鈴奈

東方

FicebiddonScrollecty

数ZUN

爽春河もえ

爽ZUN

爽春河もえ

東方鈴奈

「Tindatamazondion

ヘっへっへ

第十四話の奇且のセブンワ、

これだ

これだ

第十四話で荷目のセブンワンダー前編

Fochiddon.Sorcollecty

銀クロハ演春何もそ

第十四話、受耳のセプンワンダー前編の

第十六話、巨く付きの記事前編、

第十七話「日/聞きの言書機を

第十八話「加泉の歌する賞本屋煎智

第二十話。最善の天文は

第二十一話、部電の友人の

設定派料集「おまえけ恐あ...あとがさ、

第十五話「樹里のセブンワンダー依頼

第十九話「加泉の歌する賞本屋機器

氷の鱗だ

夏でも

溶けることが

ないという

水龍の魔力の結晶だ

冬の間しか

見つけられない

貴重なアイテムだぜ

これがないと

夏の間...

氷の魔力が

尽きるからな

ん?

.....けー

何か

聞こえたか?

.....いて

...はー

はあ?

置いてけ堀”に

やられただって?

ああ

情けない

話だが...

採掘中に急に

話しかけられて

身の危険

だってぇ?

本当に?

...

いやまあ

身の危険を感じて

逃げてきた

どちらかというと

こっちの危険

だったか

ああ

置いていかな

かったのね

そりゃ

置いてくわけ

ないじゃん

貴重なんだぜ?

これでも

あれ?こちゃ

小鈴ちゃん?

珍しいわね

こんな寒い日に

ええ

ちょっと時間

いいですか?

気になる噂を

聞いたもんで..

送り拍子木”って

知ってます?

送り拍子木...

...ってあの

街に誰もいないのに

拍子木が鳴るって言うやつ?

そうです

それです

それが最近

頻繁に現れて

人里を騒がして

いるんです

もしかしたら

妖怪が何か

企んでいるのかな

と思って

騒がしている...

って言っても

送り拍子木

なんでしょ?

そんなの危害を

与えるような

もんじゃないわよ

きっと

ボルターガイストが

何かかな

それでも

不気味じゃ

ありません?

里に

人間以外の何かが

関歩しているって

考えると

まあ

気に掛けて

おくわ

機怪だらけの

森に飛んでる

妖怪だらけの

特性に50万神社の歴史

うっ...

拍子木の音が

聞こえたら

家から出ない

ようにね

!!

それにしても

置いてけ堀の

話の後に

送り拍子木かぁ

どれも

小物臭が

するわね

置いてけ堀

え?

置いてけ堀

ですか?

そこで魔理沙が

置いてけ堀に

出会ったん

だってさ

拍子木

正確に言うと

出会っては

ないな

あのまはう

魔法の森の

近くにある

池の事?

そう

そう

本当に何か

いたんですね

置いてけ堀って

やっぱり

魚を置いて

いったん

ですか?

声を聞いた

だけだ

...それで

魚釣りか何か

ですか?

釣りは...

してないな

何せ今の季節は

凍結しているから

なぁ

凍結している

池の主に

声を掛けられ

たのですか...

それに何も

置いていっ

ていない

ああ

そそう...

ふむふむ

重さの起源を

発見した人に

ノーベル賞...

重さを発見

だってさ

重さなんて

天秤があれば

誰だって計れる

じゃん

外の世界の科学も

だかが知れてるの

かもねぇ

...?

拍子木の音が

聞こえたら

家から出ない。

ようにね

なんで

それで

...

霊夢さんには

真剣に聞いて

もらえなかった

みたいだけど

丑三つ時に

拍子木の音なんて

怪談じゃ

あるまいし...

うーん

置いてけ堀...

やっぱり

異常よね

それはそうですね

...そんなことじゃあああなたがいいですか?

何か

引っかかって

るんだけどねぇ

何だっけな

送り拍子木...

あいた!

何を

考えて

いるのよ

ってあい

小さな

脳みそ”!?

狸か何かの

仕業じゃ

ないかしら?

へー

送♭拍子木

ねえ......

あら阿求

何だって?

狸囃子

だって?

また怪異の

話なの?

里の北の外れから

夜な夜な聞こえて

来るんだってさ

ほら最近

狸囃子の噂が

絶えないし

こんな冬に

おかしい

よねえ

今では

夜出かける人も

ほとんどいないし...

今度は

狸囃子の話かー

やっぱり

何かあるわ

今度はって

何?

魔理沙さん曰く

置いてけ堀が

出たんだって

送り拍子木

以外にも

あるの?

それって

まさに...

何か

わかるの!?

何も置いて

いってない

みたいだけど

わかる

わかるというか

わからないの?

『本所七不思議』の

だって!?

これって

本所七不思議

じゃない!

...って何だっけ?

...

江戸時代に

流行った怪談よ

確か

この店にも

置いてあった

はず...

数ある

七不思議のうちでも

典型的な奴

え?

よく覚え

「送り拍子木」に

置いてけ堀...

狸囃子も!

一連の怪異は

本所七不思議」を

なぞっている

間違い

ないわ!

とすると

他の怪異も

起きるのかも..

でも何で急にこんな

古典的な怪異が

始まったのかしら?

うーんムレぜん

不自然かなぁ

そもそも

七不思議って

何で生まれたの

かしら?

何か

企んでいる奴が

いるんだって

きっと

それは

元をただせば

ただの噂話

でしょう

怪談なんて

夏の風物詩だし

こんな真冬に...

妖怪の

存在を怖れた

人達の

幻想郷ではもっと

妖怪にまつわる話も

沢山あるのに

でもさあ

それって外の世界の

話でしょ?

なぜ

そっくりな

七不思議が

起こるわけ?

正直言って

送り拍子木とか...

怖くないしー

幻想郷に伝わる七不思議は

「本所七不思議」を利用した

カモフラージュなのかも

七不思議を利用して

人間を遠ざけている

場所があるのだと

すれば

何かを企む

妖怪としては

好都合...

...恐らく

...?

それだ!

それ

「送り提灯」!

あれは...

これも

七不思議の

ひとつだわ!

第十四話●続く

第十五話の苟丘のセブンワンダー後編

七不思議を

なぞっている

妖怪がいるかも

だって?

そうなんです

きっと

そうなんです!

そう

七不思議の

置いてけ堀に

送り拍子木

送り提灯に

狸囃子まで...ね

確かにそうね

ここまで来ると

偶然じゃないと

思うのですが

...でもこんなことする

目的がわからないわ

え?

悪いことを考えている奴は

必ず行動を隠すものよ

七不思議を

なぞらえる

必要なんて...

