在りし日の貴恵と圭介... お弁当作らなきゃ... もう作る必要ないんだった 圭介が好きそうねこのクッキー なんかお弁当渡す機会がなくなると 圭介からの連絡が減ったからだ... やっぱり変わった...旅行の日から... 圭介:きっと私の言葉を聞いて... 本日のゲストは「君と再び」で一躍有名になった出雲凛音さんです! 今回は次回作についてインタビューさせていただきます! 書籍も映画も大ヒットした出雲さん 今大注目されている中次回作の構想はあるのでしょうか? 最近また出雲さんテレビでよく見るわね... この前は社会派の番組のコメンテーターにも呼ばれてたし...死別の哀しみがテーマの... 次の新作は夫婦の話を書いています また輪廻転生の話で生まれ変わった主人公が小学生の女の子として生活していく話です 今回も、大切な方を亡くされた人たちの希望になる作品になればと ちょっとちょっと... 私聞いてないんですけど! 出雲凛音さんのインタビューでした! 印税の振り込みがまた入ったからお母さんの口座に生活費移しておくよ 学費も印税で払うから心配しなくていいからね お父さんも欲しい車とか趣味の道具とかあったら言ってね あとこの珈琲すごく美味しいんだ 二人も飲んでいいからね あなた...タバコやめたんじゃ 手がかからなくて助かるな... 投稿_フロフィール友達、写真、動画、その他、 授賞式セレモニー間もなくはじまりますのでこちらの控室でお待ちください あのよかったらあとでサインなどいただけませんか? ありがとうございます! 私も最愛の人を突然亡くしたことがあります 出雲先生の小説は私に希望をくれたいつか会ってお礼がしたいな ここ...どこ...? 個室を予約してた出雲です あもしかして出雲凛音さんですか? あのよかったらサインを... ありがとうございます! 急に連絡してすみません 新作って...私の話ですよね もちろんそのまますべてを使うことはしないさ せっかく同じ奇跡を経験した人と出会えたんだから これは利用しない手はないって思ってさ ちなみにどこまで一緒なんですか? 主人公の女性は最愛の人と結婚するも若くして事故で亡くなる 夫と娘を残してそれが未練となり魂だけ現世に残り続けた たまたま家庭の問題で生きることに絶望していた小学生と魂が重なり 互いの利害が一致して魂が反転した 主人公はその状態で死ぬ前の家族に再会し... 年齢差他の家庭という困難はあれど乗り越え ...ほとんど同じじゃないですか 辛い死別を経験した人たちは奇跡を願ってる どのみち誰もこれが本当にあったことなんて信じたりはしないさ安心しなよ その飢えに対する需要が輪廻転生という物語なのさ 君と再びを出版した際哀しみを、包分を取れてあまりにも君死刑を経験し出会先生、 教わりましたなぜの作品を読んで素敵で急悪した目が会えたらな... 同じような境遇にあった人たちが物語を読んで救われたってね 君とまで、司法も何度も読みましてくもしかしたらメッセージしていてなくなったんでも、このやっていつか生まんには人気にいった生まれ変わってほしい...ノルエは「愛し」と言う記憶がけくなってしまった。例えば、結婚転生を信じたいでこんなことでした。信じていたけて、今日が信じていいというの者と再びを書いて 君と再てもう...君と何ではもういさ、大人でも、君とも一緒に死んじゃないしも、それでも絶対に死んじゃないです僕にできない僕にてさんこの時点だ!! んがいて、感想を目にした そしてこのそのために私も今を見ている気にもいう気になることが本当にありがとうこれがちゃんと主人公の、元用いた撮影主人はいいので、再会するためのことだから再会するために結構に立ち向かう姿勢に、日分を連れてしまいました。自分を重ねてしていよした自分を見て自分も同じようしばいはしい。ちに再会するだめならば、自分も感じましたが、頑張れると思いまして、おまえ、そこでいいよした。本の方の結末ははりないですが、本当は...はいは、映画を見たところ、普通と見たところ、本当の方も終わりだになっていて、わたしも先生のお金をクリアしなくていた状況が決まった。今後も期待しています。 先恋人と死別しました。ちょっと自分を持ってとすらに代わっても、いろくだらいつくに...自分の人生もきっと、ち来世なあって、お米さんのついただと思った時、今をとき、生にとってると、ました。