ヴァンフッドサプリと幸情は... クヌート王子の参謀役として歴史を経験、 トを王位につけるべく策 "ヨームの戦鬼"と恐れコームの私たしぶれられたトルフィンの父親。息子を守るためアシッドに殺された。 シェラッドに殺された父の仇を討つため、アジ 一ク王国第二王子。父であるスヴェンら存在を疎まれ、命を狙われている。 戦が生き甲斐の武将。かつてはクヌートと敬対していたが、現在は従士と る大王。後継争いを避けるためクヌート暗殺 最強と謳われるヨー戦士団の幹部。スヴェシ大王の配下でクヌー 暗殺者がなんで王子様を狙ったのかってことだよ ?何がよ偉い人なんだから命を狙われることもあるだろうよ イングランドの連中ならやりそうなこった 本当にイングランドの仕業かな? だってお前この町にゃスヴェン陛下がいるんだぜ? イングランドが的にかけんならそっちだろ? 一発逆転狙うんなら陛下のほうだ だからさァクヌート様が死んで得する奴の仕業なんだよ お前減多なコト言うなって 王様の警備が厳重で手が出せなかっただけじゃねェの? 噂程度の話なんだがな... そのくらいの加減がちょうど良いのです 確たる証拠をつきつけたりしては追い詰め過ぎになります 王陛下側には多少の余裕を残しといてやるほうがいい 「王陛下がクヌート殿下の命を狙っている」...という噂 暗殺者を雇ったのはおめえか なかなかの演出だったろ? 王陛下が尻尾を出さない以上ただ噂を流すだけじゃだめだ 噂は説得力と真実味を帯びて町中に拡がる あの演出があって初めて クヌート殿下の跡目争いは軍中みな知っている さて諸君明日の会議にこれがどう影響するかな? この私が不利になるような命令を王は下せなくなる... トルケル殿を殿下から奪ったり激戦地へ我々を派遣したりすれば噂の後押しをすることになる ああ見えて王というのは人気商売です 軍民の己に対する悪評を捨て置くわけにはいかんでしょうぜ 諸将の手前それは出来ますまい ましてスヴェン王陛下は利口な方だ 子殺しなんてのは特にね... 悪知恵まわるなァアシェラッド そーゆーのどこで教わるわけ? 力押しだけが戦じゃねェってことだよ ...これで当分の間は王も手を出してこぬかも知れんな だが今後二度と私の身代わりを立てることは許さん 万の軍勢を味方につけたようなものだ !はーしかしまァ何ちゅうか 感服致しましたぞアシェラッド殿! お話がひと段落したようですので 心強いことですな殿下! 私ちょっと用足しへ... アイヤイヤーあっはっは グンナル殿を信用してはなりません 王陛下側も我々の情報を欲しているはずです だが間違いないでしょう ラグナル殿の死に彼は動揺していたこのメンツで敵方につけ入られるスキのある者がいるとすれば... 両陣営にいい顔をしておき状況次第でどちらにでも: だとしたらヤバくねェか? 今の話も向こうに知られるぜ そういう知恵の働く方ではありませんかな?グンナル殿は 知られてもいいことしか話してねェ グンナルが黒なら今の話は今夜中に王陛下側へ伝えようとするでしょう 確認のため今トルフィンに彼を尾行させています グンナルが間者であればどうする 奴隷女の死に心を痛めるようなお方かと思えば グンナルは泳がせましょう こちらの伝言を王陛下側へ伝えるのに便利です 彼を通じてこちらが短期決戦を望んでいないことを王陛下側に知ってもらいましょう。 自分たちの間者からの情報なら信用するはず 当面の争いを避けるためにはお互いの了解が必要です そなたという男は... 明日の王陛下の反応が楽しみですな グンナルの手下が中へ入った... どいつもこいつもだまし合いに夢中かくだらねェ それが戦士の長のやることかよ 兵隊がたくさんおるなァ ...はーこれみんな族長たちが食うんか そりゃそうさ今日はこの家に族長が大勢集まるんだから いいなァエラい人は腹いっぱい食えて... 貴公どう見るかね昨日の件... 王子殿下の暗殺未遂のことですな 畏れ多いことではあるが..