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...
畑健
んっああっ...
佃健二郎
んっ...
第199話「プロローグ」S
少年サンデー2022年33号127P目標
載/2022年7月13日発売ノ巻末目次
コメント:Q2022年下半期の目標
はなんですか?A.錦切を守りたい
〈発売日の東京都の天気・雨
トニナイチャ
第200話「あなたがいる
ことでJavamamentaminin.chinen...
少年サンデー2022年秋号169目指載/2022年
7月20日発売/巻末日次コメント:Q.子供の頃
に数わって大事にしていう教訓って何ですか
んで借金をするな」と借金まみれの製父が言っ
でました。/発売日の東京都の天気..くもい
第201話「愛にできること
はまだあるかしり...
少年サンデー2022年5万号189号掲載/2022年9月
「日本大人のキロがあっくりした...なる程度は、
キングの日、バイキングに行っこのままべら
のは何ですか?ん最も原価事の高そうなものを見
極めて食べる。ノ帯商品の東京都の天気..くまり
第202話「奇蹟」...
ツ年サンデーの22年8月20日火
ジャクトなので、新ノロの2012年8月29日第24回発表日火ファイル
ント:Q.先生の好きなのの体を教えてく
ださいような手が乗っていればなんで
もいい。〈発売日の東京都の天気・晴れ
第203話「月の明り」の
少年サンデー2022年祝号8P目標載
2022年8月17日発売/基本日次コメント・
Q.一生のうちでどうしでも会ってみたい方
はいらっしゃいますか?私ウォーレン
フェット。ノ発売日の東京都の天気・晴れ
第201話「日のしずく」タブ
少年サンデー202年外号800日掲載/2022年8
平成年発売で東京都府大震災コメントのキャラーズの
小学校の夏の世界でインスターネットの中学生の夏期は小学生としたら何がしたのです。
か?んあえて宿題をしでかえ。当時、全くしな
かったので、ノ発売日の東京都の天気..くもり
第205話「それを愛と呼ぶ
なら」...
少年サンデー2022年091299号掲載/2022
第8月31日発売/委未日次コメント:Q8月9日
ま「野菜の日」「先生が好きな野菜と食べ方を
教えてください!えあらゆら調理法で毎日作
でます。ノ発売日の東京都の天気..くまり
...
第206話「FINDTHE
WAY...!!
少年やデータの2017年9月9日土曜日20日水曜日にありますが、ハースキャンペーンは
フェットファンディングセンターの発売が発売されておりますのですが、
そんな気持ちよくイメージですよね。でもそれぞれでも早く早めですのですが...
これからお弁当・シオリエンタはその中にはこの日にお客様になりましたが、
ファイルシスターはどんなところからのようなものでしょうかもしれません。今後の実施の天気くください
nTen
第207話「祈り...
少年サンデー2022年以号1259日掲載、
2022年4月4日発売/善末目次コメント
Q.9月14日は「食いしん坊の日」先生の「ご
ぬは別腹」を教えてください!私もうやん
カレー。ノ発売日の東京都の天気..くもり
第209話「udoddsOfLite」
少年サンデー202年明号1999日掲載/
それでもいいのですが、それはそれだけではないでしょう
2022年10月5日発売/委来目次コメントに
Q.食欲の秋、「先生の「好きな秋の味覚」と「その
の食べ方」を教えてください!んだぬかマッ
タケください。〈発売日の東京都の天気・西
«第205話については
次巻の収録となります。
人であった頃の
記憶が..
第199話
ほとんど
ない。
自分のなまの
名前すら...
もう
思い出すことが
できない。
覚えて
いるのは
たくさんの
大切な人が
亡くなり
人の命を...
ささやかな
幸せを...
守れる者に
なりたいと
強く願い...
そう
ならなかった
後悔だけ
これは..
昔々の
お話
人ではない
何かになる前の
遠いは
夢の話
もう
手が届かない...
夕日に消えた
友の話...
1400年よりも
ずっと前
この病は..
血を吐いたら
もう...
助けることが
できません...
申し訳ない
力に
なれなくて..
いえ
あなたは十分
やってくれました。
ありがとう。
父親以外の
家族が皆
次々病で
死んでいった。
だから
命を守れる
人に
なりたいと
人の命は
儚くなか
短い。
細々し
薬師の仕事を
しているが...
私が
救える
命など
......
ラクシクト!!
こんな山奥で
身なりの良い男が
なに膝を抱えて
泣いているんだ?
え?
何か..
困り事か?
べ...
べ...!!
別に...
泣いてなど
いない!!
ふーん
そっか。
なら
良かった
大した悩みでは
なさそうだし。
!?
た...大した
悩みではないとは
なんだ!!
すごく立派な
悩みなんだよ!!
これは!!
ほう..
では
どんな?
お...
女の子に
告ったら
フられた。
大した
悩みではない
じゃねーか。
う...!!
うるさいなぁ!!
本気の恋って
のは..
難しいもの
なんだよ!!
はは
確かに...
これは
バカにして
悪かった。
ならば
おわびに
相談に乗ろう。
本気の恋
とやらは
わからぬが
女として何か
助言ができるかも
しれん。
じょ...
助言...?
.....
じゃ...
じゃあ
聞くが
こちらになんの
興味もない子を...
振り向かせる
方法は
あるか?
あー
なるほど
なくはないな。
え!?
ほ...
本当か!?
ああ
まず
大前提と
してー
若い女は...
流行に
ぴんかん!!
は?
そうだ
そうだ
よく覚えとけ
女の子は
いつだって
新しくて
可愛くて
映えるものが
大好き。
つまり
最新の...
次に来そうな
ものが
刺さるってこと。
そ...
そうなの?
それって
あなたの感想
ですよね?
だけど
そんな...
貢ぎ物で
どうにかしよう
などと...
あ、
でも
あの
婚約者たちも
それぞれ何か
貢ぎ物を...
あれも映える
からか...?