どうございます。本当にありがとうございます。大胆作も楽しみにしていませ。 これはとても素晴らしいことだと思わないかい? その人たちが別れた人は...戻ってはきてないじゃないですか 残酷な現実をつきつけることになりませんか? だから何度も新作を書き続けるんだ 現実から離れられる瞬間を作ってあげたい 僕はいずれこの僕たちの状況を正式に発表してもいいんじゃないかと思ってる それをすることによってもしかしたら誰かと死別したとき生への強い執着で 弱い人間と魂が入れ替わる確率が高まるかもしれない 死にたいとか自分の命をみすみす捨てようとするような弱い人間が生き続けるよりは よっぽど合理的だと思わないがい? あーホント...出雲さん今日私あなたに会いにきてよかった あなたみたいになりたくない やっぱり絶対に元の主に返そうって思った 素敵なステンドグラスですね... この前行った式場も素敵だったし..迷いますね... 俺は麻衣さんなら和装かなと思ってたけど... やっぱりこれ見ると結婚式場って感じがするな... ウエディングドレスがあるからね いや...こう言うと優柔不断と思われるかもだけど... 正直俺は麻衣さんが選びたい方が俺の選びたい方というか... すいません...私に合わせてもらって そこまでこだわりがない いえ蓮司さんらしくていいと思います そう言ってもらってほっとするよ 小枝やみのりからはもっと積極的に選べって怒られてるけど てかまあどっちでもっていうのは どっちでも麻衣さん似合うと思うからってことで... あありがとうございます 蓮司さんのこういう素直なところ好きだけど未だにドキッとする.. それで日程のことだけどさ はい来年の春先ぐらいが丁度いいかなって... こっちの実家で一緒に暮らすってことでいいんだよね? 圭介さん寂しくなるだろうね 釣りに結構興味持ってきたみたいなので休みに遊びに行くって言ってました! 万理華ちゃんもきっと来ると思うんでまた教えてあげて下さいね 元の主に返そうって思った? あなたはきっと自分の書いた作品が世の中に広まるのを望んでたわけじゃない ただ有名になりたかっただけよ 君と再びはあなたの才能で評価されたんじゃない あなた自身に起きた稀有な体験をそのまま書いただけ そんなの私にだってできるわよ 新作がほとんど私のことっていうのも もしかしたらプレッシャーだったんじゃない? 自分の才能だけで書く作品が売れるのかどうか 読者が希望を求めてる?奇跡を願ってる? 現実から離れる時間をつくってあげたい? それはただの現実逃避よ あのね、現実から逃避したって その逃避した先も現実なのよ 私が今幸せって決めつけないでほしいわね もし私が物語を書くのなら 道しるべになるような物語を見せたいわ どんな絶望も辛い死別を経験してもそれを受け止めて 付け焼き刃の奇跡や安い希望を見せるような作品は絶対に書かない それでも生き続けるのが正解だって思ってもらえるような 君も僕の主も生きることを放棄していた... それが生きたいと願った僕らの魂と入れ替わった そのおかげで君も最愛の家族と再会できたんだろ? その未来まで奪う権利はないわ でもそれを乗り越えて幸せになった人はこの世界にごまんといるはずよ 再会できた時は幸せだったわ でもねこのままじゃだめだって私の心が強く思ってる 本当は戻ってこない方がよかったのかもしれない どうするっていうんだ? 愛すべき誰かのためだったら本当に望むべき選択ができるー あなたの魂が現世に戻ってきた本当の理由は 例の愛してた女性のことがきっかけなんでしょ? あなたは気づいてるわかってる その人に会えばきっと魂が離れるって だから会うことを恐れてるのよ 私はこの先、その体で新しい人生を 出雲凛音っていう有名作家として長く生きることよりも その子と再会する人生の方がすごく意味があるように思うわ わかってるのか?そしたら僕はこの世から本当に消えてしまう 君の未練が解消されたら君は消える... それが君の愛すべき夫にとって 幸せな選択なわけないだろ! 本当の愛を語るにはあなたはまだ人生を知らなすぎるわ 夫婦っていうのはつねに二人三脚とは限らないのよ じゃあね、出雲さん会うのはこれが最後になると思う 今日はホントにありがとう 悔いのない人生を生きてくださいね 出雲さん早速次回作の件ですが 締め切りですが来月末までで間に合いそうでしょうか? それに合わせて新作販促キャンペーンをしようと... どうされました?