噂もあながち見過ごせぬ 王もご高齢だそろそろ後継者をおひとりに定めねばならぬだろうし やはり陛下のお心はクヌート様よりハラルド様か... クヌート派は面白くなかろうな お声が高いまだ噂に過ぎませんぞ 身の振り方を改めねばならんか... クスート派にはあのトルケル殿が加わったこれはラグナルの損失を補って余りある あれは政治の出来ぬ男だ あれは政治の出来ぬ男だ クヌート様の器量では持て余すわい クヌート派にもうひとり加わったのがいたな 確か〝灰まみれ〟とかいう仇名の... 王陛下と王子殿下のご入室である トルフィンはどうしたアシェラッド あれは「この屋敷には入りたくない」などと駄々をこねまして外に まァ御身の護衛の心配はありますまい さすがにこの場で刃傷沙汰に及ぶバカはおらんでしょう 今日はよく集ってくれた 積年の望みは叶いついにこの地イングランドは余の統べるところと相なった この良き日は諸君らの奮戦あったればこそである 古き友トルケルと我が息子クスートも神々の加護により我がもとへ帰り来た そなたには新領よりマーシアの統治を任せる トルケル息子を助けてやってくれ 父とともにこの地をよき国にしようぞ イングランドで最も豊かな土地をクヌート殿下に... 噂はやはり噂に過ぎぬか...? 真実であればこそああ言うより他には... 諸君らにも戦果に相応した褒美を授ける 次なる戦地アイルランドにおいても存分に奮われよ かつて不遜なる僭主ブライアン・ボルにより先王ハラルドが苦汁を舐めさせられた因縁の地であり... 王の反応はオレの予測の域を出ていねェ オレの作戦に対処じきれてねェ証拠だ知恵くらべなら主導権をとれる あんたにゃ悪いが今後は損クジ引いてもらうぜ フローキのだんないい顔だな このケンカを仕切るのはオレだ この地には未だ王に対する畏れを知らぬ無礼な者どもがおるということもここで話さねばならぬ きゃつらは余の遣わした臣従を勧める使者を二度にわたりはねつけおった そこに新領の安寧をおびやかす芽が育っておるなら まず全力を以て摘みとらねばならぬ 彼の地の者どもに真の王者の力がどれ程であるかを知らしめるのだ 続いてシュレスヴィヒの諸侯 エイリークの子イーヴァル殿御前に進まれよ 戦功を評価し陛下は貴殿に銀と領地を下賜される ありがたく受け取られよ 素知らぬ風に見えるがな ウェールズと聞いて顔色を変えました ウェールズにあ奴めの弱みにつながる何かがあるやも知れませぬ ガツガツすんなよみっともねェ 豊穣の神々に感謝の気持ちを表明してんだィ それ以上でかくなるつもりかよまったく オレとウェールズのつながりを知っている... フローキに話したことはねェ 何なんだどういうことだスヴェン王め!! ならやっぱり偶然... 知っていたとしてオレへの嫌がらせのためだけに全軍を動員するなんてことはありえねェ いやそんなこたァどうでもいい問題は 春にはウェールズが火の海になっちまうってことだ!!クソ!! 考えろ!!時間はねェ春までに何ができる!? 王子を立てて反旗をひるがえす... まだダメだ戦力差がありすぎるだいたい結局ウェールズが主戦場になる 将軍達をこっち側に引き込むにも根回しの時間が... 戦う方向で考えてちゃダメだ! このドサクサに王の刺客が王子を狙いに来るだろうし ランド連中をまたたきつけることはできねェか!? ウェールズって言やァさー お前オレに追跡されてた時あそこに逃げこんだじゃんよ ありゃー体どーゆーカラクリだったんだ? なんでウェールズ人達がデンマーク人のお前の味方をしたんだ? ウェルダンワェルダンにしてちょーだい あの奴隷のお袋ってのはウェールズ人か 土地は貧しくとも民心は誇り高い そいつァまァ~~何だな クヌート殿下の従士ウォラフの子アシェラッド殿 オレって奴ァどうしてこうドタン場の運がないのかね... 