«ZUN

2017年以前の

...

つー★のつか

東京

WindonePrentineshontestionsと

WindowsFaciecin.Shine

CONTENTS

第1話

神社を動かす妖精達

...

第2話

足下から踊り寄る地獄

...

第3話

真夏の昼の夢

...

第4話

実の秋、地獄の秋

087

第5話

霊夢の地獄巡り

◆◆:ZUN

◆◆比良坂真琴

わかった

WindondyFalidatin.Shrine.

青い

*1«神社を動かす妖精達

チチチキヂ

今日も一段と

冷え込むわね...

あれ?

......

誰が雪だるまを

作ったのかしら?

いっか

ポン

うーん...

最近新しい

妖精によるないぞ

被害の話を

聞くけど

まさかこれじゃ

ないよねぇ

......?

プス

空を飛ぶ不思議な巫女

はくれい、れいも

博麗霊夢

普通の

雪だるまね

考え

すぎか

魔理沙か誰かが

作ったのかな

イス

さてと境内の

雪掻きでも

って...

...っ

...

なっ...

なんじゃ

こりゃん

いえーい♪

いたずら

大成功!

霊夢さんってば

ものすごく

驚いていたね

あそこから雪だるまを

片付けるのは大変よ!

輝ける日の光

サニーミルク

降り注ぐ星の光

スターサファイア

そうねぇ

しもやけ...

頑張って夜通し

作ったかいが

あったわねぇ

うーん...

パチ

苦労の割には

結果が地味な

悪戯な気も

するけど...

パチ

面倒くさい

って

静かなる月の光

レナチャイル

大丈夫

大丈夫♪

え?

あの雪だるまの中に

いくつか爆弾を

しこんで置いたから

纏めて

片付けようと

すると...

......

すごーい!

霊夢さんの性格なら

放って置かないで

きっと爆発させるわー

でしょ!

でさそれは

良いんだけど

何?

全く聞こえ

なかったけど

霊夢さん

何か気になる事

言ってなかった?

ルナは

小さな音に

気が付くのね

結果だから

最近

新しい妖精による

被害の話を聞くけど、

まさかこれじゃ

ないよねぇ

って言ってた

のよね

新しい...

妖精による

被害?

何の事だろう

スターのアンテナに

何か引っかかってない?

うーんじんじゃ

神社の周りでは

見た事ないわねぇ

縄張りを

荒らされれば

すぐに気が付く

と思うけど...

パチ

パチ

.....

よーし!

そいつを

探しに行こう!

って

どうやって?

手掛かりは

待っていても

やってこないわよ!

さあ

行こう!

はいはい

何の手掛かりも

ないのよ?

あの霊夢さんに

聞くのは無理

そうね......

うむ

ありゃ

近づいたら

駄目だ

他を当たり

ましょ?

妖精探索中...

はあ...

駄目だー

何の情報も

見つけられない...

はね

骨折り

損ねー

本当に

新しい妖精の

被害だなんて

言ってたの?

私の耳を

疑うつもり?

常に集中して

いるんだから

間違い無いわよ

それより

霊夢さんに話を聞ける

状態だったら話は

早かったのに

爆弾なんか

仕掛けて

なければ...

そうだったら

霊夢さんの

独り言について

質問してたの?

そんな不自然な

大体何の

準備も無しに

飛び出したのが

おかしいんだわ

何だとー?

やるかー?

おう

お前達か

こんな所で

喧嘩かい?

元気だねぇ

普通の魔法使い

普通

霧雨魔理沙

何が

あったんだ?

魔理沙さん

ほう

なる程なぁ

霊夢がそんな事を

言っていたのか...

何か

思い当たる節は

無いですか?

思い当たる節は

無いが...

うーん

不思議だな

霊夢がよろしい

妖精ごときの

被害を気にして

いるなんて

えっと...

それで仲間の妖精とか

話しやすい奴中心に

聞き歩いていたんですが

意外と妖精はいいじゃ

縄張り意識が

高い奴が多い

みたいだからなぁ

結局何の情報も

得られなくて

それで情報が

得られないのだと

すると...

妖精があまり

寄りつかないところに

居るんじゃないか?

妖精があまり

寄りつかない

ところ...

人間の里

コン!!

ねえこれ以上

近寄るのはえ?

遠慮した方が

良くない?

人間の里は

妖精に優しい...

環境ではないわ

でも妖精のない

縄張り下にない

場所と言ったら

そんなにないしねぇ

霊夢さんが

気にしていたのも

もしかしたら

人間の里で

被害が起きている

からなんじゃ...

そう考えると

自然ね

まあ大丈夫よ

サニーが居るから

ねえ

本当に見えて

ないのかしら?

私の力を

疑うの?

人間の里で

騒ぎを起こすと

色んな奴が黙って

ないんだよ?

少しでも

警戒しないと

だけ

そうじゃない

けどさぁ...

あっ

あれは?

やったな

こら!

そっちがぶつかって

来たんだろうが!

んだと

このやろう!

「くく?

く~っ!

喧嘩だなんて

人間は野蛮ねぇ

そっちじゃ

ないわよ!

けん

喧嘩?

え?

ちょっと

スター!?

ちょっと

まって

私から離れると

見つかるわよ!

ぶっふっふ

ちょっちょつと

私を置いて

いかないでー!

やってる

やってる

人間の心は

脆いねえ

火事と喧嘩は

江戸の華ってね

くっくつく

狂気なる地獄の妖精

クラウンピース

あたいの火を見て

正気を保てる

奴などいない

さーて

次は何処で

いたずら

しようかな...

貴方

見た事のない

妖精ね

なっ...

何?

何処から

現れた?

何なのよ

あんた達

幻想郷にいて

私達を知らない

なんてとんだ

もぐりね

いい?

曲がらない

光は無い

って

ちょっとまって

場所を変えよう?

ここは不味いって

ただでさえ喧嘩騒ぎで

人が多いんだから

私は輝ける日の光

サニーミルク!

...

何よ

あんた達

地獄の妖精

であるこのあたい

クラウンビース様の

楽しみを邪魔して

貴方は新人

みたいだから

教えてあげる

幻想郷では里で

騒ぎを起こすのは

御法度なのよ

すぐに目を

付けられるわ

ぶっふっふ

そうなの?

そうなの

無知ゆえに

消えていった

同胞は数知れず

それで

あそこで何を

していたの?

