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Instructions:
す誠潔器
ヴレランドザが日本樹誠にお
AFT買取WOONEKC
14
インランド・サガ
幸村誠
それで
最後か
農場側の
戦死者12名
我が軍は8名です
陛下
我々の想定より
だいぶ
死にましたな
はい
第94話
止むをえぬ
緒戦で
力の差を
知らしめる
必要があった
は
もはや
ケティル側に
抗戦の意思は
ありますまい
今一度
降伏を勧める
使者を送ります。
陛下
農場の家屋を
接収しても
よろしいで
しょうか?
私の兵が
テントでの宿営を
厭うております
ならぬ
全軍農場への
立ち入りを
禁止する
兵が村落へ入れば
略奪が起こる
この海岸で
ケティル一族の
投降を待つ
略奪は
戦勝者の
当然の権利
です
この戦の目的は
農場全体の接収だ
略奪ではない
できれば無傷で
手に入れたかった
これ以上
傷をつけるな
そなた達
ヨーム戦士団には
余が充分に
褒美を与える
.....
御意の
ままに
今さら
葵悲火か
それで
徳高き王の
つもりか
クヌートよ
余に嘘は
通じぬぞ
そなたは
己の所業を
正しき事と
思いたいので
あろう
そなたは
正しい
ならば
余が
言うてやる
これこそが
王の仕事
なのだ
楽土建設という
大いなる目的の
ために
生かす者を
生かし
殺す者を
殺す
凡俗には
真えぬ
重高だ
世は未だ
楽土には程遠き
地獄よ
地獄には
地獄の
法がある
クヌートよ
そなたは
正しい
善き目的も
善き方法
のみでは
ボし得ぬ
父を殺し
兄を殺し
民を殺し
屍の道が
楽土に届くまで
殺し続けるがいい
ケティル農場内
客人のねぐら
あぁあぁ
しっかり
おさえて!
だめだ
もう死んでる
お湯
こっちに
ちょうだい
殺して
くれェエ
若様
若様..
お父ちゃんの
手が...
なくなっ
ちゃった...
わ
若様...
娘と
家族を
......
どうか...
ブタ
も
斬れ
ねェ
くせに
あヒ...
......若様?
!?
若様!
大丈夫!?
若様!?
若様も
どこか
ケガしたの!?
お腹?
お腹
いたい?
横になった
ほうが
いいよ
う
ふうっ
うっ
ぐうぅう
ううっ
うぅ~~
~~~...
さっき
2度目の
降伏勧告が
あった
クヌート王は
ケティル一族全員の
投降を条件に
停戦してもいいと
言っている
一族の処分が
平和喪失と
いうのも
かわらない
戦を
続けるか
降伏するか
決めてくれ
だが
農場の兵力は
もう20人に
満たない
☆平和喪失....犯罪に科す刑罰。事実上の国外退去命令。
.....じょっ
私は嫌よ!!
国外追放
なんて!!
冗談じゃ
ないわ!!
ここは
私達の土地よ!!
私に
この地を離れて
乞食をやれと
いうの!?
蛇!!お前が
ふがいないから
こんなことに
なったのよ!!
3倍以上の手勢がいたのに負けるなんて!!この...
3倍以上の
手勢がいたのに
負けるなんて!!
この...
ただ飯
食らい!!
兄貴!!
...っの
ババァ...!
よせ
キツネ
うわぁぁああ
ああぁああ
戦を
続けると
言えば
蛇
あんたは
どうする?
...
付き合うよ
ははは!
そうこなくちゃ
なァ!
安心しろ
お袋
オレに
任せとけ
なァに
20人もいりゃア
クヌート王の首を
獲るには
充分だぜ!
寡兵で多勢に
勝利してこそ
男の花道って
もんよ!
ははは
この手で
トールギルの名を
歴史に刻んで
やるぜ!!
落ちつけ
トールギル
抗戦か
降伏かを
決めるのは
お前ではない
いや
オレだろ
親父は
この通り
意識不明
だし
...あァ?
なんだ?
じいちゃんが
決めてェ
ってのか?
ワシでもない
ワシは隠居だし
お前は家を出た
当主のケティルが
跡継ぎと定めた
者がおる
.....
降伏しよう
!?
なっ...
なんてことを
言うの
この子は!!
どこまで
親不孝者なの
オルマル!!
ノルドの男が
恥ずかしいと
思わないの!?
......
は
恥ずかしい...
恥ずかしい
けど
オレ.....
怖いんだ
怖い
人が死ぬのも
オレが死ぬのも
怖い...
追放でも
何でもいいから..
こんなこととっとと
終わりにしてェ...
フザけんなよ
オルマル
お前戦争
したがってた
じゃねーかよ
そもそもこりゃ
お前が始めた
戦だろうが
そうさ...
オレの
せいだ...
お袋や
みんなには
悪いと
思ってる
あン時
しくじって...
バカにされて
でもオレが
始めたから...
オレが
終わりにしても
カッとなって
イキがって...
わーるかった
今のァ
言葉のあやだ
お前のせいじゃ
ねェ
この農場は最初から
クヌート王に目を
つけられてたんだ
お前のことは
キッカケに過ぎねェ
でも
オレが
向こうに
戦の口実を
与えちまった
ンなもん
どうとでも
こじつけて
くンだよ!
