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Instructions:
花とゆめCOMIC
ヴァンハイア
樋野まつり
今年は、株式会社以外のサイトが
...
花とゆめ
WHO
97845459734-5292183068
10月10日(日)ホール)のタア84592183068
いや、そうですね。それはそういうことですよね。
C9979Y39OE
IsBN978-4-_592-18306-8
定価「本体390円+税
1.1.929979003906
雑誌43785-70
藤王
花とゆめCONICS
いいよっ!!
...
A収録作品◆
レベル・Eに堕ちる苦ししみの中、思わず
優姑に唇を寄せてしまった零。その後
夜会で枢に「吸血鬼になるアッと問われ
動揺してしまうた擾姫は自分の記憶を
取り戻す決意をする。学園の冬休み..
闇の中から新たに動き出す者がIP・描
き下ろし「僕と枢様も収録の第6巻/
優しala掲載書
白泉社
●植野まつりの本
――花とゆめコミックスー
とらわれの身の上、全6巻
めるぶり、メルヘン☆プリンス、全身を
WANTEDIウォンテッドー
ヴァンバイア騎士_@~@
作品かいせつ
レベル・Eに堕ちる苦しみの中、思わず優姫に唇を寄せて
しまった零。その後、夜会で枢に「吸血鬼になる?」と
問われ動揺してしまった優姫は、自分の記憶を取り戻す
決意をする。学園の冬休み..闇の中から新たに動き出す
者がー!?描き下ろし「僕と枢様」も収録の第6巻!!
花とゆめCO
花とゆめCONIOS
ヴァンパイア
樋野まつり
ヴァンパイア
おまえ
ヴァンパイアン
咲血鬼(
良い良い時を僕と生きる...
失われた記憶を解り始める限界、きっちゃんと
美味しいんだけど、苦しむ零、微笑うね。あの人は死。運命が動きだす!!
月刊Lalaで超ヒット
どこよりも美しい
吸い血鬼に触れ、
自暴れ
...
97845929年6月25日火
c9979¥390E
ISBN978-4_592-18306-8
定価「本体390円+税
1.1929979000390
雑誌43785ー70
花とゆめCONACS
樋野まつり
描き下ろし
特別編
僕と奴様は
収録!!
行こうと思ってる高校があるんです
レベル部に堕ちる苦しみの中。思わず複雑に唇を絡せ
でしまった零その後、夜会で相談に「戦血鬼になる」と思わ
九動揺してしまった後悔は自分のの記憶を取り戻す決意を
する。学園の冬休み・間の中からら新たに動き出す者から
アイドル先輩主役の描き下ろし特別編も収録!!
おそ誘われ
作品かいせつ
レベル・Eに堕ちる苦しみの中、思
しまった零。その後、夜会で枢に
問われ動揺してしまった優姫は
決意をする。学園の冬休み...聞の
者がーー!?描き下ろし「僕と枢
キラキラ★ドキル
ヴァンバイア騎士@
おわれの身の
しかしそういうことはありませんが、
目が合うと下僕発作の
とらわれの身の上」
私に乗り込んだ少女は
とらわれの身の上、全6巻、
めるぶりメルヘン☆プリンス・手を
WANTED-ウォンテッドー
ヴァンバイア騎士「@~@
●樋野まつりの本
ー花とゆめコミックスー
「CANANE
ふろくや応募者全員サービス
読者参加企画など、必見です★
ンパイア願士
はとはめて●MCは、
第6巻
ひ
樋野まつり
●目次
ヴァンパイア騎士、
第二十六夜、かなめせんぱい...
第二十七夜、記録保管室...
第二十八夜、玖蘭家...
第二十九夜一胎動...
特別編・夜間部ができる少し
前の僕と枢様...
第二十五夜
夜、吸血鬼達と夜会...
151
この作品はフィクションです。実在の人物・
団体・事件などにはいっさい関係ありません。
iPhone
はああはははっ
2014年のデイ・クラス夜のナイト・クラスを
それぞれのディ・クラス、夜のナイナス・名門黒主学園には、9つのクラウント・クラスーー。ラスが共存する。美形
エリート集団・夜間部の生徒は実は全国吸血鬼ー!!
家皿誓に
閑もる救
・身分を
種自を零
hestoryof
に
わたしは
手前、奪え優妙
お
世を失う
生族をお寄せれ
おそらくはありが
これ
ひゃあああ
に
まう。私は零を庇う形で、吸血鬼に丁を出さないように警察が
親の死により、零はレベル:E-に堕ちる運
命から、もう逃げられなくなりーー!!
つい鬼...
普通科
だけど、何もしてるんでしょうか
それは...
...
りゅう
錐生零
優姫の幼馴染みで守護係。閑に
より安血臭化やがて理性をな
し「レベルEに晴ちる運命
一緒里君...九州から一度も
人間の風が起きっていない
強い能力を持つ吸血鬼。
咳んだ人間を吸血鬼に。
黒主理事長
黒主優姫
主人公
理事長の義娘での主党の
を守る守護係
壱縷
零の双子の弟。4年前家族、零の家族を奪った納
開に付き従う。血種。枢により殺害
緋桜閑
んあかつき
架院暁
通称・ワイルト
女蘭校
夜間部・クラス長
純血種の吸血鬼。優姫の憧れ
ナイトゥラスの生徒たち
...
藍堂英
通称・アイドル先
優姫の笑顔がほしい...
その想いを
自覚してしまった零。
しかし
それは許されぬ罪:!!
なんでも
ない...
ありがとう
WindoreにRT@Hinay
きれいで
「吸血鬼達と夜会」
第二指五夜
ごめん
なんでもない
...ん...
うん...
零...?
でも今
私にキス
しようと...
...なに?
え!?
...本当に...
...どうか
していた..
ちょっと..
変な夢見た
せいだから
寝呆けてた
せいだから
.....う
ん.....
わかったから...
にらまないでよ
そういう
ことなら
ついさつきの
アレは......
「なんでもない」
「なんでもない」
ということに
なるのかな...
なる..
もう少し
だから
優姫
はず..
...今日は優姫
ずっとそんな
調子よね...
つき合わせて
しまって
ごめんね
ううん
いいの
今日はもう
予定なかったし
頼...ちゃん...
零くんを
変に避けたり
挙動不審
だったり
今日はこの後
バフェで釣って
尋問するつもり
まあだいたい優姫が
悩んでいる場合は
玖蘭先輩か零くんが
元凶って決まってるけど
まあ
きかせて
私なんだのよ
ほんうの...
玖蘭先輩のことは
どうでもいいけど...
頼ちゃんてホント
枢センパイどころか
夜間部にも距離
おいてるよね
...
だって...
なんだか
あの人たち...
うん...私は
いいことだと
思ってるけど
少し
こわいん
だもの...
ママ...
...
...ええと
迷子...?
ママのとこ
つれてって
ママと
はなれちゃった
の...?
