鈴奈

東方・金・

Frochiddon.Docrollecty

ダブツが

製春河もえ

いや、やっぱり

でも

私は私は、

それでも、

ボクボンボ

...

そして、

メンバー

☆春河もえ

いや、なんです

...

_Tristamazonter

東方鈴奈

はい今回は

ここまで

っっ

続きはまた

今度ねー

第三十話●牛の首は何処にあるのか、青海

第三十話(牛の首は何処にあるのか前獲

東方鈴奈庵

-Fookiddoriscalleco.ディングコールを表示する

第2017回、新春海もえ

第三十話年の普は何処にあるのか、お

第三十三話「東実の文章者**5

第三十二話、東京実の文章者、

第三十四話、誰がデマフギーを広めるのか、夏

第三十五話・誰がデマプギーを広めるのか迷惑

第三十六話人里に「弱く馬のコラボ」を

スピードコックスが

ごめん

第三十一話、牛の音。は何処にあるのか、お

第三十七話「人里」続く馬の国う木製

どうしたの?

友達から

聞いた話

なんだけどー

うーん

聞いたこと

ないわねぇ

うーん聞いたことないわねぇ

そんな

聞いただけで

死ぬ話』なんて

安心して

良いわ

お姉さんは

色んな話を

知っているけど

大体聞いた人が

死ぬんじゃあ

その話を知っている人は、

誰もいないってことに

なるじゃない

聞いたこともないし

話にはそんな直接的な

影響を及ぼす力は

ないからね

うーん

変な噂が

広まって

いるわねぇ

聞いただけで

死ぬ話』だなんて...

キリン

いらっしゃーい

まーせー

おう

どうしたんだ?

大分お疲れの

様子だな

ちょっと

気になる話を

聞いちゃってねぇ

気になる

話だと?

それは私も

気になるな

実は...

その牛の首って

話を聞くと

恐ろしすぎて

命を落とすって

言うのか?

牛の首...

そんな

馬鹿な

まあ

ただのストーリーに

そんな力はないとは

思うんだけど

まあ

待てよ

あったら広場で

演説しただけで

大量虐殺だし

ガセにも

程があるぜ

死とは別に

何か嫌な予感

というか...

お前は死んで

ないじゃないか

私は『牛の首』って

足名だけ聞いて

内容に関しては

聞いてないもの

当然それを

噂してた子供達も

題名だけで内容は

誰も知らないって

それも

そのはず

聞いた人はみんな

この世にいないって

ことになるし

...

......なる程

確かに奇妙な

噂だなぁ

誰かが意図的に

流したとしても

目的が判らないな

はー?

牛の首って話?

内容を聞くと

恐ろしくて

死ぬらしいぜ

聞いたこと

ないわねぇ

じゃあ

聞かない

こう

はな

話しておいて

何だが私も

いい

内容は知らん

知ってたら

死んでないと

嘘になるからな

おい少しは

興味を持てよ

じゃあ

生きている人は

誰も内容を

知らないってことに

なるわね

まあそう

なんだが

この幻想郷には

生きていない

人もいる

死なない

奴もいる

牛の首

だっけ?

その話が

実在するとしたら

有効利用できる奴も

いるってことね

そうだな

更に言うと

噂が広まれば

他の都市伝説みたいに

この話だって具現化

してしまうだろ?

その話は

何処から?

小鈴からだが

彼奴も子供達から

聞いたそうだぜ

まずい

わね...

既に広範囲に

広まっていると

思って良いわね

戯言だと思っても

心の奥底に

「もしかしたら.....」

という疑念を抱いて

いる者も多かった

聞いたら恐ろしくて

死ぬという

「牛の首」の噂は

子供達を中心に

瞬く間に広まっていた

思っていたようだが

子供達は真剣に

怖がっているようだ

殆どの人間は戯言だと

!!!

殆どの奴が

知っているみたい

だぜ

どうやら噂が

ちょっと変化して

広まっているようだ

変化?

聞いたら死ぬってのは

同じなんだが

この噂を知らない人

三人以上に広めれば

死なない一って設定が

追加されていた

巧妙だぜー

自分が助かる為には

他人に擦りつける

ことなんて苦でも

ないからな

その追加された噂が

意図的だとすると

これは事件ね

牛の首の話で

死に誘うことが

目的ではなく

何故か噂を

広めることが

目的って

ことに

なるけど

...

でも

このままでは

牛の首が

都市伝説として

具現化する!

というか

牛の首の話自体は

内容不明のまま

なのよねぇ

そうなんだよ

噂が実現しても

牛の首の内容が判らんと

誰も死なないし

実被害はないという

ことになるんだが

やっぱり詳しく

調べるには内容を

知っている奴を

探すしかないのか

出たー!

今そこに...

確かに

いたんだ

あれは...

明らかに

人間じゃない

奴が

頭が

牛の......

牛.....

この先は

行き止まりよ

そんな大きなものが

隠れられる場所もないわ

酔っ払って

幻覚でも

見たんじゃ

ないの?

あれ?

酒は呑んでいるが...

確かに見たんだ

うつむいている

人間が居たんで

声をかけたんだが

振り向いたら...

首から上だけ

牛だったんだ

何があったん

ですか?

本当だ

誰かが牛の生首を

被っているよう

だったぜ

頭だけ牛の

怪物が出た

そうだ

こう

牛の!?

それってもしかして

今話題の...

いや

まだ判らん

今ならまだ

あの人が酔っ払って

幻覚を見たことに

なるかも知れない

なるかも

知れない?

噂は初動が

大切なんだ

そういえば

牛の首に

関係するかも

知れない話を

幾つか

見つけました

ほう

見に来て

貰えますか?

霊夢が上手く

やってくれると

良いんだが

東方鈴奈庵

〜Fvobldakan.orcallle?

話し汁の首は何処にあるのか後編

牛鬼

牛女

確かに牛は

出てくる様だが

どれも恐ろしくて

死ぬ怪談って感じ

じゃないな

古典的すぎて

今広がるってのも

おかしいですしねぇ

件...

うむむ...

そもそもですね

話を聞くだけで

死ぬなんて

あり得るんですか?

うーん...

一種の魔法と

考えたとしても

おう

来たのか

まず

あり得ないわ

対象が人間の

場合は特にね

さっきの人は

どうなったんだ?

本当に幻覚

だったとしか

思えないわ

何の痕跡も

見つから

なかったし

だからしょ

牛の首のことを

怖れていたあまり

幻覚を見たということで

落ち着いた

あのー

さっきの

人間の場合には

ってのは...

