Quick Edit

Advanced settings

とっても、おもしろい

マジックミラー

たわいないけどやっぱりとってもおもしろい

長かった「西の国・妖大誠」の章も

長かった話の目・お茶差をもって、一応の終わりを見ました。読書のみんなは、この戦略

読者のみんなは、この戦いの結果を

不満に思うかもしれません。

神野も、あるいは一息も。

僕も、やっぱりくやしい。

でも、

うしおは、どうでしょうか

カバーデザイン松山佳幸

「藤田和日郎

...

しおとうな

藤田和日郎

藤田和日郎

あいつは倒せないっていうのに...!!

東の長を救出するため西の陣地へ

乗りこんだオレ達は、待ちうけてい

た西の長・神野と対面。

が、不覚にも結界自在妖・開館に

封じられ、捕えられてしまう。

神野はオレ達に賭試合を提案し、

東の代表が勝てば白面への攻撃を中

止すると宣言

そこで、電信・かがり・とらが西

の代表・鎌鼬三姉弟と対決、死闘の

未、東の勝利で因縁の対決にケリを

つける

だが、すべては時間稼ぎのための

神野のワナで、西の妖群はすでに総

攻撃をしかけるべく、白面のもとへ

向かっていた。獣の槍がなければ

★前巻までのあらすじ★

うしおととら困る

そういえば、そうでしょうかもしれませんが、

第三十四章「西の国・妖大戦」

其ノ燈八一斉進行...

其ノ拾九

西の妖総攻撃...

いや、いやいいいわけでも

某/弐拾・白面の者の反撃...

某/弐拮壱白面の記憶...

其ノ弐拾弐獣の槍絶叫......

其ノ弐捨参二力相爆...

其ノ弐拾四退戦...

其ノ弐拾五嵐の彼方...

某ノ弐拾六戦一時終結...

第三十五章「満月」...

......!!!

...?31.....!49..

........

置藤田和日郎屋

だい、きんじゅうじん...

第三十四章西の国・抜大戦」

其ノ捨八つ

いろんせいかけんこう

〈拒〉《きれい》

さっきまで

行っく

ぞおーっ!!

とりあえず

うほうが、

あー

来ちん楽ちん!

のん気だな~

白面の者に向かった

神野や西の妖を

止めるってのに。

ブァ~カ!

わしにゃ

カンケ~

ねえよ!

もう

おまえらは

よく

あばれんなよ~

飛びづれえだろ~

まだこいつに

取り憑いて

慣れてねーんだよ。

ゴメン...

イズナ

追いつけるか?

がんばって

みるぜ!

き~

75匹の眷族をもつ

イズナだぞ!

コノ!

きとうなんだ!

オレは...取り憑く

コトにかけちゃ

エキスパート!

コノ!

おとなしく

しやがれ!

よーし

取り憑き

完了!

うしお

行くぞ!

おう、

みんな

行こうぜ!

は...

かがりっ!!

うしおよ

...先に行け!

くそォ、

オレは祈ける

ぜえ...

一鬼、我らが

捕われていた周年は

妖の手足を

腐らせるために

あるものだ。

何の..

これしき

あたし達も..

今、我々は

動けぬようだ。

い...いいって

いいって、オレが

行くよっ!

かいぶくを待て。

こっちにゃ

無傷の

威吹も

いるんだしよ。

やい、求嵐!

あきらめな!

もうオレ達を

止められねーん

だからよ。

そのよう

やな。

でも今からじゃ

間にあわんよ

面白かったで

威吹ィー

あばよォ!

威吹、

行こうぜ!

う...む

威吹ィ!

どうしたァ!

無理もない

あの間鍵の

結界線を体で直接

さえざったのだ

もらね...

あ...

威吹...

...

ワルイ...

好きで

やったんだ...

あやまることは

ない...

あー

あーあ!

どいつも

こいつも

弱えなァ!

とらァ...

おめー

頑丈だなァ。

けっ、

慣れっこよ!

うしおー

とっとと

見物行こーぜ!

とら様...

うしお様を

よろしくお願い

します。

なーに

いいやがるん

でえ!

わしが

なーんで

あいつを

よろしくしなきゃ

いけねーん

だよ!!

けっ、

いいか!

妖はてめーの

コトだけ

考えてりゃ

いいのよ!

何ぬかしてやがる

長飛丸!

おめーだって

雷造達にけっこう

気イつかってた

クセによ!

へん、けっ!

一鬼、

耳おかしーん

じゃねえか?

とら殿は昔、

人間から雷獣と

呼ばれていたの

ですね。

それが

どうした?

私の名は

雷信...

雷を

信じております。

りっ

海だ!

イズナ、オレ今も

知らねーんだ...

白面が

どこの海にいる

のかさ?

妖達は知って

たんだろ...

教えてくれよ。

白面のいる

トコロー

母ちゃんの

いる海をよ。

今に

見えてくるぜ。

そのずっと先の

海の底さ..

人間どもが

一般に沖縄と

呼んでる...

何をしに

来たのです?

妖達よ!

時期尚早、

白面を討つ機は

まだ熟してないと

いうのに!

皆の若ついに

この日が来たのじゃ。

我ら妖を

滅ぼそうとする

隠き白面と、

それを譲る

人間の女達

今は

三代目の女!

今こそ、我ら

西の妖がそやつらを

Pきつぶして

やるのじゃ!

始めえい

間鍵ども!!

いけない!

私の張る結界を

外から

こじあけようと

している!

今、白面を

起こしては

いけない!

白面の者は、

この日本を支える

柱の「要」に深く

体を入れていて、

白面が飛び立てば

この国は海に

沈んでしまうのに!

者ども

かかれえ!

殺せええ!

白面の者

ゆええ!

間に

あってくれ!

沖縄本島を

飛びこすぞ!

間に

あってくれ!

西の妖どもが

白面の者に

手を出す前に

止めなきゃ!

ヤツらは

白面に

勝てねえ!

獣の槍が

教えてる!

白面は自分に

対する「恐怖」を

「力」にする。

だから

どんなに強い

妖も人間もー

すなわち恐怖した者の

「最大の力」のすべてが

白面の者の「カ」に

なってしまう。

白面への

畏れやおびえが

少しでも

ある限り、

ヤツには

絶対に

勝てない!

物思わない

恐怖しない

妖器物

獣の槍だけ!

