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Instructions:
第9話、有情の霧雨前編
第10話、有情の雰雨後編
第11話「玄武の沢前編
第12話・玄武の沢・後編
第13話・嵐の勁妖・前編
第14話「嵐の勁妖、後編
第15話「天体の悪魔と神前編」
第16話「天体の悪魔と神後霧
特別編_妖精大戦争
31975373900円以上
原作フィードの練習比長坂真琴
978404.8578年04:8542135
1.1.M...Mamaning.192097901505
泉力宮月
頭から
Strange.ondBightNatureDeity
原作でUN
漫画比良坂真琴
9784048542135
1,000円1,100mmの192097901505
ISBN978-4-04-854213-
cO979¥1500E
定価:本体1500円(税別)
発行・角川書店
東方宮月猜
東方三月第
特に
原作プレート
漫画比良坂真琴
「ファン
StonesordPrastindoresty
...その剣。地良坂真琴
さて今日は私たちに
質問のおハガキが
来てるわ!
降り注ぐ星の光スターサファイア
お三月精一Sirangeand,BrightNatureDeity〜」紹介マンガ
...って
ハガキって何よ
静かなる月の光
ルナチャイルド
さペンネーム
「あたいってば最強
さんからの質問
輝ける日の光
サニーミルク
「東方三月精
って何?
というか
妖精が主役なら
あたいが...
良い質問ね!
...誰に向かって
しゃべってるの?
一東方三月精」とは
私たち「お笑い
妖精トリオ」が
涙ありお色気ありで
繰り広げる:
って違うわよ!
というのは冗談で
本当は私たち
「光の三妖精」が
毎回幻想郷のどこかで
いろんな人間や妖怪たちに
自慢の能力で悪戯を
しかけるという
ハートフルコメディ
マンガ?のことよ
本当か?
「東方」についての
くわしいことは
「上海アリス幻楽団」で
検索してみてね
SEE
「Carr
YOU
本編でお会い
しましょう〜
そんなワケで
☆このマンガはコンプティク2006年12月号に掲載した内容を再構成したものです。
はじまるよ。
ま、きりきめーせんべん
第9話と有情の霧雨前編
困ったなぁ...
これは一体
何なのかしら..
よっ...と
全滅...
入り口は勿論
窓という窓が
塞がっているわ
どうだった?
...やっぱりか
はあ...
なんでこんなに
蔦で覆われて
いるのよ〜!
一日しか
経っていないのに..
...確かに
変よねぇ
出かける前は
何ともなかった
のに...
そうよ!
それに
この蔦...
Xっ!
いたた...
...雀っても
無駄だしね
ニょき
こんなに
再生力の強い鳶は
初めて見たわ
雀った先が
枯れなければ
良い食材になるかも
しれないのに...
...って
二人とも
こんな蔦が普通の
植物なわけ無いでしょ?
これは妖怪の幻惑が
何かの仕業よ!
きっと家の中に
その手の妖怪が
棲みついてんのよ
確かに中に何か居る
冗談がするしね
あんまり居心地が
良いってんで
誰も入れないように
したとかね
だとしたら
妖怪相手じゃ
勝負にならないわよ?
どうするの?
妖怪の異変解決は
私たちの出る幕
じゃないわよ
...まあ私たち妖精は、
異変で困った人間を
見て愉しむだけ
異変の解決は
その手の専門家に
お願いするしか
ないなぁ...
ーーその蔦は
妖怪の仕業ね
きっと
寝床になりそうな場所を
探しているだけなら
大した害はないでしょう。
家が
乗つ取られてる
けどね...
で
あ...いや
その...
巫女とかの人間と
なんとなく会いにくい
何で私に相談
してるのよ
それだけ大量の人形を
同時に操っているのを見て
力のある方だと
お見受けしましたので...
妖怪退治を妖怪に
お願いする妖精が
一体どこにいるって
言うの
それにた
私
他の妖怪の
やることなんて
全く興味がないわ
家に帰れなくて
困ってるん
ですよぉ...
なんとかお願い
できませんか?
......
.....
そんな事言ってもねえ...
あーあ...
前は森に住む者同士
仲良くしましょうって
言ってたのになぁ...
やっぱり
妖怪の力には
聞いそうにないわ
あんな簡単に
たくさんの人形を
操るなんて
おそっにそこりだったけど
それとも諦めて
巫女に相談
してみる?
あらこんな所に
妖怪と妖精の
す
住処があったわ
同時に退治できて
一石二鳥ね!
でどうするの?
アリスさんが言ってた
場所に行ってみるの?
巫女は無いでしょう
あの人は仕事に関しては
無慈悲だって話だし...
下手したら
私たちだって
一緒に
てな感じで
私たちも退治
されかねないわ
はぁ...
それにしても
森に〝なんでも屋〟だなんて
そんなのあったっけ?
さあ聞いたこと
ないなぁ...
でもアリスさんが
ここには妖怪退治から
水道工事まで幅広く
仕事を受け付けている
奴がいるから
まあ簡単な
異変解決だったら
引き受けてくれるん
じゃない?
ほらここに
行ってみなさい
って言ってた
けどね...
う〜ん...
地図によると
この辺ね..
あっ...!
あれ
じゃない?
!!
...たぶん
ここね
でー
すみませーん!
誰もいないの
かなぁ...
準備中とは
書かれていない
けど...
誰かいますかー
おい
留守だとしたら
不用心ねぇ
ちょっと開けて
入ってみるか!
おじゃま
しま〜...
そこの店主は
出かけているぜ?
なっ!?
げげっ
あんたは!
どうした?
こそ泥でも
はじめたのか?
...
確かにこの店は
泥棒の入門には
ちょうど良い
かもなあ
良い物がいっぱい
落ちてるぜ
...その不思議な斧が
良い物なのかなぁ...
い...いえ
ここの店にちょっと
仕事を依頼しようと
思って来たのですが...
だから店主は今
留守だっていった
だろう?
たった今
留守じゃなくなった
さあ
何の用だい?
はあ?
妖怪の異変を解決して欲しいだってぇ?
妖怪の異変を
解決して欲しい
だってぇ?
この辺で
異変なんて
起きてるのか?
...何で地面に
座らされてるの
かしら?
異常な再生力を
持った蔦で覆われて
家に入れなくて
困っているんです
だから専門家に
頼もうと...
私たち妖精では
手に負えなくて...
ふっ...
まあ
仕事が無くて
忙しいんだが
困ってるのなら
やってやらない
こともない
ほんとですか!?
それは助かります
それにしても
なんでも屋の店主が
魔理沙さんだ
なんて...
ずっと前から
やっていたんだが
なかなか仕事が無くてね
毎日大忙しだ
持っていかれるというか
最初からこんな森の奥地まで
依頼しに来られる人が
少ないのでは?