妖怪のほうが

精神的な攻撃が

致命的になり得るのね

単語ひとつで

整退できる場合もあるし、

むしたぞし

人間はそんなに

やわじゃないんで

話聞いただけで

自ら死ぬなんて

考えられない

まあ一応

魔力を駆使すれば

その話をトリガーに

何らかの物理的攻撃が

発動するとかは

できるかもしれないが

しかし意図的であれ

偶発的であれ

これは本格的に

対処が必要じゃないか

思った以上に

牛の首の噂が、心の奥底に

刻まれているみたいだぜ

それから

暫くして

牛の首の話は

沈静化するどころか

ますます盛り上がって

いた

半人半獣の目撃例も

増えつつあった

謎の

最初は

半信半疑だった人間も

徐々に信じるように

なっていた

どうじゃ?

牛の怪物に化けた

狸の出来映えは

良いねえ

良いねぇ

みんな

良い感じに

正体不明に

怯えているよ

牛の怪物が

噂に不気味さを

追加していて

良い味を

出しているよ

正体不明のアンノウンメ

封獣ぬえ

いやはや

お前さんが

都市伝説に

興味を持つとは

思わなかったが

正体不明の都市伝説

牛の首とは

ぴったりじゃないか

私だって何か

参加したかった

もん

寺のみんなは

都市伝説を使って

何だか楽しそうに

してたけどさー

ターボババァとか

八尺様とかね

そこで見つけたのが

この都市伝説よ

都市伝説

牛の首

この都市伝説を

聞いたものは

恐ろしすぎて

死んでしまうという

聞いた者がみな

生き残っていないため

どういう都市伝説なのか

誰も知らないーーという

入れ子構造の都市伝説

ちなみに実際に

牛の首という話は

存在しない

正体不明の

噂話に恐怖し

これなら

実際には危害も与えず

恐怖で世界が潤うでしょ?

徐々に

現実味を帯びる

牛の怪物

しかし

それもまた

正体不明...

良い父

考えじゃ

化け狸である儂等も

人間には正体不明な者に

恐怖してもらわんと

いかんと思っておる

じゃが

被害者が出ると色んな奴が

黙ってはおらんからのう...

これが我ら日陰者にできる

ギリギリのラインじゃて

もっと

もっと

潤うのよ!

都市伝説を利用して

この世を判らないこと

だらけに染めてやるわ

この

正体不明の妖怪が!

また

出たぞー!

牛人間だ!

どっちに

行ったの?

ん?

行き止まりだということは

予想はしていたけど...

中々尻尾を

掴ませないわねぇ

...

これは...

どう考えれば

良いのやら

やっぱり

噂には噂を

正体不明には

正体不明しか

ないわよねぇ

メチリン

小鈴ちゃん

はあ

仕事よ

これを印刷

するんですか

ここって印刷も

できるんでしょう?

よろしくね

出来ますよ

でもこれは

何なのでしょう

最近噂の

半人半牛が

描かれてますが

今広まっている

病を治療する処方箋

ってところかしら

はあ

数日後

...

ああ

霊夢さん

う!!

言われたとおり

お客さんに

配ってましたが

お陰様で

子評ですよ

あのビラ

最近は

ビラ目当ての客も

訪れるようになって

なんなんですか

あのビラ

牛の首の

正体よ

そうなん

ですか?

知ったら

死ぬって噂の...

もちろん

冗談よ

牛頭天皇様には

悪いけどこと

牛の首の正体を

牛頭天皇って

噂を流したの

これは

牛頭天皇という

神様よ

牛の頭をした牛頭天皇は

怒りっぽいところがあって

最近の人間はたるんでいて

気にくわないと思っている

それで

生意気な人間は

殺してしまうぞ

という話だったのが

子供の間で

重要な部分が殆ど失われて

謎の牛の首という話に

なってしまった

だが牛頭天皇は

人間の里をいつも

監視しているぞ

という噂を流してみたわ

はあはあ

これは

噂の信憑性を高めるために

このビラを家に貼れば

襲われないという話も

追加したの

なんとなく

判りましたが

このビラは?

お陰で

牛の首の騒ぎから

理不尽さが失われ

人間に信仰心が

戻ってきて一石二鳥ね

へええ

勉強に

なりますわー

宗教家って

こんな緊急事態でも

商売出来るんですね

でもうし

牛の首の噂

でも牛の首の噂

うーん

いやまあ

それほどでも

本当に子供の

勘違いとかじゃ

ないかなぁ

本当の真相は

何だったん

でしょう?

偶々生まれた

正体不明の噂が

みんなの恐怖心を

煽ったとか

まあ

偶々ですよね

そう

ですよね

被害者が出た

という話も

聞かないし

牛の首から

身を守るには

家に

蘇民将来子孫の

ビラを貼れば良い

だってさ

......巫女の

仕業かな

恐怖心を

信仰心に変える

噂はよい

予定していないほうに

進んでいるようじゃのう

味な事も

考えるもんだねぇ

宗教家はみんな

そうやって凌いで

いるもんじゃ

そうじゃ

お前だって

このお寺に

帰依したんじゃ

なかったか?

まあね

だから

今回の結果には

満足しているわ

恐怖心だろうが

信仰心だろうが

正体不明な事が

人心を掌握

できたんだもん

牛頭天皇は

神社より

お寺向きだから

きっと信者も

増えるわよ

私の能力で

巫女は最後まで

牛の首一の正体は

掴めないけどね

でも化け狸が演じる

半人半年の

正体がばれるのは

時間の問題だねぇ

これは私の

修業の一貫でも

あるって言っても

いいわよね

それより

あんたのほうが

気をつけたほうが

いいよ

ほう

そうなったら

化け狸の頭領として

あんたは何されるやら...

ぬほっ

それはこわ

怖いのぅ

そんな簡単な

質問をする

お前さんが怖い

そんなの

『牛の首』の噂を

危害が

起きないように

説明していた

って言う

だけじゃないか

ああ...

東方鈴奈庵

〜Fvobiddon.Dorullery

第三十二話の真実の支配者前編

どうだ?

これは

ただ物じゃ

ないだろう?

凄いですねぇ

これは...

ガラクタ市の中で

見つけたんだよ

どうしたの

ですか?