例えば

人間を怖がらせて

寄せ付けたくなかった

......とか

うーん

そうなんですか?

で七不思議の

残り三つって

何だっけ?

片手片足を斬られて

殺された娘の怨念から

片方にしか

葉をつけなくなった

片葉の葉

あーそれは

あるかも知れないねー

ちょっと回りくどい

気もするけど...

目の色で天気がわかる

呪われた石像の

龍神の像

えーっと

天井から

大きな足が下りてきて

洗えと命令する家

足洗邸......

うーん

どれも地味で

無害ねぇ

冬だから

片葉の葦は

見つけられない

だろうし

龍神の像は

里にある奴だし

そうだと

思いますが

...って

あれ?

外の世界にも

龍神の像が

あったのかなぁ

七不思議に

「龍神の像なんて

あったっけ?

まあいっか

これって

「本所七不思議」だから

外の世界の話なんだよね?

しかも江戸時代の

で足洗邸って

実在するのかな

...

...

そういうことですか...

...

そういうことで、

それでも、

...

...ああ...

...

...

......

......

...

この廃墟が

通称『足洗邸』:

随分と昔から

誰も住んでいなかった

そうです

ここは里の外れで

人通りも減多にないし

なかに入ったって話も

聞かないです

最近はここはいいじゃし

狸囃子の噂もあって

この辺りには誰も:

へえ...

ん?

ちょっと待って

長い間誰もなかに

入っていないん

でしょ?

じゃあ誰が。天井から

大きな足が下りてきて

洗えと命令する家”

だなんて言ったの

かしら

さあ?

あくまでも

噂なんで...

さらになかに入って

生きて出てきた者は

いないとかの噂も

ますます

胡散臭い

生きている者が

いないのに

なんで大足の噂とか

立ってるのよ

これは.....?

ふん

なかは廃墟って

感じじゃないわね

キャッ!

大足!?

ただの影よ

それにしても

これ......何かしら

何か企んでいる

奴がいる事は

ハッキリしたわ

後は私に任せて

あなたは家に帰って

...

どんな相手が

待ち受けているのか

わからないし

他の妖怪が

黙っていないもの

え?

それに事故だとしても

妖怪に普通の人間が

やられる事でもあると...

はや

送り提灯...

ああ

やっぱり足洗邸に

向かっているようね

今頃霊夢さんは

どこかで何かと

戦っているのかしら?

ん?

ギャーッ!

化け提灯ー!

あービックリした

送り提灯が

近づいているのに

気がつかなかったわ

...って

あれっ?

もしかして..

捕まえちゃった?

おや?

...

何者かが入った

形跡があるな

誰かいるのか?

遅いわよ!

ずっと待って

いたんだからね!

なっ

誰かと思えば

霊夢さん!?

何で霊夢さんが

河童の倉庫

なんかに?

水の中のエンジニ

かわしろ

河城にとり

倉庫?河童の?

どういうことよ

わらわら

ん?

知らないでここに

いるんですか?

そうよ!

そんなもん

初めて知ったわ

置いてけ堀って元々

河童の倉庫なのさ

えー

でも堀が

全面凍結した場合は

この屋敷が緊急倉庫に

なるってわけ

でも大丈夫だ

集めるときも

人間には

見つからないように

気をつけているし

ここにあるもの自体も

人間には無害だから

さまざまな

マジックアイテムや

外の世界の道具

それから尻子玉まで

はあ

...で

七不思議は?

はあ

気づいちゃった?

わかるわよ

あれだけいろんな

事が起これば

よくわかったねぇ

人避けするために

七不思議を

利用してたの

でも

里の人間には

黙ってて

人間には

迷惑掛けないから

おまえっと

我々河童にも

迷惑掛けないでくれよな

ほら

夜明け前には

終わらせないと

いけないんだ

ここはギリギリ

人間の里の範囲内だからね

昼間は無闇にうろつけないんだ

何かこう

やり場のない

憤りが...

って

そうじゃない!

もう里の人間も

気がついているの!

何かがおかしな事に

へ?

そう

派手に

やり過ぎたね

運送係の

送り拍子木と

送り提灯の偽装は

やり過ぎたかな

何とかしてよね

このままだと必ず

里の人間と河童が

衝突するよ

...しょうがない

ここは霊夢さんに免じて

しばらく足洗邸倉庫は

封印するよ

ああでもしないと

人間の里に道具を

運び込めなかったんだ

少々面倒だけど

森の幽霊洋館倉庫に

切り替えるとしよう

そうですか

一部の悪い妖怪が

里の夜を

妖怪の物にしようと

七不思議を利用して...

そそうよ

とりあえず全部倒して

足洗邸は封印してきたわ

被害が出る前に

退治できたのは

あなたのお陰よ

一部の妖怪って

もしかして

河童ですか?

えっ

何でそう

思ったの?

うーん

七不思議に

入っていた

龍神の像

霊夢さんが

気にしていたから

調べたんですがやっぱり

本所七不思議」には

入っていなくて

龍神の像って

河童が造ったって

言われてるじゃないですか

...だからもしかしてと

思って

ミミック!!

どうやらそれだけ

最近差し替えられたことが

わかったんです

うーん

確かに河童も

いたわ

......でもね

河童がみんな

人間に危害を与えたいと

思っているわけじゃないから

勘違いしないでね

って何で私が

妖怪の擁護に

まわってるのかしら

...ん?

それはなに

何?

何?送り提灯を?

捕まえたぁ!?

昨日

送り提灯を

捕まえたと

思ったんだけど

運送係の送り拍子木と

送り提灯の偽装は

やり過ぎたかな

小鈴ちゃんいい?

余り派手な動きを

しないように

気をつけてね

跡形もなく

消えちゃって

後にはこれが

残されていたの

って事は

これは河童の道具?

正確に言うと

もうつけられて

いるけど

妖怪に

目をつけられたら

大変だから..

はーい

東方鈴奈庵

〜Forbbddan、Dacrulleyb

第十六話の日く付きの艶書前編

パペパールさん!!

妖怪おと

妖怪おしぎ話エ

さま!!

ーー時は江戸時代

-時は江戸時代

名僧祐天上人の数ある逸話のひとつ

名僧祐天上人の

数ある逸話のひとつ

ある裕福な家で

若い娘が

亡くなったそうな

光ッ

時が経ち家族が

心の傷から

癒やされてきた頃

不思議な事が

起こり始めた

亡くなったはずの娘が座敷にたびたび現れるというのだ

最初は両親が哀しみから

幻でも見たのかと

思われたのだが

家内や来客の前にも

現れるようになってしまう

...

