父の仇・アシェラッドを討つことを唯一の希望としで生きてきたが、彼の死により戦場を離れ、いつしか奴隷として生きることとなった 故郷ウェールズの安寧か主君クヌート王子の命が選び得ぬふたつからひとつ選んで差し出せと脅迫したデンマークエスヴェンに対し、アシェラッドは即断。スヴェン王の首をはねた。有力諸医居並ぶ愛席で起きた王殺しの大逆に二堂混乱を極めたが、クヌートはその意図を察し自らの手でアシェラッドを誅殺これによりアシェラッドの目論見どおりクヌートはその場で王様を継承した二方、父の仇アシェラッドの死を目のあたりにしたトルフィンはそれ以後、虚脱。奴隷となって農場に売られた。 生き甲斐のお、かつてはクヌー、と救対していた現在は間下と日本国内 ・ルズを殺したくトの参謀。スヴェン大王殺害し、逆賊として、の手で殺された。 ・ク王だった父・スヴェンの死後、イングランド航治の代行と全権筆振を宣言し ジワジクジワシワシウジック 泉からくんできたばかりだよ さァ!みんなもうひとふんばりだ ここは昼までに片づけよう 旦那自身働くんだなァ... 大金持ちは働かないもんだと思ってたよ やっぱり旦那はいい人だ 働いてる姿はデーン人もイングランド人もかわりないのになァ... 何度も言わせるなオルマル! ンだよ言われた通りやってンじゃねェかよ 根こそぎやるなもっとヒザ下くらいの高さで刈るんだ 刈れりゃいンだろー?刈れりゃよォ バカモン麦のあとは放牧だ! 切り株を長めに残しておくのはあとでここに放す家畜に食わせるためなんだぞ! だからびとつひとつの作業の意味が理解できんのだ ひとの話を謙虚に聞かんか!! そんなことで人の上に立人間にはな ハイハイハイ!ヒザ下ね! バッカモンなんだその振り方は!! 麦の穂がこわれるだろうが!! ガンガンにおこられてるなァ たま〜〜におとなしく手伝ってやりゃ細けェことをグチグチよォ!! コラ!!どこへ行く!! テメーのいねェトコだよ!! お前はじきにこの農場を継ぐんだぞ!! お前はじきにこの農場を継ぐんだぞ!! もう少しその自覚を持てんのか!? オレがいつ継がせてくれって頼んだよ!?あァ!? 大の男がチマナマチマチア野良仕事やってられっかっつーの!! 剣で成り上がってやんだよォ 戦争がどんなもんかをさ おとなしく後継ぎゃいいものを 戦士ってのをカッコいいもんだと思い込んでんだろ 戦争する奴はみんなケダモノさ 子供の頃イングランド王の軍勢に村中の家を焼かれた 父ちゃんは戦ったけど殺されちまった どんな理由でもオレは納得しないけどな 次に来たのがデーン人の軍勢だ イングランド王の悪政からオレ達を救ってやるかわりに食い物をよこせってな 行軍の通りがかりに家畜も麦も洗いざらい持ってかれちまった それでもあいつらは自分達は味方だとぬかしやがるんだ 戦士達は人の皮をかぶったケダモノだよ ああいうのになりたがる奴は大バカだ オレァイングランドに行くぜ こんなド田舎で一生終わってたまるかよ 戦はイングランドでやってんだ クヌート王弟殿下の軍団に加わってバシバシ手柄をあげてやるぜ 若様近いうちっていつ? そのうちハラルド王が援軍の船を召集するはずだ ここを継いだほうがいいと思うなァ... そいつに乗って海を渡る なんだァお前まで..お前に何が.. アタシ若様の赤ちゃん欲しいなァ いいぞ我が娘!その調子だ 若様にお食事持ってきたんだけど... いやァコレで我が家もい安泰だな ハンにねエこのまま若様が通い続けてくたされはそのうちに: とどどどどうなさいました若様!? ウチの娘がなにか粗相でも... うるせェボケテメェらの魂胆はわかってンだよ!! ビンボー小作人ども!! 親父の財産が目当てなんだろうが!! ケティル一族と親戚になりやゼータクができるってか!? 私どもはそんなつもりは... 女ってヤツァどいつもこいつも!! チキショウ!どいつもこいつも! 親父のオマケじゃねェ!! な...~~~にしてンスかァ?