桐の箱に

入って

いたんだ

上質な美濃紙に

蓮筆な書ですね

確かに

品があって

高価そうですが

それで

達筆すぎて

読めないんで

ここに来たんだ

なんて書いて

あるんだ?

えーっと

判りやすい言葉で

要約しますね

「鞍馬山の行事で

タライを借りていたが

用が済んだので返却する

このタライは

我々が使ったことで

力が宿った

以後

大切にすればいいんじゃ

家内繁盛

間違いなしである

鞍馬山執事

んー

そんだけ?

そんだけ

どうやら

借りてたタライの

返却とお礼の

手紙みたいですね

そうか

書いてあることは

大したもんじゃ

ないんだな

良い紙だったから

もっと高尚なもんかと

思ったけど

それより

内容が

変わって

いるわね

自分が使ったから

タライに力が宿ったって

言い切っちゃうなんて

まあ

なにせこの書

箱には

天狗の書と

書いてあった

からな

やっぱり

天狗...

ああなるほど

鞍馬山といえば

天狗のメッカですし

確かに辻褄は

合いますねぇ

どうだ?

この書は本物の

天狗の書か?

うーん

これだけだと

何とも言えない

ですねぇ

天狗は天狗でよく

独自の文字を使いますが

この書は人間に宛てて

書いたものですから

人間の文字を使っていても

不思議ではありません

言い伝えによると

天狗の字は

書法絶妙、米元章の風なり』と

表されるくらいですから

達筆なのも裏付けになります。

やったあ

これは久しぶりの

掘り出しもんだぜぇ!

天狗がわざわざ

人間からタライを

借りるのか

営業の四大家の一人その中で気も

書画が上手かったとされる。

ですが少し

気になる所も

あります

よしんば

借りたとしても

律儀に返してきらに

恩恵まで授けるものなのかとか

親切な天狗

だったんだろ

あと

決定的な疑問は

天狗が書いたにしては

妖気が感じられないって

ところですね

天狗が書いたのなら

妖魔本だとしても

おかしくないのですが...

確かに

そうなんだが

むむう

ほらてんぐ

天狗の妖気は

タライのほうに

あるんだろ?

それなら

確実ですね

だから

そのタライを

見つければ

その書も本物だと

いうことだ

それに

もし偽物ならば

こんな内容ではなく

尤もらしい

内容にすると

思いますので

この書は強ち

偽物とは言えない

ですね......

天狗の書

ねぇ

預けただけ

だからな

売るなよ!!

本物なら確かに

珍品かも知れないけど

妖魔本じゃないんじゃあ

コレクションとしてもねぇ

でも..

紙は上質だししゅうび

書は優美ねぇ

うん

うん

こうして飾れば

風格も上がるし

商品にもなるかもね

書いてある

内容は

アレだけど

普通じゃない

タライですか?

そうだ

どんな物でもいいが

何か謂れのある

タライの話を

知らないかい

角の酒屋が

商売繁盛の秘宝を

代々持っていて

もしかしたら

その秘宝が

タライなのかも

知れません

そうですねぇ

実物は見たことは

ないですが...

興味深い話だ

ありがとさん

それが水を入れる

器のような物らしい

との噂がありますが

その話私にも

詳しく聞かせて

頂けないでしょうか?

私こういう

者でして

ははあ

社会派ルポライ

ルポライター?

なんだそりゃ

面白そうな

話を見つけて

新聞記事に

するんですよ

つーかまえ

お前...!?

酒屋の秘宝なんて

面白そうでしたから

是非お話を伺いたく

鴉天狗のジャーナリスト

射命丸文

面白い話

でしたね

それが事実だとしたら

私としても嬉しいん

だが....って

その秘宝はきっと

伝説に聞く鞍馬山天狗の

手にかかったタライに

違いありません

そうじゃ

ない!

何で

天狗のお前が

里をうろちょろ

してるんだよ

新聞記事を

探すためです

えぇ。新規

って事は

いつもあんな感じで

取材しているのか?

あんな感じとは

どういう意味

でしょうか

面白い記事を

書くためには

やっぱり自分の足で

探すしかないので

人間の

フリをして

里に忍び込んで

いるのかって

話だよ

当然

そうですね

ふー

私は

里に近い者達を追って

記事にしてますので

あんまり里に入って

人間に手を出さないほうが

良いんじゃないのか?

それが

妖怪達で決めた

ルールじゃないか

勝手なことをすると

他の妖怪も

黙っちゃいないと

思うぜ

ふふん

何を今更

ですよ

あん?

人間の里は妖怪達に

保護されているというのは

表から見た幻想郷の社会

その裏では

誰が人間の里の

支配者になるかを

競っているのが

現状よ

河童も狸も

狐も兎も

みんな

里を支配しようと

あの手この手で

近づいている

そうなのか?

それが本当なら

大変な話なんだが...

勘違い

しないで

誰が支配者に

なろうとも

人間の生活は

大して変わらないわ

これはただの

妖怪同士の

権力争いだからね

だから

闘雲に情報を曝いて

人間達を混乱させるなど

愚の骨頂

但し...

ひとつだけ

避けたい

未来があるの

ほう

それは何だ?

人間の里から

支配者が現れる

ことよ

そのときが来たら

人間は容赦なく

幻想郷のルールを

破り始めるでしょう

そうなる前に

自分達がこの

人間の里を手中に

収めなければと

考えているのよ

天狗を含む

色んな妖怪

がね

フチリン

いらっしゃいませー

こちらのお店で

新聞を置いてくれると

聞いたんですが

はい?

どちら様

でしょうか...

社会派

ルポライター

......あやさん

はあはあ

第三十二話の続く

ペニリ

東方鈴奈庵

~Fvobiddar.Scrulleyp.

一話の真実の支配者後編

はあ

なるほど

貴方が書いた新聞を

うちで売りたいと

しかしただの

ニュースでしたら

今の瓦版でも

問題ないので

売れないかも

知れませんが

ただの

新聞では

ないわ

今まで人間が

見た事の無いような

視点での記事の

新聞です

そうですか

まあ

買い取りじゃ無くて

置くだけなら...

あらせえええ

宣伝してくれても

良いんですよ?

そうしないと

貴方はきっと

損をするわ

いきなり

やってきて

注文の多い

客ですねぇ

私はあなた

貴方を見込んで

お願いしに

来たのですから

宣伝しろと

言われても...

こっちの

都合が

申し遅れ

ました

実は

ルポライターとは

仮の姿

本当の

私はー

実は天狗

なんですよ

てて

天狗

ですってー!

