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残念ながら、あまりお日にかかれないけれど

せっかくなので見ておくれよ。

ゲーム用のぬいぐるみ。いかしてるよね。

うしゃ

おこるとい

真田子

ああっ

ひえと

2.

それは、

うん...

しおcとらの

藤田和日郎

藤田和日郎

うはい、

それでは

かず

日和日郎

...

とらは、スキを見ててオレを喰おう

とつきまとっているが、まったくや

ツとつきあうとロクな事がない。

ある日、オレのクラスにやって来

た四国からの転校生・設楽水乃緒

彼女は、50年前に里から逃げ出し

た危険な妹・はぐれ外堂を始末する

使命を負っていた。

そこで、とらが放つ強力な妖気を

はぐれ外食のものと思い込んだ水が

緒は、妹を操りオレ達を襲撃

ところが、その間にも本物の妖は

どころか大々と学校の人間に取り憑き、邪悪

なパワーを増大していた。

そして、とうとう正体を現した敵

の本体とオレ達は激突。だが、水乃。

遙が人質に...ヤツの狙いは何だ!?

★前巻までのあらすじ★

うしおととら困って

そういえば、そうですね。それでもいいのですが、

第三十三章「外堂の印」

其ノ九

激震校舎...

外堂憑く......

其ノ拾

其ノ指壱外堂帰りぬ...

第三十四章「西の国・妖大戦」

西の長........それはそれだけではないのですが、

そういえばいいのかわからない

........

まる..

西の長...遠野妖...妖たち..

西の長野氏...あたちの戦闘まる戦隊・一見

はははあはは...これからもう何でもいいないのかもしれませんが今のことできないでしょうか...

これは、これからのお客様においておりますのですが、このような情報がありませんでした。

某ノ四其ノ五其ノ大

雷獣とら......

........131.

...

........

覇藤田和日郎羅

ダメじゃ...

着月.....

そいつの..

魂胆は...

もっと

恐ろしい...

ぐわ!!

設楽...!

くっくっと

蒼月よ...

オレは知ってる

どォ...

おまえに物を頼む時は

こういうやり方が

一番だってなア。

オレはこの学校に

来た時からすーっと

おまえを見てたよ。

女の命が

惜しけりゃあ、

さぁ...

獣の槍を

オレの宿の女に

わたせ!

く...

ダメ...

じゃ...

ほらよォ!

ちくしょう!!

かかかわ!

こいつ本当に

やりや

がった!

くっ!

かかかわか

さ~て...

オレは

この体育館の中に

憑ませてもらおう...

怖いぞ

~~~

いつ何時

おまえらを殺すか

わからんぞ?

怖がれよォ

憎めよォ~

蒼月ィ~!

その方がオレに

とっていい...実に

いいんだからなァ。

何が...いい

ってんだ?

獣の槍とったら...

もう生かしとく理由

なんてねえハズだろ。

がっかりさせて

くれるよなァ~

その程度でオレに

ケンカ売ってくるとは

なっ~~~!

外堂はなア

ほかの妖も

喰えるのよ。

...

早く何とかしねえと

おめえ全部喰われ

ちまうぜえ!

なんだっけ

力な~~

どの扉も

開かねえ...

ちっ!

体育館に

閉じこめられ

ちまった...

......?

ほっこが...

おまえが

あげに

カンタンに、

獣の槍を

手放しよる

とはな...?

アタマの悪い...

何をーーっ!?

アタマが悪くて

悪かった

なーっ!!

うしおととら困る

ちくしょう

あたしのお外堂さん

じゃ、はぐれ外堂は

......倒せんかった..

あげくに...どじをふんで

...人質なんぞに...

オレが

はぐれ外堂と

つるんで

ねえってコトは

わかったのかよ。

イテテ

あ...ああ、

ヤツに...

聞いた。

かかか...

このはぐれ外堂が

おまえの外堂どうを

恐れるかよ!

オレが本当に

恐ろしいのは

獣の槍ーー!!

蒼月潮が

とらと呼ぶ妖を

ぬい止めていた、

砕魔無敵の槍

獣の槍だ!

なら、

いつまでも暗い

カオしてんじゃ

ねえよ!

あいつを

ぶっちめる

方法を

考えなきゃよ。

あたしは

...

おまえに

お外堂さんを

けしかけたんだ

ぞ.....

ありゃ

怖かった

せー

死ぬ前に...復讐したい

とは思わんのが?

なァに~

!?

あぶねえ

っ!

ぐわ!!

野郎っ!

うっ!

マナナナフーーー!

殺すぞう~

怖がれよ!

オレを隠むがいい!

だ...

大丈夫かよ?

も...もう

ダメじゃ...

あいつには

勝てん...

おまえも

そうじゃ...

あたしは

...

もう...動けん...

獣の槍も...ない、

あたしのせいで..

...

憎いじゃろう!!

憎いといえ!!

あたしのお外堂

さんは弱ってる...

バカヤロウ

負けてん

じゃねえ!!

確かに状況は

ひでえもんだ!

だがな俺達は

強えヤツと

戦ってんのよ、

あったりまえ

じゃねえか!

だけど、

負けねえ!

そんな時や

考えるコトは

ひとつしかねえ。

「勝てねえかも

しれない...」

ヤツは

人間の憎悪を

好み...それに

棲みつく...

おまえをオレが

憎んだら

ヤツの思うツボよ。

冗談じゃ

ねえ!

立てよ

設楽!

オレ達は

妖に縁を持っち

まった人間だ。

だけど、オレ達まで

妖につきあって

暗い面するこたねえ。

笑いながら、

負けて

やらねえ!

そう

行こうや。

あーあ、

飽きたぜ

とら...とかいうの、

おまえは

もう...

喰われて

なくなんなァ

くくく~!!

昔日に縹渺と

すすき野の啼く

っげえ

ええ!!

だった

なあ..

おのれがア

なんで呪禁歌を

知ってるッウ!!

くっくーっく、

やーっと思い出したぜ。

二千年以上もなァ

妖をやってると、

いろーんなコトを

知ってるもんさァ。

もちろん

この下の歌も

なァー

彼の時を

思えい汝よ

侍髪長くして

長柄は隠形の型

汝を幾重にも

責め刻む。

曰く

これより汝が

棲まふのは

小さき箱。

ぬうお

おお~~~

この野郎

かつ~~!!

以て現に

出ること能はず。

蒼月...

キスはどうだ

..?

槍の力が残ってる

時のケガだったから

...何とかよ...

これだけは

早くいっとく。

ヤツが

おまえから

獣の槍を

取り上げた

本当のワケ、

そして

取り上げた後も

こげに

いたぶり続ける

ワケを。

そりゃ

さっきから

オレも

聞きたいと

思ってたのよ。

ヤツが床に

めりこむ時も、自分を

怖がって憎んだ方が

いいとかいってたからな。

あいつは...

憎しみの

心に取り憑く。

おまえに

憎悪の気持ちが

高ぶればいいん

じゃ。

そうすれば

取り憑ける

じゃろうが。

...あ?

無敵の獣の槍を

振るって妖どもを

支配する、

蒼月潮にじゃ。

何イイ

~~~!!

