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Instructions:
●2019年11月15日より
Kodokowe
Comice.
東方三月精
ああ。
SrangeondBightNatureDeity
鳳
アプリストロップは「センター」と
『〈乙UN
漫画比良坂真琴
角川書店
978404854
97.1007.8/19784048541527
192097901505
ISBM978-4-04-854452-7
cO979¥1500E
定価:本体1500円(税別)
発行・角川書店
7349Galylig
CollTENTS
第1話梅雨の別荘
また、現在時に12時間30分程度1000万円です。実施することはありません。と思いますが、お客様になりますので、
【話】異変の向こう
第7話春の幻前編
第8話春の幻後に
特別編、酒三杯にして...
原稿ZUN@◎比良坂真琴
あの言って
鬼ガミ凪捲
Stonge.ondBightNatureDeity
『《えびN
漫画比良坂真琴
...
STEREO
DIGfALAUDIOWadebookordPar
KADOKAWASLOTE
@上海アリスの楽団
...サニーミルクの紅霧異変
2.雪月桜花の国
3.スターヴォヤ-ジュ2008
上海アリス幻樂団
MusicTrack
東金
Sfonge.ondBightNatureDeity
...
三月着、
東方三原
さすがに、GooglePordindionseny
環境フィリハ
寧此良坂真琴
第1話・梅雨の別荘
はあ〜あ...
この季節は
愛鬱だなぁ...
いつものこと
だけど
いつもの
ことね
痛ける日の光
サニーミルク
いつものことね
ーって
二人とも本当
向上心がないわね...
サニーだって
いつものことだって
言ってたじゃん
静かなる月の光
ルナチャイルド
文々。新聞
ツキノコ現る
でもこの時期に
雨が降るのは
当たり前じゃないの
そうそう
それに雨のひとつや
ふたつで重鬱になっていたら、
今の時期なんて
「ぐったり」ねぇ
もう「ぐったり」よ
体力的にも
精神的にも..
だらしないわねぇ...
いつもの虚勢は
どうしたのかしら?
降り注ぐ星の光
スターサファイ
奇声
威勢!
そうだ
良いことを
思いついたわ!
梅雨になると毎年
雨が降るってわかって
いるんなら予め対策を
練っておけばいいのよ!
匠の技
雨の降らない場所に
、
別荘を用意して
梅雨の間だけそこに
暮らせばいいのよ!
またねるだく限巧
悪巧み?
おー
でも雨の降らない
場所って言ってもねぇ...
梅雨の時期はどこも
同じような天気だよ?
それが実は良い
場所があるのよ
そこだけは雨も
避けて通るという
ちょっと変わった
場所が!
悪魔の棲む館
紅魔館
ほんとだ...
紅魔館の周りだけ
雨が降ってないんだ
なんでだろう?
確かにここなら
別荘をつくるのに
良いかもしれないわ
空気が淀んでいるから
普段から住むのは
ちょっとアレだけど...
でしょ?
この家ってなぜか
雨が少ないことに
気づいたのよ
じゃ早速家を
設計しましょう?
でもいくら雨が
降らなくても
屋根なしじゃあ
心許ないし...
あの花畑の
地下とか:
木の上とか?
もう1何言ってるのよ
そんなんだからルナは
向上心がないのよ
せっかくの別荘
なのに木の上とかじゃ
今までと全然
変わらないじゃない!!
確かに荷物を
置くにも外じゃねぇ...
きこりじゃあるまいし
うふふ
あのおっきな家に
住めばいいのよ!
あれだけ大きいんだから
こっそり紛れ込んだって
気づきゃしないわ!
紅魔館内部
そうそう
またアレをする
みたいよ?
節分でしょ?
もうすぐ春と夏の
節分ですからね
豆まきすると
お嬢様の機嫌が
悪くなるから
ちょっとねぇ...
後片づけも
大変だし...
こそ
こそ
はぁ〜...
だんだんとコソ泥
稼業が板について
きたわね
堂々と泥棒するより
こっそりだから
いいじゃないの
そうなのか?
ほら
メイドたちが
いなくなった!
今よー
どう?
私の力でも
姿は隠せるけど
建物の中じゃ
錯覚にも限界が
あるから..
これで
どこから見ても
メイドでしょ?
それに折角の別荘
もっと堂々と
歩きたいもんね!
結局コソ泥から
堂々とした泥棒に...
よっと
バレないかなぁ...
堂々として
いればバレても
大丈夫だって!
どういう根拠が
あるんだろう...
紅魔館の悪魔は
もの凄く強い
らしいよ?
とにかくメイドの
ふりをしていれば
住み放題よ!
咲夜ー
暇だってばさー
雨だから出かけ
たくないし
そうですねぇ
一応庭には
雨が降らないように
してもらってるん
ですけど
それでは今晩
メイドたちの演奏会でも
開きましょうか?
んー...いま
いや今の季節
蛙の鳴き声が
五月蝿いからねぇ
それにたまには
メイドたちを休ませ
ないと精神衛生上
良くないし
...
.....
そうですか
......?
いやだいじょう
大丈夫ですよ
メイドたちは
みんな楽しく仕事を
しています
そうだ!
今夜は地上の
パーティーを
行いましょう?
メイドたちの
休養も兼ねて
地上のって
まるで空中か月面
パーティーがあるかの
ようですね
でも
良いですわ
これから夏に
かけて暑くなるから
今のうちに外で
行うのもいい
でしょう
決まりね!
じゃ早速メイドたちに
準備をさせて!
はい
で...
何であんたたちが
混ざっているの
かしら?
あんたらもうちの
宴会に混ざって
いるじゃないの
そうだぜ!
まあ気にするな
酒があるのなら
私たちぐらいいたって
いいじゃないか
それにこれだけ
陽気なら虫でも
寄ってくるって
もんだ
...そうね
後で虫狩りでも
しましょうか
お嬢様も退屈して
いましたし
風流ねぇ
第1話>おわり
第2話>幽
ミーンミン
あ〜...
今日は一段と暑い...
毎年温度が上がって
いく気がするなぁ...
...この暑さだと
夜には森が茸スープに
なるかもね...
...これは
いよいよもって
そろそろかもね...
ミンミンニミン
...そろそろ
かな.....
...そろそろ
よ.....
...そろそ...
...ろ.....
いけない!
このままじゃ
私たちが茸スープに
なっちゃうわ!
去年もやった
「そろそろ」の
準備をしないと
そうねっそくじゃ
に
早速準備
しましょう
去年は準備不足で
失敗したから
念入りにね
...ええと
さっわ
去年は何を
持って行ったん
だっけ?
これなら奴が
空を飛んでいても
大丈夫だよね
これなら奴が
水の中でも捕まえ
られるでしょう
これなら奴を
捕まえて快適な夏を
過ごせるに違いない!!
さあ
行きましょう!
ゆうれ
幽霊狩りに!
ここは昼間でも
幽霊が出るの
よね.....
あら中はなんて
快適なのかしら!
こんなに
ひんやりして
嘘みたい
幽霊は温度が
低いからね
これを一匹でも
捕まえて帰れば
夏の間中快適なこと
この上ない筈よ!
