花とゆめCONICS

ヴァンパイア語

ナイト

樋野まつり

花とゆめCOMCS-

ジャイア勝士

第19巻

樋野まつり

一目次

ヴァンパイア騎士一同

第八十九夜、幾千の夜の果ての夜...

第九十夜

第九十一夜、喜びの歌を忘れた鳥たち...

きみと堕ちる...

第九十三夜、騎士の証明...

最終夜

ヴァンパイア騎士...

この作品はフィクションです。実在の人物・

団体・事件などにはいっきい関係ありません

だいまちじゃがいから

成果

第六十九条。『綾子の夜の果てのお』

...ありがとうございますので、

それを

酵素

...やめろ...

許さない...

前巻の物語...!!

白蕗東の死後、姿を消した桜を追い、

優姫と零は純血種・依砂也の元へ。

仮面舞崎会に現れた私は、依存世に

「吸血鬼を属る武器の親金になる」

意志を伝える

やめろ

愛姫

ごめん...

ごめんね...

私...行けない...

やったでしたから

...めん...

優姫は枢を追う決意をする

自分はもう零とは違う。

同じ時間は生きられない...

優雅は零の首に牙を立てる。

ゼロ

くっ

零から、自分に関する記憶全てを

ふん

枢を

止めるには

私が枢を

人間にする

しかないの

奪うために...

お前がいたから

生きてこられた

のかもしれない

...やめろ...

お前の

血だけが

ほしかったよ

消えて

記憶にある

あいつの顔が

匂いが

消えて

...奪うな

俺から...!!

これからは

渇きもだいぶ

やわらぐよ...

あなたに飢えを

与えていた女の子は

あなたの中から

消えたから..

...まさか学園を

閉鎖して

この学舎を再び

協会本部として

使うことに

なろうとはなー

いいんですか

理想を追って

地道にコツコツ

運営してきた

せっかくの学園なのに

仕方ないよ..

親金と武器の大半を

失い本拠地が崩壊

したからといって

協会の機能を

止めるわけには

いかないよ

吸血鬼が起こす事件が

すっかり無くなった

わけじゃない

それに心強い助っ人も

加わったんだからね

あ...

あの血液錠剤を

切らしてから調子が

おかしいんだ...!

お前達なんで

ハンターと一緒に

行動している!?

...そう!

血液錠剤のせいだよ!

街外れを襲ったのは...

だから

助けてく...

いや

まて...

貴族の子弟として

同族の愚行を

見過ごせないだけよ

くっ...!

追うわ

おう

あれは...

縹木様の

空の城...?

...この学園の歴史

知ってるよね?

この場所が協会の

発祥の地であり

親金はこの丘で

生み出された...

その後僕の先祖が

買い取り学園として

建て替えてきたんだよ

もちろん

知ってますよ

その後あなたが

親から運営を

引き継いだことも

正直さあ...

この学園の時間を

巻き戻したくは

なかったよ...!?

でも

協会が

機能するための設備が

まだ充分整っているのは

ここしかないからねえ...

...そういえば...

ちょうど

一週間ですね

依砂也殿の使者が

二人をここに

送ってきてから

優姫...

ちょっと様子を

見てきます

本当に

なんてことを...

大丈夫?

渇きは

酷くない?

ハンターさん

見知らぬ

吸血鬼に

気遣われる

理由はない

消えろ

...うん

消えるよ

確認し終わった

から...

あくまで

銃爪は引かない

お人好しさん

お元気で

...人から

大切なものを奪い

人の生き方を

ねじ曲げる...

お前のやってる事は

純血種の悪性

そのものだ

人懐こい顔して

涙一つ見せないん

だからな...

...わかったよ

報告

ありがとう

優姫

ちょっと

いいかい

あの

純血種の女...

協会長がここに

引きとめてるのか...

あれでも一応味方で

武器の貴重な使い手だ

...気になるのか?

目障りだろう

普通に...

ああ...

......零

お前さ...

本当に

飢えては

いないのか

前に血液錠剤

バカ喰いしてたのが

うそみたいだ...

いや...

彼のことなら

焦らず待って

いなさい

理由はここでは

言えないが...