驚き

ました?

何でうちの

店に...

おっと

声が大きいわ

むー

むー!

落ち着き

なさい

何も

取って喰おうって

話じゃないから

正体を

明かしましたが

それも貴方を

信用してのこと

このお店には

妖怪に纏わる物が

数多くある

だから

私が居てもそんなに

目立たない筈だし

新聞を置いても

不思議じゃないと

思ったの

そんな

でも妖怪の

新聞だなんて...

新聞はもちろん人間向きの新聞

人間向きの新聞で

人間のためになる

内容です

あら

いい書を

お持ちで......

ええ

それは借り物

なんですが

天狗が書いた書

という謂れで

ふーん

確かに

それっぽいわね

天狗の書を

飾るくらいの

お店ですから

きっと

うちの新聞も

置いてくれる

でしょう

今度は新聞を

持って来るわ

良い返事を

期待してます

...

いやー

秋はいいわねぇ

食べ物が

美味しくって

これで仕事があれば

もっと良いんです

けど...

ん?

小鈴ちゃん

じゃない

実は...

どうしたの

そんなに慌てて

......なる程

そうなん

ですー

凄く怖かっ

怖かったんですー

天狗が店に

やってきて

新聞を売りたいと

どうしようか

悩んでまして

霊夢さんに

相談をと

まあ

そいつの言葉を信じれば

貴方や里の人間に

危害を与えるような事は

無いと思うけど

妖怪の言う事を

信じるんですか?

あいや

信じるというか

もし危害を

与えるような

事があったら

他の妖怪が黙って

いないというか

つまり

人間に危害を

与える様な行為は

天狗にとっても

何のメリットも

無いって事よ

ハッキリ言って

天狗はしたたかだから

恐らくそんな所に

嘘は吐いていないわ

そうですか

霊夢さんが

そう言うの

なら...

それでどう

返答する

つもりなの?

断ったら何されるか

判らないですし

しれっとお店に

置いておこうかなと...

それともやっぱり

妖怪とは

関わらない方が

良いのでしょうか

.....

妖怪とは

関わらない方が

いいか

もうすでに

鈴奈庵は

関わりすぎて

いるのよねぇ

情報通の天狗は

その事を分かって

投触してきた

恐らく私と鈴奈庵が

繋がっていることも

綺抜けだろうし...

だとすると私がだっ

中立だと思わせる

ようにするには

新聞を扱わせるしか

無いじゃない

やっぱり

天狗は

ずる賢い奴!

どうしたの

急に?

いや

何でも

無いわ

悔しいけど

新聞は置いても

大丈夫だと思う

だけど一度私が

目を通すから

売るのはその

後にしてね

文々。新聞

人間の里版!!

取り扱って

います。

有り難う

ございましたー

そこそこ

売れて

いる様ね

また来て

下さいねー

これは画期的な

商品ですよ

一般的な本とは

比べものに

ならないので

みんな

物は試しという感じで

購入しているみたいですね

何と言っても

価格設定が

滅茶苦茶

安いんです

内容は

特に偏ったりはして

いなかったみたいだし

まあその分

天狗らしさは

減っている気が

するわ

何か特殊な呪術がかかって

いるわけでも無さそうだから

広まっても問題ないとは

思うけど...

霊夢さんは元の

天狗の新聞の

騎読者なんですか?

まさかぁ

勝手に

届けられる事は

あるけどね

正直迷惑

でしか無い

無料で配って

るんですか

天狗はお金持ち

なんですかね

売って

お金を稼ぐより

もっと重要な事が

あるんだと思う

それって...

何かしら

情報の管理って

ところかなぁ

キリン

いらっしゃい

ませ

あった

あった

おいおい

本当に

文々。新聞を

売ってるんだな

ええほんじっ

ほんじつ

本日より

取扱開始

致しました

たまげた

なあ

ええ

これが天狗の

新聞だって事は

小鈴ちゃんも

知っているわ

これがその

天狗...

天狗と直接

取引した

みたいだから

その上で私も

特に問題ないと

ほん

判断したの

そうか

どれどれ

どんな

内容だい?

霊夢もはぁく

把握してるんなら

何も言うまい

お客さん

立ち読みは

厳禁ですよ!

...

しょうがない

買うよ

天狗に金を払って

いるというのは

非常に癪だが

まいど

ありー

ふむふむ

あこれって

あの酒屋の

秘宝の記事だ

知って

いるの?

うーん

私が調べて

いたときに

文に偶然

出会ったんだよ

人間に変装して

調べ物してたぜ

ああ

その時なんだが

気になることを

言っていたな

里の支配者

争い?

そんなことを

言っていたの?

天狗のことだから

何処まで本当か

判らんが

いや天狗は嘘を

吐いていないわね

もちろん腹の底では

違う事を考えていて

わざと事実を伝える

そんな奴らだから

新聞が書けるん

だと思う

事実を伝えれば

それを全て知っている

自分達だけが

得をすると考える

...

ほうほう

それが天狗という

種族の本質なのよ

おいお前は

この記事を

読んだか?

酒屋の秘宝は

本当に商売繁盛の

タライだったんだな

この記事に

出てくるタライは

間違い無くしょ

天狗の書に出てくる

タライだぜ

つまり

お前に預けてある

天狗の書は

本物だったって

訳だ.....って

あれ?

何で飾って

あるんだよ

えへへー

こうすると

内容はどうであれ

風格が感じられる

でしょ?

おいおい

それはお前に

あげたもんじゃ

無いぞ?

何で勝手に

飾ってるんだよ

提案よているよ

提案

天狗の書の

使い道として

果たして天狗の書の

真偽はわからぬまま

二人の中では貴重な物と

なったようだ

事実を広めるという事は

世の中の価値観を動かす

という事である

天狗が新聞を使って

動かそうとしている価値観

それは一体何なのだろうか。

河童のような

技術での台頭

狐狸のような

妖力での台頭

それとは別に

天狗は情報での支配を

狙っているのかも

知れない

第三十三話では

東方鈴奈庵

〜Fvoblddar.Scrulleyp.

第三十四話の誰がデマデゴギーを広めるのか前編

ザク

あー

今年は

激動の

年だった

外の世界に

行ったり

月の都に

行ったりして

休まる時が

無かった

わねぇ

久しぶりに

本業が

忙しかった

感じ

それもこれも全て

幻想郷を危機から

守る為だったから

仕方が無いんだけど

でも

そんな今年も

もう終わりねぇ

幻想郷の危機も

年が明けたら

おしまい!