勝てるのは

獣の槍!

それに...

それによう、

白面に

ちょっかい

出して、

ヤツが

起きたら..

日本は海に

沈んじまう!!

ヤツは

日本を支える

岩柱の要にいるお

だから!?

へっ、そうなりゃ

海の上でヤツと

やりあえば

いいんだろ

そういう問題じゃ

ねえだろ!

オレ達の様んでるトコが

なくなるんだぜ!!

もう~今は

西と東の

奴がケンカしてる

場合じゃねーのに

よォ~神野め、

先走りしやがって。

へっへーん、

わしにゃどーでも

いいコトよ!

今だってわしゃ

神野が白面に

やられるのを

見物に行くんだぜ。

...

いってええ

なァアア!

それに、うしお~

白面の者が

飛び立たねえように、

おいおおお

おめー

獣機が

これはやれよう

あるからって

たな...

結界を張ってんのは:

ああ。

オレの...

母ちゃんだ。

いけない!

私の結界を

破っては...!!

まだ

あなた達は、

白面の者に

勝てないのです。

いけ...ない...

まだ...

あなた達は

獣の槍を持って...

いない......

くっ!

進めい!

我はこの国の

西の妖の長ー

己以外の妖すべてに

敵する白面の者!

今宵こそ

おまえをこのせから

葬り去って

くれよう!

神野なるぞ。

間鎚一番隊から

六十番隊

前へ!

局所結界

発射!!

その光の枕

...いとつでSTO体の

妖を封じる

ことができるのだ。

ふふふ...白面よ、

もう動けまい。

次、大十一番隊から

百番隊まで

前へ!!

白面よ、我々が長い間

おまえに手出してきなかっ

たのは、人間の女が張る

結界だけが原因じゃない。

水だ!

膨大な海水が

我らの武器の

炎も氷も風も

無力化していた

からだ!

だが、それも

終わりだ!

問題どもが

作った、この水が

よける道でなァ!

飛得物隊!

火炎隊!

氷嵐隊!

攻撃!

西表島

いったい、何が

あったんだ?

魚の死がいが

こんなに...

一時すぎから

ずっと

光ってます

もんねえ。

あそこら

へんの海は

魚も棲まん

海だものなァ。

前々から

あんなふうに

なるコトは

あったが、

こんなに

おかしいのは

...?

あ...

何だ?

ば...

ばかな...

これだけの妖の

一斉攻撃が...

終わりか

白面の者には

効かない!!

西の妖よ。

八百年ぶりの

痛みだ。

くっくぅく、

苦痛もまた

心地好い。

では今度は

我の番だな!!

我々は家族

いいんじゃなく

白面の者の友と

...

一発で300体の

妖を封じる...

間鎚の

局所結界が

...効かない...

そんな...

ばかな...

くっくっと

勝てると思った

か?

人間の女が

張った結界を

破ったから...

おのれらの

結界で我を

ましたから...

多くの仲間が

いっかいっ...

勝てるとでも

思ったのかよ!!

この白面の

為に!!

おお!

く...

山を百度切っても

刃が欠けぬ

別刃「流走」が!

ここまな

かかれええ!

うしおととら困る

尾がひとつ

偶然に生きてるに

すぎぬ!

ボ嵐!

遅うなり

ました。

問題よ、

カ出さん

かい!

ゆけえ

え!!

結界は

まだ

効いてるぞ

オオオ!!

愉快

だなァ!

本当に

愉快だ!

うしおととら困る

X百年の間で

こんなに

楽しい事は

なかった...

虚芥に等しい

おまえらから

受ける痛みも

また心地良い。

故にゴミどもよ、

今少し我を

楽しませよ。

あ...

ああ...

尾が

もう一本!

動きだし

たあァ!

姫妖に...

くお

お!

喰われる!!

妖達だけ

では、

白面に抗う

すべもなかった。

でもこのまま

彼らを全滅

させるわけには

まいりません。

私の力で

何とか..

来る...

おのれえ

おのれええ...

白面

おまえ達では...

勝てねよ...

うるさい!

ここで負ける

わけにいかない!

負けては

ならぬのじゃ!

ぐあ!

ボ嵐!

げふ!

西の長...

神野とか

いったな?

楽しかっ

たぶ!

ダメじゃ...

受け

切れ...

さてね

かか...

かかか!

ようやく

会えたなァ!

ああ...

間にあわな

かった...

西のヤツら

白面を攻撃

しちまったよ~

獣の槍

イイ!!

けっ、それでも

いいじゃねーかよ!

どうせ、いつかは

やるんだ

これで

わかったろ!

神野ォ

退けえ!

う...

ここに居ても

はっきり

わかる...

うしお...

うしお!!!

獣の槍!

獣の槍!

獣の槍ィ!

獣の槍ィ!

獣の槍イイ!!

獣の槍イイ!!

我は一度とて

忘れたことは

ない!

定33ものか!

製星霜の時を経ても、

何千何万の

人間や妖を

涼したとしても...

«年月の意味。

あっ、頭の中に

ガンガン響く!

何だ!?

白面の者は何を

いおうとしてる?

我は

あの時のことを

危るるものか!!

我は白面の若、

ーあれはニ千三百年も

前のことよ...

この国ではない

ほかの処でだ。

我はたわむれに

またひとつ、

国を潰した。

その国の

皇后に他は、

内から国を

腐らせてやる

つもりだったが

気が変わった。

その国の王が

小屋しくも

我を倒そうと

したのだ!

卵座にその国

もろとも、死を

与えてやった

がな。

人間の苦しみは

我の喜び!

それ自体は

いつもの事だった。

我はその地を

後にした。

次はどの国を

どう滅ぼして

やろうかと

想いながら。

赤く先々で

妖どもを

殺しながら、

一昼夜ほども

飛んだ

ろうか。

何かが...

来る...

遥か遠くから...

我を目指して...

サカ?

違う...

何か...

もっと...

別の力

いずれにして

も、

我の尾ひとつで

砕いてくれる

わ!

我は少しも

疑わなかった...

だが...

何!?

信じられな

かった...

人間の武器も

妖の牙も通らぬ

我の尾が一撃で

やられたのだ!

出でよ

くらぎ!

何だ!?

向こうから

何が来ている!!

こんなことは

初めてだった...

この国の生成から

存在する

この白面にとって...

おのれ!

