とんかがリ帽子。こんかり帽子の 足場が悪いね...視界も暗い.. でもそれは魔法使いにとってハンデにはなり得ない 魔法使いは結託の日以来人の争いや戦に加担することも禁じられている 僕らが戦わない理由はね 戦いに...ならないからだよ あんな大きな魔法を一瞬で..キーフリー先生すごい...! 利き手でペンを握る力が入らないから腕全体を村にしてるんだ あんな状態で一人で戦うの無茶だよね ココ!テティア達も何か... さっきからふるえが止まらなくて お...お母さんのこと思い出しちゃって... 人を金細工に変えてしまう肉体変化の禁止魔法は 人を石に変えてしまう魔法と似た系統のものだから... テティア怖くて忘れちゃうとこだった魔法使いがすべきこと テティアがいちばん大事にしたいこと! 魔法使いへの恨みをはらすのは諦めてくれないかな...っ 君達を傷つけたいわけじゃないんだ! このまま長引くようだと... あの日から続く永却の憎しみを忘れるなど有り得ない 金の身体が朽ちぬように金の怒りも朽ちぬもの この苦しみは苦しむ者にしか理解るまい ならば貴様も苦しめ歴法使い! でもじっとしてられなかったの ごめんね先生勝手なことして テティア達も見習いだけど魔法使いだから! 憎き魔法使いがもう一人... どうして鏡外套を脱いだりしたんだ...! 着たままならフデムシの姿に見えるから安全だった! 君たちだけでも逃がすつもりだったのに... だけどあのままじゃお話しできないし.. ほう貴様我らと話がしたいと? ロモノーンの人達も「人」だから テティア達一番最初に教わるんです 過去の魔法使いがしてきたこと 酷いこと恐ろしいこと悲しい歴史... 二度とそんな時代を繰り返さないためにみんなが気をつけられるように... テティアの好きな魔法は ありがとうが生まれる魔法です 人が人を笑顔にするための魔法 目の前に困って苦しんでて助けが必要な「人」がいたら 力になってあげられる魔法... テティア達はそんな魔法使いになるための学びの道の途中なんです どうかお願いします先生を放してここを通して..ください 真実がどうかは疑わしい 魔法は我らを救わなかった 彼女は老いた杖をついた者は浮き彫り細工にされた 彼らは他国の生まれだった 果ては暴謄に異を唱えた者選まで... 我らは幾千年もの間この怒りを忘れられた抱えてきた地の底でのだ 魔法使いの幼子よ真に世が変わったというのであれば 我らの問いに答えてみせよ あまねく全てが求めるもの ここでは誰しもが持たぬもの 我らに与えられぬものは何だ? 黙っていろ聞いに答えるのは幼子だ それは私達も持っているもの? 魔法であげられるものなんですか? そもそも魔法で奪われたものだ もし答えを間違えたら...? 魔法使いが受けるべき刑を受けよ 近づいてはならぬまずは問いに答えるのだ 無事だといいけど...アガットたちはいないみたい いろいろ考えたけどわからないや.. 答えが思いつかないんじゃない ...たくさんここにはありすぎるの太陽の光も美味しいご飯も暖かい寝床も何もない... 答えをひとつ選ぶとしたら... 言葉の殻の中心にあるおおもとの望みを探ってごらん 魔法に大切なことは技術とアイデアとあともう一つある 何を望むか何がしたいか...魔法使いに何をして欲しいのかそこさえ見定めればおのずと答えも見えてくる 魔法使いに望むこと.. どんなに求めても与えられず ここでは誰も持てないもの 魔法で奪われた大切なもの 答えは「安らぎ」...ですか? 金にされた肉体はずっと朽ちることがない 眠ることも安らぐこともできないままずっと苦しみと一緒のまま... 私のお母さんのように... ごめんなさい眠らせる魔法は禁止だから知らないのでも代わりにこれを... オル先生のくれた魔法器 ほっか石っていうんです お守りって感じの魔法だから効果があるかわからないけどよい眠りが訪れますようにっていたわりの心が詰まってる 優しい魔法なんですだから... これでは足りぬもっと... えーっとごめんなさい!! でも大きくしたら矢のバランスとか変わっちゃうしそれに... 