す誠潔器ヴレランドザが日本樹誠にお 我々の想定よりだいぶ死にましたな 緒戦で力の差を知らしめる必要があった はもはやケティル側に抗戦の意思はありますまい 今一度降伏を勧める使者を送ります。 農場の家屋を接収してもよろしいでしょうか? 私の兵がテントでの宿営を厭うております 全軍農場への立ち入りを禁止する 兵が村落へ入れば略奪が起こるこの海岸でケティル一族の投降を待つ 略奪は戦勝者の当然の権利です この戦の目的は農場全体の接収だ略奪ではない できれば無傷で手に入れたかった そなた達ヨーム戦士団には余が充分に褒美を与える それで徳高き王のつもりかクヌートよ そなたは己の所業を正しき事と思いたいのであろう これこそが王の仕事なのだ 楽土建設という大いなる目的のために 生かす者を生かし殺す者を殺す 世は未だ楽土には程遠き地獄よ 地獄には地獄の法がある クヌートよそなたは正しい 善き目的も善き方法のみではボし得ぬ 父を殺し兄を殺し民を殺し 屍の道が楽土に届くまで殺し続けるがいい ケティル農場内客人のねぐら お湯こっちにちょうだい お父ちゃんの手が... なくなっちゃった... 若様もどこかケガしたの!? 横になったほうがいいよ クヌート王はケティル一族全員の投降を条件に停戦してもいいと言っている 一族の処分が平和喪失というのもかわらない 戦を続けるか降伏するか決めてくれ 私は嫌よ!!国外追放なんて!! ここは私達の土地よ!!私にこの地を離れて乞食をやれというの!? 蛇!!お前がふがいないからこんなことになったのよ!! ...っのババァ...! ははは!そうこなくちゃなァ! 寡兵で多勢に勝利してこそ男の花道ってもんよ! この手でトールギルの名を歴史に刻んでやるぜ!! 抗戦か降伏かを決めるのはお前ではない 親父はこの通り意識不明だし なんだ?じいちゃんが決めてェってのか? ワシでもないワシは隠居だしお前は家を出た 当主のケティルが跡継ぎと定めた者がおる なんてことを言うのこの子は!! どこまで親不孝者なのオルマル!!ノルドの男が恥ずかしいと思わないの!? 人が死ぬのもオレが死ぬのも怖い... 追放でも何でもいいから..こんなこととっとと終わりにしてェ... お前戦争したがってたじゃねーかよ そもそもこりゃお前が始めた戦だろうが そうさ...オレのせいだ... お袋やみんなには悪いと思ってる あン時しくじって...バカにされて でもオレが始めたから...オレが終わりにしても カッとなってイキがって... わーるかった今のァ言葉のあやだお前のせいじゃねェ この農場は最初からクヌート王に目をつけられてたんだお前のことはキッカケに過ぎねェ 向こうに戦の口実を与えちまった ンなもんどうとでもこじつけてくンだよ!戦ってのァよ! お前じゃなけりゃオレか親父だった 一度守ったもんは守り通せ!もう一度ノルド戦士の勇気を見せてみろ! それでいい名誉は命より重い あんなもん勇気じゃねェ!! オレは!王の前でしくじった! 噛われて当然のバカで無能な男だ! なのに...オレには... ノルド戦士の名誉もどうでもいい オルマルクヌート王にその意思を伝えてこい 大き過ぎる富は災いを呼ぶ... あれほど忠告したじゃろうケティルよ... だが無駄に失うわけではないぞ 農場と引き換えにお前の倅は男になった よーしこれ以上の長居は無用だ ならまだ決着はついてないってことだ 間に合うんじゃないか? ここを去っていいのか? 農場のためにお前が骨を折る義理はねェだろ!? 戦争やりたい奴はやらせとけ! ケティルはアルネイズさんを殺したんだぞ!?