我が三つの

尾すら

その「何か」の

進行を止めることは

できなかったのが

何だ?

五つの

我の尾を破り、

なおも進んで

くすむ!

この気配は

何だ!?

我に「本部」などと

いうものがあるなら...

その「太郎」が大きく告げていた

止まるな!!と

そうだ

あの時...

あの時こそ、

我がこの世に生まれ出てて

初めてあの感情を

持った時だった!

足まわしきー

あの感情

あれが妖なら

これで止まらぬ

わけはない!

何でも溶かす

「酸」の尾と!

妖の弱み

鉄の尾よ!

それは!

鉄の尾をも

ものともしながった

何なのだ

いったい

我は

忘れな...

その物が

我にもたらした

感情を...

あの感情...

我は知らずに

叫んでいた!

無様に

愚かしくー

ニ本!!

残された尾は

その槍は

止まっていた!!

最後の尾...

...我が船に

変えようとしていた

尾で...かろうじて

止まっていた。

我はその尾を

噛み切った!!

そして

我の尾ごと

その槍をその場に残し

我は逃げたのだよ

我は――

逃げたのだ!

この我ー

すべてを呪い

すべてを滅する

ために在る...

直接戦う

こともせず!

恐怖し、逃げた

のだ!!

だが今はちがう!

今の我は当時の

百倍も千倍も

人や妖を殺し、

恐怖させ、

白面の者が!

万倍も億倍も

強くなったの

だからな!

こうやって

獣の槍を前にしても

それを叩き潰す

喜びしか感じぬ!

む!

神野...

早く

逃げろ!

と...ら...

押さえ...られ

そうもねえぜ...

うしお!

まさか..

おめえ?

そうさ...

ギリョウ

さん...

いや!

獣の槍の

怒りが押さえ

られねえんだよ!!

けもの

あー

オレは見たんだ!

古代の中国で!

そうだ!獣の槍は

ギリョウさんと

ジエメイさんだ!!

白面の者を

倒すために、自ら

その身をささげた

ジエメイさん!!

家族を白面に殺され、

妹のジェメイさんも

神剣を造るために

炉に飛びこみ...

獣の槍

へー

その炉からとれた鉄で、

剣を打たざるをえな

かったギリョウさん!

ギリョウさんは

剣を打ちながら:

白面への憎しみから

その体を変えていった...

そうか...

槍が生まれた...

...直後に...

獣の槍は

飛び去った

けど...

そのあと槍は、

白面の者...オマエに

追いついていたんだ...

オマエは直接、

この槍と戦って

ねえのかもな...

そいつらが全部

やられちまったん

なら、

オマエが獣の槍を

怖がるのは

あたりまえだよな...

自分の尻尾の分身が

相手したんだからよ。

だがな...

なァ、

白面の者ォ!

うしお!

また槍に

取り込まれ

ちまうのかよ!

クソッたれ

が!!

いけない...

いけない..

うしお!

今戦っては

いけない!!

うしお...!

白面と戦うのを

お止めなさい!

うすぎいぞ...

ゆるすまいお...

白面の若

オオオ!

はるすまいぞ...

はるすまいそれ...

はぁ、すまいなくオオオンオリオ

なるすまいそうすれば

父を奪い:母を殺し...

ジェメイもおまえのために

死んでいった...

ゆるさぬぞう:

白面の者...

このオレが

ゆるすまいぞ...

獣の槍がなァ!

我々がまったく

歯のたたなかった

白面相手に

ああまでも...

けっ!

わかったかよ神野、

わしを追いつめた

この世でただ一つの

槍の威力をよ!

よーし...

ここまで

来たら

やってやるぜ!

行っくぜえ

白面ー

ああっ、

待て!

ダメだよっ!

うしおもとらも

頭に血がのぼって

忘れてんだ!

白面を

起こしちゃ

ダメなんだよ!

白面の者が

起きたら、

日本は

沈んじまうん

だぞ!

殺してやる

白面!

絶対に滅ぼして

やるぞ、白面の者!!

くらえっ!!

我の分身が

おのれに不覚を

とったのは

二千三百年も前!

たわけ!

それはこちらの

言葉だ、獣の槍!!

その時と

今の我の力が

同じと

思うかァ!?

待っておれ!

この白面が今、

二千三百年前の

恨み、

噛らして

くれるぞ!

白面との戦いを

止められぬほど、

うしおと槍は

だめだ...

戦いにはっきり

没入している!

西の妖怪達が

私の結界に

開けた穴!

白面の者の

獣の槍に

対する怒り!

それらが

次第に私の結界を

壊してゆく!

このまま

では...

白面の者を

押さえることが、

できなく

なってしまう!

かぁあ!!

ちぃいい

およし

なさい

ジ...

ジエメイ!

にゃじゅうさん

ニビィ

ノートを

相燥

やめて

ください

お兄様!

そして、

うしおと

とらよ。

初代...

ジエメイ...

獣の槍に己の体を

捧げたのち

霊となって槍と白面の

行く末を見守る女ー

おめえ..

〝用兵の道は計を

以って首と為す!!

計画もなく白面と

戦っても勝てません。

お兄様...

今は戦うべき時では

ありません。

お兄様は

白面の者への憎しみで

すべてが見えなく

なっているのです。

この日を

待っていた

のだ..

ニキ三百年もの

年月を経て

我はこの日を

待っていたのだ...

ここで

やめられる

ものか!

ジェメイ

ぐっくっく

ジエメイよ、

この人間も

もうやめられ

ねえってよ...

白面の者よ

覚悟しろ!

体が

動く...

何かが

わきあがる...

昔、獣の槍に

体が乗っ取られた

時とは違う!

オレも

白面と戦い

たいんだ!

殺してやる!

殺してやるぞ!

こいつを

倒したいん

だ!

やれる!

二千三百年前

のようにヤツを

恐怖させ、

この世から

滅ぼせるん

だ!

この刃さえ

由面に

とどーーっ!!

バカめ!

我がニキ三百年前の

我のままで

いると思うかァ!!

あれから

数万の妖を

殺し...

人間を恐怖の

淵に叩き込み...

八百年の

休息をとった

我だぜ!

獣の槍など

今さら!

恐れるに

足りぬわブブ!

うしお!

お兄様!

かかか!

見せてみろよォ

獣の槍ィ!!

おまえの

力をよォォ!!

くらええ

白面!