戦ってのァよ!
お前じゃ
なけりゃ
オレか
親父だった
......お前は
あン時名誉を
守った!
なァ?
オルマル
一度守ったもんは
守り通せ!
もう一度
ノルド戦士の勇気を
見せてみろ!
それでいい
名誉は命より
重い
違う!!
あんなもん
勇気じゃ
ねェ!!
オレは!
王の前で
しくじった!
噛われて
当然の
バカで無能な
男だ!
なのに...
なのに...
オレには...
だまって
暗われる
勇気が
なかった....!!
オレは.....
兄ちゃん
みたいには
なれねェ
ノルド戦士の
名誉も
どうでもいい
降伏する
暗いたきや
唯えよ
......
当主代理の
決定が出たな
オルマル
クヌート王に
その意思を
伝えてこい
オレは
噛わねェよ
オレも
一緒に
行こう
若旦那
.....
......はっ
やって
らんねー
待て
どこへ行く
トールギル
うるせェ
どけ
邪魔だ
あばよ
腰抜けども
フーーー...
大き過ぎる
富は
災いを呼ぶ...
あれほど忠告
したじゃろう
ケティルよ...
フ...
だが
無駄に失う
わけではないぞ
農場と
引き換えに
お前の倅は
男になった
積み残し
ないな?
よーし
これ以上の
長居は無用だ
トルフィン
..あ
ハイ
もう
行くぞ!
旦那は
生きてた
いない
クヌートに
捕まっても
今から
でも
ならまだ決着は
ついてないって
ことだ
間に
合うんじゃ
ないか?
このまま
ここを
去って
いいのか?
トルフィン
ちょっと
忘れ物...
第9話終わり
第95話、忘れ物
やめろ
トルフィン!
農場のために
お前が骨を折る
義理はねェだろ!?
戦争
やりたい奴は
やらせとけ!
ケティルは
アルネイズさんを
殺したんだぞ!?
クヌート王に首でも
はねられたところで
ざまァみろだぜ
......
だから
忘れ物を
取りにいく
だけだって
すぐ戻るから
レイフさんの船で
待っててくれ
エイナル
なにが忘れ物だ
嘘が下手にも
程がある!!
関わるな
トルフィン
オレ達
忘れるような
物なんか何一つ
持ってねェじゃ
ねェかよ!
だいたいこれは
戦争なんだ
お前一人の力で
どうこうできる
ことじゃない
...目那は
ともかく
大旦那様や
パテールさんから
受けたご恩を
返さないままで
いいのか?
オレも
さっきまで
この戦争には
関わるまいと
思っていた
平和の国を
作ると誓った
今は違う
ヴィンランドさえ
平和なら
他所がどうでも
かまわないなんて
そんな気構えじゃ
だめなんだ
でも
そう
思わないか
エイナル
.......
だからって...
オレ達ふたりじゃ
王の軍団相手に
どうしようも
ないだろう?
剣の
ひと振りさえ
持ってないのに
バカ言うな
剣なんか
持ってたら
余計危ない
オレが
戦闘をすると
思ったのか?
オレは
クヌート王とは
知り合いだ
和平交渉しに
行くんだよ
会って話す
ところまでは...
なんとかなると
思う
知り合い!?
王様と!?
......
ウソだろ...?
つまり
お前は
ケティルの
一族の者じゃ
ねェってことか
チビ
トールズの子
トルフィンと
申します
当農場に
奉公している
者です
当主ケティルの
名代として
参りました
王陛下に
お取り次ぎ下さい
奉公人?
奴隷は
会えば
すぐわかる
ウソつけ
お前ら
奴隷だろ
いいんだかいいな...
いいね...
いや、それは...
いいじゃないんだよ
そのため、これからは、
家畜みてェに
クセェからな
そういうことですが、これからは
...そんなことは
いや...
お前なんかじゃ
話にならねェん
だよ
私は王陛下と
面識があります。
通告した通り
ケティル一族が
出頭しなけりゃ
戦を続けるだけだ
名を伝えて
いただければ
わかるはずです
戻って
ヤツらに
そう伝えろ
トールズの子
トルフィンが
来たと
お知らせ下さい
クヌート
陛下と
お前が
知り合い?
4年ほど前
短い間ですが
王陛下の近衛を
務めておりました
王陛下に
ご確認を
マジかよ
王の
近衛って
トルフィン
!!
寝言は
寝て言え
目が
覚めたか
チビ
てめェみてェな
クサくて
小汚くて
チビの近衛が
いるかボケ
ほほはバーカ
......癇に
障ったのなら
すみません
でも
本当なんです
王陛下に私の名を
告げていただければ
わかります
お願いします
おいおい
どうした
ドロット
そいつまだ
寝ボケてンぞ
は
お前の
ゲンコツじゃ
ぬるいとさ
目覚めの
悪い子だ
つまりお前の
ママみてェに
やさし~~~
起こしてほしい
わけだな?
何の騒ぎか
わかったか
は
ケティルめが
使者をよこして
きました
ケティル自身の
投降ではないので
部下達が
追い返そうと
していますが
どうやら
ねばり強い
使者のようです
名と身分を
確認したか
はい
ケティルの
血縁者でも
ありません
農場の奉公人
トールズの子
トルフィンと
名乗ったそうです
若くて
小柄な
男か?