すぐ近く?
頼ちゃん
私この子を
お母さんの所に
連れていくから
お買い物
済ませてて
協会からの
指令書
錐生くん
これ
皆様こんな生活を全てのお
皆様こんにも全部巻...全4巻いてき
いや...いやいや、そんなことはないですか?
いいを馬鹿せてまっている風野でございます
1分の連載作品のお客様に入し、色々とないを掲載して
突入し、色々と思いを馬鹿せてしまっている
読者のまぼだ
読者の皆様のお陰だと、本当に引っ張ります。
しみじみと思いました
6巻もお手に取り
今夜
近隣で開かれる
吸血鬼の夜会を
監視しろってさ
うーが単純して、柱に尽き
に書けるネタ
きましたひ。
のかもしれない
ですが..
クリ脳は「こいくかい
その程開いのことで
容量一杯ですと
Cバカだから?
...わかりました
行きます
...
もしも楽しみに
り、描きてる
頑張りましたよ。
「7巻では柱
俺はできるよう
ネタためます。
手を焼くことは
ないと思うよ
穏健派の
集まりだって
いうから...
百貨店から
出ちゃったよ?
本当にこっちで
いいの...?
うん...
もうすこし
だいじょうぶ
もう
ちょっと
廃ヒル...?
人通りから
ずいぶんはずれ
ちゃったけど...
本当に
ここ...?
うん...
ボクひとりで
とても
こわかったんだ
ありがとう
おねえちゃん
すごく
可愛い子..
...心配だから
ママに会うまで
ついてくよ...?
...やさしいね...
おねえちゃん
左右の
瞳が...
ありがとう...
...あ...
ずる...
なに...?
れ...?
...英
どういうわけか
こんな所に
黒主優姫が
ぶっ倒れている
どうした暁
...困った
子だ...
...体に力が
入らない...
まぶたも
すごく重くて...
......?
あれ...?
あれ...?
え...?
え...?
ここはどこ...?
よかった..
案外早く
目が覚めたね
あ...っ
......
...あ
ありが...
僕とは口を
ききたくないんじゃ
なかったの...?
...あっ!!!
センパイとは
口をききません
...あれは...
枢センパイが
零を疑うのを
やめてくれれば...
もう...
...たしかに彼を
疑いすぎて
悪かったと思う
謝らなくちゃ...
実際ちゃんと
真犯人は別に
いたしね...
でもね
優姫...
あんなことを
言われて..
僕が
腹を立てない
とでも...?
...で
で...もっ...
悪いのは..
枢センパイです...
...そうさせたのは
誰だか
わかってる?
...心臓が
はねたね
多少はわかって
くれているのかな...
いいよ
入って...
今度は君が
呼びに来たの?
枢...そんな
邪魔そうに
しなくても..
やっと足を運んで
くださったのだから
ぜひ...って
今夜の主催の
藍堂家当主をはじめ
皆枢が顔を出すのを
待っているよ?
...ほら
優姫ちゃんも
ちゃんと目を
覚ましてくれ
たんだからさ
...
枢
.そういえばここは
どこなんだろ...?
...ところでなぜ
あんな所で
行き倒れてたの?
豪華な
天井...
彼女なら大丈夫...
この部屋にいれば
誰にもバレないよ
はっ
優姫ちゃん?
はいっ
君が他のお客に
見つからないように
ここに連れてきたん
だよ
いえ...
あそこは入り口で
目立つから
学園には連絡
入れてあるけど
もう少しここに
隠れていてくれる?
今夜のお客の
子供たねきっと...
で...なにが
あったの?
迷子の子供を
廃ビルみたいな所まで
送っていって
お礼にほっぺたに
キスされて...
えーと...
そこまで...です
おぼえてるのは...
吸血鬼の子供は
生気吸うんだよ...
今この別邸の中には
吸血鬼の貴族たちが
大勢集まっていて、
優姫ちゃん
ここは
その廃ビルの
地下空間に
造られた
藍堂家所有の
地下別邸
なんだよ
そして今宵は
近隣の吸血鬼達による
定例夜会が開かれてる
人間の優姫ちゃんの
存在を知られると
とても危険
なんだよ...
.....
あまり
じろじろ
見るものじゃ
ないわよ
周りの
穏健派の方々は
気にとめても
いないわ
大きな夜会には
ハンターの監視を
つけるー
お互いうまく
やっていくために
決められている
〝協定〟でしょ...
気に
くわないけど
英
枢様は
まだだろうか...
わかっています
お父様
今度は副寮長が
アタックして
くれていますから
だからって
なんでアイツが..
お会いしたがって
おられる方も
いらっしゃるのだが...
...おい
...いつまで
やってるつもりだ
師匠
よお
バカ弟子
なんで
あんたが
いるんだ
俺が追ってる奴が
ここに現れるかも
しれないからだ
...おい
風紀委員
夜間部の奴ら
夜遊びしてるが
放置していいのか
〝保護者同伴〟
だから
いいんだそうです
夜刈”先生”
...見ろよ
ヤツら
表面上無関心を装ってはいるが
表面上
無関心を装っては
いるが
お前のことが気になっている
お前のことが
気になっている
純血種殺しは
穏健派にとっても
やはり大罪
なんだろうな...
たとえ厭われた
狂い咲き姫でも
とどめを
さしたのは
俺じゃない..
......?
...師匠...
壱縷に
会ったー
そうか...
窓がまったく
無い部屋...
なんだろう...
私
こういう部屋を
知っている
気がする...
人間の
おねえちゃん.
さっきは
ごめんなさい...
...あ
迷子の..
ボク...
吸血鬼
だったんだね...
ママには
会え...
ボク?
あ...
おねーちゃんが
ここにいるのは
誰にも言わないで
...いない...
...!?
キョロ
キョロ
なに...?
あ...
群れる
吸血鬼たち
そして
明かりが薄暗くて
わかりにくいけど
歌手
私でも知ってる
ソフトウェア企業の
社長...
なんで
あんな人たちが
ここに!?
有名な賞を
獲つてる俳優や
スポーツ選手:
あの人たちも...
吸血鬼.....
けっこう...
けっこう...
正体隠しながら
表舞台で生きてる
吸血鬼がいるんだ...
生まれ持った
能力を
生かして...
.....
彼らの正体が
吸血鬼だと
知ったら...
人々は
どんな風に
思うんだろう
......?
え?
あ...れ...?
...!!
なんで
零がここに
いるの!?
招待:じゃないよね
仕事...だよね?
!!
いちいち
思い出さなくて
いいから私
零はあの時
「どうかしていた」
って言った
「変な夢見た
せいだ」って
そう
...そういう
ことだから...
...
そう...
確かにあの時
様子が変だった...
―――...零
零はどう
思ったんだろう
私の反応...
殺して
しまったと...