でも...ワケも

わからず

待てません

ちがうよ

ちがう

協会長!

零とのことで

充分心配かけてるし

もう枢を追いに

出ないと..

そのことはまた

よく話そう

そうではなくて

実はさっき...

優姫!

理事長?

来なさい

一緒に

...やあ

来たね

やっと二人で

ゆっくり話せるよ...

...炉の用意は

できましたか

始祖の最後の一人の

責任として

僕は“彼女”を継ぎ

吸血鬼を屠る武器の

親金を人間側に

残さなければ

ならない...

僕の心臓を

炉にくべます

「継ぐ」...

僕が君を

継ぐから

枢が

親金に

その前に

君は僕に言うべき

ことがあるはずだ

枢くん

胸の内を

誰にも明かさず

一人ですべてを

決めるのは

もう

やめなさい

君一人だけが

どんどん汚れていって

誰か得を

するのかい!?

...つい昨日の

ことだよ

うちの部下と

夜間部の生徒達が

標的を追ううちに

ある空の城に

入り込んだんだ

君が

縹木家当主と

藍堂くんの

お父上の命を

断った

あの城だよ

そこの地下深くの廟で

部下と生徒が

城が空のはず

にもかかわらず

〝中身〟がある棺を

見つけたんだ...

中には

君が殺したはずの

藍堂殿が

生きて

眠っていたよ

......!枢くん

...藍堂くんが

すぐ迎えに

行ったよ

そうですか...

良かった..

つきはなすための

芝居だったんだね...

君のそばにる

大切な人を

さすがに優姫と

藍堂くんでも

君を信じて

やまない人を

その凶行を

目の当たりにすれば

君に対し疑問を

持っただろう..

...僕は...

そんなことを

話しにきたわけでは

ないんですよ

君が

そんなだから

そうやってまだ

ぜんぶを一人で

抱えようとするのかい

優姫は

錐生くんの中の

自分の記憶を

奪うことまで

したんだよ

錐生くんの

ために...

そして

君のために!

理事長!

言う必要な...

...優姫を

連れていきなさい

枢くん

申し訳ないが

炉はまだ

最後の調整が

終わっていない

けっして僕は

本意ではないと

知っていてくれ

優姫が引きとめて

くれることに

賭けているよ

なんてことを...

泣いちゃだめ

優姫...

縋つちゃだめ

だめ

だって私は

この人を人間に

しようと思って

...誰に?

...人間にするよう

頼んで行ったでしょ..

誰を...?

依砂也さんに

私を

優姫...

うそ...

だったら隠れ家に

連れていってくれてる

はずだもん

はなして...

どこにも

逃げないから

ここは違う!

生まれた家だよ

うそばかり...

私を凶行に

巻きこまないため...

私に貴方のことを

失望させるため...

ぜんぶ

ぜんぶ

私のため

真実は

最後まで私に

知られては

ならない...

11年前の

雪山で...

私が目を

醒ました

瞬間から

私が元老院に

利用されないよう

見守り

飢えをひた隠しに

しながら

貴方の嘘は

始まったよね

でも...

願いは

届かなくて...

私の穏やかな生活と

引き換えに

吸血鬼たちの

甘い餌であることを

受け入れ

このまま私が

人間のまま生を

終わらせられないかと

願った

貴方は私が

独りで永遠を

生きることのないよう

そばに寄りそおうと

決めた

貴方は

誰よりも孤独を

知っているから...

...ばかだよ...

純血種殺しなんて

忘れて

...痛いよ

優姫...

逃げないから

はなして

私の中の

零との記憶も

奪ってしまえば

よかったのに...!

うそ

うそじゃ

ないよ..

もう

逃げないよ...

...君が錐生くんの記憶を

奪ってしまう前に...

僕の命を

君を人間にするために

使えばよかった...

そしてもっと早く

錐生くんに君を

託してしまえば

よかった...

勝手だよね...

どこまでも零を

自分の自由に

できると思ってる...

彼の君への想いは

計画には

なかったよ..

答えて...

ぜんぶ...

ぜんぶ

私のせい...?

...李士が

君を欲して

この屋敷を

襲ってきた夜が

きっかけたよ...