はいまさに..
ご存知の者
なのですか?
......!
では彼の使者
いかが
いたしましょう
陛下
お会いに
なりますか?
えっ
......?
...いや
その
必要は
ない
......
...
トールズの
子.....
やりかえせよ
まさか
な
珍しくない
名だ
まはは
シッ!!
待って下さい!
やり合う気は
ないんです
とにかく
王陛下に...
お取り
次ぎ
を
ほー
けっこう
動けるな
あいつ
どーした
ドロット
全然当たんねェ
そー
!!
ー!
っはは
もういい
トルフィン
帰ろう!!
話にならねェ
コイツら!
クソッ
甘かった...
クヌートに
会うどころか
とにかく
この状況を
変えねェと:
何か...
何か
いい案は...
いいかげん
当てろよ
ドロットー
賭けが成立
しねェ
だろうが
よー
!
!
はいったな
よっしゃ
!
まず
いっぱー
ーっ!
トル
フィン!
大丈夫
だ
それ..
どういう賭け
なんですか?
ん?
あァ
死亡及び
気絶を含む
何発殴ったら
おめェがベソかいて
逃げ出すかを
賭けてンのさ
カビンバレ
...っらえろォ
一番人気は
10発以下だ
もう消えろ
チビ!!
......なんて
奴らだ.....
20発以上
耐えるっていう
予想も
チラホラあるぜ
期待に応えろよ
たえろォ
つき合う
ことはねェ!
もう帰ろう
トルフィン
.....その賭け
オレもひと口
乗ります
自分に
賭ける
オレが勝っても
金は要りません
そのかわり
......
王陛下と
お話をさせて
いただきます
......みんな
聞いたか!?
面白いこと
ぬかしたぞ
このチビ!
よー
ーし
いいだろう!
いい根性だ
よーしいいだろう!いい根性だ
だが10発以下に
賭けるなんてェ
虫のいいことは
許さねェぞ
大穴一人勝ち
じゃねェと
認めねェ!
今だれも
賭けてねェのは
どこだ
あー
そうね
90発台までは
誰かしら
賭けてるぜ
たしか
じゃあ
100発だな
負けたら
お前の
命をもらう
100発耐えれば
お前の勝ちだ
.....
いいでしょう
ばっ
大丈夫だ
エイナル
殴られるのにも
コツがある
お前
...!!!
心配するな
オレは
殴られ慣れてる
ドロットー
なめられてっぞ!!
オイオイ
殺され
ははは
この
熊殺し〟の
ドロット様が..
ここまで
コケにされた
ことは
かつてねェ...
殺す
それか
死ぬぞ
ははは
20発まで
オオ!!
そだせろよー!
遅いっスね
トルフィン達
ん.....
重い物
なのかな?
忘れ物って
......
オレも
手伝ったほうが
よかった
ですかね?
ごはー
ーっ!!
はは
ななはー
っ!!
オォ!
これ
10発
いくぞ!?
ろっ
ぱーつ!!
倒れろ
チビー
ーッ!!
はっ
ぱー
ーっ!!
第9話終わり
第96話、無敵
16ゥー
ーッ!!
じゆうなな
17あ
じゆうはち
8イ
じゅうきゅう
19ウ
にじゅう
!!
やるじゃんイッ!!
...
耐えた
うん...うううん
すげェ
すげェ
チビなのに
あー!!
スッたー!!
ははは
てめーのせいで
大損こいたじゃ
ねーか
ドロットお!!
ンなチビとっとと頭割って殺せよ!!
ンなチビ
とっとと
頭割って
殺せよ!!
うるせェ
黙ってろ
...おかしい
......なんか....
ダニャグニャ
してて
手応えが軽いぞ
こいつ...
体重が
軽いせいかな
なるほど
......
あの使者
たしかに
殴られ慣れて
いるな.....
拳が当たる直前に
首や腰をひねって
体の芯への衝撃を
散らしている
だが
私の部下も
剛の者だ
それも
ごくわずかに..
かわしていると
気づかれない
程度に...
この調子で
長くは
保つまい...
23ン!!
241!!
トルフィン...
いつも
「最初の手段」を
選び取れるように
なりたい
これが...
そうなのか?
そしてどこまで
「最後の手段」を
選ばずに
いられるか...
一最初の手段
ってやつ
なのか.....?
殴り返さず
ただ
耐えて
それがお前の
これからの生き方
なのか....?
なんだ
ありゃ?
ケンカ
か?
!?
トルフィン
!?
おい
ちょっと
......!
やめろ
オイ!!
なんだ
なんになんだ
!
そいつは
農場とは
無関係だ!!
ヤベ...
..
よォし!!
手応え
ありっ!!
321
!!
トル
フィン!!
うわー
スゲェ音
したな
死んだか
?
なんなんだ
お前らもう
農場を出てる
はずだろ!?
なんで
こんなことに
...
ヤツらの折檻に
100発耐えたら
王様に直談判
させてもらえる
そういう
約束
なんです
バカな
農場のために
.....?
......?
もういい
やめろ
バカ野郎
農場は
降参する
そう決まった
話し合いで
解決するなら
とっくに
やってらァ
何の相談も
なしに...
信じられねェ
くらいの
お人好しだぜ
お前は......
.....