いよいよこれは

「狐狸の仕業かそれとも

成仏できなかったのか」と

嘆き悲しんだそうな

誦経読経を試したり

祈念祈祷の類にも

手を出してみたが

しょせん素人の真似事

娘の姿が

消える事は

なかった

困り果てた両親は

たいそう法力の強い

修験僧と知れ渡っていた

!!

祐天僧正を招いた

祐天

今回は

どこに

出る?

いつも場所を

変えるのか?

いつも同じ座敷の

同じ場所に出ます

すぐに成仏

できるだろう

祐天は

誦経してから

火鉢を焚いた

それからはしごを

持って来させ

件の娘が

現れるという場所の

真上の天井板を

外したところ

:::発電:恋文やラブレターのことで

そこには大量の

艶書があった

!ス

ダス...

安心するが良い

もう

現れる事は

ないだろう

得脱・死んでこの世の苦しみから解放されること。

果たしていい

この家に怪事は

起こらなくなった

その事を

瞬時に見抜いた

祐天上人の明智は

素晴らしい

娘には恋仲の

男がいて

天井に隠した

艶書の事が心残りで

成仏得脱できな

かったのだ

このような智者ならば

祈祷に霊験があるのも

当然である

...

めでたし

めでたしっと

序盤は

ホラー展開なのに

オチはつまらない

わね

お寺育ちは

何でもできる

万能!

みたいな

って

何で急にそんな

昔話をしたの?

さっきあんたが

聞いてきたんじゃん

忘れたの?

え?

ででも

そんなはずは..

らしくない

さっきの話が

本当なら

その手紙は

もうすでに

これがその

艶書

本物よ

うちの倉庫の

雑書の山から

見つけてきたの

とてつもない

掘り出し物だわ

確かにあの

古い物である事は

間違いないね...

でも

どうして

これがその?

その手紙が

そう言ってる

みたいなんだもん

最近さー

文章を読んでいると

文字が読めるだけじゃ

なくて何だか

わかるんだよねぇ

妖気というか

本のもつ気...

みたいなものが

...

あんたさー

大丈夫?

妖魔本の影響を

受けすぎてない?

だってぇ

わかるもんは

しょうがないしー

それにてばな

手放せるわけないよ

こんな面白い妖魔本

人間の道を

踏み外しても

知らないからね

逆にそうなったら

知らないわけに

いかないでしょ?

妖怪記録家の

神田家として

...って

あれ?

話を戻すけど

さっきこの手紙から

妖気を感じたって

言ったよね?

言った

どういう事?

この手紙の束って

ただの古手紙じゃ

ないって事?

そうよ

これらは

間違いなく

妖魔本だわ

それもかなり

曰く付きの

.....

この辺だぜ

目撃例が

多いのは

わずかだけど

妖気を

感じるわね

でもやっぱり

ただの幽霊じゃ

ないかしら

人畜無害の

そうかも知れんが

万が一の可能性が

あるからな

そろそろ

丑三つ時だ

ことで、

本当に

出るかなぁ

夜はまだまだ

冷えるわね

うやふと

ん?

出たぞ...

よし

そろそろ..

いや...

少し待て

他にも

誰か来るぞ!?

あっ

これは...

もしかして

逢い...

引き?

なーんだ

幽霊ですら

ないじゃん

おっと

これ以上

見るのは

野暮だな

誰が殴る

怨霊が出た

なんて

言ったのよ

!?

おい!だいじゃん

大丈夫か

くぅくっくっ

なお、

間違いない...

とは

悪意の霊だ

第十六話の後

第十七話●曰く付きの艶書後編

ほとんど

男性からの

手紙ね

そりゃそうか

娘が持っていた

手紙だもんね

情熱的な

手紙だけど

同じ内容ばっか

...

でも一度で良いから

こんなのもらって

みたいわねぇ

“......何故

逢えぬのか

何故返事が

貰えぬのか

後半につれて

どんどんと

感情的になって

きてるわね

そりゃそうね

相手の娘は

若くして

亡くなって

いるんだから

きっと

病気か何か

だったんだろう

ねぇ...

さぞかし無念

だったんだろうなぁ

いやー

参った

結局あれから

怨霊は現れないし

疲れただけね

あの男の人も

全く要領を

得なかったな

操られてたん

でしょうね

。昨晩は家で

ぐっすり寝ていた

記憶にない

だなんて

あの怨霊に

何で手紙を

渡そうとしたの

かなあ

手紙を

受け取っただけで

消えたのも

気になる...

何にしても

調査の続きは

また今晩

今日はもう

寝る!

おう

どう

手紙を読んで

いるのね

じすっ

少し

気をつけた方が

良いんじゃない?

気をつけるって

何を?

だってそれ

曰く付きの

妖魔本よ

妖魔本だけど...

中身は普通の

手紙よ

普通の人が

普通の人に

渡した手紙

...あれ?

妖魔本は...

妖怪が書いたものとか

何らかの

妖怪が関わっていないと

なり得ないはず

帰ってから

色々調べて

来たわ

でもこの手紙は...

なぜこんなに妖気が

強いんだろう?

ほら

気づいた?

早!

さっすが

頼りになるぅ

そこが変だと

思って

私を誰だと

思ってるのよ

調べて来たって

何を?

調べたのは

娘の霊を成仏させた

祐天上人の方

亡くなった

娘の事?

それとも

手紙の送り主?

どっちかが

妖怪だった

なんて

オチかしら

およよ

そっち

両方とも

違うわよ

祐天上人

怨霊を退けた逸話が

多く残っている

名僧として

知られているわ

だけどさあどうも

おかしいんだよね

この手紙の逸話も

そのひとつね

逸話が

怨霊退治ばっかとか

おかしいの?

優れた仏教僧は

自分を磨き

更に他人までも

高みへと誘うという

しかし妖怪退治や

怨霊退治みたいな武勇伝は

どちらかって言うと

山伏とか超人系の話だもの

ふーむ

そこに疑問をもって

調べてみたら

やっぱりあったわ

何と祐天上人は

子供の頃に愚鈍で

何もできないという

理由で破門された

そうよ

はいはいけないですか?

はい!?いいの!?

いやいやっぱいいのか!!

え?

それがある日を境に

怨霊退治の

エキスパートになるの

喉に剣が

刺さったとかいう

謎のきっかけで

おかしいでしょ

祐天上人は

喰われたんだわ

僧侶喰いに

つまり身体を

乗っ取られて

中身はほぼ

妖怪だった

もしかして

それって...