来年は平穏な

年になると

いいわね

...

神様

仏様

はあぁ

助けてくだ

下さい〜

大丈夫

ですか?

......!

はあはあ

弥勤の世になると

世界は泥の海になり

人間は一人も

生き残れないと

いうので

助けて欲しい

...と

大丈夫よ

専門じゃ

無いけど

弥勒の世って

遠い未来の話

なんでしょ?

え?

早ければ

年末に

やってくる

ですって?

里では秘かな

噂になっています

その結果こと

今年ついに

誰が

そんな噂を

流しているの

かしら?

今年起きた連続する

色々な異常な事態には

里の人間も

気付いています

世界が

終わるのだと

いやー

雪の日に篭って

読む本は最高よね

でもみんな

外来本の

科学雑誌を

借りて行くけど

理解

できないんじゃ

ないかなぁ

師走だからなのか

忙しいわねぇ

いらっしゃい

ませー

あらいつも

お世話になって

おりますー

世界の

滅亡か

確かに

そんな話を

チラホラ

耳にするな

それでこの噂を

広めている犯人を

突き止めたいのよね

恐らく今年の異変の

混乱に乗じて誰かが

流しているんだわ

弥勒の世といえば

浄土思想だな

単純に考えれば

お寺の連中

だが...

浄土思想といえば

月の民の

お得意分野なのも

気になるわね

あいつ等は平気で

月の都の事を

浄土って言うし

もしくは...:本当に

世界の終わりが

近づいているとか

ちゃんとした

学者が調べた

結果かも

知れない

...

いやまぁ

そんな事は

ないでしょ

多分

確かに今年は

幻想郷の危機が

連続したがまあ回避

できているしな

そうだよな

回避...

したん

だよな?

ままあ

回避したわよ

何故か大体の

都市伝説異変は

収まっていないん

だけど...

って

都市伝説

異変!?

そうよ

このまま

世界の終わりの

噂が広まって

しまったら

......!噂が

実現する?

ああ

予想以上に

不味い事態

なのかもな

え?

今年で

世界が終わる

......ですか

妖怪寺のマスターブリース

聖白蓮

そんな

突飛な話初めて

聞きましたわ

あんたが

広めた話じゃ

無くて?

ええはつみみ

初耳ですから

しかも

弥勒の世だなんて

まだまだ先の

話ですよ

56億年人

それに弥勒菩薩は

世界の破壊者ではなく

救済者ですし...

まあ

そう

なのかな

うおお

その噂は

もしかして

アレの事を

指しているの

でしょうか

アレ

とは?

ほら幻想郷の

結界の話ですよ

色々あって

私も勉強しました

先に騒ぎになった

オカルトボール

あれって

外の世界と繋ぐ

キーアイテム

だったんでしょ?

まあ

知って

いるなら

しょうが

ないわね

確かにアレは

幻想郷の危機の

一つだったわ

外の世界と繋がれば

幻想郷は今の姿を

保てなくなる

そんな危機に

陥るアイテムが

あちこちにある

つまり

今年にでも

幻想郷は終わる

確かに幻想郷は

大ピンチだった

訳だけど...

予想した人が

いるんじゃないかしら

でもそんな事を

想像出来る人って誰よ

オカルトボールも

結界の話も

殆どの人間や妖怪は

知らないわよ

さあ

そこまでは

.....

なに

あ!!

ちょっと

良いか?

ヒッ

まあ

逃げるなよ

そこの

妖怪兎!

人前で...

妖怪だって

言わないで

くださいよ

これでも精一杯

人間に変装して

いるんですから

まあ良い

じゃないか

真実なんだし

用事って

いうのは

だなぁー

はあ

それで

世界の終わりの噂を

広めているのは

月の民じゃないか

そういう事だ

私は

月の民ではないわ

お前は一応

月の民だろう?

何か判るかと思って

月の兎は

月の民の

奴隷であって

兵隊

月の都では

ただの道具に

過ぎないのよ

大して

変わらんだろう

心身ともに

地上に降りてきた

地上の兎なのよ

それに私はもう

月の兎はなくて

さっきの

質問だが

もしかしてそんな

月の民が

世界の終わりを

謳っているという

可能性は...

本当か!?

あるかも

知れないわねぇ

物騒な

連中だな

月の民は

人類を滅亡させる話が

大好きだもの

月の民から見たら

地上の浄化って

話ですが...

でももし月の民が

幻想郷に干渉

していたとしたら、

うわー

永琳様が

黙っていないと

おー

思うけど

あー

今日も

働いた

今週の新聞は

どんな内容

なのかしら?

変わった

構成ねぇ

何々...

第一日目

川々へ水の入る図

...?

第六日目

鳥類のことごとく

死に落ちるの図

第十四日目

世界の男女が

皆死んで仕舞う図

これが本当の

話だとすると

...

何これ

世界轄覆奇談

...ですって!?

しかも年末に

起こるって...

第三十四話の続く

大変な事だわ!

東方鈴奈庵

~Fvobidakan、Screlllerg.

第三十五話の誰がデマデゴギーを広めるのか後編

おーい

大変だ!

ちょっと!

不安がらせる

ような行動

止めてくれる?

さんばいしゃ

参拝者も

不安定なんだから

いやそれが

本当に大変なんだ

天狗の新聞?

あんたまだ

こんなの

読んでたの

これを

見てみろよ!

ああ...

んぐっ...

って

この内容は!

何だってこんな記事が

書かれているのかしら

まさに世界滅亡の

シナリオだ

これは予言

だそうだ

今年中にも

起こるという

話だぜ

誰が

予言したって

いうのよ

それが

まだしっかりとは

読んでいないんだが

外の世界の人間

みたいなんだ...

早く撤回して

もらわないと...

...

とともかく

これを書いた奴は

問い詰めないとね

イタリアって

所の奴らしい

はあはあ

探すのに

苦労したわ

あら

霊夢さん

相変わらず

会いたい時に

居ない奴ね

居て欲しくない

時に現れて

これ!

わざわざ

妖怪の山まで

何の用ですか?

もしかして何かの

事件ですか?

そのしんぶん

新聞について

聞きたいのよ!

あら

『世界韓覆奇談』に

ついてですか...

何でそんな

記事を書いた

のよ

あやや

何か勘違い

しているみたい

ですねぇ

あんた達は

世界滅亡の

噂を広めて

何の得を

するの?