貢ぎ物で
心はここ
動かせないよ。
豪華な貢ぎ物を
持ってきたとしても
それで心は
動くまい。
え?
人の心を
動かすものは
やはり
人の心だけ...
だから
贈るのは
お前の心
そのものだ。
心を贈る...?
そんなの
一体
どうやって..
だから
そこで...!
最新技術
だよ!!
!?
さ...
最新?
そう
大陸では
ずっと
流行っていて
最近こちらにも
入ってきている
という噂の...!!
『紙』
というものが
ある!
輝夜ー
帝からお前に
貢ぎ物が
届いたぞー!
帝...?
だから
ほら...
お前が先日
泣かした
あの..
あ~...?
あ...?
そして
その帝から
お前に
これを...
ん?
これは...?
布や木簡
ではない...
実にサラサラ
としたきも
気持ちのよい
触感...
まず
第一に
物珍しい手触りに
気分が高揚
するだろう。
さらにしろ
真っ白で
見たことが
ないほど
薄いその作りに
新鮮な
驚きがあるはず。
さらに...
それを
開けば...
目に飛び込んで
くるのは...
墨と呼ばれる
真っ黒な液体で
書かれた..
鮮やかな
文字の数々...!!
そこに...
お前の
気持ちを
綴ろう。
え?
き...
気持ちを
綴る...!?
そうだ
私は書けないけど
身分の高そうな
お前らなら
文字の読み書き
くらい
できるだろ?
想いは口で
伝えても
消えていくばかりで
残らない。
しかし
書かれた
文字は違う。
お前の想いは
そこに留まり
物珍しさから
何度も読んで
繰り返し
彼女に
語りかける。
あなたの
ことが
どれほど
好きかと。
読み返す
度に..
愛を
ささやく。
これを
書いた人は
そして興味を
持つだろう...
な...
なるほど...
お前...
どんな素敵な
人だろうと...
凄い
策士だな...
ふふーん
だろ?
要は発想の
転換だ
最新のものを
取り入れながら、
古いものを
再構築する
という
私はこれを
恋文と
呼びたい!
これからすごい
流行ると思う。
た...たし
確かにすごい
流行りそうだ!!
第200話
あなたがいることで
トニカク、カワイイ
へえ...
これが
紙か~...
こんなに
白くて薄いん
だな。
ああ
驚きの
技術だよ。
大陸では
もうずいぶん前から
これに記録を
残しているらしい。
そうか
この薄さなら
木簡と違い
大容量の記録が
てきるから...
すごい
革新的だな。
ただ...
少し問題が
あって...
ん?
なに書いていいか
わからん...
いやそこは
考えろよ!!
好きな人へ
ありのままの
想いを書けば
いいんだ。
簡単だろ?
木簡も
いっぱいあるし
とりあえず
これに試し書き
すれば...
え~...
じゃあ...
こんにちわ
ぼくはこのまえ
あなたをみて
すごく
おどろきました
あなたがすごく
かわいかった
からです
きょうは
すごく
てんきが
いいですね
ぼくはすごく
うれじいきもちに
なりました
あなたは
すごく
すごく
かわいい
ですね
だからぼくは
すごく
うおい!
.....
え?
口説く気が
ないのかお前は!!
それでいいわけ
ないだろ!!
ええ!?
だ...
だけど初めて
だし...!!
なんて書いたら
いいか...!!
だから
もっとこう...
うっとり
するようなことを
書けばいいんだよ!!
女の子が
喜びそうな...!!
例えば?
だから
その...
あなたはまるで
あの空を舞う
白窓のように
美しく
一目見た瞬間
私の心はまるで
春の訪れのように
暖かくーーとか。
おお~
なんか...
確かに
すごく
いいな...!
それ
ちょっと...
これに
書いてくれる?
あとで
いい感じに
まとめるので。
はぁ!?
ムチャ
言うなよ
だから
私は...
読み書きが
できないん
だって!!
だったら...
それはむ
私が教えて
やるから。
!?
どうしても..
あの人と
結婚
したいから..
私に力を...
貸して
ほしい...
まあ
読み書きが
てきるように
なれば...
そんな
簡単には..
仕事の幅も
広がるけど..
覚えられないと
思うぞ。
大丈夫
お前は
賢そうだし
喋れるんだから
読み書きなんて
すぐにできるさ。
そういえば
お前
名前は?
名は
聞くな
お互いにな。
へ?
名乗れば身分が
わかってしまう
そうなれば
もう対等には
話せない。
助言も
なにも...
てきなく
なる...
だから
お前の名も..
その意中の
相手の名も
出すな。
我々は
知らぬ者同士
今までも
これからも
名前も知らぬ
友人だ...
わかった...
よろしく
頼む...
最近軍友
輝夜は...
ずっと
帝からもらった
紙を読みふけって
いますね
このまま帝と
付き合うんで
しょうか?
さぁ?
ワシには
わからんよ
ばーさんや...
ふーっ...
まどろっこしい
ですねー
気になるなら
とりあえず接吻でも
すればいいのに...
いやいや
いくらなんでも
それはお前:
ですが
私たちの若い頃
なんかは...
草むらに
連れ込んでからが
勝負みたいなとこ
あったじゃない
ですか?
待って
そんな勝負
どこにあった?
まったく
じれったい
ですわねー
私、ちょっと
やらしい雰囲気に
してきます。
いやいや!!
え!?
どういうこと!?
輝夜
帝からの
贈り物は
いかがですか?
ああ
お婆様...
文章が
美しく..
心が
洗われる
ようです。
そうですか
気になるなら
一度
やっちゃうのも
手ですよ。
ばあさん!?
いい加減にして
ばあさん!!
では...
一つ
お願いが
あります。
?
この紙と
いうものを
ご用意いただけ
ますか?
返事が
返ってきた!!
おお
それは
よかった
じゃないか
ただあの文章
ほとんど私が
考えたもの
だけど
いいのか?
大丈夫!!
少しずつ自分を
出していくから!
早速
返事を
考えよう!!