あっ!
早速見つけたわ!
ほら階段の所
つか
捕まえる
わよー!
それー!
はぁ
......やっと
思い出した
去年幽霊狩りに
失敗した理由
はぁはぁ...
はぁ
何だったっけ?
フぬたい...
幽霊は網や籠を
すり抜けるから
それで捕まえられ
なかったのよ
なるほど
去年はまさに今と
同じ失敗をしたのね
逆よ!逆!
まさに今
去年と同じ失敗を
しそうなの!
ふぅふっふっ
でもねこんなことも
あろうかと私には
秘策があるのよ
いい?幽霊は
物を通り抜けるのよ
だから網でも籠でも
捕らえられない
...こんなことも
あろうかと思ってるの
なら最初から言ってよ
でもね
この不気味な家には
幽霊は捕まっている
でしょう?
確かにねぇ...
つまり幽霊が勝手に
逃げないような物で
捕まえればいいのよ!
でも家ごと
持ち帰るつもり?
それは無理よ
もちろん家は
持っていけない
でもよく考えて...
他にも幽霊が集まる
場所があるじゃない
廃墟以外で
幽霊が集まる
場所...
墓地とか?
ご名答〜!
この幽霊釣りに最適な
辛塔婆さえあれば
いとも簡単に幽霊が
釣れるはずよ!
凄いわ
さすがサニーね!
...そうなのかなぁ
夜
ホー
ホー
大成功!
あっけなかったわね!
すぐに釣れたじゃない
最初からこの方法
だったら百点だっった
けどね
でも本当に
涼しいわー
こんなに涼しく
食事できる夏って
素晴らしいわよね
でも今は卒塔婆に
夢中だからいいけど
このままだと逃げ
ちゃうんじゃないの?
このままにしないわよ
みんなで飼い慣らすのよ
飼うって...
幽霊の餌って
何なのかなぁ
餅米なんかで
いいんじゃない?
ほら...
見た目がお餅
みたいだから?
だったら
きなこの方が
いいかもね
私は砂糖醤油が
いいと思うわ
というわけで
最近幽霊を
おもちゃにする人が
多いのです
へぇ
それは
良かったな
貴方たちの
ことですよ!
幽霊を
おもちゃに
しないでください
冥界と行き来が
しやすくなって
便利になったわね
.....
ああ幽霊が
こんなにも便利
だとはな
暑い夏にさらう
最高だぜ
それに
このお札は
何なのですか?
確かに幽霊が
喜ぶような怪談が
びっしりだな
幽霊って怪談
好きだもんな
幽霊が勝手に
通り抜けないように
ありがたいお言葉が
一杯書いてあるの
いや確かに
怪談をはじめると
集まりたがりますが、
.....
...私は苦手
ですけど
もう!怪談が
書いてある訳ない
でしょ
これは
ありがた〜い
お言葉なの
私の
へぇそれは
さぞありがたそうな
ことだな
ところで
こんな涼しい夏の夜に
神社に来るなんて
何かあったのか?
はあ
星が綺麗ねぇ
いやですから
幽霊をおもちゃに
しないで...
ん?
ああ
空気がきれい
綺麗なんだな
これで
除湿も出来ると
最高なんだけど
おおそうだな
いないのか?
そういう除湿の
出来る幽霊
幽霊は
ジメッとした所が
好きなのです
.....って
ですから!
幽霊をおもちゃに
しないでください〜
...おお
第3話・高草の兎
待ちなさい
このう...!
...わあっ!!
それーっ!
げーっと!
ふう...
今日も楽しかったわ
そろそろ日が
暮れそうね
そうね
楽しかったわ
あら
メ
ボウズでも
楽しいのかしら?
兎狩りなんてただの
スポーツなんだから
捕まえられなくても
良いでしょ?
そうね
捕まえたって
どうせ逃がす
んだし
それにね...大体
私たちの能力だと
私が一番不利じゃ
ないの!
レーダーの能力
「兎の位置を把握できる」
のうりと
"消音の能力"
「音しか消せない」
何にしても今日の
夕ご飯の準備
お願いね
〝光の屈折の能力"
「姿を隠せる」
負けは負けだしね
何か騙されてる
気がする...
......
ここの竹林はね
昔は幻想郷じゃない
別の場所にあった
んだって
伝承では大津波で
流されてここに
流れ着いたとか...
竹林が津波で
流された?
しかも流されて
幻想郷にって
変じゃない?
海も無いのに...
幻想郷は外の世界で
消えた物が流れ着く
こともあるのよ
魔法の森だって
同じ様な伝承が
あるわ
時空の迷子に
なった場所って、だから迷いの竹林を
ことね
って言うのかな
いや...
そうじゃない
でしょ!
今迷ってるのは
私たちの方!
一体何時になったら
この竹林から
抜け出せるのよ!
うーん...
どうして竹林から
抜け出せないん
だろう...
いつもは道に
迷わせる側なのにねぇ
それに夜に
なってから...
なんだか
周りにいっぱい
いるよ
はあ...
まったく何処に
行っちゃった
のかしら?
お師匠様が
お呼びだと
いうのに
もう!
見つけたら
お仕置きしないとね
ま
竹林から
抜け出せなく
したから
お母さんの1月のいまで
「いつものも使うことか」というのは
新山・優雲垂脱シナハ
いつかは戻って
くると思うけどぉ...
やがやれ
お?
ちょっ...
ちょっと
スター!
ええ?
今の人私の
眼に映って
なかったわよ?
何で妖怪が
いるのに教えて
くれないのよ!
ハァ
ぼーっとしてたん
じゃないの?
私の力で姿を
消していなかったら
どうなっていた
ことか.....
本当よ!
現に今も
何処にいるのか
判らないし!
普通の兎は
全部見える
のに...
そこの
妖精さん
ちょっと
良いかしら?
この辺で人間の形を
した大きな妖怪鬼を
見たりしてない?
あ私じゃなくて
黒髪の...
って...
どうしたの?
......?
!!
変な妖精ねぇ...
...??
何であの妖怪に
見られているのよ!
まだ能力解除しちゃ
駄目でしょ!
よっ..と
やっぱり
見えない...
えー?かいじょ
解除なんて
してないって!
あ!
もしかして
竹林の外に出られなく
なっちゃったのかな?
ごめんねぇ
今の竹林は
錯覚で道に迷う
ようにしてるのよ
てゐが見つかる
まで待ってね
錯覚!?
もしかしたら私達が
道に迷っていたのも
錯覚で?
そうよ
竹林の波長を
少しだけ弄ったの
今この竹林から
抜け出せる者は
いないわ
錯覚.....
私達の姿が
見えたのも
同じような力を
持っていたからね
いないわ...
って傍迷惑な
でもこんなに
広範囲に...
それにスターの
眼に映らなかった
のは何故?
よわったわね...
てゐさえ見つかれば
すぐに帰れるように
してあげるんだけど...
...悪い妖怪じゃ
なさそうよ?
う〜ん...
数刻後
アヘハハハ!
でさぁ..
そのてゐさんは
何で逃げてるの?
...何か急に
なれなれしく
なった様な気が...
