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Instructions:
AFTERIVOONKC
ヴィンランドガが国幸村誠に
YUKINURA
WAKOTO
第24話「父と子
・グランド東部
イ
デーンロー(デーン人占領地域
デンマーク軍ゲインズバラ本営
1013年12月
ただ今
寝室で
ご朝食を
スヴェン王
陛下は
お目覚めが
お前達は
ここで待て
そうか
クヌートは
死んだか
いえ正確には
行方不明との
ことです
ラグナル隊の
生き残りが
今日未明に
知らせを持って
参りました
ラグナル隊400は
クヌート王子殿下の
救出を試み
マールバラの森林にて
トルケル軍と交戦
その際戦場一帯に
火災が起こり
ラグナル隊は全滅
混乱の中
王子殿下の消息は
そこで途絶えました
ほう...
未だ
トルケル軍に
囲われて
おるのでは
ないのか?
は
同伝令が
その後2日
トルケル軍を
監視しましたが
殿下と思しき姿は
敵軍中に
認められずとの
ことです
所在が
わからぬ上に
この雪だ
助けの兵を
送るとしても
春まで待たねば
ならんな
ふむ
あるいは生きて
イングランドで
救助を待って
おるやも
しれんか...
王陛下に
おかれましては
ご心中
いかばかりかと...
うむ
...クスートが
もし......
あれの兄の
ハラルドを
上回る器量を
持ち合わせて
いたならば...
行方知れずになど
ならずに済んだ
かもしれんな
フローキよ
は.....
おいたわしい
ことで
ございます
あァ...
雪が
降る...
戦争が
終わる...
切ない...
冬よ...:お前は
戦士の心さえ
凍らせるのか...
おお
冬よ...
ン人支配域
ウェールズ
大将ー
たーい
しょー
豚肉は
どうします?
煮たのと
焼いたのと
どっち
食べます?
イングランド中部
マーシア伯領グロースター
1013年12月
両方!
おァー
あンあかンあ
いっへあー
わかんねーよ
まず
飲み込んで
あい
おーいを
おらえあおあ
いあかっか
おあー
づッnっ
やー
なんだかんだ
言ってさー
あそこで王子に
逃げられたのは
やっぱイタかったなァ
あの王子は
腰ヌケだけど
いろいろ使い道は
あったんだよな
ほーお
使い道と
いうと?
うん
例えばさ
あれを
担ぎ上げて
新王朝
旗揚げとか
兵隊を
集めるだけでも
効き目があるぜ
くさっても
王族だかんね
おーい!そこなイングランド娘
スヴェン王から
身代金を
ふんだくって
軍資金に
充てるとか
なるほど
トルケルが
みこしの担ぎ手なら、
ちょっとした勢力に
なりそうだな
ビールないよ
ビールーー
タルで持ってきて
すいませェん
ビール追加
ですゥ!
またかクソナ
クソォッ!!
領主様ァ
塩漬け豚の備蓄が
もうありません!!
近くの村へ行って
かき集めてこい!
ワインも
あと少しです!
おのれェ^〰〰〰
トルケル軍
ならず者どもめ
もう限界です
領主様ァ
やつら
飢えたら何するか
わからんぞ!
それが
それができりゃアやっとるわい!!
わい!!!
この町を
食い尽くす
つもりか!?
陽吉吉めも
ヨソ行って
もらえませんかね
あいつら
これじゃ
略奪されてるのと
大差ないっス
ほんとにあいつら
イングランドの
味方なんですか?
泣くな!
なんじゃないんだよ
くそう
厄介者ども
め...
なんとかこの町から
追い出す方法は
ないものか...
どーせ王子を
盗られるんなら
イングランド軍に
くれてやっても
よかったなァ
エドモンド
あたりなら
戦略の足しに
使っただろ
なによ
困った人だな
トルケルは
戦争が下火に
なってくると
そうやって
ひっかき回して
戦火を再燃
させようとする
どーもこの国は
近頃弱気だからな
元気づけるネタ
探さんとなァ
ったりめーよ
このヤロウ
オレ達や
戦士だぜ?
魚は
水にいてこそ
魚
戦士は
戦場にいてこそ
戦士だ
戦争を
長引かせるための
努力なら
惜しまんですよ
ワタシは
......だがよ
それに関しちゃ
この町の坊主から
悪いウワサを
聞いたぜ
いっからででも
そのための
会議らしい
いっはっは、は
今度の
ウェセックスの
賢人会議でな
スヴェン王が
イングランドの
上王として
正式に認められる
そうだ
.....はァ?
......そ?
全面降伏
じゃん
それって...
え?
だな
デンマークが
イングランドを
呑み込むんだ
*
王権を捨ててでも
もう戦争を
終わらせたい
みたいだな
イングランドの
貴族どもは
あちゃァ
あー
悪い予感てのは
どーしてこう
当たるのか...
......
.....わーお
どうするね
大将?
玉砕覚悟で
最後にパーッと
スヴェン王軍に
カチ込みに
行くかい?
あほゥ!!
オレァ戦争は
大好きだが
負けるのは
大嫌いだ!
やるなら
勝ちに
いく!!
王子が
手許にありゃア
人質に使えた
のになー
...
他にも
いろいろ
さー
...
ラヴナル『あ
ツブさなきゃ
よかったかな
つまんねー
なー
...
あーあ.....
世界中が
ずーっと
戦争してたら
いいのになー
行き倒れか
指輪など
しとるだな
案外
高貴の出の者かも
しンねェぞ
かわい
そうに...
指輪だけでも
持ってくべェか
身元がわかるかも
しれねェだ
う...
ンなこと言って
オメェ盗む気じゃ
あるめーなァ
異状は
ねェか?