やったぜ!

さすが

獣の槍!

い...や

し、尿尾が

三本...

.....

さらに

動きだした!?

ちィ

〜〜〜

いわ...おそ

恐るべし

白面の者

あれだけの

獣の槍の攻撃を

受けて、すぐに

復活するとは...

やはり...

強すぎる...

くそォォ

ア!

だが!

だが!

白面!

おまえを

倒す!

前に我が追いつめた

時よりも、白面は

更に強くなっている。

ジェメイ

何をする!?

放せ!

お兄様、

この獣の槍は

私の身からも

成っております。もはや、お兄様の

それに...

もう、

思いどおりには

なりません

何!?

お兄様だけの

問題では

なくなります。

ふふ...

ふはははっは...

おまえら

愚か君どもが

我を倒そうとした

おかげでな!

もうすぐ

この地を

飛び立てるぞ!

我に対する、おまえらの

恐怖はー

...

おまえらの

攻撃は、

我に火を

つけた!

我に「力」を与え!

我は今、

飛んで見せようぞ!

白面の者が

......

起きる!!

一区残らず

皆殺しにして

くれるわ!

残りの尾も

使ってなア!

は...白面が

起き

ちまう~!

に、日本が..

沈んじまうよォオ!

...ならば

...

ならば...

あの方法しか

...ない!

じゅう、よん

こりゃ

いよいよ

おかしいぞ!

あそこの海、

光が増した

ような

気がしない?

いしがきじき

沖縄石垣島。

さっきの

大波といい

この海鳴りといい

大変なことが起きたん

じゃないか?

高台に

逃げた方が

いいんじゃ

ないか!?

おい!

見ろ!

くらくく、

感謝という言葉が

人間にはあるな...

今の我の意に

合うた言葉だ。

感謝するぞ

妖ども!!

我をとどめていた

結界に穴をあげた。

いよいよ

ここから出られる。

な...なんという

ことだ...

我らの行動が

白面に力を...

与えてしまった!?

おまえ達

だけであれを

倒せると思って

おるのか?

東の長の

いった...

とおりじゃ!!

けっ、白面が

飛び上がんのなら

いいじゃねえか!

上で

やっつけ

りゃよ!

あのなァ、

ヤツが人間の女の強力な

結界を破る時、すげえ

力が起きるんだぜ!!

へっ、こんなの

何でえ!!

あ!?

白面の力と、

女の結界の力との

押し合いから生まれる

嵐に巻きこまれた

らー

オレ達なんて

消し飛んじまわァ!

