い

...

!!

へ...へへ!

布を透視する

魔法を書き換えて

布を塵にする

魔法に変えて

やったぜェ!

ザマァミロ

拘束旗はもう

使い物にならない

だろ

このままアンタの

下着まで全部

塵にしてや...

ぐえっ

使えるのは

旗だけでは

ありませんが?

捕縛

ご苦労

手柄だな

ルルシィ

このような

違反魔法器の

闇取引は

時を置いて

度々出る

繰り返されぬよう

厳重罰と教育の

徹底が必要だ

なんだよォ

なんなん

だよお!!

アンタも

“男なら”

わかんだろォ!?

俺はただ

魔法で

んだよ!

これも

ある意味

人助け

なんだよ!

皆の夢を

叶えたかった

だけ

ふざけるな

何を言い訳に

使おうとも

貴様のそれは

加害者の夢で

被害者にとっての

耐え難い悪夢だ

魔法使いの

掟に従い

罪人に銀旗の

戒めを与う!

それで

ここに連れて

来たと?

そうだ!

彼女の怒りは

手に負えない

些細な事で

騒ぎ立て

世界の危機かと

言わんばかりだ

面倒は困る

君たちの権限で

忘れさせてくれ

今回のことだけでいいできるだろ?

今回のこと

だけでいい

できるだろ?

全く

どうか

しているな

その領主も

あなたも

...!

『魔法使いの

掟において

『罪人に

銀旗の戒めを

与う』

!!!

なっ...

違う!

この子の方だ

私じゃない!

おい

お前!

なぜ私を...

魔警団は

罪人を

裁く

私!?

罪人は

彼女じゃない

そう

だろう?

貴方の行いは

魔法使いに

ふさわしく

ありません

よって

忘却の刑に

処します

ままま待て

待ってくれ!

...そうだ!

俺の記憶を

消したら

あんたらきっと

後悔する

...何故だ

理由を言え

見...見たんだよ

今朝チラッと

!?

透視魔法を

試してる時に

あんたらが

一番探してる

人物...

衣服の下の

肉体に

魔法陣の

イレズミを

持ってる

男をさ...!

どこへ

行ってしまった

んだ...

クスタス...

第10話◆おわり

とんがリ帽子。アーリーで

ATELIEROPWITCHIAT

...うわあ

第50話

魔警団が

ぼくらに

何の用だい?

...異常は

ないか

悪いけど

何もないよ

おあいにく

さま!

...そうか

ならいい

何かあったら

これを使え

は?

...これは

鍵封職の

施錠?

中身は

一体...

邪魔

したな

あっ

あっ

待ってくれ

イースヒース

...何かが

起きると

思うのかい

君は

...何も

起きさせぬ

ために

我らがいる

......

そう言っても、

いやいや、どういう

これが新作の

魔法の杖!?

ずごいすごい

すごいすごーい!

胴車曲

星の剣の新作魔神校

3つの軸を選んで組み合わせ

自分だけの杖を作ることができる

ペン先

今回の

目玉商品で

「星の剣」の

自信作じゃ!

アイデアは

タータが

出したんじゃぞ

へえ

タータ

くんが

持ちやすい

太さとか細さ

重さとか長さって

人によって違う

ものだし

あ...

はい

成長に

合わせて

手の大きさも

変わる

でしょ

だから

パーツを

組み合わせて

選べる杖に

したら

思...っ

て...

いやあ

タータくん

すごいねぇ

誰もが

自分に合わせた

杖を持てるんじゃ

ないか...って

さすがじゃ

タータ

賢いのう

ステキな

アイデアだよ

タータくん

やる

じゃん

私たちも

選んでみて

いいですか?

わい

わぃ

いいなぁ

僕も新調

しようかなあ

わぃ

い...一生分

ほめられた

気がする

...

もちろん

だとも!

あっ

待って

ココには

これ..

約束

してたから

これ..

すごい...!

手に

吸いついてる

みたい

こんなに

持ちやすい杖

はじめて...

根元の部分を

とびきり太く

してみたんだ

ココ

集中すると

強く握り込む

クセがあるだろ

なんつーか

こう...

小石を持つ

みたいにさ

あ...

私に...

合わせて

くれた

杖...?

今回の新作も

これのおかげで

思いついたような

モンなんだぜ

ああ

誰もが自分に

合った杖を...

ってさ!

誰もが

自分に

合った...

ありがとう

私これで

たくさん描くね

いい~~!!

たくさん...

たくさんの

魔法陣を

描くね

それで...

タータくんが

作ってくれた

この杖に

まいった

な...

俺も

ありがとう」が

言いたく

なっちゃった!

ふさわしい

魔法使いに

きっとなるね

なんか

テティア

みたい

そういえば

ココの

魔法って...

どうして

ですか!?

どうして私は

銀夜行列に

参加させて

もらえないん

ですか!?