耳よ
大あり
だ
クソ
さみィぜ
さっき南西方向
1〜2マイル先で
狼が吠えた
2マイルより
先のことは
知らん
オイオイ
たのむぜ
先生
お前の
耳が
頼りなんだ
マーシア伯領北部
アシェラッド兵団占領下の農村
1013年12月
雪が音を
吸うんだ
こう積もっちゃ
さすがのオレでも
聴き取れる範囲は
せまくなる
あまり
頼りに
してくれるな
それでも
歩哨を
バラまくよりや
マシだぜ
なら
あいつら
なんとか
しろよ
どっから
見ても
農民にゃ
見えねーぞ
オレ達がここに
居ることを
周りに宣伝
しねェで済む
修道士
たちか
そっちも
見張っとけ
またバカを
やられちゃ
かなわん
赦し給え
だとよ
難儀な
宗教だぜ
柱にでも
縛りつけて
おけよな
なんかある度に
許しを乞わにゃ
なんねェのか?
あいつら
んな面倒くせェ
神さんの
何がいいんだか
いと
高き方
天に坐す
我らの父よ
ここに眠る
村人たちの魂を
どうか御許に
お召し下さい
この者達を
殺めし者達の
魂を
お救い下さい
私どもの
罪を
お赦し下さい
フン
ヒマなのか
呑気なのか
他人のために
祈ってる
場合かよ
テメェら
........
父よ
私の
声は
ちゃんと
あなたの耳に
届いているの
でしょうか
我らの
父よ...
あなたは
あなたの姿に似せて
私達を
お作りになった
でも
あなたは
そのお力を
私達に分けては
下さらなかった
私達が
最も
必要とする
ものを
あなたは
アダムに
与えては
下さらなかった
神父
あのゥ...
父よ
何故あなたは
私達に試練を
与えるのですか?
あなたが
善き者も
悪しき者も
等しく愛されると
いうのなら
無力な私達の
力を試すのは
何のためですか
父よ
私の声は
あなたの耳に
届いているの
でしょうか
我らの
父よ
私は
あなたの
愛を
疑っています
止めよ!!
...
父を......
疑うだと...
......?
そなたそれでも
キリスト教徒か!?
畏れを
知るがいい!!
我らが父の
愛を疑うことなど
あってはならぬ!!
......
我が子を
......
我が子を
愛しく思わぬ
父親など
いない!
~~
お
お待ちを
殿下...
おいたわ
しい...
殿下...
.......
父上...
デーン人の部隊!?
マジか?
は
ハイええ
伝令では
そのように..
セヴァーンル
上流の小村を
占拠している
らしくてですね
地元領主から
援軍の要請が
きておりまして
生き残った
村民の話から
推測される敵兵力は
およそ100から200
だそうです
で!ですね
ぜひここは
あの〜〜〜...
トルケル閣下に
武名轟く
ですね
ご出陣を
願えない
かしら~~~!
な〜〜〜んて...
......
...どう思う?
どうも
なにも...
この季節
その位置に
単独行動の
テーン人部隊など
そういくつも
ねェでしょうよ
うむむ
.....海路と
みせかけて
陸路で
ゲインズバラへ...
雪に
降り込められて
休息中.....
ってトコか?
十中
八九は...
ンだな
間違いねェ
だろうな
トルフィンと
クヌートだ
全員
起こせ!
進軍用意
...
それと
おい
あんた
弁当の用意
たのむぜ
ハハイ!
500人前の
5日分でいいや
え!?
ごっ...
そんな
よォーし
よし!
面白いぞ
この戦争
うまくすると
まだまだ
楽しめるかも
しれねェな!
第29話終わり
......
.....
......チッ
第30話主従の食卓
目だけで
見ろ
顔を
向けるなよ
ジョロッッッ...
小川の向こう
葉の落ちねェ
林の中だ
何人だ
耳
林づたいに
東へ包囲線を
伸ばしてる
さァな
50か100か
それ以上か...
すぐに
かかってくる
感じじゃ
ねェな
嗅ぎつけ
られるのが
早ェなァ
どっかで
〈マしたか?
どうだか
な
とにかく
見つかった
もんは
しょうがねェ
お
終わった
出発ゥ!?
ムリだぜ
そんなん
今夜なんて
ソリはまだ
2台しか
できてねーよ
昨日3台目に
かかったトコだ
そうか
ご苦労さん
その3台目
夜までに仕上げろ
改造の間に合わねェ
荷車は捨てる
ムリだっつーの
大工は2人しか
いねーんだ
道具もねェ!
イングランドの
軍に
ここがバレた
のんびりは
してられねェ
んだよ
.....へ!?
バレた!?
すぐにかかって
こねェのは
援軍を待ってる
からだろう
おーよ
この雪ィ
かきわけてょっぽど
来やがった
デーン人が
憎いと見える
急がねェと
脱出の機会を
失う
わかったら
ちゃっちゃと
やれ
手先の器用な奴
みつくろって
応援によこして
やるからよ
ビョルン
ゴロツキどもに
応戦の態勢を
とらせろ
指揮官級は
殺さずに捕まえる
なんでバレたのか
知りてェ
あーーっと
待て
ビョルン
もう
ひとつ
いい
機会だ
ついでに
アレやるぞ
あァ!?
バレた!?
おいおい
マジかよ?
この雪だぜ
やばいんで
ないの?
狼の群れと
間違えて
ねェか?
平気だろ
イングランドの
兵隊は
弱ェからな
ドカ雪に
続いて
これだ
そーだけど
イヤ
そーでなくて
アシェラッドの
運の話さ
あいつの計画が
立て続けに
狂うなんて
初めてだぜ...
そっ。
ほォ!