蒼月に

取り憑く

だとォ~!?

へへ...へへへ、

そうさ...妖じゃ

獣の槍を使えねえ...

でも...蒼月

ならな~

やべえ!

やべえ!!

やべえ!!!

今だけでも

やっかいなのに!

もしこんなヤツに

うしおが乗っとられ

たら!!

急がんと!!

来る!

おい、しだら

設楽...

その...外堂に

憑かれたら、

どうやって

追い出すんだ?

憑いて

しばらくたった

はぐれ外堂は

念をこめた

掌を当てたり、

お外堂さんを使って

内から追い出す。

憑いてすぐの

外堂はー

霊力のある者なら

その人間の口から

ひっぱり出せる。

安心せいや!

おまえが憑かれたら

あたしがはぐれを

引きずり出して

やるけん!

頼むぜ!!

いいかかわから

十分怖がったかア?

悩んだかァア?

おまえの心が

えええばだ

乱れるほど...

なっ、

あおつき

蒼月潮オ。

オレはおまえに

取り憑きやすく

なるからなア。

オレに取り憑いて

どーする?

人間が手に

入ったからな~

やり方を

変えたのよ。

おまえは獣の

地を使うくせに、

その槍がどれほどの

ものか、全く知らん

ようだなァ。

オレを殺して

獣の槍を奪うって

いってたろ

妖はその槍の

鳴き声におびえ...

その槍が触れた

風にさえ、己の

最期を感する。

おまえに憑いて

それを振るえば、

オレはどの妖よりも

強くなれるじゃ

ねえかプ

最もヤバイ

武器をオレが

反対に使って

やるのさァ。

はひとしてしました

頭いいだろォ~?

おゆえの外室も

オレにかかっちゃぐって

みてえなモノはォ。

さって

憑かせて

もらうぜえ!

逃げえ

蒼月ィ!!

こいつの

思いどおりに

なるな!

設楽...

お外堂さん

すまん!

力を今一度!

待ってた

どう!!

着月の体に入る前に

おまえらを喰って

カをつけてやらァ!!

ああっ!

お外堂さん

がっ!

今だ!

このスキに

獣の槍を

取り返せば!

はかみえ

蒼月ィ!!

もらったァア

獣の槍イイ

設楽ーっ!!

女~っ

いらんこと

き~~!!

ならば

~~!!

設楽!?

そのままでなア

こんどこぞォオ!

ほォオオオ...

獣の槍かァア...

でも両手が、

ふさがってる

状態で

どれだけもつ

むたブブ?

放してくれっ

設楽っ!

くっくッくっ

入っちまうハズじゃ

なかったがこの女も、

なかなか

居心地が

いいぞォ~

なんせ、外壁を

祭るという

使命を呪い、

その境遇を呪い、

人を呪い...

とりまく

全てを呪って

生きてきた

女だからな~

設楽ーーっ!

これからも

この女は

全てを呪って

生きてほくん

だろうなァ。

自分から...

去る人間に

唾をはきかけ、

近づく人間には

敵意をむき

だして...

ずっと

そうやって

...

かわいそうね!!

いいねェェ

いいです...

無独で憎しみに

満ちた女は

大好きだア...

闇を

背負った

目ー

誰も

この女を

助けない...

誰もこの女を

愛さない...

イ...ヤじゃ...

イ...ヤ...

うしおととら困り

蒼...月...

た...す...けて..

憑いてすぐの

外道は..

mm霊力のある者なら

面その人間の口から

何ひっぱり出せる...

カオを

上げろぉ

設楽ぁ!!

これか!!

うしおーっ

取り憑かれて

ねーかよっ!?

とら!

頼むぜェ!!

おお!!

ダメだ!

こいつは切ったり

燃やそうとしても

分かれて逃げる

!!

じちイイっ!

わしが

やっつけた

ヤツも戻って

来やがって!

くっくぅくっ、

槍、使いづらい

だろうなァ...

その女はもう

放さないぜえ!

それでも無理に

オレと戦おうとすりゃ

その女は死ぬなァ!

いいのかよォ?

オレに憑かれてる

だけで、そいつは

フツーの人間

なんだぜえ!

く...!

けひゃいゃいや!

そうさ

オレは負けねえ!

バカどもゆェ!

オレは永遠に

人の体の中に

櫻み続ける

のだアア!!

設楽..

さっき

はぐれに

憑かれた時...

あ、

ああ...

しゃべれたな、

自分の意志で?

そうか...

う...ん...

とらっ!

ちゃんちゃら

おかしーぜっ!

こいつオレに憑くん

だってよ!!

なにイく!?

このオレに憑ける

もんなら憑いて

みやがれってん

だよなー

!!

バカヤローッ!!

わしも

てこずるのに

でけえロ

叩きやがって!!

でけえロか

そうじゃ

ねえかは、

オレとヤツとの

戦いを見てから

いってくれよ。

ついてはよ...

ヤツを全体的に

やっつけてーんで、

先生から

ヤツの分身を

追い出して

くれよ!!

おう!!

見て

やろーじゃ

ねーかぁ!!

てめえ~~~

取り憑いて

やるぜェェエエ!!

あ!

バカな!!

槍を捨てる

なんて!!

おのれええ

行くぞォオ!!

バ!

来いよ

バカヤロウ!

な!!

オレに

取り憑けるもんなら

取り憑いてみやがれ!!

そんなァ〜〜、獣の

槍を捨てるじゃと!?

バカヤロウ!!

うしお

何考えてんだよ!!

ほらァ

早く拾え!

拾えっ!

槍をよォ。

オレが間違って

なけりゃ、この手で

やっつけられる

ハズだ!

こいつがおめーに

憑くと、わしも

メイワクなんだよっ!

礼子の時

みたいによ!

邪魔

だぜえ!!

まっ

待てえっ!!

や...

やめろォ!!

ファンナイフ!

もらったぜェ

おまえの体ァ!

大丈夫さ。

あ、あ、

...どう

しよう...

けっ、

まァ何とか

なるだろ。

おっ!

おまえ...!?