私だって
対策を取っていない
わけではない
妖怪退治を
引き受けたいのに
同業者にみんな持って
いかれるんだよ
定期的に神社に行って
勝手に彼奴の仕事を
横取りすることに
したんだ
大忙しだよ
家に直接
来た客はー
お前らが
初めてだな
さて
行くぜ!
...
おー
これはまた派手に
やられているなぁ
いや...
よっ...
草刈りすれば
いいんだな?
なっ...
草刈りしても
無駄ですよ
確かにこれは
妖怪の仕業だな
家の中に何かが
いる気配がします
ふむ..
まぁ
任しておけ
私はあらゆる物の
専門家だ!
第9話トおわり
ぅ
あ、きりさめ、こうへん
第10話-有情の霧雨後編
...
ほぁ
あの〜...
...大丈夫
...ですか?
っ...ふっ
蔦のわりには
中々やるが..
.....
幻想郷じゃ
二番目だ!!
私は言った!
押して駄目なら:
さらに
押すっ!!
じゃなくては
正面突破
ぐわっ!!
いやっ!
とりゃッ
...本当に
大丈夫かなぁ
...
まあ
...まぁ
慌てるな...
なんだか時間が
かかりそうね
お前らは
暢気だな...
これはこうめい
乳明の罠だ
本当に専門家
なのかなぁ...
まあお茶でも
飲みましょう
...まあ
これは正面から
行っても埒が
あかないぜ
やはり本体を
捕まえて
叩かないと...
本体は家の中
なんじゃないの?
妖怪の正体が
分かれば打開策でも
見つかるのかもね
巫女だったら
すぐに妖怪の正体が
分かるのかなぁ
正体なんて
関係ない
相手が何で
あろうと...
私の魔法でいけき
一撃だぜ!!
いくぜ!!
マスター...
わぁあああっ!!
ストーップ!
魔理沙さんっ!!
私たちの
家が...!!
......
ははは...冗談だぜ
お前らの家ごと
撃つわけないだろ?
本当
かなあ...
まあ私だって
考え無しに
蔦を伐っている
わけではない
何か
ヒントがないか
探していたんだ
...とは言ったものの
妖怪の知識はあまり
自信がないからなぁ
どうした
ものか...
いびきを
かいている?
ふむ
中の妖怪は
寝ているのか...
ん?
ちょっと
準備をしてくる
え..
まあ
心配するな
良いことを
思いついたんだよ
すぐ戻ってくるぜ
じゃあな
.....
早く帰ってきてね、
おい
突然だが
蔦の妖怪って
いるのか?
あら
魔理沙
そんなに慌てて
どうしたの?
暇だから
慌ててみたんだよ
ああちゃ
お茶はいい
蔦の妖怪?
そんなもんいるとは
思うけど...
何か
知っていたら
教えて欲しい
理由は...えーと
蔦で相手を絡まして
愉しむ魔法を
使いたいんだ
そんな妖怪でも
出たの?
霊夢に手柄を
持っていかれて
たまるか
変な魔法に
興味を持った
のね
でも妖怪を
調べるのは
また別の話だけど...
妖怪から
技を盗むのさ
うーん...
蔦が専門の妖怪は
あまり聞いたこと
はないけど
強いて言えば
草の神様に
あたるのかなぁ
草の親玉よ
草の親玉よ
野槌とか...
野槌とか...
草の神様?
聞いたこと
無いな
萱野姫様の
別名ね
人前に
出てこないなら
今回の妖怪は
そいつじゃ
無さそうだが...
何かヒントに
なるかもしれないし
聞いておくか
弱い?
何をする気
なのかしら?
偉い神様なので
あまり人前には
出てこないけど
...まぁ良いけど
弱点なら
除草剤かな
後は火とか
草箱の剣とか...
ちなみにその野槌は
何に弱いんだ?
...
何だよそれ
あ
戻ってきた
遅かった
じゃないの
逃げ帰ったんじゃ
ないかと思ったわ..
香霖堂に行って
探してきたら
除草剤らしい物は
これしか無かったんだよ
かなり
猛毒らしいんで
近くにいると
危険だぜ
って何
その格好!
ちょっと待ってよ!
人の家で毒を
ぱらまくつもり?
妖怪退治だ
この大木だって
生きてるんだから
それは禁止!
一発で退治できそう
なんだけどなぁ
他にも
火を放つとか
火気厳禁!
それじゃあ
打つ手なさ過ぎだな
さ
みんな
そろそろ
食事にしましょう?
ん?
おっ
いいね!
さあ
どうぞ
うまそうな
においだな
いやあ今日は
いっぱい働いたから
お腹ペコペコだぜ
もう
しかたないなぁ
大丈夫
かな...
じゃあ
さっそ...
わ!!
いてて...
うわっ
蔦が!?
きゃあ
私の
料理が!!
って
何だ!?
なっ!?
くそっ!
私の料理が
私の!!
私の!!
くっ!
一体な...
何これ?
最近ペットを
飼いはじめたんだ
また唐突ね
ふぅふっふっ
これだぜ
今は眠って
いるけど
はぁ?
ペットって槌の子
じゃないの!
どうしたの
これ?
たまたま
見つけたんだよ
たまたま見つけたんだよ
こいつが
大食らいで
大変なんだ、食事が
ははぁん
なるほど
ちょっと前に
私に野槌の話を
聞いてたのは
これを捕まえ
たかったからね
槌の子は
草の神様である
野槌の使いよ
力は弱いけど
それなりに草を
操ることは
できるでしょう
蔦の魔法が
使いたいってのは
本気だったのね
私だったら
そんなのペットに
したりなんかしない
ま...まぁ
そうみたいな
もんだな
そうだった
のか...
どうだ
大したもんだろう
私の妖怪退治の腕は?
見つけたら
瞬時に退治
してるわ
妖怪だって
情が移るときは
移るんだ
こんなに
可愛いのに
退治なんて
とんでもない!
ま勝手に
しなさい
どうせ
嫌になって
すぐに退治したく
なるわよ
そいつは
もの凄い大食らいで
寝るといびきを
かくんだから
あーっ!?
私が隠れて
作っていたお酒がー!!
私が漬けていた
香の物がー!
食べ物だけ
見事に何にも
残っていない
わね.....
最初から
この家にある
食べ物が目当て
だったのね
あの妖怪は
魔理沙さんが
退治したから
逃げたんじゃなくて
あっ...
食べ物が
無くなったから
逃げただけだったの
カな.....
私の茸の盆栽も
食べられてる...
第10話>おわい
そんなもん
育ててたのが...
Strongernは3nghtWeble
はあ...
..
あつ~...
もう夏も
本番だな..
ん?
第11話と玄武の沢前編
ふう...
ーで
話は変わるが
森でおもしろい物を
見つけたんだ
毎度毎度
良く見つけるわね
で何を
見つけたの?
苔だよ苔
珍しい苔を
見つけたんだよ!
ダウザー志望
だからな
...思ったより
地味ね
もしかして
温泉?
ふっふッふ...
ところが
どっこい
しかし
さあ
今夜は探検よ!