人間同士を

戦わせて

眺めていたのさ

この松明の火を

見れば心を惑わす

事が出来る

サイコーに

地獄だぜぇ!

ぽっ

ななんて

魅力的な

いたすら能力!

凄いわね

人の心に入り込む

妖精なんて!

でも...

精神に入り込むって

妖精というよりは

幽霊の領域のような

ふーん

でそんな

地獄の妖精が

何でまた

人間の里に?

あたいは

地獄に居たん

だもん

地獄には

幽霊くらいしか

生命らしい生命は

無いからね

あたいから見たら

人間の心は草木と

同じ自然なのさ

ままあ

色々あってね

もう地獄には

帰りたくないんだ

へえ

ねえ

ところでさ

縄張りが決まって

いないんなら

うちに来ない?

うーむ

そんなつもりは

無いね

へえ

もう棲む場所の

目処はたって

いるんだ

数少ない...

知り合いが

居るんでね

そうたしたち

私達と組めば

面白いいたずらが

出来ると思ったのに

あんたらは

何が出来るのさ

私は

サニーミルク

光を屈折させる

事が出来る!

そっちの

ルナチャイルドは

音を消す事が出来るし、

あっちの

スターサファイアは

生物を探知出来る

目を持っているわ

ってな

わけで

これから

よろしくね!

えーと

こっちが

サニー...

おぼ

まあ

いいわよ

一応教えたからね

人間の里で

いたずらしない

方が身の為よ

もう巫女に

目を付けられて

いるみたいだし

さっかく

帰ろっか

じゃあねー

楽しんで

そうじゃない

ふーん

地上の

妖精達は

どう思う?

さっきの

妖精

どうって...

何か危険な奴って

感じかな

地獄の妖精ってのも

本当かどうか

判らないし

私はあんな強力な

妖精見た事ない

と思ったわ

妖怪に匹敵する力を

持っていると思うの

上手く

味方に付ければ

それこそ革命を

起こせるわよ!

うーん

さっきから

言おうかどうか

悩んでたんだけど

スターは

どう思う?

ん?

神社の地下に

誰かが棲み着いたわ

気質からすると

きっとさっきの

クラウンビースね

リそっや

えー!?

ま、何でも

よいけどね

結局霊夢は

神社の雪だるまを

まるまる

片付けるのに

丸々一日かかった

霊夢は雪だるまの

悪戯をした犯人は

神社に棲む

三妖精であると

結論付けていた

しかしそこに

別の妖精による

新しい爆弾が

追加されていた事は

まだ知らない

手口の雑さが

いつも通り

だったからだ

この物語は

神社に住む巫女と

同じく神社に棲む

妖精達の新しい

日常である

第1話おわり

◇◆ミ◇足下から鋼り余る地獄

うんしょ

えーっと...

あれ?

わー

綺麗!

これは

何なんだろー

よっと

う〜ん...

それにしても

辛かったなー

人間界の冬が

あんなに長くて

寒いなんて

知らなかったから

殆ど土の下に

篭もっちゃった

でもやっと暖かく

なって来たし

そろそろ暴れるかー!

11.

うーん

良い天気ね!

暖かいわー

この陽気で

ようやく桜が

満開になるかな

丁度良かったわ

今日で...

桜?

そうか

これって

桜の花びらって

奴かな

って...

...ウーオ!

ワンダホー!

これが噂に聞く

地上の桜かー

地獄には

無い絶景

最高

だぜー!

ちょっと

サニー

サニー

ってば!

う〜ん...

いつまで

寝ているの?

今日は

約束の日

でしょ?

春眠あかつき

おほえす〜

あと...

5分ー...

もう!

あーあ

丁度桜が

満開になった

というのに

スターと二人で

先に準備

始めようかな

桜が満開に

なったって!?

わぁー

綺麗ー!

予想より

早かったわね!

何ボサッと

しているのよ

ねえねえ

二人とも

早く花見対策

の準備を

始めるわよ

その今年の

「花見対策」だけど

私に案があるの

ボサッと

していたのは

誰よ

スターの案

っていうだけで

何か不安.....

桜が咲くと

博麗神社では例年

人間妖怪

入り交じっての

花見が行われる

その為花見は

三妖精の家の周りで

行われるのだ

三妖精の棲んでいる

家(大木)は

神社の裏庭にあり

その目の前は

桜が咲き乱れる

「花見対策」とは

そこに現れた

人間妖怪たち相手に

面白いイタズラが

出来ないかを

考える事である

ーという

訳なの

それなら

...

でも肝心の

あいつを

捜さないと

面白い

わね!

ふーん

今までと

違う悪戯に

なりそうねぇ

大丈夫かなあ、

早速準備を

始めよう!

ほいっ♪

っと

うーむ

こりゃ

凄いわ

冬に見たときは

木なんて空中に根を伸ばす

穢れの様な物がと

思っていたけど...

こんな形に

姿を変えるん

だなー

桜は地獄にも

降るけど

アレはただの

ヒンク色の

石なんだよね

地獄の桜は

純化した魂の

結晶だって

誰かが言ってたけど

ハッキリ言って

美しくなかったな

こんなに

生命力溢れる

世界は

地獄にも

月面にも

無かった

何で地上だけが

生命に満ち溢れて

いるんだろう

何で月の民は

生命を嫌うん

だろう

何であたいは

地上に生まれ

なかったんだろう

...ん?

アレは

何だ?

ったく

どれだけ

楽しみなのよ

よっ!

あいつらと

きたら

あらまぁ

魔理沙

何だよ

もう始めて

いるのか

まだ正午を

まわったばかり

じゃないか

気が早いぜ

まだ始めて

ないわよ

今日の花見は

夜桜がメイン

それなんだから気の早い奴が怖手に始めて

勝手に始めて

へえ

ま私も

早期参加

しようかな

お?

今日は

山菜の天ぷらか

良いな♪

早苗が山菜を

持ってきたのよ

へえ

って

ちょっと

あんたは

準備を

手伝ってよ

えー

ほら文句

言わない

へいへい

へー

アレがいわゆる

花見って奴か

みんな誰も

花なんて

見てない

じゃないか

酒ばっか

呑んでて

それにしても

みんな油断

しているなぁ

何とかして

楽しいイタズラ

出来ないかなぁ

そう!