古い時代の戦魔法... やっと休めるのか... 身体が溶けてる...! オルーギオの魔法は肌に触れても火傷しないよう 繊細な均衝で調整されている... そ...そんなのダメです! 増幅鏡で乱暴に陣を引き延ばしただけではその温度は... 反転魔法を試すのも全部全部これからなのに 助けられるかもしれない それ以上近付いたら君まで危ない ありがとう風法使い... なんで...なんでお礼なんて... 助けられなかったのにどうして...? わかんないけど...でも あんな悲しいありがとう もう誰にも言って欲しくないや 気がついたかいケガはないかい? ケガはお前の方が酷そうだな 早く見つけてここから逃げないと 「つばあり帽」が襲ってきたんだ アタシはそいつに捕まった.. むちゃくちゃに暴れて抵抗したらあいつここに落としていった 何も刻まれなかったのは不幸中の幸いだが 身体に魔墨が染み込んだ者は もう二度と元には戻れ...ない とんがリ帽子。ハリーに あんなに傷だらけになってまで 道から外れて暗い方へ... 鱗を一つ拾っておいてよかった魔針球なら暗闇でも見失わずにすむわ ユイニィが助けてくれなかったら ああなっていたのは私... でも彫られてしまった刺青は消えない どうすれば助けられる? 禁止魔法が失われたのはつくづく残念でなりませんねえ できればこのまま観察していたいところですが そちらの方向は違いますよこっちこっち 私の研究はあとあと例の娘のところへ行かないと 我々の計画は思ったより早く進みそうですよ 計画って何?なぜ「つばあり帽」はそこまでココにこだわるの? 何の変哲もない普通の子じゃない 考えるのはあとよアガット まずはユイニィを取り戻さなきゃ ...わかってるからくやしい わかってる自分に足りないものくらい でもそれでいいと思ってた 押しつけられたものに押し流されて 自分が消えてしまうのが すみません...この子昔から頑固な性格で 兄のリリフィンについていくと言って聞かないものですから リリフィンはとても優秀な弟子です 彼の妹なら大歓迎ですよ ご安心ください必ずや世の役に立つ 立派な魔法使いにしてみせましょう またお前かリチェリット!! 何故課題と違うものを描いていたのだ 課題はビンを割れないようにする魔法でしょ リチェのやり方でも割れなかったもん... 毎日先生の魔法描き写すだけ... きれいじゃないしつまんない... 魔法を学んでいるのだぞ! お前が面白がるためではない!! すべて描き写すまで机に戻るな それで大人を敬いいい素直に教えられたことをやりなさい リリフィンは素直だったぞ お前は私と来なさいリリフィン 小さく早くすみっこにこっそり描いたら先生にもバレない リチェの魔法はリチェのままだからね リチェリットはリリ兄を救う天才ですね 描きたい魔法はこっそり早く 誰にもバレないくらいに小さく細かく こうしていればリチェは消えない 私の教えた通りにやれば良いのだ キラキラの橋をかけたらどうだろう? 石のリボンではしごをつくったら? だけどそれは大人の思う正解じゃない 試験ではリチェはリチェのままじゃダメなんだ リチェのままじゃ... 大人の言う通りにしたら自分が消えちゃう 自分を守ったら肝心な時に役立たず リチェはどうすれば良かったの? リチェはリチェの思うリチェになれるの もう最後の方まで来てたんだ... 思ったより近かった... メルフォンがうらやましい 獣は自分が自分かどうかなんて迷わない どうして皆行かないの? まだ仲間に見えてたのか 待っててね今脱ぐから... 基礎魔法教本のとちょっとちがう.. 矢の数が普通よりちょっと多い? どうしても止まらなくなってしまうから」 たしかに線はブレてガタガタしてるけど その分矢の数を増やして力の弱さを補ってる ユイニィ...