どうして

私と一緒に

生きることを

やめたの..

僕の

愛し方じゃ...

君は心からは

笑わないんだ...

私たち..

八方塞がり

なんだね...

貴方は明日にでも

自分の心臓を炉に

投げ入れようと

していて

私はー

私は自分の命で

貴方を永遠の命の

宿命から解き放とうと

している

痛いよ..

......

どうしてしまったの..

優姫...

そうか.....

心の行き場が

わからないなら

教えてあげるよ

優姫......

こんな僕で

いいのなら...

一転して協会の

救世主とはね

ただの殺人鬼で

いてくれれば

よかったのに

ええ...

これって究極の

裏切りですよね

夫人

究極の...

我々は今こそ

力を合わせ玖蘭枢を

排除すべきです...

どうした

...どうも

しない

...なら

いい

のんびり

するな

新しい任務に

行かなければ

ならなくなった

夜おわり

幾千の夜の果ての夜

玖蘭枢の屋敷の

護衛と監視だ

かいま見た

遠い過去...

枢は人間達を

助け

ウォットアウトを

そういうわけで、KNGHTO

最大の

同志を

失っても

慈しみ

裏切られ

仲間を

失っても

ずっと

けれどずっと

味方であり続けた

ずっと

ずっと

誰かのためでなければ

存在が許されないかの

ように

まるで

もうじゃあまり

2018年10月16日(日)で、ご

第九十夜「さみと堕ちる」

やっと

長い旅が

終わったと

そう言った時の

枢は

思ったん

だけれどね...

歩き疲れ

すべてが

擦り減っている

ように見えた

本当はもう

終わりにしたがって、いるのかもしれない

純血種皆殺しを

目論んだだけに

とどまらず

枢は吸血鬼すべての

脅威になる武器の

親金になろうとしてる

この行為がとうとう

残りの純血種たちに

火をつけたんだ

人間側の味方を

するって行為が

枢の周りは一層

危険になった

だから

だから?

危ないから

私だけでも

家に帰れって?

支葵が残るなら

私も残る

ていうか、支葵なら

残っていいって

どういう理屈よ

だってさ...

だめって言っても

結局はこうして

ついてきちゃう

だろ?支葵は

ああ...

それね

私だって

あきれてる

いいかげん

一条さんのこと

卒業しなよって

言っても

恩を返してないって

つっぱねるんだから

ごめん莉磨...

莉磨といっしょ

一緒に

うん...

でも

一条さんは...

オレが一番

キツい時期に

支えてくれた

人なんだ

だから...

...元老院の

手先として

大事な“器”を

お守しただけだよ

違う

違うでしょ

一条さんは...

今だってこうして

誰かさんを心配して

そばに

いるでしょ

...そんな

単純なこと

じゃないよ

莉磨

残ってよ

一緒に

一緒に

オレのこと

心配なら

そばにいて

その素直さ

いいわ...

ただ...

二人とも

吸血鬼でありながら

枢の側につくことの

意味をわかっていてほしい

純血種たちの

共同戦線の

情報は本当だよ

協会が事態を

重要視して

この玖蘭邸の護りに

すご腕のハンターを

寄越すほどだからね...

...玖蘭枢...

血の臭いの

染みついた屋敷で

申し訳ないね...

.....なぜ君が

僕の毒を

飲まなくては

いけなかったか

覚えて

いないだろう..

記憶や思考に理由が

思い当たらない部分も

だくさんあるだろうね...

...放せ

:記憶障害は

傷を負って昏睡

していた影響だ

仕事に支障は

出ない

...よく耳にする

理由だ

なるほどね...

そう言うなら

しっかり頼むよ

僕の命を溶かす炉の

準備ができるまで

油断しないことだ

...

来てる...

優姫

だめ

顔ぐらい

見せに来たら

どうかな

それより二人で

お話ししよ

...優姫

......炉は

もう少しで?

...そうだね

...なのに

どうしてそんな

普通でいられるの

...君だって

同じだよ

僕のこと

人間にしようと

考えているね

させないよ

本当に君は

いつも無茶を

する...

ちょっ...

どこへ...