とすると

ええ

今すぐ

には

天狗は世界の

終わりなんて

やってこない

と考えていると

自分一人に

世界が終わって

欲しいくらいの

不満があったと

しても

残酷な事に

世界は変化せずに

進むでしょう

なら

なんであんな

不安を煽るような

記事を書いたの?

絶好調の

私からみたら

なおさらです

世界は

滅亡せずに

存在し続けるのが

天狗の理想ですよ

不安を

煽る?

何で

かしら

世界滅亡の予言だなんて

みんな信じたらどうするのよ

困るん

ですよねぇ

事実

不安がっている人が

増えているわ!

新聞を

斜め読み

したくせに

理解力に劣る

読者がいて

新聞をちゃんと

読みましたか?

もちろん

貴方の事

ですよ

うっ

『未来記と言って

後来の事績を確信するのは

概ね民を欺く方便である。

つまりこの

「世界韓覆奇談」は

既に里で広まっていた

噂の出自のチラシ

そういう前置きから

始まっているでしょ?

むー?

このとんだん

新聞では

「このチラシは全くの

デタラメでありこの様な

悪意のある飛語に惑わ

されてはいけない」

というハニャ

...

警告をしているのよ

ちゃんと読んでね

早とちりの乱暴さん

......で

このチラシは

ないない

天狗が

作ったとかは

ないの?

そもそもこれは

150年近く前に

人間の世界で流行った

嘘の予言なのよ

何処から

これが出てきて

広まったのかまでは

判らないんだけど

よう

忙しそう

だな

許せ

ああ

忙しい

忙しい

年末になると

借りてた本を

一斉に返して来たり

寝正月に読もうと

借りる人が増えるのよ

そこに来てこの突然の

終末論ブームでしょ?

最近は終末論が書かれた

外来の科学書が人気なのよ。

ああ困ったことに

フームだな

うーむ

そんなこんなのお

ロヤヤヤ

これは

科学書じゃなくて

オカルト雑誌だと

思うんだが...

どっちも大差

無いんじゃない

かしら

ええ

お陰様でね

両方とも雰囲気でしか

理解できないんだから

天狗

ですねぇ

ふーむところで

文々。新聞だが...

売れて

いるのか?

気になっていた

噂の出所を

ズバリと突き止めて

ままあ

その所為で

真実と勘違い

している奴も

出てきている

みたいだが

それをそのまま

記事に取り入れる

なんて

最初はみんな

驚きますが

落ち着いて

よく読めば

えい

冷静になれる

良記事だと

思います

もしか

して

この噂の出所は

このお店の

オカルト雑誌の

所為かもなぁ

世界の

終わり

人間の

こういう噂好きは

外の世界と

変わらないのう

この噂の出自は

オカルト雑誌の

一記事

さて問題は

誰が意図的に

この噂を広めたのか

じゃがー

...バイバー!!

そう言われていただけの

世界再覆奇談」に

間違い無いじゃろう

ええ

なんじゃ?

何でも命蓮寺が

新しいお地蔵様を

設置したとかで

地蔵.....か

何でも

お地蔵様は弥勒の世まで

しー

人々を見守ってくれる

有り難い菩薩様ということで

ちゃんと拝んでいれば

弥勒の世でも生き残るの

だとか何とか

そうか

そうか

じゃあちゃんと

拝まないとな

これは

凄いぞ!

ちょっと

値が張るが

...

今の世なら

必須だぞ

ちょいと今度は

何の話じゃ?

ああ

この新薬は

凄いぞ

何と不安を

取り除く薬

なんだ

ほう?

それはまた

現代医学的な

最近世界の終わりが近い

という噂で不安で眠れないし

汗も止まらず目眩や頭痛に

悩まされていたんだが

それらが一気に解消された

いやあこれなら

世界の終わりも

怖くない!

同じ症状に

悩まされていたら

薬売りに

聞いてみたら

良いぜ

そうか

儂は不安に

悩まされて

いないから

大丈夫じゃ

新聞も

飛ぶように

売れている

ようじゃのう

この後に

他の妖怪達も

飛びつくのが

目に見えている

でもそいつ等は

積極的に噂を広めている

訳ではなさそうじゃ

世界滅亡の

噂を利用して

得している奴らが

沢山いるねぇ

人間達の中で不安から

偶発的に広まった噂なん

じゃろう

何処にも属せず

孤高の妖怪

誰にも

意識されずに

石を投げるだけで

じゃが仮にもし

誰かの仕業

だとしたら

妖怪すべて

のみならず

人間も活性化

する事を望んで

いる奴だけじゃな

世界を

動かす

なんて.....

我ながら

怖い想像

しちゃったぞい

おー

怖いのう

今夜は

酒という薬を呑んで

不安を忘れるかのう!

第三十五話●終

...

...

東方鈴奈庵

~Fvobldaca.Scrullerd.

第二十

話の人里に湧く馬の酔う木・前編の

......

本の回収

完了っと

やっぱり寝正月は

読書に限るって

利用者が多いからねぇ

後は阿求の

処だけかな

いやはや

正月明けは

忙しいわね

彼処は多いから

一旦帰ろうっと

このような仕事は

何だって

今になってこいつを

切り倒さなけりゃ

いかんのだ?

最近の旦那様は

どうかしちゃって

る.....

アセビの木を

伐っているな

アセビは季節柄

まだ花の咲いて

いないつぼみ状態

......アレは

アセビだ

アセビの花穂は

稲穂の様に

大量にぶら下がる

ようにつく

魔理沙さん

いつの間に

お前が

気になるのも

よく判る

何か様子が

変だよな

まあそんなに

気にしては

無かったん

だけど...

わざわざ冬に

木を伐るなんて

何かあったの

かなぁと

ここの塩屋敷に

何の用事が

あったんだ?

え?いや

貸本の回収

ですが...

塩屋敷で

言うんですか?

そっかしこと

仕事か

なら良い

何かあったん

ですか?

この屋敷に

いやなに

最近余り

良い話を

聞かない

からな

その旦那

最近奇行が

目立つそうだ

ここは知っての通り

塩問屋の旦那の屋敷

通称塩屋敷なんだが

奇行ですか

昔は人柄も良い

旦那だったんだが

最近人が変わったように

減多に人前に姿を見せる

事も無くなってしまった

噂でしかないのだが...

何でも元気だった家畜を

殺すように命令したり

長年仕えていた使用人を

追い出したり...