イタズラこそ

妖精の本分

生きる糧!

わあ

ビックリ

した...

使命!

何だいっ

何時ぞやの

妖精トリオが

ふっふつふ

見つけたわよ

人が集まるを見て

イタズラせざるは

勇無きなり!

さあ

私達と一緒に

大イタズラを

しましょう?

...

もしかして

あいつらに

イタスラするの?

そうよ!

するするー!

ーーという

わけで

夜桜が始まれば

いくつも篝火を

飾るようになる筈

その篝火にかなた

貴方の狂気の松明を

混ぜておけば

あたいも

混ぜてー

順番に人間が狂って

阿鼻叫喚の夜桜の

出来上がり

ね楽しみ

でしょう?

はあはあ

なるほど

この上なく

いやさだ

それには大きな

欠点があるぜ

欠点?

あの松明は

あたいが直接持って

力を込めないと

力を発揮しないんだ

じゃあ貴方が

森火に化ける

ってのは?

.....流石に

ばれるんじゃ

ないかなぁ

そんなこと

しなくても

大丈夫よ!

何の為に

私達が居ると

思ってるのよ

直接持たなければ

いけないなら

直接近づくのみ!

姿を消せるサニーと

音を消せるルナが

居ればどうとでも

なるでしょ?

それにあたいだけ

リスク高くない?

おー!

大丈夫

かなぁ...

ぶっふっふ

集まってるわね

オーケー!

私がいれば

みんなには

見えないわ

さあ準備は

良いかしら?

いい?いいっ

松明の火も

見えなくしたら

意味ないからね

ところで

スターは?

私はここで

見張っているわ!

邪魔が入らない

ようにね!

さあ三人で

行ってらっしゃい

多般Window

10g価などの

何かスターだけ

狡い気がするん

だけどなぁ

«ははは

まったく

幽々子様は...

妖夢ったら

お固すぎるわー

半人半霊の庭師

こんばくこんはくこれ

魂魄妖夢

いい霊ゅじゃ

い胥

さいぎょうじ

西行寺幽々子

はは...

ん?

おおい

アレを

見ろよ

何だ

あれ?

......ひとだま

人魂ね

悪意のある

しかもかなり

怨霊タイプの

様だけど

この辺の桜の

下に埋まっていた

死体の霊魂でしょう

賑やかだから

起きて来ちゃった

みたいね

斬り

ましょうか?

あっ

消えた

......?

私の念仏が

効くとは

思わなかったわ

南無阿弥陀仏

南無阿弥陀仏

.....

うーむ

はあ...

はあ...

どういう

こと?

いきなり

斬られそう

だったじゃんか!

あいつ等は

火を見たら

斬りかかる

奴らなのか?

私達の姿は

見えてない

はずだけどなぁ

まあ

というか

私達が消えて

松明の火だけ??

空中に浮いていたら、

そりゃタダの

火の玉に見える

んじゃない?

かがり火に

見えるはずが無い

火の王が

近づいてきたら

そりゃ警戒する

でしょうに

......

確かに

気が付いて

いるか?

さっきの

人魂だけじゃ

無くてさ

なあ

......まあ

さっきから森の中で

うろちょろしている

奴がいるわね

人魂が何の真似か

知らないけど

大方

威かそうとでも

思ったんでしょ

またいつもの

三バカトリオよ

まあ

そうだな

やれやれ

バカは死ななきゃ

治らない

といっても

妖精は死なないから

治らないな

構うだけ

無駄だわ

妖精であっても

茶道に花見に

参加していれば

霊夢もきっと歓迎

するんだがなぁ

ゴソ...

よーし今度こそ

本物の篝火に

張り付いたわよー

パキ

これで松明の火が

火の玉に見える

ことは無いわ

パキ

完璧な

作戦だ!

このまま

近づこう!

ん?

あれ〜

篝火が

動いてますよ〜

ピタ

え?

あれ〜

気のせい

でした〜

お酒は早々こ

程々にな

ズリ

ズぃ

あれれ?

やっぱり

動いている

ような...

今だ!

掛かった!

よし!

離脱

するよ!

ん?

おおい

どうした?

何かの

宴会芸か?

また

呑みすぎ

たのね

...

最近酒癖

悪いわねぇ

妖夢

というか

酒癖の悪さに

磨きが

掛かってきたな

磨くのは

米だけで良い

酒だけに

済みま

せんねぇ

う〜ん...

うちの子が

迷惑をお掛け

しまして

あらもう

酔いつぶれ

ちゃった?

まったく

妖夢ったら

あはは

ははっ

いえーい♪

だーい

成功ー!!

あなたの

人を狂わす力って

本当だったのね

やっぱり

凄いわ

私達

いや全ての

妖精を見ても

心に作用する様な

力を持っている

奴はいない

ねえ

やっぱり

私達と組んで

イタズラする

気は無い?

なんだい

まだ疑って

たのか

それでよく協力を

あずいだな

サニー

...

いいよ

人間界の事

もっと知りたい

からね

...

地獄でのイタズラは

亡者ども相手ばっか

だったからどうも

勝手が違いそうじゃん

その点

あんたらは

イタズラ慣れ

してそうだし

こちらからも

宜しくな!

やったぁ

これで

幻想郷最強の

称号は貰ったわ!

あと

ひとつだけ

忠告するよ

え?

幻想郷の事は

まだよく

知らないけど

あの巫女は

要注意人物

だよ

というと?

めちゃくちゃ

強いから

前にとある場所で

えらい目にあったし

他にも強い奴

だらけだけどね

ああー...

さて話も

済んだところで

私達も花見を

しましょう?

ほら♪

わあ!

どう

したの?

お酒と料理

じゃない

さあ

ねえねえ

地獄の話も

教えてよ

さっきの

乱闘騒ぎの中

ドサクサに紛れて

持ってきたわ

さっすがぁ♪

いいよー♪

私達も花見を

するわよー♪

第2話おわり

第2話おわり

気持ちの良い

話じゃ無いかも

知れないけどねぇ...

ええー...

今の真夏の林の夢

うわ

おにゃむにゃ

もう食べられ

ないよー...

う〜ん

ちょっとちょこと

いつまで寝ているの

大変よ!

わわわ

何が起きた!?

起きたのは

サニー自身よ

あれ?