味方ヅラしてても

やっぱり妖

なんじゃな!

着月...

何で

そんなことが

いえるんじゃ!?

.....

あのなァ...

わしはアイツを

喰うために、ヤツに

憑いてるんで、

でもなァ、

あれは

大丈夫って

ぬかしたんだぜ。

味方なんかじゃ

ねーんだよ。

あのバカは

それ以外の

コトバは

知らんがな。

「ここにちょっと

もっとも、

間抜けめ!

ほォォらァ、

オレがおまえを

支配する者だ。

ようやくオレの

モンになったなァ。

んー少し

てこする

かァアー

獣の槍を操る

男だもんなァア。

うう...ヤバイぜ

のっとられてく

このままじゃ

ぜんぜん動けなく

ちまう...

蒼月...

蒼月...

おまえだって

我が身を

呪ったろう?

汚えこと

考えたろォ?

恐ろしい妖を

解放した責任

獣の槍と

共に戦う

私は―

なぜじゃん

自分だけ

こんな日に

あう?

へっ、獣の槍は

自分だけの

ものさー

オレだけが

...

槍に選ばれた

特別な存在なんだ。

そんなこと

オレは...

オレがこんなに

血を流してる

のにー

...

おまえらは

苦労も知らねえて

うるせえぞ!

オレは...

オレは考えて

ねえと本当に

思うのか?

人間は、とり

すましていても

いつも汚え

ことばかり

考えてやがる。

オレが取り憑いて

きた人間どもも

汚えコトばかり

考えてたぜ。

人間はどいつも

こいつもどうしようも

ねえなァ~

安心して、

オレのもんに

なっちまえよォ。

なァ

蒼月ィ!?

はは..

あるいは...

そうかもな...

外堂よ...

恨んだり..

憎んだり...も

あるだろう...よ。

でも...な

読みの足りねえ

おまえに教えて

や...るせ...

汚え心が...

人間の中に

隠れてるなら..

こ...こいつ

まだ動ける

のか!

オレもほかの人間も

神様じゃねえからよ。

もうひとつの...

心だって...隠れてる

ハズだよなァ。

うるせえ!

早くオレに操られて

しまえェ!

次の疲物も考えて

うんだぜオ!

あさこ...と

いったかなァ...

なかなか

いい髪をして

たな~

あの娘ェ...

ジョーダンごと

じゃねえぞ!!

このくそったれ

野郎!!

ああ..

あああ

~~っ!!

!!

うげェエエ!

けっ、獣の槍ィ

イイ~!!

うしおととら困る

ああ~

喰われて♡

喰われて

しまう~

なるほどな、

...体の中じゃ

どこにも逃げら

れねーもんな。

それで獣の槍で

どつかれたら

たまんねえや。

蒼月イだいじちょ

大丈夫か!?

ふーう

やったな~

早く戻して

やれよ...

お外堂さん。

おっ

こないに

傷ついて..

すまんかったのう

お外堂さん...

やっと...

あ!!

設楽、

なんか...

やさしい

カオに

なったなァ。

あっ!

おっ、

おこるぞっ!

あおっ...

蒼月ーっ!!

アホくさ

気絶した

だけだ。

みかど上水駅

数日後

そう、

帰っちゃうの..

四国に。

ああ。

うしおととら困る

今まで

休みまくっ

とったけん、

今度はゆっくり

高校行けるわ。

え...?

高校?

いうとらん

かったか?

あたしは16じゃ、

進学するヒマ

なかったんでな。

えっえっ

え~っ!

私もいらねんね

一年遅れてて

15歳...

似てるのね、

私達って。

そうじゃな

水乃緒さん

...なにか

変わったわ。

くくっ

まさか...

うん、

転校すんのに

エンピツだって。

小学生じゃ

あるまいし。

でもさ...

何かね。

ちょっと...

ジメガッ!!

さびしいね。

白線より

お下がりください。

まもなく普通電車が

参ります

じゃ

行くわ...

うしおくん

は?

今日、

行くっちゅう

コトも知らん

はずじゃ。

そんな!

すげえ

ヤツと知り

合ったって

うしおくん

喜んでたのよ。

ちょっと

待ってて!

今、呼んでくる

から...

礼子サン!

いいんじゃよ。

...おまえが

何でそないで

おれるか、気に

なっとった。

あ?

何で妖相手に

しとって、暗く

ならないんか?

何でおまえと

とらは対等で

おられるんか...

オレにゃ

わかんねえぞ。

おまえは...

ハラの底から

信じられるん

じゃなァ。

ああ!?

オレが何を

信じるって?

何よ?

何!?

...だから

強いんじゃな。

それとも..

その妖が一緒に

おるからかもな。

ああ

!?

女ァ、わしのハナシ

聞いとらんなーっ、

こいつは嘆いモン

だっつってんだ。

こいつにゃメーワク

かけられっぱなし

なんだぜーーっ!

なんだとォ

わしに助けられる

以外のコトした

がよ、おめえ!?

毎日、助けて

やってんのは

オレの方だぜ

ボケーッ!

そんなに

おかしいかよ

...オレ達?

これ以上

ここにおったら

惚れて

しまうけん

おーい!

麻子!

ここに!!

はだしびちょっと

かとやまあ

お返りたぁんね

青島車

はぐれ外堂と戦った時...

あいつが

最後に切れた

原因...

勝ち目..

ないね...

礼子サン、

教えとくれ

あいつと

関わり合うたら、

いつも、

こんないい目...

見れるんか?

発車

します。

笑いながら

けれえ

ああ、

そうじゃな

よんっしょう、

このように、ここの

これほど申しても

わからぬか...

西の...

ああ...

我らはもう

決めたのじゃ、

東の...

話したように、

今は獣の槍を

持つ者に任せて

待つべきなのだ。

我々妖が何の

策もなしで彼女に

打ったとて、詮なき

ことではないか、

西の...

...これ以上

話し合うても...

歩み寄りは

なさそうじゃな。

東の長よ。

おのれえ~~~

下手に出てりゃ

勝手なコトを

ぬかしやがって~

せっかく涙が

穏便に話してる

のに...!

やめよ

一鬼!

困ったのう...

我としても

この国の妖を

西で束ねる

おまとは

事を荒げたく

ないのだがな...

事を、

荒げたくないと。

なら...

どうするのじゃ、

東の...

こいつら

ア!

ぬうう

やる気か!?

いたしかた...

あるさい...

あの子供との

約定も

あるでな!

行かせるわけ

にはいかん

のだ!!

西の!

御免!!

古くからの

馴染じゃから...

大人しくしておれば

相応の饗応も

したのにのう。

涙ア!