今の話誰にも言うんじゃねェぞトルケル オレの国をこの蛮族どもから守るには... こやつ何らかの形でウェールズとつながりを持っているはず 胸中穏やかではなかろう ありがたく受け取られよ クヌートのためにそなたが奮戦したこと聞き及んでおる ウェールズの討伐戦においても やっぱり気づいてやがるのか 畏れながら申し上げますこの度のウェールズ討伐 果たして最良の選択と申せましょうか? デンマーク軍にとって益の薄い戦かと存じます 何を言っているアシェラッド!? 当面の間王と摩擦を起こさぬが為のそなたの策は図に当たったのだ 自らの手でそれを台なしにする気か!? それ程にウェールズの地が大事と申すか? 直と向かって上意に異を唱えるとはな なかなかの胆力じゃないか すみませんな殿下こいつばかりはちょいと譲れねェ やるなら今が好機なんだよ スヴェン王も族長たちの前ではカッコつけたいはずだ そこにつけ込めばウェールズ侵攻阻止の突破口くらいは開けられるかもしれん 聞くことも王たる者の務めだ 提言の理由はふたつございます 新領及びデンマーク軍団の損耗 本日列席の皆様も多くの将兵を失っておいででしょう まずは新領に落ち着きそれら損害の回復に努めるきかと ウェールズの地の険しさとそれ故の貧しさでございます 山谷の多きことで知られる土地です攻めれば地の利を敵に奪われましょう困難が予想されます よしんば屈服せしめたとして そのような貧しき地から大兵をねぎらうに足るだけの収穫が得られるとは思えませぬ たかがウサギを追わんがために疲れた馬を鞭打ち懸崖に踏み込むが如き行いです ウェールズ攻めは割に合いませぬ 族長どもの代弁をする体で多勢の支持を得るつもりか ホント口が回るなあいつ 王陛下に無礼をはたらく者を放置せぬことが肝要なのだ勘違いするな 左様のことがご懸念であるならば 私めを使者にお遣わし下さい弁は立つと自負しております 彼の地の者どもを説き伏せ王陛下に対し臣下の礼をとらせてご覧にいれましょう 話は通じる王だ正論なら無視はできめェ 三度の礼を尽くせと申すか そなたの言う“ウサギ”を相手に どうせ先の使者は戦の口実作りに送ったんだろうが 彼らにも王陛下の寛大なるお心が伝わりましょう 王陛下と軍団の御為を思えばこそ勇を鼓舞し申し上げる次第 ...これぞ忠臣の姿よ 王にとって諫言に勝る宝はない 王にとって諫言に勝る宝はない 具申に遠慮は要らぬぞ施政の参考としよう がように我が軍団には忠勇なる者が揃うておる ウェールズかクヌートか 本心余はウェールズの討伐などどうでもよい アイルランド攻略の準備の間兵どもを徒に休ませぬが為の戦に過ぎぬ クヌートの首を土産に我が許へ来い さればウェールズは見逃してやろう そなたのことは少し調べた ならばウェールズに固執する理由も察しがつく やはり母御は奴隷だそうだな 奴隷くらいのものだからな ニンニュースマース...まぁ なんだ...?一瞬のあの表情... 何を話しているアシェラッド こんな顔の上に王冠が載ってるなんてのは い今たしか王に向かって 耳も遠いのか?しょうがねェなこのジジィは ブッサイクが光りモン載っけてんじゃねェっつってんだよ 王はオレの間合いの中にいる スヴェン王はオレの獲り アシェラッドは尋常ではない刺激するな! さればこの非礼は赦そう 赦す?図に乗るな蛮族めが 我が一族と我が民への愚弄 我が母より授かりし真の名を教えてやろう ルキウス・アルトリウス・カストゥス 余こそがこのブリタニアの地を統べるべき正統の王である 出会えェ者どもォツツ!! こやつは王殺しの大罪人だ!! 私も読まず、ブリタニア王近る お前達は隠し口からだ!!あとは正面からいくぞ!! かなりの手練らしいぞぬかるな!! なにを...やってんだ... 何やってんだあのバカはァ どうしたァ次に死にたい者 ブリタニア王が自ら斬って進ぜようぞ!! 人数でおし包めェツツ!! 増援が到着したら全ての出入り口を閉じよ!! あやつをこの広間から生きて出すな!! 王陛下のお体を奥へ!! マントで包め召し使いどもに見られるな!! はーっははははは.