この調子なら
いけるかも
しれん!!
ん?
どうか
したか?
いやえ
微笑ましい
ものだと
思って...
誰かを
好きになると...
人は
そんなにも
生き生きとした
笑顔に
なるんだなって;
私も
いつか...
そんな
連命の人と
出会いたい
ものだ...
出会えるさ
いつか
お前も...
春の訪れの
ような
暖かな
気持ちだった。
ここで
終われば
皆、幸せ
だったな。
しかし
そうは
ならなかった。
待って
いたのは
誰一人あわ
幸せになれない
結末だった。
第201話
まだあるかい
ことは
どうやらたり
二人は...
還らぬ人と
なったらしい。
やはり
宝具の入手は
相当
難しいようだ。
そうだな。
どうする?
噂に
よると
帝も輝夜様を
狙ってるらしい。
帝も?
どうすると
言われても..
ただ我々と違い
門前払いされた
そうだが...
それは
良かった。
とはいえ
帝も諦めては
いないだろ。
だが...
帝が相手でも
引き下がれん。
なんとか
宝具を手に
入れなければ...
.....
本物を
手に入れる
必要って..
あるのかな?
え?
ここに
書かれている
宝具は
手に入れることが
困難な...
この世に二つと
ない宝:・
てあるなら...
輝夜様も
見たことが
ないのでは?
誰も
見たことがない
宝の真偽など...
こちらが
誰が
わかるで
あろうか..
輝夜様の探して
おられた
神世七代の剣で
ございます。
おお...
なんと
立派な...
この剣は
遥か大陸まで
おもむき
私が取ってきた
宝具で
ございます。
艱難辛苦を
乗り越えて
ようやく
手に入れた
品物...
とくと
ご覧ください。
なるほど。
確かにこれは
素晴らしき宝具
驚きを
禁じえません。
滅相も
ございません。
輝夜様への
誠意を示すため...
命がけで
取ってきた
次第です..
なるほど
では
その冒険譚:..
ゆっくり
聞かせて
いただきたい
ものです...
もちろん。
輝夜様と吉昏しと
結婚した暁には
ゆっくりと!
ただー
!?
ただほんとう
本当に...
驚きを
禁じえないのは、
私が適当に
書いた宝具が
まさか
実在して
いようとは...
!?
私のために
知力の限りを
尽くして
くれたこと..
感謝いた
致しますわ。
いえ...
滅相も
ございません...
ど...
どうだった!?
うまく
だまし通せた
か!?
いや...
もっと
精巧に作らねば
だまし通すのは
難しいな。
そ...
そうか...
ならば我々は
もっと
手の込んだ...
ん?
あれは..
帝...?
あの人が
私と会いたいと
言ってきたぞ!!
おお
それは良かった
じゃないか!
お前の
おかげだ!
本当に
感謝する。
まぁ
文は
ほとんど
私が考えた
からな。
だが
気をつけろよ。
え?
自分で考えた
文じゃない
ことが
バレたら...
信頼を
得ることは
難しい...
だから...
なんとか
しろよ。
今日は
お招き
いただき...
本当に
ありがとう
ございます。
こちらこそ
美しい文を
何通も...
ありがとう
ございます。
あの文を
何度も読み:
どのような方かと
想いを巡らせて
いたのですが..
思ったほど
では...
!?
い...
いや
それは...
とはいえ
人は外見
ではなく...
中身の
美しさ
ですからねぇ...
そ...
そうです...!
あの文こそが
私のあなたへの
気持ちです。
ふーん
ところで...
あの文は...
あなたが
考えているの?
.....
.....
え...
えっと...
それは...
バレたら
信頼を得るのは
難しい。
だから..
なんとか
しろよ。
.....
いえ...
あれは...
友が考えてくれた
文でございます。
私の力
では...
あのような文を
書くことは
できません...
ふーん...
そうですか
言わなければ
わからないのに...
嘘のつけない
人ですねぇ...
でも
それだけ
正直で
あるなら...
私への思いも
想いもまた
本当なので
しょうねぇ...
.....
帰ろう
僕たちの
負けだ...
だい
第202話は合
奇蹟
いや...!!
それから
その男は
現れなく
なった。
恐らく
意中の人と
上手くいき
私の助言はちょ
必要なくなった
のだろう。
少し
寂しい気も
するが
きっとこれで
よかったのだ
私も
いつか...
恋人と呼べる
素敵な人と...
巡り会いたい
ものだ...
まるで
世界に
色がついた
ようだ。
好きな人へ
想いが通じる
というのは
とはいえ..
ここから
どうする?
正直...
初めて...
なんだよな...
女の子と...
こういう感じに
なるの..
女性とっ
付き合った
ことがない
わけではない。
しかし
それは
あくまで
「帝」としてだ。
帝だから
付き合って
くれた
帝だから
許してくれた
私が女性と
付き合えたのは
全て『帝だから』だ。
だけど
この人は
違う。
私と向き合って
くれている..
帝ではなく...
私自身と...!!
.....
向き合って
くれてるってことで
いいんだよね?
いっちゃうしんらい
信頼されてる
みたいだし...
自信は
全然なかった。
.....
え...?
え...?
あ...
ど、どう
しました?
.....
いえ...
あの
紙という
最新技術に
素敵な文章を
綴っていた方
てしたので...
さぞや神秘的で
魅力のある人なのかと
想像していたのですが、
先程から
ずうっと黙ったまま
うろうろする
ばかりで...
つまらない
にも...
程がある
なぁと...
や...
まっ...!
ちょっと
お待ちください!!
まだ
諦めるのは
早すぎます!!
ほんとに~~?
ほ...!!
本当です!!
私が今から
輝夜様を...
とっておきの
場所に
お連れ致します!!
......
とっておきの
場所?
はい...!!
それは..
いいか?
よく覚えておけ
若い女は
いつだって...
映えるものが
大好き!!
とっておきの
映える
場所です!!
これは...?