本当に
そうか?
本当に
真剣に
話し合いで
解決する
努力を
したのかよ
32発だ
賭け金
配当するぞー
おい!
ちょっと
待て
向こうが
剣を
抜いたから
アンタらは
何も考えずに
剣で応えただけ
だろうがよ
テメェこら
何くつろい
でンだ
中分け野郎!!
テメェの
拳骨なんざ
虫さされほども
効かねーんだよ!!
あと68発
とっとと
片付けろ!!
ヒマじゃねンだ
人を待たせてンだ
オレァよ!!
!?
やめろ!!
もう
この戦は::
何で止める
エイナル!?
トルフィンが
死んでも
いいのかよ!?
......
きゅう
じゅう
はち!!
きゅう
じゅう
きゅう!!
ひゃ
ひゃく
トールズの
子......
トルフィン
疑って
すまなかった
従士長
殿!
お前は
本物の
戦士だ
この者はかつて
我々と同じく
王陛下の近衛を
務めた者です
小兵だが
小兵だが
どうかこの
トルフィンの
お目通りを
お許し下さい
よく
鍛えてある
ようだな
トルフィン
なぜ
殴り返さない
のだ?
ドロットを倒せば
元近衛だという
お前の実力の
証明になるだろうに
......なんだ
その質問
和平交渉の相手を
ぶん殴ってりゃ
世話ねェぜ...
あんた方とは
今日会った
ばかりた
お互いのことは
何も知らねェ
何の恨みもねェ
なんでオレ達が
殴り合わなきゃ
いけねェんだ
バカバカしい
いがみ合ってる
のは
クヌートと
ケティルじゃ
ねェかよ
親玉のふたりで
将棋でもやって
白黒つけりゃ
いいだろうが
こんな
大勢集まって
血を流す必要は
まったくねェ
オレ達は
今日会った
ばかりだ
あんた方は
オレの
敵じゃない
オレに
敵なんか
いない
たいした
度胸だな
この数の
職業戦士に
囲まれて
堂々と戦争を
否定するとは
しかし
フフッ
何が
おかしい
いや
すまん
そなた
王陛下に直接
それを進言
してみるといい
ケティルと
王陛下が
将棋か.....
王陛下とて
好んで戦を
なさっている
わけではない
拝謁し
お言葉を聞けば
そのお心を
知るだろう
道を
開けろ
使者殿を
陛下の御許へ
お通しする
おお...
エイナル
来いよ
戦争を起こす
張本人に
今から会うんだ
お前からも
言いたいことが
あるだろう?
お
おォ!!
あるさ!!
山ほど
なァ!!
第96話終わり
第47話、叛逆の帝王
......あれ
全部......
今は
見るな
エイナル
この戦の
戦死者か...
あの中に
.....もし...
パテール
さんが...
見るか
オレ達は
クヌートを
憎んじまう
あの中に
パテールさんを
見つけて
しまったら
わかった
会おう
そなた達の
気持ちを
尊重する
ありがとう
ございます
武装は
ないようだな
使者殿!
こちらへ
はいしかし
ただ者では
ありません
ご用心下さい
生きて
いたか
久しいな
トルフィン
...
......お顔の
傷...
申し訳
ありません
でした
あの時私は
取り乱して
いました
その顔では
面影も
わからぬが...
確かに
余の知る
トルフィンの
ようだな
...
しかし
殊勝なことを
申すように
なった
4年か
.....
人を
変えるには
充分な年月だ
あなたも
変わった
権力者の
顔を
している
アシェラッドの
ような
ことを言う
そなたを
奴隷の身に
堕としたこと
いや...
さぞ
恨んで
いような
デンマーク王家に
刃を向けたオレが
今こうして
生きてるんだ
あなたの
配慮に
感謝して
います
......!
陛下のお顔に
傷をつけた
男......
“侠気”の
トルフィン!
あの者がかつて
トルケル閣下と
五分の戦いを
したという
男なのか!?
あんなに
小柄で
若いとは...
......
王様に
刃を...?
.....はは!
とんでもねェ
奴だな!
オレの兄弟は
.......
クヌート
農場から
手を
引いてくれ
出来んな
事の発端は
ケティル側に
ある
ケティルの子
オルマルが
己の剣技未熟を
棚に上げて
従士になれぬのを
恨み
我が配下
10名を
殺害したのだ
聞いている
でも
仕返しなら
もう充分
だろう
農場側は
見たところ
100人以上は
死んでいる
働き手が
あんなに死んだら
もうこの一帯は
立ち直れないがも
しれない
降伏を
勧告した上
でのことだ
戦力差を
見誤り
余に挑んだ
ケティルに
罪がある
さればこそ
ケティル一族の
処分が済むまで
戦は終わらぬ
フン!
そりゃ
つまり
「ケティルの農場を
手に入れるまで」
ってことだろ
オルマルは
腰抜けだ
人なんて
殺せるもんが
全部
アンタが
仕組んだん
だろ?
建て前
並べたって
隠せねェぞ
王様なんて
言ってても
実際ただの
強盗じゃねェか
そのへんの
ヴァイキングの
親玉と何が
違うってンだ?
あァ?
.....の野郎
言いたい
放題.....