うまそうな
ウサキだな
お前が
とったのか?
トルフィン
お前の
晩メシか?
いつも
独りで
食うのか?
.....
焼くのか
それ?
だったら
なんだよ
肉だけの飯は
よくないぞ
野菜と一緒に
煮込め
肉のうまみで
しなびたキャベツも
少しはマシになる
野菜を食わんと
疲れやすくなるでな
この時期は特に
気をつけんと
いかん
そのウサギ
ちょっと貸せ
スープにして
やろう
大きな
お世話だ
オレの飯を
どう食おうが
オレの勝手だ
いいから
来い
どうせどこかで
カマドを借りねば
ならんのじゃろ?
ならここで
借りれば
よいではないか
殿下
そら豆と
キャベツと
ウサギです
ウサギ?
はい
トルフィンが
捕らえまして
スープに
加えたら
いかがかと
ご苦労
血を抜いて
皮をはいで
内臓を
洗っておけ
.......
うむ
食材の
粗末な割には
なかなか
ウサギが
あったからな
塩漬け肉に
飽いていた所だ
礼を言うぞ
どう
した
遠慮するな
そなたの
ウサギだ
どうだ
うまかろうが
はっはっ
この次は鹿でも
とってこい
調理してやろう
貴族ってのァ
食うばかりだと
思ってたぜ
趣味だ
普段は作らぬし
ラグナルの他は
誰もこのことを
知らぬ
そなたも
口外しては
ならぬぞ
.....昔に
タラの料理を
作った時な
?
なんでだよ
別に悪か
ねェだろ
よい出来だったので
父王陛下に
召し上がって頂こうと
持っていったことが
ある
だけど陛下は
召し上がるどころか
激しくお怒りになり
こう仰せになった
以来
僕は料理など
せぬことになって
いる
「王の子が
卑しき奴隷の
真似事をするな」
とな
王の子には
こんな技など
必要ないのだ
.......
...あの頃は
王陛下も
そのー
...
それに王陛下は
タラがお好きでは
ありませぬ
大戦を始めた
ばかりだったので
お忙しかったので
しょう...
戦が終わったら
鳥料理でも作って
お持ちしましょう
きっと喜んで
下さいますよ
ナニ鳥だ?
鳥は作ったこと
ないぞ
また
お教えします
ニワトリでも
カモでも
以前に
冬至祭で食べた
カモを覚えて
おられますか?
ああ
アレは
うまかった
ワシもです
あの後料理人に
コツを聞いて
おきました
煮こごりを
上手に使って
おりましてな...
そこそ...こそ...いいよ..
...え...そ..
ズズ...
どうした
!
ラグナ
る
おわ!?
バカヤロ!
味方だ
トルフィン
伝令!
伝令だ
なんじゃ
なにがあった
オレら
イングランド軍に
見つかったっス
東の森で
戦闘が
おっ始まり
ました
大した兵数じゃ
なさそうだし
ここまで矢が
とんでくることも
ねェでしょうが
一応用心して下さい
な.....!?
...
おォし
前進ン!!
イングランドの
ブタどもを
晩飯のおかずに
しちまえ!!
どういうことじゃ!!
この村に潜んで
まだ10日程だぞ!?
何故バレた!?
知るかよ
ンなの!
......
...なんという
ことだ...
オレらだって
戦利品捨てて
逃げにゃならねェ
みんなガッカリ
してンですよ!
とにかく
この村は
捨てます
村人達を
皆殺しに
したのは
何のためか...
だからワシは
ウェールズに
引き返せと
はじめっから
言っとったんじゃ
くもく
ソリを
用意しました
イングランド兵を
ケちらしたら
移動しますんで
ヨロシク
アシェラッド!!
あの
強情モンが
........
ちがい
ますよ
向かうのは
ダービーだ
反対方向ス
...この期に
及んで......
まだ敵地を
前進すると
ぬかすか!?
アシェラッドを
連れてこい!!
今すぐだ!!
ムリっすよ
今前線で
指揮執ってる
最中だ
話があるなら
ご自分から
出向けば
いーんじゃ
ないスかァ?
案内
しますよ?
首領が首領なら
部下も部下だ!!
口の
利き方を
知らん!!
だいたい
あ奴めとは
最初から
気が合わん!
ことごとく
ワシに
さからい
おって!!
その結果が
これじゃ!!
己の運の有無を
見定められんで
何がノルド戦士か!!
笑わせおる!!
今日こそは
剣にかけて
自らの愚かさを
思い知らせて
くれるわ!!
うるせェ
オヤジだナ
そもそも
あの時
あの船を...
おい
おい!
......
やっと
気づいたか
ニブいなァ
あんた
ときの声は
あっちから
聞こえるぞ
間違えるな
あァ!?
貴様ら
何を言...
........
.....貴様ら...
すまねェな
トンガリ頭
アシェラッドの
命令なんでね
ズチュ
......
戦るかい
?
オレらは
かまわねェ
けどよ...
どうせ
その傷じゃ
もう助からねェ
ジタバタ
すりゃ
苦しむぜ
........
アシェラッドを
ここへ呼べ...
大事な
話が
ある.....
遺言なら
オレが聞くぜ
話せよ
いいから
呼べ!!
王子殿下に
関わることだ
直接話す!
急げ!!
伺いましょう
その遺言
ラグナル殿
大事な
お話の
ようで
あんた
戦は?
ほとんど
農民兵だった
ビョルンに
任せてきたよ
......ああ
すぐに
ケリが
っく
人払い
しますか?
ラグナル殿
声が
止んだ
戦闘が
終わったな
まったく
......
スープが
冷めてしまった
じゃないか...