ははははほは 族長の皆様はこちらより退室して下さい ああっちょっ押さないで 何しとる早く門を外さんか!! 何故進まんはようせんかい! あやつは血迷ってなどいない 何が嫌いって獲物を横取りされんのが一番腹立つんだオリャあ 両者を救う上で最も確実な選択を取ったに過ぎぬ 乱心のふりは王殺しの罪をひとりで被るつもりだからだ オレァ知らねかんなやらねェ あいつはお前の手下だろうが 飼い犬の始末は飼い主がつけてやれよ どうしたァこれで終わりかデーン人どもォ 骨のある者はおらんのかァ!! アシェラッドォオオオオッ!! 余はここに健在であろうが こっ...の...:!! 貴様のせいで!!イングランド戦役は、再燃するぞ!! 貴様なんぞのせいで!! フン後ろ盾を殺されたのがそれほどに悔しいか 全て一からやり直しだ!! だまれ!!何様のつもりだ!! 貴様ら俗物はつくづくに己の利を超えたものの見方を知らぬわ 下郎~~~それが王に対する口の利き方かァくっく~~っ!? オぉラァア跪けぇエエエエエ! 貴様には余の靴に口づけをする栄誉を与えてやろう 来るな!!アルフィン!! 人を刺したのは初めてか 殿下が!!御自ら仕留めたぞ!! クスート殿下が王陛下の仇を討ったぞォオ!! ここが肝心だろうが王子様よ くそ!!あァ!!くそったれ!! 面倒なトコ刺されやがってバカ野郎が!! ハゲ!!おい!!立てよコラ手当ては後だ!! トルフィンカルルセヴニ 待たせて悪かったなくれてやるよオレの命 もっとも...もう使い終わった命だ 惜しくもなんともねェがな オレとお前は敵同士だろうが こんなんじゃねェだろォ!? オレとお前の決着は!! こんなんじゃねェエェッ!! こんなんじゃねェエエッ!! 許さねェぞ!!勝手に死ぬんじゃねェッッ!! 今すぐオレと決闘しろ!! テメェを倒すのはオレだァアッ!! ガキはこれだからまいるぜ... オレが死んでからその先.. どう生きるつもりだトルフィン 何も考えてなかったんだろ? しょうがねェ野郎だなまったく テメェの知ったことじゃ... いつまでもこんな...クソくだらねェトコでひっかかってねェで トールズの行った世界のその先へ... トールズの子のお前が行け それがお前の:本当の戦いだ 本当の戦士になれ... トルフィン許せとは言わぬぞ この成敗はそやつが突如乱心し王陛下殺害という大罪を犯したためだ こうなってはもはやそなたには私のもとで働く気などあるまい 望むところへ去るがいい そやつは殺すな!!私は大事ない!! そやつはアシェラッドとは違う!! 殿下!お手当てを... あれなら死にゃしねェな 構うな大した傷ではない そやつを殺してはならぬ 王子の命令に従っている... 軍団の主導権を奪われかねん あやつを放免するわけにはまいりませんぞ デンマーク王家の威信にかけて死を与えるべきです。 トルフィンの処分は後で私が決める 奥の間にてお休み下さいませ この場の些事一切はこのフローキにお任せ下さいよくはからいます故 先王亡き今イングランド方面軍の総大将は誰と心得ておる 先王スヴェン陛下はお隠れになった 今日より!全軍の指揮及びイングランド統治はこのクヌートが代行する! ウェールズの討伐はとり止めだ 先王の死が巷間に知られればイングランド軍残党の蜂起が予想される 我が軍はまずそれに備えねばならぬ 我が軍はまずそれに備えねばならぬ 詳細及び褒賞授与の続きなどは追って沙汰する 不毛の地に立つ稀の木は枯れる 樹皮も葉もそれを保護しない 誰にも愛されぬ人もこれと同じだ。 どうして長生き!しなければならぬのが 「オーディンの厳言より 気ィつけろォロープが切れたぞォ!! 重いもん捨てろォ!!捨てろ!!沈むぞ!! ダメだァはぐれちまった おォい!!旦那さん方!! ちょっと来てくれよォ!! こいつ病気みたいなんだ! すげェふるえてんだどうしたらいい!? あァ!?なんだってェ!? 病気だよ!!びょーうーきー!!! ったくこの忙しいときに! 