クヌート王に首でもはねられたところでざまァみろだぜ 忘れ物を取りにいくだけだって すぐ戻るからレイフさんの船で待っててくれエイナル なにが忘れ物だ嘘が下手にも程がある!! オレ達忘れるような物なんか何一つ持ってねェじゃねェかよ! だいたいこれは戦争なんだお前一人の力でどうこうできることじゃない 大旦那様やパテールさんから受けたご恩を返さないままでいいのか? オレもさっきまでこの戦争には関わるまいと思っていた 平和の国を作ると誓った今は違う ヴィンランドさえ平和なら他所がどうでもかまわないなんてそんな気構えじゃだめなんだ そう思わないかエイナル だからって...オレ達ふたりじゃ王の軍団相手にどうしようもないだろう? 剣のひと振りさえ持ってないのに バカ言うな剣なんか持ってたら余計危ない オレが戦闘をすると思ったのか? オレはクヌート王とは知り合いだ 和平交渉しに行くんだよ 会って話すところまでは...なんとかなると思う 知り合い!?王様と!? ケティルの一族の者じゃねェってことかチビ トールズの子トルフィンと申します 当農場に奉公している者です 当主ケティルの名代として参りました王陛下にお取り次ぎ下さい 奴隷は会えばすぐわかる ウソつけお前ら奴隷だろ いいんだかいいな... いや、それは...いいじゃないんだよ そのため、これからは、 家畜みてェにクセェからな そういうことですが、これからは...そんなことは お前なんかじゃ話にならねェんだよ 私は王陛下と面識があります。 通告した通りケティル一族が出頭しなけりゃ戦を続けるだけだ 名を伝えていただければわかるはずです 戻ってヤツらにそう伝えろ トールズの子トルフィンが来たとお知らせ下さい てめェみてェなクサくて小汚くてチビの近衛がいるかボケ 王陛下に私の名を告げていただければわかりますお願いします おいおいどうしたドロットそいつまだ寝ボケてンぞ お前のゲンコツじゃぬるいとさ つまりお前のママみてェにやさし~~~起こしてほしいわけだな? ケティルめが使者をよこしてきました ケティル自身の投降ではないので部下達が追い返そうとしていますが どうやらねばり強い使者のようです ケティルの血縁者でもありません 農場の奉公人トールズの子トルフィンと名乗ったそうです はいまさに..ご存知の者なのですか? では彼の使者いかがいたしましょう陛下 やり合う気はないんです とにかく王陛下に... けっこう動けるなあいつ どーしたドロット全然当たんねェそー もういいトルフィン帰ろう!! 話にならねェコイツら! 甘かった...クヌートに会うどころか とにかくこの状況を変えねェと: 何か...何かいい案は... いいかげん当てろよドロットー 賭けが成立しねェだろうがよー どういう賭けなんですか? 何発殴ったらおめェがベソかいて逃げ出すかを賭けてンのさ カビンバレ...っらえろォ つき合うことはねェ!もう帰ろうトルフィン オレが勝っても金は要りません 王陛下とお話をさせていただきます 面白いことぬかしたぞこのチビ! よーーしいいだろう!いい根性だ よーしいいだろう!いい根性だ 大穴一人勝ちじゃねェと認めねェ! 今だれも賭けてねェのはどこだ 負けたらお前の命をもらう ドロットーなめられてっぞ!!オイオイ この熊殺し〟のドロット様が.. ここまでコケにされたことはかつてねェ... 遅いっスねトルフィン達 重い物なのかな?忘れ物って オレも手伝ったほうがよかったですかね? やるじゃんイッ!!... 耐えたうん...うううん すげェすげェチビなのに てめーのせいで大損こいたじゃねーか ンなチビとっとと頭割って殺せよ!! ンなチビとっとと頭割って殺せよ!! ダニャグニャしてて手応えが軽いぞこいつ... 拳が当たる直前に首や腰をひねって体の芯への衝撃を散らしている だが私の部下も剛の者だ それもごくわずかに..