私の実力なら

大人に混じってても

見劣りすることは

ないはずです

どうして私は銀夜行列に参加させてもらえないんですか!?

見映えの

する大きな

魔法だって

描けます

...その理由が本当に

わからないなら

何故ダメなのか

理由を教えて

もらえなきゃ

納得できません

そんなっ...

やっぱりまだ

出す訳には

いかないな

銀夜行列は

魔法使いを

出品する場じゃ

ないんだ

アガット

あっ

アガット!

天蓋から

離れないで

一人じゃ

危ないよ

アガット!

アガット...?

あっココ!

どこ行ってたの!?

早く

こっち!

もー

大変

だったんだから!

ココの

魔法で

大騒ぎだよ!

こ...

これは...?

ココの魔法

街の人に

すっごく人気で

大行列なの!

最後尾は

あっち...

す...

すごいな

一体どんな

魔法に

したんだ?

ヒャッホー!

私空を

飛んでるよ!

すごい!

魔法使い

みたい!

ねえねえ

見てる?

この間一緒に

歩行補助用の

空飛ぶマントを

作ったでしょ?

あの時の

魔法陣を

使ってみたんだ

数枚作るだけで

大変だったから

先生の案で

体験式に

してみたけど

まさか

こんなことに

なるなんて...

でも

皆すごく

楽しそう

やっぱ

空が飛べるって

夢だよな

俺も最初

すげー

うれしかった

し...

洗ったばかりの

シーツよ

空飛ぶ

マントに

なぁれ!

成功だ!

わたし

自分の魔法で

飛んでる!

私も

...うん

私も

「そう」

だった

...だった?

まほうつかいの

おねえちゃん!

ありがとう

すっごく

楽しかった!

わたしも

大人になったら

まほうつかいに

なりたい!

なれる

かな

おねえちゃん

みたいな

まほう

つかいに

私も!

こらこら

困らせたら

ダメだろう

生まれつき

特別な力の

ある人じゃないと

魔法は使え

ないんだよ

なんでなの?

なんで?

そうなの?

私じゃ

がんばっても

なれないの?

どーして

なの?

ねえ

お父さん

なんで...

ココ?

大丈夫?

顔色悪いよ

裏で

休もうか

なあ

そうしよう

...ああいう

こと

...言われる

ような気は

してたの

あれは

昔の

私だから

私も幼い頃

同じ夢を抱いて

届かないと

知って

泣いたから

...聞かれたら

何て答えようか

考えてた

でも私

何も

言えないよ

あなたは

魔法使いに

なれない

とも

きっと

魔法使いに

なれるよとも

言えない

だって

どっちの答えを

選んでも

嘘だから

どうしよう

タータくん

わたし..

どうしたら

いいのかな

私はもう

知っている

誰もが

魔法使いに

なれる希望を

そして

そう在った世界が

かつて人々に齎した

絶望も

あの子の

気持ちも

魔法使いの

想いもわかるの

どうしよう

どうしようも

なく

苦しいよ...!

その苦しみは

俺も...

俺もずっと

考えてた

ココの

せいじゃ

ないよ...!

あの日

あの丘から

ずっと

罪悪感が

頭の中から

離れなくて...

タータくん...

でもさ

それって

悪いのは

俺達じゃ

ないだろ...?

だって

俺達に

嘘を

つかせてるのは

それは...

俺達

自身じゃ

ないじゃ

ないか

俺が

本当は

クスタスに

だって...

なんだって?

お前..

ク...

クスタス

くん...!?

どう

したんだよ

その足

...!

第50話くら

とんがリ帽子。アーリーで

ATELIEROPWITCHIAT

第51話

お前..

どうしたん

だよ

その足...!

クスタス

くん...!?

歩いて

る...!?

歩ける

ように

なったのか?

でもお医者様は

治ったとしても

もっと時間が

かかるって...

まさか...

おいおい

二人共!

禁止

魔法...?

でも

そんな

ハズは...!

何驚い

てんだよ!

魔法で足は

治せないって

自分で

言ったの

忘れたか?

これは

親切な

魔法使いが

俺にくれた

歩行補助具

だよ

そんな魔法が

ある...のか?

でもそれなら

そ...そっか

それなら..

良かっ..

俺の

思う通りに

伸びて

思う通りに

動く

魔法の

新しい

足なんだ

さっき

お前

安心しただろ

「良かった」

って...

俺の足が

治ってなくて

良かったって

イミだろ?

そぉだよなあ!

??

だって

禁じられてる

はずの魔法で

俺が怪我を

治してたら

まずいんだ

もんなぁ!?

!!?

どうして

お前が

魔法の事知って...

うっ...

俺が魔法を

知ることは

いけない事か?

俺が

「知らざる者」

だから?

お前らとは

生まれが

違うから?