零が見た
変な夢って
何だったんだろう
だって
零と私は
姉弟みたいな
幼なじみのような
親友のような影響
四年前
傷ついてる
零に出会って
大切にして
あげたいと思った
そっか...
そう
...見回りが
今日の仕事なんだね
本当に
なんでも
ないんだ...
大切な...
...なんだ
風紀委員、と
そんなに
うわんな
私と違って
零は
いつも通りだ
すみません...
...枢様
邪魔をするつもりは
ないので皆さん楽しく
やっていて下さい
元老院に背いて
人間側に味方したと
いうのは真ですか...
その...
この者に..
...本当です
枢様は
さすがだ...
.....
いよいよ
歩み寄ろうと
お考えなのでしょう
我らと人間の未来のために...
我らと人間の
未来のために...
尊い姿勢
ではないか..
...枢様
息子がお世話に
なっております
本日はお招き
ありがとう
ございます
藍堂殿
このような場は
苦手なので減多に
顔を出さす...
よろしいのですよ
お気になさらずに
それより本日は
特別にお願いが
ございます
これは
私の娘の
月子です
お父様
いずれ月子が
枢様のお気に
召されることが
叶えば...と
一族全ての
願いです
お父様
やめて下さい
枢様っ僕は
願ってません
...どうなるかは
わかりませんが
枢様は以前は
このような話題は
徹底的に無視されて
おったが...
覚えて
おきます...
...
さよう
ですね
枢様
か...
枢様
大人になられ...
残り少ない純血種の
役割をご理解
されたのでしょう...
私の娘も
お見知りおきを...
どうか
我が娘にも..
皆様...
そんなに
群がらないで
くださらない?
枢さんが
可哀想...
更様...
白蕗家の
御息女
更様だ...
更...
久し振り...
枢さん...
更様まで夜会に
来られるとは
なんと珍しい
ことでしょう:
貴方が
学校ごっこを
始めてから
全然会うことが
できませんでしたね
私たちは
残り少ない
純血種同士...
互いを助け合って
いかなければ
ならないのに
同じじゃんけっ
純血種...
あの綺麗な
女も...
枢センパイと
〝同じ〟なんだ
枢センパイに
一番近い女...
...遠いって
わかっている...
見なきゃ
よかった..
つもりだったけど...
アトン
...入れて
くれるかな
この部屋を
出るなと
あの..
枢...
センパイ..
僕は
言ったよね...
ごめん
なさい...
許さない...
謝った
だけじゃ
あっ
どうして
出たり
したの..?
...子供が...
迷子だった
あの子がママに
会えたかどうか
気になって..
そう...
あの男の子...
左右の瞳の色が
違う男の子...
帰りましょう
はい
ママ
...結局オレが
追っている奴は
現れなかったな...
...戻るん
ですか
ああ
あの小っちぇー
風紀委員に
よろしくな
...俺の
中では...
あいつの存在は
小さくないです!!
...枢センパイ...?
僕が
許すまで
もう少しだけ
このままで...
...疲れたんだ...
...いいですよ
少しだけ
かいま
見たもの...
なんでも
します...
それは私からは
遠い所にあって
枢さまの
ためなら...
今自分の
腕の中に
この男が
いることが
とても
不思議に
感じた
たとえっ
...
>一瞬だけだとしても..
第二十五夜、吸血鬼達と夜会ノおわり
私はここに
いなかった
貴方が
いなければ
そう
蒼二十十
第二十六夜
高校10年以上に出ていたので、
夜「かなめせんぱ!!」
極さま
大好き
大好き
あなたが私の
世界のはじまり
世界の
すべて
だから『自分の過去』...が空でも、恐く。なかった
...拓麻様
なんでもします
なんでも
します
枢様は...?
うん...
ちょっとね...
枢さまのためなら
枢さまの
ためなら
口をついて
出た言葉は
口をついて出た言葉は感じゃない
嘘じゃない
それは
私の願い
だから
優姫...?
もう...
.....”様”って
目の前にして
呼びかけないって
決めたのに..
何も知らない
昔とは
違うから
遠い男だって
自分に
言い聞かせる
ために
そう
決めたのに..
自分で...
自分がちゃんと恩を
忘れないでいれば
それで
いいって...
なのに
なんで..
枢...
セン
パイ...?
...っ!
あ...
“君たち”は...
“僕たち”にとって
ほんの一瞬を
駆けぬけてしまう
儚い生き物だ
吸血鬼に
なる...?
優姫...
私の...
僕と同じ
血を喰らう
化け物になって
長い長い
時を
僕と
生きる...?
私の
願いは
はい...
...ごめん
お仕置きが
過ぎた...
何もしないよ
恐い思いを
させて
悪かったね
...枢センパイ
私.....
どうして
そんな顔
するの...?
今後は
これに懲りて
...そろそろ
帰る時間だ...
進んで危ないことに
とびこまなければ...
それでいいよ
ごっ...
ごめんなさい
頼ちゃん...
手が冷たい
迷子の誰かさんが
無事に送り届け
られるのを外で
待ってたから...
おおっと
今夜は
寒いからねー...
雪だよ
もうそんな
時季かー...
雪の白は
血の赤を
思い出させる
あの
十年前の
一面の雪
飛び散った
赤
手を
差しのべてくる
返り血を浴びた
綺麗な男の子...
私は
枢さまがいれば
なにも恐くない
枢さまの
ためなら
その手を
とった
なんでも
できると
まあまあ
長い長い時を
僕と生きる...?
心のどこかで
待っていた言葉
いろんなものが
グチャクチャに
なって
けれど聞くことは
ないと思っていた
言葉
涙になって
あふれた
枢センパイが
本気じゃなかった
としても
口ばかりで
なにも受けとめ
られなかった私を
見て
ねえ
黒主さん
明日からの
長期休暇
貴女はどこかに
旅行の予定は?
失望
しましたか...?
あー...
特になにも..
じゃあつまり
ずっと学園に
いるのよね?
理事長の
にもの
ねえ?
休暇で空になった
月の寮に
隠しカメラとか
しかけてみる気は
ない...?
...
ええっ!?
いーっ
っ
.....冗談よ...
零..
おはよー...
もう
午後だよー
優姫
ちょっと
零?
どこに
いくの?
長期休暇前の
最後の〝お守り〟
夜間部が一斉に
帰省するから
最後の一人が門を
出るところまで
忘れてた...
見送るように
言われてただろ
そわ
心配しなくても
枢は今年は君の所の
お屋敷に滞在するよ
いや僕は
別にっ
ついでに僕と
その他数名も
藍堂は
いい暇つぶしの
材料になるから
楽しみだよ~
ききすて
支葵は?
行かないの?
皆と
一条
副寮長...
うん...行っても
どうせ途中で
仕事で抜けなきゃ
いけないし
遊ぶのは楽し
あっ
お疲れ様ー
優姫ちゃん
錐生くんーっ
親がたまには
顔を出せって
うるさいから
今年は
帰る
ちょびっと
いつも
たいへんだねー
僕たちの帰省中
ゆっくりできれば
いいんだけど
ふーん...