何だ夢か

夢かー

そんな乱暴に

起こさなくても

良いじゃない

んな乱暴にこきなくてもいじゃないそうでもしな起きないしゃ

それよりさ

大変なのよ

そうでもしなきゃ

起きないじゃない

なに〜...

家の扉が

開かなく

なっちゃった

ええー!?

うーむ...

開かない

でしょ

家も真っ暗だし

何か扉の前が

大きな物で

塞がれたみたいな

そうだ!

上の窓から

見えないかな

そういえば

昼にしては

窓が暗いと

思ってたのよね

あっ

確かに

だから

夜だと勘違いして

寝てたんだけど

明るくても

寝てたと

思うけど...

ああー

なる程...

玄関の扉が

開かないのも

この巻き付いた

蔦が原因かな

ええー!!

まったく

ルナったら

どうして

サニーを起こす

時に気がつかない

のかしら?

まあちょっと

待ってて

玄関を外から

見てみるから

だってさっきは

急いでいたから...

サニーミルクは

光を屈折させる

程度の能力を

持っている

窓から直接

家の外側の様子を

見る事は出来ないが

光を屈折させれば

玄関を真正面に

捕らえることも

可能である

こりゃあ

酷いねぇ...

見えた

見えた

大木の周り中

蔦がびっしりと

絡まっているわ

蔦?

大木にびっしりと

蔦が.....?

だったらっ、あ、

昨日の雨が一気に

成長させたんだと思う

この蔦を伐採するのは

苦労すると思うわ

あー

そうか

昨日豊穣祈願ごっこで

遊んだから

この辺の蔦が

真に受けて...

妖精は自然が持つ

純粋な生命力の

権化である

...どうしよう?

物や現象言葉など

何にでも宿る

神様とは異なり

持つ物は生命力

だけであるが

本質は神に近い

物である

彼らが植物に

棲んだ場合

驚異的な成長力を

見せる事がある

ミーン・ミンン...

その妖精が

豊穣を祈願すれば

急成長するのも

当然であろう

そりゃ雑草でも

蔦でも何でも

ぐぐ

ぐうう...

うおお

この暑さは...

最高だぜぇ!

ぶん

ぶん

地獄を思い出す

この暑さ!

血湧き肉躍る

思いだぜ

さてと

この熱で苦痛に歪む

人間どもの面でも

拝みに行くとするか

噂には聞いていたが

地上の太陽は

地獄のマグマとは

別の暑さがあるな

中身から灼けて

いくような...

イテッ

なんだぁ?

NHK

...あけろ?

...

これって...

何だか裏庭で

ザワザワ音が

しないか?

なあ...

風で木が

揺れているん

でしょ

暑いんだから

見に行きたくは

ないわよ

確かに

暑いな

何か対策しないとこもなっ

今年の夏は持たん

がもしれないな...

そう思って今年は

新しい暑さ対策として

縁側に緑のカーテンを

作ろうと思ってるのよ

緑のカーテン?

そこに変の

長い植物でも

巻き付いて

くれれば

良い日よけになって

涼しくなるかなと

全然育って

ないじゃないか

そうなのよ

この庭の土が

痩せているの

かなあ

そこのローブの

事か?

何か肥料は

やったのか?

豊穣祈願

したわ

そんなんじゃ

駄目だな

こんなカチカチに

踏み固められた庭に

植物が育つとは思えん

ちなみに

何の植物を

植えたんだ?

私の知識で...

植物を育ててやるよ

極めて合理的な

手段では

何にも

植えてないわよ

祈願したら

何か育ったら

良いなぁって

マジ?

これで

よしっと

や...

やっと

出られたー!

窓から紙飛行機

飛ばした甲斐が

あったわ

ありがとう!

助かったー

いいって

事よ!

しかし

いつ見ても

でかい木だな

お前らの

家は

まあこれでも

三人で棲むと

ギュウギユウ

なのよね

あれ?

中は随分と

涼しいんだ

そういえば

今日は涼しいわね

暑い日は

暑いんだけど

バカ言うな

今日はめちゃくちゃ

暑い日だぜ

今年一番の

日射しだと

思うけど...

バター

スター

はあ..

どうしたの?

はあ...

今日は

ヤバいわ

こんなに外が

暑いなんて...

とてもじゃないけど

お外で遊べないわ

あれー?

大木の中だと

そんなに暑く

ないんだけど

むしろーいい!!

なる程ねぇ

蔦に覆われていたから

大木が暑くならな

かったんだと思うわ

窓も塞がって

日射しが

入らなかったし

あらあら

蔦による

思わぬ効果ねぇ

何て事して

くれるのよ!

せっかく

蔦のお陰で

涼しく過ごせて

たのに!

おお前は

アホか!

切れって

頼んだのは

お前らだろうが

でもいま鳶を

焼き切ったから

家の中もすぐに

暑くなりそう...

あ!

一生家に

閉じこもってろ

ってんだ!

なんだとー

お前なんか

出てけ出ては!

悪いわ

ねぇ

ミーションを

手伝って

貰っちゃって

ほら

家の森なんて

暑くは無いけど

嫌な湿気が酷くて

夏は苦痛なんだ

ああ

良いんだ

まあ

なら遠慮無くてっ!

手伝って貰う

けどね

よいしょ

っと

縁側で

涼みたいのは

一緒だからな

「恋愛

葦〈炎〉の茎を並べて

作った大きな簾の事

炎「葦」

湿地帯に群生する

イネ科の植物。

アシとも言う。

アシは悪しを連想させ

縁起が悪いからヨシ食して

と言い換えられる

ようになった。

屋根に立てかけると

日射しは適度に遮られ

且つ風は通すので

昔から暑さ対策

として使われた

考える葦は

人間である

可能性もある

博麗神主

これでよしと

ヨシだけに

少しは暑さを

凌げるかな

なる程

あんなんでも

暑さは凌げるんだな

三妖精の家に

巻き付いていた

蔦みたいなもんが

...人間も暑さに

無策じゃないんだなー

ほうほう

あんな

原始的な方法でも

涼が取れるのね

アレならまん

真似するのは

簡単だけど...

真似したって

駄目でしょう

あんなの木に

立てかけてたら

私達の家だって

バレバレになるわ

なんだ

家の中も暑く

なって来たんで

逃げ出してきたの

あんたはアレを見て

何を思っていたの?