お師匠様が
薬を作るのに高草郡の
光る竹が必要だ...って
たかっ...
そのたかくさ
何とかの光る竹?
高草郡は
迷いの竹林の
昔の名称
でここの竹林の事を
全て知っているのは
てゐだけなのよ
てゐはここが
高草郡だった頃から
棲んでいる最長老なの
だから
捜していたの
だったら運が
良かったね!
ここにいるのは
光の妖精
私たちの手に掛かれば
捜し兎なんてすぐに
見つけられるよね
スター
へえ
妖精なのに
凄いのね...
そんな力が
使えるんだ
私たちというか
私の能力だけで
十分だけどね
私は星の妖精
広範囲で生き物の
場所を探ることが
できるのよ
一際大きな兎を
捜せば良いん
だよね?
はぁ...
それにしても
逃げてるのはてるなのに
お師匠様に叱られるのは
私なんだよねぇ...
てゐは野放しに
していると言うのに...
...何だかばかしく
なるわ
お師匠様も
もっと薬以外の
ことも見てくれても
良いのにねぇ
大体この間の
巫女が来た時
だってね...
だいいち師匠は
...
...いつになったら
帰れるのかなぁ...
うふふ..
こんなこと言ってたって
後でお師匠様に
報告しよーっと!
第3話トおわ!?
...
4話>異変の向こう
掃除してるのか
と思ったら...
何をして
いるんだ?
腸の掃除
兎か...
野生の兎が
人の与える餌を
食べるとはな...
人間も普められた
もんだぜ
そら
...確かに人間を
恐れないねぇ
ま妖怪の宴会に
紛れ込む人間も
どうかだけど
妖怪を誉めている
には変わらない
......か
妖怪が出てきても
怖くないからねぇ
これじゃあ
こっちから
妖怪退治も
できない
今年は平穏だったから
妖怪のひとつでも
出てきて騒いでくれない
かって思うわよ
確かに...
何で今年は
暇だったのかなぁ
......
大人しい
何か悪いこと
企んでいる時って
大人しくなるからなぁ
ほんほん
チョウセンアサガオ(毒
!?
っ!?
もしかしたら
来年辺りに
大きな異変を起こす
準備でもしてるの
かもね
......って
何してんの?
胃の掃除だ
くれないの
風は河波
舞い散る旅で
土となる
私は渡し
......っと
.......
死者を渡すも留めるも
あたいが決めること
なのに
枯れ葉は
あたいがいなくても
勝手に落ちて土となる
途の水先案内
お城のんつからこちまち
いつも気がして
幽霊も勝手に
三途の河を渡って
くんないかねぇ...
そうしたら
仕事が楽になる
ってもんだ
なぁ
そこの妖精さんも
そう思わんかい?
また見つかった
じゃないの!
もう
どうなってるのよ
サニーの力は
ルナがちゃんと音を
消してなかったから
じゃないの!?
まったくだわ!
返事くらい
してくれても
良いのにねぇ
わあっ!?
x3
おいおい
取って喰いや
しないんだから
そんなに驚か
なくても...
っ!?
しなきし
ま今ちょうど
休憩中なんだ
その辺で一緒に
休憩でもしない
かい?
.....
話し相手が
いないと
退屈だからねぇ
ふーん
なるほど
ねぇ...
秋の味覚を求めて
こんな所まで
きたのかぁ
確かにこの辺は
彼岸花の根(毒)とかも
たくさん取れるからねぇ
はあ...
来るのは精々
いやなに
無縁塚に来る
妖精なんて珍しいから
気になっただけさ
ここは妖精だけ
じゃない......
人間も妖怪も滅多に
やってこない
幽霊だけだ
貴方は幽霊なの
ですか?
ってルナ
こんなにはっきりとした
幽霊がいるわけが
ないでしょ?
......
だって...
って?
あたいは
幽霊を運ぶ者
しにがみ
死神さ
ひゃ!?
あはは
死神っていっても
何も殺したりなんか
しないよ
ただ船を漕いで
三途の河を渡るだけの
しがない船頭さ
...なんてね
......
で三途の河の死神が
なぜこんな所に?
ん?
仕事が一段落したので
サボ...:休憩中だ
今年は仕事量
つまり三途の河を渡る
ゆう
幽霊の数が少なかった
このまま減っていけば
楽なんだけどね...
幽霊が少ないって
縁起が良いって
言うのかしら?
まぁ良いこと
ですよね
ん?
ん〜...
......?
どちらかというと
縁起は悪い
.......
......
......?
正常な輪廻転生は
変わらぬ量の幽霊で
安定する
......
多すぎても
少なすぎても
駄目なのさ
さらに言うと
今年は妖怪の活動が
活発じゃなかったのも
気になる.....
こりゃ来年は
忙しくなりそうだな
おー
なあ
さっきの話
ん?
茸が3倍
美味しくなる話?
...違うぜ
人間が妖怪を
そんな話
してたっけ?
恐れなくなっている今
妖怪が何か悪いことを
企んでいるんじゃないか
という話
でも必ずしも
そうとは限らないよな
妖怪と人間の力の差は
縮まっていないのは
確かだが
どちらかというと
強い妖怪同士の
強さの差が均衡して
自由に動きにくく
なっただけだろう
ああ
お互い審制しあっている
だけなんじゃないか?
だとすると
危険ねぇ...
ん?
何がだ?
みんな妖怪は自分で
異変を起こしたがっていて、
起こせないんでしょ?
そんな中で誰かが
異変を起こした時
妖怪達が取る行動はひとつ
...なるほど
吸血鬼も
亡霊も
鬼も
みーんな
見て見ぬふり
宇宙人も
そうすれば自分の
番の時もー
誰にも邪魔されない
約束にもなるもんな
ん〜っ!
来年は邪魔者が
いなくて
その
大きな異変が
起きそうだな
...ところで
ん?
焼いた茸が10倍
美味しくなる話
ああ
これは来年が
楽しみだぜ!
ふふ
20倍でも
30倍でも良いな
今夜は
茸づくしか?
......そんなに
食べられないわよ
第4話トおわり
第8話・魔法使いとは
うららら
らんらん
うんらんらら
ららら
らんらん〜
うららら
ふう...
よしっ
これで参拝客も
真っ直ぐお賽銭ね
......
...誰も
来ないのね
御利益たっぷりの神社に
たっぷりのお賽銭を...
今日は晴れたから
新しい神事を試して
みようと思ったのに...
ねえねえ
二人とも
昨日までの大量が
暖みたいに晴れたわよ!
それは良かったね
むっ...
何よ!?
昨日までは家から
出られないくらい
吹雪だったじゃん
でも今日は晴れよ?
もっと機嫌良くても
いいじゃない
サニーはさっきまで
寝ていたからね
その程度の事実にしか
気づいていないから
機嫌がいいかも
しれないけど
早くから
起きていた私たちは
もっと多くの事実に
気づいているのよ
.....だから
不機嫌なの
事実?何よ
もったいぶって
はあ...
昨日の大雪で
枝の上の雪が
落ちてきて
この通り玄関が雪で
埋まっちゃったのよ
扉がまったく動かない。
生き埋めね
あらあら
はあ.....