ユイニィすごいよ 教本の魔法ばっかりなのに これ全部すごくユイニィだ 逃げるように大講堂から遠いキーフリー先生のアトリエに移っても 意地になって学ぶことを拒んでた たくさん魔法を学べば学ぶほど その分自分がつまらない消えちゃって誰かになる気がして そういうとこはずっと残るんだ... リチェ自分を守っているようで自分で自分をしばってた でももう他の人の魔法も恐れない どんな一本の線の中にも メルフォンが迷わないのは目的がはっきりしてるからだ ああつかれたローブも汚れたし やっぱり大講堂が一番... まだ鳥のフンの臭いがする とんがリ帽子。ハリーに 何故貴方がここにいる? 今日試験を受けて貴方の弟子だったいるのははずだろう あ...あなた程の我が弟子のお方が試験日を把握しておられるとは... 魔警騎士団副団長イースヒース殿... 大講堂外での魔法使いの活動には出来る限り目を配っている 目を離す者がいるようだからな い...いやあ外界は穏やかで平和そのものですよ! それもあなた方魔警団の働きが 安心して試験監督に任せられるという 「平和だから信じて任せる」ったあ また随分とお気楽なコトで... あんたが外界に目を光らせてる平和や安全の理由はためじゃない 平和を脅かす存在にならないかどうか...だろ? それが安全や平和につながるのだ 魔法は人々を自由にしたが同時に強き自制心も必要となった 杖の一本魔星の数滴で他者の運命すら描き変えてしまう 泥森の川の中州のカルン海の底の大講堂... 魔法使いの居留地が外界から隔離されているのは秘密を守るためだけではない 世界の理をねじまげる力を持つ者たちが 人と関わるのが面倒で引き籠もりたかっただけな気もするけどな... そーゆーとこあるよな魔法使いって イースヒース副団長っ! 俺早く外で暴れたいなぁ 待ちきれなくてウズウズだよぉ! ねえねえまだ?次の魔警団への出動要請! 出会い頭に飛びかかるな! 副団長じゃなかったら当たってる! しょーがないじゃん双子だもん! お前がいつでも俺までそうだからセットで留守番なんだぞ しょーがなくない!暴れるためにガマンしろ! エコーエトラン槍で遊ぶな 砂塵化した岸を固め落ちた橋もかけ直したそうだ あのままでは下流のせせらぎがにごった泥水になるからな 俺とルルシィで現場に赴いたが あの規模の魔法陣の痕跡は発見できなった そうかご苦労だったなガルガ ガルガが槍を返してくれない! 拘束旗で巻き取れエコー! 拘束旗は魔警団のみに許された特別な魔法器 いたずらに使う物ではありませんよ 階段川でケガした少年に歩行補助用の魔法イスを手配しました 現在はカルンの医療施設に滞在中とのことです カルンの魔法使いに少年が引き継ぎ回復し次第ましたが記憶を確認に参ります 頼む知らざる者に試験合格前の見習いの魔法だ。見られていないとは限らないからな 知らざる者とて愚かではない 油断していると魔法の秘密などすぐに知られてしまうだろう 我々も気を引き締めねば... エコーとエトランと共に鍛錬場へ他の団員にも稽古をつけてやれ! ガルガとルルシィはヴィナンナ団長に提出する調査報告書を! 結託の日を祝した祭典「銀夜祭」も近く外部の魔法使いの行き来も増える 各自心して警戒にあたるように! 他の受験者は...キーフリーのところの弟子? ああだからかイースあんたがチェックしてたのは... どこにでもいる普通の子供に見えたぜ? 子供をあなどるなよウトウィン そして自制心のない子供の掲げる自由は この世で最も自由な者だ 穏やかで平和な外界か... この静かな海底のように 永久に続くものであればいいが 旧き時代の過ちを繰り返すことだけはあってはならない 我々が過去から学ばなければ あっちに向かえばいいみたいです! リチェの水晶リボン魔針球に持ってて従えばよかった...!皆と合流出来るはず! 応急処置はしたけどキーフリーも辛そうだ急いでここを出よう 自分で歩けるよアライラ.. あたしの担架船にまかせとけ それに利き腕が動かなくなったら困るだろ その...魔法使いとしてはさ... 