よせ
陛下は
お咎めに
なっておらん
そんなに畑が
欲しけりゃなァ
自分で作れよ
どうせアンタ
クワも
握ったこと
ねェんだろ
自分で
作ってみろ
そうすりゃ
それを奪うのが
どれだけ悪いことか
身に染みて
わかるだろうぜ
どうした
何か言えよ
ヴァイキングの
親玉よォ
クヌート
お前は昔
ゲインズバラで
オレにこう
言ったよな
「この地上に
楽土を作る」
「生き苦しむ
者達のための
理想郷を」...
まだ...
そう思って
いるか?
フ...
楽園を
作りたいと
いかにも
「親玉」
か...
余こそは
ヴァイキングの
親玉中の
親玉だ
余こそは
帝王
北海最強の
ヴァイキングで
ある
余は
北欧最大の
版図を統べる
支配者
千の船
万の兵を
率いる将なり
余の力は
人智を超え
不可能を
可能にする
見よ
余の力で
あの波を
鎮めてみせよう
...?
帝王
クヌートの
名において!
波よ!
鎮まれ!
......
......?
...見たか
そなた達
我が
力を
この程度
だ
寄せる
さざ波さえ
止めることが
出来ぬ
...あの波を
起こしている者が
誰か
知っているか
そなた達
......!
神だ
この地上に
楽士を築くと
いうことは
神の定めた
条理に逆らうと
いうこと
神への
叛逆だ
奴の定めに
従っていては
人間は幸福に
なれぬ
愛を失った
生き物は
苦しむように
定められている
からだ
...叛逆....
我らを
見よ
トルフィン
我ら
ヴァイキング
を
この
混乱と破壊の
担い手を
恐怖の
略奪者を
我らに
楽園に住む
資格があると
思うか?
だが
これこそ
人間だ
罪を犯し
迷い続ける
人間の姿
そのものなのだ
神に捨てられた
この者達を
救わぬことには
楽土の
建設など
到底
おぼつかぬ
...ヴァイキング
を......
救う?
そうだ
余こそは
ヴァイキングの
帝王
神の定めに
逆らう者で
ある
この者達を
征し御し
その力を
束ね
楽土の建設へ
向かわせることが
できる者は
余をおいて
他におらぬ
力が
必要だ
人間の力を
束ね
神と
戦うのだ
すごい
男だ...
クヌート
オレには
思いつきも
しなかった
ヴァイキングを
救うなんて...
テメェがどんな
デカいことやろうが
テメェの勝手だ
張っ倒すぞ
この野郎
だが!
そのために
今日テメェに
殺される人間は
誰が救うんだ!?
ヴァイキングは
テメェの仕事の
力になるから
生かして
楽土建設が
聞いて
あきれるぜ!!
役に立たない
人間からは
殺して奪うのか
オレは.....
エセルレッド王に
村を焼かれ
スヴェン王に
家族を
殺された
奴らに
どんな理想が
あったかなんて
知ったこっちゃ
ねェ!
もう
まっぴらだ
恨むなら
恨め
これ以上
お前らの
犠牲になって
たまるかよ
っだとォ
この...
よせ
エイナル
...クヌート
改めて訊く
そなたに
許されようとは
思っておらぬ
農場から
手を引く気は
ないんだな
ない
ケティルの
富は
余の事業に
必要だ
......!
されば
どうする
トルフィン
今
ここで
余を
殺すか?
殺さぬ
限り
余を
止めることは
出来ぬぞ
第9話終わり
第98話
これまでは、
それはそれだけではないのですが、
いいけど...
いいですけど...ここまで行けばない
...いいじゃないですから
...
...これは...これだけでもいいじゃないでしょうか
...いいじゃないでしょうかもしれませんでしたが、これはいいのか?
...
...それじゃ..いいけどこれだけで
...
...
...いざ..
そういえば、このようなものですが...
いいのですか
...
いや、そんなことないの
...
ここではこれであれば
!!
そういえば、
それでも、これからは、いいでしょうか。それはそうですね。
私もいいんですけど、それでいいのですが、これからも
はいはい...
いいですけど...
そういえば...
...
...
そんなわけじゃ...
これからは、
それでも、
これは、これでいいのですが、
いいですけど...
...いいじゃないですよね。
...
それは...
...
そなたに余を
止めることが
出来るのか?
トルフィン
あの時の
アシェラッドの
ように
帰ってくれ
トルフィン
お前は
ヘンな奴だが
嫌いじゃない
殺すにゃ
惜しい
.......
.....見ろよ
トルフィン
世の中
こういう風に
できてんだ
最後は
力の強い奴の
理屈が
押し通るんだよ
話し合い
なんて
無意味だ
ヴァイキング
ども.....!
震かなり
我が泉子
未だ王者に
なら切れて
おらぬか
何故あのような
下陸の者どもに
そなたの真情を
呼かしたのだ
よもや
旧交を
混めるつもり
だったのか?
理解し合える
などと
売うたのでは
あるまいな
相答れる
わけが
あるまい
そなたは
孤独なる
羊飼い
彼奴らは
哀れな
羊の群れ
なのだ
彼奴らを
育て
問引き
売り
皮を剥ぐ
羊飼いの仕事が
どうして羊に
理解できょうか
支配
あるのみだ
クスートよ
それが何より
羊のために
なるのだ
クヌート
お前が
権力にまかせて
無茶を通す
つもりなら
!?