貴殿には
感謝して
おります
お役目は
今日から私が
引き継ぎます
あの腰ヌケ王子を
よくぞ今日まで
生かし育てて
下さった
そして
貴殿の死は
殿下の更なる成長を
促すでしょう
貴様の神に
誓え......
イングランド兵に
殺された
貴殿のかわりにね
不足なく
ワシのあとを
引き継ぎ...
何があろうとも
クヌート殿下を
お守りすると..
我が神
オーディンの
名にかけて
何があろうとも
クヌート殿下を
身を賭して
お守りし
戦士ラグナルの
意義ある死に
必ず報いよう
ご満足
かな?
......
口惜しや...
貴様などに
殿下を
託そうとは...
急がれた
ほうがいい
血をだいぶ
失っておられる
宮廷の
話だ.....
ゲインズバラに
着く前に
心構えを
しておけ...
イェリングの
廷臣たちは今...
次代のデンマーク王の
座をめぐって
大きく二派閥に
分かれておる...
クヌート殿下は
一方の派閥の
旗頭に
されておる
もう一方は...
クヌート様の
兄君の
ハラルド様の
派閥だ
りょ両殿下の
ご意思など
関係ない...
奸臣どもの
勝手な
勢力争いだ...
そして王陛下は...
デンマーク王国の
分裂を
恐れたのだろう...
おそらく
ひとつのご決断を
内心に下された
両殿下の
うち...
どちらかを
殺そう
と.....
......?
スヴェン王
が......
こたび王陛下が
クスート殿下を
戦場へ伴った
のは...
殿下を
戦死させる
ためだ
心せよ...
クヌート殿下の
真の敵は
今や.....
お父上の
スヴェン王陛下
その人なのだ:・
ぼ
亡命しろ
もはや
それしか
ない...
ゲインズバラ
で...
ワシの
弟が
段取りを
つけている
はず...
......
......なんて
こったィ...
早めに
言ってくれよ
そーゆーことで
よォ...
さ
最期に
たのむ...
一目で
いい...
ひとめ
殿下に...
殿下に
お別れ
を.....
だめだ
殿下.....
戦が.....
終わったら
......
鳥料理
でも...
きっと
王陛下も
喜んで
くださ
る...
第30話終わり
第31話に
ケダモノの歴史
え?
イングランド兵
数人を相手に
獅子奮迅の
ご活躍でしたが
背後からの
槍に
あえなく...
ご胸中
お察し致します
殿下
......
......?
ウサギの
煮込みを
食べてたんだ
途中で
飛び出して
いって...
アレ?
ヘンだな
さっきまで..
だって...
!?
すぐに
出発します
ご用意を
......
あァ!?
冗談じゃ
ねーや
ヤだぜ
オレは!
トルフィン
絶対にお側を
離れるなよ
殿下の護衛は
お前の仕事
だろうか
じょっ...
待て
オイ!
腰ィ
抜かして
やンの
大丈夫かね
あの
ヘタレ王子は
裏目った
かもだぜ?
アシェラッド
ラグナルを
殺したのは
まずかったんじゃ
ねーか?
デケェ声で
話すな
手下どもの
ほとんどは
事情を知らん
どうか
ねェ...
あんた
ラグナルとは
ソリが合わなかった
からなァ
殺ったのは
あくまでも
イングランド兵だ
ボロ出すなよ
証拠が
なけりゃ
いいのよ
いくら
ヘタレでも
気づくんじゃ
ねーの?
王子が
ヘタレなのは
ラグナルが
甘やかすからだ
ヘタレで
結構じゃんか
扱いやすいぜ
......
適当なトコで
消えて
もらわにゃ
オレが困る
王子を
足がかりに
出世する気なら
もってこいだろ
ビョルン
お前が
今日までオレに
ついてきたのは
なんでだ?
あァ?
そりゃア...
まァ...
オレがついて
いきたかった
からさ
オレも
そうなん
だよ
オレも
オレの主を
選ぶ
オレの主は
オレがついていきたく
なるような
男であるべきだ
......
なーんて
バクチだよ
ビョルン
うまく
いかなかったら
どうするよ?
うまくすりゃ
あの王子は
生まれかわるかも
しれん
野郎あのまま
へコんじまって
立ち直らんかも
しれねェぜ?
そん時や
見捨てるさ
どーした
キェだして
みろや
オレの主の
資格はねェ
はは
はっ
どーだァ?
なんか
喋りそうか?
ムカつくぜ
この野郎
悲鳴ひとつ
上げやがら
ねェ
いっちょ前に
殉教者
気取ってやがる
これだから
キリスト教徒は
嫌ェなんだ
オメェの
ケリが
ヌルいんだよ
オラ
立ちな
隊長さん
ケリってのは
なァー
...
こう!
オメェこそ
ヌルいよ
アゴから
イかにゃ
見本
どら
見したる
やめやめ
まてまて
次オレだ
手加減
しなさいヨ
君タチゃ
殺しちまったら
何も聞き出せん
でしょー
―?
これがんは
そしてるぜ
こ...
殺すが
いい......
主は全てを
見ておられる...
ふーん...
まだ
元気じゃん
ハサミ
ある?
探して
こい
貴様らデーン人の
悪行の数々をな
さて!
パン!!
聞きたいことは
3つ
援軍の規模と
それらがここに到着するまでの
ここに到着するまでの時間
くり返すぜ
イングランドの
隊長さん
それとオレ達の存在をじるのって
どうやって
知ったかだ
話せば
助けてやろう
ケケダモノどもめ...
主を
畏れるがいい...
貴様らには...無事で
裁きが待っている
ぞ...
よー
ハサミって
これで
いいかー?
隊長さん
アンタ...