確かに
いちばん遅くまで
寝ていたけど
何で私ひとりで
雪かきしないと
いけないのかしら
別に日にか気持ち良いから良いけど、
ま私の部屋の窓以外は
開かないみたいだから
しかたがないか
......って
本当に開かないの
かしら?
うんしょ
それにしても...
......
みんな自分以外の
部屋には入らないから
嘘ついていても
わからないわね
二人。部屋は趣味が合わないと
何だろう
さっきから聞こえる
鳥の鳴き声は...
けほっ...
...ったく
埃っぽいわね
たまには虫干し
しないとダメかしら:
3日ぶりの
晴天ね
さあ
みんな
今日は炊事係を
残してほかはみんな
屋根雪おろしを
行ってもらうよ
このまま降り続けて
家が潰れないかと
心配だったわ
七色の人形遺に
カスマー
文句を
言わないの
今日は晴れているけど
明日も晴れるという
保証はないでしょ
明日からまた
大雪になったら
家が潰れてしまうわ
もう扉も重くて
ギシギシいってるん
だから...
ほらほら
準備ができたら
働く働く
ふう...
ほらあなたたちは
炊事係よ
晴れたのは
良かったけど...
鳥の鳴き声が
不気味ね
この鳴き声を
聞いていると不安に
なってくるわ..
口笛のような
鳥の鳴き声...
何か馬鹿に
されている
みたいで嫌ね
ゼイゼイ
はあ
...雪かき
終わったよー
はぁ
やっと扉が
開くようになった
生き気だよ
このヤロ
じゃ早速だけど
出発の準備
しましょうか
ご苦労さん
でした
しゅっぱつ
出発?
たった今雪かきの旅から
戻って来たばかりよ?
...
何言ってるのよ
大雪で家から出られ
なかった時に
ずっと行きたい場所が
あるって言っていたのは
誰なのよ
二人とも
何ぼさっと
してるのよ
今日は宝探しの
日じゃないの
さぁ出発よ!
確かこの辺
だったと思う
この間ふらふら
していたら森の中に
不気味な屋敷を
見つけたのよ
不気味な屋敷?
そう人気が無くて
誰も住んでいない廃墟
みたいなんだけど...
きょ
なぜか窓から人形が
覗いているかのように
たくさん並べられて
いるのよ
また
ホラー的な
興味ある
でしょ?
怖い廃墟
捨てられた家に
捨てられた人形
怖いの好きねぇ
そんな場所
怖くないわけが
ないでしょ?
あっ!
ほら
ホラーハウスは
あの家よ
...って
あれは?
怖く...
はないね
怖く...
ないなぁ
か
かわいい...
でもどうして
人形が動いて
いるのかしら?
ねえ
スター
この家って
本当に誰も
住んでいないの?
んー
中に誰か
いるよ?
ひとり
誰?
誰か
いるの?
.....
ようかい
妖怪?妖精?
しんぶんかんゆう
新聞勧誘?
えあ
えーと
宝探しに
きたなんて
言えないし..
ゆ雪が酷かったから
道に迷いましてー
......
えーと私たち
妖精みたいに
見えますけど
実は妖怪です
光の三妖
|怪〈嘘〉
見た目妖精だけど
妖精も道に迷ったり
するのかしら?
そうなん
何でもいいわ
迷ったのなら
体があたたまるまで
あがっていきなさい
えっ!?
いっいえ!
帰ります
今すぐ
帰ります
ねえ
二人とも?
......?
道に迷ったん
でしょ?
そっ
そうね
この魔法の森は
簡単には抜け出せ
ないわよ
いつか懲らしめないと
いけないと思って
たんだけど...
あはは...
この森には道に迷わす
たちの悪い妖精がいる
からね
それに今日は
変な鳥が鳴いている
あまり出歩かない
ほうがいいわ
ほら
部屋の準備が
できたわ
あがって
......
.....
......
第5話>おわ
第6話>廃法使いと嘘
......
...ねえ
スター
何よ
ルナ?
...何で
私たちを妖怪だなんて
言ったのよ
サニーが
道に迷ったなんて
言うからよ
妖精が道にま
迷うなんて
おかしいでしょ?
だって
宝探しにきたなんて
言えないじゃないの
あのアリスっていう人は
妖精のこと良く思って
いないっぽいよ
私たちが妖精だって
しかも森で道に迷わす
妖精だってばれたら
どうなることやら...
しっ
きたわよ...
待たせた
わね
今あたたかい紅茶が
入ったわ
どう?
部屋は寒く
ないかしら?
あ...はい!
十分過ぎる
くらいです
あはは...
まあ迷い歩いて
すっかり体も冷えちゃった
でしょうしゆっくり
暖まっていくと良いわ
そう
光の妖怪なんて
いたのね
魔法の森の外には
あまり詳しくないから
私はこの森に住む
人形遣い
人形違いっていったもん
人に見せる芸人でもないし
人形を売るわけでもないし
自分で作ってるから
買ってくる訳でもないわ
そ...
そうですか
私たち普段は
妖怪の山の裏辺りに
複んでいるんですよ
最近山の妖怪が
我が物顔で私たちの家を
荒らしていくように
なってしまって...
これはちょいとイカンと
思いまして...
光を司る者として
何とか修行したいと
そこでですね
魔法の森に
七色に光り輝く
素晴らしい
.....えーと
めったに
この森から
出ることは
ないの
魔導書を持った魔法使いが
いるって聞きましてー
まぁそれでやってきたんですが
昨日の大雪で道に迷って
しまって...
よくもまあ
スラスラと...
嘘が出てくる
もんだ...
魔導書?
魔法使い?
...何処で誰に
聞いた話?
えーと...
作り話
だしなぁ...
光の三妖怪の
四人目
...
......
あれ?
さて
そろそろ
はじめるわよ
博麗神社
何だい?
新しい神事をやるからって
呼び出したりして
うちの神社の
参拝客が少ない原因を
考えていたの
ほらうちって
結界を守っているだけで
御和益らしい御利益もないし、
イベントらしい
イベントもないから
誰も来ないんだと
思ってね
まあだから
取りあえず色んな神社の
神事を真似することから
はじめようかと
...何じゃそりゃ
そんなんで
効果あるのか?
もちろん
あるわけないでしょ
ははは
そんな判りきった
ことを
少なくとも
最初のうちは
さてと...
神様ってのは
信仰の量で起こせる
奇跡が決まるものなの
ん?なんだい
その笛は...
神事も大勢が信じる
ようになって初めて
それなりの効果が
出るものなのよ
っ!?
よし
集まったわね
霊夢
いったいな...
な...
ウソは
ウソを生み
ウソの連鎖は
とまらない
これからはじめるのは
ウソが持つ罪を赦し
ウソを幸福に替える神事
閻魔様の仕事を
減らすためにも
ウソの連鎖を
断ち切る必要がある
さぁ
はじめましょう
電替神事を
パチ
.....
三妖怪の
四人目......
あいや...
五人目...かな?
...じゃあ
いろいろと聞くわよ
それはもう
サクッと
三咲緒の頭脳が
頂戴して
帰ろうかと
...