お気を
つけて
あ
枢
枢
はいガーディア
守護係さん
月の寮の
鍵ー
ちゃんと
戸締まり
してきた?
一条...僕も
それくらい
できるから
...優姫が
言ってくれた事は
嘘じゃないって
わかってるから
...
だから
枢
名残惜しい
だろうけど
優姫も...先に
戻ってくれる?
気にしないで
皆と先に
車に乗ってて
大丈夫
意地悪
しないから
じゃあ
あの...
お気をつけて...
枢センパイ...
ありがとう
...さて...
...錐生くん..
僕から
言いたいことは
一つー
優姫の手綱を
ちゃんと握っていて
くれないと
困るよ...
特に僕の
留守中はね...
それだけだよ
しばらく顔を
見ないで
済むと思うと
うれしいだろ?
ああ...
そうだ
協会から
“子供”のー
...いや
...
なんでも
ない
じゃあ...
わあ
優姫っ
たいへんだっ
たいへんだよっ
紅まり亜ちゃんが
目を覚ましたよ
医務室
あ
来た
来た
...
...壱縷ちゃん!
理事長さんの
うそつき!
ちゃんとここに
いるじゃない!
いや...
それは...
ねえ壱縷ちゃん
あの人ヒドイのよ
閑様は
滅ぼされたって...
...違う...
貴方...
もしかして
零...くん?
まり亜さん...
...そう
閑様は貴方と
会ったのね...
じゃあ本当に
死んでしまった
のね...
...壱縷ちゃんを
連れて私の前に
現れた関様に頼まれ
そもそも...私は
閑様の血縁に
連なる者
“器”として時折
自分の躯を
お貸しすることに
しました
閑様は見返りに
病弱な私を丈夫に
してくださると...
見返りなど
無くとも..
零くんのご両親が
指令を受けて滅ぼした
閑様の想い人とは
閑様は...
保護という名目で
ご生誕まもなく
隔離されてから
どなたの愛情にも
触れられませんでした
あの方に愛情の
一つの形を見せてくれた
初めての方だった..
その男を失い
己をも見失い
悲しみと怒りで...
零くん...!
...
...
まり亜
さん...
ほら優姫
休ませて
あげよう
零も
貴方に殺されても
閑様は後悔は
なかったと思います!!
まあまあ
落ち着いて
まり亜ちゃん
これ以上は
起きたての体に
障るから
貴方にだけ
真実を伝えて
おきたいの..
...何を
待って...
零くん
あの日...
「錐生」を駒として
彼を狩らせるように
仕向けだ...
本当の
黒幕が
たことを
純血種である閑様が
元人間の吸血鬼を
愛することを
よろこばない者ー
己を取り戻した後
その黒幕の存在に
気付いた閑様が
新たに力を得て
倒そうとした敵...
そして
貴方の
本当の敵でも
あると思う
それは
純血種の...
...零?
大丈夫...
だった?
まり亜さんね
自分の意志で
学園に来たんじゃ
ないから
別に...
あいつは
”閑”じゃ
ないから
家に帰るって
理事長に
言ってたよ
...愛情...
かあ...
...理事長と
枢センパイと
零がいて!
私...
贅沢だなあ...
頼ちゃんも
いるのに
私の親は
あんな
吹雪の中に
子供を
私を捨てたの
かなあって...
ちょっと
考えちゃった
置いて
いって...
優姫...
ごめん!
なんでも
ないっ
ホントは
そんなに執着
ないんだ
だって
全然
親のことも
自分のことも
覚えてないん
だもん
もう...
俺の前では
平気なフリ
しなくて
いいから..
玖蘭枢の存在が
ずっと心の支えに
なっていたことは
知ってる..
でも
覚えてないこと自体
恐かったことも
あるはずだろ...?
.....
......ねえ
吸血鬼に
なったら
心も強く
変われるかな
...枢センパイに...
吸血鬼になる?
って聞かれて
「はい」って
言うことしか
できなかった..
あっでも
本当は
枢センパイ
本気じゃ
なかったんだよ
...でもお前は
吸血鬼になっても
いいと思ったんだろ...?
そんなものに
なんか
させない
玖蘭枢を
敵に回しても
おわい
...お前に
憎まれても
夜かなめせんぱい...
だいにじゅななや
2017年10月21日、Kivicic
...登店後と
友「記録保管室」
第二十七夜
は
おお
まり亜
心配させないで
おくれ
突然学園に行くと
言い出した時の
いつになく堂々とした
様子にも驚いたが
それでは
私共はこれで
また突然帰ると
言ってきたのにも
驚かされたよ
ごめんなさい!!
お父様お母様
零くんに...
壱縷ちゃんに
もし会ったら
私が会いたがってる
と伝えてほしいって
お願い
言っておいて
くれる?
...うん
大丈夫...
ちゃんと
言っとく
ありがとう...
またね...
じゃあね
優姫
せっかくの
お休みなんだから
お義父様に親孝行
するのよ?
うん
頼ちゃんも
休暇楽しんで
きて
みんな
本当の親の所に..
自分の生まれた家に
帰っていくー
優姫
すぐ夕飯に
するから先に
お風呂行っといで
...本当の...
...本当の...
今も
会いたい...?
よく
わからない...
自分を
生んでくれた
親......
記憶がなくても
十年
生きてきた
ちゃぷ
違う
違う
生かして
くれたんだ
いろんな人達が
私の十年は
枢センパイに吸血鬼から
助けられる所から
始まった
そして私を
養女にしてくれた
理事長
なにひとつ
わからない私に
理事長は
日常のことや
勉強そして
吸血鬼のこと
少しずつ
教えてくれた...
私を喰らおうとした
恐しい存在
――吸血鬼
そして
こんな優しい人が
私にはいてくれたから
だけど枢センパイだけは
〝違う〟と理解できた
こんな綺麗な人が
私だけのために時々
会いに来てくれる
過去を思い出せないことが
恐ろしくなった夜も
...いつから
だったかな...
のは..
恐い夜が
減っていった
耐えることが
できた
...そうだ
零が家に
来てからだ:
傷ついている
零を見てただ
なんとかしなきゃ
―これ以上
傷つかないように
しなきゃ...って
必死で
だけど
零がずつと...自分が
吸血鬼にされていた事を
話さなかった四年間
そして私の血を
吸ってしまった
あの夜
それから間もなくして
零を吸血鬼に変えた
〝血の主〟緋桜閑が
学園に入りこんだ...
けれど彼女は零が
復讐を遂げる前に
砕け散り...
亡くなってしまった
...閑さんの血が
零を救ってくれる
はずだったのに
零はレベル:Eに
いずれ堕ちるしか
なくなってしまった...
そんな...
吸血鬼に
なれば
傷の上に傷を
重ねてきた零に
心も強く
なれるかな...