ホー
ヘルメットは
何処に置いた
カしら?
それにしても
楽しみねー
地図を
準備したわ
うろ覚え
だけど
ほんと
びっくりしたわ
大丈夫!
「玄武の沢」は
何度か行ったことが
あるから
昼間に神社で
あんな話を
聴けるなんて
光る苔の
話ね
噂には聞いたことが
あったけど
山にしか生息して
いないって話
だったし...
山じゃあ
近寄れない
もんね
妖怪が強すぎて
でも「玄武の沢」は
何度か行ったことが
あるけど...
そんな光る苔なんて
生えてたかなぁ
魔理沙の話しぶりだと
洞穴のような奥まった所に
生えているらしいからー
...思ったより
地味ね
ふっふっ♪
ところがどっこい
これが派手な音
なんだな
派手な
苔.....?
...恐らくお前が
考えている程
派手じゃ無いかな
光る苔が
生えているのを
発見したんだよ
苔が
光るって?
あんな地味な
苔が?
いやあ光苔という物は
噂では聞いたことが
あったんだが...
へぇ私は
聞いたことが
無いけど
森のどこに
生えているの?
玄武の沢だ
玄武の沢には
無数の洞穴があるんだが
その奥底にひっそりと
生えていたよ
黄緑色に輝く
不思議な音で
暑さも吹き飛ばすような
綺麗さなんだ
ーって
言ってたし
また今度
調査に行こうと
思う
魔法の森に
生えている場所が
あるとは
思わなかったぜ
谷底まで降りないと
見られないなら
気をつけないと
ホー
柱状節理
火山の麓などに
あたかも柱が密集して
いるかのように見える
岩場ができていることがある
その柱の断面は
綺麗な六角形をしている
ことが多い
さて
行くわよ!
柱の下が水などで削られた場合
その形が蜂の巣に見えたり
柱の上が削られた場合
亀の甲羅に見えたりする
この様な地形が
大きな亀の甲羅に見えたので
形成している石を玄武岩と呼んだ。
到着っと
う〜ん...
かなり暗いわね
何か光っている
物なんてある?
足下
滑るなぁ
あら
似合ってるわよ
よっ..
...って
きゃ!!
:それにしても
このヘルメット
大きすぎるなぁ..
いたた
滑るのよ...
...何でこんなに
ちょっと
大丈夫!?
悪かった
なぁ.....
もう何
やってるのよ...
ルナは本当
鈍くさいわね
よしじゃあ
少し休憩したら
探索をはじめるわよ!
ホー
おー!
まあ夏なんだし
すぐ乾くわよ
う〜ん...
何も
無いなぁ...
そっちになにか
みつかったー?
何も見つから
ないわね...
光っていたら
目立つと思うん
だけどなぁ...
こっちにも特に
変わったものは
ないわね
そっかぁ...
じゃあいったん
集合よ!
何だろう...
見つからないわね
苔が光る条件とか
あるのかな?
わかり難い場所にある
洞穴なんじゃない?
魔理沙が嘘を
ついていただけとか
あ
そうだ
関係ないけど
さっき入った洞穴に
何か紙が貼って
あったから持ってきた
暗くて
読めなくてね...
暗くて読めなくてね...
どれどれ?
玄武......鎮...
そんなもん
持ってきて
どうするのよ
あー
そういえば
ここが何で玄武の沢って
言うか知ってる?
玄武って言う大きな亀が
棲んでいるから
そう呼ばれてるのよ
のよ
って...
人間くらい軽々
呑み込めるくらいの
大きな亀らし...
わあっ!?
そんなのいたら
危ないじゃないのー!!
撤収しゅう
撤収!
ん?
なんだ?
あいつら...
第11話>おわり
5月10日にあなたが10月19日(金)でDesty
第12話ト玄武の沢後編
ふう...
毎日暑いなぁ
...しかし昨日
何で妖精がこんな場所に
いたんだ?
何だ?
ん?
...これは
そういえば、
...
昨日は偉い目に
遭ったわ...
はあ...
正確に言うと
遭ってはいないん
だけど
光る苔は
見つからないし
ヘルメットのサイズは
合わないしー
でも
おかしいわね
昨日はほとんどうございました
光源の無い状態だったから
苔が光っていたら
凄く目立ったと思うん
だけど...
騙されてた
のかなぁ
よーし
また魔理沙に張り付いて
盗み聞きしてみよう!!
盗み聞きしたのに
騙されるも何も無い
気がするけど
ーで光る苔は
見せてくれないの?
あーあの音は
扱いが難しいんだ
ふーん
そうなの
光るには条件が
あるんだよ
神社に持ってきても
なかなか光らない
だろうな
うちの裏の池に
移植すれば光って
おもしろそう
だったんだけど
光って動くなら
満月にも負けないくらい
おもしろそうだが
あそこなら
亀の背中にも
生えそうだしな
残念ながら
そういう音でも
ないんだ
光るには
どういう条件が
必要なの?
まず昼間しか
光らない
昼間?
珍しいわね...
蛍や竹が光るのは
だいてい夜なのに
あとは地形も
大事みたいなんだが
続きは
調査結果を待て
なあんだ
昨日見つからなかったのは
夜だったからなのね
昼だと...
音が光っていても
ちょっと見つけにくそう
だけど...
そのぶん
周りも見えて
安全よね
で何よ
その阿弥陀
かぶりは...
ヘルメットが
大きすぎて
うまく被れないのよ
うーん...
昨日は暗くて
よくわからなかった
けど...
思ったより
多いわね
洞穴
でも中は
深くないから手分けして
調べればすぐよ
うーん...
ここには
ないなぁ...
木の根っこ
だらけねぇ...
ここにも
ないわねぇ
じゃあいったん
集合よ!
そっかぁ...
うーん
そっちで何か
見つかった?
普通の者はいっぱい
見つかったけど...
光る音はなかったわ
昨日サニーが行った
洞穴は見たの?
玄武の御札が
貼ってあった...
いいやだって
危ないじゃん
ここ
...
普通に考えれば
そこが一番
怪しいんじゃない?
どう?
サニー
う〜ん...
ちょっと
押さないでよ
大きな亀に
見つかったって
余裕で逃げられるわよ
多分
サニーの腰が
引けてるの
うーん...
苔は生えて
いるけど...
光っては
いないわね...
.....
わっ!
奥が下に
続いてるわね...
厳かな雰囲気の
洞穴だけど...
わざと
でしょ?
結局どこにも
見つから
なかったかぁ
今度は
魔理沙に張り付いて
調べに行く時に
尾行した方が早そうね
そんな必要は
ないぜ
げげ魔理沙
.....さん?
どうだひゃこっ
光る苔は
見つけたか?
ふぅふっふっ
むぎゅう...
...
そうか
まだ光る音を
見つけていないのか
あいや
その
どうせ神社で
私の話でも聞いて
いたんだろう?