怪しい...
首尾良くその魔導書を持った
魔法使いに会えたとして
あなたたちは何をする予定
だったのかしら?
サクッと?
...
ふふっ
あははは
ははっ
...まああなたたちが
本当に妖怪でも
何でもいいわ
あなたたちが
探している魔導書は
私が持っている
探しているまほうか
魔法使いってのは
私のことよ
ぷっ
...
?
あなたたちが
妖怪であろうと
何であろうと...
あなたたちは
私の敵よ!
何なんだよ
この鳥は
それに
うそか
電替神事って...?
その鳥は
罵
ヒュイーという鳴き声が
口笛みたいでしょ?
だから口笛を吹くことを
嘯くっていうのよ
しかも
今集まってきた電は
ただの電ではなくて
天神様の使いの愚
いててて
曇って鳥は
こんなに凶暴なのか?
この愚は
今までに吐いた嘘を啄み
それを幸福に
替えてくれるのよ
嘘を吐いている
人の所に集まるの
何だよ
私はそんなに嘘を
吐いていないぜ...
って
いて!
天神様の使いに
そんな嘘は
通じないわよ
さあ大人しく
嘘を持っていって
もらいなさい!
なんで私が
っていたっ
さあ
覚悟はいい?
どうしてくれるのよ!
これほど大量の人形を
操るような妖怪に
万にひとつも勝ち目は
ないわよ?
口からでまかせ
だったんだけどなぁ...
私たち三人だけじゃ
分が悪いわね
あ何かの大群が
近づいている...?
どうしたの
こないなら
こっちから...
なっ!?
鳥!?
いったい
何の...
くっ...
攻撃...!?
.....って
うわあっ
何!?
いたた
たた!
人形だけじゃなくて
鳥も操るっていうのー?
.....
はぁ.....
何なのこれ!
何なの!?
いたた
たた
いたっ
やめて!
そんな鳥ごときに
怯むなんて
あなたたち本当は
妖精でしょ?
そっ...
そうです!
だから
ゆるしてー
あははは
なんだあなたたちが
鳥を呼んだのかと
思ったよ
いたた
ごめん
なさい
ごめん
なさーい!
やれやれ
だわ...
なるほどね
やっぱりあなたたちが
森で道に迷わせる
たちの悪い妖精だったのね
嘘を吐くつもりは
なかったんですー
いたたっ
もういいよ
怒ってもいないし
戦うつもりもない
あなたたち
妖精風情が魔導書を
持っていっても
使い道はないし
私にとっては
森で迷うことなんて
ないからね
まあ精々
道に迷った人間を
泊めてやることくらい...
...この鳥は
アリスさんが
喚んだのですか?
いや
その鳥は
何でしょうねぇ...
あのタイミングで
その鳥がこなかったら、
私はあなたたちを
二度と立ち上がれないくらい
叩き潰していたでしょうけど
いたたた
嘘ばっかり吐いてる
がらじゃないの?
ヒュイ
なぜこの鳥は
妖精の私たちを
狙うのかなぁ
ま森に住む者同士
外の人間に一泡吹かせるべく
これからも仲良くして
いきましょう
ふふっほら
おいしい?
博麗神社
で
だ
この電は
いつになったら
天神様の元に
帰っていくんだ?
うーんどうやら
ファ
電替神事には
本物の畳を使わない
みたいね
本当は畳の作り物を
作って交換するん
だって
そうやって適当に
神事を行うから
だめなんだよ
そんなんで
御利益なんて
あるわけがない
...っていてて
いいのよ
だったら
うちで新しい神事として
行えば良いだけじゃない
本物の畳を使った
電替えだって
...
それにしても
この常はどっから
集まってきたんだ?
さぁねぇ...
ま山にはたくさん
住んでるんでしょ
可愛いからしばらく
飼ってみたら?
...天神様の使い
だって言ってたのに
いい加減だなぁおい
第6話>おわり
その幻前
ふわ〜あ...
ん〜...
...っ!?
苦っ!!
もー!
...私これ
苦手だって
言ったでしょ?
春の皿には
苦みを盛れってね
冬眠から目覚めた熊が
一番最初に食べる食事も
これよ
体に溜まった
油分を流して
目を覚まさせる
らしいの
お寝坊さんには
丁度良いでしょう?
それにサニーが
どう思おうと
私はふうきみそ
大好きだから...
多めに
作ってみたわ
もう目が
覚めたわよぉ!
ルナのお手軽「ふうきみそ」レシピ
2
じ
5:小と
いや...小さじ!!小さし!!かきじえ
...いい小さじっ
人前
の降り
小桃藤味みおう砂。
オオ
1.商の墓を1〜2分ほどど茹でて水にさらした後
水切りしてみじん切りにします。
2.味噌とみりんとお酒と砂糖を収めて
火にかけて混ぜ、最後に膝の蓋を入れます。
3.麦酒を用意して飲みます。
美お酒は20歳を過ぎてから。
春
......
そうそう
春といえば
世の中には春を
告げるだけの妖精も
いるらしいね
ごちそうさん!
春の苦みで
すっかり油分も
抜けたわよ
...っと
知ってるも
何も...
何を言ってるの
春を告げるだけの精って
春告精のことでしょう?
それが
どうかしたのよ
...春を告げるだけ
......ってさぞかし
苦いんでしょうね
知ってるの?
あんなことが
あればね...
らんらん♪
ららん♪
らちら♪
おーい
5ち5♪
...呼んでも返事が
ないと思ったら
昼間から天ぷらか
あら魔理沙
いらっしゃい
いやタラの芽が
手に入ったからね
ほら
タラの芽だと?
まだ桜も
咲いてないぜ?
何でもう
採れるんだよ
しかも
そんなに大量に
私には夏の
ルートがあるのよ
裏庭のことか?
なんだ?
いつから妖怪の賄賂を
受け取るように
なったんだよ
妖怪退治に
手心を加えて
やってくれとか?
それのどこが
裏のルートなのよ
というか
裏のルートは冗談だけど
これは私が採ってきた
わけじゃないの
全部紫が
持ってきたのよ
まいろいろ
あってね
はい
揚がったわよ
うーん
流石に山菜の王様と
呼ばれるだけのことはあるか
脂っこいから
食べ過ぎると
良くないらしいわよ
じゃあ
こんなに作るなよ
ところで
さっきの話だが...
何で紫が
季節外れのタラの芽を
持ってきたんだ?
何よ?
それもこんなに
それも変な話
なんだけど...
暖冬の景響
らしいわよ?
つまり
ダントウ?
それは
過激だな...
紫がぼんそう
「幻想郷は大雪で良いわね
外の世界は殆どの雪が
人工物になってしまったわ」
なんて言うから
外の世界って言っても
壁一枚挟んですぐ隣じゃ
ないの
雪の量がそんなに
違うわけがない
じゃないって
言ったのよ
そしたら嬉しそうに
「これを食べて自分なりに
考えなさい」ってさ
それでタラの芽を
天ぷらにしたのか
流石に
美味しいわね
妖怪の考えていることは
わからないが...!旨いな
これだけ美味しいと
暖冬も満更ではない
わね
そうだな
幻想郷もダントウで
あるべきだな
ふう
そういえば
この間アレを見たぜ?