爪が
のびてるなァ
不衛生だ
少し切った
ほうがいい
あ!ゴメェン
深爪
しちゃった
ぎっ
押さえろ
い
きと
いたはきとつだ聞こる下略以
不勝
あァッ!またまた深爪!!
しかも
2回!!
へへへ〜〜〜っ!!
いく~~~
エゲツねェ
なに
がんばってんだ
あの野郎
地獄に
それに堕ちろわ!!
一人ども
貴様はさえ貴様にさえ未来なれば...
.....!!
も
焼かれた!!
妻も娘も
妻
なぶられた挙げ句
殺された!!
『モノめ!!
クダモノめ!ここはオレ達の土地だ出ていけェッ!!
出ていけェッ!!
...フゥーン
あそーーお
ボクたち
ケダモノ
ですかー
無知な
お前達に
ひとつ歴史を
教えてやろう
ありがたく
聞けよ
サクソン人
いや
この辺の住人は
アングル人か?
まァ
どっちでも
同じか
この地はな
もともとは
お前らのものじゃ
ないんだよ
最初の住人は
ケルト人だ
森に暮らし
精霊を
あがめていた
今の
ウェールズの民の
先祖だ
やがて
ローマ人が
やってきた
彼らは
支配者だったが
ケルト人とともに
この地に暮らし
知恵と技術と
文化を授けた
ローマ人が
去りー
最後にお前達
アングル人とサクソン人が
やってきた
お前達は
ケルト人に何も
もたらさなかった
500年ほど
前のことだ
それどころか
ケルト人を
荒れ地、追い出して
この豊かな平原を
独占したんだ
ウソだ
ウソじゃねーよ
デーン人がケダモノだってンなら
お前ら
アングロサクソンも
相当ケダモノ
なんだぜ?
お前らは
暴力で
この地を奪った
オレ達は
お前ら以上の
暴力で
この地を奪う
まさか
文句は
あるめェな
だまれ!!
さの
ほどものなとことなどうことしなが
族う蛮言誰
言ノことなく誰が信じるか!!
んー...
人の話を
聞かない子は
先生
キライだなァ
おやァ?
隊長さん
あんたの
顔って
顔っしよォ~~~〜〜く見ると...
いると...
おっ!?
鼻も
のびてる
なァ
.......!!
アシェラッド
!!
何人だ
耳!
...!!
わからん
だが多い!!
南から
来る!!
敵の
増援か!?
えェ!?
真夜中だぜ?
月夜とはいえ...
イングランド人が
夜製とは
おそれ入ったぜ
.......
...は
はは!!
来たか!!
まははは!!
ほははは!!もう遅いぞ害様だけで
貴様らは死ね!!
デーン人同士で
共喰いしあうが
いい!!
デーン人!?
来るのは
教えてやる!!来るのはトルケルだ!!
相手に不足は
なかろう!!
トルケルだ!!
はははっ
はははほは!!
ななな
おオイ...
コイツ今
トルケルって
言ったか?
さっ
さァ...
言ったよーな
言わない
よ!!
トルケル!?
マジか!?
.....チッ
ドルケル!?
トルケル
だって!?
ウソォ!?
マジかよ!?
トルケルが
来るぞ!!
いっ
キシッ
あの村
か?
みたいっ
スね
おーし
囲むぞ!
ヴァーリと
インゴルヴの
隊は左
オッドルは
右だ
オレは
真ン中ね
基本的には
皆殺し!
基本的には皆殺し!
王子は
殺すなよ
あと
ナイフ使いの
チビが
いるはずだ
そいつも
殺すな
オレの
遊び相手だ
放せェエッ!!
下郎めェッ!!
僕の命令に
逆らうのかァ
!?
ラグナルを
こんな所に
置いて
いけるかァッ
ラグナルと
一緒じゃなきゃ
僕は行かないぞ!!
お諦め下さい
殿下
ソリは3台
死体を積み込む
余裕は
ございません
ならば
葬儀を戦士の死に
せよ!!敬意を払え!!
命令だ!!
時間的な
余裕も
ございません
貴様
ウワ
!?
やだー
僕はいかない
ぞー
っ
ーっ!!
ラグナル!!
ラグナー
ルッ!!
ラグナル
は
死んだ
もう
呼んでも
こねェ
......
......
......貴様..
アシェラッド
!!
脱走者だ
こいつら
トルケルに
下る気だぜ
寝ワラの中に
かくれて
いやがった
ラグナルの
言うとおりだ
あんた今
運がない...
おっオレだけじゃ
ねェ......
みんな内心
ヤベェと思ってンだ
今度ばかりは
いけねェ
だってアンタ今
トルケルに
喰いつかれちまって
るんだぜ!?
ひ......
!?
勝手に
行けよ
自分の
つきたい
首領につけ
お前らも
だ!
去る者は
去れ!
オレは
とがめねェ
オレと共に
来る奴は
歩け!
トルケルを
振り切るまで
歩き抜く!
食べながら
歩き
眠りながら
歩け!
いいかァ野郎ども
ついてこれなきゃ
死ぬと思え!!
第3話終わり
ちがっ!!
まっままってくれ
トルケル!!
おおオレ達は
アシェラッドとは
ちがう!!
あんたの手下に
加わろうと...
大丈夫
み
ふゥん
首領の名は
アシェラッドか
第32話逃亡兵団
投降者が
出てるって
ことァだ
連中だいぶ
動揺してるって
ことだな
あーあー
かわいそー
本隊はまだ
遠くには
行ってねェと
みた
いンだよ
こいつら
クズだ
仲間に
入れてやりや
よかったのに
東だ!!
王子を追うぞ
チンピラどもォ!!
戦いもしねェで
降参するような
臆病者は
要らねェ
気合
入れろァア
ッッ!!