自分の

助け方も

知らないまま

魔法使いに

助けてもらえる

のを待ってろ

って?

ふざ

けんな...!

文字より

薬草より

便利な力が

あると知ってて

クスタ...

信用できな

かった?

!!

がはっ

なあ

タータ

どーして何も

教えてくれな

かったんだ?

生まれが

悪いから

悪用すると

思った?

こういう事に

使うかもって?

笑わせて

くれるぜ

何が

「助けたい」

だよ...

何が

「俺のための

魔法」だよ!

何がっ...

!!!

っ...!

ココ...!

クスタスくんが

足につけた

その魔法...

私もダータくんも

そんな魔法は

初めて見たし

他の魔法使いも

きっと知らないし

使えない..

古の時代のものは危険で未知数で

古の時代のものは

危険で未知数で

そのせいで

掟で禁じ

られてるの...

知らない魔法を

知らないまま

使うのは本当に

危ないんだよ

だって

私も...!

それが

どうした?

きゃあ

ココ!!

なんだよ

俺が

歩けるように

なるだけ

ただ

それだけの

魔法だ

これが

危険?

禁止?

みんなに必要な

道具だったら

危険でも使うのが

人間じゃないか

炎だって

刃物だって

毒にさえなる

薬草だって

それで

死ぬ奴がいても

使うのが

人間じゃないか!

危ないから

許されなくなるモノと

それでも使われるモノを

決める基準は

何なんだよ

知らなくていい奴を

魔法の使い方を

知ってもいい奴と

決める奴は

誰なんだよ

ココも

タータも

魔法使いは

みんな

ウソつきだ!

ウソつきの

言うことを

どうやって

信じろって

言うんだよ...!!

お前...

言う

通りだ...

タータ

くん...

黙って

いたかった

訳じゃない

でも言っちゃ

いけないって

掟に従うのは

俺が

言わない方を

選んだって

事だ...

...ごめん

クスタス

秘密にしてて

ごめん

こんな

んで

「何が」...

「友達」...

だよな...

ずいぶんと

素直に

認めんだな

この期に

及んで

いい子ちゃん

かよ

どうせ

本心じゃない

んだろ

お前らの

ウソには

だまされ

ねえ

......

クスタスくんと

一緒にしてた

薬草医術の

勉強

タータくん

が...

ずっと

悩んでたのは

本当だよ...

あれだって

もうすでに

魔法使いでは

掟違反なの

私も

タータくんも

クスタスくんの事

助けたいと

思ってやった事は

ウソじゃない

お願い

ココ...

それだけは

信じて...!

信じろって

言うなら

口だけじゃ

ないって

証明しろよ

なっ...

無理に

外そうと

しない方が

良いのです

何だコレ!?

外れねえ!

正しく外さないと

内側の魔法陣が

熱と圧力で

腕に転写されます。

ですよ

!!?

あ...

あなたは...!?

イニニアの名は

イニニアです

あなたは

ココと

タータ

ですね

その腕輪は

イニニアたちと

オトモダチに

なってくれたら

外してあげます

オトモダチに

こんなことは

しませんが

今はまだ

オトモダチでは

ないので

仕方ないのです

あなた..

あなたが

クスタスくんに

足を与えた

魔法使い...

だね!?

え!?

はい

イニニアが

渡しました

彼は新しい

魔法使いさん

なのですから

助け合うのは

当然なのです

むしろ

あなたたちが

やるべき事

でしたのに

お前らには

俺とイニニアに

協力して

もらうぜ

...俺たちに

何を

させる気

だ?

は?

ンなもン

決まってん

だろ?

クソみたいな

運命の檻を

ぶっ壊しに

行くんだよ!

あー

もう!

ノルノアさんの

お店のお手伝い

するハズじゃ

なかったのー?

皆どこ

行っちゃったの

かなぁー

テティアも

休憩

したい

お祭り

見たい

帰ってきたら

ぜーったい

代わってもらう

んだか...

!!!ピッ

どしたの

フデムシ

そこに

何か..

およ?

とんかり帽子のアドリエの♦おわり

魔法の罪と罰が刻まれた腕輪

それはコン

ココたち二

文情を試す

すかに

イニニアにつけられた腕輪に縛られるココとタータ

そして城から抜け出した王子はテティアと出会う。

銀夜祭の熱狂はさらに加速する!!

人々の感情を飲み込み

とんがり帽子。

アトリエ第1

☆この物語はフィクションです。実在の人物・団体・出来事などとは、

一切関係ありません。

☆取録されている内容は、作品の執筆年代・執筆された状況を考慮し、

コミックス発売当時のまま掲載しています。

とんがり帽子のアトリエ(8)

発行者

発行所

2021年7月1日発行(0)

森田浩章

白浜鴎

◎KAMOMESHIPAHAMA.2021

株式会社・講談社

〒112-8001

東京都文京区音羽2122:

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