夜駆けは危ないっスよォ~~~ オメェらこそ何やってんだ畑のまん中で い~~今そっちィ行きますね~~~ や〜〜ほら例の女のトコ行ったらさー 奉公人どもに先越されててさ~~~もォヤケ酒よ でもさァあいつらとモメるとさァ ま~~た蛇〟の兄貴におこられちゃうからさ~~~ やーーってらんねェやな女しか楽しみの無え村なのによォ 若はいいよなーこの農場の中じゃなーんでも自由だもんなー テメェらにオレの気持ちがわかってたまるかよ! 女だってよりどりみどりだもんなー テメェらにかまってるほどヒマじゃねーんだオレァ!! とっとと一砦」に帰って寝ちまえ!! まぁまま...ままそうカリカリしないの! つめたーい!つめたいなーァ若はァー! おっオイ馬の口取るんじゃねーよ! 飲み直そ!ね!飲み直そ! 今夜は語り明かそう若様! 青春の悩み聞こうじゃないの! テメェらオレを酒のさかなにしようってんだろ!?フザけんな! 帰るぞオレは!はなせ! なんでも話して下さいよ!オレ達と若の仲じゃない! だいじょぶかー?オーイだいじょぶか わかってねェよ...どいつもこいつも だいたいわかってねェってこともわかってねェ わかってねェんだよ... テメェらも腹ン中じゃオレを笑ってんだろ なんか...酔いがさめたな... テメェら用心棒風情に!!オレをバカにする資格があんのかオイッ!! はした金で親父に飼われやがって!!戦士の矜持はねェのかよ!! 客人って呼んで下さいよ オレら風情でも荒事には重宝しますよ? この村は平和すぎてタイクツですワ 腕がなまってねェか試してやる 私らコレで旦那に食わせてもらってる客人ですから ヂギジョ〰〰くるくるるるく!! あーあいーけないんだー キツネとアナグマが泣ーかした どうする?キツネ... ん~~~おっかしいなーー? 楽しく飲んでケティル一族に気に入られるはずだったのになー... カタギ衆が若のことを半人前扱いするのが許せないと言いたいワケだ おまえらもだろォ~~~!? まそりゃしょーがねェわな 実際若は半人前なんだし ただまァ一人前の男ってのは うっせェな!話の段取りがあンだよ! 通過儀礼っていうの?それだけでね もーアレだ今日明日にでもそいつをかたづけちまいましょうぜ 人を殺すってのはねェ...すごく自信がつくんですよ 人間の体がどれだけもろいか知っておけば人間にビビらなくなる 男はみんなそうやって大人になるんス そーんなモン!決まってンじゃないスか 初心者には初心者用のエモノってのがありますよちゃーんと この農場にもいるじゃないですか 『殺してもいい人間』っていうのがさ... 教授の話は、殺してもいい人間、 今日もまだまだ麦刈りなんだろうなァ 広いったらないなーこの農場は この調子じゃ当分は森の開墾やるヒマはないなー まず根っこと石を掘り出してー 鋤き返しやってー土をねかせて 秋の種まきまでにはある程度間に合わせたいのになァ 重量率は貸してもらえんのかなー オイ!!起きれトルフィン まァ...顔でも洗って 忘れる夢ってのは忘れたほうが おはようございますいい朝ですね あーいや!はいっええっすみません!ごゆっくり! どうぞ私はもう済みましたから いやっもうっこんな顔洗ったところでどーにもなりゃしませんので! 素敵なお顔だと思いますよ なにか...忘れてはいけない.. そんな夢だったような気がする... 私はアルネイズといいます 最近いらした方ですよね? はっはいエイナルです! 言葉がお上手だから私てっきりノルドの人かと からイングランドまいりました はい!私の故郷の者は私を含め皆先祖がノルド人でありまして 村の者はイングランド語とノルド語を両方話します 訛りがひどいのでお嬢様にはお聞きづらいかと存じますが... あっそうですね失礼しました 私自分の身上を言いませんでしたね 旦那様のご息女様では... 私はあなたと同じ奴隷です 旦那様のお側仕えをしています なんだ?朝から奴隷が集まって逃亡の相談か? こちらにはこの夏からご厄介になっております... 今朝はいろいろ忙しいな... 剣なんかブラさげて... カタギじゃないよなァ? この農場に常駐してる防衛戦力... なんだァ?ゴキゲンだなエイナル お前はなかなか活きがよさそうだ ズバーッといってみようズバーッと い...ズバーって... ハイそっちの大きいほうご明察ー 若様が大人になるための儀式だ 冗談じゃねェですよ!! 