今は弟子達を捜さないと... ここには旧い魔法が息づいてる他にどんな危険がひそんでいるのか まだわからないんだから... 見つけましたよ希望の子...! とんがリ帽子。ハリーに 大丈夫か?足元気をつけろよ 出口まであとどのくらいあるんだろう.. 飛んで行けないのは不便ですね... ロモノーンの蛇の背洞窟は魔法で天地があべこべだからな いま踏んでるこの地面が壁なのか天井なのかも怪しいぜ 足を踏み外しちゃいけないから.. なっなに...なんで!? こっこれもロモノーンの迷宮魔法なの!? 先生無茶だよあんなケガしてるのに! アライラさんお願い!先生を助けに行って まだ他の子達の安否もわからないのに あんた達を置いてあいつを追うわけには... テティア達砂のテントの中に隠れてる! ここから絶対動かない! キーフリー先生私達を守ってくれてケガしたんです 風で防護壁を作る魔法陣を渡しておく 何かあったらこれを使え キーフリーを連れてすぐ戻る! 先生達きっと大丈夫だよね...ってココ?同してるの? 何か役に立つかもしれない魔法を いまのうちに描いておけないかなって リチェのリボンを参考にして包帯作ったり 壁を登りやすいように足場を作る魔法とか! そういう私達でも出来る魔法! そうだね!ココの言う通り!テティア達はテティア達に出来ることしよう! ようしじゃあ早速... どうしたのそんなに怯えて... ここあんなのもいるの!? じっとしてたらやり過ごせるかな... 怯えた手負いの獣ってすごく狂暴で攻撃的だから! アライラさんの魔法陣を! う...鱗狼がもう一匹!? 助けてくれたの?何で? 違う!よく見てあれは... リチェ達は一緒じゃないの!? リチェは無事よ出口に向かったわ よかった無事だったんだね! 禁止魔法を刻まれてしまって... ユイニィ君...なの...!? あの姿なきつばあり帽にやられたの..! フフただの水鉄砲とは! この身体のどこに当てるおつもりですか とんがり帽子は平和主義 戦いのための魔法の訓練などしないのでしょう 物体に向けてこそ意味があるのです! 物体に向けてこそ意味があるのです! 戦いのための魔法だって? 戦いだけでなく生活だって救助だって 目的に特化して細分化されているけどね 君の先生は教えてくれなかったのかな! 負け惜しみを!当たらないと言ったでしょう: 戦う訓練はしてないけど 魔法を見る訓練は毎日してるよ その問題点と改善点もね いくらつぱあり帽が禁止魔法の使い手とはいえロモノーン洞窟を自在に飛び回れるはずがない だから水をまいてつながりを探したんだ 外套自体は魔法の媒介と囮を担う魔法器だ 裾のほつれは本体の君とのつながりを誤魔化す目くらまし 君自身は安全な蛇の背の道から離れることなく遠隔で攻撃していたんだろう? 外套を脱げば消えられるのにわざわざ見える姿で現れるのは そうせざるを得ないからだ 目的よりも誤魔化す手段を優先させた魔法は稚拙だよ 僕の弟子達にも劣るだろう どうせ...あなたには理解できませんよ おキレイな顔で堂々と陽の下を歩けるあなたにはね ...獣と歪に融合している 禁止魔法をしくじったのか... 君の正体はどうでもいいんだ 僕を知っているかと聞いているんだ! 知りませんよあなたなど では僕と同じ目を持つつばあり帽は!? 皆会う時はつばのある帽子で顔を隠している それを手掛かりにするのは無駄ですよ 時間は稼げたのでもういいです目的は直に果たされる だめ!風の防護壁じゃ目くらましにしか強くもならない!できるけどユイニィ君を傷つけちゃう! 追って登って来れちゃうんじゃ 大丈夫雑に描いたからすぐ消える! ど...どうしたのアガット つばあり帽はあなたを「希望の子」と呼んだわ あの子に正しく禁止魔法を使わせること 正しい理由正しい目的で 禁じられ失われた魔法の正統性を証明すること 雑な規制で奪われてしまった魔法の無限の可能性を 掟破りの「知らざる者」が解放すること...! つばあり帽が望んでいるのは禁止魔法が使われること ...