人間達の暑さで

苦痛に歪む表情が

見たかったんだけど

結局お前らも

出てきたのか

何か対策されて

たなーって

そりゃあね

こんな暑さ

毎年の事だからね

それにしては

お前達は

暑さに対して

無策っぽいな

あっはっはー

誰が無策だって?

私ら何年ここに

棲んでいると

思ってるんだい

後輩よ

これから

私達ならではの

極上の暑さ対策を

お目に掛けますわ

私らの策で

取れる涼は

あんな

ちんけな藁鑽

なんてもんじゃ

ないわよ

...

「霧の湖

ミーンション

だい

...何だよー

何だこいつ

見た感じ人間じゃ

無さそうだけど...

こんな半分溶けて

いるような奴が

極上の対策の鍵を

握っているのか?

暑さで参って

いるんだから

お前らと遊ぶ

気は無いぞー...

ヒッヒソヒソ

そんなこと

言わずにさー

えー

ゴホン

いやー

最強の妖精

そうねぇ

私達より

である

チルノさんがいないと

困るんですわー

桁違いに強い

チルノさんがいないと

この夏を越せないの

さてさいさょう

最強だと?

そう

こんな

奴が?

今年こそは

妖精による天音

妖精のための

幻想郷支配を

目指しましょう!

幻想郷最強の

リーダーよ!

さあ

立ち上がれ!

ようやく

判ったかー!

あーっ、はっはっ

はーー!!

氷の小さな妖精

チルノ

あたいこそが

最強の妖精

氷の

チルノだー!

こいつは...

熱い

いや寒い...!?

へー

氷の妖精ねー

地上には

そんな奴も

いるんだ

暑い夏には

重宝するでしょ?

燃えれば燃えるほどに

周りは凍り付くという

変わった妖精ね

それでお世辞で

その気にさせてたのよ

おおっ

木に登る

なるほど

ねぇ

はい

かき氷が

出来たわよー

やったぁ♪

わー

何これ!

冷たくて

あまーい♪

こうやって

バカをおだてて

夏に氷を楽しむ

これが私達が考えた

最高の暑さ対策なのよ。

いつか最強だなんて

氷の塊を持って帰れば

暫くは家でも涼めるわ

エコね

あたいからすると

ちょっと寒すぎる

かなあ

あらそう?

地獄ってよっぽど

暑いのねぇ

それにしても

氷の妖精かー

氷の世界は

死の世界かと

思っていたけど

妖精がいるって事は

そういう訳でも

無いんだね

競争相手が少なくて

資源が少ないながら

大きな力を独占できる

のかも知れんな

そうさ

あたいはライバルの

少ない世界で生き抜く

孤高の妖精なのさ!

よく判ったな

ところで

お前は誰だ

あたい?

あたいは

ねぇー

クラウンピースは

自分が地獄出身の妖精

である事を伝えると

チルノは大いに驚いた。授業をは異なるが、

しかし

そこは妖精同士共通の

話題もあるようだ

真夏の氷上での宴は

夜になっても

続けられた

クラウンピースは

自分こそが孤高で最強の

妖精だと主張したが

その主張は誰にも

受け入れられなかった

ようである

第3話おわり

◇〈よ〉《うまいの夜、地獄のみ》

フラボおおお!!

やっほー♪

よーし!

今日は良い

天気よー!

うーん

でも...

昨日程じゃ

無いけど

まだ少し風が

残っているわね

結構したさむ

肌寒いしね

何言ってるの!

雲ひとつ無い

天気よ

昨日遊べなかった分

今日は遊ぶわよー!

私は家で読書も

楽しいけど

ハェーン

もうルナったら

向上心がないわ!

じって...

というわけで

これからみんなで

作戦会議よー!

もう雨が降る

ことも無いわ

はいはい

でさあ

昨日大風が

吹いたから

沢山木の実が

落ちていると

思うんだけど

ここは

やっぱり

木の実拾い

なんてどう?

昨日滅多に無い程の

大雨が降ったから

今なら珍しいキノコが

生えているかも

知れないわ

キノコ狩り

なんてどう?

雨風で濡れた

果物が傷む前に

急いだ方が

良いと思うの

果物狩り

なんてどう?

落ちた木の実は

すぐに動物に

食べられちゃうわ

拾いに行くなら

今しか無い

今日なら

落ちた果物も

傷んでいないわ

でも明日以降に

なっちゃうと......

珍しいキノコは

一日ともたないよ

レアな物を

探すのなら

今しか無いわ

だーかーらー

今日行けば

良かったって

絶対思うわ

だから

森に

きっと後悔

すると思う

ん?

今日しか

ないんだって

早く森に行こうよ!

今日は

森に行こうよ

なあんだ

みんな目的地が

森だったとはね

だったら

簡単な話ね

木の実拾いながら

キノコ探して

果物を狩れば

良いんだわ

じゃあ木の実

キノコ果物

なんでも良いから

一番良い物を

集めた人の勝ちね!

うーん!!

何か素敵な

ものは..

ん?

うわー

ドングリに松ぼっくり

クルミやイガグリまで!

風が散らした跡が

まるで星空みたいねぇ

これなら

拾い放題だわ♪

うーん

キノコ

キノコ...

わっ...!

あれ?

これは凄い!

イチイの実が

採り放題だわ

甘くて

美味しい

のよねぇ♪

イチイ

類縁種を含め世界中

何処にでも生えている

ありふれた低木

生け垣にもよく用いられる

しかしその割に

赤い果肉以外

種を含むほぼ全てに毒を持つ

お...

おおお...

オニフスベ

だー!

大成功!!

こりゃあ

凄い

大収穫だわー!!

大風が

もたらした

秋の収穫ね

美味しそうな

木の実

色とりどりの

果実

でも

今日の一番は...

文句なしで

私でしょ!

こんな大きな

キノコを

見つけたんだから

まし

仕方が

無いわね

わーお!

何々?

これは

なんなの?

ピース

じゃない

ふっふー

これはね

......

なるほどー

これが

実りの秋って

奴なのねぇ

なーんだ

あたいは

てっきり

てっきり?

大きな...

じゃれこうべ

イガイガ

の実

真っ赤な

肉の実

グロテスクな

悪魔への捧げ物か

何かかと

そんなもんだと思って

興奮していたの?