何の罪があってオレ達がそんな目に遭わにゃならねェんだよ!! ただ単にお前の命がお前の物じゃないっていうそれだけのことさ 正当な持ち主が自分の物をどうしようと勝手だろ? 直々に斬って下さるんだ光栄に思え こちらのオルマル様ん家の奴隷だ お親父の持ち物だ..オレのじゃない... 斬ったら弁償しなきゃいけねェ... あぁああ情けない!!若様!! お父上がコワいんですか?殺しがコワいんですか? この期に及んでまだそんな!! じゃーあ殺りましょうよズババーッと 旦那に知らせるんだ!! おおっ!!はっはっ!! 相手はやる気マンマンですぜ!! ご用はひとりいれば足りるでしょう そいつは仕事に戻して下さい私が斬られます オレの朝メシはァー?ジジィー 今時分に起きてきて何を言うとるかァー 食べたかったらたまには刈り入れでも手伝わんかーい 飯なんか作れっかよ面倒くせェ ...しょーがねェ... 私がオルマル様に斬られます エイナルは仕事に戻してやって下さい今日も忙しいんだ わるいね名前なんだっけ 君ね自分の言った言葉の意味わかってる? 斬られるって死ぬってことなんだけど っかヤロウお前!!何言っ てめェは黙ってろ出る幕じゃねェ たま〜〜にいるんだよねーこういう奴 オレはねェそういう発言看過ごすワケにはいかないのよね ほっとくとオレ達の扱ってる商品の価値が落ちちゃうからねー オレ達戦士の扱う商品でなんだと思う?トルフィン君 どんな奴でも死ぬのはこわい 若様を見てみろ他人の死さえこわがってる ううるせェここわがってなんか... 断言しようどんな奴でもだ それでいいんだこわいからこそ死に価値がある そうでなきゃア剣で飯なんか食えなくなっちまうぜ あーもう腹へったっつーの おーいチンピラどもー! バカどもまァたぞろ面倒なことやってんな... 素直になれよトルフィン! はやくしねェとちっこい体がもっと小さくなっちまうぞ! まばたきもしねェかたいしたもんだ ありゃア確か旦那のとこの奴隷だよな... 死ぬのをこわがらなくちゃいけないんですか 死にたくないから生きてるんですか? 生きてると何かいいことありますか? 今日まで生きてきて... いいことひとつもなかったよ いいんですいやいや、いいから おかえりなさい...いつから... お前らが奴隷をいじめてどーすんだ若様がやんなきゃだろ でっでもォだからそいつが.. でっでもォだからそいつが... ナマイキ言うから... 悪かったなコイツらバカなんだよ はいはいいん...あああっうーん... アシェラッド並み:いや、瞬発力ならアシェラッド以上か ははっホレ見ろトルフィン お前の体は生きたいって言ってるぞ お前らお三方を丁重にお送りしろ お前らこの先アゴで飯が食えると思うなよ この件でこれ以上面倒起こした日にゃア... もとどおりなおるだろう 災難だったなふたりとも あの「客人」達のイタズラには旦那様も少々手を焼いていてな イタズラで殺されかけちゃかないませんよパテールさん 本当に殺されたりはせんよ まァ今後あの連中にからまれた時はついていかずに私に言いなさい 傷が膿むといかん薬は塗っておこう ああのォパテールさんオレ達.. 薬代など気にせんでいい お前達の面倒は私に一任されている駆けつけるのが遅れてすまなかったな ...ありがとうございます アルネイズにも礼を言っておきなさい ふたりとも今日は休みなさい旦那様には私から言っておく 私に報せようと畑の中をずいぶん走り回ったようだ 優しいなァ...アルネイズ 私の古着で少し大きいだろうが お前の服は穴だらけにされてしまったからな トルフィンにこれをやろう パテールさんに何かひと言ないのかよ! だいたい何ださっきからダンマリで!感じ悪ィな! みんながお前によくしてくれてるってのに! みんながお前によくしてくれてるってのに! トルフィンの無口なのは知っている 今日は麦刈り休んでいいっていわれただろ トルフィン..お前... 