これは
私が、
狩りの途中で
たまたま見つけた
蓮の花園です。
これは..
誰に知られる
こともなく咲き誇る
この蓮の花たちの
なんと神秘的なこと...
すごい映えてると
思いませんか?
ど...どうだ
我が心の師よ...!!
私の知る限りの
映え場には
やってきたぞ...!!
これで
ダメなら
もう
!!
どないやー?
さらょ、ちょ、
ちょい!!
輝夜様
何をなさって
いるのですか?
え?
いや
せっかくなら
近くで
見たいなと...
蓮の池は深いので
泥だらけになって
しまいますよ!!
そんな露骨に
不満そうな顔しても
ダメですって!!
うっさい
黙れ。
輝夜さま
ヤバッ
!?
あひゃぁ...!
輝夜様
キャ...
ぬあーーあ!!
ちょ...!
ちょっと...!
なんで今
引っ張ったん
ですか?
あっひやっひゃ!!
知らん
泥だらけに
なりたいのかなと
思って。
そ...
そんなわけ
ないでしょ!!
あっひゃっ
ひゃっ
あ~あ...
これは
本当に...
ひどい
映えようだ...
ひ...
ひどい...
もう全身
泥だらけ
ですよ...
だがこうやって
泥の中から
見れば...
より美しい
光景では
ないですか?
ま...
まぁ...
そんな気も
しますけど...
知らない
ことを...
たくさん
知りたいのです。
この世界が
美しいと
いうことを...
もっと
たくさん...
では春に
なったら...
桜の咲き誇る
山へお連れ
しますよ。
桜?
おや、そん
ご存じありま
せんか?
一本の木に
無数の淡い
白雪のような
花が咲き誇る。
美しい
花です。
そんな木が
何本も同本も
連なり、
この世の物とは
思えぬ光景を
作り出して
おります。
桜だけでは
ありません。
お望みと
あらば
世界の
果てまで広がる
蒼い海や、
真っ白な砂浜
燃えるように
赤々と染まる
山々へ、
輝夜様を
お連れしますよ。
きっと...
どれも
気に入って
くれるのでは
ないかと...
桜...
あなたと
一緒にいると...
.....
きっと
これから
たくさん...
私の知らぬ
美しいものが
見られるので
しょうねぇ...
約束
ですよ。
春に
なったら、
一緒に
桜を見に
行きましょう:
ミカクカワイ
世界には
たくさんの
女性がいる。
優しい人もひとも
賢い人も
美しい人も
たくさん...
でも
この人だけが
特別なのだ。
そんな人と
巡り会えた
ことを
何よりも
幸運だと
思っている。
では
輝夜様
第20話『月の明り
また
来ます。
恐らくすぅじっ数日
数日
来れぬやも
しれませんが
その時は
文を書きます。
わかり
ました。
まぁ
きっと...
あまり
美しい文には
ならないので
しょうねぇ...
!?
ま...まぁ...
なんとか...
そこは努力して
自分の力で...
美しい
文を...
.....
ふふ...
貴方の
言葉である
ならば
なんでも
かまいません
よ..
.....
まぁでも
できるだけ
美しい文で...
わ、わかり
ました!!
寂しく
なったら
あの月を
眺めて
貴方のことを
想います!!
では...
私も
そう思うことに
しましょう:
この
月の下に
愛しい
人がいる。
姿を見る
ことも
声を
聞くことすら
できない
けれど...
同じ月を
見ていると
思えば...
それだけで
心が
!?
岩笠!
岩笠は
いるか!!
はい
いかがなされ
ましたか?
おお
おぬしてきき
手先が器用で
あったな。
そうで
ございますね
元は職人
故に。
では
そちに
頼みがある。
おお
よかった
なんとか
出会えたな。
お前..
どうして...?
なんだ?
やっぱり
フラれた
のか?
やっぱりって
なんだよ!
フラれてる
かぁ!!
じゃあ
いい感じ
なのか?
ん?
ま...
まぁな...
ちょっと..
手を繋ぐ
くらいまでは...
.....
ま...
まぁ...
上手く
いってるなら
いいん
じゃないか?
でも...
それも
これも
全部
お前の
おかげだ
我が友の...
協力が
あったから
こそだ...
ありがとう
心からいい
礼を言う。
私も
読み書きの基本を
教えてもらって
助かったよ。
だから
今日はその
感謝の印に
これを
お前に
渡しに来た。
先日
作らせた
新品だ。
お前のそれは
ずいぶん使い込んで
いるようだったので。
おお
これは助かる。
ちょうど
作り直そうかと
思っていたんだ。
よかった
では使って
くれるか?
もちろん
早速
使わせて
いただくよ。
じゃあ
私は
もう行く。
いつか
結婚したら
その時は
二人で来るよ。
おー
またな
楽しみに
してるよ。
心がただ
温かくなる
出来事だった。
本当に
よかったと
思う。
立ち去る
友の背中を
ずっと
眺めていた。
それが
今生の
別れとなった。
輝夜?
輝夜...?
どうした
輝夜
何を
そんなに泣いて
いるのだ?
世界は
たくさんの
美しいものに
溢れていて...
私は
この先の
未来で
たくさんの
美しいものを
見たいと思って
おります...
それは
良いことでは
ないのか?
いいえ
だからこそ
悲しいのです
もはや
その願いは...
叶うことが
ないから...
お別れ
です
お爺様...
つきからのししゃ
が..
やってきます...
し
最近、少しも
体が重い。
咳も
ただ、
止まらなくなる
時がある。
岩笠の姉ちゃん、
薬師が風邪でも
引いたのか?
別に
それよりも
母の具合は
どうだ?
起きて
体を動かして
いれば
忘れてしまう
程度の違和感
大丈夫!
姉ちゃんの薬は
世界一さ!
だけど
あの噂...
聞いた?
輝夜の出したいんだ
無理難題に
花婿全員
脱落だって。
ふーん
じゃあ輝夜は
結婚する気
ないんだな。
え?
どうして?