やつらはもしかしたら あなたに禁止魔法を使わせたいのかもしれないわココ ユイニィにかけられた恐ろしい魔法を解かせるために あなたにつばのある帽子を選ばせようとしてるのよ!! なにソレ...そんなのって酷いよ! 連中の思い通りになんてさせたりしない: 正しい判断をするのよココ とんがリ帽子。ハリーに 世界のそれは改変に破壊 手を加え描き換えてはならぬ運命もある わからない何故なんだろう 魔法は何でもできるのに してはいけないことだらけなのは何故ーーっ.. あのつばあり帽はあなたのことを 希望の子と呼んだわココ 私達を襲ってきた時もあなたへの試験だ...って あなたに禁止魔法を使わせたいのかも... つばあり帽があの魔法を私達に解かせたいんだとしたら ユイニィを元に戻す一希望」はちゃんとあるってことだよね 禁止魔法は絶対にダメよリスクが大きすぎる 掟を破ったら記憶を消されてしまうし成功する保証もない あなたが一番よく知っているでしょう よく知らない魔法の恐ろしさは うんありがとうアガット 心配してくれてるんだね ユイニィをあんな姿にした連中の思い通りになるのがイヤなだけ! つばあり帽も禁止魔法も世界から排除されるだけの理由があるんだわ! 恐ろしい魔法は見たことない 身体がすくんで何も出来なかった...私一人じゃ何も... トリプルテールのテティアに変身!脳みそフルパワーで探してみようよ 発想一つでどんな困難もハッピーにひっくり返すのが魔法でしょ! とりあえずかたっぱしから思いつく案出してみよう どんなのでもいいから出してみて出してから使えるかどうか考えようよ いつもアトリエの授業でやってることと同じ? いつもいざって時やっているいちばんことが出来ることになるものよね あまり時間はない...さっさと始めましょう ありがとうテティア勇気が出たよ テティアは今ので出た! 勇気だけじゃなくて魔円手帳も出してよね アガットすごい量持ち歩いてるんだね これまでの魔法陣まとめ とりあえず使えそうなの出してみたけど くり返しの紋はダメよね うん人間の時戻しは禁止だしそれにユイニィの身体だけ同じ時間をループしちゃう 魔墨だけ上手いこと身体から取り除く! とかも無理かなあ身体の刺青は消せないよね... 魔法の効果だけ消せないかな 火を消してしまう陣を重ねたんだ 魔法陣は矢を反転させると、効果も反転する... それなら同じ大きさ同じ精度の反転魔法を描いて魔法陣同士を重ねられたら... 二つの魔法が打ち消しあって ユイニィ君を取り戻せたりしないかな こういうのも禁止魔法...? 魔法をかけることにはならないと思ったんだけど ...聞いたことがないわ だよねぇやっぱり... 前例がないってことよ! 魔法は世界に与えられる恩恵だもん消すことなんて考える人はいないんだよ 誰もやってないことだからまだ禁止もされてないってこと! 魔法陣そのものは消せなくても効果が消えれば人間に戻れる! これいけるよ!どんな魔法陣なのかがわかればユイニィもきっと助けられる! 元の魔法陣がわかればお母さんも この間ずっとから考えてたことだったから... ユイニィ君を助けられたら お母さんだってきっとー どうやってユイニィに一身体に刻まれた近付いて魔法陣を確認する? 使えるんじゃないかしら 蜂狼は仲間と身体をぶつけ合い鱗を落とす習性がある ココは鼻先を跳びながら石のなわでからめとりテティアのところまで誘導する アライラさんの風の防御壁は守ると同時に閉じ込めにも有効っ!! 今ならしばらく動けない! 「布が作れたら板も作れる」なんてテティアだけじゃ思いつかなかったよ! 足止めできたらフデムシを放つ 成果の匂いに惹かれるフデムシはユイニィの身体に刻まれてしまった魔法陣を きっと見つけてくれるはずー...! こういうのはリチェの方が得意なのに あなたじゃ助けにならないなんて酷いことを言ってしまった あの子のためにも戻って来てよねユイニィ! それよりユイニィ...は... 元の姿に戻らない... どうして?何か間違えた? どうして?