かわしていると気づかれない程度に... この調子で長くは保つまい... いつも「最初の手段」を選び取れるようになりたい これが...そうなのか? そしてどこまで「最後の手段」を選ばずにいられるか... そいつは農場とは無関係だ!! なんなんだお前らもう農場を出てるはずだろ!? 農場は降参するそう決まった 話し合いで解決するならとっくにやってらァ 何の相談もなしに... 話し合いで解決する努力をしたのかよ 向こうが剣を抜いたから アンタらは何も考えずに剣で応えただけだろうがよ テメェこら何くつろいでンだ中分け野郎!! テメェの拳骨なんざ虫さされほども効かねーんだよ!! ヒマじゃねンだ人を待たせてンだオレァよ!! やめろ!!もうこの戦は:: 何で止めるエイナル!?トルフィンが死んでもいいのかよ!? この者はかつて我々と同じく王陛下の近衛を務めた者です どうかこのトルフィンのお目通りをお許し下さい よく鍛えてあるようだなトルフィン なぜ殴り返さないのだ? ドロットを倒せば元近衛だというお前の実力の証明になるだろうに 和平交渉の相手をぶん殴ってりゃ世話ねェぜ... あんた方とは今日会ったばかりた お互いのことは何も知らねェ何の恨みもねェ なんでオレ達が殴り合わなきゃいけねェんだバカバカしい いがみ合ってるのはクヌートとケティルじゃねェかよ 親玉のふたりで将棋でもやって白黒つけりゃいいだろうが こんな大勢集まって血を流す必要はまったくねェ オレ達は今日会ったばかりだ あんた方はオレの敵じゃない この数の職業戦士に囲まれて堂々と戦争を否定するとは そなた王陛下に直接それを進言してみるといい 王陛下とて好んで戦をなさっているわけではない 拝謁しお言葉を聞けばそのお心を知るだろう 使者殿を陛下の御許へお通しする 戦争を起こす張本人に今から会うんだ お前からも言いたいことがあるだろう? あるさ!!山ほどなァ!! この戦の戦死者か... オレ達はクヌートを憎んじまう あの中にパテールさんを見つけてしまったら そなた達の気持ちを尊重する はいしかしただ者ではありませんご用心下さい 申し訳ありませんでした あの時私は取り乱していました その顔では面影もわからぬが... 確かに余の知るトルフィンのようだな しかし殊勝なことを申すようになった 人を変えるには充分な年月だ アシェラッドのようなことを言う そなたを奴隷の身に堕としたこと デンマーク王家に刃を向けたオレが今こうして生きてるんだ あなたの配慮に感謝しています “侠気”のトルフィン! あの者がかつてトルケル閣下と五分の戦いをしたという男なのか!? あんなに小柄で若いとは... とんでもねェ奴だな!オレの兄弟は 農場から手を引いてくれ 事の発端はケティル側にある ケティルの子オルマルが己の剣技未熟を棚に上げて従士になれぬのを恨み でも仕返しならもう充分だろう 働き手があんなに死んだらもうこの一帯は立ち直れないがもしれない 降伏を勧告した上でのことだ 戦力差を見誤り余に挑んだケティルに罪がある さればこそケティル一族の処分が済むまで戦は終わらぬ 「ケティルの農場を手に入れるまで」ってことだろ オルマルは腰抜けだ人なんて殺せるもんが 全部アンタが仕組んだんだろ? 建て前並べたって隠せねェぞ 王様なんて言ってても実際ただの強盗じゃねェか そのへんのヴァイキングの親玉と何が違うってンだ?あァ? 陛下はお咎めになっておらん そんなに畑が欲しけりゃなァ自分で作れよ どうせアンタクワも握ったことねェんだろ そうすりゃそれを奪うのがどれだけ悪いことか身に染みてわかるだろうぜ ヴァイキングの親玉よォ お前は昔ゲインズバラでオレにこう言ったよな 「この地上に楽土を作る」 「生き苦しむ者達のための理想郷を」... まだ...そう思っているか? 