はあー

なるほどねぇ

まあでも

怨霊を退治して

まわったんでしょ

妖怪も怨霊は

嫌うからね

いい妖怪じゃない

人畜無害な

幽霊と違って

怨みをもった怨霊は

妖怪にも悪影響だから

でもね

妖怪僧侶となった

祐天上人には

妖怪退治は

できるけど

きっと霊を

成仏させる力は

なかった

怨霊は退治できても

幽霊は成仏させる事は

できなかったんだ

させられないのなら

娘の霊を成仏

なるほどー

そう考えれば

この手紙に妖気が

漂っているのはわかるわ

そのまま手紙に

封じ込めようと

思った

だからその手紙は

燃やさずに

隠し持っていたのよ

妖怪が幽霊を

封じ込めた

手紙だもんね

娘の幽霊が封印されて

娘の幽霊が

封印されて

.....って

...って

開けちゃって

大丈夫

だったの

かしら!

人畜無害な

幽霊だって

何百年も

閉じ込められたら

...ねぇ

怨霊が現れたら

作戦通り行くよ

ああ

ジャンケンに

負けたからな

来たよ

ちゃんと

やってよね

にゃ!

しめしめ

バレてない

みたいだぞ

後は霊夢が

上手くやって

くれれば...

お前は!

いや、

こ.....

小鈴ちゃん!?

うーん

気がついた?

霊夢さん?

あれ?

何でここに?

気がついて

良かった

ここは

神社よ

昨日の夜

...?

えーっと

昨日の夜の

事だが...

確か家で

寝ていたはず...

えっ?

何で私神社で

寝ているの?

あいたたた!

頭が割れる

ように痛い

ああ

寝ていなきゃ

駄目よ

昨日

道ばたで転んで

倒れているのを

偶然見かけて

助けたの

ああ偶然だ

...

うーん

わかりました

身体を

乗っ取られていた

可能性があると

本当に

記憶にないのね

ねえ...

何か身に

覚えはない?

最近霊的なものに

悪戯したとか

あ?

ないでーす

最初の”あ”は

何なのよ

正直に

言いなさい

本当は

あるんでしょ?

そう

この手紙に

未練ある幽霊が

閉じ込められていたと

なるほどね

だからなのね

だからって?

怨霊が手紙を

欲しがってた

理由よ

夜な夜な出ては

異性からの手紙を

切望し...

もちろん

小鈴ちゃんの

事じゃないよ

当たり前じゃ

ないですか

あったんですか?

怨霊が手紙を

欲しがってた?

何か

・そんな出来事が

あいや

まあそうね

そういう

事だ

私達は

手紙を欲しがる

怨霊の噂を聞いて

調査をして

いたんだよ

きっと身体を

乗っ取られて

いたんだな

でもお陰で

正体を掴んだぜ

そうしたら

お前を見かけ

たんだ

そうね

手紙に執着する

霊みたいだから

手紙ごと供養

した方が良いわね

え?

これも

売り物ですが

売り物って...

これは危ない

物だって

わかったでしょ?

頭にコブが

出来る位に

中から出して

退治するとか

江戸時代の手紙は

貴重な資料なんです

せめて再封印するとか

出来ないんですか?

やっぱり

鈴奈庵は要注意ね

幻想郷の

ルールを知らない

妖怪が沢山

眠っていそう

でも......お前

丸くなったな

そうだな

あんな

危険な怨霊を

退治しないで

封印するだけに

留めるなんて

怨霊って言ったって

聞けば不憫な娘の

霊だって話だしねぇ

それに私も

成仏は専門外

なんで

嘘つけ

頭を殴った事が

気がかりで

強く言えなかった

んだろ?

ジャンケンに

勝たなければ

良かったわ

第一十話の

第十八話●狐疑逡巡する貸本屋前獨

ざわ

ざわ

寺子屋にてー

ふえ!?

ぐわっ

いい奴だよ

さわ

ざわ

ざわ

はっ!!

カラカラ

...

『水無月

くそらめと

オレや

次の文は

読めないわね

ふーむ

紫陽花いぁぁ

色褪せる...

多分

狐かなんかの

文字だと思うけど

たわいもない事が

書かれている

わねぇ

ざわ

おや

これは...?

ッ!?何?

ニ!?

家族

朔日の

夕飯.....

二日の

朝飯......

何だろう

日記のような

物かもしれない

けど.....

えっ!!

お?おっ!!

しかし...

肝心な

食事の内容が

読めないわね

妖怪のいくじ

食事!?

ざわ

もしかして...

そこに書かれて

いるのは...

...

ざわ

ぐわ

わかりました

何の目的で

書かれているのかは

わからないですが

子供達が集まる

寺子屋に

妖怪が現れるようでは

心配ですよね

専門家を呼んで

何とかしましょう

私が来たからには

もう心配要りません!!

さあ

倒されたい妖怪は

どこにいる?

えーっと

んー.....

これだけ?

狐自体は

いないの?

実はまだ

正体不明

なんですか

んえっと

ゴワセ

きっと

狐の仕業かと

ええ

ひそ

まだ正体を

見た者も

いません

落書きがあった

だけです

しかしながら

場所が場所だけに

動揺が大きい

ようです

って事は

被害は?

ですから

退治出来なくても

混乱を抑えられれば

良いのですが...

えー.....っと

そうねぇ

じゃあ

まだ何して良いのか

わからないけど...

御礼でも

貼って

おきましょう

神の力が宿る

霊験あらたかな

御札なら

いかなる

邪悪な妖怪達も

退けるでしょう

今夜

祈祷して

おきますよ

これで

良しと

これで様子を

見ましょう

ありがとう

ございます

まあ実害があった

わけではないのですが

取りあえず安心でしょう。

ところで

昨日の

落書きは?

すでに誰かが

張り替えた

みたいですね

この辺に

あった

でしょ?

ふーん

文面をもう一度

確認したかったん

だけど

そのままにすると

混乱するかも

知れないから

ですかね

まあ

読める部分だけ

ですけど...

全部

覚えてますよ

これで

良しと

んぎりっ

ちゃんと

しかし、

エマが

水無月かじゃい

紫陽花

色褪せる...

えーっと

その次は...

新しい

妖怪の書を

手に入れたわー!

これは

狐の文字

かな?

何て書いて

あるんだろう

なんだ

こりゃ

これは一体

どういう意味

なのかしら?

...?

ざわ

ざわ

また現れた

だって!?

ええまた

いつの間にか...

うーん...

で何て

書かれているの?

これは

それが.....

随分と

馬鹿にされた

ようね

算去

挑戦状と

受け取ったわ!

今日から

泊まり込みで

犯人を

見つけてやる

!!?

あれ?

何やってるの?