そりゃ
そうだろ
てなければ
そんな
無理難題...
もしくは意中の
相手が他にいるか
だな。
そっか~
確かに帝が
輝夜といい感じ
らしいし..
へ~
帝も...
物好きな
ものだ。
月からの
使者?
そうです
次のまんけっ
満月の夜
つきからの
ししゃが
やってきて..
私は
つきへ還らねば
なりません。
月に...
帰る...?
な...
なんの話を...
貴方は
一体なんの話を
しているんです
か...?
それでも、
そういえば、
それでも、
もちろん、これからの
そういえば、これからも
人智を
超えた...
理の話
遥か彼方の
世界の話
ただ一つだけ
言えることは...
その時が来たら
お別れです。
もう二度と...
生きて
会うことはない
でしょう..
.....
軍を...
組織
しましょう..
え?
いつ来るか
わかっている
敵ならば
兵を集めて
迎撃します。
無駄
ですよ
蟻が...
火山に
挑むのも
同じ
勝負にすら
なりません。
それでも
戦います!!
貴方を...!!
失う
くらいなら...!
たとえ
この命に
代えても
戦って
みせます!!
.....
そのゆうき
勇気が...
たくさんの
命を奪うの
ですよ...
ゴホッ
ゴホッ
半分の月が
登る夜
いつにも増して
咳が止まらなく
なった。
頭痛が
止まず
熱も
引かない
立ち上がる
ことすら
困難になる。
父に
頼りたいところ
ではあるが
いや
父はなにやら
未知なる敵との
戦いで
忙しいらしい。
それに
心配も
かけたくない
私が病気だと
知れば
私以外の家族を
病で失った
父はー
一体どれほど
動揺するかー
だから...
!?
お前...
口から
血が..
...
父よ...
血を吐いたら
もう助からない
私も父も
そのことは
よく知っている。
多分...
次の満月を
見ることは
ないだろう..
あまりに
動揺する父を
宥めるために
必死で平静を
装ったが...
自分の
命が
もうすぐ
消えてしまう
ことだけはわかる。
自分が...
死ぬ?
私が
亡くなったら...
父は
どれほど
悲しむだろう。
泣かないで
ほしい
悲しまないで
ほしい
できれば
早目に忘れて
もらって
新しくひと
いい人でも
見つけて
幸せになって
ほしい。
ゴホップホッ
おっと...!!
いかん
いかん!
せっかく
あいつがくれた
大事なもの
なのに...!!
.....
私が
亡くなった後...
あいつは
私のことを
覚えていて
くれるだろう
か...?
いや...
そんなあいつも
いつか死に...
どれだけ悲しい
思いをしようと
父もいずれ
亡くなるだろう。
この世に
私を知る者は
いなくなる。
私が
この世界に
いたことを
誰も覚えて
ないのなら..
なんの
ために...
生まれて
きたんだ...?
命の価値は
どこに
あるんだ?
あ~あ...
やっぱ
あいつに...
名前くらい
伝えておけば
よかったな...
あいつやっ
偉い奴みたい
だったし..
ま...いみ
意味ないか
名前だけが
残っても..
そうすれば
墓に名前くらいは
刻んでくれたかも...
名前を
残したい
わけじゃない。
ただ見つけ
だかったんだ
命のち
価値を。
あ~あ...
死ぬの
やだな~...
その後の
顛末を
真夏の
満月の夜
私は
知らない。
そこで
あった...
永遠の別れの
話を...
第205話
が
それを愛と呼ぶなら
891年
京都
て?
「月からの使者」
というのは
結局なんだったん
ですか?
知らんよ
姉様。
だって
死にかけてて
見てないんだから。
え~~...
じゃあ
なんて書けば
いいんですか?
だから...
そこは
こう...
二人の
別れの場面
なんだから..
なんか
感動的な感じで
書けばいいん
じゃないの?
そのための
文才だろ。
いい加減
だなぁ~~
な...!
なにおう!!
いっぱい勉強
教えて
やっただろ!!
大体このごたん
五人の責公子が
課せられたという
宝具...?
ですか?
何か一つくらい
覚えてないん
てすか?
え~~...
だから...
すっごい貴重品
だったんじゃ
ないの?
てすから
具体的に...
え~~?
えーと...
あ!
そうだ!!
「唐土にある
火鼠の皮衣」!!
あれに
しよう!!
昔さ、
ガンダーラ行く時
見たんだよ
なんか
燃えないっていう
超☆貴重な服!!
試しに火を
つけようとしたら、
すっごい
怒られてさ
あれ滅茶苦茶
高級品だったし、
あれにしよう!
......
この頃って
唐はおろか
隋もないんじゃ
ないですか?
時代考証
どうなってん
ですか姉様...
!?
あと
そんな大昔から
その感じ
だったんですか
姉様は。
恥ずかしいのでいい加減
思い付きで行動するの
やめてくれません?
う...
うるさい
なぁ...
大体
難しいんだよ!
昔の貴重品
なんてものは!!
お前が今
手軽に使っている
紙だって
あの頃は貴重品
だったんだぞ!!
知りませんよ
そんな昔のこと...
とにかくだ
道真!
これはもう
大昔の話なんだから
誰も覚えて
ないんだよ!
誰も...
あの時
生きていた
者たちは...
もう誰も...
生きていない:
.....
全員
死んだ
だからあの夜
何があったのか
真実を知る者は
誰もいない。
何せ
もう...
300年以上前の
出来事なんだから..
国中から
武芸の達人を
集めました
もはや敵は
姫に指一本
触れることは
できますまい。
ありがとう
ございます。
本当に
ありがとう
ございます。
いえ
お気になさらず。
これは
私の戦い
必ず勝って
輝夜様を
お守りして
みせます!!
無駄
ですよ。
勝てるとか
勝てないとか
そういう次元の
話ですらない
のですから...
輝夜...
.....
どちら
なのか...
お気持ちを
聞かせて
ください。
!