何か

やだなぁ

いや、いいのよー。

これぁま

甘いなぁ

美味い

なあ

あそれ種に

毒があるから

気を付けてね

でしょ

そういえば

昨日は

大丈夫だった?

ンキっ

昨日?

なんか

あったっけ

昨日のおかせ

大風よ

もの凄い

風だったじゃ

ないの

ああ

風か

あんなもん

なんて事は

無いよ

地獄の中には

あの何倍も強い風が

吹き続けている

場所だってある

へえ

昨日の大風が

そよ風ねぇ

それに比べれば

そよ風だぜ

それだけじゃ

無いぜ

この焚き火よりも

何倍も熱い火が

燃え続けている

処も在るし

このイガイガよりも

何倍も鋭い棘で

覆われている

処も在る

闇だって

こんな星の光で

照らされた

地上より何倍も...

いいなぁ

そんな地上には

無い世界

見てみたいなぁ

地獄だぜ?

文字通り地獄

でもちょっと

見るだけなら

あんな場所を

見たいなんて

どうかしているぜ

お前もか?

私達ねぇ

不思議な物を

探しては

楽しんでいるの

この地上に無い

不思議な物が

沢山あるのなら

見てみたいわ

不思議な

物というか

過酷でしか

無いが

それにいつも

言ってるだろ?

訳あって

帰りたく

ないって

でもちょっと

見るだけなら

ね!

.....

うーん...

地獄を

見てみたい

いつも地獄の話を

自慢しておいて

なんだけど

もうどうやったら

地獄に帰れるのか

判らないんだよねー

その後地上に

連れてきてから

音沙汰が無いし...

ご主人様はあたいを

月に呼び込んで

人間と闘わせた

までは

判るんだけど

なんで

地獄じゃ無くて

地上に連れて

きたんだっけ

約一年前

...

地獄の女神

ハカーティア・ラピスラズリ

ここは?

「おおおーっ

...

それはそうだけど

ここは

けんそう

幻想郷

月まで

やってきた輩は

ここに住んで

いる者達よ

へえ

地獄とも

月とも違う

随分と生命力の

あるところですねぇ

貴方はここに

棲みなさい

へえ?

そして

こちらの生活に

馴染んだら

時折人前に

姿を現しなさい

そう

それだけ

おはよは

それだけで

いいんですかい

それだけでも

難しいですよ

そうだった

そうだった

色々と楽しすぎて

すっかり忘れて

いたぜ

なんの使命だか

判らないけど

一年経って生活に

慣れたかなぁ

しっかし

どうしようかな

そろそろ

一暴れし始める

タイミングだな

そうだ

良いこと

思いついた!

あいつらじえ

地獄を見たがって

いたけど

そもそも自分の力では

別の世界に行き来

する事が出来ないし

地獄だって

何処にあって

どうやって行けば

良いのかさっぱりだ

地獄に行けないのなら

地獄を作れば良いんだ

数日後

え?しごく

地獄に!?

今すぐ

行けるよ

どの位時間が

掛かるの?

安全なの?

すぐに

行ける

それは保証

できないなぁ

to

それじゃ

それとして

これは...

...なんて

書いてあるの?

私達の家の

目の前...

神社のした

縁の下...

まさか

こんなところに

地獄の入り口が

地獄は何処にでも

あるのさ

それこそ自分の

足下にもね

さあ

入った人った

ウェルカム

トゥー

ヘル!

地獄へようこそ

って意味さ

う...

うえ...?

真っ暗

ね.....

戒壇めぐり

みたい

うーん...

さあ

松明を使いな

..

あ火を見るなよ?

狂うからな

下に着いた

みたいだけど

やー

ありがと

これでやっと

周りが見え...

暗くてなんにも

見えないわ...

しゃ...

しゃれこうべ!?

あーはっはっ

はっはー!

こんな物は

序の口だぜー

次の部屋はもっと

すごいよ

ひいい...!

ぶっふっふ

本物の地獄を

見せてやるよ

オニフスベに似た

偽物のしゃれこうべ

イガグリを

敷き詰めた針の山

焚き火を交いたサウナのように熱い燃える部屋

焚き火を焚いた

サウナのように

熱い燃える部屋

イチイの実で

壁を赤く染めた

血の部屋

神社の縁の下に

作られた地獄は

三妖精を大いに

怖がらせた

後にこのお化け屋敷は

霊夢によって見つかり

犯人捜しが行われた

その結果

地獄の妖精の存在が

霊夢に見つかること

となった

第4話おわり

くぅくゅっ!!!の地獄巡り

ふう...

ん?

おお

積もって

いるなぁ

うーん

これは...

暫く雪かきを

怠っている

感じだな

正月が明けて

怠けてるん

じゃないか?

お賽銭箱の上も

こんなに放置

して...

それとも

.....

雪かきができない

理由があるのか?

ふむ

雨戸が閉まって

いるな

うーん

ずっと家から

出ていない

のか?

おい!

何!?

この声は

大丈夫か!?

うーん

極楽♪ごくらく

極楽♪

魔理沙

じゃない

巫女をダメにする

寒いから

戸を閉めて

はいはい

...ったく

心配して

損したぜ

それにしても

この暖かさは

一体何なんだ?

え?

ほう

縁の下に妖精が

棲んでいるだと?

あの

三妖精の

事か?

違うわ

今度は

地獄の妖精

せい

なの

そんな

そいつがどうも

寒いのが苦手

なのか

縁の下で

火を焚いている

みたいで

地獄の業界って奴?

それで

神社全体が

真夏のような

暑さなのか

つーかぁっ

暑いなぁ

おい

いやぁ

この暖かさに慣れると

外に出られなくなるわ

まあ

判らんでも

ないが...

って緑の下に

地獄の妖精が

棲み着いたって

言ったな

まあ

何とかしようと

思っているん

だけど...

妖精の家は節単には

簡単には見つから

ないからねぇ

それ?

大丈夫なのか

縁の下に

棲んでいるって

言ってたじゃ

ないか

棲んでいる...

場所が判っても

人間には入り口が

見えないのよ

妖精の家は

マヨイガともいって

偶然迷い込まないと

入れないから

棲んでいるところを

根絶やしにすれば

追い払えるかも

知れないけど

神社に

棲まれたら

何も手出し

できないか

それでも放って

置くってのは

得策ではない

気がするが...

...?

もしかして

この快適さに

抗えないん

じゃないか?