スランプですか...? ちょっと今日はこれで;体調が良くないみたいで わかりました...!すみませんでは原稿お待ちしてます! その子と再会する人生の方がすごく意味があるように思うわ 投稿、フロフィール大量、写真撮影最近の出来事 出展社に内定が決まりましたこれからのおって素敵なまた出会い多くの人に伝えていけるようにこります すごい!夢をけえたね!!乾燥してる! これ園児たちが私に寄せ書き書いてくれたの! なってねはやくげんきに 早く足治してみんなに会いたいわ〜 もちろん何書いてるかわからない子もいるけど頑張って書いてる感じが余計に泣けるわ〜 あーやっぱり子供って宝ねー 詩織は子供ホントに好きだよね 純粋だからねー可愛いしエネルギーももらえるし 好美また何か考えこんでる? 私も好美に助けられてばっかじゃないんだから いつからの付き合いだと思ってるのよ? 何でも聞くから言って? というか...まだうまく説明できなくて... 話せる時が来たら言うから 足治ったらまたごはん行こうね じゃあ万理華ちゃん今度うちにきたら漫画読ませてあげるねー 私あのお姉さんとこのあと用事あるの思い出しちゃって...ここでいい? あうんじゃあね!万理華ちゃん 貴恵さんに聞いてみたいことがあって... 先日新島さんから聞いたんです もしかしたら貴恵さんはその万理華ちゃんの体から出ていこうとしてるんじゃないかって 本当に...そうしようと思ってるんでしょうか.. そうだ私は生まれ変わりなんかじゃない 万理華ちゃんの体に憑依してるだけなんだって私も気づいたの だから返さなきゃいけない そして万理華ちゃんの母親に それはつまりもう一度新島さんと別れることになるんですよ? でも罪の意識を抱えたまま生きる方が私にとってはもっと辛い 私がこうやって居続けることは きっと長い目で見ると圭介や麻衣のためにならない 夫婦って言うのはいつまでも二人三脚とは限らない 時には結んでる紐をほどいてお互い行くべきところに行かなきゃならない時があるの 圭介が気づいてくれたこと私は嬉しく思うわ このままじゃ麻衣には間違ったことを教えてしまうことになる 一度死んだ人間が生き返ってしまったってこと 絶対に生き返ってはいけないのよ ただ自分でもまだわかってないの どうやってこの体から出ていくことができるのか... 私がこの体から消えようとしてることに気づいて 誰かの犠牲の上で成り立つ幸せを 僕の妻が望むはずないんだ すみません私から言うことはできません 新島さんの想いを中途半端な形で伝えてしまうかもしれないので そう...優しいわね守屋さんはホント 守屋さんはさ本当に圭介のこと諦めたの? 私が戻ってきても来なくても結果は同じだっただろうって 私はそんなことないと思ったわ 圭介は亡くなった私をいつまでも引きずり続けた たとえ気持ちが残り続けても 支え合える新しい関係が生まれることは私は悪くないと思う そうだ守屋さん...今度私から渡したいものがある 貴恵さんに聞きたいことがあったんです 結婚式の式場が決まったんだけどさ今度試食会があるんだ そこにお母さんも来てくれない? あーあったわねー私の時も ちょっと自分だとよくわからなくて...子供用の料理もあるみたいだから まあホテルの美味しい料理を食べられるならいっか わかったわついていくわよ もう;なんでもかんでも私を頼らないでよ やったーありがとお母さん 凄い...高そうな料理だ... ああもしかして麻衣おねえちゃんって友人の結婚式とか行ったことないんですか? ううん...だって私友達いないし... 俺は去年先輩の結婚式に行ったのがはじめてだったな... 丁度あの日麻衣さんと会って東京案内してもらったんだよな あの時はまだ自分が結婚するなんて現実的じゃなくて... 今もこうして式の準備してるのが信じられないです こんなにどんとんと進んじゃっていいのかっていう... いや不安って感じじゃなくて... あれでしょ?いきなり凄く速く発進した船に乗っててちゃんと正確に進んでるけど こんなに最初っから飛ばしてていいのかなっていう気持ちじゃないの? 