里で
春告精だよ
一足飛びで
春の味だったけど
実際もうほとんど
春だよな
もうすぐ桜だって
咲くだろうし...
アレって
コソ泥とか?
彼奴の姿が
確認できるようになれば
春の宴会はもう近いぜ
どの話の流れから
そうなるんだよ
アレだよ
春の風物詩の...
春の
コソ泥でしょ?
お嬢様
お茶が
入りました
ごくろうさん
はいじょうさ
お嬢様
ごま
ふふ
ありがとう
ほら咲夜も
見てごらん?
このテラスからは
幻想郷の目覚める
様子が窺えるわ
!?
湖の光がお体に
障りますよ
いいのよ
この程度で
やられるほど
柔な体では...
このお茶
紅茶じゃ
ないわね
あ気づき
ました?
庭が春を感じられる
ようになったので
お茶にも趣向を
凝らしてみました
庭で採れた
福寿草を煎じて
混ぜてみましたの
いつものことだけど
減多な物を混ぜるのね
福寿草は
人間の心臓に
刺激を与える薬草
...どんな?
少しは人間の
血液に近いかなと...
いかがでした?
ああ
血らしさは皆無だわ
春らしさも感じない
苦いだけよ
私に試す前に
自分で飲んでみたら
いかが?
私はしんぞう
心臓には自信が
ありますので......
......
新鮮限
...そろそろ
春の宴の準備を
しないとね
そういえば
いつものアレは
見つかった?
いいえ
まだです
でも里では
見つけた人間も
いるという話も
聞きました
春はもうすぐ
ですわ
何のんびり
してるのよ
咲夜
こんな心臓に効く
お茶を作ってないで
さっさと春を
捕まえてきなさい
春が来るのを
待つんじゃなくて
春を持ってこいって
言ったじゃない
今初めて
言いましたね
そう?
じゃあ改めて言うわ
今年の春はー
紅魔館の物
さあ春を告げる
妖精を探して
捕まえてくるのよ
第7話>おわ?
第8話>春の幻
これはしんぞぅ
心臓に効くことで
ひょうば~
評判の福寿草
ここにも
いない......と
こんな探し方
していても
キリがないわね...
何処にいるの
かしら?
春の妖精は
咲夜さん
おつかれ様です
どうしました?
今日はふうきみそでも
作るのですか?
それはお嬢様が
あまりお好きでは
ないのよ
タラの芽の天ぷらは
大好物みたいだけど
まだ早いし...
娘衫美少紅
って
貴方がいるじゃない
はい?
ねえ美鈴
庭で妖精を見つけたら
捕まえて教えて
妖精......
ですか?
妖精でしたら
家の中にもいくらでも
いるじゃないですか
妖精メイドたち
馬鹿ね
ただの妖精を
捕まえても
邪魔なだけでしょ?。
春を告げる妖精を
探すのよ
は
はい!
じゃあ後は
頼んだわよ
でも見張りも
忘れないようにね
私は外を
探してくるわ
お任せ
下さい!
.....まあ
あれだけ
探したんだもん
もう紅魔館の中には
いないと思うけどね
ねえ
サニー
何よ?
あんなことって何よ!
その春告精ってのと
何があったのよ?
いやぁねぇ
別に大したことじゃ
ないんだけどさぁ...
歯切れが
悪いわね
春告精って
春が来たことを
告げるだけでしょ?
何にも恐くない
じゃないの
ああ
もう!
あの妖精の実態を
知らないから
そんなこといえるのよ
いいの?ほるっ
春を告げる妖精を
見つけても
絶対に手を出しちゃ
駄目だからね!
痛い目に
遭うよ
春じゃ
あの妖精の力には
絶対に敵わないんだから
そそれはそうと
どこに向かってるの?
春の食材探しじゃ
なかったっけ?
蕗の葦なら
こっちじゃなくて
川の方に向かった
ほうが多いわよ?
質問でまくし
立てるのは
止める!
蕗の葦は
もういいのよ
沢山食べたし
じゃあ
何を採りに行くの?
噂だと
もう山菜の王様が
採れるところが
あるんだってよ
山菜のおっさま
王様って
タラの芽の
こと?
何処でそんな噂を
聞いたの?
タラの芽なんて
まだ早いわよ
神社近辺
ふう......
春とは言え
まだ冷えるな
春の妖精が
見つかったって?
やっぱり
春に関しては
里で春告精が
見つかったんなら
もうすぐ暖かくなるわよ
じゃ
春っぽい神社に
かぎるわね
何が春っぽいの
かしら?
さもありなん
この間なんて
タラの芽も
食べられたしな
タラの芽
だって!?
そんなことより
何か用があって
来たんでしょ?
あそうそう
お嬢様が春の妖精を
探しているのよ
まだ早いでしょ?
どこで採ってきたのよ
...探して
どうするのよ
瓶詰めにして
いち早く紅魔館を
春にするのよ
相変わらずだな
いつものノリと
いうか...
前もそんなことが
あった気が
するが.....
いいか?
春は誰かの
所有物じゃない
私の物だ
春はー
それはともかく
春の妖精を捕まえたって
春が来るわけじゃないと
思うけど...
そんなこと
わかってるわよ
お嬢様の暇潰しに
付き合ってるだけ
ちょっと前に
春をみんな持っていかれたのが
そんなに悔しかったのかねぇ
ほら聞いた?
タラの芽だってよ!
それより
「春の妖精」って
単語の方が
気になるんだけどね
何かが
近づいてくるよ
あれ?
まあでも
春は私の物よ
!?
えっ?
まさか...
空よ空!
......
でー
行っちゃった..
結局、春一番乗りは
神社に持って
行かれちゃったのね
咲夜が無能だから
あらこれでも
頑張ったほうですわ
だからこのお花見は
私たちが幻想郷
一番乗りですよ
でも私は
知りませんでしたわ
春告精が通った後は
瞬間で春になる
なんて...
ふふ
そんなの
常識じゃないの
だから
捕まえてきてって
言ったのよ
あれだけの力が
あるのなら
あの春の妖精も
相当なものなのかもな
まあ自然が本来
持っている力に
きっかけを与える
だけだと思うけどね
一言に妖精って
言ったって
色んなのがいるのね
うちの妖精メイドは
役に立たないし...
そこに隠れている
妖精たちも
出てきて一緒に
お花見でもしませんか?
行っちゃった...
何だ?
誰かいたの?
ヘンな妖精...
...ふふ
何でも
ないですわ
.....
...ここにも
いない...
一体何時まで
探していれば
いいんですかー
咲夜さ〜ん!!
第8話>おわり
番外編・酒三杯にして...。
ひっく
.....だからさぁ
いくら自由が売りの
妖精だからって
今年もこのままじゃ
駄目だと思うんよ
よく言った!
さすがサニー
ダテに妖精やってないなぁ!
.....で
このままって
何?
このままってーほら
去年の夏・吸血鬼が
アレしたでしょ?
アレって
幻想郷全体が
紅い霧に包まれた奴?