戦争に行ったことあるのか? ただ著じゃなかった.. そんなこと知ってどうする お前戦争が嫌いなんだろ? デンマーク軍のイングランド侵攻にも加わったよ オレから何もかもうばった なにもコイツがオレの家族を殺したってワケじゃあないだろうに... なんでお前はオレがうなされるたびに起こすんだ? なんでってことあるかよそりゃお前が.. 他人によくしてもらうことに慣れてないんだな.. なんだよそれ!?友達だろ!?オレ達!? なんだか質問の答えになってないような気がして... いいんだよ細かいことは!「ありがとう」って言っとけよ! 時はデンマーク勢力に覇権を奪われたグランドで スヴェンの突然の死によって情勢は大きく変動する デンマークとイングランドは再び剣を交える事態に陥った 父スヴェンの覇業を引き継いだデンマーク・ヴァイキングイングランド方面軍の長クヌート スヴェンの死を受け亡命先のノルマンディーから舞い戻り復位を果たしたエセルレッド!!! 両雄それぞれがイングランド王を名乗り王権の行方は再び不確定状態となる 相次ぐ戦乱にイングランドは疲れていた 陛下!!お下がりを!! 大事ない余は飲んでおらぬ へっ陛下!!お慈悲を!! 主イエスに誓って私は何も知らなかったのです!! お慈悲を!!エセルレッド陛下!! 聞きしに勝る荒れようですなこれは 『中原の宝石』と形容されたマーシアがこの有り様とは 復興には時を要するでしょうなァ グンナル他人事のように言うな この地を制圧した我が軍の先遺隊の兵達です そうではない何をしているのかと訊いている 乞食の中から売れそうな娘を探してるんですよ あの者達の首をはねて道にさらせ 戦利品の収集は戦の慣例ですやたら取り締まるのは... ははァ...では... 軍律を守れぬ者は我が兵ではない わざわざのお越しおそれ入ります 彼奴らはすでに待たせてございます しかし何も陛下ご自身がお会いにならなくとも我々に任せていただければ... 戦況視察のついでだ会ってみよう マーシア伯エアドリクは小心者です お会いになる価値はありませぬ 人物の出来と利用価値の有無は違う問題だ いずれにせよ会って判断する わざわざ戦場まで赴いたのには他にも理由があるのだ 変わがったかデメェェス トルケルをなだめねばならん そなた達では荷が重かろう 殴らせろ!!とりあえずテメェ一発殴らせろ!! だァオラしゃアッそオぉゴラァ オレァな!!戦を途中で止められンのが カエルよりでっ嫌ェなんだよ!! マーシア側から休戦の申し出があったのだ この地での勝敗はもはや決した 戦ってのはなァ一度始まったら大将首獲るまで終わらねェんだ!! ご苦労だったなトルケル あとちょっとでエアドリクの首をブッタ斬れるトコだったのに!! こだわるなマーシア伯エアドリクは一地方領主に過ぎぬ 戦局を大きく見よ真に討つべき敵は他にいる どーっでもいいワイそんなこたァ!!オレァ充実した戦争ライフを送れり 東の地でエセルレッドの子エドモンドが不穏な動きをみせております オレがどこで誰と戦るかはオレが決めるぜこの野郎!! どうか東部鎮定にお力をお貸し下さいませ トルケル殿の圧倒的な戦力が我が軍の各戦地で必要なのです 忘れちゃいねェだろうな オレはあン時こう言った 『お前がこれから何をして この目で見届けてやるってな オメェはまだ何者でもねェ イングランド王でさえねェただの若造だ いいか若造どうしたってオメェは戦を避けられねェ オメェの道は血と鉄で切り拓くしかねェんだ! アシェラッドがそうしたようにな いつまでやっとんじゃうっとーしい!! 忘れんじゃねェぞ!オメェの歩く道は始まりっから血まみれなんだぜ! 今日だけァ引き下がってやるがな! へっ兵の前でなんたる侮辱! 陛下!これはいくらなんでもお見過ごしになってはなりませんぞ! あ奴のように生きられるなら痛快であろうな 今我々に集められる全てだ 悪い話ではないはずだクヌート殿 今一度訊くそなたはこの金銀を私がマーシアから出て行くことを望んで支払うのだな 退去料に足りぬということはないはずだ! 己の申していることをよく考えてみよ そなたはこのイングランドの上王であるクヌートに 金を持って自領から出ていけと申しておるのだぞ 王に対するその不敬につけた値段がこのはした金が? 