右!
右に寄ってる
もどせ
ちがう!
オレから
見て
右だ!
そーそー
そのまま
ゆっくり
ゆっくり
マーシア伯領
セヴァーン川上流域
1014年1月
ウぃす
この橋を
壊す
お前らが
指揮をとれ
急げよ
トルグリム!
アトリ!
来い!
トルケルは
近いか?
耳よ
うるさくわからねェが...
うるさくて
わからねェ
が...
橋を壊す時間ぐれェはあるかもな
橋を壊す
時間ぐれェは
あるかもな
橋を
バラす
ぞォ!
斧持ってる
奴は
手伝えー
ピネっ・
きってくれェ
はよわたれ
はあわたれェ
オイ
コラコラ
コラコラ
坊主てめェ!
酒
ありません
か?
なにして
くれてンだ
いきなり!
あっても
おめーにゃ
やらねェよ
オレらだって
満足に飲めて
ねェんだぜ
おめーの分なんか
ねーよ
今が
ピンチだってこと
わかれよ
坊さんよォ
...
......
オイオイ
マジかよ!?
ちべてー!!
浅いじゃ
ねーか
この川!
歩いて
渡れっちまう
ぜ?
この橋
落とす意味
あるんか?
だからって
放っとく訳にも
いくめェ
.....フン
イヤガラセ
くらいにゃ
なるかもな
ご自慢の
知略も
ネタ切れかァ?
アシェラッドの
だんなヨ...
ビョルン
トルフィン
来い
寄れ
ビョルン
お前は
王子のソリの
御者をやれ
トルフィンは
王子と一緒に
乗って待機だ
なん...
..
おい...
アシェラッド
......
マジか.....?
オレの
特技だ
大物か
小物か
そいつが
どんな奴
なのか...
パッと
ツラ見りゃ
大体わかる
忠義者の
中に...
りこうか
バカか...
裏切り者が
まじってるのも
わかるのさ
あァ!?
王子を
奪うって
兄者.....
アトリよ
この兵団は
もう
おしまいだ
バッカ
声が
でけェよ
王子を
手みやげにして
トルケル軍に
入ろうや
もう
他のヤツらも
半数以上が
コッチ側だ
残りの半数とも
すぐに話がつく
.....
アイツは
よくやってるぜ
いい首領だ
裏切るって
言い方は
人聞き悪いぜ
アトリ
裏切るのか!?
アシェラッドを
...
ヤツには
首領として
「責任」を
とって
もらうんだよ
...大丈夫だよ
逃げ切れるって
兄者
今までは
な
今までも
そうだった
だろ?
立て続けに
読みを外してる
じゃねェか
だが
ここ最近の
ヤツはどうだ?
......
運が
落ちてん
だよ
ンな顔
するなよ
撒いたはずの
トルケルにも
見つかっちまった
じゃねェか
あいつは確かに
いい首領だ
オレだって
残念なんだぜ
でも
仕方ねェん
だよ
アシェラッドは
バクチを張って
負けたんだ
ただ
それだけさ
今思うと
不思議だぜ
あんなに
慎重な
男が
どうして
トルケルなんぞに
手を出したのか
なァ.....
上出来
上出来
これで連中も
荷のソリを
渡すのに
手間取るだろう
荷を捨てて
追ってきたら
どうする?
そしたら
食糧調達に
時間を食う
メシも食わずに
長距離は
追ってこれんさ
うーし
進軍再開!!
来た!!
光った
ん見ィ~~~
つけ〜〜ェ...
たァッ
ツツ!!
第3話終わり
第33話
おオ!?
うおっ
ウッソ!?
槍!?
お...
は...
マジかよ
!?
あんな
所から...
......
ヤベェ...
畜生
ヤベェ!
ヤベェよ
マジで
ヤベェ!!
バケモン
だ!!
おーちー
つーけ!
野郎ども!
まだ
距離はある
橋も落とした
今の槍は
忘れろ
橋!?橋が
なんだってン
だよ!?
こんな川歩いて
渡ってこれるぜ
気休めにも
ならねェ!
そう
思うか
そう思うなら
今すぐ出発だ
時間が惜しい
またかよ
行軍
行軍
行軍て
トルケルには
勝てん
他に言葉を
知らねェのか
アンタは!?
あと1日
辛抱しろ
橋を壊したことの
効果が出る
行軍の速度は
荷の速度だ
荷を離れて
兵だけで追ってきても
補給なしの行軍なんぞ
1日が限度だ
トルケルどもは
必ず川で
荷渡しにもたつく
わかったか
野郎ども
わかったら
歩け
その1日を
生き延びられる
保証はねェ
......
...あっそ
ならここで
お別れだ
オレは
急ぐので
失礼するよ
あーあ...
色気を
出すんじゃア
ねェよ
チンピラども
抜けたい奴ァ
黙ってそこの川で
ケツを洗って
トルケルの
ご所望は
王子のケツだ
トルケルの前に
並べりゃいい
それで済む
話だろうが
なァ
アシェラッド
長い
つきあいだ
殺したくは
ない
王子を
置いて
消えてくれ
お別れに...
話して
いいかな?
お前ら
とは
今日まで本当に
長いつきあい
だった
ともに笑い
ともに飲み
ともに数多くの
修羅場を
くぐり抜けて
きた
わかった...
ここでプログラミングでもそれぞれではなくてもいいですが、
...いや、そういうわけじゃないでしょうか。いいかもしれませんが、
そんなことはありませんが、このようになっているのですが、
...それはそれだけではなくなっていたのですが、これからもうちょっということがありました。
これからもう一度お客さんが
それでも、それはそれだけではないかもしれませんが、
今まで
話したことは
なかったがな
オレア
お前らと
過ごしてきた
この十数年間:
お前らの
ことが
心底
嫌いだった
豚にも劣る
暗愚な
デーン人どもよ
...