隠さなくても
わかる
陽当たりの悪いこの辺に
妖精が立ち入るなんて
あまり考えられないからな
そ...
そうですか
実はですね
昨日から探し回って
いたのですが
どこにも見つから
なかったのです
光る音なんて...
いったいどこに
あるのですか?
.....まえ
お前らは
馬鹿だなぁ
目の前に
生えている
じゃないか
あの苔が
光る苔......?
でも
光っているようには
見えないけど...
今日はもう
光り終えたよ
光る時間帯が
あるんだ
時間帯
ですって?
......なんだ
何も知らないん
だな
実は光苔ってもんは
自分では光らないんだよ
光苔
薄暗い場所に生息し
わずかな光を集めて
反射することで
叢緑色に光って見える
鏡の反射とは異なり
不規則な方向に光を
反射するため
自分で光っているように
見えるのである
日光がさわ
この沢の底まで
届く時間帯だけ
水面で光が反射して
この洞穴の中まで
日光が届く
その条件が
そろった時のみ
光るってわけだ
どうだ
驚いたか?
なあんだ...
自分で光る
わけじゃないんだ
サニー
ん?
貴方だったら
今すぐにでも
光らせることが
できるんじゃない?
ええーと
...そうか
え...
そうね!
自然の太陽光以外だと
美しくは光らないよ
大丈夫!
無駄だぜ
光よ!
それっ!
へっ!?
何だ
この光は!
いっけえ!
.....
光の屈折なら
お手の物
目の光をここまで
持ってくるのも
むずかしくは
ないわ!
...お前らはいったい
何をしたんだ?
ふぅふっふっ
ふ...
ふん
そういえば
そろそろ日が沈むけど
いいのか?
何でしょう?
この洞穴には
玄武様が住んで
いるんだ
夜になると
中から出てきて
お前らなんて
ひと呑みだろうな
ま...
まさかぁ
.....
冗談ですよね?
冗談な
ものか!
ほら穴の奥を
見てみろよ
玄武様の背中には
音がびっしりなんだ
あの動いているものは
玄武様だな
苔が動いて
いるぜ!
あり得ない時間に
光ったんで
びっくりして
さぞお怒りだろうよ
お助けぇー!
きゃあ!
お...
そうか妖精にも
ぃろいろいるな
光の屈折を操る
妖精か...
...
第13話>おわり
でも馬鹿なのは
変わらないな
こんな単純な手品に
引っかかるなんて
ふぅふっふっ
東方三月補
ShonecondPrestiligteront
あらしーけいようぜんべん
第13話・嵐の勁妖前編
.....
...こんなに静かだと
今日は一日中昼寝で
過ごしても良いかもね
...
静かな日ね
じゃあ昼寝前の
珈琲でも...
って
ルナは?
さあ?
っ!!
こらー
私が外で
頑張っているから
静かなんでしょ!
...
これはもうすぐ
来るわよ雨が
ふう...
...
あー家がギシギシ
悲鳴をあげてるよ
ルナが外で
音を消してくれないと
うるさくて昼寝も
できないわ
雨が降りはじめたら
静かな休日はおしまい
理由は私が外に
出たくないから
野分かしらね
多分ね
今夜あたりが
ピークかも...
はあ...
今日は大人しく
寝て過ごすしか
ないかな
うるさくても
静かでもやることは
一緒なのね...
...
何者かがこの家に
近づいているよ
ふふっ
よし
次はあの大木ね!
...ふう
...
くくっ...
ふっふっ♪っ
ふっふ...
あーっはっは?
はっはー!
ここまで来れば
ぜーったい
見つからないわ!
勝ちって
何の話?
そんなのアレに
決まってるじゃない!!
アレって?
チル
氷の小さな妖精
今回も
あたいの勝ちね!!
かくれんほよ
あたいは誰と
話しているのかしら?
今やっている
ゲームも忘れたの?
馬鹿ねぇ
あたいは覚えて
いたわよ!
..って
...
ふう...
これは
もうすぐね:
ん?
こら
そこの妖精も
遊んでないで
帰ったほうが
良いわよ
今夜は台風が
来るみたいだから
風に飛ばされて
悲しいことになっても
知らないわよ?
.....
あら
...何だったの
かしら?
まいっか
さて
ふう...
戸締り『帝』
戸締りと
それにしても
だいぶ強くなって
きたわね
裏庭の林檎の木
大丈夫かなぁ...
...
一応お賽銭箱を
しまっておこうかな
そうだ!
ぎっと参拝する人は
ないわよ
...
いいよ
あ...
あれ?
さっきまで森に
いたような気がしたけど
気のせいだったのか!!
こんな悪天候の中、
かくれんぼって
ばっかじゃないの?
今夜は野分が
来るって話だし
風に飛ばされて
切ないことになっても
知らないわよ?
気のせいなわけ
ないでしょ?
.....
......だ
誰?
ふっ...
私は
サニーミルク
光の屈折を操って
姿を消せる
カくれんぼなら
右に出る者はいない
妖精よ
なっ
私は
ルナチャイルド
音をかき消す
ことができる
カくれんぼの
最終兵器妖精
!
私は
スターサファイア
生きとし生ける物の
場所を把握できる
かくれんぼの鬼を
やらせてもらえない
妖精
なんと!
そしてここは
私たちの隠れ家
...
貴方は私たちの
家の前で不審な行動を
していたから保護したの
ボクボク
.....
クブポイポク
弟子にして
ください!
はあ!?
...
ふーん
氷の妖精ねぇ
夏は便利そう
夏と言うより
具体的には
冷や麦とか
こんな立派な家を
持っている妖精が
いたなんて
ずるいなぁ...
でも熱い飲み物を
渡すなんて嫌がらせ?
まあ
まあ
おかわりも
あるわよ?
いっ...
いらないわよ!
...
...
クロロボんやん...
ふんっ
こんな
モノ...
こうよっ!
これでよし!
ふっ...
最強ね
苦っ!
...
で
かくれんぼの話
実は今
湖の妖精の間で
大流行中なのよ
まあ今のところ
あたいのひとり勝ち
状態だけど
かくれんぼねぇ
私たちがいれば
貴方のひとり勝ちは
ありえないけど
そんなの無茶苦茶
じゃない
って湖でかくれんぼ
してるのに魔法の森まで
隠れに来たの?
いんや
見つかるわけ
ないし
判らないよ?
あたいは行動範囲が
広いから
今日は神社で
がくれんはしていたの
.....
よけいに
質が悪い
はあ...
大丈夫かしい
......!
ねぇねぇ
ものは相談だけどー
いやーっ?
協力してくれたら
今度のかくれんぼで
力を貸しても良いわよ
第13話ゝおわり
あたいは
変な誘いには
乗らないよ
乗るよ!
もちろん
恵から見積
Strange.ondBrghtNatureDeity
第14話>嵐の勁妖後編
う〜ん
今日は良い天気に
なりそうね!
最近残暑が
続いていたから
少しは涼しくなると
良いんだけど...