余は余の領内の反乱を鎮める為この地へ来たのだ無心の為ではない 我が君は由緒正しきウェセックス王家エセルレッド様だ貴様ではない!! ならん!時と場をわきまえよ! 余の他にもイングランド王を名乗る者が この手打ちはそのエセルレッドの許可あってのことなのか? 王陛下もきっとご理解下さる 自らの配下が自領安堵の為に勝手に戦列を抜けると申してもエセルレッドは許すのか 先の戦の折民と玉座を捨てて他国へ亡命した腰抜けだ そんな男にイングランドの未来を託すのは愚かなことだと思わぬか? そなたの手を借りたいのだエアドリク エセルレッドを暗殺したい 長年、重臣としてあ奴に仕えてきたそなたならばよい方法を知っていよう 私から...最後の忠節までも奪うというのか そのかわりマーシアは奪わぬ エセルレッドの首の代価だ得な買い物であろうが 休戦交渉は決裂した!!貴様のような卑劣漢とは断固戦うぞ!! この仁は小心者ではないようだぞ? お試しになってはいかがですか?陛下 そなたに見せたいものがある これは何をしている!? クヌート!!なっなんの合図だこれは!! 余と戦うとはこういうことだ 想像するがいいエアドリク 余がその気になれば貴様らを焼き尽くすことなど造作もないのだ エセルレッドの首を差し出して安寧を買え エセルレッドの死後その息子エドモンドが王位を継承する 善戦しクヌートを大いに苦しめるも 賢人会議がクヌートのことを上王として認めるとさ クヌートの話はやめろ! スヴェンエセルレッドエドモンド ライバル達の相次ぐ「変死」によって ちなみにマーシア伯エアドリクはその後クヌート側へ寝返るが もう少し掘り返して根を切ろうこれじゃまだ抜けない 馬いねェと話にならねェ 材木運びの時は貸してくれたのになんで整地作業には馬がねェんだ? 貸してくれたわけじゃない あれは奉公人達の仕事を代わりにやらされてただけだ 畑作りは後回しにして木を切るが? もう一度あいつらにかけ合ってみるよ 無駄かもしんねェけど... タメなもんはダメなんだよ! ダメなもんはダメなんだよ! パテールさんのお許しはもらってるんです馬を使ってもいいって... あの奴隷上がりめえらそうに いるじゃないスか使ってない馬が 馬はみんな他の仕事に使うんだお前らに貸す余裕はねェ 休ませてある馬はな休むのが仕事なんだよ 休ませてある馬はな休むのが仕事なんだよ そんなこともわかんねェのかおめェは そんなこともわかんねェのかおめェは なんだあいつらまァた来てンのか おーーら奴隷ども!ムダムダ! サボってねェで森に帰れや 手綱のついてる奴持ってけ デカいほうはあいかわらず礼儀がなってねェな お前ら奴隷は金で売り買いされる労働力なんだぜ言ってみりゃ牛馬と同等なんだよ 馬のクセに土地を借りて畑をやるってだけでも十分生意気な話なのによ 馬が馬を使うなんざおかしな話だと思うだろ?なァ?オイ ったく図々しいヤツだぜ 自分の体使えってェの! 旦那に直接かけ合うしかねェぜ! どうでも馬は必要なんだ! 切り株抜くだけじゃない耕すんだって馬を使うんだ 奉公人どもの嫌がらせなんかに負けてられっか! でも...旦那の力で馬を借りられたとしても奉公人たちの機嫌は損ねると思う オレ達ますます目の敵にされるぜ んなことしてたら作物をやるまでに何年かかるかわかんねェぞ! 森はまだ広い畑作りはもっと土地を拓いてからでいいんじゃないか? 開墾だけでも手一杯なんだ並行して作物をやるのは無理だ 木を切るだけなら今までとかわりない トルフィン!どうしてお前はそんなにヤル気がねェんだ!? 自由になりたくねェのかよ!? それには!!馬が!!必要なんだ!! 無理でも何でも作物をやるんだ!!そんでそれを旦那に売って自由の身を買い戻すんだよ!! お前は元気だなぁエイナル 食ってロクなもんないのに お前が元気無さすぎなんだよっ!! あーーダダタダタダダフゥ~~... あの...何かご用でしょうか いっ要ります要りますえー!? マジスか!?助かりますいやー えーと...おじいさん? あとあのー馬のことなんですけど... であのースヴェルケルさん 馬を貸していただけるという話なんですが... マキ割りが終わったら水汲みじゃ ガッツリ足もとみられたな... こんなんやってるヒマないのに... あのおじいさんこの家に独りで住んでんのかな? オレも初めて会った人だからな... どういう人かは知らないな ...