ぞうそうそれよ!
それに決まってる
じゃない
あの時は
日光の妖精として
不甲斐なかったわ
熱い
長い間晴れなかった
からねぇ...
何言ってるのよ
二人とも
梅雨だって
その位晴れないし
長雨だと思えば
大したこと
ないじゃないの
そうじゃ
ないのよ!
おっ...
ありがと
それでこ
巫女が動いて
大騒動になった
のよ?
私達妖精が動いても
巫女は動いて
くれないじゃない
そうだねえ
.....
で
このままって
だからぁ
.....
このままで
良いのかって...
あらあら
まったく
仕方ない
わねぇ
ひっく
あははー!
夏に外で呑むのも
オツなものらねぇ♪
ひっく
ふふっ
そうね♪
あー
...そういや
またやられたよ!
やられたって
肝臓が何か?
何言ってるのよ
今年は異様に
冬が長いと
思ってたけど
やっぱり
妖怪か何かの
仕業だったみたい
......何で
判るのさ
巫女が動いて
いたからよ
あの妖怪退治が
専門の巫女が!
よっと
はいかい
追加オーダーよ
まあ何にせよ
解決して良かった
じゃない
そうじゃ
ないのよ!
あのまま冬が
続いていたら
こうして呑んで
ばかりいられないし
私達はそれが
巫女が動くような
異変だってことにすら
気がつかなかったのよ?
おっ
ありがと
寒かったねぇ
つい最近まで
涼しかったわねぇ
夏が来るまでは
そんな普通の
感想じゃ...
駄目...
あらあら
うーん...
異変ねぇ...
ひっく
あー.....
...昨日のアレは
何だったのよー...
う〜ん...
あー?
.....昨日って
はたけどあ!?
畑泥棒の日
でしょ?
違うのよぉ
夜の話...
......二人はすぐに
寝ちゃったから
気付かなかったと
思うけどー
ふーん...
首尾良く
終わったような
はあ柿は
お酒呑んだ時には
良いのよねぇ
だから秋は春み
オギュも大丈夫
で夜は寝るものよ
何かお化けでも
見たって言うの?
そんなレベルの
話じゃない
昨日の夜は
普通じゃ
なかったのよ!
だから何よ?
昨日の夜はいつもの
何倍も長かったのよ
何時間経っても
夜が終わらなかった
これって
サニーの好きな
異変って奴じゃない?
まあそう
かなぁ...
そうよ
...
...きっと
あらあら
何だったの
かなぁ.....
あっはっはー♪
それじゃあ
もう1回
かんばーい!
それにしても
やっぱり私達も
何かしないと
駄目じゃない?
何かって
散々呑んでる
じゃない
あちこちの宴会にも
こっそり参加して
違うのよ!
ただ呑んでいるだけじゃ
最強の妖精まで
程遠いじゃない!
酔拳でも
はじめたら?
呑むほどに
強くなるという
そうね
似合ってるわよ
むっ...
あーもう!
結局、去年は何一つ
大きなこと出来なかったし
このままじゃ今年だって
怪しいもんだわ!
何か大きなこと
......?
魔法の森の
土地転がしでもする?
違う違う!
異変よいへん
異変!
私達妖精だって
やれば出来るってことを
見せないと!
だから何よ
げんそう
幻想郷全士を
揺るがす異変を
起こして
私達妖精の地位を
最高の物にするのよ!
異変だって?私達が
私達が?
うーん...
妖精は
異変を起こす程の
力が無いことぐらい
承知の上よ!
でもね...
妖精はこの幻想郷の
どこにでもいるの
数だけなら人間にも
妖怪にも負けない
必要にはなってほしいけど
全ての異変を見てきたのは
わたしたち
私達妖精だけなんだから
その利点を生かせないで
どうするのよ!
どうやって
生かすのかしら?
えーっと
それには全ての
妖怪から情報を
得て...
協力して
何かを計画して...
ままあ
私達妖精の力も
捨てたもんじゃ
ないのよ!
...
あの巫女だって
妖精の猛攻で破れること
だってあるらしいし
ザっねぃだけど
妖精の力が
強くなるのも
その場所の影響を
大きく受けるから
だから...
異変が
起きているから
妖精も強くなるん
だけど
その力で異変を
起こすっていうのは
.....鶏が先なのか
卵が先なのが
異変が
起きている場所では
力が強いから
そこで異変を起こす...!?
永久機関ね
ん?
ふかというと株蔵会かな
確かに巫女が
異変を解決する前に
私達がそこに行って
さらに異変を起こす
でもそれには異変が
起きそうな兆しを
探さないと...
あら
こんなところに
彼岸花が咲いて
いる
珍しいわね♪
もぐもぐ
そういえば
桜の木の下で
彼岸花を見るのは
珍しいかもね
というか
初めてかなぁ
彼岸花は秋に
咲く花だからね
でも毒があるから
宴会中は触らない方が
いいかも
そうかあ
秋に咲く花なら
桜の咲く春に見るのは
珍しいに決まってるね
こいつは縁起が
いいなぁ♪
そうねぇ♪
これなら異変が
起こる兆しの一つや二つ
すぐに見つけられそうね!
よーし!
じゃあ季節外れの
彼岸花に
かんぱーい!
そして季節は
巡ってー
ちょっと
ルナー!
まだなのー?
ちょっと
待ってよ〜!
...もういつも
いきなりなんだから...
あれから
一年以上経過した
あれ程頻発した異変は
なぜかぱったりと
起きなくなり
それと同時に
サニーも異変を起こそう
などと言わなくなっていた
結局
異変を自由に起こし
巫女がそれを収める
幻想郷の大きなうねりが
私達には羨ましかった
だけだと思う
本当は異変を起こすような力は
自然の具現である妖精には
無いことは判っていた
それでも何故か
気が大きくなることがある
ーそれは何故だろう?
ふう...
おまたせー!
よし!
遅い遅い
いかなる時だって
出発できるように
準備しておきなさいよ
だって
何しに出かけるのかも
判らないのに...
苦節一年半
ついに異変の予兆を
発見したのよ!
異変って
まだ諦めて
なかったの?
神社に新しい神様が
住み着いたって
山から下りてきた
神様らしいけど
巫女も新しい祠を
作ったり上手く
利用されている
みたいだし...
これから必ず
何かが起こるって
幻想郷は妖怪じゃなくて
神様の時代になるのよ。
だからしばらく
神社に張り込んで
様子を見るわ!
......へぇ
神社に新しい神様ねぇ
確かにくさいわね
で神社に
張り込んでみるってのは
良いけどスターは何を
持ってるのよ
あら今の神社は
紅葉が綺麗よ?
それに最近
めっきり涼しく
なってきたし...
まあ大きなこと
はじ
始めるにはー
一酒一杯にして人、酒を呑み
酒二杯にして酒、酒を呑み
わんわ
燃料がちょう
必要だしね!
酒三杯にして酒、人を呑む
お酒は呑みすぎると
自分を失い気が大きく
なってしまうもの
番外編トおわり
お酒も程々にしないと
巫女の手で本格的に
退治されてしまうかもね
|博麗神主
ように...