長に加勢

しろォ!

ね、おおお

何だ?

!?

一鬼、皆の若

下がれ!

さすがだな

東の...

そこまで

いうてくれるとは

さぞかし光栄で

あふうな...

のう...

我が

妖達よ...

尋常ではないぞ、

この妖気!

御意ー

か...兼鼬

か.....

この野郎

アア!

よせ

一鬼!

まだ何か...

あら、かわい

可愛い...

小僧さんね

いらっしゃい

切り刻んで

あげてよ。

すげえカで

...か...体が

押しつぶされ

そうだ...

ああ...

何だアア

こりゃ~

東のよ...

策はあるのじゃよ。

この...

結界自在近「簡単」

がな。

問題...

我々が育てあげた、

結界の力を自由に

操る妖じゃよ。

こんなふうに

妖を力の壁に

封するのも...

くっ!

逆に防御

することも

できるのじゃ。

そして、

人間の女の張る

強力な結界に

ひびを入れ、

そこから我々を

侵入させる

こともなア。

愚かな...

おまえ達

だけで、あれを

倒せると思って

おるのか?

ああ

思っておるさ。

さあ、東の...および

遠くから来た妖よ、

観念して

もらおうかいい!!

あん、また

出かけるのか?

オヤジ。

ああ、

前々から

打診してあった

協力体制が本格的に

動くようになって

きたんでな。

カオ出して

くる。

あ?

何の協力

よ?

今は

ヒ・ミ・ツ♡

そうか...

あのよ...

じゃ今聞いち

まうがよ。

何だ?

母ちゃんの

いるトコって

どこの海さ

聞いても...

行けるところ

じゃないぞ。

わかってるよ、

でも前から

聞きてえと

思ってたんだ。

それによ..

どうせ...

オレが行く

場所だろ。

西の方の

海とだけ

いっておくか

西の方の

海.....

え~っと西!

北が上で下が南

だからー

とらー

この地図

もっと左の方

ねーのかぁ、

あ!裏か

こいつには

正確にいっても

ムダってこと

かもなー

バケモンにきくなよなー

ん?

うしおととら困り

ああ?

鏡が

動いてる!?

ま、待てよ、

これ..

前にも..

イズナーっ!!

イズナーっ!!

元気

だったかよ

っ!

ちっ

おまえかよ。

よォ、うしおと

仲良くやってるか?

なんで

仲良く

やらなきゃ

いけんのだ

久しぶりだけどいいノリしてんなー

きゃー

これこれ

きくーっ!

バカ、妖に元気も

ないもんだ!

イズナァ、

どーしたのよ

急に?

マジに

一大事なのよ。

くわしくは

あいつらに

聞いてくれ

あいつら?

雷信!

かがり!!

あれは?

どーしたんだよ

みんなそろって

よー?

うしお殿...

とら殿...

ご、御助勢を

...

お、長を...

救わねば...

バカヤロウ!!

なんでわしらが

そんなコト...

よし!

ワケ話せ!

なんかモンクあるかよ!

気に入らぬ!

こいつらに

助勢を

頼むなど...

まったく

気に入らぬぞ...

だが...

ヤツらは

手強い...

一鬼!

一鬼をここまで

ボロボロにする

ヤツらって

いったい!?

気に入らぬ...

一鬼じゃ

ねえか!?

気に入らぬ

ぞォオ!!

無地よ!なん

何でそいつらに

加勢を頼むのだ!?

二鬼ーオレが

遠野を通った時、

母ちゃんが自面を選んでも

護ってると誤解して

襲って来た

遠野妖怪のリー

インターこと気に女好きだったんだろう、この一気だしなけれどなんか気がせいか!!

おまえは本当に

自分達だけで

長を救い出せると

思っているのか?

そうさ

一鬼!

うしおととら困り

相手は妖にとって

最もやっかいな、

「結界」を自在に操る

妖を持っている

西の長なんだぞ。

はアッ

ほっはっは

ーっ!!

む...う。

いいぜどっき

一鬼!

やっつけて

やってもよォ!!

なんだか知らんが

一鬼をこてんぱんに

した妖を

やっつけて

もらいてえと!?

ちィ、無鼬と

イズナがここに来ると

ぬかすから、オレは

やめさせに来た...

オレは...

オレは

あの人間に

頼むのも...

おまえに

頼むのも絶対に

反対だぜえ!

バカが!

くたばり

ぞこないが、わしに

勝てっかよっ!

ぐは!?

オラ

もう

いっちょオ!!

うるせえぞ

この野郎!!

ハナシの

途中で

ガタガタすん

じゃねえ!

それにおまえは

死にかけたヤツ

ぶっ殺して、イバレる

のかよっ!!

ちっ...

あのなァ~

妖が

これくらいで

くたばるかよ。

もっと

ギタギタにして、

ぐぢゃぐちゃに

すりつぶさねえと

妖は消えねーん

だぜ!

もっとも

おまえの持ってる

獣の槍は、

それを一撃で

やっちまうから、わしも

手をやくんだがな。

ま、妖は

どっちにしろ

いつかは

蘇るがな。

ちっ、

じゃ、やめて

やらァ。

うしお殿...

とら殿の

おっしゃるとおり、

その槍は

妖にとって

おそろしの槍...

その獣の槍と

それを操る

あなた様のお力が

今や是非とも

必要なのです。

そうだったな...

長がどうし

たってよ!?

は...

あいさつが

遅れました、

お久しぶりです。

うしお殿と

とら殿には

御健勝で何より。

申しわけありません!

マジメ

なんだから

ああでも

ホントにな~

雷信...

カカリ...

鎌鼬の兄妹だ...

人間に任処を追われて

牙をむいた弟の中郎。

それを止めるため

オレや、どらと関りをもった。

無理もない...

十郎の大舗を

受けたのでは。

そのあと、

遠野で二鬼達に

襲われた時も

助けてくれたりしたんだ。

この国の

妖達は...

二人の

長によって

治められて

きました。

二人...?

東の国々の妖を

治める、うしお殿も

御存じの遠野の

東の長。

西の国を治める

西の長ーー神野。

人間にはじゃあ

自由に見える

妖だって

大元締めは

いるんだぜー

妖はめったに

つるまない

けどさ。

二人の長は代替わり

しつつも、お互いの

領分を侵さず静かに

暮らしておりました。

不穏な

噂...?

へえ...

でも近頃、不穏な噂を

聞いた長は、自ら西の長の

もとに足を運んだのです。

日本の

根に眠る

妖の敵...

憎き白面の者への

総攻撃!

そ...んな...

白面の者は...

日本を支える

柱に眠ってて...