結婚はスピード感って大事よ もちろん焦って合わない相手と結婚して結局破綻しちゃうこともあるから 慎重さも必要かもしれないけど... お互い仕事や状況もコロコロ変わるから タイミングが合った時にいっきに進めることができればそれが一番いいのよ あ...いや...これこの前ドラマで言ってたこと思い出しただけだよ蓮司さん! 蓮司さんさっきホントにお母さんのこと小学生かどうかあやしんでたよね ついつい母親癖が出ちゃったわ この先いつか蓮司さんにも本当のこと話すときって来るのかな うーん...できれば蓮司さんには話したい 好きだから嘘つきたくないし隠し事をしたくないっていう気持ちがある... 蓮司さんの家族とかにはちょっと話しづらいというか 信じてもらうことは難しいと思うんだけど... 旦那さんとはやっぱり共有しておきたい それに千嘉さんや守屋さんも初めはすぐには信じてはくれなかっただろうけど だから蓮司さんもきっと信じてくれると思うんだ もちろん時間はかかるだろうけど... 話をしていけばわかってくれた 夫婦のことなんだから麻衣が話したいと思ったら話したらいいんじゃない? ただでさえ準備にいろんなこと考えるのに私の秘密なんて打ち明けたら蓮司さん頭バンクしちゃうでしょ! できれば式をあげるまでは待った方がいい..待ってほしいかな私は わかった式の後落ち着いたら話してみようと思う ワー綺麗ねー素敵なところじゃない? ここでハーブの生演奏してくれるんだって へえーおしゃれでいいわねー ちょっと派手過ぎるかもだけど... ねー麻衣おねえちゃん蓮司さん 私今ここで二人の予行練習見てみたい! なんかここ来たら見たくなっちゃった ちょっと急に子供みたいになっちゃってどうしたのお母さん...! ...俺は別にいいけど? やったー!ありがと蓮司さん! 恥ずかしいってお母さん それにそういうの本番の楽しみにとっておきたくないの? じゃー私神父の言葉言いますね!スマホで探してみます! 新郎愛川蓮司は新島麻衣さんを妻とし 健やかなる時も病める時も豊かな時も貧しき時もこれを愛しこれをなぐさめ命のある限り真心を尽くすことを誓いますか? 新婦新島麻衣は愛川蓮司さんを夫とし 健やかなる時も病める時も豊かな時も貧しき時もこれを愛しこれをなぐさめ命のある限り真心を尽くすことを誓いますか? あじゃあ最後にキスを... さすがに小学生の前ではちょっと 見れて本当によかったです二人ともありがとう 想像もしてなかったこととかったくさん起こると思う 乗り越えていってください 長く一緒にいれば喧嘩をすることも足並みがそろわないときも時にはあると思います 二人ならきっとできると信じています ...ってこれもドラマで言ってたよ 今日は本当にありがとうお母さん こちらこそ急に予行練習なんてさせて悪かったわ でもなんかいいものが見れたわありがとね麻衣 ならよかったよはずかしかったサッ... お母さんが戻ってきてくれなければ新しい仕事を探すごとも働くことも 本当に全部お母さんのおかげ... お母さんが戻ってきてくれたおかげだよ その先で蓮司さんと会って付き合って結婚することもなかったと思う ...そんなことはないのよ麻衣 私が戻ったおかげじゃないわ麻衣がすべて自分で動いた結果なの 確かにきっかけの一つだったかもしれないけど 自分で運命を決めて動く力っていうのは麻衣にはあったってことなのよ 私とお父さんはやっぱり落ち込んだままだったはずだよ 長く生きていればもしかしたら何か前向きになるきっかけが訪れたかもしれない 実際お父さんは麻衣を放っておいたことを反省してた あの人ならきっといつかそれに気づいてたわ そろそろ行くわじゃあね麻衣 当日はお母さんからもらったドレス着るから楽しみにしててね 今日はどこにすっか?いつもの牛丼屋? いや今日はそばの気分だな... この前貴恵さんから料理ノートをいただいて.. 作ってみたら本当に美味しくて... 貴恵さんも是非新島さんに食べてもらってって!! 最近またよくあそこで二人で弁当食べてるの見かけるな... お前、守屋に告白したとき守屋に好きな人がいるって言われて断られたんだよな ...ごめん.なさい... 新島さんのことだったりしないか...? 仲いいし俺の知り合いもさけっこう年上の人と結婚した例とかもあってさ 新島さんと守屋年離れてるけどなくはないなって最近思ってさ... って悪いそんな話聞きたくないか... 