え?

そんな訳

じゃないわ

でも

どうしても

妖精の尻尾が

掴めなくて

やれやれ

この手の理由で

お前が怠けている時は

必ずしっぺ返しを

受けるもんだが

む...

くん

火事だ!

何だか

煙臭いぞ?

え?

え?

床下から

煙が出てるぞ!

そク

あっ!?

はー

はー

ふう

何とか

大事になる前に

鎮火した

みたいだな

火元が地下に

あるとすると

火種が残っているのか

確認出来ないが

なあ霊夢した

縁の下の

.....

あれ?

何だ

何処に

行ったんだ?

やめろー!

はーなーせー

ってばー!

こらっ

暴れるな!

ほう

地獄の妖精か

何だ、簡単に

見つかるんじゃないか

わかった?

はーい

気を付ければ

良いんでしょ

気を付ければ

はあ...

反省して

いるように

見えないわね

ぶっふっふ

まだまだ

燃え足りな...

アイタッ!

うちの軒下で

地獄の楽火を

再現しなくて

宜しい

地獄の業火は

あんなもんじゃ

ないからな

何で

だよう

今まで

火を焚いても

何も言わなかった

くせに

なっ...

まあこれから

火力に気を

付ければいいさ

火事になれば...

お前の住処だって

失われるんだから

...というか

決めたわ!

今まで見て見ぬ振りを

してたけど

本気で神社から

出て行って貰うわ!

今すぐ出て

行きなさい!

ふん!

え?

こっちだって

こんな寒いところ

出て行ってやるよ!

あっさり

だな

本当

言ってみる

もんねぇ

鳴房が失われたのは

辛いかも

それにしても

何で神社の

縁の下なんかに

巣くってるんだろう

はっ

妖精ってのは

草木とかもっと

生命力溢れるところに

巣くうもんだと

思っていたが

うーむ

うーんこん

確かにねぇ

何か神社の

縁の下を選んだ

理由があるのかなぁ

もし地獄側の策略で

わざわざ神社を

選んでたとしたら...

さっきのあいつに

そんな素振りは

見えなかったが

まあ

判らんな

本当の賢者は

他人には愚者に

見えるもんだから

むむむ

ちょっと

調べるかぁ

永遠亭

はあ

地獄の妖精

ですか

そうよ

月面でみた妖精が

幻想郷にいるのよ

あんたなら

その事について

何か知っている

かと思って

月の頭脳

八意永琳

さあ

全く存じて

ないわ

地獄の

女神...?

なる程

純狐が

そんな奴と

手を組んで...

その女神の

使いだか何かで

妖精がいて...

って知らな

かったの?

知らなくても

勝利は確定して

ましたから

何の勝利だか

判らないけど

地獄の妖精が

突然現れたのよ

アレから月の民や

元の方はなりを潜めて

いるようだけど

何か企んでいるとしか

思えないわ

ふーん

気のない

返事ねぇ

月の民に

関係あるかと思って

訪ねて来たけど

無駄足だったみたいね

そんなに

心配しなくても

大丈夫ですよ

でも

そこの裏をかいて

この間は...

それこそ

愚策だわ

月の民は

穢れで出来ている

妖精なんかを使う

はずが無いもの

純狐が妖精を

使ったって話ね

妖精の存在しない

月の都からみて

地上も地獄も同じ

ただの地獄でしか無い

だから労せず

こちらが

勝てたのよ

そこに来て

たかが妖精一匹

たかが地獄が何だって

言うのかしら

そんなのに頼るから

ただの人間にすら

敗れるんだわ

何か節々から

選民意識が感じられて

嫌なんですけど

はは..

それに

月の民が動いて

いないのならば

話を聞くのは

私ではないのでは?

ソロロ

―三途の河

お客さん

生きたまま

河を渡りたいとは

無謀だねぇ

それは

判らんねぇ

この河!?

渡るまで

あとどのくらい

かかるの?

到着時間は

お客さん次第

だからねぇ

なぜさきあんないに、

小野塚小町

三途の水先案内人小田塚小田

知っている

でしょ?

私が余りお金を

持っていないこと

へえへえ

存じてますとも

死後に

ツケときますんで

大丈夫でさ

それにしても

あんたがまともに

仕事しているなんて

珍しいわね

お客さん

霊夢が生きたまま

三途の河を渡りたい

なんて言ってきたら

そんな仕事

他の死神は誰も

引き受けたがら

ないわなぁ

そんな面白そうな話に

嬉々とするのは

あたいくらいなもんだ

そう死神の

知り合いがいて

良かったわ

行動範囲が

広まって

持つべき物は

友人ね

ほら

もうすぐ

彼岸に到着だよ

あら

思ったより

早い

お金無いんだけど

良いの?

これから問魔様に

会うんだろう?

面白い話があったら

帰りの船で教えてな

.....

こりゃあ

酷い

何があったの

かしら?

霊夢さんの姿が

見えないけど

誰か

来るわ

うーん...

...何だ

ピースか

困った

行き先が

見つからない

え?

なるほどー

ぼや騒ぎで

神社を

追い出されたと

でも

何処に行っても

先に妖精が

棲み着いているし

何だか

馴染まないん

だよねぇ

草木とか

火に弱いし

というか

霊夢さん...

公認だったんだ

神社に揉んでたの

公認というか

霊夢さんの

性格からすると

きっと無視ね

というわけで

良い場所知らない?

うちは

どう?

だから

言ってるだろ?

どうも木は

身体に合わ

ないって

神社が駄目なら

お寺の縁の下とか

お寺?

あっちは妖怪も

棲んでいるし

さんばいかでください

参拝客も多いわ

それも良い

かもな

そんなのも

有るの?

やめた方が

良いよ

何で?

行って

みるか

お寺は生への執着を

失わせる場所だから

そんなところに棲んだら

最悪妖精は消滅するよ

神社の縁の下に

気質が合う妖精なんて

そうそう他の場所に

合う筈がない

そもそも

妖精は自分の気質に

合ったところにしか

住めないもんなんだ

そこが

どの妖精からも

避けられていた

場所なんだから

あんたが入れた訳だし

うーん...

じゃあ

どうすれば...

え?

じゃあ答えは

決まったね!

ままあ

そうなんだけど

翌夢さんの

忠告を無視して

神社の縁の下に

極み続けるしか

無いでしょ

怒られたからって

何だって話よ

あんた地獄の

妖精なんでしょ?