貴方が
月へ帰りたい
のであれば
もう止めません。
ですが
そうで
ないなら...
『つきからの
ししゃ』は...
命に限りが
ある者たちのこと
など...
取るに足らない
資源の一つだと
思っています。
え?
あの遥か空より
来るものたちは
私が
わがままを
押し通せば
「取るに足らない
者たちのせいで
私が誤作動
している」と
判断し...
その罪を
正そうと
するでしょうね
あなた方の
命を
もって...
.....
あなたが
戦おうと
しているものは
この世界が
美しいという
ことも忘れ
ただ永遠に
機能し続ける
だけの
命の価値が
わからぬもの。
人の命は
儚く短いもの
なのだから..
もう...
私のこと
など...
.....
あなたは
めちゃくちゃな
性格の人だ。
.....
は?
高飛車で
わがままで
人の話など
本当は全然
聞いてなくて
自分が
興味あることにしか
興味がない
デタラメな人だ。
な...!!
な...!
何を
そんな
急に...!
ですが!
その素直さが
貴方の魅力だ!!
私が好きに
なったあなたの
とにかく可愛い
ところだ!!!
貴方の本心は
目を見れば
わかります!!
だから...
そんな周りに
気を遣った
言葉じゃなくて
貴方の本心を
言葉にして
ください!!
ギャッ
私に...
どうして
ほしいのか...!!
桜...
まだ
見てない...
約束した...
春に
なったら...
私に...
咲き誇る桜を
見せてくれると...
桜だけじゃ
ない...
海も...
山も...
まだ何も...
何もあなたと
見ていないのに..
このまま
お馴れなんて...
絶対に
いや...
わかりました
私は...
還りたくない...
私があなたを
守りましょう。
月からの
使者?
それが敵の
名前なのか?
さぁ?
てもここで
かっこいい所を
見せれば
輝夜様も
気が変わって
惚れ直して
くれるかな?
ただ一度は
愛した人だ
命に代えても
お守りする
価値は
それはどう
だろうね。
ん?
なんだ
あの光...
え?
光?
そんなの
何も
見えんぞ。
月しか
見えないけど。
いや
だからほら
あの月のしたあた
下辺りに
動いてる
光がー
!?
......
.....
は?
大変です!!
外の兵たちが
次々と倒れて
いきます!!
来たか..
月からの
使者め...
『それ』がなんで
あったのか..
もはや
知ることは
難しい。
第206話
ただ...
一つだけ
確かなことは
それは
悪意そのもの
であり、
この星の
全ての命の脅威で
あったということ
だけ...
それは、
『つきからのししゃ』と
呼ばれていた。
なんだ!
何が起こって
いる!
わかりま
せん!
ですが
外の兵たちが
次々と...!
う!!
なんだ
この音...!!
お爺様
お婆様
できるだけ...
私から
離れませぬ
ように。
こ...!
これはいったい
一体...!!
!?
うわああ
あああ!!
ぎゃあ!
うわぁぁぁ!
こ...
この感覚
体の自由が
利かなくなる
この感覚は...!
あの時の...!
なんだ!?
総崩れでは
ないか!!
なぜ
何もないのに
兵士たちが
!?
何も
ない...!?
まさか...
見えて
いないのか...!?
これが..!!
くそ!!
矢を持つ者は
放て!!
敵は空だ!!
空にいる!!
とにかく
空に向けて
撃つのだ!!
それでも、
!?
な...!
そんな...!
ううう...
くそがぁ...!!
何者か
知らぬが...
だめ!!
覚悟...!!
やめろ...
もう
やめろ...
...
お...
押し潰される
...!!
もう
やめろ!!
やめろー!!
!?
わかった...
わかった
から...
もう
やめてくれ
か...
輝夜様...
降参だ...
私は
月へ還るよ...
待って
くれ!!
待って!
輝夜!!
な...!!
こ...
これは...!?
これは
道...
決して
交わることの
なかった
我らの
そらへと
続く道。
お別れ
です
皆様。
待って
ください!!
このまま...
あなたを
失うわけには...
やめろ
権限は
移譲された。
今ま
この時を以て:
我こそが
つきからのししゃ
である。
どうにか
皆様の力を
お借りして
犠牲が出ぬよう
やってみたの
てすが...
力が及ばず
申し訳
ありません。
この星の
敵は
我が命をもって
消し去ります。
ですから
これを
私からの
最後の文
です。
ま...
待って
ください...!
私は...!
あなたに
約束した...!
この命に
代えても..
あなたを
お守りすると...!!
ありがとう...
私の
愛した
人たちよ...
束の間では
あったけど
あなた方と
同じ
儚く短い
命を宿して
いたこと..
この
輝夜は...
きっと
忘れません...
輝夜様...
輝夜!
輝夜!!
待って...!
まだ
行かないで..!!
約束を
果たせぬまま:
こんな形で
別れる
などと...!!
ごめんなさい
結局かな
悲しい思いを
させてしまって...
こんな最後で
あるならば
もっと素直に
なれば良かった
かな?
ああ...
私が
消える...
消えていく...
もしもが
願いが叶うなら...
いつか
桜を...
あなたとー
そうか...
では愛美を
やろう..
!?
それは
『蓬莱』
受肉した
我が血より
生まれし
永遠を
約束する薬。
それを
飲めば
我と同じ
永遠を...
生きるものと
なろう...
永遠を...
生きる...?
そうだ
それを飲めば
哀れなお前たちも
肉体の苦しみから
解放される。
飢えることも
老いることも
欠損することも
病に苦しむ
ことも無い。
死はこ
過去となり
お前は神と
なるだろう。
天と地に
分かれ
我が半身と
なるのだ
選ばれし
者よ...
......
.....
永遠の命を
手に入れたら
いつかまた
輝夜様と
巡り会えるの
ですか...?
あり得ないな
平行する
宇宙において
天と地に分かれた者は水道に交わることは無い。
天と地に
分かれた者は
永遠に交わる
ことは無い。
......
君に想いが
通じた日...