俺も実はなんとなく思ってたよ むしろ新島さんだったら俺は全然かまわないよ 守屋を幸せにしてくれるって確信できるし まあでも新島さんの方が守屋のことそういう対象に見てないかもな わからないぜ?守屋がもし告白したら気づくかもしれない お前はもう未練はないのか? 完全にないって言ったら嘘になるが... だからむしろとっとと結婚してほしいよその方が踏ん切りがつく いいじゃないんじゃあまたこうしてくるってるから... はい:はい...そうですね もうその日に確定していいと思います じゃあこの日が結婚記念日になるのかなあれ?入籍の日だっけ とくに決まってないって母が言ってました でも気持ち的には挙式の日がいいかなって 俺記念日とか忘れがちだけどその日は絶対忘れないようにするよ はいありがとうございます! そういえばお父さんとお母さんの結婚記念日ってそろそろじゃないっけ? 去年はまだ千嘉さんとの関係も複雑だったからスルーしちゃったけど... 今年は落ち着いてるし何かお祝いしようかな いつもお母さんからは与えてもらってばかりだし 人気なのは旅行券...旅行最近行ったしな...高級食材... うーんせっかくだから残るものの方がいいかな〜 名入りで話題な人への提供を あこれいいかもペアのグラス二人にぴったり! あ...何か彫ってもらえるんだ... うーんせっかくだから何か... お久しぶりです何か用事が...? 麻衣さんお久しぶりです お母さん...守屋さんにも料理ノートプレゼントしていたんですね... はいすごく細かく書いてあって本当に勉強になりました 料理の作り方だけじゃなくってキッチンの効率的な使い方とか 本当に私もお母さんには頭が 私もこれから旦那さんの家で料理することになるので助かりました 冷蔵庫の収納のコツまで書いてあって.. でも守屋さんの気持ちも嬉しいです せっかくだからお母さんの味の再現ができるかって 私とお父さんに料理をふるまってくれるなんて いえ逆に...急にお邪魔してキッチンを使わせてもらってすみません... でも作るからには絶対二人に美味しいものができるようにしようと思って お母さんも呼んでみます 本人に食べてもらった方が絶対アドバイスくれると思うし! お母さんからもらった料理ノートを参考に料理作ってくれてるんだ だからお母さんも一緒に食べてアドバイスしてくれないかな?私も勉強になるし 何してる?今さ、守屋さんが家に来ててさ こめん。実は今、ママと出掛けてて今日はちょっともう遅くなるかもしれない まあもし間に合ったら連絡してねじゃあ 夏服選びにデパート来てて... うんいってらっしゃいママ もう一つ貴恵さんに聞きたいことがあったんです 圭介さんと結婚してもいいですか? 「って言える権利は私にはないわ 今の圭介に私じゃない奥さんができることは世間的には何も問題はない それに圭介に私は言ったことがあるの 私が亡くなってその後、再婚していたとしても私は構わなかったって 悲しみに押しつぶされて家族ごと暗闇に閉じ込められた生活をするぐらいだったら 新島さんのことが大好きですよね 誰かと結婚して新しいスタートを切っていてほしかった あなたも愛していますよね? 私がどう思ってるとかどう感じるかとか そういう場合じゃないの さっきも言った通り私はこの子の人生を奪ってる 私はそもそもこの世界から離脱した側の人間: そのことを...圭介もわかってくれたはず ルールを破ってここに居続けちゃならない 圭介と結婚することに何も罪悪感なんて持たなくていい むしろそのおかげで私から未練がなくなって.. 万理華ちゃんにこの体を返すことができるかもしれない: 圭介を...よろしくお願いします 昨日の守屋さんが作ったお母さんのレシピ...美味しかったな... そういえばうちに誰かお客さんが来るの久しぶりか 千嘉さんと焼き肉パーティーしたきりだっけ お父さん朝ごはんできたよー お父さんも一時期は守屋さんと気まずい関係になったって言ってたから お母さんが動いてくれたのかな...? 解消されたみたいで良かった いつの間にか料理ノート渡してたし そういえば最近お父さんってお母さんと会って... ちょっと今日は用事があってもうでかける 夜は食べてくるかもしれない 私も蓮司さんと会うからお父さんが家にいるなら一緒にって思ってたけど... 