トルフィン
!?
オレは
あの男は
危険だ
羊飼いに
従わぬ羊を
許してはならぬ
殺せ
一頭の羊の暴走が
詳れ全体を誘わし、
部屋へ走らせる
こともある
そうなる前に
殺すのだ
オレは
殺せ
オレは
逃げる
それは...これから
いや、そうだな。これだけで、これはもちろんですが、
また、これからの
そんなところで、
...いいじゃないでしょうか。
ここでは、これから
いいじゃないですか
いいじゃないですか
...ん?
いいけど...いいじゃないですか?
...あれ?
...
このように、
いや...いいじゃないんですか
きゃぁぁぁ...
...
どうしていいのか
逃げる
だけか?
......!?
それだけ
か?
他に何が
できる
ここでお前と
刺し違えろって
いうのかよ
お前の権力は
多くの人を助けて
少しの人を虐げる
そういう性質の
ものなんだろう
オレにはそれが
いいことか
悪いことか
わからないし
お前の無茶を
責める資格も
ない
だから
もう...
逃げるしか
ないだろ
......そなたは
優れた戦士だ
お前の権力の
届かない
遠くまで
他に選択肢が
ないはずは
なかろう
エイナル
ケティル一家に
オレ達と一緒に
来ないかって
誘ってみようぜ
そなたは
この帝王の
前へ
ただ
諫言をしに
来たのか
そんな顔に
なってまで
それも
無駄だった
さよなら
王陛下
ははは
ははっ
あははは
ははは
ははは!!
...!?
よ
余と
駆け引きを
したがる者は
多い
罠に
はめようと
する者も
殺そうと
する者も
だが
そなたは
ハハッ
バハハハ
なんだ
そなたは!
大馬鹿
者め!!
なんの
切り札も
ないのか!
寸鉄も
帯びず
散々
殴られ
農場接収を
やめろと言いに
来ただけか!
いいハハハ!
......そんなに
面白いかよ
........面白い..
......
面白い...
これほど
くだらない
和平交渉は
初めてだ...
だが...
美しい男だ...
ヴァイキングの中から
こんな男が
生まれ得るのか...
逃げる
か.....
争いを
はなれ
どこへ
逃げる
ここじゃない
どこかだ
お前に
教えることは
できない
我が版図は
拡がり続けて
いる
やがてそこにも
余の力が及ぶかも
しれぬぞ
逃げられるだけ
逃げてやるさ
逃げる先が
あるうちは
オレは戦わない
オレは
クヌート
お前の力の
届かない
場所に
お前とは違う
やり方で
平和な国を
作るよ
お前の作る
世界では
生きていけない
人達のために
お前と
オレ自身の
ためにも
........
余の事業の
埋められぬ
穴を
そなたが
埋めると
いうのか
出来る
のか?
そなたに
お前も
努力して
くれよ
オレの力は
お前よりずっと
小さいんだ
あんまり
デカい穴は
手に負えねェ
お前が
この調子で
人々を迫害
し続けるなら
そのうち
誰にもお前を
助けることは
できなくなる
お前も
努力しろ
オレの仕事を
増やすな
...フッ
ハハハッ
陛下.....
面白い
これほど難しい
和平交渉は
初めてだ
な
んだ
こりゃ...
船もねェ!!
どこに行った
クヌート王!!
フザけんなよ
まだ決着は
ついてねェ
だろうが!!
村落に
入ったのか!?
船は沖に
待機させて
そうだ
そうに
違いねェ!
フローキ殿が
不満をもらして
おりました
農場から
手を引く理由が
わからぬと
そなたも
不満か?
ウルフ
いいえ
...他の農場を
接収する計画も
白紙に戻す
トルフィンの
仕事を
増やしては
悪いのでな
......
あのように
楽しげな
ご様子の
陛下を
初めて
見ました
.......余は
今まで......
余とともに戦う者は
そなたぐらいしか
おらぬと
思っていた
だが
今日
新たな
仲間を
得た
異なる道で
同じ目標を
目指す仲間を
よい
気分だ
第9話終わり
第99話
フスー
プスー...
なんとか
......
......
見えてるのか?
トルフィン
フいまへん
一晩経ったら
ますます
腫れてきて
ロン中も
ズタズタで
喋りにくくて
すまないこと
あるもんが
いや......
本当に
お前には
助けられた
旦那や
農場の皆には
お前の活躍は
伝えてない
ありがとう
トルフィン
エイナル
若旦那が王を
説得したって
ことにしてある
すみません
人が死ぬ前に
行動するべき
でした...
それで
いいんだな?
助かります
オレが
でしゃばって
やったことですし
それに...
すみません
オレです
もう
ケティルとは
会いたくない
......?
いや...
オレも同じ
気持ちだ
旦那に
感謝されても
困る
わかってるさ
アルネイズの
墓は
任せなさい
私が守る
本当に
......
いやァ...
本当に
ありがとう
トルフィン
オレは.....
あなたのように
なりたい
あなたの
ような.....
強くて
本物の
男に
優しい
......
照れるな...
そんなこと
初めて
言われた
農場の
人的被害は
大きい
がんばって
立て直して
下さい
照れてる
のか...
大旦那様
ありがとう
ございました
本当に...