ええ

そんな所に

つったっていないで

どうぞ

お茶

が居なくては

最後で、「前白

なんなんだって大事に殺してたのかな。

親父の時間

おろして

はなして

見せる顔なんて

ないんだから

俺は客じゃ

ないんで

...すみません

やだ...

ってば

ごめんね

錐生くん

警護してもらう

側でありながら

妹が挨拶もせずに

...必要

ないんで

...いえ...

失礼

しました..

行こう

兄のこと

よろしく

お願いします

せっかくだから

お茶を一緒に

しょう

錐生くんも

お茶?

考えが

読めない...

でも

これは...

なんで

こんなこと!!

お茶って...

私が怒るようなことを

まだたくらんでいる

顔だ...

...放して

やったら

どうですか

さっきから

不服そう

ですよ...

...彼のこと嫌?

それとも僕?

...

嫌なのは

このおかしな

状況ですっ

...私たち...

:俺は見回りに

行くんで

錐生くん

彼に顔を合わせる

資格なんて

ありますか...

好きに

やっていれば

いいです

え..

枢...

...っ

枢...

もう彼を

私たちの問題に

巻きこもうと

しないで

こんなこと

までして...

もう

いいんだよ...

もう戻れないん

だから...

ハンターさんも

帰って

こんな所に

いちゃだめ

...俺は協会からの

命令で動いている

次の世代の武器の

“親”に何かあっては

こちらの損失だ...

弱き

人々のため

この先

なお永い時間を

武器の炉に心臓をくべ

血肉をその使い手に

与える...

吸血鬼たちの血と塵に

まみれる武器として、

在り続けるということ...

おとうさま

おかあさま

育ててくれた

おとうさん

頼ちゃん...

ごめんなさい

私は..

零...

お前ずいぶん

あいつらの

いいようにされて

いるじゃないか

...何がだ

ああ...

そうやって

忘れてしまうのも

ひとつの解決策だ

けどな...お前は

それで良しとする

ヤツだったか?

記憶障害?

ふざけんな

そんなものじゃ

ないだろ

ごっそり

ぶん盗られ

やがって

まんまと

取り戻して

あの女に

わからせろ

そして俺が仇を

許したことが

間違いじゃなかった

と証明しろ

まずお前たちに

我が主たちの

武器になってもらう

大丈夫か...

とっくに

純血種たちはここに

狙いを定めていたんだな

第九十夜「さみと堕ちる〈おわり

海斗...!

サウンドの転職を

つまみがやっているのですが

...純血種殺しを

続けるよりもずっと

緩やかで穏便な

やり方だ...

てっきり君は

僕が親金に

なることに賛成

してくれると

思ったけれど...

こんな

不意打ちで...

僕を人間に

しょうと

するなんて...

Choneを

このように12月16日(日)に10月10日の

...これから出てくれているので、第回一夜、座の初めを流れた場合をお

君はそれで

いいの...?

吸血鬼に

対抗するための

人間側の唯一の武器を

奪うことになっても

たくさんの敵意が

近付いてる...

優姫は

ここにいて

来ているのは

下僕達はかりだ...

僕が行く

私が行く

狙いは

貴方だから...

優姫

守らせて

海斗...!

...さすが...彼は

とっさに急所を

はずしたみたいだね

...あんたに

言われなくても

これから

一人で迎え撃つ

ところだった

へえ...

ああ

ああ

親玉はまだ

不在だけれど一人で

この数平気かい?

平気だから

あんたはさがっていろ

...その割に

らしくないことだ

仲間への攻撃を

許してしまう

とはね

...呆けていたと

しか思えないな...

記憶障害?

ごっそり

ぶん盗られやがって

まんまと取り戻して

あの女にわからせろ

..何なんだ...

...うるさい

海斗の

あれは...

今はあんたの

嫌味を聞いてやる

時間は無いんだ

それに俺は

こんな奴に

なぜ

今この瞬間

背を預けて

いるんだ

俺は

純血種が

憎くて

たまらなかった

はずじゃないのか

申し訳

ありません

玖蘭枢が

邪魔に

入りました

...ならば

仕方あるまい

力ずくで

かかると

しましょう

そもそも我らの

命を絶つ武器を

ハンターなどに

持たせる必要はない

親金を新たに

生み出そうなど

到底許せぬー

...!