うしおととら

それを起こす

と...日本が...

沈む...

そうだよ!

そうだよ!

待って

みるか

だからうしおの

母ちゃんが、

今も海の底で

ヤツを起こさ

ないよう結界を

張ってんだろ!

そして、

東の国の妖に

それを広く

伝えたんだ。

オレはちゃんと

そのコトは長に

報告したよ!

そしたら長は!

ここは

あの獣の槍を

持つ子を信じて、

だけど

西の国の

長は...

「待つ」だと!

いったい何を待つと

いうのじゃ!?

このまま、ただ

憎い白面を眠らせて

おけというのか!

彼奴はじゃー

自身以外の

妖の存在を

許さぬ!

忘れたか!?

八百年前の

戦いを!

多くの仲間の穴を

人間の女などに

任せておけるか!!

日本が沈む!?

人の女が奴を起こさぬ。

ようにしているだ!?

妖の敵の、獣の槍を

持つ人間のたわ言を

信じろというのか!?

神野は...長の

いうことに耳を

かさなかった。

そして...

あそこを護ってる

女の結界は

並じゃねえぜ。

ボケが

あそこに行くっ

てえのかよ?

何百体もの

妖が一瞬で

消し飛んだ...法力坊主

千二百人分ぐらいの

結界だぜ...

わしはこの目で

見たんだから

な...

あるんだよ

西のヤツらにゃ

それに対抗する手がよ。

「間鎚」とか

いうヤツだ...

結界自在妖...

結界を自在にまみ出して

またこじ開ける。

何!?

そして

白面の為に

止めを刺すん

だとよ...

アホウが!

結界をくぐった

だけで、倒せる

相手かよ!!

前の戦いじゃ

人間どもと妖が

総出で、ようやく

引きわけたん

だぜ。

寝こみを

変えばいいと

いうわけでは

ない......

長もそう

いったんだが...

それで

長は...?

一鬼、よく

聞くのじゃ。

おまえは

逃げのひ...

伝えるのだ。

今、白面を

起こしては

ならん!

な...何をいう?

長...オレも戦うぞ。

それに...

伝えるとは...

誰にだ?

東の妖どもに

だろ?

この為達を

止めるのだ。

今や...この君達を

止められるのは

あやつらしかおらぬ。

待て...

長!

あやつらって

まさか

うしおと

とら!

ぬう!?

長ァ

アプ!

行った奴は

ほとんど

死んだ!!

きっと

捕まって

るんだ...

長のことだから

死にはしない...

うしお殿...

とら殿...

長を...

長をお助け

...ください...

私達は...

いつもこんな

危険なコト

ばかり頼んで

...

とらァ!

背中に

乗せろォ!

うしお殿

では...!

やったァァ

...

けっ!

フツーなら

ゴメンこうむる

トコだが、わしも

そいつらの間抜けヅラ

見たくなったぜ。

とら様!

認めんぞ

...

人間に加勢を

頼むなんて...

人間と一つもん

でる妖なんか

信用できるか...

おまえは

昔から

しつこいヤツ

だったよ!

一鬼のいう

とおりだ。

誰だ!?

来たか...

もう一人の

生き残り...

人間などに

長の救出を

任せられるか!

人間が

どれほどの力を

持っていると

いうか!?

ぬう、

よけたか!

次は...

みんな

行くぞ

待て!

まだ終わって

ないで!

待て

威吹!

それ以上

やるなら

我らが相手だ!

うるせえっ

てんだよ!

妖だの

人間だの、

聞きあきたぜ!

好きな者を

助けるのに、

そんなもの

カンケーあるか。

好き...?

おにぎ

長にゃせめ

世話になってる

しな...

それは印象に危険な服をすることなのだ!

何のことだ?

威吹!

遅れるな!

で、長の

捕まってる

ところは!?

イズナ!

ちっ

うさってえな

九州の

高千穂...

西の長の

屋敷よ

東の妖を統べる

遠野の長が

捕えられた。

捕えたのは

西の長ー

神野。

神野は結界自在妖怪

「間鎚」を使って、

母ちゃんの張る

白面の者の

結界を壊し

白面の者を

倒すという。

オレ達は

長を助けるため

そしてー

その無謀な

挑戦を止めるため

向かったんだ。

西の長ー

神野のいる

高千穂

高千穂屋敷へ。

いよいよ

じゃ...

いよいよじゃぞ

皆の者!

長いこと我々は

待った。あの隠き

白面を倒すことを

夢見て...

そしてそれが明日に

迫ったのじゃ。

「間鍵」を率いた

我らが

今こそあの女の

結界を破り!

白面に止めを

刺すのじゃ!!

だが

白面の分身はすでに

結界のほころびを

越え、

こちらの世界で

行動していると

聞く。

良いか!

何者といえども

この計画の

邪魔はさせぬ!!

よォく

警戒せい!!

...どうした

鎌鼬よ。

聞けば、

獣の槍使いの人間と

その者に憑く妖は

かなり「強い」

とのこと...

うしおととら困り

もしも万が一、

その者らが

我らの障害と

なりました時は..

是非、わたしは

我々姉弟に...

刻ませて

くださいまし。

とらァ!

今、どの辺

だァ!?

うるせえ!

大勢で乗り

やがって!

あ~ん、とら

な~んかいった

がいのう?

この非常時

によ~~

大妖と呼ばれる

わしの体、本当なら

さわることすら

許さねえのに!

これだ..

この...こいつの

これが...

あの本当に..

背をお貸しください

まして...申し訳

ございません。

遠野から

走りづめ

でしたので

かかりも

私も...

...

やっぱり

昔のん

ぐっぐり

なんだ

いつたってくる

あーもう

マジメに

あやまるん

じゃねえや!

とら...様

私は..

しあわせ

ですけど..

しかし..

良いのか?

あの人間と

あの妖を仲間に

加えても?

一鬼!

オレは加える

なんでと

いってない!

威吹よ。

だがな...

認めたくは

ねえが...

どけやあっ

とけやまカスどもっ!!

自分は三百歳

足らすで、よくは

知らなか

どっちでも

同じだ!!

ヤツらは

確かに、

強い...

長はあの

屋敷で、オレを

逃がす前、

ああは

いったが...

あの着らは

とてもそうは

見えんな。

頼むつもりは

なかったの

にゃは...!

あたりまえだ!

獣の槍を

使う人間と、それに

憑いてる妖など

誰が信用するか!!

それをあいつらが

勝手に先ばしり

やがって..

オレは止め

ようと追って

来たのによ。

だが西の者どもは

強力だ...