・って
...
そこまで
涼しくならなくても
良いけど...
うぉ?
そんなに
大笑いして
大丈夫なの?
見つかっ
ちゃうよ?
何言ってる
のよ
私達はかくれんぼの
プロフェッショナル
だって言ったでしょ?
はは
どんなに騒いだって
私が音を消すし
どんなに暴れたって
姿はサニーが消すわよ
へぇー
それは凄い!
あ...
馬鹿!
木は
見えるわよ!
ん?
コロ
コロ
やっぱり
林檎...?
ひええ〜...
林檎は昨日の台風に
耐えられなかったのね:
げ...!
ほっ...
ひぃふぅ
みぃ...
...大分
減ったわねぇ
丁度
良かったわ
早い内に強い風で...
数を減らしてくれて
それは
どういう意味だ?
よっ
あら
朝早いわね
いや昨日、紅魔館に
行っていたんだが
あまりの暴風豪雨で
帰るに帰れなく
なってな
仕方がなく止むまで
図書館で隠れて
いたんだよ
へえ
良い身分の
泥棒ね
それはともかく
さっきのは
どういう意味だ?
林檎の数が減ったのを
都合が良いみたいに
言っていたが
一疾風に勁草を知る」
ってね
...何だ
それ?
強風が吹いて
初めて強い草が
判別出来るという
意味だけど
林檎にしても
強風で落ちる林檎と
落ちない林檎があるよね
どうせ食べるのなら
落ちない林檎の方が
美味しそうじゃないの
それを選別する為に
風は吹いたと考えた方が
何かと良いでしょ?
そう言われれば
そんな気もするが...
それはつまり
落ちた林檎は
不合格品ってことか?
当然よ!
そう考えないと
腹が立つじゃないの
...
落ちずに残っても
霊夢に喰われる
だけなのに...
それに必ずしも
最後まで合格品が
残るとは限らないぜ?
全部の実が
落ちていたりしたら
どう考えるんだよ
それは
風の神様んところに
殴り込んで溜飲を
下げるわ
あーつはっはっ
はっはー!
やったあ!
あー
さっきの霊夢は
おもしろかった!
つららひとつで
動揺して
さて
これからが
本番よ
貴方の力が
必要になるのは
おう
本当ね!
おう!
兄弟風
何をすれば
いいのかな
兄弟
そこのおっきな甕が
あるでしょう?
簡潔に言うと
あの中身の物が
欲しいのよ
ノリが良いね
あの甕には
大きな鯉が
入っているのよ
ああやって
食用の鯉を生かして
しばらくは傷まないように
しているらしいんだけど
それをちょいと
一匹頂きたいのよねぇ
何だい?
あれ
ええ?
あんな大きな甕は
どうやっても
持ち上がらないしー
大きな鯉だから
暴れられても困るし!
そこで
貴方の登場ってわけ!
サニーの
やりたいことが
やっとわかったわ!
鯉を凍らせて
持ち運ぶってわけね
ええーとー...
なるほど!
そんなの湖では
いつもやってるから
簡単だよ
よーし!
うふふ
鯉が一匹
減っていれば
霊夢も驚くわよね
まずは一匹
取り出すわよ!
はあ
はあ
はあ
...何て元気な
鯉なのかしら...
ヒィーまぁ
まあ
これじゃあやっぱり
普通に持ち運ぶのは
無理ね...
さてあとは
凍らせるだけね!
...スターも少しは
手伝ってよ..
まあまあ
さあ貴方の
ウデの見せ所よ!
ふん!
まかせといて!
...
いくよ!
よは
よし
完成!
鯉の氷漬け
名付けて...
...
さて...
これは
思ったより...
豪快ね
これだと
その霧の大きさと
大差ないんじゃ...
と...
とにかく!
霊夢が戻ってくる前に
持っていかないとね!
でもこの大きさじゃ
そこの玄関は
通らなそうね...
居間を抜けて
縁側から行くしか
ないかしら
そっ
そうね!
あたいたちの能力で
姿を消せば
大丈夫だって!
まあ...
そうだけど
さて...
行くわよ!
おおー!!
ぐ...結構
重いわね...
...ちょっと
スターはちゃんと
持ってる...?
よっ..
ま...
待って...今
それどころじゃ...
って...
もちろんよ
サニー!
本当かしら...
ルナ...ちょっと
後ろを確認して...
きゃあ!!
ちょっ...
うわっ!?
きゃあああ!!
いただただ
......
もうルナは
本当に鈍くさい:
...って
げっ!!
下丈夫?
あー...
やっちゃった
悪かった
なぁ......
ん?
何か居間の方で
物音がしたような...
そうか?
てっ...
撤収ーっ!!
は...
はいなー!
はいなー!
う〜ん...
なんだろう?
今朝から妙な気配が
するのよねぇ...
台風が過ぎて
霊感に目覚めたか?
昔から目覚め
まくりだけど...
じゃあ
何なんだよ?
軒先につららが
できてたりね
そりゃ凄い
冷夏だな
なっ!!
どうした?
......
...
...
こりゃまた
昨日の台風は
随分と凄かったんだな
ビチ
強風で落ちた林檎が
不合格品ならー
強風で家の中まで
荒れる神社とそれを
片付けない巫女は
大不合格品だ
!
今日は
鯉こく!
氷塊の中に
鯉が多少泳げる
水のプールを
作っていたのね
そりゃ大きくなる
わけだわ
エヘン!
あたいにしか
できない
特技だよ!
第14話>おわり
>「Googlender「思わず、Noture
第15話・天体の悪魔と神前術
ゴーン
そんなわけでー
人間にはこうやって
大晦日の真夜中に
お参りする習慣が
あるという
二年参りと言って
日付が変わる瞬間に
お参りすれば
二年分お参りしたことに
なってお得らしい
いかにも横着な
人間が持て囃しそうな
行事でしょ?
手が冷たい...
その横着そうな人間に
悪戯する為に
私達は寒い中
頑張っているとは:
馬鹿ねルナ
こーゆう地道な努力が
大切なんじゃない!
...で
誰も来そうに
ないんだけど?
えーと
...
......横着すぎてて
正月までに
間に合わないのかも
ゴーン
レミィ...
ここに
いたのね
ん?
こ
寒くないの?
パチェか
お前...の少女
パチュリー・ニレッド
ふっ...
人間の肝を冷やすのは
夜と夜に生きる者
我々にとって
夜の闇は
体を熱くする暗さ
太陽こそが
躰を冷やす
唯一の光だと思いねぇ
じゃあ咲夜がお蕎麦
温かい方が良いか
冷たい方が良いか
訊いていたんだけど
レミィは冷たい方が
良いのね
...
私は断然
温かい方だけど
温かいの
そうですか
わざわざ
ありがとうございます
パチュリー様
では
そのように
お願いね
咲夜
ん?
...
で...
はあ...
しょうがないわね
いつになったら
横着な人間が
現われるのさ
うーん...