たくさんのことを
教えて下さって
フン
ワシは
お前達を
コキ使った
だけじゃ
礼を言われる
筋合いはない
どうしても
お礼を
受け取っては
もらえないのか?
銀1マルクでも
持ってって
ほしいんだけど
要りません
農場こそ
これから金が
必要なはずだ
大事に
使って
下さい
それじゃ
お元気で
もったい
ねー...
もらっときや
いいのに
余計なこと
言わんで
いい
トルフィン!
エイナル!
俺の名は
ロアルド!
グリムの子
ロアルドだ!
ありがとう!
ロアルドさん
お元気で!!
その後
デンマークでの
新財源確保計画を
可山した
クヌートは
その維持費により
イングランド財政を
圧迫していた
駐英デンマーク軍に
解散を命じる
最終的に
クヌート直属の
テンマーク人部隊は
わずかLC隻の艦隊
のみとなるが
危惧された
イングランド国民の
反乱などは
起こらなかった
クヌートが
軍事力を
手放すことに
よって
征服者と被往服者の関係が変化したのである
征服者と
被征服者の関係が
変化したのである
イングランド国民は
自分達に対する
クヌートの信頼を知り
クヌートは自分が
イングランド国民に
正式な王として
認められていることを
知った
ケティルは
その後
回復したか
戦前の旺盛な
労働意欲を失い
アルネイズ...
半ば隠居となった
ケティルに
代わり
戦後処理と
農場経営を
代行したのは
息子の
オルマルで
ある
オルマルは
全ての戦傷者と
戦死者遺族に対し
多額の賠償金を
支払った
...
そのため
ケティル農場は
土地と動産の
半分を失った
ハァ
な
なんで
客人が
野良仕事
なんか...
いいのか...いい
...
てっ
手の皮
が.....
こっ
腰が...
アホンダラ
この程度で
音を上げんじゃ
ねェ!
これからは
テメェの食い扶持は
テメェで稼げ
ゴクツブシども!
もっとも
だ
わかっとるなら
お前もはやく
鍬打ちをやれ
蛇よ
あー
...
じゃ
オレはー
バカモン
まずは
鍬の扱い
からだ
百姓仕事を
教えてくれと
言ったのは
お前だぞ
あっちの
若旦那が
やってるヤツを
・フフ...
い...イキショウ
長生き
しそうだな
ニッジジィ...
遠慮するな
基本から
しごき上げて
やろう
トールギルは
農場を去ったが
クヌートの配下に
戻ることはなく
独り
行く先を
知る者は
いない
うーむ
......
決意が
固いのは
わかるが
とんでもなく
難儀だぞ
トルフィン
エイナル
ヴィンランドに
国を作る
なんてのは
......
ワシの
助けが
なければな
ありがとう
おっちゃん!
ただし
まずは
アイスランドだ
トルフィン
ヘルガに
今日までの
親不孝をわびろ
放蕩息子め
ヘルガも
ユルヴァも
お前の帰りを
待っとるぞ
第99話終わり
第100話・帰郷
昔は私も若かった。
独りで旅をして道に迷った。
人に出会った時、自分が豊かになったような気がした。
人は人にとって喜びなのだ。
オーディンの箴言より
1018年12月
アイスランド
はーー...
聞きしに
勝るとは
このことだな
険しい土地だ
アイスランド
寒いし
海には氷が
浮いてるし
昼は
短いし
低いなー
太陽
ふレぎー...
なるほど
「畑のない国」
かァ
お日様が
これじゃ
作物は
育たないな
冬だから
な
夏場は逆に
昼がとても
長い
条件の良い
場所では
夏場に大麦を
育てたりも
しとるが
まァ麦作じゃ
島民の腹を
満たすには
程遠い
じゃ
島民みんなが
羊飼いや牛飼い
なんですか?
いや
職人や漁師も
おるよ
島民みんなで
牧畜をするには
ちと牧草地が
足りんのだ
トルフィンの
村も
そういう村だ
へー...
だから集住して
源をする人々も
いるのさ
いやだって
子供の頃
だったから
「へー...」
って
お前ここに
住んでたん
だろ?
そういうの
知らなかった
6つか
そこらで
家出して...
10......
何年...
あれ?
10:::..何年
だ?
あれっ!?
オレって
何歳だ!?
トルフィン
エイナル
うわ...
なんか...
急に怖く
なってきた
村が
見えたぞー
こんな長いこと
家出して...
どんな顔して
母上や姉上に
会えばいいんだ
は
観念
せェ
トルフィン?
.....誰?
全然やらん
ユルヴァに
弟なんて
いたか?
.....
じゃ
オレの名前を
当ててみな
ファ
ファクシ?
ココに
住んでたんなら
わかるはずだ
間違えた
いや!
だから
おっちゃん
助け...
...
いやっ
笑って
ないで
ユルヴァに
会わせて
みっか?
仕方ない
じゃんか
年月経ってる
し!
だべ
だべ
だっぱっは
ユルヴァなら
あっちで
ノルウェー商人と
やりあってたぜ
ねえちゃん
美人じゃん
トルフィン
!
姉上...
トルフィン
姉上!!
なんて
名前の
やつは
知らん
いやホラ
ユルヴァ
お前の弟の
トルフィンだ
弟ォ~~?
あー
そういえば
そんな名前...