麻衣も腕をあげたなオムレツとても美味しかった 最近家族三人でいることほとんどないな... お母さんも前まではもっとこっちに来てたのに... ケンカでもしたのかな...? いや二人が本気のケンカしたことって今まで見たことないし:それはないか あ:お父さん今日予定があって外出てる 久しぶりね麻衣ちゃん! めっちゃ美味しいお土産持ってきたんだけどなー じゃあ早速久しぶりに貴恵に挨拶するわ ねー聞いて貴恵前の家庭二人目ができたの〜 えそうなんですか!おめでとうございます また家族が増えるよ〜おめでたいでしょ〜! 麻衣ちゃんはどうなの?去年から変わってない? このたび入籍いたしまして.. はい..職場の取引先で知り合った方と... おめでとう麻衣ちゃん...きっと天国の貴恵も喜ぶわ 貴恵の代わりに抱きしめてあげる ...ありがとうございます いや〜なんだか泣けてくるわ 貴恵がホントに麻衣ちゃんを可愛がってたの見てるから.. 過保護なくらいだけど.. 貴恵は本当に子煩悩で麻衣ちゃんのことを物凄く愛してた 姉としてそれがわかるから麻衣ちゃんの結婚ほんっっっとうに嬉しいの 貴恵の部屋にまだあると思うんだけど 麻衣ちゃんが生まれたときに貴恵が買った厚いアルバムがあってさ 私がこの家に遊びにくるたびに貴恵が見せてくれたんだ そのアルバムを家族の写真で埋めていくのが貴恵のひそかな楽しみで 一番楽しみにしてたのが麻衣ちゃんの花嫁姿の写真って言ってたわ 貴恵は本当に家族の時間を大切にするいい妹だった うちから出ていくときお母さんとお父さんが寂しそうにしてたのわかってるから 結婚してもちょくちょ~会う時間を作ってくれてたし ...私の小学校とか中学校の行事も仕事お休みして必ず来てくれてました... 私も貴恵が亡くなる前はほとんど実家に帰ってなかったんだけど もしかしたらこの先親と会える時間って ここ数年はちょくちょ〈実家に顔出してるんだ 自分が想像してるよりも相当少ないんじゃないか...って思う時があってさ 時間って本当にかけがえのないものだから... じゃあね麻衣ちゃん圭介君には会えなくて残念だったけど まあお互い生きてりゃいつでも会えるしもう帰るわ あ式の日決まったら教えてね! 麻衣ちゃん向こうの家に嫁いだら圭介君一人かー それはもう大丈夫だと思いますよ 寂しさを埋めてくれる存在にでも出会ったのかしら ...そうかもしれないですね こちら今女性に人気のブランドのエンゲージリングとなっておりまして ドイツの老舗のブランドなんですよ 似合うよ...というかそんなに違いがわからない どうしよう全然決まらない: デザインで迷われる方は多いですからね ご自身のゆかりのあるデザインにするお客様もいらっしゃいますよ では次に結婚指輪の方のデザインを... 指輪選ぶのってこんなに時間がかかるんですね そうだな...でもまあ一生に一回のことだし はい...でも一緒にデザインとか決めるのは楽しかったです いい経験でした仕上がりが楽しみで もしかしてお父さん...? でもそんなわけないか.. だって二人が今入っていったところって: ...ま介...久しぶりね... ちょっとママが今日、遅くなるみたいで.. なんだか夜散歩したくなって だめよね小学生がこんな時間に一人で外出てたら.. 本当はたくさん話したいこと聞きたいことがあるはずなのに...出てこない 今まではどうってことない話をしてたのに そもそもいつもは何を話してたんだっけ そのどうってことない話が出てこない 一言ずつだけ話すってのはどう? そのあとは何も聞かないでお互い家に帰りましょう ただ...時間をくれないか 今日朝友利子さんが来たよ お母さんの位牌に手を合わせに あとおみやげ貰ったから食べて そういえば今日お父さんどこに... 来週の週末あけておいてくれないか 久しぶりに外で食事をしよう えあ...うんわかった そっか...間に合うかな... きっとそこでお父さんとお母さんの結婚記念日のお祝いの食事するってことね 発注したプレゼントぎりぎり届くかな... お母さんが結婚できる年齢になる年をグラスに刻んでもらったんだ つまり二人がまた入籍して私たちがまた戸籍でも家族になれる年だよ 私が今まで育ってきた家を出ちゃっても 二人とも仲良くずっと一緒にいてほしい なんで守屋さんが...