あんた

というか

いつ来たの

妖怪が書いた

貴重な資料

だからね

障子を

張り替えたのは

あんただったのね

そういえば

保存して

おかないと

それが

ねぇ

これ

あんたなら

読めるん

でしょ?

妖怪の文字の

ところ

何て書いて

あるの?

不思議ないよう

内容で...

がや

がや

がや

よう

何だか

頑張ってるみたい

じゃないか

おっと

何だ

あんたか

話は

聞いたぜ

正確にはまだ

姿を見た人は

いないんだけど

狐が出たん

だってな?

落書きだけ

残されていて

狐だとすると

人間に化けて

いるかも知れんな

らしく

ないわね

正直

区別つかん

だろう

でもさー

どうやら

馬鹿にされて

いるようでさー

諦めたら

どうだ?

おいっ!

ちょっと

来てみろ

何よ...

まさか

「ほんばかっちゃっ

そんな

馬鹿な

はっ!!

ずっと

見張りして

いたのに.....!

第十八話の続く

第上

狐疑逡巡する貸本屋後鬚

・み

みんな

狐が.....

何するのよ

よく

考えてみろよ

狐が出た事を

バラしたって

混乱するだけだぜ?

もし狐が

襲いかかろうと

しても

...そうね

この場を

パニックにして

どうなるって

言うんだ

その時

捕まえれば

良いだけだろ?

あまり子供達を

怖がらせては

いけないわね

宜しく

お願いまーす

カリ

カリ

カリ

さようならー

はい

さようならー

気を付けて

帰るようにね

気を付ける

って何に?

え?

あの

落書きだったら

怖くないやい

そうっよ

強いのね

でも目的が

わからないから...

え!?

あの落書きは

その日の授業で

習った事を書いて

あるだけだもん

国語とか

算学とかー

それって

どういう事?

延宝八年

.....

これは歴史?

!?

たしか

今日の授業の

内容だわ

魔理沙

あんたずっと

見てたでしょ?

って

あれ?

!!こく

でねー

こことここは

同じ内容なのよ

上がれ

朝日の

フレス

ニ!?

すでの

ここと

ここも

朔日の夕飯の

次の文は

朔日の夕飯

二日の朝飯の

次の文は

二日の朝飯

FAX

じろぞ

なん

もしかして

読めない狐の文字は

全部寸前の文と

同じ内容の文を

書いている?

そうなの

よねぇ

これは一体

どういう暗号かしら

それで

思ったん

だけどさ

授業で聴いて

書けなかった

部分だけを

メモしているとか

きっとね

人間の文字を

練習しているんじゃ

ないかと思うの

確かにそれなら

辻褄が合うわ

そう?

勉強している

だけなら

害はないんじゃ

だとすると...

まずいわね

恐らく子供の

化け狐でしょう?

勉強している

子供達のなかに

化けた狐がいる

という事になる

じゃない

その事が知れたら

みんなに疑心暗鬼が

生じるわ

こうなったら

何とかびとりひとり

正体を曝いて

退治するしか

ないわね

子供を

混乱させない

何か良い方法が

ないかしら

...

別に悪い事

企んでいる狐じゃ

ないんでしょ?

退治って

さあ

霊夢さんの御札が

効かなかったのも

邪気がなかったから

だろうし

ちょっと

可哀想じゃない?

変に妖怪の

肩をもつのね

最近わかったん

だけどさー

妖魔本を

見たりしてると

妖怪だって

悪い事する奴と

そうでもない奴が

いるみたいでさー

姿形が人間で

人間と同じように

勉強してるだけの奴を

退治するってのは...

いい?

幻想郷において

妖怪は人間の敵

これはそういう

ルールなんだから

疑ってはいけない

真実なの

これを守らないと

一気に崩壊する

危ういバランスでしょ!!

この社会は

出来ているのよ

でも

でも

霊夢さんとか

よく妖怪と

連んでいるような

里に住んでいる

人間にとっての

ルールだけどね

へへへ

体の妖

良い方法を

思いついた

!!!

え?

どうするの?

他の人に

知られないように

狐だけを追い払う方法

あるよ

狐の文字で

命令すれば

良いのよ

他の人には

読めないし

狐もしったい

正体ばれたと

驚くでしょう?

悪くは

ないね

私が書いて

みるわ

読めるくらいだから

頑張れば書けると思う

でもどうやって

狐の文字を?

......!

今日こそ

捕まえてやる...

その様子では

まだ狐は

捕まっていない

ようですね

お疲れ様

小鈴ちゃん

まだ

授業の時間じゃ

ないわよ?

え?

何を?

落書きとはいえ

貴重な資料

ですので

暢気な

もんね

延太平

Q!!?

実は狐を退ける

という御札を

手に入れてきました

貼っておきま

しょうか?

そんなもん

取っておいても

価値は出ない

でしょうに

あー?いやだ

御札だって?

これはですねぇ

ただの御札では

ないんですよ

そんなもん

とっくに試したけど

効き目なかったわよ

いやねえロ

これはもちろん

龍勢の黒札

なんかじゃない

狐狸をよく退けると

いう事で有名な

『能勢の黒札』です

外の世界の

代物ですが

きっと効果は

ありますよ

私が

狐の文字で書いた

偽御札よ

狐がこれを

読めたりしたら

もしかしたら...

もうなん

何でも

貼っちゃって

凄いわ!

これで

三日連続よ

落書きが

現れなく

なって

狐は逃げて

いったんだわ!

上手くいった

ようね

寺子屋では

巫女の根気で

退けたという話に

なっているね

妖怪の文字を

書いたのは

初めてだったから

どうなるかと

思ったけど

本人はまだ

納得がいっていない

みたいだけど

いやーーー

でも私はこち

小鈴が頑張った事を

知っているわ

いらっしゃい

ませー

勉強熱心な

子供ね

本を借りて

いくなんて

何の本

だったの?

そうね

...

今度は

私の本を

宣伝してよ

今日の授業で

わからない事が

あったみたいで

良いけどね

勉強熱心なら

はーい

勉強だけじゃ

わからない

妖怪を回避する為の

生きた知識が

得られるはずよ

それから

障子に狐の落書きが

書かれる事はなかった

霊夢も感謝されているうちに

本当に退治した気分になり

次第に見回りする事もなくなった

ただ霊夢にはひとつ

不思議に思う事が

あった

魔理沙は一切

知らなかったと

言うのである

この狐騒ぎの事を

しかして

小鈴は御札に

何を書いたのか

狐はどうなったのか

それを知っているのは小鈴ひとりだけであった

それを

知っているのは

小鈴ひとりだけで

あった

もうこの御札も

いらないわ

上手く

いったわ

この御札には

実は鈴奈庵の宣伝しか

書いていないのよね

妖怪でも

読める本を

貸し出し中と

狐は

書く物がないから

障子に書いて

勉強していた

訳だから

白紙のノートを

渡せばそれに

書くだろうと

踏んだのだ

狐を鈴奈庵に

呼び込むと

白紙のノートを

無償で貸し出した

さらに

新しいノートが

欲しい場合は

古いノートと交換した

その結果

小鈴は新しい

妖魔本を次々に

手に入れる事が出来て

ほくほく顔である

ということは!!