早くに来すぎたかな
まだ日付が変わるまで
時間があるわね
初日の出までには
誰かが来るはず...
いくら参拝客の少ない
神社だとしても
正月くらいは
誰か来るはずよ
強いて言えば
うちらが来ている
けどね...
む...
何よ!
いちばん頑張って
いるのは私よ
まだ見ぬ日の光に
想いを寄せながら
こうやって見張って
いるんだし
夜空は月と星の
天下なんだから!
...って
はあ...
寒いから
今日は諦めたい...
悪戯しようって
言ったのは
サニーでしょ...
...そう
だけどさ
スターはさっきから
何を飲んでいるの?
ん?
ふふっ
冷え切った
身も心も温め直す
魔法の液体
さあ
お待たせ
しました
あっお熱いので
気をつけてください
温かいそば
お蕎麦ですわ
...
う〜ん
美味しそうね
ふふんだれ
私を誰だと
思っているの?
じゃあ早速
ふふっ
ふふん私を誰だと思っているの?
地獄の業火でも
私は焼き尽くせや
しない!
:舌をヤケドしても
知らないわよ
小皿に取り分け
うーん...
それにしても
お蕎麦は
美味しいのだけど
このワインには
合わないわね
お蕎麦に合う
ワインはないの
かしら?
ワイン自体が
お蕎麦に合うとは
思えませんが...
他のお酒なら
何かあるかも
しれませんね
初明星の前に
十分躰を温める
お酒が良いわ
うーん...
そうですわ
少々
お待ちを
頼んだわよ
って..
パチェはまだ
冷ましているの...?
麺類は伸びるから
早く食べた方が
いいと思うんだけど
年越しにお蕎麦を
食べるのは
寿命が長く延びることを
願ってのこと
伸びて
なんぼよ
.....
今年の初明星は
大きく輝くと良いね
大陽に最後まで
抵抗して輝く
悪魔の星だからね
明星が真の
支配者になるまで
私たちも生きて
いないと
私たちの一年の運勢は
そこで占えると言っても
過言ではない
だから
気合いを入れて
臨むよ
はあ?
蕎麦に合う
お酒だって?
この屋敷らしくないから
この屋敷にいないはずの
貴方に訊いてみたの
でも
とことん紅魔館
らしくない注文だな
何か
ないかしら?
まあそんなの
「杯あるが
というワケさ
ああ蕎麦には
これ以外はないって
くらい合うお酒が
あるぜ
.....
おっと
時間が
来てしまった
それじゃわたしを
この辺でおいとま
させて頂くよ
最初から
呼んでいない
けどね
まお酒の件は
勉強になったわ
ふむ
あっはっはー♪
なぁんだ
魔法の液体って
お酒のこと
だったのね
それにしても
強いお酒ねぇ
うふふ
外の人間には
寒い日にこのお酒を
呑んで外で寝て
凍死する風習が
あるらしいのよ
それは
平和だねぇ
ん?
私たちは精々
初日の出まで
凍死するだけなのに
本当ねぇ
!!
...おお!!
誰か
来たわよ!
第16回ストレートあの時間と
はあ...
寒っ...
.....
お賽銭の中身を
確認している
みたいね
横着な人間ですら
参拝に来ないから
何かが
入っているとは
思えないけど...
霊夢だわ
.....
おう
今年は二年参りの
先客がいたな
こんな所で
待ってないで
神社の前に
行ったらどうだい
なぁんだ
もうすぐ年が
明けるぜ?
えへへぇ
魔理沙さんも
二年参り
ですかい?
まあな
えるな...
あまりにも人間が
来ないから...
私達だけでもと
思ったんですが
一番乗りを魔理沙さんに
譲るために隠れてたの
ですよ
妖精も二年参り
なんてするんだな
何だ?
気持ち悪いな
よう
あらまり
魔理沙じゃない
いつの間に
妖精ハンターに
昇格したの?
あたかーい
よう...
ああさっきまでは
焼酎ソムリエだったん
だがな
ああわかって
いるぜ
私は霊夢が
失敗するのを
見守るだけだ
今日は大切な
儀式があるの
明けの
明星
―つまり
天香香背男命を
討伐し
魔理沙も
邪魔しないでね
今年も無事に
天照大神を
迎えるための儀式
なんだから
明星が太陽に
負けてくれないと
今年は妖怪の年と
なってしまうのよ
はあ〜あ...
残りのお蕎麦
冷めちゃったわ
......咲夜
まだかしらね
もう年が
明けちゃったわよ
蕎麦に合う
お酒なんて
無いんじゃない?
無ければ
作ればいいじゃない
私達はずっと
そうしてきたわ
...
作ってきたのは
主に私
お待たせ
しました
おっ!
来た来た
お蕎麦にはこれが
一番合います
それ何?
蕎麦焼酎
です
蕎麦で作られて
いますから
蕎麦に合わない
わけがありません
やっと
見つけましたわ
へぇ安直ね
本当に
合うのかしら?
もちろん
ですわ
蕎麦で作られて
いるからって
蕎麦に合うか
どうか...
パンを肴に
麦酒を飲むような
物でしょう?
ご飯を肴に
日本酒を飲む
ようなもんね
いえいえ
豆腐と油揚げが入った
味噌汁のような物ですよ
合わない訳が
ございません
...あまり大豆は
好きじゃない
ふふっ
あははっ♪
なかなか美味し
かったわねぇ
よーし!
寿命も
延びたし
今年こそは
日が完全に昇っても
明星の光で地上を
照らして見せるよ!
そうね
...
どうやって?
それを考えるのが
貴方の仕事
でしょ?
...冗談よ
そんな事言ったって
何の準備もしてないん
だから無理よ
星々の力は
私の力だけでは
簡単には...
でも明星の力は
強い筈なのに
なんでいつも太陽に
勝てないんだろう...
う〜ん...
くそっくッ!?
うん~っ
そ〜〜〜
フーンーーと
二年参りって
もっと何か盛り上がる
ようなイベントかと
思ったんだけど...
二年参り自体は
あっという間に
終わったわね
二年参りは
二年どころか
二秒で終わるからな
それより見所は
ここからだ
月と星の
夜の世界と
はあ...
ふふ
空さ
見所?
空?
日の昼の世界の戦いが
はじまるんだよ
月と星と?
ブオォォォ
その戦いで太陽が
負けてしまうと
その年は妖怪の力が
強くなる闇の年と
なってしまう
だから霊夢は
太陽が勝てるように
天香香背男命の力を
封じる儀式を行うんだ
日?
日と月と星の
戦いだって?
というワケさ
って..
このー!!
何よ!
酒でも
切れたか?
あれ?
二対一なんて
卑怯よ!
何よ巫女が
味方してるんだから
二対二よ!
うるさい!
何をー!
集中できない
じゃないの!
...
ほら
ルナのせいで
怒られちゃった
じゃない!
オォオ
うるさいのは
サニーのほう
でしょ...