...ああ

むこうにいると

また包囲されて

しまうんで

彼らには

こっちに来て

もらいました

ハンターさんも

帰って

こんな所に

いちゃだめ

妙な

純血種...

理事長...

親金って...

新しい武器って

必要ですか..

犠牲を払ってまで

...なぜ黙って

いるんですか

...

...なあ

お嬢ちゃん

この男もアンタと

同じことをずっと

くり返してたよ

...けどな

純血種は意思を持つ

最終兵器も同然...

そして武器無くして

俺たちはハンター

たりえねえ

とりわけ今は

純血種達が本腰入れて

この協会を狙ってくる

だろうという状況だ

優姫っ

新しい武器が

生まれなければ俺達も

あんたも共倒れだぜ

頼ちゃん

どうして..

事情を

聞いてないの!?

聞いてるよ

でもここは

安全でしょ...

というか

ここに何か

あったときは

私たち人間も

そのうち無事じゃ

すまなくなるって

事と同じだもの...

そうやって

申し訳

なさそうな

顔をする...

本当に

純血種らしくない

そして

あれは

見たくない

表情だ

.....なにか

用かな...

炉の準備は

滞りなく進んでいる

と言いに来た

...あんた...

本気

なのか

なぜ訊きたく

なったのかな

まさか君に

そんなことを

訊かれるとはね...

最初から

経緯を説明

しようか...?

...いい

その

燃えつきたような

薄ら笑いが

もうわかった

その

熱を失った

もの言い

無性に

むかつく

あんたはとっくに

生きていない

だからあんたには

わからないんだ

どうするのが

本当のー

俺は

なにを

言いかけた...?

前に終えるのが

車載当初から

出来につい

お兄ちゃんもーーー

あいつが

転がりこんだ

あの地下牢の

あの場所は:

ういおまえ、社会人とはいえましたが、

読断でて...

壱縷の命が

終わった場所だ

壱縷が俺に

命がけで言葉を

残してくれた場所...

生きて

果たせ

あの言葉の意味を

俺はわかっていた

はずだ...

それを

自分のやり方で

果たそうと...

なのに

俺はどこに

置いてきたー

...そんな所に

いたのか

来い

あんたに

客だ

...私...?

そうだ

...いや...

...約束を

果たしに

来ました

いや...

私は

行かない

...光の世界に

戻って...優姫

君が僕を忘れても

僕が君を覚え

つづけているよ...

...優姫には

陽の光の方が

よく似合って

いるよ

そんなこと...

私が決めるよ

枢...!

依砂也さん

こんな...

やめて

ください!

私は

吸血鬼のままで

いたいんです

今...力を

失うわけには

いかないの

ぜんぶの原因が

純血種の存在に

あって...

いつもそばに

ぜんぶの引き金に

私は無関係じゃ

ないの..

...あれは

誰だったか...

自分の無力さを

ひどく嘆いている

ヤツがいたー

だから...

いま私だけが

全部を捨てて

逃げるわけには

いかないの...!

...俺

はずしています

今はどうでもいいことだ

今はどうでも

いいことだ

今夜...二人の

純血種が消える

樹里と悠の娘...

感謝する

喜ばしいこと

じゃないか

君を人間にするという

使命を託され...すでに

意味を失っていた旅を

僕は終わらせられる...

無意味ではない生

だったと思える

良い終焉だ...

...っ

喜んで

腹が立つ

目の前の

要領悪くて

優しくて

身勝手で...

知らない女に

知らない

知らない

女...?

...っ

...

...いや...

お前の

名前は

優姫...

俺が

守りたいと

思った女だ

夜、喜びの歌を忘れた鳥たち〈おわり

そして

守らせて

くれない女だ

グッドの機会

その場所は日本では12月12日までのご開催された

第九十二夜「騎士の証明」

おもい...

した...の...?

どうしよう

って顔だな

...なにが

抜け落ちたかを

思い出しただけだ...

...お前なんだな

俺から

大事なものを

取り上げたのは

君を人間に

するのは一度

中断する

事態が

急変した

敵襲だ

私も...

...返してもらう

え..