隠していたつもりの
記憶が無い不安を零に見抜かれ
守って
あげるどころか
とても
ひどい
ことを
私の問題で零を
傷付けたくない
思い出さなきゃ
だめだ
思い出さなきゃ
だめだー
思い出そう
思い出さ
なきゃ...
優姫...?
なかなか
出てこないから
理事長が心配
してる
零!!
大丈夫か...?
うん...
ちゃぷ...
まあっ
優姫!?
なんでも
ない...
どうした!?
あ...
なに?
今の
血まみれの...
今出る...
...わかった
外で
待ってるから
カチャ
...ごめん...
まだそこに
いて...
どうした...?
ユーレイでも
見えたのか?
...自分の過去...
真剣に
思い出そうと
したの..
ひさびさに...
そう
したら..
...お前は
親がハンターか
その関係者で
何かに巻き込まれ
たんだったら
そんな状況も
あり得ると
思ってた..
あたりに何も無い
吸血鬼がうろつく
ような場所に
置き去りに
されてたんだろ...
...でも理事長は
そういう事件は
無かったって..
協会の
過去の報告書を
本人が
見れば
何か新しく
見つかるかも
しれない
...何か思い出す
かもしれない
どうする?
ちょっと
キミタチ
本気なのかい
しつこい
ようだけど
本当の本当に?
あまりオススメ
できない所だよ
引き返すなら
今だよー?
零..
大丈夫だろ
お前はもう充分
関係者なんだから
理事長も
ああ言ってるけど
本当に私が行って
いい所なの?
...それに
自分の目で
確かめたいんだろ
...うん
心配なのはむしろ
錐生くんだよ...
ハンターではあるけれど
吸血鬼でもある君に
協会は懐に
入られるのを
避けているフシが...
昔は普通に
出入りしていた
所だろうけど
今となっては
立場がビミョー
だから...
理事長
な...
なんですか
それ!?
利用しといて
むぐ
あまり
おおっぴらに協会を
非難しない方がいい
この町に
住んでいるのは
吸血鬼ハンターと
協会の関係者
ばかりだから
...ここだ
たぶん
優姫が
用があるのは
じろじろ
見られてる...
お前じゃないから
安心しろ
優姫
ここが
ハンター協会の
本部だよ
なんだか
イヤな所...
気にしない
気にしない
こーいう所だから
へえー...
建物の入り口には
吸血鬼をはじく
術式があるんだが...
入ってこられた
ということは
『飼い慣らし』は
済んでるってことね...
ああ
ちゃんとあるな
烙印...
ちょっとそこの
おじさん!
いい大人が
若者いじめて
楽しいですか
あー
...
そのガキんちょが
マスターなわけね
なにここ...
夜間部より
なんかヒドイん
ですけど...
ガキんちょ
大丈夫
なのかねぇ...
大丈夫なのかねぇ...
零がなんで
笑うのかな!?
おくぃ
いちいち相手
してたら...
そのくらいで
やめるがいい
零はれっきとした
我らの味方だ
ハンターの中でも優秀な
錐生の家に生まれ
吸血鬼の力も持ち
これからさらに
頼もしくなる
味方だよ
すみませんね
協会長...
っい
とはいえ所詮
吸血鬼なんで...
しつこい
すみま
せん
さて?
零
おっきく
なったねぇ...
今日は何用で
来たのか...
お久しぶり
です..
ほうほう
でこれが
カノジョ?
え!?
は!?
今日はただ
十年前の報告書を
見せてもらいに
きたんです
なんか零
冷たい...
...
ちょっと
黒主くん!
教育方針
まちがったんじゃ
ははは
案内する気が
ないなら
自分の仕事に
戻って下さい
はいはい
わかったよ
一応
非公開の報告書
なんだからね
黒主くんと私の
仲だから特別に
見せてあげるん
だからね
ね...
...協会長って
偉い人だよね...
...まだ
なにも聞いて
なかったんだな...
そんな人とも
親しげな理事長って
一体...
うん...いつも
のらりくらりと
かわされて...
さあ諸君
記録保管室に
ようこそ
...
ここには吸血鬼と
吸血鬼ハンターの
膨大な戦いの歴史が
眠っている
...
やめるか?
...やめない
私は記憶を
取り戻した方が
いいと思う
ただちょっと
緊張して...
十年より
以前の報告書は
こっちだってさ...
さあ優姫が
生まれたあたりの
年まで遡って
記録を集めたよ
僕が以前調べても
気づかなかった所で
優姫本人なら
なにか気づくかも
零は私とおいで
零は私と
おいで
こちらの
未分類の方を
調べてあげよう
奥の方の
報告書は損傷が
はげしくて
かなり判読が
難しいんだけど...
なんだ...?
なぜ
こんな処で...
同胞の血を
たっぷり吸った
ものばかり
どれもこれも
死地から
送られてきた
ものでね...
『指令通り三体殲滅
以上
...これは
十六年前の記録
...あれ...?
なんで記録に
理事長の派手な
本名が...
『最後の現場報告』
黒主...灰閣...
...え?
『追伸――明日から
表の稼業をメインに
するのでよろしく
ー黒主灰閣』
きっ
理事長は昔
吸血鬼ハンター
だったんですか..
...ずっと
言えなくて
ゴメン...
なんだか...
いろいろ
納得できた:
...でも
おとーさんは
おとーさんでしょ..
何も変わらないし...
昔...吸血鬼を
殺してたこと...
ゆっきー...
義娘に
知られたく
なかったんだ..
もうっ
まちがって
十六年前の
開いちゃった
そう
十年前
一番に
調べたいのは
十年前のなのに
やはり...
ずいぶん反応が
過敏になっているな...
なるほど..
たまたま今
飢えていたのだ
としても
...
...つくつく
ハンターの血筋に
生まれる双子は
呪われている
らしい...
これではいつ
仕事の支障に
なるか分からん
...話...っ
過去の伝承も
馬鹿にできんな...
零..
...なんの...
だ..
お前は玖蘭枢と
顔見知りなんだろう...?
お前がもし
彼奴からその血を
もらうことができたら:
...今は
それに相応しい権力を
伴ってはおらぬが
玖蘭の家は
純血種の中でも
最高位の血統だ
レベル・Eに堕ちる時を
延ばせるかもしれない
...そこまでして
命を延ばし
たくない...
まあ...いまだかつて
試せた者はいないかな
だが君にはもっと
働いてもらいたい
からね
まァ
優...姫...!?
どうした
優姫...
零...
それは...
錐生くん
わかんない...
目を通そうと
したら急に...
十年前の...
冬の
ページが...
三十七夜記3録保管室/おわり
な、と、じめはお
以前PleBrichileHro
「玖蘭家」
第二十八夜
くられたり、
ふわっ
枢様
時間がかかっても
鉄道ではなく車で
来るべきでした..