東の我々が

大勢で折っても

...あの「簡単」が

西に居る限り

勝ち目はない。

だから我々が

少数で繋がら

攻撃をかけ、

桜を見て

東の妖全部で

殴り込みをかける。

ま、最初から

あの者の力など

アテにして

おらぬわ

威吹!

そうだな

一鬼...

自分もだ。

どらもっと

近づけろよ

妹の耳を

ひっぱるんじゃ

えぇー

よォよォ!

「威吹」ってん

だってえ?

イズナから

聞いたよ。

長の直属の護衛

なんだってなァ、

がんばって

長を救い

だそうぜ!

フン!

ちぇ、根に

もってやがんな。

あんほんたん!

妖が人間に

愛想よくすっかよ、

でも、うしお様は

違うのに...

しかも、おめーの持ってる

のは妖殺しの道具だぜ。

バーカ!

こいつに何かいいトコ

あるってーのかよ!

だからァー!

おまえはー!!

瀬戸内

上空か..

あ...!

西の妖ども

だ!

早いわ!!

ヤツら

警戒空域を深く

とっていたな。

はん!?

一体も

帰さなければ

西のヤツらには

気づかれねえ!

人間よ、じゃ

自分はおまえを

信用できない

信用された

かったら...

せいぜい、足手

まといになるなよ。

自分は東の長

一番の家来...

ぎっ!

ガア!

ぐす!

羅刹南風!!

カラス天狗の

威吹!!

遠野妖群頭、

一鬼!!

なァ、イズナァー

長は助けたいけどよ、

やっぱ妖同士の

ケンカにオレが

出るの:違うような

気がするんだけど...

え!

うお!!

何いってん

だよ!?

あいつらは

もう

うしおも

敵だとしか

見て

ないぜ!

殺せ!こっ

殺せ!!

こいつらは

東の腰ヌケ

妖ともだ~~!

我らの

白面攻撃を

邪魔する

ヤツらだ!!

邪魔させる

かっつ~!!

東国遠野の鎌鼬!

かがり!

同じく

雷信!

推参!

一鬼!

思った

どおりだ!

あの人間は

使いもんに

ならないで!

...

うしお!

このままじゃ

あいつら

白面の結界を

破るつもり

なんだぜ!

おまえの

母ちゃんの

よ!!

同じく

イズナでえ!!

母ちゃんの...

人間

うしお

行くぜ!!

わしだよ!

面白そーだから

西のヤツら殺してやらァ。

大丈夫だ!

切り抜け

られる!

あといっぴき

一匹!

うしおととら図

ぬお!!

へっ

蛇妖か!

シャアァ

くっ!

鎌が!

なんて

硬いの!

ぐうっ!

西の国

空域守備頭、

四分守

束の妖よ、と

通すまいぞ。

いヤツのことだよ

かがりっ!

こいつが...!

東でも有名な

剛の者だ。

そういや

こいつ、西の者

だったか!

ちっ、

こんなに早く

こいつが出て

くるとはな。

ふん、ききま

雷様か...

一鬼!

東の

む妖

さっ

おまえら

とっととおけ!

攻撃頭が

いなくて

どうする!?

そうだよ!

おまえだけ

置いて行けるか!

ヤツらは真夜中

12時に白面に向けて

出発する!

時間がねえ!!

しにだって

今、白面とやりあって

勝てねえのはわかる!

そこの間抜けの食飛丸と

一緒に止めろォ!!

後から

追いつけよ!

んっ

なに

スイイ

一鬼、

てめえは

イケ好かねえ!

またぶっちめて

やるぜ!!

行くぞ!

それは

オレの台詞

だぜ。

...乱暴な

ヤツだけど

大丈夫かなァ。

蛇妖には蛇妖の

戦いがあります。

一鬼を信じ

ましょう。

威吹とか

いうヤツよ!

もう西の

雑魚どもの

相手は

たくさんだ!

ふん!

低空で

さらに速く

飛ぶ!

おまえが

ついて

これたらな。

なにィ

〜〜〜!!

っとに!

何でえアイツ

エラっそーに!?