私は君に
嘘を
つかなかった..
都合の悪いことが
君に知られ
そのせいで
君を失うことに
なっても
嘘を
つかないことが
唯一、君に
示せる誠意だと
思ったからだ。
だから
私は...
君に嘘を
つかないよ..
飲まないよ
この薬は。
君と
もう二度と
再会できないので、
あれば...
永遠の命など
私は
いらない。
だから
飲まないよ
この薬は...
君が
愛した..
儚く短いも
命を持った
人のままで..
私は死ぬ。
裏切り者め...
その後の死まっ
顛末を...
少しはな
話そう。
最後と
なった夜
隠れてとき
いる時
輝夜は温の腹を
少し触りこえ
小声で言った。
「白鷺の
ような...
美しい子に
巡り会えます
ように」と...
後に翁は
すぐに亡くなり
一人残された堀は
『八葉』という名の
女の子を産んだと
されるが
その後を
知る者はない。
手元に残った
逡来は一つに
まとめられ
この国で
一番高い山で
燃やされる
はずであったが
信頼していた
部下の岩笠に
密かに奪われ
岩笠は
斬首されたが
蓬莱自体は
ついにはっいに
発見することが
できなかった。
そして
帝も...
数年後
大きな政変が
起こり、
そのどうなん
動乱の中で
無念のうちに
亡くなったという。
なぁ
これ
なんだと思う?
さぁ?
燃やせ
燃やせ
理由は知らぬが
残さず灰にせよとの
上からのお達しだ。
愛人からの
文のようだが...
こんなものまで
燃やす必要が
あるのか?
さぁ...?
なにか
重要なことでも
書いているのか?
いや...
大したことは
書いてないな。
『いつか
巡り会える日を
信じております』
とか...
つまらない
言葉ばかりさ...
1400年後ー
だい
第207話
.....
最悪...
おっはよー
輝夜!!
おはよう
紅...
なんか
すごい顔
してるけど
どしたん?
別に...
すごく長い
嫌な夢を
見て...
寝不足な
だけ...
へ~
嫌な夢って..
どんな
夢?
.....
内緒。
.....
!?
ちょ...!!
何その反応...!!
気になる
じゃん!!
うるさい!
夢の話なんて
意味ないの!!
えー
いいじゃん
教えてよー
教えてくれないと
輝夜の個人情報を
大声で
叫び続けるよ?
どんな種類の
嫌がらせなの
それ。
本当に...
大した話じゃなくて...
なくて...
荒唐
無稽な...
昔の話...
遠い世界の
侵略者から...
全てを
裏切り
命まで
投げ出して
たった一人で
この星を守った...
少女の話。
えっ...
何それ!!
すごい
面白そう
じゃん!!
この世界の
支配者になれる
はずだったのに...
面白く
なんかない。
愛する人たちが
正しい選択を
してくれると
信じて...
そのみたい
未来のために
自ら犠牲に
なるなんて...
理解
てきない。
そう?
ああ
そうだよ。
私は...
愛だの
恋だのが
理解できない
ので
理解したいと
思っていた
けど、
これが愛だと
いうのなら
理解
てきなくても
構わないな。
え?
どうして?
愛とか恋で
とても尊いものを
得られるのかも
しれないが...
失う痛みは
きっと
それを上回る。
プラスか
マイナスかで
言えば
マイナスの方が
絶対に大きい
だったら
合理的に考えて
いつか失う愛など
そんなもの
最初から
ない方がいい
命より大切な
ものなど..
私には
とても...
ふーん...
だけどその
夢の女の子には
ご褒美くらい
あっても
いいかもね。
ご褒美?
そっか...
そうよ
だって守って
くれたんでしょ?
命をかけて
この星の
未来を...
だったら
それに
見合うー
ーとまでは
いかなくても...
ささやか
でも...
報われる
何かが...
あると
いいなって...
そうね。
祈りが届くと
いいわね...
第209言舌
MelodiesOfLife
夢を見た
遠い遠いない
ある夏の日の
夢をー
もう手が
届かない
人であった
頃の
夕日に消えた
友の背中
懐かしい日々。
私は
どこまで
トニカクカワイイ図
歩いてきた
のだろうか?
たくさんの
命の終わりを
見た
歴史に名前や
功績が残っている
奴もいるが...
その鼓動も笑顔も
もうどこにも
残っていない。
私しか
知らない
命のカケラ
触れることも
できないー
遠い日の
夢...
いかん
いかん...
いつの間にか
眠って
しまった...
それにしても
人である頃の
夢なんて...
久しぶりに
見たな...
恐らく蓬莱の
力なのだろう
カラカラ...
トニカクカワイイ図
人でなくなって
からの記憶は
鮮明に細部まで
覚えている
のに..
人であった頃の
記憶は
もう
かすかなものと
なってしまった...
あいつ...
あの後
どうなったの
かな?
ちゃんと
結婚できたの
かな?
そうであって
くれたなら
私はー
うわっ
とと...
なに
泣いてるんだ
私は...!
ふいに昔のことを
思い出すと
悲しくなってしまう
ほとんどのばぁい
場合
命の終わりは
悲劇だからだ。
だから
本当は
知っている
トニカクカワイイの
その悲惨な
結末を...
見たわけでは
ないけど
たぶん
司ちゃん?
あの...
えっと...
大丈夫...?
ナサくん...
......
なんか
だんな様の顔...
1400年ぶり
くらいに
見た気がする...
あはははほ。
さ...
さすがに
1400年は
言いすぎかな?
今日も
朝ごはん一緒に
食べたし...
トニカクカワイイ図
確かに
そうだった。
まぁ
それは
それとして:
大丈夫?
え?
え..
へーき
へーき。
柄にもなく...
ちょっと
センチメンタルな
気持ちになっただけ...
.....
そっか...
でも...
これはもう
アレよ?
アレ?
だんな様が
優しく
甘やかさなきゃ
ダメなやつよ。
え!?
!?
ええー
そ...そうなの?