見られてるだけ
だよ藍堂
この人達が
突進してくることは
ないだろうから
...そういえばさ...
枢だけは今も学園で蓮巻きに見られているよね...
枢だけは今も学園で
遠巻きに見られて
いるよね...
"キレイな人間の皮を
かぶった凶悪生物だと
本能で悟られてる...?
普通科の方たちも
最初はこんなふうに
眺めているだけ
だったのに...
枢様...
一条があんな事
言ってますが
拓廊様...
ああ...
的を射てると
思うよ
キョーアク
セーブツ...
それより
せっかくの休み
なんだから
堅苦しいのは
やめよう
...藍堂
...はい
枢様がそう
おつしゃるなら
僕は、もちろん
そうする努力を
するつもりだ
僕たちは
長期休暇を
過ごすために
地下高速鉄道で
藍堂家の別荘に
やってきた
ここは学園からは
気候が変わるほど
離れているけれど
ようこそ遠路
お越しください
ました
英様
父上には「遠矢の
家に行っている」と
言ってくれた
だろうな
わたしの
家...
ぬかりございません
皆様水入らずで
お過ごしいただけます
世界中...国々を
地中で網羅している
『地下高速鉄道』なら
さほど遠くはない
あ
その荷物は
こっちに
かしこまりました
あーあ
せっかくだから
皆でザコ寝
したいなあ
拓麻様っ
そんなことして
お祖母様に
知られたら
私殺されますっ
また
アホな
ことを...
一条拓麻...
ねー莉藤は
枕投げとか
興味ない?
...なげて
どうするん
ですか...?
そう...一条の
お祖父様が
うっとうしいから
なんでそういう
活かせる!
元老院を束ねる
貴族界の怪物
”一翁”の孫......
枢様は
家出少年
同然に...
なっ
なに
いきなり
なにいきなり
悪いね藍堂...
いつもいづも
宿なしの僕の
面倒をみさせて
かっかなめさま
枢様...べつに
迷惑をしていると
言っているわけでは
枢
叔
藍堂ってば
ひどいんだよ
お祖父様のことは僕には
どうしようもないのに
イヤミばっかり
言うんだ
泊まらせて
もらってる立場
なんだから
うん...
それじゃ
だから桜の景
「喉にしてきてる」の
行く際にポイントと
Workmezon
...去年も
見たような
光景...
うっ..
うちより
金持ちどもが
なに言ってるん
ですかー
せっかく私達だけで
羽根を伸ばせる
所に来たのに
いつものように
遊ばれて
成長がないのよ
英は...
まあ...これは
ずっと前からの
風物詩みたいな
ものだな...
!!
成長が
ないだって?
わかってるよ
初めて枢様に
出会った頃から
僕は少ししか
成長できてない
どう変わりません
ま
今回の時間は2016年生の人間の年齢でいえば
四歳の頃
わね~
ホントかしこい
はおまけに行くことは
はなちゃんは
おお
予習で
ございますか
皆さんの〈ポイント〉
お嬢様方?
休憩時間は
おわりですよ
その得意気な
顔がまた
可愛いよ英
私にとって
英様は自慢の
坊ちゃまで
ございますよ
行儀作法の先生が
戻られる前に
はーい
はーい
...
立派な息子を
授かって嬉しいと
旦那様もお言いでした
吸血鬼界の
名門貴族_藍堂家
待望の長男
その頃の僕は
世界で一番
可愛いのも
かしこいのも
それは自分だと
確信していた
ふうん
どうぞ
あの...
子供の気配が
したから...つい
のぞいちゃった
君はこの家の
子...?
......
ひと目
見た瞬間
〝特別な存在〟
だとわかった
......
あの...?
だっ..
誰だ...
お前は
いきなり
無礼な奴だな
僕はこいつに
見とれてなんか
いないぞ!
僕は..
枢様!
もう少し
お待ち下されば
私めが屋敷内を
案内致しましたのに
勝手に
ごめんなさい
ぃいえいいえ
よろしいのですよ
ちちうえっ
無礼なのは...
うちの英が
なにか無礼でも?
いえ...
同じくらいの歳の
子って...あまり
周りにいなかったので:
僕は
玖蘭枢
友達に
なってくれる...?
玖蘭!
純血種の
家系の一つだ
お客さんは
やだ
純血の君が
なんだ
な...
な...な...
なんて
命知らずな
ことを英様!!!
以前英様と暁様に
お教えした
階級ピラミッド・
でも...僕
先生のこと
食べたり
しないよ
私が申し
あげたいのは
私が申しあげたいのは
あれはそのまま
吸血鬼界の
『食物連鎖』と
言えるというのに/
おそらしい!
それほど頂点の
純血種という存在は
恐ろしいという事です
古の昔に
人類の文明が
滅びかけたことが
ありました
本日お二人には
我ら種族の
成り立ちなどについて
お話しましょう
では...
その頃に
我らが始祖にあたる
吸血鬼が現れたのです
やがて吸血鬼の
絶対数が増えると
そこから人種族と
いっさい混ざらず
続いている血脈が
純血種です
...王による
支配...
なにが
起きたと
思いますか?
そうです
暁様
玖蘭家が
その王の役目を
負いました
へ...へえ
あいつそんな
高貴なんだ...
全然どうは
見えなかった
けど?
ホント
全然だぞ?
先々代の王の
玖蘭家のご当主が
権力の集中を嫌い
君主制を廃止...
...だから今は
王〟かしないん
ですよね
...
...ですが
やっぱり
たいした
ことない
元老院に
吸血鬼社会を
統治させるように
変えたのです
手に余ったん
だよきっと
...今でも
その気にさえ
なれば...
あの方達にとって
権力を握り
軍勢を作るなど
容易いこと
でしょうね;
お分かりですか?
それが
純血種の恐さ
なのですよ
...
え?
瑠佳には
言っちゃ
ダメだったか?
ねー英は
玖蘭枢さまと
友達になるのを
断ったって本当!?
暁に聞いたの
極さまとお会い
したんでしょ?
...
ねえねえ
どんな方
だったの!?
噂だけど枢様って
とってもお綺麗で
頭も良くてお優しくて
お強くて純血種で
変なせいへきも無くて
別に...
......
完璧で
すっごく
偉いんでしょ?
...こんばんは..
......こんばんは
英くん...今
少しだけいい?
砂素材の
強度実験研究会の
最中なんだ
邪魔しないで
ほしいんだけど
...僕
なにか君を
怒らせるような
ことをしたんだね
謝りたくて...
わがまま言って
また来させて
もらったんだ
...ばかじやないのか?
そっちは、何も悪くないんだぞ?
ああ...
あれ?
ごめん
気にしないで
...誰?
さあ...
でも
たぶん...
なんだあいつ...
うちの者じゃない
イヤな
視線だ...
イヤな視線だ..