俺の

記憶だ

...っ

零っ...

あ...

...生きて

果たせと...

壱縷は俺に

言ったんだ...

俺は恐れて

いたんだ...

ずっと...

自分の本当の心に

向き合っていなかった...

もう言い訳を

盾にしない...

...おい!?

何やってるんだ

こんな時に

お前たち

おい!?

藍堂先輩

こいつの事を

頼みます

...聞こえて

いるんだろう

玖蘭枢!

自分には資格が

無いとか思って

いるんだろう...

悲しい顔を

させたくないクセに

あんたのその考えが

矛盾を生んでるんだ

俺には

イヤになるほど

わかる

本心に従え

あいつをもう

泣かせたくなければ

出て来て俺と

この学園を

守れ...!

うせろ

純血種と

その着族ども

ここは今は

協会の総本部だ

人間と吸血鬼で

戦争でも

するつもりか

玖蘭家当主を

渡してもらえるまで

我々は

いくらでも戦争

しましょうとも

兵が足りなければ

人間から“スカウト”

すれば良いだけの話

ゆけ

お前達

両親の連載なの

昭和美美もなりではの理解の難しさ。しみじみと思い知ったS年半でした。

しみじみとたいねった8年半でした。

そんな私を身近で支えてくれた母や友人、最前線で

えええー

友人、最前線で

んな私を身近に

一緒に学校ってくれ

三あ

シok、IA.に

実生さん

さま

誰くて

...

こい原の

わからないと思ってきましょうって言ったけどね

そういうことで、

命惜しくば

吸血鬼避けの

門を開けろ

ハンターども

ございまし

森当に本当に

ありがとう

ございました

花蓮子さ

おおおっ

望まぬ人間を眷族に

仕立て上げるのは...

俺たちも

手を貸すよ

純血種が

犯してはならない

大罪とされてきた

はずでは?

お前たち...

こいつら

嫌いだ

協会の人達

だけじゃ

大変でしょ

ここに集った

純血の御方たちは

枢以上の大罪を

犯す気満々ですか...

僕も罪に加担

した身です...

だからといって

見過ごすことは

できない

望まぬ人間を

吸血鬼に

してしまっては

共存なんて到底

叶うわけない

じゃないですか...

純血の僕らを前にして

お前らのその態度...

人間やハンター共の

そばで暮らして

毒されすぎなんじゃない?

ええ...

本当に...

その通りです

かかりなさい

お前たち

苦戦して

ますね!

当たり前だ!

使える武器が

慣れないコレしか

ないんだ!

これも

いつまで

使えるか

わからん...

武器と同じ金属を

仕込まれた

学園の防壁もな!!

瑠佳!

度さがれ

数が多い

ええ!

そばにいる

純血種の影響で

私の幻影の力が

通じにくいわ...

門が

破られた

玖蘭家当主は

どこにいる

探れ!

おい

しっかり

しろ

......あいどる

せんぱい...

目を覚ましたか

とにかく

今..

え?

せんぱい...

おい...なんだ?

なにする?

血..

ちょっ

.....

...

ちょ...

待て...!

困るぞ

僕にだってお前に

知られたくない

ことがっ...

アルテミス

とってくる!

いつきは...

おいさい...

はあ...

はあ...

センパイ

ありがとう!

ちく

しょー

あいつめ

ちくしょー...

生きて

果たせと...

壱縷は俺に言ったんだ...

壱縷は俺に

言ったんだ...

足掻けなく

なるまで

足掻く...

ふう...

これで何とか

動けるか...

ん?

学園と枢を守りに

行きますよ

藍堂センパイ!!

あんたのお陰で

俺の人生は

歪みまくったんだ

けど

だからって

今押し寄せて来ている

あの胸クソ悪い

吸血鬼共の思い通りに

させたくもないし

あいつを悲しみに

暮れさせたくも

ない

だから

ムカツくが

あんたのことを

こいつらに奪われる

わけにはいかない

言っておくが

これはあんたに

操られたから

じゃない

俺自身の

気持ちだ

一緒に

あいつらを

叩き出すぞ

ひるむな

ゆけ

CROSSID

止めても無駄だと

わかってるけど...