ん?
え?
クソ!!
王子を
押さえろ!!
!!
トルフィン
!!
フン
ガキども
掴まってろォ!!
トバす
ぜっ!!
それは
くそ!!
読んで
やがった
追え!!
逃がすなァ
ーッ!!
行け行け
行け行け!!
おっとォ
させ
るか
よっ
かまうな!!
ソリを
追うぞ!!
行け
行け
ちぇ
さすが
オレの手下
情況判断が
的確だぜ
さて
まいったね
こりゃ
日頃の信心が
足りなかった
ようだな
んン?
ん
遠くて
よく見えねー
けど
なんか
モメてんな
あいつら
仲間割れ
だよ
こういう時や
よくある
話さ
ははは
ダッセー
近頃ァ
死に惜しむ奴ら
ばっかだぜ
実に
けしからん!
オレ様ヌキで
ケンカを
始めるとは!!
まぜろ
まぜろ
!!
けしからんて
そういうこと?
ハァッ
囲め
囲め!!
馬だ
馬をやれ
何してンだ
やれ
トルフィン!!
ナイフ
投げろ!!
るせェ
命令
すんな!!
投げナイフは
売り切れだ!!
止まれ
ビョルン!!
...
クソッ...
話を
聞け!!
アシェラッドが
来ねェ!
何やってんだ
あのハゲ!
そー言われて
止まるバカだと
思うのかよ
このオレが!!
よく考えろ
ビョルン!!
王子の使い方に
オレら全員の
生き死にが
かかってンだぞ!!
ビョルンは
アシェラッドの
いちの子分だ
説得はできねェ
言っても
無駄だ
アトリ!
殺るしか
ねェんだ!
おォよ!
よくわかってる
じゃねーか!
アシェラッドは
オレを信じて
王子を預けた
そのオレから
王子を奪うなら
死ぬ気で来い!!
腰ヌケども!!
あ!!
いやっ!!
だからァ!!
直接
オレに来いって
言ってンの!!
馬はやめろ
馬は!!ちょ
あーーっ!!
コケる
ぞォッ!!
月っ
え?
ヘグ
!!!
!!
おい!!
トルフィンが
逃げるぞ!!
かまうな
ほっとけ!!
おい
王子!!
生きてる
か!?
無茶すんじゃ
ねーよテメェ!!
もっと考えろ!!
王子!!
おい!!
う...
生きて
た...
よーし
引っ返す
ぜ!
急がねェと
トルナ
やって
くれるじゃ
ねェか.....
・この
ドサンピン
ども
てめェも
生きてたか
ビョルン
あ!?
その
キノコ:
まとめて
来いや!!
団体で
あの世まで
案内するぜ!!
くそっ!!
クソッ
くそっ
世話
焼かせやがって
あのハゲ!!
オレが殺すまで
死ぬんじゃねェぞ
アシェラッド!!
やれやれ
トシは
とりたかねェ
もんだ
この
アシェラッド
さまが
たかだか
50人の包囲を
抜けられん
とはな...
第3話終わり
アヴァロン?
土地の
名前?
そういい...
楽園の名です
偉大なる祖
アルトリウス公は
彼の地におられます
でも...
母さん
アルトリウス公って
大昔の将軍
なんでしょ?
今も生きているの?
アヴァロンは...
西の大海の
はるか彼方
妖精たちの
住まう
常春の島です
現世の
死や老いとは
無縁の世界なの
あの方はそこで
戦の傷を癒して
おられるのです
傷が癒えれば
アルトリウス公は
私達のもとへ
戻ってきて
下さいます
私達を
苦しみから
救うために...
その時が
来たら...
そなたは公に
お仕えしなさい
ものお方こそ
ありがとうござ頭の中にして安全
あのお方の知恵となり
剣となって
いつの
日か...
第34話アヴァロン
待つんだ
脱出の
好機を
いつも、
へ?
もうすぐ
トルケル軍が来て
大混乱になる
その時まで
しのげば...
るァッ
ツッ!!
痛ェな
このガキゃあ
!?
みっ
見たか
今の..
見た..
カブト
ごと...
斧でも
ああは
斬れねェぞ
......
くそ.....
やっぱ
強ェ...
...
スウ
くそったれ...
いい一撃もらって
ついカッと
なっちまった...
オレらしくも
ねェ...
いや
スマンね
大きな声
出しちゃって
さ
おいで
おじさん
もう怒って
ないから
...ちぇ
出たよ
飛び道具
西側のヤツ
下がれ!
流れ矢に
当たるぞ!
トルグリムぅ
仕切ってンの
お前かー
ー?
ほらァ
だったら
なんだ
死に損ない!!
いいのかァ?
さすがのオレも
死んじゃうぞー?
ビョルンと
トルフィンは手練だ
道っ手を返り討ちに
するかもしれんよ
そうなったら
王子確保のために
オレが必要だろ?
オレを人質に
しておけば
ビョルンの奴ァ
オレと王子を
支援するために
必ず戻ってくる
オレが
生きてればの
話だがな
......!
どうする
トルグリム
.....足を
狙え
チッ
やった!
ぐ
...
らしくねェぜ
アシェラッド
......あんたそんな
必死な男じゃ
なかったろ?
いつもなら
勝ちの薄い
戦からは
サッサと手を
引くだろうが
なんであんな
腰ヌケ王子のために
命を賭けるんだ?
ほうびと一緒に
墓穴に入る
つもりかよ?
...
...オレも
もう年でな
満足に
働ける時間は
残り少ねェ...