ったく
しかたない
なぁ.....
何だ!?
急にぉと
音が!
おおい
篝火の音も
風の音も
聞こえなく
なったぜ
ふふ私は
音を消すことが
できるの
今は私たちの声しか
聞こえないし
周りにも私たちの
声は届かないわ
妖怪から
逃げるのに
便利よ
なんと...
音を消せる
とな!
それは
なかなか...
魔理沙たち
急に静かに
なったわね
.....?
確かお前は
光の屈折を行うん
だったよな
ま、
でもうひとりは
何ができるんだい?
コソ沢団
私は生き物の気配を
読み取れるの
これは
面白い
全て私が
欲しい力ばかり
じゃないか!
そんなことが
できるのなら手始めに
おもしろいこと
やってみないか?
おもしろい
ことって?
儀式を失敗
させるんだよ
お前たちも
霊夢が悔しがっている
姿を見たいだろう?
ふう...
これでょ
良しと
多少邪魔が
入ったけど
夜明けまでに
終わったわ
そうかい
じゃあこれで
無事に太陽は
明星に勝つんだな?
例年通り
ならね
.....って
あの妖精たちは?
寒いからって
帰って行ったよ
儀式に集中
しすぎだぜ
ほら
初日の出だ
...変ねぇ
全く気づかな
かったわ
あの明星が
太陽に消されるはず
それで今年も
安泰ね
いよいよ
夜明けね
ああよる
夜の終わりは
躰を冷やす
いや少し
くらいなら..
...?
ま日の出は
レミィに酷だと
思うので
明星は私が
確認しておくわ
これはもしかして
もしかするわ!
ついに夜の時代が
訪れるのね!
?
金星が...!
こうしちゃ
いられない
咲夜を呼んで!
勝利の美酒を
持ってきてよ
そ...
そんな
はずでは...
ま失敗は
誰にでもあるさ
今年は妖怪の
強い年になるって
ことだな
もちろん霊夢の
失敗のせいで
ああ
何てこと
今まで一度も
失敗したことなんて
無かったのに..
しかたがない
今年は
忙しい年に
なりそうね
妖怪退治に
専念しないと
だな
その失敗の責任を
負わなきゃな
..で
いつまで
こうしてれば
いいのかな
はぁ...
あんまり長いと
バレちゃうん
じゃない?
さあねぇ...
結局私たちは
悔しがる霊夢の姿が
確認できてないよねぇ...
くしゅん!
第16話、おわ!
寒っ..
ぐぐぐっっっぐっ、ひょっとはいきなんて言ってたから
クラウザーANと
出演◆チルノ・サニーミルクルナチャイルド,スターサファイア
正月
それっ!
甘いわ!
もらった!
なんの!
わっ...
はぁ...
これで私の
負けか...
うふふ
やったわ!
じゃあ
バツゲームね♪
...え?
ほらほら♪
ちょっとスター?
そんなの聞いてな...
って...
きゃあ!
...いたた
こらー!
家の中でなに
しゃがんでるのよ
危ないじゃないの
家の中で羽根突きと
家の中で書き初めの
どっちが危ないのかしら?
書き初め?
そう
何書いて
いるのかしら?
清い心で
今年の抱負を
筆を執ることで
今年こそはやるぞ!
って気持ちになるのよ
ふっぷっふっ
玉言でしょ
.....
年こそは
いつきみ
ひっく
おつけもの?
でさぁ
今年こそは
やろうと思うわけ
何をー?
異変よ
大異変!
妖精の手で
人間たちを困らせて
やるんだから!
毎年
言ってるねぇ
今年こそはって
思うなら今
計画立てちゃおうよ
...
何もしっかっ
正月から...
そうよ
来月からでも
遅くは無いわ
はあ...
一一日の計は
朝にあり
一年の計は
元旦にあり」
はい
最初に計画を立てなきゃ
絶対に成就しないわよ?
.....
またまたぁ
...
それもそうね
元旦から一年間の
計画立ててる奴なんて
見たこと無いわよ
あっはっはー
まあ呑もう
呑もう♪
次の日
!!
ねえねえ
ちょっと
二人とも!
ぷぎゃ!
...正月早々
騒がしいわね
いたた
ねえ!初夢って
さっき見た夢だよね!
サニーしか
見てないと
思うけど
初夢は今朝か
今晩見る夢の
どちらかかな
何か驚くような
夢でも見たの?
見た見た
「妖精大戦争」よ!
一年の計は
元旦にあるわ!
というわけで
何の話?
ここを私たちの
拠点とするわ
まだ寝ぼけて
いるの?
だから夢で
見たんだってば
いつもは自分勝手な
妖精たちがひとつの敵に
向かって一致団結して
大きな戦争を起こすのよ。
夢の話よ!
そんなの初夢で
見るくらいだから
今年こそは実現
できると思うわ
そこは
アレしかないわ
う...へー
映画の話?
人を思い通りに
扱いたかったら
うーん妖精たちが
一致団結って
そんなこと出来るの?みんな言うこと
聞かないことくらい
判ってるでしょ?
力でねじ
伏せるのよ
アレ?
偉い人はそうやって
人を振ってきたのよ
...
一致団結《かぁ
はあ...
冬は退屈
だなぁ
何にもしなくても
周りは凍ってるし...
今年こそアレを
実践してみよう
かなぁ
湖を凍らして
御神渡り
そうだ!
湖全面を
凍らせるのに
何日かかるか
判らないけど
その位大きなことを
成し遂げれば
誰かが吃驚するに
違いないわ!
もしかしたら
これは異変だと
思われるかもしれない!
よーし!
やるぞー!
あれ?
留守
みたいよ?
残念
氷の妖精に
私たちの力を
見せつけたかったのに
取り敢えず
私たちがやったって
旗を立てて
帰りましょう
へっちゃら〜♪
湖だっていつかは
凍り付くから〜♪
へっちゃら〜♪
...
.....
はい!
これは
一体.....!
はっ!?
この旗の絵
もしかして
あいつらの
仕業かぁ?
あたいとて
氷の妖精!
なめられて
たまるか!
これは
宣戦布告だ!
あっはっはー
よし!
これで妖精たちに
私たちの強さを
見せつけた!
もうこの旗を
かざすだけで
私たちの言うことを
聞かざるを得ない
......のかなぁ
入り口に
立てておきましょう
本陣って
わけね!
う〜ん結構
吹雪いてきたわね
早く入って
あったまろ
ぶっふっふ...
.....
やっと
見つけたぞ!
あの大木が
あいつらの
本拠地か!
うーん...
...
ふう...
危ないたない
兎かしらね
あいつらの中には
近づく生き物を
感知出来る奴が
いたんだった
.....
.....さてここまで
来たのは良いんだけど
あいつらが私のかまくらに
したようなことを
したかったけど
あの大木は私の力では
どうしようもないなぁ...
しょうがない
今日の所は
宣戦布告を受けたと
だけ伝えておこう!!