何か間違えた? アガット!テティア!どうしよう...! ユイニィ君は狼のままだ どうしたらいいの...二人が危ない でも反転魔法でもダメじゃ...! 魔法で身体を変えられてしまったら もう普通の魔法では...?解けないの 本当はうっすらと気付いていたんだろう? 目玉の仮面のつばあり帽... こんな風に君の心を傷つけるつもりはなかったのに... お詫びに私が教えてあげる あの少年の助け方あの魔法の解き方を 禁止魔法ですよね... 大丈夫皆には内緒にしててあげる 魔法使いに秘密はつきもの あの子達を助けたいんだろう? とんがリ帽子。ハリーに 描くんだココあの少年を助けられる魔法は 古の禁じられた魔法だけ... 普通の魔法と変わらないよ 私が教えてあげる... 失敗じゃなかった...? 成功でもないけど失敗でもない! 言葉は通じる!一部だけでも取り戻せたわ 禁止魔法じゃなきゃ解けないなんてウソっばち! 作り出すやり方全部に希望が眠ってる 魔法ってそういうものなんだから! へぇえ矢の描き換えで効果を反転させたのか... すごいじゃないか素晴らしい独創性だ! かつてはあらゆる力が自由だった 無秩序だが発展があった 君達の成長を見るたびに 今がそうでないことが惜しくなる... とんがり帽子の定めた掟なんかに縛られず 本当の魔法使いになってほしいものだ 本当の魔法使い...? 学んではいけない描いてはいけない それがどれだけ君達から可能性を奪っているか 私が禁止魔法を描いても意味がないんだ君...いや君達でないと この魔法陣でユイニィ君を元に戻してた!またつけてあげて! あなたが何を描かせたくても私...自分で描くものは自分で決めます 魔法のすごさも恐ろしさも両方学んでるところだから! じゃあ次の時にもっと知ってもらうことにしよう どうやら時間切れのようだからね 子供達のところには行かせませんよ! 正体を見破られたところであなた方に勝ち目はない 黒くて見えないでしょうがこの外套にはあらゆる魔法が刻まれている... 魔王を塗った爪で陣を閉じれば 炎の盾!?そんな魔法を描く時間は...なかったはず 布が凶器とは笑わせてくれるぜ! どうしてあんたが... こいつが報せてくれたのさ! 今のリチェには助けられる力ない 助けてって言ったら聞いてくれる大人もいるから.. だから助けてくれる人呼びに行った ねえ君どうしたの?泣いてるの? 先生達が信じてって言ったから! 君のアトリエで何かあったのかい? トラブルか?見張りの眼で調べてやるが: 君は僕らを信じてくれ... 賢い選択だったぞリチェ 一人は子供一人は手負いとはいえ多勢に無勢かっ... 少しはしゃぎすぎだササラン 焦りはわかるが今は引こう 待てっ!!逃げるなつばあり帽!! 落ち着けキーフリー!考えろ!! 落ち着けキーフリー!考えろ!! お前が今一番優先しなきゃいけないことは何だ!? あの子達だ僕の弟子... 早く迎えに行ってやろうぜ先生 それで...つばあり帽が襲ってきて 別のつばあり帽が元に戻したのか 禁止魔法を見せたかったんだろうな人の身体を何だと思っていやがる... 完全にはまだ戻れていないんです 首に当てた小さなメダル この魔法器で一時的に魔法の効果を外したら打ち消してるだけで狼に戻っちゃうみたいなんです 描かれた禁止魔法は消えてない: ボ...ボク記憶を消されてしまうんでしょうか... 事情を話したらわかってくれないかな? そんなのダメ!だってユイニィは被害者なのに! 襲われた側が責められるなんておかしいもん! :魔警団は聞いてくれないと思うわ 首の後ろの魔法陣を見つけたら問答無用で掟違反の烙印を押すでしょう そうかもしれない... そ...それにクックロウ先生もポクのことお許しにならないと思います 出来損ないで足手まといで あの人はきっと要らないだろうから.. せっかくちょっとだけ前に進めたと思ったのにな... ボク...ボクなりのいい魔法使いになれるかも...