また狐は子供達の

なかにいる

だが

悪意がないのなら

退治しなくても

良いじゃないか!!

そのうちに

狐であったことすら忘れて

人間になるのかも知れない

小鈴はそう

考えていた

...

第十九話に

東方鈴奈庵

~Fvobiddan、Scrcollecy

第二十話の鼠害の夏・光景

ただいま

お帰りなさい

返却は

あるの?

ああ

いくつかあるから

記録しておいてくれ

それ以外は

後で整理するから

余り弄らないでくれよ

はーい

カラカラ...

.....これは

北の屋敷に

貸してた奴と

状態は良

大して読んで

なかったのかしら

診奈を

これは......?

これまでも

鼠に照られて

いるわね

倉庫も

確認しなさい

.......未俵がいくつか

やられてたみたい

鼠の被害

ねぇ

連日の夕立で

土中の水分量が多いから

人家に出てきているんだと

思うわ

やに

なっちゃうわ

昔から

野郎が人家に集まると

洪水になるっていうし

確かに最近その話を

よく聞く気がするけど

洪水は洪水で

対策を講じる

必要はあるけど

さしあたっての

問題は

鼠の対策ね

洪水かぁ

うーん

あんたん所は

大丈夫なの?

こんなに物が

積まれていたら

どこに隠れていても

わからないわよね

そうだ

昨日

親が仕入れてきた

物の中に

こんなのがあったわ

猫の絵?

これはねぇ

恐らく

江戸時代の...

まって

これなら

私でも

読めるわ

人間の

字だもの

...

これは

鼠避けね

これは鼠避けね

江戸時代後期に

流行したと

伝えられているわ

貼れば鼠が

近寄らなくなるという

猫の絵を売る猫画描きが

いたそうで

そうそう

割と貴重な物じゃ

ないかしら

うーん

有名な方の

絵ならねぇ

例えば

猫好きで有名な

歌川国芳の作とかだったら

貴重だと思うけど...

有名な

浮世絵師よ

そんな人も

描いていたんだ

鼠避けの猫

歌川国芳

聞いた事

あるわね

じゃあこの絵は

誰が描いたのかな

んーと

行く

白がる

白......仙?

って読めるわね

蛇でも

出たか?

よっ

いやどうも

野鼠っぽいなー

ねずん

鼠かー

そういえば

里でも鼠が

増えてるそうだ

そうなの?

何かの

異変かしら

いやあ

異変なもんか

ここんところ

うだち

夕立続きだろ?

恐らく

水が多くなり過ぎて

人家に出てきて

いるんだと思うぞ

あっそ

食料だけでも

揺られないように

しとこ

いらっしゃい...

ってあんたか

白仙について

何かわかった?

...大田南畝が書いた

一話一言に載っていたわ

熱江戸時代の文人。別号、都

蜀山人!

有名っぽそう

高値がつきそう

白仙といえるもの

年六十にちかき坊主なり

〈中略〉

自ら猫画描きと称して

猫と虎を画く

筆を持ちて

都下を浮かれ歩き

「猫画こう、猫画」こう」と

いいしなり..

呼び入れて画かしむれば

僅かの価をとりて固く

まさしくそれね

この絵は

その猫は鼠を

避けしという

由来が

わかれば...

どうする

つもり?

量産して

商売になるかも

しれないわ

ほらー

鼠被害が深刻化

してるでしょ?

白仙の描いた

猫絵を参考に

複製したと言えば

少しは効果も

ありそうだもん

少し引っかかる事が

あるのよねぇ

それなんだけど

ねぇ

うん?

さっきの一話一言の逸話と

白仙という坊主に

猫画描きと言って

猫と虎を描いたと

いうのがね

まあでも

大陸からきた

文献や美術品を見て

文化人は知っていたのよね

虎の存在を

何で猫画描きが

虎を描いたのかは

謎だけど...

虎というのは

この国にはいない

動物だわ

いい?

ふむふむ

このような逸話が

残っていた場合

本当の善意の行動なのか

それが商売なのかによって

性質が異なってくるのよ

この場合

『僅かの価をとりて画く』

僅かとは言ってるけど

商売にしている事は

間違いないわ

商売にしている以上

この鼠避けは確かに

効果があった

あった!

素晴らしいわ

でもね

有名な浮世絵師でもない

ただの坊主の絵よ?

そうでなくても

絵の猫を見て

鼠が逃げ出すなんて

考えにくい

どっちなのよ

この絵は鼠避けとして

使えたの?

使えなかったの?

白仙坊主は

鼠を自在に操れた

って事よ

恐らくは

この絵を貼っていた

もしくは壁に

この絵を描いた家は

目印だったのよ

鼠に襲わせ...

ないための

何を言って

いるの?

そう考えたら

白仙って言う名前

変じゃない?

ちょっと

仙人っぽい

というか...

そうねぇ

絵を描いて商売

しているというのも

不自然に思ったけど

実は白仙というのは

大陸では鼠の仙人の

一種なんだって

もしその白仙だったら

虎を描いたというのはわかる

自分が虎の眷属である事を

示していたって事になる

鼠を操って襲わせて

その家に鼠避けの絵を売る

そして鼠に

襲わせないようにすると

絵の評判が上がって

また売れる

もう完全に

騙されてってわけよ

この坊主に

江戸の平民は

へぇー

なるほどー

じゃあ

白仙坊主が

いない今

この絵だけじゃあ

鼠の被害は

避けられないと...

新角の

商売チャンスが

イリリン

いらっしゃい...

どちら様

でしょう......?

東方鈴奈庵

~Fvobiddan、Scrcollecy

第二十七話の試害の夏後編

薬の交換に

きました

薬売りね

ちょっと待って

ください

ひーふーみー

毎度あり

ご苦労様です

あとこれは

いかがです?

これは?

最近

鼠の被害が多いって

言うじゃないですか

これは

置いておくだけで

鼠避けになるという

置物です

鼠避け...