わかってるよ

どうしても

行くのかい?

......そうか

君は結局...

そういう奴なんだ

枢は...?

優姫

君は

言葉のとおり

生ける屍となっていた

僕にとって

命の炎

必要とされる

喜びを再び

与えてくれた

心の光

...時間が

来てしまったんだ

この

止まらない心臓が

必要になる時が

今そこに!

他の

止まらない心臓を

止めるために

優姫...

第九十二夜8騎土の証明"おわ

っ!!!

ちょっと

インパネルMPIREKNGHICOS

おいじいっぱい

最終夜「ウァンパイア騎士」

...枢.....

.....違うだろ...

あんた...

そうじゃ

ないだろ...!

その中で..

...心臓は...

炉の中で

溶解と再生を

ずっと繰り返して

いるよ...

取り出さ

ないと

だからもう

僕の中に

生えてこない

優姫...

もう遅い

命の中心は

炉に移った

やがてこの肉体は

活動を止め

〝僕〟は意識無き

数多の武器として

生きる

...っ...

やだ...

あなたが

こんなことに

なるなんて...

私が...

生まれ

なければ...

私が

いなければ...

あなたの〝今〟は

きっともっと

違ったのに...!

まるで僕が

不幸せなように

言わないでくれ

優姫...

生まれて

間もなかった君が

僕に何をくれたか

わかるかい?

今度こそ

守り抜こう

その強い

感情だった!!

長い...独りの時代の

記憶が徐々に

甦っていく中で

それは僕にとって

行き先を照らす

一条の光..

唯一の温もり

だった...

手放すことに

なったとき...

ただ見守ること

さえできればいいと

そう思った

けれど

人間となって日々

生きている君は

傷ついた少年を

必死に支えようと

する姿も

僕には日毎に

眩しい存在に

なっていったよ..

僕への思慕を

しまいこもうと

高等部進学の時に

髪を切ったことも...

すべてが

愛しくて

そして

僕は

欲望に

負けた

寄生虫となっていた

元老院をつぶした

後のことは

優姫...君を

今度こそ完全に

人間にしてから

行うはずだった

僕は間違いを

犯した

けれど

止められ

なかった..

矛盾を

ふりはらいたくて

たくさんの

無理をさせた

君から

心からの笑顔を

奪い...

...枢...

あげく...

君に自分の素性を

明かし

拒絶されるか否か

賭けまでした...

間違いだなんて

言わないでよ..

守ろうと

決めたことも

間違いを犯したことも

君じゃなく

僕自身の選択だ

後悔は

していない

けれど...

...僕はここまで

やってきたことの

罪を

償わなければ

ならない

わかるだろう...?

今この瞬間も...

...ああ...

きっと...

一人...

また一人と...

犠牲になって

いっている...

もしかしたら

あんたが

招いた事態

かもしれない

その通りだよ...

だから

でも

でも枢...

優姫...

私なにも

できなかったよ...

もう僕を

引き止めようと

足掻かないで...

いやだよ...

いやだよ...

あなたの声が

聴けなくなる

世界なんて

想像できない...

あなたは

それで

わかりたくない:

よかったの...?

......

もう一度

言っておくよ

優姫ー

僕は不幸せでは

なかった

旅の終盤には

光がそこに

あったのだから

プラッディ・ローズが

死にかけている

...あんたには

感謝すべき

なんだろうな...

...けど俺は

優姫に哀しみを

植えつけた

あんたを許さない

...それでいい

...ずっと眩しさに

目を細めて

見てきた...

だから

わかってしまった..

だからわかってしまった

二人は一緒に

いるべきだ!

一緒に...

いてほしいんだ...

優...

枢...

様.....

もう

やめて

おやおや...

どこに消えて

いらしたのか...

優姫ちゃん...!

...バカ女

...もう

玖蘭という名の

”枷は要らぬ...

協会...

玖蘭という

盟王...

元老院...

これらが

我ら”不死人”に

一万年をかけて

何をもたらした?

お知らせを

...

最後にお知らせを

リギリで、そのため

きおろしで

することは、出来

せんでした。

!!