って... お前は最初からいい魔法使いの素質があったぞ 苦手を探して得意で補い答えを見つけて乗り越えた その時出来ること知ってることで皆を助けようとしてたじゃないか お前の未来はまだ閉ざされるべきじゃない記憶は消させないさ 彼の助けになるんじゃないかな... リチェの壺の隠れ家はリリ兄が昔くれた秘密の場所... 出口がアトリエとセイアムの森に繋がってる オルーギオ先生を呼ぶためにここからも繋げないか試してみたの 扉窓を作るのは難しいんだ 人が通れる大きさで精度の高い陣を描くには熟練の技が必要だからな だから水裂の魔法剣みたいにした 小さな陣をいっぱい描いて繋げたら 大きな魔法と同じくらい大きな力が出る ...そう先生が言ってたから リチェの得意な小さな陣を キーフリー先生のやり方で繋いで ユイニィの手帳にあった窓の矢に これはリチェだけじゃ描けなくてリチェじゃなきゃ描けなかった魔法... 身体に刻まれたその魔法陣を消す方法を見つけるまで 大講堂へは戻らず身を隠すんだ 消せないかもしれないし魔法使いに戻れるかどうか... そーんなしょげんなってあたしも行くよ! 魔法もちゃんと教えてやっから 一緒にいたのに守ってやれなくてごめんな あ...あのこっちの方が見つかりにくいから 言いわけしなくていい弱みも強みにできるのがユイニィだもん 硬く鋭いその鱗を剝がすのは これならもう痛くないかな? ボク...ボクずっと自分以外の誰かになりたかったでも今は本当のボクに戻りたい 必ずボクになって帰ってくるよ お互いの魔法見せあいっこしよ! いい帰ってもっと勉強する 自分に自分を積み重ねて もっといい魔法使いになりたいから 定刻を過ぎても試験監督が戻らないので 様子を見に参りましたが正解でした あなた達には何があったか報告していただきます 私と一緒に大講堂へ来てください 魔法使いの本拠地へ...!? こんなの朝日のアドリエ『ジャネル』 早とんがリ帽子コレクションを 魔法使いの話である「とんかり帽子」 弟子入りしている期間は、そのアトリエの制子を被るのが一般的だが、一人前になれば自分で好きなデザインのものを被ることができます。さまざまなデザインの帽子が登場しているので、その一部を紹介します。 キーフリーのアトリエの弟子が被る帽子。アガット達も同じ帽子を被っている。正面の白い布は金の鋲で留めてあり、てっぺんにはタッセルが付いている。 基本デザインはココ達の帽子と同じだが、地の布地の色が奥なるのと、タッセルの代わりに長いリボンが先端に付いているのが特徴。 黒い布地に、金糸の刺繍で根拠をして、 様が施されている。てっぺんのタッセルはココ達の帽子のものと同じだが、これは昔キーフリーのものと交換したため。 てっぺんには羽根飾りが付いている。下の部分にはターパンのように緩やかに布が巻かれており、それを正面の金の装飾で留めている。 緋色の布地に、正面の金属製のプレートと、両脇の羽根飾りが付いている。「悪事を働く者の夢に現れる」とされる幻の鳥。罪告点がモチーフとなっている。 比較的柔らかいい布で出来ているので、白立させようとすると少し潰れてしまうう。下の部分の布は紐と金属製の輪で留めてある ユイニィも同じものを被っている緑色の布地で、正面の飾りは黒い布に金糸で模様が入っているてっぺんにはドアノッカーのような金属の輪っかが付いている。 テティアが、独立したら作りたいと夢見ている帽子。「一つの魔法で、感謝する人とされる人の両方を幸せにしたい」というライアの信条が込められている。 深い深い海の底に、それはあ 現糸〟疋比自九文螺旋階段を下った 個性豊かな魔法使いたちの暮らす ウェブでもアプリでも、電子で読むモーニング。 ...それはそうだけど... 「先日あなたの毎週「モーニング目をお楽しみください!! ニングとは内容が異なります。 ☆この物語はフィクションです。実在の人物・団体・出来事などとは、一切関係ありません。 コミックス発売当時のまま掲載しています。 ☆取録されている内容は、作品の執筆年代・執筆された状況を考慮し、