ホントに馬ァ貸してくれんのかな? いいようにタダ働きさせられてるだけじゃないのかなオレ達... だとしてもそれがあたり前だろ 誰にでも盲従する義理はないんだぜ オレ達は奴隷なんだから お前らの身の上なんぞ知らんわ これは契約じゃ馬を貸す代わりにワシの家の雑用をやってもらう 馬を借りる時と返す時にじゃわかったな まさかホントに貸してくれるとは!! あのじいさんいい人だ!! この調子ならマジで秋の種蒔きに間に合うかもしんないぞ! 率も貸してくんないかなァあのじいさん 車輪のついた重いヤツがいいんだけどなァ 秋になんの種を蒔くんだ?エイナル 麦に決まってるだろそんなん え?まてまてお前畑仕事をしたことは.. 故郷では畑をやる奴なんていなかったし ガキの頃から戦場働きをしてたから ...畑のない国...! 信じられんそんな国があるんか... ...ままァ任せとけ畑に関しちゃオレはプロだから お前らその馬誰に断って持ち出したんだコラァ!! イヤこれ黙って持ち出したんじゃないですよ?スヴェルケルさんが貸してくれたんですよ スヴェルケルさんですよこの先の道ずーっと行ったトコの... ウソこけ!!この農場にやスヴェルケルなんて名前の奴ァいねェんだよ!! とうとう盗みやがったコイツら!! ウチの農場にこんな馬いたかなァ... ウチの農場にこんな馬いたかなァ... だーかーら!スヴェルケルさんですよ!知らないんですか!? おい奴隷この馬誰から借りたって? 金髪ハゲ頭の背の低いおじいさんですよ! 金髪ハゲ頭の背の低いおじいさんですよ! あ!ああ...そういやァ すっげェ気難しい人だ馬なんか貸してくれるワケねェよ この農場で一番えらい人なんだぞ ルフィンの生まれ育った村トルフィンが父トールスたちと暮らしていた、戦とは無縁の静かな村 海に近く穏やかな地域に広大な震地を持つケティルのもと、トルフィンたちが奴隷として働いている ファ伯絹スヴェン大王の死後、クヌートは王位を狙う者を次々と暗殺ムイングランドを制圧する だいたいの場合、戦士が遠征した折に遠征先の住民や戦争捕虜が北欧まで拉致されて攻隷となるケ一スが多かったようです。また、抱えた借金を返済できなくて、自分で自分を売る、という場合も。 かわいそう...。奴隷であること、奴隷出身であることは差別の対象だったようで、 すが、それが即ち人種の差別、ということではなかったようです。当時、身分ある人の中にもお母さんかケルト人とか、混血の例がままあります。そういうのヴァイキングは気にしないみたい。後世、あのシよ。。。いつのアメリカの大規模農場でむしよる偏見と身分差別が重なスイッキングは気にしないのでしょ。後世、この扱いを受けた黒人奴隷達は、人種に、人類にかかなか関係な待機でしたが、由代とよる偏見と身分差別が重なったが故の過酷な治療でしたが、中世と わー...何コレ、社会科かな のノートみたいにおいやあ、たん読まれてもお嬢です...ケティル農場人物相関図 ケティル妻(未登場)・長男(独立)長女(他家^嫁ぐ スヴェルケルスウェルケル(ご随居)(先代当主) 場の支配者一族。!!経営に関しての全ての決定権はケティルにある。ヴァイキンにある。ヴァイキング時代の証拠出家では、成長の頃に長男から視聴へ行っちゃうので、堪る未弟が十郎を殺ぐことがかつれ!!こうので、残る未弟!!ルールがやがろうが多い土地を継ぐことがかった。ケティルもオルマルに土地を継がせたいようだ。 ...〈イジワル元奴隷金なし、土地なし、家族なし。労働力を提供し、ケティルに養われている。身分は自由民。 独立自営業民だけどクティルに借金したり経営的に依存してる。事実上のケティる。事実上のケティルの傘下。 農場の用心棒。一般的には、当主が戦場などで共に過ごした部下や仲間をそのまま連れてきちゃうことか多い。ケティルの場合は雇ってている。総勢十数名。 添取録されている内容は、作品の執筆年代・執筆された状況を考慮し、 コミックス発売当時のまま掲載しています。