今目の前の

使用人の行動も

奇行の一つかも

しれんな

アセビといえば

不幸な木では

あるのだが

それ故に

魔除けの力を

宿すと言う事で

墓地の周りに

植えられる事が

多いんだ

あの木もわざわざ

植えたもんだと

思うんだがな

何で今伐り倒して

いるんだろう

奇行の噂を

確かめに

見張ってたん

ですか?

まあそんな

所だな

いやしかし

これは

いよいよ

怪しくなって

来た

そそれじゃあ

私はこれでー

いやー

取りに来て貰えて

助かるわー

いえいえ

一応お得意様

だしね

これだけ多いと

返しに行くのも

大変だしー

このくらいの

サービスは...

あれ?

これって

アセビの

枝でしょ?

あら

よく判った

わね

こう見えても

学があるからね

でもアセビって

不吉な木なんじゃ

無いの?

正月に

飾るのって

変だと思うん

だけど

うーん...

一般的には

そうなのかも

ねぇ

馬が酔う木と書いて

馬酔木と読むように

馬に対して毒が

入っていて

食べると酔っ払って

しまうと言われて

いるわ

酔うの?

お酒みたいな

物かしら

さわ

触らない

方が良い

人間にも効く

毒だから

ぺっ

別名ウマコロシ

とも言い

酔うどころか

生死に関わる

危険な植物

なのよね

その為馬を

飼っているうちでは

アセビは禁忌の木でも

あるけど...

くわ

詳しいわね

私を誰だと

思っているのよ

でもね

アセビは本来

縁起の良い木

だったのよ

へぇ

千年前くらいには

一馬酔木なす栄えし君」

つまりアセビの様に

栄えている君という

感じで使っていたり、

アセビを

繁栄の

イメージで

捉えていたの

マイナスの

イメージは、

一切無いわ

でもどく

毒があるのは

事実なんでしょ?

それなのに何で

...

繁栄のイメージ

なのかしら

花を見て

ごらん?

つぼみの段階でも

大量に垂れ下がって

いるでしょう?

といっても

まだ開花はして

いないけど

この姿がまるで

稲穂の様なので

古くから豊穣

繁栄のイメージ

だったという訳

正月

というのは本来

歳神様を迎える

行事なの

歳神様は

ほう

豊穣の神だから

正月にアセビを

飾るのに

正当な理由が

あるのよ

でもかちく

家畜が食べないように

人家から遠ざけたり

動物に荒らされない

ように墓場の周りに

植えたりしていたから

どうも陰湿な

イメージがついて

不吉な木と思われる

ようになったん

でしょうね

ふーん

.....ふー

みんなちゃんと

戻って来たわねぇ

私の可愛い

本達

塩屋敷の旦那が

少しおかしいかも

って言うから

心配したけど

本は綺麗に

戻って来て

良かったわ

魔理沙さんは

妙に気にして

いたけど

アセビを伐って

いたのって

新年の飾りに使う

ためなんじゃ

ないかしら?

凄い

霧.....

冷えてきた

からかしら?

なんか

神秘的な

雰囲気ねぇ

こんな視界が

悪い中に馬...!?

いやあれは

......?

...

首が

無い!?

おっちぁぁ

馬の

妖怪だー!

東方鈴奈庵

~Fvobldakan、Scrcollecy

第三十七話〇人里に湧く馬の酔う木・後編

昨日なお

倒れたって

聞いたけど

もう店番やって

大丈夫なのか?

ちょっとビックリ

しちゃっただけで...

ええ

大丈夫です

そうかまあ

良くある事か

お前には

...

体調悪い

とかでは

無いから

所で...

メチリン

お前は...

ええ

お陰様で

すっかり

おうもう

大丈夫なのかい

ちょっと

驚いた

だけでした

から

そうかい

そりゃ

良かった

何で妖怪が

ここに

居るんだよ

倒れていた

こいつを

見つけて

助けたのは

儂じゃ

なんか文句

あるかい?

所でじゃ

何に驚いて

倒れたんじゃ?

うーん

それが.....

ええそう

なんです

首の無い

馬ー?

何か大きな影が

お店の前を

通ったと思って

外に出たら深い霧が

掛かっていて...

気のせいだったかなぁと

思っていたら霧の中から

ゆっくりと黒い影が

現れてきたんです

それが

首の無い

馬だったと

本来頭がある位置が

光って何もなかったんで

驚いちゃって

「妖怪が出たー」

って

首の無い馬は

その後どう

なったんじゃ?

霧が深かったんなら

見間違いだったんじゃ

ないかな

その

直後から

気絶してたと

ふーむ

儂があんたを

発見したときには

そんな馬の姿は

無かったな

...そもそんな

霧の日に馬に乗って

里の中を闊歩する

輩などいるとは

思えんがしかし

私はまは

見間違い説を

推すぜ

昨日の午前は

晴れていたが

だとすると霧の外では

晴れていた可能性が高い

霧の外からの陽光が

何処かに反射したかして

午後に

急に冷え込んで

川の方から霧が

出たんだろう

さらに霧の中で乱反射

した結果ぼんやりとした

光の玉に見える事がある

それが

馬の頭の方から

射したんで

首から上が

消えているように

見えたんだろう

うーむ

そうじゃな

儂も

見間違い説を

推そう

牛の

首の噂だって

勘違いだったし

首の無い馬だって

同じような

もんじゃろ

そんな

はっはっ

あの

狸ヤロー

何が見間違い説を

推そうだ

霧の中で馬に乗って

開歩している奴なんか

居ないって言ってたくせに

白々しいぜ

何かにっ

気が付いたの

かもしれんな

仕様が無いあやったん

彼奴に相談

するしかないか

おおう

随分と

ストレートな

ネーミングの

妖怪だな

首が

無い馬ね

それは首無し馬

という妖怪じゃ

無いかしら

首から上が

無いという

不気味な見た目

だけど

神様の乗り物

でもあるのよ

正月を

里で過ごした

歳神様が乗って

たりしたんじゃ

ないかしら

なる程

縁起の良いもの

だったのか

だとしたら

小鈴にもそう伝えて

安心させてやった方が

良いかもな

あと

馬と言えば...

塩屋敷の噂だが

調べた結果

クロだぜ

噂通り

年末に無用な属殺を

繰り返していたようだ

ああ次々と

家族同然だった馬を

殺しているとかいう

長者の話ね

何か

新情報が

あるの?