余こそはヴァイキングの親玉中の親玉だ 北海最強のヴァイキングである 余は北欧最大の版図を統べる支配者 千の船万の兵を率いる将なり 余の力は人智を超え不可能を可能にする 余の力であの波を鎮めてみせよう 帝王クヌートの名において! 寄せるさざ波さえ止めることが出来ぬ ...あの波を起こしている者が誰か この地上に楽士を築くということは 神の定めた条理に逆らうということ 奴の定めに従っていては人間は幸福になれぬ 苦しむように定められているからだ この混乱と破壊の担い手を 我らに楽園に住む資格があると思うか? 罪を犯し迷い続ける人間の姿そのものなのだ 神に捨てられたこの者達を救わぬことには 楽土の建設など到底おぼつかぬ 余こそはヴァイキングの帝王 神の定めに逆らう者である 楽土の建設へ向かわせることができる者は余をおいて他におらぬ オレには思いつきもしなかった ヴァイキングを救うなんて... テメェがどんなデカいことやろうがテメェの勝手だ そのために今日テメェに殺される人間は誰が救うんだ!? ヴァイキングはテメェの仕事の力になるから生かして 楽土建設が聞いてあきれるぜ!! 役に立たない人間からは殺して奪うのか スヴェン王に家族を殺された 奴らにどんな理想があったかなんて知ったこっちゃねェ! これ以上お前らの犠牲になってたまるかよ ...クヌート改めて訊く そなたに許されようとは思っておらぬ 農場から手を引く気はないんだな ケティルの富は余の事業に必要だ さればどうするトルフィン 余を止めることは出来ぬぞ これまでは、それはそれだけではないのですが、いいけど...いいですけど...ここまで行けばない...いいじゃないですから ...それじゃ..いいけどこれだけで そういえば、このようなものですが... いいのですか...いや、そんなことないの...ここではこれであれば!! そういえば、それでも、これからは、いいでしょうか。それはそうですね。 私もいいんですけど、それでいいのですが、これからも そなたに余を止めることが出来るのか? あの時のアシェラッドのように お前はヘンな奴だが嫌いじゃない 世の中こういう風にできてんだ 最後は力の強い奴の理屈が押し通るんだよ 話し合いなんて無意味だ 未だ王者になら切れておらぬか 何故あのような下陸の者どもにそなたの真情を呼かしたのだ 旧交を混めるつもりだったのか? 理解し合えるなどと売うたのではあるまいな 相答れるわけがあるまい そなたは孤独なる羊飼い 彼奴らは哀れな羊の群れなのだ 羊飼いの仕事がどうして羊に理解できょうか 支配あるのみだクスートよ それが何より羊のためになるのだ お前が権力にまかせて無茶を通すつもりなら 羊飼いに従わぬ羊を許してはならぬ 一頭の羊の暴走が詳れ全体を誘わし、部屋へ走らせることもある それは...これからいや、そうだな。これだけで、これはもちろんですが、また、これからの ...いいじゃないでしょうか。ここでは、これからいいじゃないですか いいけど...いいじゃないですか? ここでお前と刺し違えろっていうのかよ お前の権力は多くの人を助けて少しの人を虐げるそういう性質のものなんだろう オレにはそれがいいことか悪いことかわからないし お前の無茶を責める資格もない だからもう...逃げるしかないだろ お前の権力の届かない遠くまで 他に選択肢がないはずはなかろう ケティル一家にオレ達と一緒に来ないかって誘ってみようぜ そなたはこの帝王の前へ ただ諫言をしに来たのか あははははははははは!! 駆け引きをしたがる者は多い 罠にはめようとする者も バハハハなんだそなたは! なんの切り札もないのか! 農場接収をやめろと言いに来ただけか!