長を助けたい

心なんです。

そうだよ、とら

「ボクちん

重いのく」ってな。

う~~

~~~る

せええ!!

威吹にゃ

先に

行かせろよ。

そうですよ

こんなに運んで

るんですから。

落ちても

助けねえ!!

あいつら12時に

白面に

総攻撃だって!

県(延岡)の

灯だ。

今、

10時半だ。

今夜

12時!

それまでに

ヤツらを

止めねば!

もう

九州よ。

ああ...

さすが

とら殿だ。

けけナ、

おまえら

気持ちいいぞ、

もっといえ。

ちィィ~!!

威吹!

やはり

おまえ

かァ!

ボ嵐!!

こないだは

どうもォ!

また会えるなんてく

うれしいなァ!?

この前の決着を

つけようと

いうのか!?

残念だけど

ちょいと

違うんやわ!

今日は

わしは運び屋

なんや。

くっ!

おまえら

逃げろ!

に...

兄さん!

私達と同じ

鎌鼬の!!

ああ、かがり

匂いがする!

うおお!!

く!

くおおお!!

...!

ひゃははは

おめーら

弱ーぜえ!

ままま!

ぎ!!

くっ!

とらっ!

とら様っ!

あいがわらず

東のヤツらは弱ーな。

獣の槍の伝承者も妖も

何もできなかったわ!!

動かないで

くださいね...

くそォ!

こんなモン

要らんぜ...

さ、

兄さんも。

西の国には

凶悪で残忍な

鎌鼬がいると

きいていたが...

ヤツらか...

妖でも人間でも

切り刻むのが

大好きって

ヤツらだろ?

もう一匹の

天狗は、あのロの

減らねえ威吹が

何とかしてるとして、

あの鎌鼬は

追ってくるな...

チクショ~

もう少し

なのによ!

なーに、

みんなで

迎えうちゃ

平気よ!

いいえ!

時間が

ありません、

ここは我らが

引き受けます。

......!

人間の

うしお殿に

お頼みする

のは気が

ひけますか...

もし..

よろしく..

お願い

します...

...

「間鎚」とかいう

結界自在妹を

倒すとすれば、

うしお殿とその槍

だけだと思われます。

そのかわり

鎌鼬には

鎌鼬の刃で、

きっちりと

落とし前を

つけさせて

やりましょう。

でもよ、おまえら

二人で勝てる

のかよ...

鎌鼬は常に

三身で行動するん

だろ...

...でも

次男の..

十郎は...

うしおととら困り

...

うるせえなァ!

とら..

こいつらが

負けるわけ

ねえんだよ。

とら様...

わしがえばんの

三番目になって

やるんだからよ!!

うあいう

あれだ!

近いぞ!

威吹、

こっそり侵入

したいな!

ああ!

だが一刻も早く

長を救い出し、

西のヤツくらの

白面への攻撃を

やめさせねば!

こ..これが...

西の妖の

総大将のいる...

高千穂

空屋敷!!

でけえ...

オレ達の長の

家なんか、小さい

「迷ひ家」だぜ...

質素だよな~

大丈夫かな

雷信達...

敵の鎌鼬を

くい止めるって

いってたけど...

あいつら

強そうだった

ぜ...

とらが

いるからな...

これだけの

コトをわしに

しやがって

あいつらめ~

雷信、かがり!

わしもあいつらを

ぶっちめてやらァ!!

とら様!

よし

行くぞ!

彼奴は無鼬を

運んで来ただけ

らしい...

逃げて行った。

そうか...

威吹!

そっちの敵は

..?

ほら、乗りモンも

来たぜ!

とっとと行け!

気を

つけて...

みんなも..

あとは

一鬼か...

ふん、長の

譲衛頭としての

不始末を取り返して

もらわねばな。

何だよ!

仲間なんだろ?

そんないい方

ねえだろ。

あのなァ威吹、

おまえだって

長と一緒にいて..

だからこそ

...今度は...

今度こそ

は...!

わかって

いる!!

ははは一鬼よ!

おとなしく負けを

認めることだな!

そうすりゃ

楽に殺してやる!

「西の国空域守備頭の

この四分守がな!

このあいだの

戦いでの傷は

まだ治って

ねーんだろ!

おまえが

自分らの長を

見捨てて...

そうさ...

逃げたのよ...

じゃ

このせから

無くなって!

逃げた

時のよ!!

詫びるん

だなァ!

もう一丁。

くっくっ

くっ...

悪いなァ!

どうにも自分ら

蛇妖は性分が

しつこくてよ...

一気に殺すなんてこと

できないんだなァ...

へ!

知ってるさ

...だから

オレも...

いつまでも...

覚えているん

だ!!

でも、もう

終わりだなァ!

この

大顎からは

逃げられん!

さらばだな!

束の...

宗倉也天人っ!!

ああ、

オレは

無能な蛇妖よ...

けけっ!

逃げたんだ...

逃げたのよ...

許されねえ

よなァ...

オレがちったァ

痛い目に

あわねえとよォ!

こっ

こいつ...

この四分守を

飲み

こもうと

いうか!?

おのれえ

放せえ!

くそォォ

友人ない!

四分守さんよ、

あんたは強い

なァ...

でも

ひとつ忘れて

ただ...

束の蛇妖は...

大喰いなのさ!

喰わないで

くれええ

~~!!

けっ、

うまくも

ねえ!

さ、いや

急ぐか。

来るわ!

ギタギタに

してやらァ!

かがり、

とら殿...

御無事で。

一鬼が四分守を微かに

飲みこむ

彼の鎌鼬に

敵は襲い渦

寝われ、別たちは

襲われ、満たちは墜落。かがり、雪信、とらは迎え撃つべくとどまる。

墜雷

さっきからかんな

べくとどまる。

あの校秋は大嫌いなの?

高千穂

屋敷に関イズナ、歳吹は接近中。

!!

空潮蔵接

吹き近

ヤツらは

すぐ来るわ。

とら殿...ヒホヒ

御無事で、

けっ!

かがりも!

妖は自分の

コトだけ

考えてな!

わしの足を

ひっぱらんよーによ。

やって

みましょう。

近いぜ!

近いぜ!

アタシらと

同じニオイが

するわ。

おそらくほかの

連中は先に行って、

アタシらの相手は

東の鎌鼬ねえ。

でもあいつら

確か一匹くたばって、

二人だけのハズ

だなァ...

一人あぶれ

ちまうなァ。

強い...かな?

たいしたコト

ねえだろうよ

くくっ...

なーんだ

.....

つまら

ない...

うふふ、

香、あんたは

いつもそうね。

香、世の中にゃ

戦いよりもっと楽しい

コトがあるんだぜ。

鳥、

あんたはまた

「女」かい?

仍姉キ、お

俺は楽しみで

しょーがねえ!

女だろうと...

男だろうと...

殺すのに関係ない...

零兄さん...

わかってねえなァ

杳!

獲物だよ!

東の鎌鼬に

エラくイカスのが

いるって

聞いてたんだ。

あんたも

同じねえ。

西の国

鎌鼬三姉弟よ!

はじめまして!

そして

さよなら!!

あはは、

やるじゃ

ない!

それに...

東国鎌鼬

かがり...

とても

きれいね

お嬢ちゃん!

ほォォ

なかなかやるなァ

東のォー

雷信だ。

楽しませて

くれよ、

雷信!

ん!

シャア!

甘いわねえ

お嬢ちゃん。

アタシは

仍...

西の国で

一番強い

鎌鼬!

軋り鋏!

へえ、

もう一本の刃で

よく受けたね!

真っ二つだと

思ったのに!

何をォ!

くらえ!

お嬢ちゃん!

足がちぎれ

かけてるのに

よくやるわねえ!?

でも残念ね!

それじゃ

とどかないわァ!

あははは!!

傷をつけた

なァア!!

...

ダメだよォ!!

仍姉キィー

こんなに汚しちゃよォ!!

かがり!

零、その女を

放しな!!

そいつのカオも

切ってやる!

イヤだよ!

へへへ、近くで見ると

思ったよりもずっと

キレーだぜ!!

かがりを

放せ!

お兄さんは

おとなしく

してろよ。

捲刃!

まァ

まァ。

くお!

しつっこいなァ

お兄さん!

おまえの妹

もらったんだよ。

どう

この刃の

使い方?

「つむじ」って

いうんだぜ。

しっかし

おまえら

弱えなァ!

刃も色々使い

こなせねえし

なァ!

そんなんで

オレらに

勝つつもり

だったのかよ!!

東のヤツらも

おまえらも

何もできねえ

クセによォ!!

そうかな

...

ググッ

へ、子供だまし

かよ。

兄キ!

イナズマ

だとォ!?

ちイイ

~~~

もう一匹

いたのか~!!

へ...へ、

久々に震えが

くるよ。

おまえ

やるなァ...

オレ...

強いヤツを...

刻み殺すの...

大好きなの...さ。

そうかよ...

...だがな、

わしは

雷信や

かがりのようにゃ、

いかねえ

ぜ!

ふうん。

けっこう

やるねえ!

でも、

いきなりあんな

稲妻を出すオマエの

方が凄いなァ。

おめえ、

兄キが

やられたのに、

怒らねえな。

なーに

いってんのさ!