言葉通じねェからさァ気づくのが遅れたんだ ほかにも咳でてる奴いるんだよ 何すんだよ!!ひでェじゃねェかよォ!! 毛皮を配るぞこれにくるまって体を冷やさねェようにしてろ! 寒けのある奴はこの酒を飲めわかったか! お前らはなァ大枚はたいて仕入れた大事な商品なんだ! せめてお前らに買い手がつくまでは元気にしてろ ご主人様の許可もなく病気になんざなるんじゃねェ!! 自分がそうなってみて改めてわかったけど 実際奴隷なんてのは牛や豚といっしょだ そりゃやたらに殺されたりはしない買い手だって高い金払ってるんだからな 生きるも死ぬも自由にはならねェ オレはそういうモノになっちまったんだ よーし腹いっぱい食えよォ 酒は必ず飲め血色が良くなるだが飲み過ぎるな すみずみまでよく洗うんだ特に頭! もう少し若くみせる化粧をたのむぜ あまりごまかしをするとあとで客と悶着するぞい 今日の客とは二度と会うこたねェからな どんな客でも文句は言えない どんな雪でも文句は言えない 金を払った奴がオレの主人だ 女は特に質のいいのをそろえましたみな妊娠の経験もありません アナタちょっと体をみせてちょうだい たったぶんハタチくらい... なっなっない...っです...っ んー...悪くないんだけど も少し顔のカワイイ子いないかしら エエはいでしたらこちらへ.. お客様のような方のために特別の商品をご用意してありますんで.. しばられてはいなかったし逃げるのは簡単だと思ったんだ やってみるとうまくいかないもんだ お前さんまァだわからねェようだな 奴隷どもよーく聞け!! 無駄な考えはとっとと捨てろ!逃げたところでお前らに行くアテなんざァねェんだ! お前らの故郷ははるか海の彼方だ!どうあがこうか自力で帰れるもんじゃねェ! お前らの逃亡を助ける人間もこの国にゃいねェ! いい主人に買われてまじめに一生懸命仕えるんだ! そうすりゃ逃げて乞食になるよりもずっといい飯を食わしてもらえる まじめにつとめて主人の気に入りになりゃアいつか自由にもしてもらえる 冒険する前にどっちが得かよく考えろ! くやしいけど奴隷商人の言う通りだ やみくもに自由になろうったって故郷は遠いし道中のアテもありゃしない おとなしく飼われてりゃ食いっぱくれはないんだ だんだんそう思うようになった ぜんっぜん違うじゃないか!! 金髪でも小柄でもないぞ!! まァそれはそうとどうです?コイツ あっれ~~~?よく見たら違いましたねェ 力もあるし丈夫ですぜ今なら だから!働き手を買いにきたわけじゃないと言っとろうが 身内を解放したいだけなんだ! 売人の後を追ってやっとここまで来たんだ邪魔せんでくれ! それともアンタ何か知ってるのか?なァ この町で確かにトルフィンの奴が売買されたはずなんだ! ご用の際にはごひいきにー つうか金あんのか?あのジイさん ああやって身受けしようと捜してくれる人がいる奴は幸せな奴だ 昔はどこで何をしていた? 北イングランドで畑をやっていました このケティルというおっさんがオレの主人になった 少なくとも牛よりは大事にしてくれそうだ デンマークのユトランドという所だ 家人は皆仕事中だ紹介は晩飯時にしてやろう まずはワシの農場を見ておけ もうすぐ刈り入れなんだが家人だけでは人手が足りんでな ははぜいたくな悩みだな 今年の冬蒔きからはさらに収穫が増えるはずだ 頼もしい味方を買ったからな あの...ご期待はうれしいんですが... これほどの畑私ひとり増えただけではなんとも... ちがうちがうお前のことではない まァそれはいずれわかる それにお前を買った一番の目的はな 刈り入れの手伝いではないのだ エイナルここが何にみえる 持ってるくせにまだ新しいのを作る気なんだ オレとトルフィンの出会いだった 今日からお前達は友人だ お前達には同じ仕事を与える協力するんだぞ よろしく..トルフィン 子供...