くそォ

~~~!

間鎚の結界の

外に出たら

そうなるに

決まってんだろ!

凄えカ

だ...

た、助け

皆近くの

間籠の結界に

逃げこめ!

白面の力に

...巻きこまれ?

なァ!

ふふふ

逃げるがいい

妖どもよ!

すぐに

殺して

やるわ!

見てるが

良い!!

長きにわたって

おまえ達が張った

結界が崩れ

去るのを

須磨子よ!!

白面が私の結界を

壊す...

白面を今、

逃すわけには

いかない。

うしおととら困る

ならば、

既に白面と結界の

間に、力の嵐が

起こり始めている。

もう

あの方法

しかない

私が結界をいい

張り続ける「力」を

瞬間的に集束、

白面を

結界内に再び

押し戻す

しかし、そうすれば

大量の力の放出で

私はー

あと四か月しか

この結界を張る

ことができなく

なってしまう。

それでも...

今は誰も白面に

勝つことは

できない...

やるしかない!

妖達を

助けるために..

そして

あの者を

潮!

私はおまえが

どう育ったか

...知りません...

しかし...

もしも!

もしもおまえが

私の思うような

者であれば...

必ずや

作ってくれるに

違いありません。

言葉は

そこに届か

なくても。

その「機会」を

潮、作って

ください!!

私が白面に

力をぷつける時

白面の意識を

一瞬でも

私の結界から

逸す...

ジェメイ!

忘れたのか?

父の無念さ、

母の無残な

死に様を!

お、おおお

白面ウェエ!!

放せ!

白面はそこに

いるのだぞ!

そしておまえも

死んでその身を

この槍に

捧げたのでは

ないか!?

ジェメイ

止めるなァア!!

私は炉に飛びこみ

この槍の鉄と

身を変えました。

それだからこそ、

もう、この槍を

お兄様の意のままに

させませぬ。

御目を

覚まされませ!

お兄様。

うしおにしても

お兄様の憎しみに

引きずられて、

獣の槍がいかに

強力であっても、

それ一つだけで

白面に勝てるわけは

ないのです。

力を十分に

出せないでは

ありませんか?

ジェメイ、

何をする!?

どけ!

うしお、

お兄様は

私が押さえます。

自分を

取り戻しなさい。

そしてきち

今日のところは...

お逃げなさい。

ジェイ...

どかわか!

オレの頭の中から

ギリョウさんの

声が消えた。

獣の槍ー

我は飛び立つぞ。

そして

おまえを今度は

砕いてくれるわ!

ここを我が出る

時の爆発で、

人間ともども

消し飛ぶから、

その火要も

ないだろうがな!

うしお

っ!!

バッキャロー!

逃げるぞ!!

あのアホ!

何やって

やがんだ!?

早く

しねーと、

この嵐に巻き

込まれちまう。

退部だ!

白面を上で

迎え討つ!

だが...

どう

やって!?

勝ち目など

...ない!

神野様はよ

早う!

ボ嵐...

おまえ達、

何している

早く逃げろ!!

うしおか

戻ってこねーん

だよ!

!?

ちィィ

間鎚に

ヒビが!

これ以上

進めねえ!

うしおー

とっとと

来やがれえい!

消し飛んだら、

喰えねー

だろー

がよっ!

ボ嵐、

先にゆォ!。

自分が

ゆく。

なんと!?

神野様

無茶です!

あそこまで

行けません。

新しい問題を貸せ。

数分なら

この嵐の中で結界を

悪れるだろう。

おいきとよ

いたします

ぞ!!

これ以上、

この神野に

恥きかかすな。

神野..

わかったのじゃ...

獣の槍は白面との

戦いに、なくては

ならぬものだと...

それなしで戦端を

開き...こうなったのは

自分の責任。

涙...

長...

火ず

連れて戻る。

凄い嵐

だ!

これが人間の

女の結界と

白面の力の

せよき合いか...

蒼月!

蒼月、

獣の槍も

無事か?

...神野...

オレのために...

来てくれたのか?

助かったぜ..

この嵐の中で

動きようか

なかったんだ。

では、

逃げるぞ!

この間鍵は

この嵐の中で

どれくらいもつ?

ああ?

少しなら

もつが...

よし。

ふははっは...

今、行ってもるぞ

妖ども!

この白面が

そこまで祈って

やるぞ!

おまえ達を

根こそぎ

滅ぼしになァ。

うわァ

アア!

来い!

蒼月!?

うわ...

ごいいいし...

まだ

動けるのか

獣の槍ィ!!

おまえは...

おまえは

ここまできて

退かする

我らの

淡ろを

誰でこと

いうのか!?

これで

わかったよな...

白面はおまえら

だけじゃ倒せねえ

ってよ...

ああ...

なら、

協力できるん

じゃねぇかと

思ってよ。

蒼月...

そうです...

うしお。

白面の意識を

そうやって...

私の結界から...

逸じて

ください!

そうすれば...

そうかァ!

どうしてもここで

滅びたいかァ!

なら

ここでェェ!!

白面よ!

今少し!!

其処に

居りませい!!!

逸れ...

た!!

な!?

新しいけっかいし

結界が

さらに我を

押し包む!?

もしおととら困る

女ァア

まだそれだけの

「力を持っていたかアプリ!!

もう少しで...

お...押し戻され

う......!

もう少しで

飛び立てる

ものをオオ~~

自面の者の

意識が

私の結界から

逸れた!

今だ!

うしおととら図

私に残された

力を使っての

...短い期間だが...

極限結界溜!!

うわあああ

間鎚が...!

こいつが壊れたら、

結界の力が荒れ狂う

この意の中で助からん!

おのおえええ〜

女ァァ!!

やはりおまえから...

滅ぼしておけば

よかったァ...ア!!

こ...の岩ッ

中にゃ...

母ちゃんが

いるんだ...

カオも

知らねえ...

話もしたこと

ねえけど...

母ちゃんは..

母ちゃんだ...

ちくしょう

手出しなんて

させるかよォ!

うおお...

こんな時に

問題に限界が

...!?

くっああ!!

消し飛べ

ええ!

...

間に

あった~

イズナ!

とら!

ふううう

おのれはアア...

おのれは覚えが

あるぞォ!!

見つけたまあ、公園だっあーー奴はぜひざる!

久しぶりだなァ

白面よォ..

八百年ぶりか?

この土地に来た

おめえとわしゃ...

人間や妖どもと

やりあったっけなァ?

おまじ男子こと八人の子はそんな...これで私を助けようとした心配し事も

悪かった悪いじゃね

しかし

それ以前ー

大昔の中国でも

確かおまえと

会うたぞ、妖!

人類もまた別れていった...

おお!

あん時や

世話になったなァ。

そういえば、

別の場所でも

おまえと我は

会うているな...

何いってんだ?

おめえ!

我は今ひとたび

ここに封じられる

のを足としよう。

だが、おば

覚えて

おくが良い。

我が時おかずして甦る時

真先にこの世から

消えるのはおまえ達だ。

妖!!

女の

息子

槍の

伝承者よ!!

くくっ!!

思い出したぞ

ふ!

おまえは確か、大昔、

中国の手朝を滅ぼした時、

我の前に立った人間だな。

ああ...

また

会おうぞ。

くうう...

白面の最後の

抵抗だ...

こ...ここで

オレの間鎚が

壊れたら...

みんな...

上に帰れない

う...う...

イズナ!

ゴメン!

みんな!

うわァア

ア!!

ふき飛ば

される

くくく

む、無念せ...

溶画は

すぐそこやのに。

神野様...

すんまへん...

しっかりしろ

ボ嵐

い...威吹

.....

なんでや!?

長の御意志

だ......

もうわかった

だろう

おまえにも。

妖がもう

仲たがい

している

時ではない。

東の妖達!

ぐえ。

よかった!

かがり。

雷信。

う...うしおと

とらか、別の方向に

流されたんだ!

え!?

そ...それじゃ

イズナ...

ああ、

あいつら

まだ下に

いるんだよ!!

ここは

誰かが小さな

結界を張って

る..

か...

母ちゃんだ

うしおととら困る

本当にいるの

かよ?

見えねえぞ。

おじたなア

女ァア!!

この白面を

今は封じた

なァア!

須磨子

オオオ~!!

一瞬にして

通常の20倍もの

結界で、

我を押し込める

とはな...

ーだがな、

その力の

放出によって

おまえはもう

この結界を、

張り続けて

ゆくことはできまい。

一年か!?

半年か!?

もっと

ずっと短い

かもなア?

いずれにせよ

我がおまえの

結界から、

はははっはっ!

妖どもよ

人間どもよ!!

飛び立つのは

すぐだ!

すぐだ!

すぐに

滅し尽くして

やるぞ!

この白面の者が

甦ってな!!

白面の者は

...強かった....

......完敗

じゃ...

彼奴の力の前には

間鐘の結界すら

淡立たぬ。

七恋子の娘でこんなに楽しい事はなかった...

では今度は我の者だな!!

東の星

よ...

主のいった

とおり

じゃった...

結界自在妖は

我ら東の方でも

造っておったのだ。

我らの攻撃も

物ともせぬ...

見よ

西の...

だが、これが

あってもやはり、

我は日面に攻撃を

かけるわけには

いかなかった。

今から八百年も

前ーー白面を

この海の下まで

退けた戦い...

間鎚より

遠くから

結界を張れる

ヤツをな...

さっきの嵐の中から、

西のおまえさん達を

或けるのに殺立った。

白面を完全に

倒せなかった

あの戦ですら、

人間達やこの国中の

妖が総出で

当たったのだ。

妖達だけで...

ましてや

東と西が協力も

できぬのに、

あの白面に

勝てるわけは

なかったのだ...

あのうつけ君と

増持った子どは

まだ登って

ねーのかよ!

ああ。

どうしよう~?

間鎚が壊れた時、

海底の方へ流され

てったんだ~

けっ、長飛丸にゃ

まだ貸しが

あるんだ!

私も

行く!

この結界の嵐の中で

もしかしたら..

どうした、

かがり?

あ!

けっ、

くたばり

そこないが...

ちっ、

白面のヤツ、

うしおととら図

ぶっ倒せ

なかったぜ。

オレ達やぁ

戦いを止めに

行ったんだぜ。

ほ〜〜っ!

そのくせ

白面の前に出ると

誰よりも

ぶち切れて、

誰よりも戦い

まくってたのは、

誰でしたっけ

ねぇええ?

あああ...

ありゃ

成り行き上...

白面を前にしたら

ギリョウさんの声が

槍から流れこんで

きて...そしたら...

いい訳は

いーんだね!!

だいたい

白面とやるたびに

ギリョウの憎しみ

とやらに引っぱら

れてたら...

おめえ満足に

白面と戦えねえ

じゃねえか?

ジエメイ

さん!!

ちえっ、

ユーレイ女

かよ!

うしお...

兄を許して

ください...

...ファン...

白面の者への

兄の憎しみは

私にもどうする

こともできない

私にできるのは

少しの間、獣の槍に

とどまって、

あなたに槍を

返してあげるだけ。

兄のあまりに

強烈な

怒りの心が、

獣の槍の

強さの限界と

なっているのに

私には

何も...

できない...

ジェメイ

さん..

兄は...

父や...

母や...

私を.....愛し

過ぎたのですね。

それ...

悪いこと

なのかい..

ちがう

だろ...

私には...

答えられ

ません...

うしおー

あなたの母は、

白面を

今一度封じるため

「極限結界溜」を

行いました。

極限...?

そのために

須磨子は、

結界をこれから先も

張り続けて

ゆくための力を

すべて放出し...

あと

四か月ー

あと少ししか

白面を結界内に

閉じこめることが

できません。

すなはち...

四か月...

心して

ください...

白面は四か月後に

自由を

取り戻します。

そして

。あなたの母と

四か月ったら

すぐじゃ

ねえかっ!

それまでにコノ

鼻クソが強く

なるわきゃ

ねーだろ!?

あなたの友...

バカヤロ

ウッ!

あなたに頼っては

なりませんか...

とら。

それは...

おい

待てよっ!!

うしお...

とら..

ユーレイが

妖に頼みゴト

すんじゃ

ねーよ!

アホが!!

兄を...

許してください

ね.....

あ...

ちっ...行っち

まったか...

...

...

静かだなァ...

おめえ以外

はな...

とら...

うるせえ

な...

結局、いつも

オレとおまえの

二人なワケよ

深だぜ

えとか

いっんじゃ

...

何が!?

母ちゃんのコトを

知りに北海道まで

旅した時も、

大昔の中国に

行った時も、

おまえと

二人っきり

だったよなァ。

そうそう

苦労した

ぜえ!

わしとも

あろう者が、

こんなクソチビ

喰うために

よー

メンドーゴト

にもつきあって

よー

頼んで助けて

もらったん

じゃねえや!

なーん

ちってよ!!

何なら

今喰って

みろよ!

やめとくぜ

今、疲れてん

だからよ。

へー

そうかい。

あいた