いやあ昔は

売薬版画なんかで

鼠避けの猫の絵を

配ったりした

らしいんですがね

そんなただの絵が

効くわけないよね

薬を買った客にオマケとしてくれた浮世絵。

その結果

タダであげるというわけには

いかなくなりましたが...

なので

薬屋の知識を生かして

本当に鼠避けができる

置物をつくりました

如何かな?

いらっしゃい

ませ

ちょっと調べ物が

したいんだが...

どんなジャンル

でしょう?

ここんところ

毎日夕立で

水害やら落雷やらが

危険だろう?

その対策で

ちょっとな

何の本が良いのか

うーんと...

わからないですが、

まあ自由に

調べても

良いですよ

何だ

この置物は

招き猫じゃ

ないんだな

ああ

これはですねぇ...

.....という

わけなんです

なるほど

鼠避けの

置物か...

最近

鼠多いって

聞くもんなー

魔理沙さんの

ところには

出ないんですか?

鼠なんて......

あまり出ないな

そんな

生温いま

いいなぁ

うちは鼠が出て

大切な本を

照られたら

どうしようかって

本を超る

もんか?

買って

いるじゃ

ないですか

本を留る

鼠の妖怪

確かにこれだけ

鼠の被害が

多いって言うなら

でしょう?

ああ鉄鼠の

事だな

だから

気休め程度

にもと思って

少しぐらい

普通じゃない鼠が

混ざっていても

おかしくはないな

あれ?

何かしら

気のせい

かしら

ん?

どうか

したか?

何か感じた

ような...

あら

どうし

たの?

もう

白仙の猫絵でも

何でも良いわ

......だって

アレは

インチキ

だって

うちの鼠被害が

酷くなる一方

なのよ

貸して

ちょうだい!

それで

小間使いたちが

動揺しちゃって

大変なの

何とか心を

落ち着かせ

ないと

はいはい

あんたがまず

落ち着きなさい

そういえば

あんたのところ

猫飼って

なかったっけ?

とっくに逃げ出し

ちゃったわよ

鼠に怯えて

それにしても

ここは平気なのね

コクン

そうねー

今のところ

鼠一匹見たことは

ないわ

こりゃあ

急を要するな

早めに水害対策

した方がいい

何だ

里の鼠の被害が

そんなに酷いのか?

どうせ今日も

夕立になる

鼠が大量に

人家に現れると

洪水になる...

そうですね

そっちも

気をつけないと

リリン

今度あり

何でこの家には

鼠が寄りつかない

のかしら

そうは言っても

人が生きられる

くらいの食料は

あるはず

それにしても

食料が

少ないから?

あんたの所みたいに

大量の蓄えがなくて

すみませんねぇ

とすると...

もしかして

この置物が

効いてるの?

菜売り

か......?

あの父さんの

普物は...

小鈴んとこに

あった置物

そうか

来売りから

買ったのか

あいつは!

何をする!

って

魔理沙?

逃げるとは

怪しいぞ!

いきなり

何なのよ

一体

お前が

逃げるから

だろ?

地上のムーンラビット

鈴佃・優曇華院・イナバ

わいせんうどんげいん

そりゃ

逃げるわよ

暴徒が襲い

かかってきたら

私は人間のために

真っ当な商売を

しに来ていた

だけなのに

確かに

人間の里まで来て

商売しているという噂は、

聞いていたが...

なら話は

早いでしょ?

人の商売の邪魔を

しないでくれる?

迷いの竹林にある

永遠亭では

幻想郷社会活動の

環として

薬の移動販売を

行っている

主に

妖怪兎達が

薬売りをして

いるのだが

民間療法では

治せない病気も

たちまち治るとして

評判を呼んでいた

いやまあ

その

ああ

何でそれを

知ってるの?

里にいる人間達は

製薬販売している者達が

人間ではない事を

知らない約束になっている

そうだ

最避けの猫の置物だった

アレは何なんだ?

知り合いの店で

見たんだよ

薬だけなら

まだしも

鼠被害のドサクサで

あんなインチキ商品を

売りつけるなんて

ひでぇ奴だ

あーはっは

アレを

インチキだと

思うなんて

あんたの目も

濁ったわねぇ

いや濁ったのは

耳かな?

何だと?

言わせて

おけば...

これこそ

永琳様の

手を借りずに

私が開発した

機械式鼠駆除器

ウルトラソニック

眠り猫!

なんだってー!

...というわけで

要約すると

月光で発電して

鼠の嫌がる

超音波を発して

近寄らせなく

するんです

お安くしますが

いかがでしょう?

要は

鼠の発する

危険信号を

出す装置って事

さっぱり

わからん

それに

要らん

でしょうね

人間には

聞こえない

音でね

すげえな

あんたには

月の科学なんて

理解できるはずもない

外の世界では

モスキート音

って言うのかも

ってことは

鼠と会話できるって

事じゃないか?

その気に

なればね

私の能力を

もってすれば

造作もない

ああ

そうだったな

お前は

不思議な術を使う

んだったな...

ってことは?

インチキ商売じゃ

ないって事か?

妖怪社会にも

人間社会にも属していない

我々部外者にとっては

孤立が致命的なの

当たり前

じゃない

社会に貢献する

事はあっても

わざわざ敵対する

ことはないわ

そうか.....

悪かったな

鼠被害が

収まってきた後も

多くの家に置かれて

いるためか

最終的には

開運グッズと

見られていた

ようであるが...

猫の置物の効果は認められ

人間の里にじわじわと

浸透していった

ひとまず

月の兎の新商品は

大成功に終わった

ようだ

鼠に

やられたー!

ご主人様からは

「勝手な事をするな」と

軽く怒られたようだが

あいつら纏めて

駆除してやるー!

ぎゃあぁぁ

また鼠か

食料は

鼠の届かない所に

置いておけよ

夕立は

落ち着いて来たから

鼠も減っていくんじゃ

ないか?

そうだけど

あいつら

どこに置いても

齧るのよ

そうだ

なんだか里で

鼠を避ける置物が

流行っているってさ

それを試して

みたらどうだ?

何それ

どこで

売っているの?

薬売りが......

おっと

そうか

あいつと霊夢を

会わせてもまた

面倒な事になるか

移動販売

なんでね

今度見つけたら

買っておくよ

わかってる

わよ

気休めに

決まってる

じゃない

猫の置物

なんて

まあ

気休めだ

それにしても

悔しいわー!

妖怪相手なら

簡単に退治

できるのにー!

あははは

東方鈴奈庵

〜Fvobiddon.Dorculley

C設定資料集

Kの中のエンジニ

河城にとり

私のムーンラビット

うどんげいん

鈴仙・優しく華院・イナン

単行本3巻の

フィギュア付き限定版で

私がフィギュアデビュー

しました!