どうも、初めましても居たら
いいなと思っていることしてす。
色々と紆余曲折のあった二月
精のコミックを手にとって頂き
有難うございます。ゲーム内で
は雑魚キャラとして出てくる妖
精ですが、実は色んなエピソー
ドがあるというお話です。
描き下ろしの漫画はお酒に
絡めて東方本編の総集編になっ
ています。〈なってるか?〉《そ
んなわけで、CDに収録された
3曲はそれぞれ妖精から見た
紅魔郷、妖々夢、永夜抄のイメ
ージで創りました。あと、未成
年のお酒は禁止されていますが、
妖精は長命なので勘違いしない
比良坂真琴
初めまして、比良坂真琴というも、今です。私が最初に東方に出会っ
たのは妖々夢の頃になりますが、始めて東方の世界に触れて感動
した時の記憶は今でも忘れられません。本当に好きなものしか抱え
けない私にとって、東方という作品は今まで出逢った作品の中でも
ひときわ特別な存在であり、そんな自身の初めての単行本が東方
だという事は、もの凄く幸せな事だと思います。手の違い私が、ご
うして単行本として作品を発表さ出来るまで連載を続けられたの
も、ひとえに大好きな東方だかららに他なりません。紆余曲折の末、
みょんな事から三月精を描かせて〈頂く事になった訳なのですが、自
身にとって初めての連載がその大好きな東方だという事で、マンガ
絵描きとして半人前の自分はずっとプレッシャーとの闘いでした。
ですが目分と同じくらい「東方」が大好きな人は多くても、自分は
ど「三月精」の三妖精達を好きで描ける人間はいない!と目負して
何とかここまでやってきました。サニーもルナもスターも私にとって
ては、大好きな東方キャラ達の仲間であり、本当に大切な主人公達
です。この三妖精達が毎回どんな活躍、失敗?〕を見せてくれるの
か、いちファンとして私自身楽しみながら描いています。現在も連
載は継続中で、これからも色々な壁にぶつかる事も多いかと思い、
ますが、少しでも多くの方にごこの三妖精達を愛してもらえればご
それ以上の事はありません。そのんなりケで次の巻でもこの能天気な
三次類達の忠戯にお付き合い頂ければ幸いですが、
CD解
MusicTrac
東方三月特
SyonecondionはNowsColdery
◆解説:ZUN◆
.サニーミルクの紅霧異変
サニールチルフレクションの紅魔郷風アレンジと思いきや、
完全に別の曲に乗っ取られてしまう曲です。
熾烈な戦いが行われている紅魔館の脇で虫取りでもしている
妖精の姿が見えます
いにしえのあの曲も妖精の手にかかれば...
2.雪月桜花の国
二曲目は妖々夢のイメー-ジで曲を創りました。
妖々夢は全体的に時間の流れがゆっくりしてた気がします。
和風で雪っぱくてどこか切なくて...・良い感じに仕上がったと思います。
リズムに若干、静酊感を入れて妖精らしさも混ぜました。
3.スターヴォヤージュ2008
三曲目は永夜地のイメージで曲を創りました
水夜抄と言えば宇宙人。
自分の好きな宇宙観で目一杯、暗く激しい、曲を創りました。
私はや三妖精の曲にこしては格好良すぎるかもしれないいけどね。確実に。
単行本コミックス
東方三月精
Stangeanはお付き合いがありませんでしたが、
作ン原スー
zUN
2008年1月26日初版発行
漫画か
比良坂真琴
発行者
井上伸一郎
印刷
発行・株式会社角川書店
〒1028087年東京都千代区富士見201817.1.15.3.電話メイド2023年3月18編集/
発売・株式会社角川グループパブリッシング
〒1028177東京都千代田区富士見2133.電話〈(03)2336521営業)
...いやーーーっっっ。わたしですかったわけじゃないんだよ。
装幀・デザイン
.....
製本
凸版印刷株式会社
凸版印刷株式会社
初出ノ『コンプエース』vol.007〜vOL.014
本書の無断複写・複製・転載を禁止ジます。落丁・乱丁本は、
ご面倒でも角川グループ受注センスとあー読者係宛にお送り
ください。送料は小社負担でお取り替えいたします。
この物語はフィクションであり、実在の人物・団体名とは
関係がございません。
2008KADOKAWASHOTEN'Pritedin.apar
©上海アリス幻楽団@MakatotoHRASAKA.2008
ISBN9784404854152-7.CO979
人の三人を
StonecomithonterNowsteby
○上海アリス幻樂団
○20N/比良坂真琴/角川書店
2008ホワイトキャンハス東方三月精職入特典
coNTEN
第1話「梅雨の別荘
第2話「幽霊の憂鬱
第3話「高草の兎
第4話異変の向こう
第5話、魔法使いいと嘘...
第6話「魔法使いと嘘後編
第7話、春の幻前編
第8話「春の幻後編
特別編、酒三杯にして、
S-178468dyle
原作ブレードの比良坂真琴
東ガ三月特
SionecomeBighindorDery・
タ79015005
定価:本体1500円(税)/w_.cume
発行・角川書店
ISBN978-4-04-854「52-
cD979¥1500E
魔術ZUN遺画比良坂真琴
cowTENT-
第1話「梅雨の別路
第2話、幽霊の憂鬱
第3話・高草の兎
第4話異変の向こう
外5話「魔法使いと嘘」前編
第6話、魔法使しいと嘘...
第7話「春の幻前編
第8話春の幻後編
特別編、酒三杯にして...
Sll7Spddgwp
ロロンUN●D比良坂真琴
これは
南「市
東お三月橋、
「東方三月精、Shoneamemorkindows」「女子学生の中」
好評連載中!
毎月26日発売!
「東方三月精」コミック第2幕
>日も大騒を
この本のためだけに原作考えしいが書き下ろした...twer.di-
新曲日曲を収録した音楽CD付き!
79015005
ISBN978-4-04-854952-7-
cO979¥1500E
定価:本体1500円(税別)
発行・角川書店
東方三月橋・
鸞曹比良坂真葵
サニーミルク、ルナチャイルド、スターサファイア。
悪戯好きの光の三妖精が繰り広けるどこか不思議な物語。
今日も幻想郷の仲間を巻き込み、なにから事件が起きそうな予感...。
あなたも素敵な幻想郷ライフをお楽しみあれ。
描き下ろし特別編「酒三杯にして...」収録。
MediatMix(samelMegazine
毎月10日発売!
●今日連合最新情報「ANOWANAKARACACOR」の「フラーノコンコプコース記事情報」「httory!!
coNTENTS
第1話梅雨の別荘
第2話「幽霊の憂鬱
第3話「高草の兎
2018年の2月第4話異変の向こう
・第5話「魔法使いと嘘」前編
第6話、魔法使いと嘘後編
第7話・春の幻前編
677113129
第11回目の開催第8話、春の幻後編
あの時、特別編、酒三杯にして...
ラフィードリーダーの比良坂真琴
「人形
東方
iPhonee.cond.sichindtureを
漫画比良坂真琴
定価:本体1500円(税)/
発行・角川書店
155N978-4-04-854「52-
cO979.¥1500E