~~~

おめーの

やり方は底が

浅いんだよな〜

それで何よ?

何が

いいてーん

だよ!

別に~

うしおととら困る

ただよ、次に

白面が出てきて

最期の戦いに

なった時も..

結局ー

おまえと二人で

戦うんだろう

なぁ...ってな。

ふん。

あい変わらず

能天気なヤツだな。

あの白面に勝つ

つもりかよ?

そうだぜ

...とら...

アイツ

すげえ強いけど...

獣の槍で切った時

手ごたえはあった。

だから...

だから

きっと...

みんなで

力を合わせれば

必ず!!

獣の槍は妖を

殺すための槍と

昔からいわれて

おった。

だがあれは、

ニヤミ百年の昔

神剣に人間の

隠しみが

取り憑いて

ぶった武器らしい。

白面の者に

家族を殺された

人間のな...

人の憎しみ

か...

畏るべし...

あの槍は

妖が人を殺す

気配に敏感に

反応する。

だがそれは

白面への

怒りの副産物に

すぎね。

獣の槍の

本当の目的は

白面の者なの

だから..

そして...

あの槍だけが

白面を

受けるのだ。

我が...

お主と話し合い

東と西の妖を

協力させ、

蒼月潮の

戦術的

有利を考えて

おっ、ぶ...

勝てたかも

しれぬのに...

すまね...

もうよい

西の...

それより、

我らには

もうひとつ

課題が残され

てお?

人間達とも

協同戦線を

張るという、

課題がな...

人間ども

と...

ああ...

白面を完全に

滅ぼすためには

うしおのみでは

なく...

人間達とも手を

迎まねば...な。

八百年前の

戦いのようにか

ああ...

そうだ。

どうだな...

神野。

できるかな?

協力できるん

ここまできて

読めてる!!

我らの

ふ...東の長...

山ン本よ。

昔の我なら

思いもせぬのじゃ

ろうが...

我ろを選ぶというの!!

いうのか!?

...そうだな。

上がって

来たぜ!

来たか!?

ああ

そうだ...

白面の岩は

倒せる!

人間に

あのような者が

おるならばな!!

いきなり

満足し

I耳章

げっ

...

証言一

西表島の

満月の夜でした。

おいら達キジムンは

いつも住んでる

ガジュマルの木を

出て、

島のお月さんは

とても

きれいで..

大きな川の

マングローブの

林から、お月見を

してたんです。

証言二ーー

それは小さな

人間の赤子でした。

おいら達急いで

その木の舟を水から

引き上げました。

誰の仕業か

わかって

ましたから

証言三

大きな川には

変化が出ます。

その大きな

川の中にも

タチの悪い

のがいます。

満月の夜、

そいつは

おかしな力で

人間の家から

赤子を連れ出し

赤子を食べて

しまうのです。

カニマジムン:

小さな木の舟に

乗せて自分の

所へ連れてきて、

証言四

今までもそういう

コトが何回も

ありました。

おいら達がそれを

ジャマすると

ヤツは怒って、

でも、

赤子はお月さん

みたいで..

川を氾濫させ、

木々を根こそぎ

倒してしまうのです。

とうてい

あいつには

渡せません。

おいら達は九州の

高千穂の空屋敷を

訪ねることにしました。

そこの主の神野さんは

おっかないけど強くて、

妖には平等だと聞いていましたから、

何とかしてくれるんじゃ

ないかと思ったんです。

出てきて

くれません。

証言五ー

島の近くで

妖総出の戦いが

あった話は

聞いていました。

みんな疲れてて

おいら達の話に

取りあってくれん

のじゃないか...