そんな

しょげてたら

らしく

無いわよ!

......

...

ふっふっあ

あっはっは

はー!

その通りだ!

あたいこそが

最強最悪の妖精

クラウンピースだ

怒られたからって

何だって言うんだ

神社に

棲み続けて

やるぜー!

はー

やっと現世に

戻って来たわ

長旅だった

あ...

そういえば...

う...

さむっ

早く片付けて

火でも起こさ

なきゃ...

はぁ...

まったく

散々だわ

.......

彼岸

地獄の妖精が

幻想郷に

...

ですか

その妖精を使って

よこした容疑者に

目星が付いて

いるのでしょうか?

いこうさいばんちょ

地獄の最高裁判長

四季映姫・ヤマザナドゥ

ええ

確か

へカーティアとかいう

頭がおかしい奴よ

ヘカーティア・

ラピスラズリ様

ですね

まあ確かに

変わった人

みたいですが

確かにその様な

統率者もいたと

思います

まあ其奴が

やったかどうかは

判らないん

だけど...

推定無罪

ですね

地獄の中では

悪意の薄い方だと

聞いています

疑わしいだけで

有罪と決めつけては

いけません

それに

しても

地獄の妖精とは

珍奇な物を

使役していますね

地獄は一般的には

鬼が幽霊を罰する

ところです

ですから

殆どの統率者は

鬼を使役するの

ですが...

地獄に妖精は

いないことは無いけど

非常に住みにくい

場所である事は...

間違い無いのです

そうなの?

確かにそういう

イメージだったわ

もしかすると

こう考えて

いるのかも

知れませんね

ヘカーティア

様は

妖精にとって

住みにくい地獄から

地上に逃がして

あけた...

10

ううむ

そんな心温まる

解釈じゃ無かった

としても

何も起こって

いないのならば

無罪確定なのです。

それに不安ならば

注意して監視して

いれば良いじゃ

ないですか

たかが妖精ですし

博麗の巫女らしくも

ないですね

確かに

最近手に負えない

事が起こりすぎて

自信を失って

いたのかもねぇ

そうか

たかが妖精だし

だがが地獄よね!

そうと決まったら

あの妖精を

監視しないと

......って

そうだった

追い出した

ばっかだったわ

監視下に置く

つもりなら

追い出さない方が

楽だったなぁ

あれ?

この火鉢

そんなに火力

強かったっけ?

......暖かいのは

床下だわ

これはいったい

一体?

......!

ポカ

ポカ

...はあ

まったく

困った

もんねぇ

まっあのバカ妖精には

出て行けって言ったって

出て行くもんじゃないか

第5話おわり

やれやれ

せっかく

VisonayFarinesinShrne.

とても、何かとがき(0)チーム

食べ

どうも、ZUNです。初めまじての方は初めまして、

随分と長く続いている東方"月精ですが、

新しい妖精も追加してご新章に突入しました。

新人の妖精と言っても、地獄の妖精だろうが

月から落ちてきたんだえうが、幻想郷に入ってしまえばただの妖精

「妖精や愉快な仲間逆と混ざって、

ただのお騒がせ要因はとなっています

印獄は幻想郷とは異なる環境のようで、非常識なビースに

「妖精力を想須の日常を教えていくストーリーに...:なるのかな?

さてさて、そんなクラウンピースですが

何で幻想郷に住むことになったんでしょうかねぇ。

地獄の女神の優しさか、気まくれか、それとも...?

とても、何かとがき(0つ)へ

比良坂真琴

こんにちは、比良坂真琴というモノです。そんなワケでまたまただ、月箱の新シリーズです!

実は新連載が始まったキャラツカケが、居酒屋さんでの話の流れでというのが

まさに東方らしい感じですね(笑)

さて今回はおなじみの「妖精」サニー、ルナ、スターに

新しい妖精のクラウンビースが加わってさらに賑やかになりました。

1巻はそんな地獄の妖精クラウンピースが幻想郷に馴染んでいく異文化コミユニケーションのような

お話になっているのですが、連載が決まった当時は細珠伝一発売前だったので、

まさかこのようなお話になるとは思ってもいませんでした。

たまたま連載の開始時期が組み伝後に重なってクラウンビースが登場する事になったのですが、

新しい仲間が加わる事によって今までのシリーズとはまた迷ったお話になって

描いていてとても楽しいシリーズとなりました。

そんな1巻ではおなじみのキャラクターに加え、

ヒースのご主人様である〈カーティアや地獄の最高裁判長の四季様まで

登場となったのですが、ヘカーティアに関しては地本巡地悪そうな表情で

四季様は表情豊かで穏やかな感じでとの事で

そんな雰囲気が出ていれば嬉しいです

2巻以降ではそんな人達も含め地獄関係のお話に?という感じなので

私も今から描くのが楽しみです。

そんなワケでまた次の姿でも脳天気な奴隷達の悪戯にお付き合い頂ければ辛いです

幻想郷「最弱」の呼び声高い、いたずら大好き三妖精

サニーミルク、ルナチャイルド、スターサファイアは

今日も今日とて楽しいことを探しして東奔西走!

そんな三妖精たちのところへ

「狂気なる地獄の妖精」を

名乗る新しい仲間(?

クラウンピー一スが加わり...!?

幻想郷ほんわかドタバタ活劇か

新シリーズでカムバック!

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WindonayFaciesinghtine.

カドカワデジタルコミックス

とうほうさんげつせ

東方三月精

ビジョナリ

VisionaryFairiesinShrine.@

原作

2UN

湯画比良坂真琴

2018年1月26日発行

◎上海アリス幻樂団

CMakotoHRASAKA-20

本電子書籍は下記にもとづいて制作しました

単行本コミックス「東方三月WindowsigsonayFairesinShingerの

2018年1月26日-初版発行

電子書籍は京都でもこので新しました。新卒キミックス第三戸戸建て1000年の10年1月27日-2018年7月25日、開発行

発行者青柳昌行

発行株式会社KADOKAWA

http://www.kadokawa.cojp/

編集企画「コミック&キャラクター局

コンプエース編集部

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装幀・デザイン仲童舎

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この物語はフィクショシであり、実在の人物・団体とは関係がございません。

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BOUK-

く☆WALKER