耐え難き

〝澱みきった時間〟

この最終巻と小説

第39弾ともども

第3弾ともども手に取っていただけますと嬉しいで

だから

お前も要らぬ...

...もうすぐ

すべての枷を無くし

始めからやり直せるのだ

肉片になれ

玖蘭の小娘

こんな鬼畜で

強大な武器が...

玖蘭枢め...!

...ブラッディ・

ローズ...

なのか...

いや...よくやって

くれたよ藍堂くん...

枢様を無防備に

さらすわけには

いかないと思って...

氷の棺に

閉じこめるのが

精一杯でしたが..

彼は始祖である前に

友人の忘れ形見なんだ...

雑には扱えないよ..

枢様...

...こいつに

言われたから

じゃない...

俺はもう

逃げない

お前も...

少しずつで

いいから

考えてみてくれ

お前のことだから

自分自身を

責める気持ちで

どうせいっぱい

なんだろうが...

......

...ったく

いいんだ

ぜんぶ

もう...

俺と一緒に

行くって言え

...何年

あとでも

いいから

・何十年後に

なっても

いいから

俺が飢えたまま

ただの塵に

なるまでに

言ってくれ

純血種達は

数を減らしは

したけれど、未だ

勢力を保つた

依砂也さんは

〝あの方の最後の言葉を

聞いたのなら自分は

必要ないと言って

だが

新たな強大な武器を得た

ハンター協会の力も増し

再び両者は拮抗し

長く共存する事になる

どこかへと

姿を消した

藍堂センパイは

玖蘭家の書庫で

重大な見つけ物をした

ものすごく古い

形式だけど...

すごいぞこれは...

未完成だけれど

吸血鬼を人間にする

〝治療法〟の研究だ...

それぞれが胸に

思いを巡らせながら

これ

枢様の字だ...

あと一歩で

止まってる...

これは...まだ

実現されてない

技術が必要

だったんだ...

そして

年月は

流れ

吸血鬼にされた

少女達も

したたかに

生きつつけて

...

吸血鬼ー?

この校舎の地下で

吸血鬼が眠ってるって

噂だよウワサ

えーっ

悪い方の

吸血鬼じゃ

ないよねー!?

それ本当かもー

昔この学園って

夜間部っていうのが

あってそれが...あ

るわよ

おはよう

うちの学園にも?

そうそう

地下の開かずの扉の前

通り抜けようとしたら

必ず邪魔に入る職員?が

いるって先輩言ってたよ

理事長

鷹宮先生

おはよう

ございまーす

陰なる存在に

他愛ない一日が

守られ

さいまー

あはよ

アカシアの

ハチミツ色の髪の

綺麗な男の人が

ニコニコとね...

会いたー

おばあちゃま

また吸血鬼の

お友達の話を

きかせてー

ええ

いいわよ

どのお友達が

いい?

えーとね

親友の

ゆーきちゃん!

はいはい

時代は

巡り

彼女と

初めて

会ったのは...

さらに

千年が

流れ..

...これは

壱縷くんと

ご両親の所に

置いていきます

かまわないよね

零...

いっぱい...

本気のケンカ

したけれど...

私は

零にたくさん幸せにしてもらったよ

零にたくさん

幸せにして

もらったよ

今日

炉の火が

落とされる

やっと

藍堂センパイと皆が

あなたの昔の研究を

完成させたの

でもね...

その“薬〟を

あなたにも使えたら

よかったんだけど...

炉から取り戻した

あなたの心臓は

作用に耐えられるどころか

こうして目を覚ます。

こともできない...

私の命で

あなたを

〝人〟にすることは

できる

あ...

姉さん...

目を

覚ました...

...永く

果てのない

旅を

渇きと共に

在ったあなた

母さんから

もう一人の父さんに

伝言です

私が人間だった時代に

見えていた世界を!!

〝愛するあなたに

あげたいの...って

あなたの

渇きが

きれいな

光だ...

パイア騎士/おわり

癒され

ますように

花とゆめCONICヴァートパック

ヴァンパイア騎士@

デジタル版

樋野まつり

〈C〉MatsuriHno2013

この商談の酒井俊朗株式会社白泉社2018年12月1日

著者

2013年12月1日

発行者発行所発行日

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