じゃ

この赤子は

どうなる?

そう思って、心細く

なった時です。

うわやっぱダメだっ!

うわ

やっぱダメだっ!

うわっ

落っこちるっ!

うわ

わわわ...

うわゎわわ...

門があきました。

証言六ーー

内から門をあけて

くれたのは...

はァひ...

だれだァ?

おいら達が

神野さんに

頼みごとがあって

来たというと..

そっか~

みんな寝てるし

...オレここに

泊まるの初めて

なんだ

変な妖

でした。

わっ

門がひらくっ!

うひー!

証言七

こんなの聞いた

コトもありません。

空屋敷に

住んでるのに

てんで間抜けた

妖なんて...

おいら達は

考えました..

この者は

下っぱの妖

なんだと。

あはは

なーんでェ

おっこちりゃ

良かったのに!

うるせえ!

こんな変テコな

造りになってる

方が悪いんだ!

証言八ー

その金色に光る

妖は――とても

強そうでした。

爪という爪に、

力がみなぎって

いるようでした。

毛という

モー

だいたい

オレはおめーが

喰おうとしてる

エサだろ?

死んだら

マズイんだろ?

もーォいいの!

もうそういう

コトバにゃ乗らんの

わしは!

おめえの

そのログルマに

乗って、

わしゃ何回

めんどーゴトに

付きあわされたよ。

白面の者とは

自分の意志で

やったん

だろ!

あっ!

おめーが

喜んでケンカ

売ってピンチに

なったコトも

あったよな?

ほらな!

すぐその

獣の槍で

脅すー

ヒキョー

だよなー!

おまえ

ってー

ー!

ちっ、

わかったよ!

泣きマネ

やめろよな。

それで

何だって?

証言九ー

どうやら二匹は

仲が悪いようでした。

ああん

飛びながら、

おいら達は

その妖達に事情を

説明しました。

証言十

どうやら

まぬけな方が持つ

銀色の槍に...

強そうな金色の

妖は弱いらしく...

何でわしが西表の

方に二回も飛ばな

きゃならんのだ!?

くっ何だか

大切さんが

そんな

本当に変なことも

あるもんです。

そうかァ...

赤ちゃんを

助けたいって

なァ。

だって

かわいい

もん。

その変な妖は

赤子を見て

笑ったんです。

ああ、

そうだよな。

ジャマだから

そっちへ

行ってろ。

銀の槍の妖と

金の妖はそういって、

カニマシムンの住む

川に出ていきました。

証言十一!

すると不思議な

コトがおこり

ました。

見るまに

変わっていったんです。

今まで優しげだった

まぬけな方の妖と

槍が

おのれらア

ワシの喰い

モンをォ!

ワシの満月の

とっておきを

ジャマする

かァア!!

キジムン

許さねえ!

キジムンに

頼まれたヤツも

許さねええ!!

久しぶりに見た

カニマジムンは、

前に見た時より何倍も

強そうに見えました。

おいら達はみんな

二匹の妖が

すぐにやられて

しまうだろうと

信じたんです。

でも..

行っくぜ!!

わかった

よっ!

くだらね

なァ!!

っぎゃああ

オマエらァ!?

ちくしょオ

くくく!

ぎえ!!

証言十二

負けるなんて

とんでも

なかったです。

ばか

やろう!!

赤ちゃん喰ったら

その赤ちゃん...

母ちゃんとー

暮らせねえ

だろがよ!

こ...いいいんじゃ~!

~!!

一匹とも

すごかった

です。

証言十三ー

おいら達は

こんなに強い

妖を見たこと

なかったです。

急むれてる

せえ、おまえ

うるせえ

あめーこそ

ちびったんじゃ

この赤ちゃんの

おうちは

わかるのかい?

それは

草木に聞けば

何とか

わかりました

よかった。

でも、あれだけの

騒ぎがあったのに

またおとなしく

寝てるぜ!

くす

あー

笑った

笑ったー

ほら

おまえらに

笑いかけてるぜ。

おまえらに

ありがとうって

な!

え!?

おいら達は

何も...

いいかける

おいら達へ...

いーや、

きっと

赤ちゃんは

いってるぜ。

だって一匹は

金色で、

もう一匹は...

そういって笑った

その妖の目に

大きい満月が

浮かんで

ましたっけ。

証言十四ー

おいら達は

ホントに、

あんなキレイな

妖達は見たことが

なかったです。

目の中に

お月さんが

あったもの!

証言十五ー

あしたの朝、

赤ちゃんを探し

疲れた男親と...

目を赤くはらした

女親は、玄関の

前に、赤ちゃんを

見つけるだろう。

赤ちゃんの乗った

木の舟には

小さな木の実...

古いおもちゃ...

金色の毛が一本

そしてー

掲載・週刊少年サンデー平成6年89号より平成6年代号までご

満月の光の

かけらか少し

一うしおととら困ったー

高千穂空屋敷”宿直”の

日誌よりー

みんなひゃはう!!

Loverto!

第2回

キャラクター人気の悪魔果発表

それでは

いくぞ!

輝ける

第1位は!

これこそなただ

わしが

案内役じゃ

雲外鏡じゃよ

覚えとるかの

とらーっ!!

不動の

なんで

いつもおまえの

下なんだよ!!

うるせえ

そんなことより

早くわしに

喰われろ!!

先行こ!先!!

不畳の三位

蒼月

2010

ふ2ランクアップ

ヨ位,井上具由子

第30章「愚か者は宴に集う」でウエテイングドレスや

小学校の頃、そして部屋まで披露してくれた!

ランクアップは当然か!?

798票~^!!

とら

なんかより

わしと幸福

蒼くまん

かのォ~

44ランクアップ

680票

かわいいだけじゃやないぜ!!」

「小動物だからってナメんなよな

20位、イズラ

妖は奴ーー

人間とは狙いれぬ

ものよ

危険な

昌位中村麻子

o!ランクタゥンE2D票!

お起きんかーい

うしおーっ!

真由子ちゃんにぬかれたけれど

由華料理は得意だし

いざという時は守ってくれる!!

強い娘だぜ!!