それっ!
よし
完成!
ハーン
氷の矢ーっ!
そしててがみ
手紙に
「せんせんふこく
.....っと
うーん
あとは..
そうだ!
準備了解
あたいの宣戦布告で
恐れおののくが良い!!
それっ!
ふっふっ♪
これで
良し!
温まるわぁ
ひと仕事した後の
一杯は格別ねぇ
そうねぇ
ふう...
あれ?
外で何か
ぶつかった音が
しなかった?
気のせい
気のせい
したよ
2対1で
賛成多数ね!
そうねルナ
負けたんだから
見てきてよ
ったく何で
私が...
やチャッ
うう~
さむっ...
ええ〜...
ん?
大変
大変!
今日の成果が
もう出てるわ!
見てよこの手紙
宣戦布告だって!
え?
もしかしたら
妖精の決起を恐れた
人間からかもよ
早いわねぇ
やった
じゃない!
そうね早速
見てみましょう♪
おばえらやっけえ
...誰からの手紙が
書かれてないわね
でもこれって
そう...
.....
ついに私たちが
妖怪退治の
対象として
認められたのね!!
ついに他の妖怪と同様に
霊夢たちと戦えると
大喜びの三妖精
毎日のように
弾幕の練習や
降り続く雪をかわす
練習などした
手紙の主が
攻めてくるのを
待ち望んでいたが
なかなか音沙汰無い
気が付いたら雪が溶け
森は一斉に芽吹き
暖かい季節になっていた
いやいいです
そういうわけで、
あー...
もうこんなに
暖かくなっちゃ
湖なんて
凍らないよぉ
なんせんふう
三妖精に
宣戦布告をした後、
湖を凍らせる
計画を思い出し
戦闘を仕掛けるのは
まず先に湖を
凍らせてからと
思い直した
だが湖の一部を凍らせても
次の日には凍った部分は
小さくなってしまう
毎日少しずつ凍らせても
天気の良い日には殆ど
無くなってしまった
そのうち
宣戦布告したことを
忘れてしまっていた
うーん...
湖を凍らせたら
何かしようと
していたような気が
するんだけどなぁ...
う〜ん...
ガッ!
いた!
何だぁ?
かは
こ...
この旗は...:!!
そうだ!
思い出した!
湖なんて
凍らしてる場合
じゃない!
よーしあいつらに
教えてやろう!
妖精最強が誰なのかを
ゲール
吹雪よりも過酷な
弾幕を撃ち
舞い散る桜をも
避ける
この
あたいがね!
チルノは桜が咲く頃、
三妖精に攻撃を
仕掛けることにした
その戦いは後に
主にからかいの意味で
妖精大戦争と呼ばれ
人間や妖怪たちの
酒の肴にされるのだが
それはまた別の話
特別編トつづく.....のか?
あとがき
ったのですが、二巻から漸く
オムニバス形式っぽくなって
きました。
ちょっと霊夢に比べて魔理
沙の出番が多すぎる気もしま
すが...
どうも、何故か単行本にCD
がついていることが多い2UN
です。
今回は新曲は1曲で寂しいか
ら、手に入れにくくなった過去、
の曲の再録をしました。
一巻はキャラ紹介話が多かった
比良坂真琴
こんにちは、比良坂真琴というラモノです。さて、三月精2巻
いかがだったでしょうか?この巻は登場キャラこそ1巻より
少ないですが、三妖精と魔理沙この絡みやサミービーム、チル
ノとの共闘(7)等、他のキーヤラクターと今までよりも大きく
締む事によって話に動きが加わり、〈描くのがとても楽しかった
話ばかりです。とくにこの巻は魔理沙との絡みが多く、ほぼ魔
理沙編といった感じですね(笑)。チルノに至っては、描きおろ
しでの再登場で、三妖精とあわや!?といった感じで、今後の展開
開が私自身非常に楽しみで仕方がありません、つつく...の
か?と。1巻の頃は、ほぼ手探り状態での連載だったのです
が、2巻の頃からは何とか少しずつ目分の形が見えて来たよ
うな感じでした。それでもう見ると拙い部分も多く、もっとこ
うすれば...という所が出てきたりはするのですが、その時
の自分の最大限の力で、精工杯描いて行く事が作品作りには最
も大事な事かと思うので、めげずに何とか頑張っております。
作品に対する気持ちは作品の中に表れる、と常々信じて生き
ているのでこの作品を見て頂いた方に少しでも何かが伝われ
ば、これ以上の事はありません。そんなワケで次巻は、ほぼ魔
理沙編からほぼ霊夢編というた感じとなります。三妖精の運
命やいかに?という事で、また次の巻でも能天気な三妖精
達の感戯にお付き合い頂ければ楽いです。
単行本コミックス
東方三月精
ストレンジ・アンド・
原作
Strange.andBrightNature.Delty@
201
比良坂真琴
漫画
2009年1月26日初版発行
発行者
井上伸一郎
印刷
発行株式会社角川書店
わせtp://www.kadokawa.cojに
発売・株式会社角川グループペブリッシング
〒102-8078東京都千代田区富士見213.3.電話/03132388719(編集
〒102:8177東京都千代田区富士見213.3.電話/03>82388521(営業
凸版印刷株式会社
装幀・デザイン
JCHTNNC
初出/『コンプエースJVOL.015
製本
凸版印刷株式会社
『月刊コンプエース』17年8月号〜11月号、・18年1月号〜3月号
本書の無断複写、複製・転載を禁止じます。落丁・乱丁本は、
ご面倒でも角川グループ受注セシター読者係宛にお送り
ください。送料は小社負担でお取り替えいたします。
この物語はフィクションであり、実在の人物・団体名とは
関係がございません。
2009KADOKAWASHOTEN.Printedin.apan
©上海アリス幻樂団@MakatotoHRASAKA.2009
ISBN978404854213-5,00979
MusicTrack
StangeandBrghtNaturepily
◆解説:ZUN◆
...可愛い大戦争のリフレーン
描きおろしの櫻画、妖精大戦争の続きをイメージした曲です。
この曲はそのシユーティングの道中出といった感じ。
妖精大戦争は普通にシューティングのオープニングスト一リーのイメージです
それは誰にも判りますせん。この曲の雰囲気ではどちらにも取れるかと思います。
妖精のイメージを出してみましたが如何でしょうか
漫画の後、妖精達が本当に大戦争するのか、はたまた桜の花に気をとられて大宴会になるのか
曲の入りは旅立ちっぽい雰囲気ですが、いざ旅立つとあちこちで寄り道して目的を忘れてしまう
以下三曲は「東方三月精ExceternandLittleskingeDetty」からの再録です。
ちょっとバランスを調整してありますが内容は同じです。
漫画のサブタイトルが異なっているの、気付いわた人っているのかなぁ。
それぞれ、サニーとルナとスターのテーマになっています。
2.サニールチルフレクション
3.夜だから眠れない
4.妖精燦々として