怖くて

逃げだした

使用人に

聞き出した

ところ

馬の味を

気に入って

しまって

なんと食用に

しているとか

ん?

やっぱり関係

あるんだな?

そうかー

だとするとさっきの

首無し馬の話も

ちょっと変わってくる

かも知れないわねぇ

単純に

首を切られた

馬の亡霊か

もしくは

首無し馬とは

別の妖怪ー

「馬憑きじゃ

ないだろうか

鈴奈庵が見たと

いうのは

人間の口に

頭から入り込み

完全に人間を

支配するという

危険な妖怪じゃ

頭が無い

ということは

既にターゲットに

憑依し始めている

という事になる

人間の里で堂々と

憑依活動しようとは

大胆な妖怪じゃわい

どれ

応援して

やろう

かのう

さて馬憑きが

憑依出来る人間は

決まっている

大切な馬を

粗末に扱った

人間じゃ

とすれば

ターゲットが

誰なのかなんて

考え

なくても

判るわい

霊夢

じゃと?

まさか

馬憑きの仕業だと

気が付いているのか

買いかぶり

じゃったか

アセビは

馬が嫌う木

なる程

魔理沙の言う通り

アセビが伐られて

いるわね

この屋敷のアセビが

全て伐られていると

いう事は...

残念ながら

妖怪の魔の手から

守るべき人間は

もう居ない

へー

歳神様を

乗せた馬の神

ですって?

ああ霊夢に

聞いたところ

そうらしいぜ

だから

心配する

事は無い

むしろ吉兆だ

年始から

いいもん見たな

そうだったのね

もうちょっと

ちゃんと拝めば

良かったなぁ

これから

葬式なのよ

ところで

その服.....?

だからお店は

これで今日お終い

葬式?

ほら

塩屋敷の

旦那様が

亡くなったって

お得意様

だったから

ねぇ

ああそうか

それに

出るんだ

病死だって

言うけど

信じられないわ

それにしても

数日前まで本を

貸していた人が

亡くなるなんて

園芸の本とか

貸してたん

ですもの

病気の人が

読むような本じゃ

無かったのに

なんか事件の

香りがするわー

...まあ

そう思っても

葬式の場では

口には出すなよ

やれやれ

馬憑きも

あっさり

退治されて

しまったのう

里の長者が

妖怪になったら

面白いと

思ったんじゃが

霊夢に

気付かれたら

容赦無いなぁ

既に馬憑きに

支配されていて

元には戻らない

とはいえ

塩の長者は元々

有力な人間じゃろ?

躊躇は無かったん

じゃろうか

ニコッ

あんた.....

まさか

あんたの

仕業じゃ無い

だろうね?

ん?

何の

話じゃ?

ま今回は

塩の長者の悪行から

生まれた悲劇だし

やめんか

くすぐったいじゃろ

あんたの

出番は無いか

何の話か判らんが

詳しく聞かせて

貰えないかのう

すっとぼけて

それもそうか

判らなかったら

こんな場所で

見てない

でしょうに

お疲れ様じゃったな

何とは言わんが

東方鈴奈庵

〜Fvobldakan.orcollle?

設定資料集

正体不明のアンノウンX

ほうじゅう

封獣ぬえ

現天的のジャーナリスト

射命丸文

処置等のマスタープリースト

聖白蓮

ZUN

どうも、ZUNです。あっという間に五巻ですねぇ。

この為では天狗なんかも出てきて、妖怪達の権力争いが見え

隠れしています。妖怪達は、個々では仲よさそうに見えていて

も、集団になると敵対し、いかがみ合う傾向にあるようです。つ

まり人間社会と変わらないんですねぇ。

「中の首は何処にあるのか」に出てとくる「牛の首」の話ですが、と

の都市伝説は実在します。話を聞くと死んでしまうので誰も

内容を知らないという、都市伝説のシステムを逆手に取った面

白い都市伝説です。こういう話がもっと作られると楽しくて良

いですねぇ。

それではまた大変か、コシブエースで会いましょう。

春河もえ

こんにちは。作画の本河です。

読者の方々にとっては、「まだ五巻」といったところでしょうか、

「もう五巻」なのでしょうか。

気になるところです。

毎月、お忙しい中ブロットを書いてくださるZUNさん、

迅速に対応してくださる担当さん、

この本を読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。

...

それでも、これからこそ、

そんなことで、

ああ、それでもね、お兄ちゃんと

それでも、

それでも、これからの

それでも、これからも

ん...

それでも、これはどうしても

...

そうですね。なんでしょうか

それでも、

そういえば、

お兄ちゃん、

それでもそれは、

...

...

そして、

おまえが

これまで

それで、

それは、それでもいいでしょうか。でも、

それでも

それでも、

...

それでも、

そんなことはないのですが、

...

それでも

そして、これからもお客様においては、

そうだよね...

おれ...

私は私として

それでも

それでも、

お兄ちゃん、

妖怪だって人間だって千客万来

大阪わいの貸本屋「鈴奈庵」では

今日も看板娘・小鈴がお店番。

好奇心旺盛な性格がいしてか幻想郷にはびこる

不穏な噂に巻き込まれることもしばしば!?

おなじみの霊夢や魔理沙に加え

初登場のキヤラも続々

カドカワデジタルコミックス

原作:ZUN

漫画:春河もえ

東方鈴奈庵〜F.opiddenScrolery.(3)

©上海アリス幻樂団

cMaeHARUKAWA2016

2016年4月26日発行

本電子書籍は下記にもとづいて制作しました

平成14年10月20日火の単行本コミックス『東方鈴奈庵』のマンモンロンロールにはFrablFodhiddenSrolePy.Gold

2016年4月26日初版発行

発行者一章柳昌行成

発行者「自分自力発売行・株式会社KADOKANA

うん、わたしがったらしいというわけじゃないのですか?

装飾・デザイン:OnCopphics

〒1028177東京都千代田区富士見2-13-3-

「1028!!未然御十八四区の電話「OS70002-3011カスタマー」11月21日土サポート・ナビダイヤル)

受付時間900〜1730(土日、祝日、年末年始を除く人

編集企画コミ「...いいーーー、初日、キスック&キャラクター局

コミノプエース編集部

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本作品の内容は、歴本発行品の肉容は,原本発1一時の収林・執筆内容に基づきます。ニューション

また、ご覧になるリーディングのご家庭においてないでしょうかシステムにより、表示この差が認められることがあります。

あん、この物語はフィクションであり、東京の人間の人、国体とは関係ができません。

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