作ってくれた

原型師さんに

インタビューに

来ました!

お3

様フィギュ

ちぇいえあのお客フィギュア付き似たなあ...木居小袋ブイギェアー・海山師インタビュー

食型師インタビュー

ア付き限定な

原型を製作

いたしました

亜野MEGA郎です

今回の企画は

小鈴さんだけでなく

家具や小物も作る

特殊な企画でした

鈴奈庵の雰囲気が

伝わるように

周りの物も

ライキングに

したいね

不協不届の原型師

亜野MECA郎

そうなんですよね

ありがとう

ございました

フィギュアの見どころを

詳しく教えてください

主生産です。予約受化けは終了しています

茶フィギュア付き限定版は完

ポーズ案のラフに

正面直立のおとなしめなものと

着物の弱った動的なもの二案があり、

経緯があって最終的に

動きのある方に決まりました。

動的なボースの中に小鈴らしさを込めて

ブワッと浮いているように再現し

えいた指先をちょこんと合わせてみました

小鈴のヘアスタイルは

コンパクトなシルエットのままに

逆側にカールさせたハネ毛や

結った部分とその周りの流れの

巧みな交錯で小鈴独自の印象が

完成されていて

この部分は絶対に

汲み取りたいと

思いました

しかしフィギュアにおいては

選択できるのは

1シーンだけなので

今回は泣く泣くあきらめた

毛の流れもあります

一番魅せたい方向から見た時の

流れに絞りました

その他人

それで

今回のボーズを

妖魔本を入れて俯瞰したものに

すると決めた時に

デーマはデヘ♪だと思いました。

MEGA郎なりに

小鈴のそのときの心情を考えて

2013行方正な貸本屋の店員へから

探究心が溢れてしまった

イタズラな召喚士!の

一面をのぞかせたかったので

単行本1巻7ベージや

42ページの上目遣い

口をつぐんだ時の逆さへの字を

イメージソースにしました♪

周りの小物にバースを効かせて

小鈴の存在感を補助する事に

気を付けました

しかし自身の実力を

超える挑戦の結果

海洋堂製作部様の

サポートに甘える事に

なってしまいました(^*)

大感謝でこざいます...

今回のようにディフォルメ

されたヴィネットは

1シーンでキャラクタ1を見せる場合に

キャラクターの表情やポーズは元より

付属の構成物に至るまでの全てが

ひとつのテーマに向かって

まとまっていることが大切です

そこで当初の予定には

なかった妖魔本と煙を

提案させていただきました。

これも大きくは海洋会企画部さんの

案によるのですが

僭越ながらMEGA郎から

語らせて頂きました...コホン

幸い東方鈴奈庵!の

作品世界のなかにおいて、

小鈴というキャラクターが

すでに生き生きと魅力を

打ち立てられていたので

それを立体世界に

表現するにあたっても

全く迷いなくとても楽しく

作業させていただきました

このような機会を

いただきました事を

この場をお借りして

お礼申し上げます

ありがとうございました!

なるほど

細部にわたって

丁寧に作っていただき

ありがとうございます

作業場は

魔境に

なってまして

ちょっと...

魔境!?

ビンビンの妖気に

ゾクゾクするわー

ところでどんな机で

作業しているんですか?

ZUN

どうも、ZUNです。

早いもので二巻となりましたた、昔は自分が書く漫画は二巻で

終わっていたものばかりだったので、何とも感慨深いです。

「最寄の夏」でタサが多いと言うでましたが、この小異変は他

雑誌で連載している東方茨歌仙で同時期に連載した話です。

ゆるーくクロスオーバーしてまずのでそちらも是非(しれっと

他社の漫画の宣伝】

あとは、曰く付きの艶書...では、命運寺の連中も出ていますが、

これはあくまでもイメージなので、盟白蓮と祐天上人は何の

関係も有りませんのであしからず〈何か白蓮は、鈴奈庵では

こういう役が多いみたいだなー(笑)。

それではまた四巻か、ゴジブエースで会いましょう。

こんにちは。作画の益河です。

春河もえ

今回の第三巻には通常版とご限定版のご種類がありまして、

それぞれカバーが異なる仕様になっています。

実はこの魔理沙のジャケットイラストを描いた時期は

8月の初何だったのですが、売り場に並ぶのは完全に冬なんですよね。

ZUNさん曰く「魔理沙は災がり」との事なので、

ちょっと悪いなとも思いつつ、半袖で頑張ってもらいました。

毎月、お忙しい中ブロットを書いてくださるZUNさん

単行本作業の締め切りをキリギりまで延ばしてくださった担当さん、

この本を読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。

これからも頑張ります。

原作:ZUN

漫画:春河もえ

カドカワデジタルコミックス

東方鈴奈庵〜F...otiddenSrrolery.(3)

c上海アリス幻樂団

cMaeHARUKAWA2014

2014年12月26日発行

本電子書籍は下記にもとづいて制作しました。

本能「高知なイエット」という単行本コミックス「東方鈴奈庵〜FaceboothonddenSrorlier(3)』

2014年12月36日初版発行

発行者・堀内大示..

発行所・株式会社ACAAOKANAKAINA

http///www.kadokickanacco.

〒1028177東京都千代田区富士見2-133

03.3288745(営業)

編集角川書店

福岡米102,8078年東京都千代田区富士見1-8-19

O3-3238-8719(編集部)

装飾・デザイン:OnCopphrs

本作品の全部または一部を無断でで複製、転職、配信、送信したり、

本人1500の生命はなんなのでホームページ上に転載する無印して食べ、私はことを禁止します

また、本作品の内容を無断で改変、改正されておきましょうまぁ。ん等を行うことも禁止します。おじいちゃんと

本作品購入時にご承諾いただいただ規約により、有価・無償にかかわらず

本作品を第三者に譲渡する本当はることはできません。

本作品とホームページによると、本件品を示すサムネイルなどのイメージを予定しておきませんでしょう。まさか。ジ画像は、再ダウンロード時に

予告なく変更される場合があります。

ご覧になるリーディングシステムムにより、表示の差が認められることがあります。

この物語はフィクションであり、実在の人物・団体とは関係がございません。

IKADOKAWA

ある時代を境に結果で隔離され

独自の文化を築いてきた土地「幻想郷」

ある日、「置いてけ堀」など奇妙な現象が騒ぎになる。

妖怪が良くないことを隠すために「太所七不思議を

利用しているのではと推理するのだが.....?

計4本のストーリーのほか、巻末には設定資料も収録

本作初登場のキャラクタ一にも注目

...

POOK☆WALKER