お母さんは...? お父さんと守屋さんは結婚することにした 突然のことで混乱させてしまうことをまず謝る... 急に何言ってるのお父さん 我々にとっても最近決めたことなんだ 得って待って意味わからない... 私のことがらがってる? だめだよ...そんなの... だから少し説明を聞いてくれないか お母さんがいるじゃん? もちろんまだ俺の中にも貴恵への想いは残ってる 麻衣が蓮司君の家に嫁ぎ一人になってしまう自分を支えてくれると... それでも守屋さんは一緒になってくれると言ってくれた そして俺も新しい関係をスタートすることによって 本当の意味で貴恵の死を乗り越えようと思ってる 貴恵は生まれ変わってなんかいない だってお母さんは今生きてるでしょ? 貴恵は今千嘉さんの娘さんの体を借りているだけなんだ 貴恵は...俺がふがいないばかりに俺を心配して死んでも魂だけ残り続けてしまっていたところに 偶然万理華ちゃんの体に憑依してしまっていただけなんだ 貴恵の記憶が一時的に消えたとき一緒にいる時間が多かった麻衣の方がわかるはずだ あのときの人格は貴恵じゃない元の万理華ちゃんのものなんだ 万理華ちゃんが描いたの? はい絵を描くのが好きでー そんなこと言いきれないよ.. そのことと守屋さんと結婚することに何の関係があるの? 俺はもう妻の死を乗り越え前を向いていると そうすることで現世に留まり続けている貴恵を解放し万理華ちゃんから離れ 万理華ちゃんは元の人格を再び取り戻すことができる お母さんとまたお別れするってこと? 今万理華ちゃんの体を借りて俺たちと会ったり話したりすることは この世の摂理に反してる 俺たちは本当は俺たちの力だけで乗り越えなきゃいけないんだ お母さんもそれを望んでいる 一体どうしちゃったのお父さん 守屋さんが焚きつけたんじゃないんですか? 一度告白したときはお母さんの事情知らなかったから仕方ないけど... どうして知ってからもお父さんに近づいたんですか? それって不倫と同じじゃないですか 事情を知ってるのにも関わらず近づいてしまって... 守屋さんそんな人だとは思いませんでした 本当だったら奥さんが亡くなってるはずなのにお父さんの元に戻ってきたせいで恋が叶わないのがくやしかったんだ だからお父さんを諭してお母さんを消そうとしてるんじゃないですか 奪わないでお母さんを...! やはり今は麻衣も混乱して説明を冷静に聞ける状態では... 私は大丈夫です無理もないです 麻衣さんにとって貴恵さんは 本当に大好きなお母さんなんですから: 意味わかんない...意味わかんないよ お母さん...助けて... ...?どうしたの.. 娘と話をしてきてもいいですか? 麻衣も再来年には中学生かあっという間だなホント そうね~私達とは別の時間が流れてるみたい 共働きで頑張って節約とかすれば大学付属の中学って選択肢もあるけれどどうだい? 友達の家行ってくるねー! 今の内進路を決めてやった方が受験戦争とかしなくて済む道を与えてあげられるし そういうのはちゃんと麻衣と相談 圭介ちゃんと意識はしておいてほしいことがあるわ あくまで私の考えなんだけど 親ってのは子供に全く危険のない安全な道を用意するよりも 転んだり怪我したときにちゃんと立ち上がれる力をつけさせてあげる方が 長い人生の中で大切になってくると思うの なるほど...それは真言だな... まあお母さんからの受け入りよ お母さんはおばあちゃんから言われたって言ってたけどね お母さんごめん家の前で犬に吠えられて転んで血が出ちゃった 麻衣これからは俺が友達の家まで車で運んで行く! さっき言ったこと全然わかってないじゃない! 人前で泣かないでよ気持ち悪い... 結局公立の中学にはしたけど ちょっと子煩悩すぎて転んだ時に立ち上がる機会ってのがあまりなかったな... でもいつかきっとその時が来るから しっかり支えてあげましょう まあ貴恵と二人なら大丈夫さ あすみません!家族で写真撮っていただけないでしょうか! 妻、は学生になる。はもっスタッフ 名等はすべて架空のものです。 ☆この物語はフィクションであり、登場する人物名、団体 仕事にも積極的に取り組む圭介。 だが、それだけでは足りないと 貴恵を拒絶することすら そのことを知りった守屋は... を愛するが故の夫の決断が 新島家にもたらすものは!?