この起こし方は

ちょっとのォ~

目位蒼月柴暮

81ランクアップ476票、

話が進むにつれ、紫暮の魅力がどん

どん出てきたからのう。

これからもカッコイイシーンは出る

じゃろうが、笑えるシーンはもっと

ふえてゆくじゃろうなぁ。

プロジェクトランダウンプログラムは

最近めっきり出番がなくなったにもかかわ

らず、フ位に残ってるのは脅威じゃな。

じゃがファンの者よ、鏢の話はこれからと

んどん進むぞよ。

...

いつランクアップ

あいかわらずのマイペースな法力僧。

とらとのコンビも見事にハマり、その

性格にも磨きがかかり、人気もアップ

...といったところじゃろう。

昌宜秋弐流°弛慄

......

みなさんはお

MayErou

藤田和目郎

本人はもう「うちょーてん」

ふんで...

だがみんな、あんまり甘や

かさんようにな..

2065

10位かかり

Q1ランクダウン165栗

鎌鼬三兄妹の末娘。しかしまあ、

かがりの奴は見るたぴにキレイに

なってゆくのう...

じゃが幼い頃からのかがりを知っ

とるワシとしては、そろそろ良い

ダンナさんをもらって元気な子を

産んでほしいと思っとるのだが...

どうかのう?かがり。

11位キリオーは、

18位九印128号

ベストテンに及ばずながら

仲の良さもしめしたぞよ。

1度位目論

♣8ランクアッ〜«ブ!!!』

日輪のバワーにみんな

圧倒されたカンペーーッ!

ありがとう

14位小夜

08ランクダウン器具かわいそうにのう。出席パリないっただけじゃ。

だけじゃ

ドンマイドシマイ!

15位雪目03ランクダウン

わしゃなくさめか

...

きらいでの...

フェリエメインターン

ぬ1ランクアップ

幽霊になっても

がんばっておるからかの

1000年10

虫球水力君71景

日輪に次いで肌の露出が

多かったからじゃの...

1003年0月

5ランクダウンじゃが

戦の妖怪の中でも授業

いく気があるな。

なーんでこんなヘンな

コツか...

婚姻NEW

お外日さん

ヨメ

課位岩山勇

Q38ランクダウン

18位十郎乱景

Q8ランクダウン

みんな悲しみを忘れたかっ

るようじゃの...

まあ立

獣の道47号

メイランクアップ

わしらを滅ぼす

物に人気がある

...と..は..

身位柱詞詞

06ランクダウン

割蛍湛瀾官4場

A5ランクアップ

顔に似あわず大ボケな

ところが人気かの!?

...

...

人間になれて本当に

よかったのう

ちなみに彼氏のヤスは

399は、12票じゃ...

!!

自由とり聞き

自己自身は自分以外の友しさは本に話したからじゃの...

哀密じ

...

あ...

ませっと

♣2ランクアップ

なーんで

俺より

こいつのが

人気あるん

だよーっ!

それにしてもわしが

27位とはな...

それにしてもわしが27位とはな...

お兄ちゃん

この二人より

下そ...

まさ

芹山

まだ

自外観的に

014ランクダウン

ここは「なーんでこんなの選

んだんじゃ!?コナーじゃ。

まったくへんなものに票を

入れおって...

わしに入れんかいっ!!

...

スマッシュくん

ヴィタエ4187探

427日月

さて問題です

どっちが!!!??

どっちが切でしょう。

私が

切だっ!!

中にはキャラクターじゃ

ないものもあるぞ。

アリシゴク日曜~~~

ワハハハ

勝ったぞ。

寝橋人形1乗

なんで

食われる気が

1祭なんじゃ

ショルショーネミテ

ニモンテーショスター

ビッチmせ

..

20巻32車フロ目

25番27日目八フコマ目の三人1

私のセンスをわかって

くれる人がいたのねの

F157票

キリオの番、、

ゴーレムいみたいなの

酒は涙か溜息が

みんな協力

ありがとう。

みくなみんな

ラヴュー!

望ノ助柿右衛門

マドロスバー

食べ物部門でへ

優勝だー。

みたいじゃなくて

ゴーレムやっ!!!

ただの

クリームパン

に負ける

とは...

昨日12日1

とえタッフ一同

うしおととら&

少年サンデーコミックス

者著

発行者

自力刷り所で

1995年4月15日初版第1刷発行

腺田和H藤

◎KazahioFuita.Igs

『井常生

中央精版印刷株式会社

笹徳印刷株式会社

(検印廃止)

発行所

1-01)東京都千代田区一ツ橋二の三の

振替(00]80180-1-201

TEL-販売O{32301540編集03(3230)5480

●選本には十分注意しておりますが、万一、落丁乱丁などの不良品がありましたら、「業務部」あてに

お送りください。送料の社会担にてお取り替えいたします。

●本書の一部あるいは全部を無断で複製表載・上演・放送等をすることとは、法律で認められた場合を

除き、著作者および出版者の権利にの授者となります。あらかじめのやはあで問話をお求めください。

国本書の一部または全部を無断で複写(コピー)することは、著作権法上での例外を除き禁じられて

います。複写を希望される場合は、日本複写権センター(TEL.08-34012082にご連絡ください。

株式

小学館

業務部・TEL-012.3652

【SBSN4-09】12:40パート

「...!???」ってる4034

9199790003年19月79

C9979p390E

ISBN4-O9-123403-8

雑誌45044-08

定価390円(本体379円)

藤田和日郎...

ぐんだん

た。いま起こしたら日本は沈む...!!

俺の体をして自分の身を伸ばすとする気の女の女性を止めながら、息とを追ったフレも、それにした時、ラーボードを見るというか。

あんなことでしょうか。それの状態があるのですが、あったりなんだろうな。だから、それはそれではないかもしれませんが、たくさんの

ぼうそう

すを読め

小学館

スポーツもせっぱな。

さぁ雪山た

スキーだぞ!

つれてきた我に

感謝だ!!

スレは

スイボード。

男はつねに

あたらしい

ものに挑戦

しないとなん

くれますように

満月は狼男の力の源。月は英語の狂気の語源

おそろしいイメージ:でも僕は「お月さん」の下を

しかし

一人で歩くのが好きです。

明るい光の下、「満月」を考えました。

願わくば、すべての赤ちゃんの悪夢を、うしとら

が、ぶっ裂き、ぶち切って、コナゴナに打ち砕いて