いいハハハ! ヴァイキングの中からこんな男が生まれ得るのか... お前に教えることはできない 我が版図は拡がり続けている やがてそこにも余の力が及ぶかもしれぬぞ 逃げられるだけ逃げてやるさ 逃げる先があるうちはオレは戦わない クヌートお前の力の届かない場所に お前とは違うやり方で平和な国を作るよ お前の作る世界では生きていけない人達のために 余の事業の埋められぬ穴を そなたが埋めるというのか オレの力はお前よりずっと小さいんだ あんまりデカい穴は手に負えねェ お前がこの調子で人々を迫害し続けるなら そのうち誰にもお前を助けることはできなくなる これほど難しい和平交渉は初めてだ 船もねェ!!どこに行ったクヌート王!! フザけんなよまだ決着はついてねェだろうが!! そうだそうに違いねェ! フローキ殿が不満をもらしておりました 農場から手を引く理由がわからぬと そなたも不満か?ウルフ ...他の農場を接収する計画も白紙に戻す トルフィンの仕事を増やしては悪いのでな あのように楽しげなご様子の陛下を 余とともに戦う者はそなたぐらいしかおらぬと思っていた 異なる道で同じ目標を目指す仲間を フいまへん一晩経ったらますます腫れてきて ロン中もズタズタで喋りにくくて すまないことあるもんが 本当にお前には助けられた 旦那や農場の皆にはお前の活躍は伝えてない ありがとうトルフィンエイナル 若旦那が王を説得したってことにしてある すみません人が死ぬ前に行動するべきでした... オレがでしゃばってやったことですし もうケティルとは会いたくない いや...オレも同じ気持ちだ 旦那に感謝されても困る アルネイズの墓は任せなさい私が守る そんなこと初めて言われた 農場の人的被害は大きい がんばって立て直して下さい ありがとうございました 本当に...たくさんのことを教えて下さって ワシはお前達をコキ使っただけじゃ 礼を言われる筋合いはない どうしてもお礼を受け取ってはもらえないのか? 農場こそこれから金が必要なはずだ 余計なこと言わんでいい トルフィン!エイナル! グリムの子ロアルドだ! ありがとう!ロアルドさん デンマークでの新財源確保計画を可山したクヌートは その維持費によりイングランド財政を圧迫していた駐英デンマーク軍に解散を命じる 危惧されたイングランド国民の反乱などは起こらなかった 軍事力を手放すことによって 征服者と被往服者の関係が変化したのである 征服者と被征服者の関係が変化したのである イングランド国民は自分達に対するクヌートの信頼を知り クヌートは自分がイングランド国民に正式な王として認められていることを知った 戦前の旺盛な労働意欲を失い 戦後処理と農場経営を代行したのは オルマルは全ての戦傷者と戦死者遺族に対し多額の賠償金を支払った そのためケティル農場は土地と動産の半分を失った いいのか...いい... アホンダラこの程度で音を上げんじゃねェ! これからはテメェの食い扶持はテメェで稼げゴクツブシども! わかっとるならお前もはやく鍬打ちをやれ蛇よ 百姓仕事を教えてくれと言ったのはお前だぞ あっちの若旦那がやってるヤツを 長生きしそうだなニッジジィ... 遠慮するな基本からしごき上げてやろう 農場を去ったがクヌートの配下に戻ることはなく 行く先を知る者はいない 決意が固いのはわかるが とんでもなく難儀だぞトルフィンエイナル ヴィンランドに国を作るなんてのは ワシの助けがなければな ありがとうおっちゃん! まずはアイスランドだトルフィン ヘルガに今日までの親不孝をわびろ放蕩息子め ヘルガもユルヴァもお前の帰りを待っとるぞ 昔は私も若かった。独りで旅をして道に迷った。人に出会った時、自分が豊かになったような気がした。人は人にとって喜びなのだ。 