じゃないよなヒゲぁるし うむ仕事について説明しよう この森はワシの所有地だ お前達ふたりに貸してやろう 一切任せるこの土地を開墾運用し収穫を上げろ 収穫物はワシが正しい値段で買い上げる その金額がお前達の値段を上回ったら自分で自分を買い取れ 自由になれるって..ことですか!? 自分の力と正しい手続きで自由になれ 借地代は最初の収穫まで待ってやろう ぁっありがとうございますっっ!!がんばりますっ!! 困ったことや聞きたいことがあれば今後このパテールに聞くがいい 長年ワシに仕えてこの農場のことをよく知っておる 私も同じ方法で自由身分になった はいっはい!!がんばります!!すごく!! うむまァ今日のところはトルフィンの仕事の見学をしろ 慣れない土地で大変だろうががんばりなさい 長旅のつかれもあるだろう トルフィンエイナルに良くしてやるんだぞ ありがとーございまーす!! なァッなァッ旦那って... 旦那ってひょっとしてスゴくいい人なんじゃないかなァ!? こういうこともあるんだなァデンマークじゃあたり前なのかなァ? オレの故郷にも奴隷はいたけどずーっと奴隷やってたんだよねそいつ あオレ北イングランドの生まれなんだ オレもそうなっちまうのかなって思ってたんだけど すげェなもうかなり切ってるじゃんか その川からこっち側の全部だ まだけっこうあるってこと? 人が働いてンの黙って見てるのもなんだし もう少し離れた木をやってくれ それと川と直角に倒れるように切るんだ 川に流して運ぶんだなこの木 ぬあ~~~〜~~~~~って! なァココ昼飯はどうなってんの? 取りにいくのか?どっかに なんだよ至れり尽くせりだなァ! そろそろ「奉公人」が持ってくる マジだってお前だけだぞヤッてねェのは うーわ知らんかったなー じゃア今夜あたり行ってみるかァ オイアレじゃねェべか新入りってのは どどうもはじめまして私は... あー知ってる新しい奴隷だろ? ?なんですかコレ... いやっ...文句っていうか... なァお前奴隷務めは初めてか? 食えるだけマシなお前らに自由民のオレ達がわざわざ弁当を届けてやったんだ 「ありがとうございます」ってよ ンだァ!?その目はてめ... いつもお気遣いありがとうございます トルフィン!そいつに礼儀を教えとけよ! ホレ馬ケガさせんじゃねーぞ なんだよアイツらサボりに来たんじゃねェか ロコツな嫌がらせしやがって!アッタマくんなァ ロコツな嫌がらせしやがって!アッタマくんなァ お前もさァいくら奴隷でももーちょっとガンバろーぜ! エイナル後ろから押してくれオレは前で牽く 川岸まで運んだらイカダにする なァこの木もう少し小さく切ったほうがよかないか? 杉の木は建材として売るそうだ勝手に短くはできない これ...アイツらの仕事なんじゃないのか? 普通奴隷に馬を扱わせたりしないだろ? オレ達が乗って逃げたりしないように.. アイツら...ぜってェ言いつけてやる オレの昼飯食いやがって 嫌がらせがひどくなるだけだ... 自分の畑がないから旦那の使用人やるしかねェ連中だろ? なんでェ!そんなんお前半分奴隷みたいなモンじゃねェか! オレらをいじめて自分達より下がいるってことを確かめてるんだぜアイツら! お前もそう思うだろ!? どうでもいいよ...そんなこと どーでもいいことあるかよ!! オレ達は旦那の財産なんだぞ!奉公人なんかがコキ使っていいわけが.. エイナル!トルフィン! 報告があります旦那様! 今日こちらの奉公... どうしたエイナル報告とやらは 何もないならワシは行くぞ トルフィン生まれ育った村トルフィンが父トールスたちと暮らしていた、戦んとは無縁の>静かな村。 スヴェン大王が居館を構えるデンマーク軍の拠点イングランド北部の商業の中心地 ユトランド半島南部海に近い穏やかな土地で農場主ケティルが広大な農地を保有している え、本当はこんなに初めて部屋を座切、たりしないけど...まぁいいか 添取録されている内容は、作品の執筆年代・執筆された状況を考慮し、 コミックス発売当時のまま掲載しています。