護衛...っていうか
見張りだ...あれ
異様なほど恐れられたり
異様なほど
恐れられたり
ものすごく
期待されたり
僕は枢様のことが
嫌いなんです
でも
こいつは
僕よりも
ずっと...
ちゃんと
優しさが
あって......
...謝らなくて
いいよ...
それからしばらく
僕は彼と会うことは
なかったー
...枢様は
お気持ちは
わかる
寮生活に
入られてから
休暇中でも
枢様の持っている
すべてのものは
元老院:一翁が今も
管理しているんだ
ご自分のお屋敷に
帰ろうとは
なさらないわね...
...それに...
〝厚意〟で
お屋敷には
ご両親との
思い出もあって
お辛いのかも...
次に
会った時
僕が夜会への
参加を許される
ようになった年
彼は
群がる吸血鬼の
中心にいた
お可哀想に
お気の毒に
純血の君が
二人も...
御両親を一度に
亡くされるなんて
それも自害とは...
以前知っていた
彼とは
なにかが
変わっていた
...お悔やみ
申し上げます...
ああ...君...
僕の親に
会ったこと
あったね...
はい..
お優しそうな
方々でした...
うん...
とても
優しかったよ::
話は
済んだ?
藍堂くん
じゃあ
さようなら
あの...
他にも何か...
お辛いことが
あったんですか
なぜ...そう
思うの?
いえ...
特に理由は::
なぜ
と聞いて
いるんだよ...
なぜ僕は
こんなこと:
...こんなに
...そう
恐いやつ
だったろうか...
雰囲気が...
雰囲気が...
変わられ
ました..
それだけ...
別のなにかを
知っているようなら
冗談だよ
君を殺さねばと
考えたよ
ちょっと
つまらなかったね
枢様...
あちらに枢様を
おなぐさめしたいと
おっしゃる方が..
おなくさめ:?
はい..
すぐ行きます
一翁...
枢様っ...
だから...
嫌なら嫌って
少しくらい
言ったって
いいんだよ
なぜ
そう...
僕は枢様の
友達だから
わかるんだっ
君...僕のこと
嫌いだって
言っただろ
ちがうっ
僕は
君のことを
好きなのに
認められない
自分が
この時
枢様が一瞬
うかべた笑顔を
見て...
嫌いだった
だけだ
僕の心は
定まった
この方を本当に
お守りできる
者の一人に
なろうと
枢様...
僕は..
枢様のことが
好きなんだ
...けれど
...けれど
ーご両親を
この
亡くされた頃を境に
枢様は変わってしまった
あんなに優しい
まなざしで枢様を
見守っていた方々が
確実に
少しずつ
そして
何かを恐れて
いるかのように
貴族たちが
避けている
話題がある
少しずつ
毒に
染まるように
なぜ...自害など
しなければ
ならなかったのか
おい
英?
瑠佳は?
あー...
莉磨と
庭見に行くって
ちょっとー
君が大人しいと
つまんないんだけど
あ
ねー枢
優姫ちゃんも
連れてこられたら
よかったね
ふーん...
その方が
枢も...
...
考えごと
しちゃ
いかんのか
にらまれ
ちゃった
...優姫は
僕と一緒に
いない方が
のびのび出来るよ
僕のせいで
極のキゲン
悪くなったかも
短気だよね
ホント
...藍堂
本人に
聞こえてるん
ですけど..
なにを
考えてたの?
えっ...
言いにくいなら
いいよ
.....
あの...一つ
聞いても
いいですか
枢様の
ご両親...
玖蘭様
ご夫妻は...
なに?
なぜ自害
なさったの
ですか
アイドルく~ん
枢が返答に
困ってるから
ちょっ...
構わないよ
一条
これを聞いてくる
ということは
答えもだいたい
わかっているんだろ;
:純血種の寿命は
貴族吸血鬼より
長く
病気や事故で
命を落とすことも
まずありえない
寿命以外での
死ー
胸が
ざわめく..
...
それは
自害か殺害しか
ない...
玖蘭ご夫妻は...
自害なさる
ような方々
では.....
そうだね...
僕は
この方を
守り抜こう
両親はね...
...殺されたんだ
玖蘭家の
血塗れた
過去を
タイムロネ/おわ(
第二十
たとえ暴いて
しまったの
だとしても
ソメリロのPCPCONOHKで、
...
...支葵...
家に帰って
大丈夫...かな...
...ただいま
...千里...
ただいま
母さん...
千里
千里
...髪ぐらい
とかそうよ
女優だった頃の
ファンが見たら
泣くよ
...そう?
俺父さんの顔
知らないから...
あんた...
あの鬼畜野郎に
似てきたような
気がする...
でも俺は
母さん似でしょ
んー
そーだけど
あんたと同じ
なに考えてるのか
わかんないその
昏ーい瞳が
好きだったの
......?
伯父さん
子供いないから
...千里
昨日ちょうど
元老院にいる
私の伯父サンが
千里を必ず
よこすようにって
あんたにいずれ
自分の席を継いで
もらいたいみたい
手紙
元老院から
...逆らえないわね...
相手は『元老院』
だもの
でもすぐに
帰ってきてね
そして
お腹すかせた私に
血を
ちょーだい
...勝手だね...
わかったよ...
枢様のご両親を...
玖蘭ご夫妻を
殺めたのは
誰なんですか..
純血種の命は
そんな簡単には
奪えない
まさか...
それを
やったのが..
あの
狂い咲き..
これ以上は
知らない方が
いい
...藍堂
なぜですか
枢様
だったらなぜ
僕に真実を
一部だけ...
なにも知らされ
ないままだと君は
大人しくしては
いてくれないだろう
でも
これ以上は
だめだ
今はね..
無駄死にする
ことはないよ
枢様...
僕は枢様の
お力に...
監堂
そのへんで...
一条..
はい..
すみませんでした
枢様...
いいよ..
失礼します..
ごめん
今は...
ね?
監堂
両親を殺したのは
この僕だと
前集部の関係者の皆さんは家です
部の皆様、者の結構。家をまぶけ
関係者の結構。この感想をみかけていてはないですねえせん...
ひ、実生さま
K.ミドリさま
M.カフルさま
家族と友人たち、
いつも本当に助け
...らにて、ます。ありが
られて、まぁ。あとうございます!!
エ・Aさま
今後もよる
お願いし
え..
君は真っ先に
考えると思っていた
済危か助と
これは...
H.お申した
そしてお前が話者お気ません零様子移行
ると、うれしいで
うれしかった
そうじゃなくて
正直...少し
...なんだ?
ベッドの上で
妙なものを広げて
藍堂家主催の
夜会の記録や
主だった家の
家系図だよ
玖蘭家に
仇なしそうな
可能性のある者を
捜し出すんだ
そして必ず
枢様の秘密に
たどりついて
みせる
......ずいぶんと
不穏な話だな
ああ...
だけど
いやな予感が
するんだ
よく
来てくれたね
千里
ようこそ
いらっしゃい
ました
久しぶり
大伯父さん
アレは
元気か?