聞きしに勝るとはこのことだな 険しい土地だアイスランド なるほど「畑のない国」かァ お日様がこれじゃ作物は育たないな 夏場は逆に昼がとても長い 条件の良い場所では夏場に大麦を育てたりもしとるが まァ麦作じゃ島民の腹を満たすには程遠い じゃ島民みんなが羊飼いや牛飼いなんですか? いや職人や漁師もおるよ 島民みんなで牧畜をするにはちと牧草地が足りんのだ トルフィンの村もそういう村だ だから集住して源をする人々もいるのさ いやだって子供の頃だったから お前ここに住んでたんだろ? そういうの知らなかった うわ...なんか... こんな長いこと家出して...どんな顔して母上や姉上に会えばいいんだ ユルヴァに弟なんていたか? じゃオレの名前を当ててみな ココに住んでたんならわかるはずだ ユルヴァに会わせてみっか? 仕方ないじゃんか年月経ってるし! ユルヴァならあっちでノルウェー商人とやりあってたぜ お前の弟のトルフィンだ あーそういえばそんな名前... 弟はチビの頃に死んだよ 弟はチビの頃に死んだよ 知ってるでしょレイフさん 以前お前に話しただろうワシがヨークで成長したトルフィンに会ったことを なんでその時連れ帰らなかったのさ? それはいろいろあって... 私と母上を元気づけるために作り話をしたんでしょ? あんな話誰も本気にしないわよ レイフさんをたぶらかしてどーゆー魂胆だ こりゃややこしいことになったな〜 自分が自分だと証明するのって意外と難しいもんだよ トルフィンヘルガに会いに行こう 母親ならきっと大丈夫さ オレだって姉上や母上の顔を忘れかけてた... 忘れられて当然だ... いいじゃねーか忘れてても 生きて親の顔を拝めるんだゼータク言うなよな オレはガキの頃に両親と生き別れて今どこにいるかもわからねェ なんならオレが代わりに親孝行してきてやろうか? オレの名前もトルフィンだし忘れられてンなら誰が会っても同じだろ? ちょっとグチを言いたかっただけだ バァちゃんトルフィンてだれ? ギョロお前!これ以上ややこしくすンじゃねェよ いやアレは違うんだヘルガこっちが... こんなに大きくなって... トールズにそっくりだわ... やっぱり親子なのね... トールズもこんな目をした人だった... トルフィンが帰って来たって!? ウワー!!大人になっとる!! あらどこ行くのエイナルさん あ今夜はこれでおいとまします レイフさん達がゴジの家に泊まってるんでオレもそっちに ここに泊まればいいじゃない トルフィンの兄弟ならあなたは私の息子よ ここはあなたの家よ遠慮はいらないわ ちょっと狭いけどひとりくらいなんとかなるわ 聞いてよ母上あのドケチ商人まーた塩の値段を... 血縁騙りやがって相続サギかこのヤロウ このヤロウ家にまで上がり込みやがって!! そーゆーのは金持ち相手にやりやがれこのヤロウ ウソだァそれレイフさんが作った話... 今までドコほっつき歩いとったんじゃこのヤロァ 生きてたンならとっとと帰ってこいこのヤロウ!! それでも長男かこのヤロウ!! ユルヴァもうそのへんで 放せアーレまだ殴り足りない! 母上がどれだけ悲しんだと思ってンだコノヤロウ!! 白目!白目になってる! カーちゃんつよいなー! やっぱりかーちゃん最強だ 大丈夫ですよトルフィンタフだから ヴィンランド・サガ!!終わり ケティルの農場トルフィンが奴隷として暮らした大農場。クヌート王軍と開戦し、結戦で喪滅的な打撃を被った のぞはこの地いら精鋭部隊をいてケティル農デクか学場と進発した 設定資料'ティル農場客 お殺されずにすみました。>>安くキャラを こんたちの住み家海岸の防衛よりも...いざという相手のたてこもり場所としてっくられたと今はもうオンボロ思われるが 添取録されている内容は、作品の執筆年代・執筆された状況を考慮し、 コミックス発売当時のまま掲載しています。