もちろん
あ~~~
じゃ...
じゃあ
そうだな~...
めっちゃ
甘やかさないと
司ちゃんの
切なさ炸裂よ。
コンビニで...
アイスでも
買ってこようか?
トニカクカワイイ図
以前
似たようなことを
聞いた時は
たしかケーキ
だったけど..
だんな様の
甘やかしは
バリエーションが
少ないわね。
う...!!
まぁ
でも...
手を繋いでいっしょ
一緒に行くって
いうなら...
あー
名案ね。
ミーシミーン
ミーン..
ふー
ミーン
ミンミン
それに
しても
八月も
もう
終わりね~
トニカクカワイイ図
終わり
だね~...
免許とったり
色んなとこ
行ったりも
したけど
何か
やり残した
ことある?
あー
そうだねー...
せっかくなら
車で
海水浴とか:
プールに行って
みたかったかな?
たしかに
ね~
ただね~
そういうのを
あえて避けた
というのも
あるんだ。
あら?
どうして?
司ちゃんの
水着姿を...
他の人に
見られたく
ないので...!
そ...
そうなんだ。
はい
それはもう
なんかもう
そうなのです。
だんな様って...
普段あんなに
賢いのに...
たまに
カミーユみたいな
こと言うよね。
遊びで
言ってんじゃない
のに...!!
でもそうなると
ブール付きの
超ハイグレードな
温泉宿とか...
モルディブみたいな
プライベート
アイランド行くしか
ないかな~?
そ...!!
それでも...!
他の人に
見られる
くらいなら...!
じゃあ
そんな日が
いつ来ても
いいように...
トニカクカワイイ図
せっかく
だから...
可愛い
水着だけでも
買いに
行く?
!?
い...
いいの!?
だけど
買うのはー
他の人に
見られることなんて
考えない!
はは
そりゃ
もちろん。
君だけに
見せる用の...
とびきり
可愛いやつだぜ!
.....
わ...わかり
ました!!
では早速
行こう!!
おー
あれから
ずいぶんと時間が
経ちました。
あの日も
君に教えた
最新技術は
日常となり
伝統となり
やがて消えていく
古い物の代表と
なりました。
君のくれた
贈り物は
まだ
私と共に
ありますが
世界は
ずいぶんと
変わって
しまったように
思います。
ですが
あの日の君の
ときめきを
ようやく私も
知ることが
できました。
あの日の
君のように
素敵なぇがお
笑顔が
できていれば
よいのですが
あの日と変わらぬ
夕焼け空の下で
私も
同じように..
ニカクカワ
目標の惑星
到達
資源極少。
文明レベルも
著しく低いとの
観測
管理用端末を
地表にて精製
ドッ
最終調整
開始
端末にいんはっせ
異変発生
未成熟の状態で
接続途絶
カバー表紙折り返し
端末との
再接続成功
状態は
良好と判断
管理システム
展開開始
イラスト・畑健二郎
ン・中野絵美(パナナグローブスタジオ
当該惑星に
ついての
最終報告
管理用端末の
暴走により
システムは大破。
自己修復不能
情報分析の
結果
当該惑星は
当初予測より
資源量が
極めて乏しく
全システムの
復旧は
コスト面で
大幅なマイナス
辺境中枢機構は
当該惑星の
重要度を
最低レベルに
修正
回収不能となった
システムは
全て破棄
座標のみ
記録継続
カバー裏表紙折り返し
再調査は
1500年後に
行うものとする
本体裏表紙
そういえば、
...
本体表紙
の輝夜は
3と忘れません
Q.お茶をして、愛を知り歴史を紡いできた。
それは1407年以上上前から変わらない。
帝と輝夜の恋模様はいかには
そして謎めく少女輝夜とはいったいこと
現代に生まる輝夜の原点に迫る輝夜姫編収録の第22巻
カバー裏表紙
カバー裏表紙
トニナーメール
この強夜は...。
きっと忘れません...
妊健一良
畑健二郎
...
〈畑健二郎〉
私は森をして、愛を頬の藤史を紡いてきたと
それは、LEOU年以上前から変わらない。
第5回夜の海外駅はいつにお
私が読んでみると、私の読み方が不安になったので、
現在に全体の原因に違うお酒の姫平収録の第2巻に
"健二郎
トライフは、
つまり、
少年サンデーコミックス
トニカクカワイイ@
2022年12月21日初版第1刷発行
著
発行者
FIFU所
郎二健畑
◎KeniucoHata:2022
樹正田縄
図書印刷株式会社
PRINTEDINJAPN
センターバフリーダイヤルODE336-082)にご連絡ください。
「週刊少年サンデー」2024年3月〜第42号、第5号掲載作品
連載担当/芳仲宏暢
単行本編集・労仲安職・久保田選夫〈三輪未子(アイプロダクション
第二十六十八条第三十六条第二次第二第二条第一次第三次第八十二第三条第十二十四条第四十四四八八八四八第四八条八八六八八十八第三第八第八六四八四十八四四十三第二三第三四十六第二四四四第四四九条第八八第二百四八十六四十二四八九第二六十四八東京都市の東第二号館第八条大学館第二八条の東八八号館市八条市八八条二十三十八八大阪第二九第三八第六四四二十八東八四第八四条大八八区大阪大学院の大会第八九十六八四九四四六四六第一第一条第七条第第八東第三郎第四第三大阪市八四六十六六第八区第二の東京大学第四三第六十三四四三十四十七四八三十二八八九四八大会館第六第四六八条東京八条三四八二十二三十三八八東西四八区の東西八
発行所
「VIO-300」本来部TEL.販売OS(528)3550年11月356-編集(3230)580年
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ISBN978-4-109_851478-6
書:名「トニカクカワイイ」2018.18
昔、若いミニカクから着替え、地域には全てを病気会社へ等、
...ここで、○畑健二郎ノ小学館werkive
発、行、株式会社小学館、
〒101-801.東京都千代田区一ツ橋2・3-1
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