うん...結構
マトモにしてた..
使用人全員
クビにしてたけど
聞いている
すでに
手配済みだ
そちらは
心配するな
今日は千里に
見せたいものが
あってね
...お前はもう
子供ではない...
...なんかヤな
感じだね...
なに?
後を継げとかは
ナシだよ
だから
支葵家の者として
知る必要がある
私が苦心して
隠してきた
最大の秘密を
さあ...
...わけあって
保護していたんだ...
お前の
お父さんだよ
......
死んだんじゃ
なかったの...?
キモチ
わるい...
実の親に向かって
ヒドイね
これでもだいぶ
再生したんだよ
でも今は
これが限界
かな
だから...
大きくなった
君に会えるのを
楽しみにしていた
左右色違いの
瞳
お待たせ
いたしました
我が君
枢様
ただ今
戻りました
星煉
おかえり
どうだった...?
どうだった...?
動きを
見せました..
そう...
我が主...
ずっと
寝ていれば
よかったのに...
は..
はい?
誰?
俺
一人で女子寮に
こもって
なにしてるんだ?
ちょっと...
静かな所で
考え事したくて...
零こそ
誰もいないからって
女子寮に入っちゃって
あ...私も
人のこと
言えないか
悪いんだぁー
......
...つっ立って
ないで座れば?
...協会本部で
記録書の十年前の
頁が燃えたこと
考えて
いるんだろ...
...うん
過去を
調べようとすると
焼けて消えて...
記憶を思い出そうと
すると
幻覚が見えてー
普通じゃ
ないなあ...
と...思って
...まるで
誰かに...
十年前より
以前のことに
関わることを
そもそも
私の記憶は
邪魔されてる
ような...
誰かに
忘れさせられたん
じゃないかって...
わかんないけど...
でも...
枢...
センパイ..
ーううん
そんなはずない
でも
確かめなきゃ
いけないことが
ある
枢センパイ
に.....
やだなに
心配そうな
顔してんの
...俺に
心配されるのは
いやか...?
そんなんじゃ
もったい
ないから...
零の大切な
残った時間
私の心配なんてしてほしくない
私の心配なんて
してほしくない
私は大丈夫
だよ...?
だから...
もっと
自分の...
自分の事を...
...零...?
な...
なに...?
優姫...
あれは...
あの時の
零は
...!!
なんで
思い出すん
だろう
ごめん...
どうかしていた
だけでー
ぜ...
ろ...?
..っ
.....っは...
なに...?
零っ...
いつもより
ずいぶん
持っていかれてる
気がする
...は..
はなして...
零...
もう...
だめ...!
...こうやって
お前の血を
奪うことでしか
俺は
生きられない..
わかってるのか?
お前は
被害者
なんだよ
優姫
だから
お前には
俺を残酷な目に
あわせる権利が
ある.....
どこまで俺に
心配かけようが
危ないことに
巻きこもうが
好きに
しろ
でもそんなんじゃ
『償い』には全然
足りない
残った命ぜんぶ
優姫のために、
使わされたって
文句なんか無いんだ
ふ...っ
う...
こわいよ...
私の過去って
なんなんだろう...?
...零っ...
僕のかわいい
息子..
さあ
千里...
僕に力を
貸してもらおう
第三十九夜胎動ノおわり
枢様ごきげん
いかかですか?
ここ最近
お顔を拝見して
いないので
とても
気にしながら
日々を過ごして
います
ところで
今度
僕がTVに
映ります
ついお肌の色をKiNGHCの
特別編『夜間部ができる少し前の僕と枢様」
こんばんは
藍堂英くん
あなたは
たくさんの特許を
とられたそうですね
すごいですね!
とても若いのに
父の会社の
手助けになればと
思っただけです
お父様の手助け以上の
事になりましたね
世界科学
アカデミアから
表彰される新発見
だったのでしょう?
まあ...そう
ですけど...
お父様...どうして
人間達のマスコミに
取材を許可したの?
別に悪い事じゃ
ないだろう?
月子
それに
お前たちの弟は
まんざらでも
なさそうだぞ?
...本当だ...
単純な子...
そこが可愛いん
だけど
名門大学から
特別入学を
持ちかけられた
そうですが
断ったというのは
本当ですか?
はい
枢様
行こうと
思ってる高校が
あるんです
まだちょっと
先ですけど
ある人に
誘われて...
見ていて
くれていますか?
TVに映った
僕の雄姿
まあ!あえて
高校に...!?
ちなみに
共学?
じゃあ学校中の
女の子たちが
あなたの事絶対
ほっとかないですね
いや
そんな事は..
あなたみたいな
天才美少年
モテないわけ
ないですよ
天才美少年...
僕より
ずっと
美しく聡明な方を
僕は知ってますからね
そんな事
ありませんよ
僕の知る限り
世界で一番
じゃないかな
まあ!
気になりますね
それは一体...
だめ
枢様
だけど
教えない
ますます
気になりますが
すみません
取材時間は
10分という約束
なんでこの辺で:・
この辺で...
かーなめ
藍堂の雄姿
見てあげなくて
よかったの?
TV終わっちゃったよ
あの子
高校のこと
だけじゃなく
枢のことまで
しゃべっちゃうかと
思ったけど
架院が
とめてくれたね
一条..
藍堂の事
なんだけど...
んー?
最近
ちょっと
ウザイ...
ができる少し前の僕と枢様、ノおわり
特別編・夜間部が
好いてくれて
いるんだよ...
設定点カメラ〈優雅と雫の場合うな
...
収録作品メモ
●吸血鬼達と夜会平成19年ララ3月号掲載
●かなめせんぱい、...平成19年ララ4月号掲載
●記録保管室平成19年・ララ5月号掲載
〈玖蘭家〉平成19年ララ6月号掲載
●胎動・平成19年、ララ7月号掲載
●夜間部ができる少し前の僕と樫様、描きおろし
...花とゆめCo!!ヴァンパパ
ヴァンパイア騎士6
2007年10月10日-第1期発行
著
樋野まつり
若者
いや...できれば「Hinoo!!
人間関係は、
発行人
発行所「株式会社」白泉社、
〒101-0063
東京都千代田区神田淡路町2一2一と
電話・編集,08(3526)805
無茶、いいんじゃないの。販売・03(3526)10
東北いいよ。2010業務、03.3526-8020
印刷所株式会社漢済革
PrintedingpanHAKUSENSHA
ISBSTOR-4-592.18968
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ことは、著作権法上での例外を除いで禁じられています
確かめたい
こと
枢センパイ
は..
なぜ...十年前
あの雪山に
いたんですか
しまう
あなたを
信じた
第6巻2018年春発売予定:
次巻、学園にかつ
恥みながら動き始める
...
でない衝撃
立てを巻き込む
運命が..
2010年10月26日(火)UCFIで