妖が妖の

心配して

どーすんのさ?

ちげえ

ねえ!

ねえオマエ、

何ていうの?

オレ、殺した妖の

ナマエ集めてる

のよ。

そして...

そいつらの

コトを時々

思い出すと...

なんか気持ち...

良くなるのさ。

そいつは

おあいにく

だな。

わしのコト思い出す

たびに、おめえはいつも

こう思うのさ...

やめときゃ

よかったってな

!!

ひゃひゃ

みんな

そういうぜ!

戦えるか

かがり?

ええ..

兄さん。

ぐっくっく、

ステキねえ

あんた...

ステキだわァ。

零にあれだけ

やられたのに、

腕を切るんだもん。

けえ〜〜っへっへ

やられちまったぜ!

雷信っていったっけ?

あんたの首が

欲しいわァア!

ゼッタイ

オレのもんにして

やるぜえ!

兄キは許せ

ねえけどなァ!

カがりイィ

いい女だなァ~

ホント

いい女だぜええ!!

かがり!

はい。

うしおととら困り

まだまだァ!!

へへっ!!

ちっ!

じゃ

甘えな。

オマエ

こそな!

うしおととらの

な...!

な?

かァ

は...ァア

!!

カマイタチの鎌は

鋭すぎるのよ!

キズはてえしたコト

ねえから刺されたって

クソでもねえ!

わしゃ

こんなのには

慣れてんだ!

きっちり止めを

刺しとくれや!?

かは...

かはは...

イカスよなァ...

いいよォ!

オマエ

イカスよォ..

オマエいいよォ...

ありゃどうか

道路が..

どうしたんじゃ?

あぶない!

戻りなさい

もとの道

を...!

ああ...

あんたら

いったい!?

き...!

なんだよよ

イカス

おまえ!

今度は

殺してやらァ!

逃がす

かァ!

けえっ!!

速え!?

オマエ

強いけど..

しょせん、

オレ達三体の

前には..

...

敵じゃ

ないね!

ひいい!

あんた方を

足止めする

あたし達の役は

一応終わった

けど、

雷信、

あたしがあんたの

首を切り落として

あげるからね。

かがりィ~

おまえはオレの

もんだァア!

待てっ!

ヘヘヘへへへヘへ

へへへ...

ひひひ!

ついてきて

みなよ!

にっ、

逃げきる

ために

人間を!

何て

ことを...!

行くぜ!

おとしまえを

つけてやる!

はっ!

西のヤツらが

白面の者に

総攻撃を

かけるのは12時!

今11時だ。

時間がないぞ

うしお!

だが、

ここはあの神野の

佳処...

何が待っているか

わからぬぞ!

掲載・週刊少年サンデー平成6年14号より平成6年24号まで)

そんなこと

わかってる...

でも、助けなきゃ

...長を!

止めなきゃ!

白面の者を

目覚めさせる、

西の妖を...

!うしおととら四・完了

巻末の

おまけ

読者からの

質問に

答えましょう。

うしとらなぜなに

費問箱

静岡は浜松の

高居雅美くん

からの質問で、

「うしおは

どうなる

でしょう?」

ど、どう

なるって

いわれても

うしお!光覇明宗は、

その寺の息子が往職に

ならんと、その一家は

家を出ないといけないのだぞ。

つまり、この父が亡くなれば

おまえは僧にならねば

美玄院にとどまれぬのだ。

どうだ!

光覇明宗の

僧になるか

うしお!!

うしおー

法力僧に

なっち

まえよ。

そう

ですよ、

ぜひ

ぜひ。

うー!

うしおちゃん

いぃっていいって、

そんな大変な仕事よりも

麻子もらっちまって

うちついでくれよ。

うーん

あんた

ラーメ..

なんか

くるな!

お兄ちゃん

なりなよー

うーむ

あら

うしおくんは

私と結婚

するのよ!

なんだ

アイツ

なさけ

ねえ。

何か

いってるわよ

うしおくん。

ああ!?

...

私は

自衛官が

良いと思う。

いやいや

宇宙

ひこうし

がよい。

オレは

オレは

そんな先のコト

考えて

ないよっ。

でやだわ!!

うしおくん

これではダメよ

......?

画家の娘に

ああまで

いわれちゃな。

なんとなく

その、絵を描いて

暮らせたら

なんて思って

るけどさ...

雅美くん

ナットクしたかな?

それじゃ

また、いつか

このコーナーで!!

...おしまい!?

うしおととらの

少年サンデーコミックス

発行者

El届U河千

1994年10月15日初版第1刷発行

森田村良い日

C)KazuhiroFuita.1994

吉井第二十二十三十六十六二十六三十八十六年

中央精版印刷株式会社

笹徳印刷株式会社

まぁ、そういうわけじゃないですよ。それはそれではないのだろうか。

検印廃止

40)東京都千代田区一ツ橋二の三の

東京都...山区振替(東京8-2000万円)

発行所

●施術には一分注意しておりますが、アールドルスターではないので、おおすすすめ不良品がありましたら、「実際にあった」というサービス

業務部「CED」「DIDAISE」は2

小学館

会社

2018年10月7日土・販売18(230)5年4月編集08(3230)5480

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国本書の一部または全部を無断で複字コピーすることは、著作権法上での例外を除き禁じられて

います。被写を希望される場合は、日本複写権センター(TEL)2013年12月23日にご連絡ください。

ISBN4_09_123401-1

サメ展を見る

はんのう

作...ふちたかっ

ねえ。

うれしい

ねえ。

絶対

うれしい

ねえ。

あんたがお休み

ああ...

楽しいねえ

お休み

糸合米半日

おまえ

だろはの

納児が

よううし、よ、妖怪をいっぱい出してやる。

よ、妖怪だぞ。天狗も出する。蛇もたる。

読者のみんなが「もういらん。もう妖はゴリ

ゴリだよう」っていうくらい出すそう。

と思って描いてるここの巻だけど、今までの

「うしおととら」をふり返ってみると...

たいして、めずらしい意じゃ

ないじゃないか!

ISBN4-O9-123401-1

C9979P39OE

定価300円(本体y79円)

雑誌45044-01

小学館

1.0.8.0mm...84.9123401

「おはようございません」

しおとと

あとまあ彼の目の前になったのですが、ここに一気に入ってしまうと思うんだけど、もう少しだけでもないかもしれば

スパ、Bleもつかの間、早速、

を開始。敵の根城へもぐりこも...!!

さっそく

...

..

夏の長桜出作戦

..きゆうしゆっさく

藤田和日郎...