さすがに
もう...
待てなく
なったのさ
真の王が...
アヴァロンから
お戻りに
なられるのを
な...
...?
あばろん
?
ワケの
わからん
ことを...
もういい
ふんじはれ
?
おい
どうし...
よっ♪
楽しんでる
かい?
お兄さん達
首領の
アシェラッド
ちゅーのは
どいつだい?
ぜひ
お目に
かかりたいん
だが
......
......困るなァ
お約束の
ない方は
ちょっと...
..
...
第3話終わり
第35話
緊活5話、両軍接触
やっぱ...
デカいな...
近くで
見ると...
オレは
トルグリム
ってンだ
抵抗は
しねェ...
話を聞いて
くれ
大将
王子が
いませんぜ
そうなんだ
それを今
話そうと
思ってたんだ
オレ達や
あんたに王子を
引き渡そうと
思ってたんだが
コイツ首領の
アシェラッドが
王子を
逃がしちまって...
だが
安心してくれ
手練を10人
追っ手に出した
とにかく
王子のことは
オレらに
任せてくれ
トルケル
オーディンの
名にかけて
必ず
捕まえる
その為の
切り札も
あるんだ!
ななァ
ちょっと
オイ
あんたが
アシェラッドか
なかなか
知恵者の
ようだな
あのさァ
トルフィンが
見当たらねェん
だけどさァ
あんたが
斬っちまった
のか?
......
斬っちゃ
いねェよ
あいつは王子の
護衛につけた
この反乱にゃ
加わってねェ
そうかい
それを聞いて
安心した
おーし
決まった!!
待たせたな
チンピラども
!!
アシェラッド
以外は全部
殺ってよし!!
だっ...
えェえ!?
はっ話が
ちがうぞ
トルグリム
ッ!!
な
おい
お前ら
武器を
拾いな
最期ぐれエ
戦士らしく
しろよ
はやく!
ホレ!
おめェらの
ために
言ってンだぜ
丸腰で
死んじゃア
戦士の館にゃ
行けねェ
だろうがヨ
くっ...
くっそぉオ
アアアッ!!
あが
ほっはっは
よしよし
こうで
なくちゃ
待て!!
待ってくれ
トルケル!!
いいのか!?
いいのかよ!?
オレ達を殺したら、
王子は手に
入らねェぞ!?
うん
大丈夫
自力で
捕まえる
から
ホレ
お前の
斧
かかって
こいよ
戦士なら
スカッと
気持ちよく
死んでみろ
ぐゥッ
ウゥウ
むゥ...
同情するよ
トルクリ!
っせェ
黙れ!!
なんもかも
テメェの
せいだっ!!
だったら
カッコよく
戦って
死のうやァ
な?
手伝って
やるからさ
あきらめろ
トルグリムよ
お前はもう
死ぬんだよ
絶対に
必ず
死ぬんだよ
絶対に必ず死ぬんだよ
さァ!
来いよ
ホラ!
来い!!
あ...
あや
あ~~~
こりゃア
いかん
ちょっと
ブレッシャー
かけすぎたか
だーめだこりゃ
中身が抜けて
いっちまった
もし
もーし
...
..
...?
!?
トルフィン!!
んな
アホな
ィよォ
トルフィン!
元気
そうだな
アシェラッドに
手を出すな!!
そいつは
オレの
獲物だ!!
指一本でも
そいつに触れたら
殺すぞ!!
わかったか
デカブツ!!
そいつに
触れたら
殺す!!
...バカだとは
思ってたが..
これほど
とはな...
ねずみが熊に
ケンカを売って
やがる...
獲物?
お前の
ボスだろ?
こいつ
ボスじゃ
ねェ!!
おい
聞いたか
あのチビ
大将を
殺すとよ
ほー!
言うねェ
言うだけでも
大したもんだ
アシェラッドを
こっちに渡せ
渡さなけりゃ
殺す
マジ?
じゃ
渡さねー
聞いたか!!
今アシェラッドの
身柄を賭けて
オレとトルフィンの
決闘が成立した!!
お前達が
証人だ!!
...ヤロ~~
勝手な
ことを...
トルフィン
お前が勝ったら
無事に逃がして
やろう
馬も
オマケに
くれてやる
ケッ
ロンドンの時
みてェにいくと
思うなよ....!
おう!
期待
してるぜ
トールズの
息子よ
戦士の一族の
未裔よ
ヴィンランド・サガら終わり、
シア伯領の小村
行軍中、不測の雪に見
行事中、不測の言にも舞われたアシェラッドは
舞われたアシェラッドはこの村を襲撃し潜伏するが、トルケル軍に発見され急遽逃亡を図る。
九急課課でオッ!?
WindowsAGA
航路
トルフィンの
アイリッシュ海
アシェラルド兵団
予定道電終
小王国好き
じっだって海味
ーシア伯領
スタ
クヌートとトルフィンを追うトルケルが一時的に陣を構えたその後、アシェラッド
一トとトルフィ
クメートとトルを追うトルケルの時的に陣を構えその後、プシャミ軍の患所をつか霊の道を創行し
時的に陣を構えた。その後、アシェラッド軍の居所をつかみ、雪の道を急行した。
ゲインズバラ
クヌートの父でぁるスヴェン
王がイングラン小制圧の拠点
として軍を駐留させている
ギリス海峡
添取録されている内容は、作品の執筆年代・執筆された状況を考慮し、
コミックス発売当時のまま掲載しています。
・ンランド・サガ(5)
者
著
発行者
発行所
2012年9月1日発行(01)
清水保雅
幸村誠
®MAKOTOYUKMURA2012
株式会社・講談社
〒112-8001
東京都文京区音羽21221