弟は
チビの頃に
死んだよ
弟はチビの頃に死んだよ
知ってる
でしょ
レイフさん
それが
生きてたん
だよ
以前お前に
話しただろう
ワシがヨークで
成長した
トルフィンに
会ったことを
なんでその時
連れ帰らなかった
のさ?
それは
いろいろ
あって...
6歳の子が
たったひとりで
戦場を生き抜いて
ってアンタ
ないわー
さすがに
私と母上を
元気づけるために
作り話を
したんでしょ?
あんな話
誰も本気に
しないわよ
やいコラ
チビ!
レイフさんを
たぶらかして
どーゆー
魂胆だ
こりゃ
ややこしいことに
なったな〜
あーあ、
ちがう
ちがう!!
自分が自分だと
証明するのって
意外と難しい
もんだよ
トルフィン
ヘルガに
会いに行こう
母親なら
きっと
大丈夫さ
......
トルフィン...?
人違いじゃ
ない.....?
重傷だ
仕方ない
よな...
オレだって
姉上や母上の顔を
忘れかけてた...
忘れられて
当然だ...
いいじゃ
ねーか
忘れてても
生きて親の顔を
拝めるんだ
ゼータク
言うなよな
オレはガキの頃に
両親と生き別れて
今どこにいるかも
わからねェ
お前が
うらやましい
よ
......!
なんなら
オレが代わりに
親孝行してきて
やろうか?
オレの名前も
トルフィンだし
忘れられてンなら
誰が会っても
同じだろ?
行くよ
ちょっと
グチを
言いたかった
だけだ
トルフィン?
子供...
バァちゃん
トルフィンて
だれ?
とる
ひん
母上...
歳を
とった...
トルフィン
お袋!
おはよう!?
ギョロお前!
これ以上
ややこしく
すンじゃねェよ
いやアレは
違うんだ
ヘルガ
こっちが...
トルフィン
こんなに
大きく
なって...
母上...
トールズに
そっくり
だわ...
やっぱり
親子なのね...
トールズも
こんな目をした
人だった...
母上...
今まで.....
すみません
でした...
オレは
悪い息子
です......!
お帰り
トルフィン
義母
さん!
トルフィンが
帰って
来たって!?
とーちゃん
おかえり
アーレ
か!?
ウワー!!
大人に
なっとる!!
きてたか
ひあこじたぞ!!
はじめまして
さて
と
あら
どこ行くの
エイナルさん
あ今夜は
これで
おいとま
します
レイフさん達が
ゴジの家に
泊まってるんで
オレもそっちに
ここに
泊まれば
いいじゃない
トルフィンの
兄弟なら
あなたは私の
息子よ
ここは
あなたの家よ
遠慮は
いらないわ
ちょっと狭いけど
ひとりくらい
なんとかなるわ
いや
でも...
.......
ただいまァー
聞いてよ母上
あのドケチ商人
まーた
塩の値段を...
ん?
あ!!
さっきの!!
おっ
おじゃま
してます
血縁
騙りやがって
相続サギか
このヤロウ
このヤロウ
家にまで
上がり込み
やがって!!
そーゆーのは
金持ち相手に
やりやがれ
このヤロウ
かーちゃん
おかえり
本物ォ!?
まさかァ
ユルヴァ
待って
......
ウソだァ
それ
レイフさんが
作った話...
ウソだァ
ありますね
......
.....ホント?
......
......本物の
トルフィン
......
ただいま
ケホ
姉上
トルフィン
姉上!
今までドコ
ほっつき歩い
とったんじゃ
このヤロァ
ッ!!
ギャー
生きてたンなら
とっとと
帰ってこい
このヤロウ!!
それでも
長男か
このヤロウ!!
ユルヴァ
もう
そのへんで
放せアーレ
まだ殴り
足りない!
母上がどれだけ
悲しんだと
思ってンだ
コノヤロウ!!
ボカ
白目!
白目に
なってる!
カーちゃん
つよいなー!
やっぱり
かーちゃん
最強だ
大丈夫ですよ
トルフィン
タフだから
ヴィンランド・サガ!!終わり
航路
WindowsAGANAR
トルフィンの生まれ育った村
ヨーム戦士団最強の>戦士だったトー
ルズが妻ヘルガと隠れ暮らした平
和な村.トルフインは6歳までこの本
で暮らし、その後戦場に出奔した
ルウェーニ
バルト魂
基本
ケティルの農場トルフィンが奴隷として暮らした大農場。クヌート
王軍と開戦し、結戦で喪滅的な打撃を被った
のぞ
はこの地
いら精鋭部隊を
いてケティル農
デクか学場
と進発した
設定資料
'ティル農場客
...
だけたちがは
お殺されずにすみました。>>安くキャラを
ちの住み家(岩)
こんたちの住み家
海岸の防衛よりも...いざという相手の
たてこもり場所としてっくられたと
今はもうオンボロ
思われるが
他に他人主側の
んだん!!
添取録されている内容は、作品の執筆年代・執筆された状況を考慮し、
コミックス発売当時のまま掲載しています。
ヴィンランド・サガ(14)
著
者
発行者
発行所
2014年3月1日発行(01)
清水保雅
幸村誠
©MAKOTOYUKINUPA204
株式会社・講談社
〒112-8001
東京都文京区音羽2122: